JPH073078A - シリカ強化材を含有するトレッドを有するタイヤ - Google Patents
シリカ強化材を含有するトレッドを有するタイヤInfo
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- JPH073078A JPH073078A JP6091287A JP9128794A JPH073078A JP H073078 A JPH073078 A JP H073078A JP 6091287 A JP6091287 A JP 6091287A JP 9128794 A JP9128794 A JP 9128794A JP H073078 A JPH073078 A JP H073078A
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- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L9/00—Compositions of homopolymers or copolymers of conjugated diene hydrocarbons
- C08L9/06—Copolymers with styrene
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/34—Silicon-containing compounds
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シリカで強化された硫黄強化ゴムタイヤトレ
ッドを有する、バランスのとれたころがり抵抗性、静止
摩擦特性および耐摩耗性を有する空気入りゴムタイヤを
提供する。 【構成】 比較的スチレン含有率が高い乳化重合で合成
したスチレン/ブタジエンゴム、3,4‐ポリイソプレ
ンゴム、シス‐1,4‐ポリブタジエンゴム、シス‐
1,4‐ポリイソプレン天然ゴムから選ばれた少くとも
三種のゴムと、強化材としてのカップリング剤を併用し
た比較的多量のシリカおよび常用の硫黄硬化用ゴム添加
剤とから調製したゴムコンパウンドを通常の方法で硫黄
硬化し、タイヤトレッド用の硫黄硬化ゴムを製造する。
ッドを有する、バランスのとれたころがり抵抗性、静止
摩擦特性および耐摩耗性を有する空気入りゴムタイヤを
提供する。 【構成】 比較的スチレン含有率が高い乳化重合で合成
したスチレン/ブタジエンゴム、3,4‐ポリイソプレ
ンゴム、シス‐1,4‐ポリブタジエンゴム、シス‐
1,4‐ポリイソプレン天然ゴムから選ばれた少くとも
三種のゴムと、強化材としてのカップリング剤を併用し
た比較的多量のシリカおよび常用の硫黄硬化用ゴム添加
剤とから調製したゴムコンパウンドを通常の方法で硫黄
硬化し、タイヤトレッド用の硫黄硬化ゴムを製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリカで強化されている
ゴムトレッドを有するタイヤに関する。一つの態様で
は、このトレッドは一定量のシリカ、またはシリカとカ
ーボンブラックの組合わせで強化された、特定の多重成
分ゴムブレンドを含んでなる。
ゴムトレッドを有するタイヤに関する。一つの態様で
は、このトレッドは一定量のシリカ、またはシリカとカ
ーボンブラックの組合わせで強化された、特定の多重成
分ゴムブレンドを含んでなる。
【0002】
【従来の技術】空気入りゴムタイヤは、通常、カーボン
ブラックで強化されているのが普通である各種ゴムの混
合物であるゴムトレッドで作られる。
ブラックで強化されているのが普通である各種ゴムの混
合物であるゴムトレッドで作られる。
【0003】一つの態様では、望まれるタイヤトレッド
の性能、特に、ころがり抵抗性(rolling re
sistance)、静止摩擦特性(tractio
n)および耐摩耗性を中心とするバランスのとれたタイ
ヤトレッド特性を達成する目的で複数のゴムの性能を評
価し、選別し、そして混合する。
の性能、特に、ころがり抵抗性(rolling re
sistance)、静止摩擦特性(tractio
n)および耐摩耗性を中心とするバランスのとれたタイ
ヤトレッド特性を達成する目的で複数のゴムの性能を評
価し、選別し、そして混合する。
【0004】タイヤ類、特にタイヤトレッドのような用
途を含めてゴムを利用する各種の用途で、かなりの量の
複数の強化用充填材を含有する硫黄硬化ゴムが用いられ
ている。そのような目的には、通常、カーボンブラック
が用いられ、普通、硫黄硬化ゴムに良好な性質を与え、
または性質を向上させる。この目的に粒状のシリカが用
いられることもある。特に、シリカはカップリング剤と
併用した場合にこの目的に有用である。また、タイヤ用
トレッドを含めて各種ゴム製品の強化用充填材としてシ
リカとカーボンブラックを併用することもある。
途を含めてゴムを利用する各種の用途で、かなりの量の
複数の強化用充填材を含有する硫黄硬化ゴムが用いられ
ている。そのような目的には、通常、カーボンブラック
が用いられ、普通、硫黄硬化ゴムに良好な性質を与え、
または性質を向上させる。この目的に粒状のシリカが用
いられることもある。特に、シリカはカップリング剤と
併用した場合にこの目的に有用である。また、タイヤ用
トレッドを含めて各種ゴム製品の強化用充填材としてシ
リカとカーボンブラックを併用することもある。
【0005】通常の場合、シリカをカップリング剤なし
で用いるなら、ゴムタイヤトレッドの強化用充填材とし
てはシリカよりカーボンブラックの方が効果的であるこ
とを認めることが重要である。
で用いるなら、ゴムタイヤトレッドの強化用充填材とし
てはシリカよりカーボンブラックの方が効果的であるこ
とを認めることが重要である。
【0006】事実、少くともカーボンブラックと較べる
