JPH07308145A - 乗用防除機の水平及び高さ制御機構 - Google Patents

乗用防除機の水平及び高さ制御機構

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JPH07308145A
JPH07308145A JP10239394A JP10239394A JPH07308145A JP H07308145 A JPH07308145 A JP H07308145A JP 10239394 A JP10239394 A JP 10239394A JP 10239394 A JP10239394 A JP 10239394A JP H07308145 A JPH07308145 A JP H07308145A
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JP
Japan
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height
control
applicator
crop
horizontal
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Pending
Application number
JP10239394A
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English (en)
Inventor
Yuichi Kato
祐一 加藤
Kazuaki Itani
一明 伊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圃場面の傾きや、圃場の作物と散布部との距
離に関わらず、均一散布が行える乗用防除機を実現す
る。 【構成】 走行部Aの後部に作業機装着装置Bを介して
防除機Sを配設した乗用防除機において、防除機Sの後
部に水平に設けた支持部材6に二本のアクチュエータ1
5a・15bを介して散布部Nを付設し、該防除機Sの
本体支持台側に水平方向の角度検知手段S1を設けると
ともに、該防除機Sの後部にアクチュエータ15a・1
5bを介して付設された散布部に作物の上端を検知する
高さ検知手段S2を設け、該角度検知手段S1と高さ検
知手段S2からの信号により、散布部を作物より所定高
さとなるようにアクチュエータ15a・15bを制御し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圃場の傾きに関わら
ず、作物の高さに合わせて均一散布が行える乗用防除機
の散布部の水平及び高さ制御機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクターの後部に三点リンク式
の防除機装着装置を介して防除機を装着し、該防除機を
三点リンク式の防除機装着装置の左右一側のリフトロッ
ドに油圧シリンダーを介装して、該シリンダーを伸縮さ
せることによって防除機の水平制御を行う技術は公知と
なっている。また、前記防除機を水平制御しながら防除
作業を行った場合に、防除機から延設したブームが圃場
面等に当接して破損しないように、前記防除機装着装置
による水平制御に連動して防除機のブームを上下調節す
る技術も公知となっている。例えば、実公平5ー436
08号公報に記載の技術の如くである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の防除機
はトラクタに装着されたもので、水平制御装置が設けら
れるが、水稲の防除作業にはトラクタを用いることがで
きず田植機の植付装置に替えて防除装置を装着して防除
作業を行うことになる。この田植機の作業機装着装置に
防除機を装着しただけでは水平制御を行うことができ
ず、機体が傾くと均一散布ができず、また、傾きが大き
いと散布部が水稲群に入り込み傷つけることもある。ま
た、水稲群の成長にばらつきがあると、その度に散布部
の高さを調節する必要があり面倒であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、次のような手段を用いるものである。即ち、走行
部の後部に作業機装着装置を介して防除機を配設した乗
用防除機において、防除機の後部に水平に設けた支持部
材に二本のアクチュエータを介して散布部を付設し、該
防除機の本体支持台側に水平方向の角度検知手段を設け
るとともに、該防除機の後部にアクチュエータを介して
付設された散布部に作物の上端を検知する高さ検知手段
を設け、該角度検知手段と高さ検知手段からの信号によ
り、散布部を作物より所定高さとなるようにアクチュエ
ータを制御したものである。
【0005】
【作用】このように構成したことによって、乗用防除機
が左右に傾斜しても、二本のアクチュエータを駆動させ
て、散布部の左右の傾斜を是正し、水平状態に保ち、か
つ、該散布部の圃場からの高さも調整することができ
る。
【0006】
【実施例】図1において、乗用防除機は田植機の走行部
