JP2781652B2 - 壁面化粧パネル及びその施工方法 - Google Patents
壁面化粧パネル及びその施工方法Info
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- JP2781652B2 JP2781652B2 JP28987690A JP28987690A JP2781652B2 JP 2781652 B2 JP2781652 B2 JP 2781652B2 JP 28987690 A JP28987690 A JP 28987690A JP 28987690 A JP28987690 A JP 28987690A JP 2781652 B2 JP2781652 B2 JP 2781652B2
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- Japan
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- decorative panel
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- panel
- decorative
- concrete
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Description
本発明は、壁面化粧用パネル及びその施工方法に関す
るもので、特に、古くなって汚れた擁壁、例えば護岸
壁、土留擁壁などの表面化粧直し及び補強を目的に施工
する分野に利用できるものである。
るもので、特に、古くなって汚れた擁壁、例えば護岸
壁、土留擁壁などの表面化粧直し及び補強を目的に施工
する分野に利用できるものである。
護岸壁等の古くなって汚れた擁壁をリフレッシュする
ための方法として、従来は、例えば化粧型枠を表に取付
けて、その裏面にコンクリートを打設する現場打ち工
法、又は、本出願人が開発した化粧パネルの貼着工法
（特願平１−300605号）などがある。後者の工法は化粧
パネルの背面へ上下方向の台座を設けておいて、その台
座に設けられたアンカープレートによって擁壁面に対し
て化粧パネルを貼設していく工法である。
ための方法として、従来は、例えば化粧型枠を表に取付
けて、その裏面にコンクリートを打設する現場打ち工
法、又は、本出願人が開発した化粧パネルの貼着工法
（特願平１−300605号）などがある。後者の工法は化粧
パネルの背面へ上下方向の台座を設けておいて、その台
座に設けられたアンカープレートによって擁壁面に対し
て化粧パネルを貼設していく工法である。
前者は水中施工が困難であるし、気泡の抜けが悪いの
で表面が粗雑になり、また、石張りなど本石化粧ができ
ない等の難点を有している。 後者は表面の平面度が悪いときは施工し難いし、表面
仕上りが凹凸になる難点があった。
で表面が粗雑になり、また、石張りなど本石化粧ができ
ない等の難点を有している。 後者は表面の平面度が悪いときは施工し難いし、表面
仕上りが凹凸になる難点があった。
そこで、これらの難点を解決するために、表面が化粧
面、裏面が打設コンクリートとの間にアンカー特性を持
つパネルとし、更に、このパネルの両側縁には縦梁（1
1）との嵌合溝（２）（２）を、上下には凸条接手
（３）と凹条接手（４）を設けた構造とした。 そして、この壁面化粧パネルを用い、施工壁面に対し
て、少なくともその上下端に横梁（10）を取付け、それ
に縦梁（11）を化粧パネル（１）の幅に対応して所定間
隔に取付け、縦梁（11）の縁部に対して前記化粧パネル
の嵌合溝（２）を上から嵌めて、順次施工壁面を覆い、
必要に応じて裏込コンクリート（12）を打設一体化する
ことを特徴とする壁面化粧パネルの施工方法を開発した
のである。
面、裏面が打設コンクリートとの間にアンカー特性を持
つパネルとし、更に、このパネルの両側縁には縦梁（1
1）との嵌合溝（２）（２）を、上下には凸条接手
（３）と凹条接手（４）を設けた構造とした。 そして、この壁面化粧パネルを用い、施工壁面に対し
て、少なくともその上下端に横梁（10）を取付け、それ
に縦梁（11）を化粧パネル（１）の幅に対応して所定間
隔に取付け、縦梁（11）の縁部に対して前記化粧パネル
の嵌合溝（２）を上から嵌めて、順次施工壁面を覆い、
必要に応じて裏込コンクリート（12）を打設一体化する
ことを特徴とする壁面化粧パネルの施工方法を開発した
のである。
このような本発明の壁面化粧パネル及びその施工方法
によると、施工壁面へ固定された縦梁（11）とその隣の
縦梁（11）との間へ化粧パネル（１）がその両縁部の嵌
合溝（２）を利用して規則的に保持される。そして、上
下縁部の凸条接手（３）と凹条接手（４）によって上下
のパネル間が接合され、これらにより面一の壁面が形成
される。台風等の波浪による施工壁面から化粧パネルが
剥離しようとするのに対しては、化粧パネル背面へアン
カー筋（５）を突出させて植設して、これを施工壁面と