と、カップリング剤なしで用いるなら、シリカをタイヤ
トレッドを含めて多くの目的に用いられるゴムの強化用
充填材たらしめる、シリカ粒子とゴムエラストマーの間
の物理的および/または化学的結合は存在しないか、少
なくとも不十分である。この欠陥を克服する為に、各種
の処理および方法が考案されているが、当該技術分野で
はカップリング剤またはカップリラーとして普通知られ
ている、シリカ表面およびゴムエラストマー分子の両方
と反応する能力のある化合物がよく用いられている。こ
のようなカップリング剤は、例えばシリカ粒子と前混合
されるか、前反応させても良く、またはゴム/シリカ加
工段階または混合段階でゴム混合物に添加してもよい。
カップリング剤とシリカがゴム/シリカ加工段階または
混合段階で別々にゴム混合物に添加される場合には、カ
ップリング剤はその場でシリカと結合すると考えられ
る。
と、カップリング剤なしで用いるなら、シリカをタイヤ
トレッドを含めて多くの目的に用いられるゴムの強化用
充填材たらしめる、シリカ粒子とゴムエラストマーの間
の物理的および/または化学的結合は存在しないか、少
なくとも不十分である。この欠陥を克服する為に、各種
の処理および方法が考案されているが、当該技術分野で
はカップリング剤またはカップリラーとして普通知られ
ている、シリカ表面およびゴムエラストマー分子の両方
と反応する能力のある化合物がよく用いられている。こ
のようなカップリング剤は、例えばシリカ粒子と前混合
されるか、前反応させても良く、またはゴム/シリカ加
工段階または混合段階でゴム混合物に添加してもよい。
カップリング剤とシリカがゴム/シリカ加工段階または
混合段階で別々にゴム混合物に添加される場合には、カ
ップリング剤はその場でシリカと結合すると考えられ
る。
【0007】特に、そのようなカップリング剤は、普
通、シリカ表面と反応する能力のある構成成分または部
位(シラン部分)と、ゴム、特に炭素−炭素二重結合ま
たは不飽和結合を含む硫黄加硫できるゴムと反応する能
力のある構成成分または部位とを含むシランから成る。
この場合、カップラーはシリカとゴムの結合橋として作
用し、シリカのゴム強化性能を高める。
通、シリカ表面と反応する能力のある構成成分または部
位(シラン部分)と、ゴム、特に炭素−炭素二重結合ま
たは不飽和結合を含む硫黄加硫できるゴムと反応する能
力のある構成成分または部位とを含むシランから成る。
この場合、カップラーはシリカとゴムの結合橋として作
用し、シリカのゴム強化性能を高める。
【0008】一つの態様において、カップリング剤のシ
ランは、多分、加水分解によってシリカ表面で結合を生
成し、カップリング剤のゴム反応性の成分はゴム自身と
結合する。通常、カップラーのゴム反応性成分は感温性
であり、最終のより高温の加硫工程で、即ちゴム/シリ
カ/カップラー混合工程に続いて、従ってカップラーの
シラン基がシリカと結合した後でゴムと結合する傾向が
ある。しかし、カップラーは、典型的には、温度に敏感
であるから、ある程度の化合または結合は初期のゴム/
シリカ/カップラー混合工程で、従って続く硬化工程に
先立つて起きる可能性がある。
ランは、多分、加水分解によってシリカ表面で結合を生
成し、カップリング剤のゴム反応性の成分はゴム自身と
結合する。通常、カップラーのゴム反応性成分は感温性
であり、最終のより高温の加硫工程で、即ちゴム/シリ
カ/カップラー混合工程に続いて、従ってカップラーの
シラン基がシリカと結合した後でゴムと結合する傾向が
ある。しかし、カップラーは、典型的には、温度に敏感
であるから、ある程度の化合または結合は初期のゴム/
シリカ/カップラー混合工程で、従って続く硬化工程に
先立つて起きる可能性がある。
【0009】カップラーのゴム反応性基の成分の例はメ
ルカプト、アミノ、ビニル、エポキシおよび硫黄のよう
な基の一つまたはそれ以上であり、望ましくは硫黄また
はメルカプト基、更に望ましくは硫黄である。
ルカプト、アミノ、ビニル、エポキシおよび硫黄のよう
な基の一つまたはそれ以上であり、望ましくは硫黄また
はメルカプト基、更に望ましくは硫黄である。
【0010】非常に多数のカップリング剤、例えばポリ
スルフィド成分、またはビス‐(3‐トリエトキシシリ
ルプロピル)テトラスルフィドのような構造を含むシラ
ンカップリング剤がシリカとゴムを結合するために有用
であることが示された。
スルフィド成分、またはビス‐(3‐トリエトキシシリ
ルプロピル)テトラスルフィドのような構造を含むシラ
ンカップリング剤がシリカとゴムを結合するために有用
であることが示された。
【0011】シリカ強化タイヤトレッドについては、米
国特許第5,066,721号明細書の表3(欄15)
の中の比較試験例1に、タイヤトレッド用の50部のシ
リカを含む溶液重合で合成したSBRが開示されてい
る。表4(欄17)には、そのタイヤトレッドの製造が
例示されている。欧州特許出願(EPO)第50122
7−A号明細書にも、シリカで強化された溶液重合で合
成したSBRが、乳化重合で合成したSBRより望まし
いとして開示されている。米国特許第4,519,43
0号明細書には、溶液重合または乳化重合SBRを含む
シリカ含有量の多いタイヤトレッド、場合によってはシ
リカ/カーボンブラック強化充填材の主要成分であるこ
とが要求されるシリカとカーボンブラックの混合物を含
むポリブタジエンゴムおよび/またはポリイソプレンゴ
ムを含むタイヤトレッドが開示されている。
国特許第5,066,721号明細書の表3(欄15)
の中の比較試験例1に、タイヤトレッド用の50部のシ
リカを含む溶液重合で合成したSBRが開示されてい
る。表4(欄17)には、そのタイヤトレッドの製造が
例示されている。欧州特許出願(EPO)第50122