Aを利用しており、走行部Aの構成は前後左右側には前
輪11・11及び後輪12・12が配設され、前部の機
体フレーム16上にはエンジンEが載置され、走行機体
中央には運転座席13及びハンドル14が配設され、前
記前輪11・11の上部外周は、それぞれ側面視平行四
辺形で平面視で平面視V字形の板材からなる分草体10
・10が設けられている。また、前記走行部Aの運転座
席13の下部には、油圧シリンダ25が配設されてお
り、該油圧シリンダ25を駆動させ、作業機装着装置B
を介して防除機Sを昇降操作するとともに、PTO軸4
からの動力の取り出しの入切を操作することができるよ
うに構成されている。該防除機装着装置Bは油圧シリン
ダ25にて上下回動可能なトップリンク21、ロワーリ
ンク7・7及び門型支柱8から構成されている。
【0007】前記防除機Sは、前記作業機装着装置B後
部の門型支柱8に着脱自在に構成された本体支持台1が
装着され、該本体支持台1の上部前方にはタンク支持部
2が突設されて薬液タンクTが載置され、本体支持台1
の上下中途部にポンプ支持部3が付設されて噴霧ポンプ
Pが載置され、最下部中央には走行部Aのミッションケ
ースMより突設されているPTO軸4に連動連結する入
力軸5が前後方向に軸支されている。該入力軸5の後端
にはプーリー18が固設されており、ベルト19、プー
リー20を介して噴霧ポンプPにPTO軸4からの動力
を伝達して駆動するように構成されている。
【0008】そして、前記防除機Sの後部に突設された
水平方向の支持部材であるタンク側フレーム6に、図2
に示す如く、左シリンダ15a及び右シリンダ15bが
平行に垂設され、また、作業機である散布部Nが、支持
部17・17を介して、該左右シリンダ15a・15b
のピストンロッド先端に枢結されている。
【0009】次に本発明の乗用防除機の水平及び高さ制
御機構について説明する。図2、図3及び図4におい
て、タンク側フレーム6上または本体支持台1上に水平
方向の傾斜を検知するための水平センサーS1が設けら
れ、該タンク側フレーム6の両側から下方にシリンダ1
5a・15bが垂設されて、該シリンダ15a・15b
のピストンロッド先端に散布部N上に設けた支持部17
・17が枢結されている。該散布部Nは左右水平方向に
設けた散布杆26の下部にノズル27・27・・・を下
方に一定間隔をおいて設けられ、前記ポンプPによって
タンクT内の薬剤を吸い込んでノズル27・27・・・
より噴霧するように構成しており、前記散布杆26の両
側下部に作物(水稲)の上端と散布杆26の間の距離を
検知する高さセンサーS2L・S2Rが配設されてい
る。そして、該高さセンサーS2L・S2R及び前記水
平センサーS1は制御回路30に接続され、該制御回路
には更に前記アクチュエーターとしてのシリンダ15a
・15bを駆動させるためのソレノイド31a・31b
に接続されている。
【0010】このような構成において、散布作業時に、
高さセンサーS2L・S2Rの検知によって作物の成長
が他部分より高い場合は、図2に示す如く、シリンダ1
5a・15bを縮小し、作物の成長が他部分より低い場
合は、図3に示す如く、シリンダ15a・15bを伸長
して散布部Nを下げて、散布部Nと作物の上端が設定高
さとなるようにし、また、圃場の耕盤に傾斜がある場合
や凹凸があったり、作物の成長が左右異なる場合には、
水平センサーS1又は高さセンサーS2L・S2Rの検
知によって、図4に示す如く、傾斜や凹凸がある場合に
は一方のシリンダ15a(または15b)のみ引き下げ
て、他方(基準側)のシリンダ15b(または15a)
をそのままにして、前記散布部Nが水平になるように
し、作物の成長が左右異なる場合には、散布部Nと作物
の上端が設定高さとなるように、シリンダ15aまたは
15bを伸縮させるのである。但し、散布部Nと作物の
上端の間の間隔を一定に保つ制御を優先する。
【0011】また、水平制御及び散布部Nと作物の上端
との高さを一定に保つ制御の他の実施例として、図5に
示すように、タンク側フレーム6の中央部にメインシリ
ンダ15を垂設し、更に、該メインシリンダ15の中途
部より連結板15dを介して、サブシリンダ15cを垂
設し、この両シリンダ15・15cのピストンロッド先
端に散布部Nが支持部17・17を介して枢結され、前
記同様にタンク側フレーム6には水平センサーS1が、
散布杆26には高さセンサーS2L・S2Rが配設され
て、シリンダ15・15cは制御回路30で制御されて
いる。ここで、散布部Nと作物上端の間隔が設定値と異
なるときはメインシリンダ15及びサブシリンダ15c
を同時に伸縮して設定値となるようにし、また、耕盤に
傾斜がある場合や散布部Nと作物の上端との間で左右間
隔が異なれば、メインシリンダ15はその位置で固定
し、サブシリンダ15cを伸縮して、水平或いは高さ一
定となるように構成している。
【0012】また、他の実施例として図6に示すよう
に、前記同様、タンク側フレーム6の両側から下方にシ
リンダ15a・15bを垂設し、該シリンダ15a・1