化粧パネル（１）間の充填コンクリートによって固定す
ることで充分に耐え得るものとなる。
によると、施工壁面へ固定された縦梁（11）とその隣の
縦梁（11）との間へ化粧パネル（１）がその両縁部の嵌
合溝（２）を利用して規則的に保持される。そして、上
下縁部の凸条接手（３）と凹条接手（４）によって上下
のパネル間が接合され、これらにより面一の壁面が形成
される。台風等の波浪による施工壁面から化粧パネルが
剥離しようとするのに対しては、化粧パネル背面へアン
カー筋（５）を突出させて植設して、これを施工壁面と
化粧パネル（１）間の充填コンクリートによって固定す
ることで充分に耐え得るものとなる。
以下図面によって本発明の実施例を詳細に説明する。 第１図は本発明の壁面化粧パネルの一例を示す正面図
であり、第２図は右側面図、第３図は平面図、第４図は
背面図である。 これらの図にみられるように、方形パネルの表面は擬
石模様の化粧面となっている。この例では縦1000mm、横
985mmサイズに形成されており、厚みは中央付近でほぼ1
50mmに形成している。裏面には打設コンクリートとの間
にアンカー特性を持つようにコ字状に突出した２本のア
ンカー筋（５）を設けている。また、厚み方向が120mm
幅に形成された両側縁の長さ方向には、縦梁との嵌合溝
（２）（２）を設け、更にパネルの上下には、ずれ止め
のための凸条接手（３）と凹条接手（４）を設けてい
る。 このような壁面化粧パネルを用いた岸壁での施工の様
子を第５図〜第８図によって説明する。 まず、初めに施工壁面に対して、第５図にみられるよ
うに、その上下端に横梁（10）を取付け、それにＨ形鋼
の縦梁（11）を化粧パネル（１）の幅に対応して、この
例では約1000mm間隔にボルト・ナットで取付ける。Ｈ形
鋼の縦梁（11）の前面突出側にある縁部に対して化粧パ
ネルを吊上げ、パネルの嵌合溝（２）を上から嵌めて、
順次施工壁面を覆っている。第６図の完成図において
は、第８図の断面にみられるように、壁面化粧パネル
（１）を第１図に示すそれの上下方向２倍長さのものを
２枚、下側に使用している。更に長尺物にして、第６図
の上下方向１枚物で施工することも任意である。化粧パ
ネル（１）と隣の化粧パネル（１）との隙間にはバック
アップ材（６）が充填されて内部の鋼材がみられない状
態となっている。この状態で必要なら裏込コンクリート
（12）を打設一体化する。この際、第５図及び第８図に
示すように、岸壁（13）側にもアンカー（14）を埋設
し、パネル側のアンカー筋（５）と共に埋設する。
であり、第２図は右側面図、第３図は平面図、第４図は
背面図である。 これらの図にみられるように、方形パネルの表面は擬
石模様の化粧面となっている。この例では縦1000mm、横
985mmサイズに形成されており、厚みは中央付近でほぼ1
50mmに形成している。裏面には打設コンクリートとの間
にアンカー特性を持つようにコ字状に突出した２本のア
ンカー筋（５）を設けている。また、厚み方向が120mm
幅に形成された両側縁の長さ方向には、縦梁との嵌合溝
（２）（２）を設け、更にパネルの上下には、ずれ止め
のための凸条接手（３）と凹条接手（４）を設けてい
る。 このような壁面化粧パネルを用いた岸壁での施工の様
子を第５図〜第８図によって説明する。 まず、初めに施工壁面に対して、第５図にみられるよ
うに、その上下端に横梁（10）を取付け、それにＨ形鋼
の縦梁（11）を化粧パネル（１）の幅に対応して、この
例では約1000mm間隔にボルト・ナットで取付ける。Ｈ形
鋼の縦梁（11）の前面突出側にある縁部に対して化粧パ
ネルを吊上げ、パネルの嵌合溝（２）を上から嵌めて、
順次施工壁面を覆っている。第６図の完成図において
は、第８図の断面にみられるように、壁面化粧パネル
（１）を第１図に示すそれの上下方向２倍長さのものを
２枚、下側に使用している。更に長尺物にして、第６図
の上下方向１枚物で施工することも任意である。化粧パ
ネル（１）と隣の化粧パネル（１）との隙間にはバック
アップ材（６）が充填されて内部の鋼材がみられない状
態となっている。この状態で必要なら裏込コンクリート
（12）を打設一体化する。この際、第５図及び第８図に
示すように、岸壁（13）側にもアンカー（14）を埋設
し、パネル側のアンカー筋（５）と共に埋設する。
本発明の壁面化粧パネル及びそれを用いる施工方法は
以上詳述したように、古くなって汚れた護岸壁、土留擁
壁などの表面化粧直し及び補強を簡単できるようにし
た。加えて、 岸壁面での凸凹が多少あっても、ライナー調整をし
て平行に取付けたＨ形鋼で平面は完璧に確保され狂いが
生じない。 主な取り付け作業は化粧パネルの嵌め込みであり水
中作業もＨ形鋼取り付けとコンクリート打設の目地作業
の時だけでよく、時間が著しく短縮される。 背面コンクリートを打設することにより、岸壁面の
アンカー筋と擬石ブロックから出ている鉄筋を介して完
全な一体構造物となるので台風等の波浪にも充分耐えら
れる。 材料は、アンカー類はステンレス、Ｈ形鋼は亜鉛メ