7−A号明細書にも、シリカで強化された溶液重合で合
成したSBRが、乳化重合で合成したSBRより望まし
いとして開示されている。米国特許第4,519,43
0号明細書には、溶液重合または乳化重合SBRを含む
シリカ含有量の多いタイヤトレッド、場合によってはシ
リカ/カーボンブラック強化充填材の主要成分であるこ
とが要求されるシリカとカーボンブラックの混合物を含
むポリブタジエンゴムおよび/またはポリイソプレンゴ
ムを含むタイヤトレッドが開示されている。
【0012】シリカおよびシリカ強化タイヤトレッドに
関連するその他の米国特許には、米国特許第3,45
1,458号;同第3,664,403号;同第3,7
68,537号;同第3,884,285号;同第3,
938,574号;同第4,482,663号;同第
4,590,052号;同第5,089,554号明細
書があり、また英国特許第1,424,503号もあ
る。
関連するその他の米国特許には、米国特許第3,45
1,458号;同第3,664,403号;同第3,7
68,537号;同第3,884,285号;同第3,
938,574号;同第4,482,663号;同第
4,590,052号;同第5,089,554号明細
書があり、また英国特許第1,424,503号もあ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、比較
的スチレン含有率が高い乳化重合で製造されたスチレン
/ブタジエンゴム、3,4‐ポリイソプレンゴム、シス
‐1,4‐ポリブタジエンゴムおよびシス‐1,4‐ポ
リイソプレン天然ゴムから選ばれた少くとも三種のゴム
を含んでなり、カップリング剤を併用したシリカで強化
された、硫黄硬化ゴムタイヤトレッドを有する、バラン
スのとれたころがり抵抗性、静止摩擦特性および耐摩耗
性を有する空気入りゴムタイヤを提供することである。
的スチレン含有率が高い乳化重合で製造されたスチレン
/ブタジエンゴム、3,4‐ポリイソプレンゴム、シス
‐1,4‐ポリブタジエンゴムおよびシス‐1,4‐ポ
リイソプレン天然ゴムから選ばれた少くとも三種のゴム
を含んでなり、カップリング剤を併用したシリカで強化
された、硫黄硬化ゴムタイヤトレッドを有する、バラン
スのとれたころがり抵抗性、静止摩擦特性および耐摩耗
性を有する空気入りゴムタイヤを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の方法により、ゴ
ム100重量部当たり、(A)(1)約20から約45
%の、また3,4‐ポリイソプレンを用いない場合には
約35から約45%のスチレンを含有する乳化重合で製
造されたスチレン/ブタジエン共重合体ゴム約10から
約80phr、望ましくは約15から約60phr、ま
たは約40から約80phr、(2)約−15℃から約
−25℃の範囲のTgを有する3,4‐ポリイソプレン
ゴム約0から約30phr、望ましくは約10から30
phr、(3)シス1,4‐ポリブタジエンゴム約0か
ら約30phr、望ましくは約10から約30phrお
よび(4)シス1,4‐ポリイソプレン天然ゴム約10
から約30phrを含んでなる少くとも3種のジエン系
エラストマー、(B)粒状シリカ約50から約110p
hr、望ましくは約60から約85phr、(C)二酸
化ケイ素と反応するシラン部位と該エラストマーと反応
する硫黄部位とを含み、シリカとカップラーの重量比が
約7/1から約15/1である少くとも一種のシリカカ
ップラーおよび(D)カーボンブラックを併用する場合
にはシリカとカーボンブラックの重量比が少くとも2/
1、望ましくは少なくとも4/1であり、かつ若しカー
ボンブラックを用いるならシリカとカーボンブラックの
合計量が約60から約120phr、望ましくは約70
から約90phrになるように処方された、約0から約
50phrのカーボンブラックを含んでなる硫黄硬化ト
レッドを有する空気入りゴムタイヤが提供される。
ム100重量部当たり、(A)(1)約20から約45
%の、また3,4‐ポリイソプレンを用いない場合には
約35から約45%のスチレンを含有する乳化重合で製
造されたスチレン/ブタジエン共重合体ゴム約10から
約80phr、望ましくは約15から約60phr、ま
たは約40から約80phr、(2)約−15℃から約
−25℃の範囲のTgを有する3,4‐ポリイソプレン
ゴム約0から約30phr、望ましくは約10から30
phr、(3)シス1,4‐ポリブタジエンゴム約0か
ら約30phr、望ましくは約10から約30phrお
よび(4)シス1,4‐ポリイソプレン天然ゴム約10
から約30phrを含んでなる少くとも3種のジエン系
エラストマー、(B)粒状シリカ約50から約110p
hr、望ましくは約60から約85phr、(C)二酸
化ケイ素と反応するシラン部位と該エラストマーと反応
する硫黄部位とを含み、シリカとカップラーの重量比が
約7/1から約15/1である少くとも一種のシリカカ
ップラーおよび(D)カーボンブラックを併用する場合
にはシリカとカーボンブラックの重量比が少くとも2/
1、望ましくは少なくとも4/1であり、かつ若しカー
ボンブラックを用いるならシリカとカーボンブラックの
合計量が約60から約120phr、望ましくは約70
から約90phrになるように処方された、約0から約
50phrのカーボンブラックを含んでなる硫黄硬化ト
レッドを有する空気入りゴムタイヤが提供される。
【0015】本発明の一つの態様では、ゴム100重量
部当たり、(A)(1)約20から約45%のスチレン
を含有する乳化重合で製造されたスチレン/ブタジエン
共重合体ゴム約15から約60phr、(2)約−15
℃から約−25℃の範囲のTgを有する3,4‐ポリイ
ソプレンゴム約10から約30phr、(3)シス1,
4‐ポリブタジエンゴム約10から約30phrおよび