5bのピストンロッド先端に散布部Nが支持部17・1
7を介して枢結され、タンク側フレーム6には水平セン
サーS1が、散布杆26には高さセンサーS2L・S2
Rが配設されている。ただし、この実施例では、高さ制
御は前述と同様にシリンダ15a・15bを同時に伸縮
して設定値となるようにするが、水平制御は水平制御ア
クチュエータ24にて行い、該水平制御アクチュエータ
24は本体支持台1に固定され、タンク側フレーム6は
本体支持台1より突出した回動支点軸Cを中心に回動で
きるようにしており、本体が傾斜すると前記水平センサ
ーS1からの信号により、制御回路30を介して水平制
御アクチュエータ24が駆動され、バネ28を介して前
記タンク側フレーム6を引っ張り回動支点軸Cを中心に
水平になるように回動させ、シリンダ15a・15bは
前記同様に制御される。
【0013】尚、図2の実施例の場合において、通常、
シリンダ15aとシリンダ15bの間隔は作業機装着装
置Bの幅と略同じ程度の長さとしているが、散布杆26
が左右方向に長い場合、即ち、散布幅が広い場合には、
図7、図8に示す如く、シリンダ15aとシリンダ15
bの幅Lを広くしたほうが精度良く水平又は高さ制御が
できる。また、図9に示す如く、シリンダ間隔Wを狭く
して配設することもでき、この場合一方のシリンダの伸
縮量(ストローク)は小さく作動させるだけで大きく散
布杆26の傾斜を調節できる。しかし、精度良く制御す
る必要がある。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏する。即ち、2個のアクチュエータが、
水平及び高さ制御の両方に利用できるので、1個のアク
チュエータで制御を行うより微小角制御を容易に行うこ
とができる。つまり、1個のアクチュエータでは一側を
昇降させるのでストロークが大きくなり制御に時間がか
かり、片方を基準に昇降するので、全体的に昇降して補
正する必要が生じてくるが、2個のアクチュエータを同
時に制御するので、応答が早く、補正も同時に行え、ア
クチュエータも軽量かつ小型なものを使用できるのであ
る。よって、均一散布が可能となり、精度の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用防除機の全体側面図である。
【図2】本発明の散布部の後面略図である。
【図3】同じく散布部の後面略図である。
【図4】同じく散布部の後面略図である。
【図5】他の実施例の後面略図である。
【図6】他の実施例の後面略図である。
【図7】他の実施例の後面略図である。
【図8】同じく他の実施例の後面略図である。
【図9】他の実施例の後面略図である。
【符号の説明】
N 散布部 S1 水平センサー S2 高さセンサー 6 タンク側フレーム 15a 左シリンダ 15b 右シリンダ 24 水平制御アクチュエータ 26 散布杆 27 ノズル 30 制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行部の後部に作業機装着装置を介して
    防除機を配設した乗用防除機において、防除機の後部に
    水平に設けた支持部材に二本のアクチュエータを介して
    散布部を付設し、該防除機の本体支持台側に水平方向の
    角度検知手段を設けるとともに、該防除機の後部にアク
    チュエータを介して付設された散布部に作物の上端を検
    知する高さ検知手段を設け、該角度検知手段と高さ検知
    手段からの信号により、散布部を作物より所定高さとな
    るようにアクチュエータを制御したことを特徴とする乗
    用防除機の水平及び高さ制御機構。
JP10239394A 1994-05-17 1994-05-17 乗用防除機の水平及び高さ制御機構 Pending JPH07308145A (ja)

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JP10239394A JPH07308145A (ja) 1994-05-17 1994-05-17 乗用防除機の水平及び高さ制御機構

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007000083A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Maruyama Mfg Co Ltd 液体散布装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007000083A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Maruyama Mfg Co Ltd 液体散布装置
JP4627223B2 (ja) * 2005-06-23 2011-02-09 株式会社丸山製作所 液体散布装置

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