ッキ仕上げとすることで、また、その周囲はコンクリー
トで充填するため耐腐食性が良いものとなる。 施工性、経済性、仕上りが、他工法と較べ最も良い
ものとなる。 等の特徴を有している。
以上詳述したように、古くなって汚れた護岸壁、土留擁
壁などの表面化粧直し及び補強を簡単できるようにし
た。加えて、 岸壁面での凸凹が多少あっても、ライナー調整をし
て平行に取付けたＨ形鋼で平面は完璧に確保され狂いが
生じない。 主な取り付け作業は化粧パネルの嵌め込みであり水
中作業もＨ形鋼取り付けとコンクリート打設の目地作業
の時だけでよく、時間が著しく短縮される。 背面コンクリートを打設することにより、岸壁面の
アンカー筋と擬石ブロックから出ている鉄筋を介して完
全な一体構造物となるので台風等の波浪にも充分耐えら
れる。 材料は、アンカー類はステンレス、Ｈ形鋼は亜鉛メ
ッキ仕上げとすることで、また、その周囲はコンクリー
トで充填するため耐腐食性が良いものとなる。 施工性、経済性、仕上りが、他工法と較べ最も良い
ものとなる。 等の特徴を有している。
第１図は本発明の壁面化粧パネルの一例を示す正面図で
あり、第２図は右側面図、第３図は平面図、第４図は背
面図である。第５図は梁の枠組み状態を示す図である。
第６図は壁面施工状態を示す正面図であり、第７図は同
平面図、第８図は同側面図である。 （１）……化粧パネル、（２）……嵌合溝 （３）……凸条接手、（４）……凹条接手 （５）……アンカー筋、（６）……バックアップ材 （10）……横梁、（11）……縦梁 （12）……裏込コンクリート、（13）……岸壁 （14）……アンカー
あり、第２図は右側面図、第３図は平面図、第４図は背
面図である。第５図は梁の枠組み状態を示す図である。
第６図は壁面施工状態を示す正面図であり、第７図は同
平面図、第８図は同側面図である。 （１）……化粧パネル、（２）……嵌合溝 （３）……凸条接手、（４）……凹条接手 （５）……アンカー筋、（６）……バックアップ材 （10）……横梁、（11）……縦梁 （12）……裏込コンクリート、（13）……岸壁 （14）……アンカー
Claims (2)
- 【請求項１】表面が化粧面、裏面が打設コンクリートと
の間にアンカー特性を持つパネルであって、その両側縁
に縦梁との嵌合溝（２）（２）を、上下には凸条接手
（３）と凹条接手（４）を設けてなる壁面化粧パネル。 - 【請求項２】施工壁面に対して、少なくともその上下端
に横梁（10）を取付け、それに縦梁（11）を化粧パネル
（１）の幅に対応して所定間隔に取付け、縦梁（11）の
縁部に対して請求項１記載の化粧パネルの嵌合溝（２）
の上から嵌めて、順次施工壁面を覆い、必要に応じて裏
込コンクリート（12）を打設一体化することを特徴とす
る壁面化粧パネルの施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28987690A JP2781652B2 (ja) | 1990-10-27 | 1990-10-27 | 壁面化粧パネル及びその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28987690A JP2781652B2 (ja) | 1990-10-27 | 1990-10-27 | 壁面化粧パネル及びその施工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04166520A JPH04166520A (ja) | 1992-06-12 |
| JP2781652B2 true JP2781652B2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=17748915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28987690A Expired - Lifetime JP2781652B2 (ja) | 1990-10-27 | 1990-10-27 | 壁面化粧パネル及びその施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2781652B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SE542840C2 (sv) * | 2018-01-10 | 2020-07-14 | S T Eriks Ab | Kajfrontselement och förfarande för tillverkning av detta |
-
1990
- 1990-10-27 JP JP28987690A patent/JP2781652B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04166520A (ja) | 1992-06-12 |
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