(4)シス1,4‐ポリイソプレン天然ゴム約10から
約30phrを含んでなるジエン系エラストマー、
(B)粒状シリカ約50から約85phr、望ましくは
約60から約85phr、(C)二酸化ケイ素と反応す
るシラン部位と該エラストマーと反応する硫黄部位とを
含み、シリカとカップラーの重量比が約7/1から約1
5/1である少くとも一種のシリカカップラーおよび
(D)カーボンブラックを併用する場合にはシリカとカ
ーボンブラックの重量比が少くとも2/1、望ましくは
少なくとも4/1、また場合によっては少くとも10/
1であり、かつ若しカーボンブラックを用いるならシリ
カとカーボンブラックとの合計量が約60から約120
phr、望ましくは約70から約90phrになるよう
に処方された、約0から約50phrのカーボンブラッ
クを含んでなる硫黄硬化トレッドを有する空気入りゴム
タイヤが提供される。
部当たり、(A)(1)約20から約45%のスチレン
を含有する乳化重合で製造されたスチレン/ブタジエン
共重合体ゴム約15から約60phr、(2)約−15
℃から約−25℃の範囲のTgを有する3,4‐ポリイ
ソプレンゴム約10から約30phr、(3)シス1,
4‐ポリブタジエンゴム約10から約30phrおよび
(4)シス1,4‐ポリイソプレン天然ゴム約10から
約30phrを含んでなるジエン系エラストマー、
(B)粒状シリカ約50から約85phr、望ましくは
約60から約85phr、(C)二酸化ケイ素と反応す
るシラン部位と該エラストマーと反応する硫黄部位とを
含み、シリカとカップラーの重量比が約7/1から約1
5/1である少くとも一種のシリカカップラーおよび
(D)カーボンブラックを併用する場合にはシリカとカ
ーボンブラックの重量比が少くとも2/1、望ましくは
少なくとも4/1、また場合によっては少くとも10/
1であり、かつ若しカーボンブラックを用いるならシリ
カとカーボンブラックとの合計量が約60から約120
phr、望ましくは約70から約90phrになるよう
に処方された、約0から約50phrのカーボンブラッ
クを含んでなる硫黄硬化トレッドを有する空気入りゴム
タイヤが提供される。
【0016】本発明の一つの態様では、ゴム100重量
部当たり、(A)(1)約35から約45%のスチレン
を含有する乳化重合で製造されたスチレン/ブタジエン
共重合体ゴム約40から約80phr、(2)シス‐
1,4‐ポリブタジエンゴム約10から約30phrお
よび(3)シス‐1,4‐ポリイソプレン天然ゴム約1
0から約30phrを含んでなるジエン系エラストマ
ー、(B)粒状シリカ約50から約85phr、望まし
くは約60から約85phr、(C)二酸化ケイ素と反
応するシラン部位と該エラストマーと反応する硫黄部位
とを含み、シリカとカップラーの重量比が約7/1から
約15/1である少くとも一種のシリカカップラーおよ
び(D)カーボンブラックを併用する場合にはシリカと
カーボンブラックの重量比が少くとも約2/1、望まし
くは少なくとも約4/1、また場合によっては少くとも
10/1であり、かつ若しカーボンブラックを用いるな
らシリカとカーボンブラックとの合計量が約60から1
20phr、望ましくは約70から約90phrになる
ように処方された、約0から約50phrのカーボンブ
ラックを含んでなる硫黄硬化トレッドを有する空気入り
ゴムタイヤが提供される。
部当たり、(A)(1)約35から約45%のスチレン
を含有する乳化重合で製造されたスチレン/ブタジエン
共重合体ゴム約40から約80phr、(2)シス‐
1,4‐ポリブタジエンゴム約10から約30phrお
よび(3)シス‐1,4‐ポリイソプレン天然ゴム約1
0から約30phrを含んでなるジエン系エラストマ
ー、(B)粒状シリカ約50から約85phr、望まし
くは約60から約85phr、(C)二酸化ケイ素と反
応するシラン部位と該エラストマーと反応する硫黄部位
とを含み、シリカとカップラーの重量比が約7/1から
約15/1である少くとも一種のシリカカップラーおよ
び(D)カーボンブラックを併用する場合にはシリカと
カーボンブラックの重量比が少くとも約2/1、望まし
くは少なくとも約4/1、また場合によっては少くとも
10/1であり、かつ若しカーボンブラックを用いるな
らシリカとカーボンブラックとの合計量が約60から1
20phr、望ましくは約70から約90phrになる
ように処方された、約0から約50phrのカーボンブ
ラックを含んでなる硫黄硬化トレッドを有する空気入り
ゴムタイヤが提供される。
【0017】本発明の一つの態様では、ゴム100重量
部当たり、(A)(1)約20から約45%のスチレン
を含有する乳化重合で製造されたスチレン/ブタジエン
共重合体ゴム約40から約80phr、(2)約−15
℃から約−25℃の範囲のTgを有する3,4‐ポリイ
ソプレンゴムまたは約30から70重量%、望ましくは
約40から約60重量%のイソプレンを含むイソプレン
/ブタジエン共重合体ゴム約10から30phrおよび
(3)シス1,4‐ポリイソプレン天然ゴム約10から
約30phr、(B)粒状シリカ約50から約85ph
r、望ましくは約60から約85phr、(C)二酸化
ケイ素と反応するシラン部位と該エラストマーと反応す
る硫黄部位とを含み、シリカとカップラーの重量比が約
7/1から約15/1である少くとも一種のシリカカッ
プラーおよび(D)カーボンブラックを併用する場合に
はシリカとカーボンブラックの重量比が少くとも2/
1、望ましくは少なくとも4/1、また場合によっては
少くとも10/1であり、かつ若しカーボンブラックを
用いるならシリカとカーボンブラックとの合計量が約6
0から120phr、望ましくは約70から約90ph
rになるように処方された、約0から約50phrのカ
ーボンブラックを含んでなる硫黄硬化トレッドを有する
空気入りゴムタイヤが提供される。
部当たり、(A)(1)約20から約45%のスチレン
を含有する乳化重合で製造されたスチレン/ブタジエン
共重合体ゴム約40から約80phr、(2)約−15
℃から約−25℃の範囲のTgを有する3,4‐ポリイ
ソプレンゴムまたは約30から70重量%、望ましくは
約40から約60重量%のイソプレンを含むイソプレン
/ブタジエン共重合体ゴム約10から30phrおよび
(3)シス1,4‐ポリイソプレン天然ゴム約10から
約30phr、(B)粒状シリカ約50から約85ph
r、望ましくは約60から約85phr、(C)二酸化
ケイ素と反応するシラン部位と該エラストマーと反応す
る硫黄部位とを含み、シリカとカップラーの重量比が約
7/1から約15/1である少くとも一種のシリカカッ
プラーおよび(D)カーボンブラックを併用する場合に
はシリカとカーボンブラックの重量比が少くとも2/
1、望ましくは少なくとも4/1、また場合によっては
少くとも10/1であり、かつ若しカーボンブラックを
用いるならシリカとカーボンブラックとの合計量が約6
0から120phr、望ましくは約70から約90ph
rになるように処方された、約0から約50phrのカ
ーボンブラックを含んでなる硫黄硬化トレッドを有する
空気入りゴムタイヤが提供される。
【0018】本明細書で用いられる用語“phr”は、
通常の用い方に従って“ゴムの100重量部当たりの個
々の材料の部数”を示す。
通常の用い方に従って“ゴムの100重量部当たりの個
々の材料の部数”を示す。
【0019】本発明の重要な特徴は、相当量のシリカ強
化材を含有する、タイヤトレッドの性質を向上させるよ
うに設計された少くとも三種のゴムを含有するゴムブレ
ンドにある。
化材を含有する、タイヤトレッドの性質を向上させるよ
うに設計された少くとも三種のゴムを含有するゴムブレ
ンドにある。
【0020】一つの態様では、乳化重合スチレン/ブタ
ジエンゴム(E‐SBR)は中程度からかなり高濃度ま
でのスチレンを含有することが要求される。本明細書で
は、このようなSBRをE‐SBRと呼ぶ。このE‐S
BRがかなり高濃度のスチレンを含むことがタイヤトレ
ッドの静止摩擦特性またはスキッド抵抗性(skidr
esistance)を高めるためにかなり有益と考え
られる。乳化重合で合成したSBRが存在すること、そ
れ自体が、特に、溶液重合で合成したSBRを利用した
場合に比べて未硬化エラストマー混合組成物の加工性を
向上させるためにかなり役立つ。
ジエンゴム(E‐SBR)は中程度からかなり高濃度ま
でのスチレンを含有することが要求される。本明細書で
は、このようなSBRをE‐SBRと呼ぶ。このE‐S
BRがかなり高濃度のスチレンを含むことがタイヤトレ
ッドの静止摩擦特性またはスキッド抵抗性(skidr
esistance)を高めるためにかなり有益と考え
られる。乳化重合で合成したSBRが存在すること、そ
れ自体が、特に、溶液重合で合成したSBRを利用した
場合に比べて未硬化エラストマー混合組成物の加工性を
向上させるためにかなり役立つ。
【0021】乳化重合で合成したE‐SBRとは、スチ
レンと1,3ブタジエンが水系エマルションとして共重
合されることを意味する。これは当該技術分野で良く知
られていることである。
レンと1,3ブタジエンが水系エマルションとして共重
合されることを意味する。これは当該技術分野で良く知
られていることである。
【0022】3,4‐ポリイソプレンゴム(3,4‐P
I)はタイヤの静止摩擦特性を向上させるために有益と
考えられる。
I)はタイヤの静止摩擦特性を向上させるために有益と
考えられる。
【0023】3,4‐PIおよびその利用は本明細書で
引用されている米国特許第5,087,668号明細書
中により詳細に記載されている。Tgはガラス転移温度
のことであり、示差走査熱量計により加熱速度10℃/
分でうまく測定できる。
引用されている米国特許第5,087,668号明細書
中により詳細に記載されている。Tgはガラス転移温度
のことであり、示差走査熱量計により加熱速度10℃/
分でうまく測定できる。
【0024】シス1,4‐ポリブタジエンゴム(BR)
はタイヤトレッドの摩耗特性またはトレッド摩耗特性を
向上するのに有益と考えられる。
はタイヤトレッドの摩耗特性またはトレッド摩耗特性を
向上するのに有益と考えられる。
【0025】かかるBRは、例えば、1,3‐ブタジエ
ンの有機溶媒中での溶液重合によって合成される。
ンの有機溶媒中での溶液重合によって合成される。
【0026】このBRは、通常、例えばシス1,4‐結
合の含有量が少くとも90%であるという特徴を持って
いる。
合の含有量が少くとも90%であるという特徴を持って
いる。
【0027】シス1,4‐ポリイソプレン天然ゴムはゴ
ムの技術分野の人には良く知られている。
ムの技術分野の人には良く知られている。
【0028】かくして、本発明の実施においては少くと
も三種のゴムからの均衡のとれたゴムブレンドが提供さ
れ、これがシリカによる強化に繋がり、このゴム混合物
に対するシリカの強化効果のためのシリカカップラーに
繋がる。
も三種のゴムからの均衡のとれたゴムブレンドが提供さ
れ、これがシリカによる強化に繋がり、このゴム混合物
に対するシリカの強化効果のためのシリカカップラーに
繋がる。
【0029】他の態様では、かかる硫黄硬化ゴムトレッ
ドはカーボンブラックを含有することもあるが、カーボ
ンブラックに対するシリカの重量比は少くとも約2/
1、望ましくは少なくとも約4/1、場合によっては少
くとも10/1である。
ドはカーボンブラックを含有することもあるが、カーボ
ンブラックに対するシリカの重量比は少くとも約2/
1、望ましくは少なくとも約4/1、場合によっては少
くとも10/1である。
【0030】ゴムコンパウンドの調製用に通常使用され
るシリカ系ピグメントが本発明でのシリカとして用いら
れるが、これには熱分解法シリカ系および沈降シリカ系
ピグメント(シリカ)があるが、沈降性シリカが望まし
い。
るシリカ系ピグメントが本発明でのシリカとして用いら
れるが、これには熱分解法シリカ系および沈降シリカ系
ピグメント(シリカ)があるが、沈降性シリカが望まし
い。
【0031】本発明で用いられる望ましいシリカ系ピグ
メントは、例えば可溶性ケイ酸塩、例えばケイ酸ソーダ
の酸処理で得られるような沈降シリカである。
メントは、例えば可溶性ケイ酸塩、例えばケイ酸ソーダ
の酸処理で得られるような沈降シリカである。
【0032】シリカ系ピグメント(シリカ)は、例えば
最大粒径50から10,000オングストローム、望ま
しくは50から400オングストロームであるのがよ
い。窒素ガスを用いて測定したこのピグメントのBET
表面積は約50から約300、望ましくは約120から
約200m2 /gの範囲にあることが推奨される。この
表面積を測定するBET法は米国化学会誌、第60巻、
304頁に説明されている。
最大粒径50から10,000オングストローム、望ま
しくは50から400オングストロームであるのがよ
い。窒素ガスを用いて測定したこのピグメントのBET
表面積は約50から約300、望ましくは約120から
約200m2 /gの範囲にあることが推奨される。この
表面積を測定するBET法は米国化学会誌、第60巻、
304頁に説明されている。
【0033】また、このシリカは、標準的には、約10
0から400、普通は150から300の範囲のジブチ
ルフタレート(DBP)吸収値を有する。
0から400、普通は150から300の範囲のジブチ
ルフタレート(DBP)吸収値を有する。
【0034】このシリカは電子顕微鏡で測定した平均最
大粒径が、例えば0.01から0.05ミクロンの範囲
であることが期待されかも知れない。但し、シリカ粒子
の大きさはそれより小さい場合もある。
大粒径が、例えば0.01から0.05ミクロンの範囲
であることが期待されかも知れない。但し、シリカ粒子
の大きさはそれより小さい場合もある。
【0035】ゴムとの混合の前および後でのシリカの、
“投影”(projected)面積が、各種シリカの
特性化に適していることがしばしば教示されたが、この
方法による特性化は不十分であり、また試料の調製法を
十分良く選定し、規定しなければ、信頼できないと考え
られる。何故なら、電子顕微鏡によるシリカの投影面積
の測定は試料の調製条件に非常に大きく依存するからで
ある。調製条件には試料容器の大きさや、混合のエネル
ギーも含まれ、完全に細部まで明かにしなければならな
い。
“投影”(projected)面積が、各種シリカの
特性化に適していることがしばしば教示されたが、この
方法による特性化は不十分であり、また試料の調製法を
十分良く選定し、規定しなければ、信頼できないと考え
られる。何故なら、電子顕微鏡によるシリカの投影面積
の測定は試料の調製条件に非常に大きく依存するからで
ある。調製条件には試料容器の大きさや、混合のエネル
ギーも含まれ、完全に細部まで明かにしなければならな
い。
【0036】各種の市販のシリカが本発明で使用するた
めに入手できる。例として、また制限を付けずに示す
と、ピー・ピー・ジー工業(PPG Industri
es)からHi‐Silという登録商標で、210、2
43などの商品番号で市販されているシリカ;ローン・
プーラン(Rhone‐Poulenc)からZ116
5MPおよびZ165GRという名称で市販されている
シリカおよびデグッサ・アーゲー(Degussa A
G)からVN2およびVN3などの名称で市販されてい
るシリカなどがある。PPGのHi‐Silが推奨され
る。この技術分野の習熟者には容易に理解されるよう
に、トレッドゴムのゴム成分はゴム混練技術分野で一般
に知られている方法、例えば各種の硫黄硬化性成分ゴム
を、例えば硫黄、活性化剤、遅延剤および促進剤のよう
な硬化剤、オイル、粘着樹脂を含む樹脂、シリカおよび
可塑剤のような加工助剤、充填材、顔料、脂肪酸、酸化
亜鉛、ワックス、酸化防止剤、オゾン亀裂防止剤、素練
り促進剤および、例えばカーボンブラックのような強化
材と混合する方法によって混練される。この技術分野で
良く知られているように、硫黄硬化される、および硫黄
硬化した材料(ゴム)の利用目的に応じて前記の添加物
を選び、普通、常用の量使用する。
めに入手できる。例として、また制限を付けずに示す
と、ピー・ピー・ジー工業(PPG Industri
es)からHi‐Silという登録商標で、210、2
43などの商品番号で市販されているシリカ;ローン・
プーラン(Rhone‐Poulenc)からZ116
5MPおよびZ165GRという名称で市販されている
シリカおよびデグッサ・アーゲー(Degussa A
G)からVN2およびVN3などの名称で市販されてい
るシリカなどがある。PPGのHi‐Silが推奨され
る。この技術分野の習熟者には容易に理解されるよう
に、トレッドゴムのゴム成分はゴム混練技術分野で一般
に知られている方法、例えば各種の硫黄硬化性成分ゴム
を、例えば硫黄、活性化剤、遅延剤および促進剤のよう
な硬化剤、オイル、粘着樹脂を含む樹脂、シリカおよび
可塑剤のような加工助剤、充填材、顔料、脂肪酸、酸化
亜鉛、ワックス、酸化防止剤、オゾン亀裂防止剤、素練
り促進剤および、例えばカーボンブラックのような強化
材と混合する方法によって混練される。この技術分野で
良く知られているように、硫黄硬化される、および硫黄
硬化した材料(ゴム)の利用目的に応じて前記の添加物
を選び、普通、常用の量使用する。
【0037】本発明では、若し使用するなら、前に説明
したように、通常、カーボンブラックが添加される。粘
着樹脂を使用するなら、その常用量は約0.5から約1
0phr、普通、約1から約5phrの範囲である。加
工助剤の常用量は約1から約5phrである。加工助剤
は、例えば芳香族系、ナフテン系および/またはパラフ
ィン系プロセスオイルである。酸化防止剤の常用量は約
1から約5phrである。代表的酸化防止剤は、例えば
ジフェニル‐p‐フェニレンジアミンおよび、例えばヴ
ァンデルビルトのゴムハンドブック(Vanderbi
lt Rubber Handbook)、344−3
46頁に開示されているような酸化防止剤である。オゾ
ン亀裂防止剤の常用量は約1から約5phrである。ス
テアリン酸のような脂肪酸を若し使用するなら、その常
用量は約0.5から約3phrである。酸化亜鉛の常用
量は約2から約5phrである。ワックスの常用量は約
1から約5phrである。微結晶性のワックスがよくも
用いられる。素練り促進剤の常用量は約0.1から約1
phrである。代表的素練り促進剤は、例えばペンタク
ロロチオフェノールおよびジベンズアミドジフェニルジ
スルフィドである。
したように、通常、カーボンブラックが添加される。粘
着樹脂を使用するなら、その常用量は約0.5から約1
0phr、普通、約1から約5phrの範囲である。加
工助剤の常用量は約1から約5phrである。加工助剤
は、例えば芳香族系、ナフテン系および/またはパラフ
ィン系プロセスオイルである。酸化防止剤の常用量は約
1から約5phrである。代表的酸化防止剤は、例えば
ジフェニル‐p‐フェニレンジアミンおよび、例えばヴ
ァンデルビルトのゴムハンドブック(Vanderbi
lt Rubber Handbook)、344−3
46頁に開示されているような酸化防止剤である。オゾ
ン亀裂防止剤の常用量は約1から約5phrである。ス
テアリン酸のような脂肪酸を若し使用するなら、その常
用量は約0.5から約3phrである。酸化亜鉛の常用
量は約2から約5phrである。ワックスの常用量は約
1から約5phrである。微結晶性のワックスがよくも
用いられる。素練り促進剤の常用量は約0.1から約1
phrである。代表的素練り促進剤は、例えばペンタク
ロロチオフェノールおよびジベンズアミドジフェニルジ
スルフィドである。
【0038】硬化は硫黄硬化剤の存在下で行われる。適
した硫黄硬化剤の例は元素硫黄(フリー硫黄)または硫
黄供給硬化剤、例えばアミンジスルフィド、高分子ポリ
スルフィドまたは硫黄−オレフィン付加体である。望ま
しい硫黄硬化剤は元素硫黄である。この技術分野の人々
にはよく知られているように、硫黄硬化剤は約0.5か
ら約4phrの範囲の量、場合により、約8phrまで
も用いられることもあるが、望ましくは約1.5から約
2.5phr、時には2から2.5phr使用される。
した硫黄硬化剤の例は元素硫黄(フリー硫黄)または硫
黄供給硬化剤、例えばアミンジスルフィド、高分子ポリ
スルフィドまたは硫黄−オレフィン付加体である。望ま
しい硫黄硬化剤は元素硫黄である。この技術分野の人々
にはよく知られているように、硫黄硬化剤は約0.5か
ら約4phrの範囲の量、場合により、約8phrまで
も用いられることもあるが、望ましくは約1.5から約
2.5phr、時には2から2.5phr使用される。
【0039】促進剤は硬化に必要な時間および/または
温度を調節し、硬化物の性質を向上させるために用いら
れる。遅延剤も硬化速度を調節するために用いられる。
一つの態様では、単一の促進剤系、即ち一次促進剤が用
いられる。通常、推奨される一次促進剤(複数)は総量
で約0.5から約4phr、望ましくは約0.8から約
1.5phr用いられる。もう一つの態様では、例えば
硬化を活性化し、硬化物の性質を向上させるために、一
次促進剤と二次促進剤を組合わせて用いることもあり、
二次促進剤の使用量は約0.05から約3phrであ
る。これらの促進剤の組合わせは最終製品の性質に対し
相乗効果を与えることが期待される。そして、いずれか
の促進剤を単独で用いた場合より幾分良い性質が期待さ
れる。さらに、標準の加工温度では影響を及ぼさない
が、常用の硬化温度で満足な硬化ができる遅効型促進剤
も用いられる。本発明で使用するのに適したタイプの促
進剤はアミン類、ジスルフィド類、グアニジン類、チオ
尿素類、チアゾール類、チウラム類、スルフェンアミド
類、ジチオカーバメート類およびザンテート類である。
推奨される促進剤はスルフェンアミドである。二次促進
剤が用いられる場合には、望ましい二次促進剤はグアニ
ジン、ジチオカーバメートまたはチウラム化合物であ
る。硫黄硬化剤および促進剤(複数)の存在と両者の相
対量は本発明の態様とは考えられず、本発明は、より一
義的に、シリカをカップリング剤と組合わせて強化用充
填材として用いることに向けられている。
温度を調節し、硬化物の性質を向上させるために用いら
れる。遅延剤も硬化速度を調節するために用いられる。
一つの態様では、単一の促進剤系、即ち一次促進剤が用
いられる。通常、推奨される一次促進剤(複数)は総量
で約0.5から約4phr、望ましくは約0.8から約
1.5phr用いられる。もう一つの態様では、例えば
硬化を活性化し、硬化物の性質を向上させるために、一
次促進剤と二次促進剤を組合わせて用いることもあり、
二次促進剤の使用量は約0.05から約3phrであ
る。これらの促進剤の組合わせは最終製品の性質に対し
相乗効果を与えることが期待される。そして、いずれか
の促進剤を単独で用いた場合より幾分良い性質が期待さ
れる。さらに、標準の加工温度では影響を及ぼさない
が、常用の硬化温度で満足な硬化ができる遅効型促進剤
も用いられる。本発明で使用するのに適したタイプの促
進剤はアミン類、ジスルフィド類、グアニジン類、チオ
尿素類、チアゾール類、チウラム類、スルフェンアミド
類、ジチオカーバメート類およびザンテート類である。
推奨される促進剤はスルフェンアミドである。二次促進
剤が用いられる場合には、望ましい二次促進剤はグアニ
ジン、ジチオカーバメートまたはチウラム化合物であ
る。硫黄硬化剤および促進剤(複数)の存在と両者の相
対量は本発明の態様とは考えられず、本発明は、より一
義的に、シリカをカップリング剤と組合わせて強化用充
填材として用いることに向けられている。
【0040】前記の添加剤の存在とそれらの相対量は本
発明の態様とは考えられず、本発明は、より一義的に、
タイヤトレッドに特定のゴム混合物をシリカおよびシリ
カカップラーと組合わせて用いることに向けられてい
る。
発明の態様とは考えられず、本発明は、より一義的に、
タイヤトレッドに特定のゴム混合物をシリカおよびシリ
カカップラーと組合わせて用いることに向けられてい
る。
【0041】本発明のタイヤはこの技術分野での熟練者
には直ぐ明かになる各種の方法で組立てられ、形を作
り、成形し、硬化される。
には直ぐ明かになる各種の方法で組立てられ、形を作
り、成形し、硬化される。
【0042】
【実施例】本発明は次の実施例を参照することにより更
によく理解されるであろう。特に断らない限り、部およ
びパーセントは重量で与えられる。
によく理解されるであろう。特に断らない限り、部およ
びパーセントは重量で与えられる。
【0043】実施例1 スチレン含有量が比較的高いE‐SBR、3,4‐ポリ
イソプレンゴム(3,4PI)、シス1,4‐ポリブタ
ジエンゴム(BR)およびシス1,4‐ポリイソプレン
天然ゴム(NR)からの3種またはそれ以上の各種混合
物からゴム組成物(混練りゴム)を調製し、これらを本
実施例中で試料Xおよび試料Yと名付けた。試料Zは対
照試料である。
イソプレンゴム(3,4PI)、シス1,4‐ポリブタ
ジエンゴム(BR)およびシス1,4‐ポリイソプレン
天然ゴム(NR)からの3種またはそれ以上の各種混合
物からゴム組成物(混練りゴム)を調製し、これらを本
実施例中で試料Xおよび試料Yと名付けた。試料Zは対
照試料である。
【0044】このゴム組成物は調合成分を数段階で混合
することにより調製された。即ち、非硬化発現性の二工
程(硬化剤無し)および硬化発現性工程(基本的には、
硬化剤の配合工程)で混合した。次いで、得られた組成
物を高温、加圧下で硬化させた。
することにより調製された。即ち、非硬化発現性の二工
程(硬化剤無し)および硬化発現性工程(基本的には、
硬化剤の配合工程)で混合した。次いで、得られた組成
物を高温、加圧下で硬化させた。
【0045】この非硬化発現性混合工程の第一非硬化発
現工程で、最終の硬化発現性混合工程で混合(添加)さ
れる促進剤(複数)、硫黄硬化剤、酸化亜鉛および酸化
防止剤を除いた全ての調合成分が混合された。但し、約
20から50%の強化充填材(シリカまたはカーボンブ
ラック)と、それらに比例する量のカップラーとプロセ
スオイルは第二非硬化発現性混合工程で添加された。配
合成分は各非硬化発現混合工程でバンバリー型(Ban
bury type)の混合機中で約3分間、約150
℃の温度まで混合された。次いで、得られたゴム組成物
(混合物)に残りの配合成分を加え、バンバリー型の混
合機中で約3分間、約120℃の温度まで、混合した。
次いで、このゴムを150℃で約18分間硬化させた。
現工程で、最終の硬化発現性混合工程で混合(添加)さ
れる促進剤(複数)、硫黄硬化剤、酸化亜鉛および酸化
防止剤を除いた全ての調合成分が混合された。但し、約
20から50%の強化充填材(シリカまたはカーボンブ
ラック)と、それらに比例する量のカップラーとプロセ
スオイルは第二非硬化発現性混合工程で添加された。配
合成分は各非硬化発現混合工程でバンバリー型(Ban
bury type)の混合機中で約3分間、約150
℃の温度まで混合された。次いで、得られたゴム組成物
(混合物)に残りの配合成分を加え、バンバリー型の混
合機中で約3分間、約120℃の温度まで、混合した。
次いで、このゴムを150℃で約18分間硬化させた。
【0046】このゴム組成物は表1に示した配合成分を
含んでいる。表2に硬化ゴム組成物の性質を示した。
含んでいる。表2に硬化ゴム組成物の性質を示した。
【0047】表1 1)Goodyear Tire & Rubber
Companyから入手した、スチレン含有量が、それ
ぞれ36%(1A)および40%(1B)の、乳化重合
で合成されたSBR 2)Goodyear Tire & Rubber
Companyから入手した、Tgが約−16℃の3,
4‐ポリイソプレンゴム 3)Goodyear Tire & Rubber
Companyから入手した、登録商標Budene‐
1254のシス‐1,4‐ポリブタジエンゴム 4)天然ゴム(シス‐1,4‐ポリイソプレン) 5)E‐SBRに約26.5部およびBRに約5部のゴ
ムプロセスオイルが含まれている{上に示したE‐SB
RとBRの量は、ドライ‐ベース(オイル分を含めな
い)である}、更に、約17部のゴム‐プロセスオイ
ル、可塑剤、樹脂、およびワックスが追加された。
Companyから入手した、スチレン含有量が、それ
ぞれ36%(1A)および40%(1B)の、乳化重合
で合成されたSBR 2)Goodyear Tire & Rubber
Companyから入手した、Tgが約−16℃の3,
4‐ポリイソプレンゴム 3)Goodyear Tire & Rubber
Companyから入手した、登録商標Budene‐
1254のシス‐1,4‐ポリブタジエンゴム 4)天然ゴム(シス‐1,4‐ポリイソプレン) 5)E‐SBRに約26.5部およびBRに約5部のゴ
ムプロセスオイルが含まれている{上に示したE‐SB
RとBRの量は、ドライ‐ベース(オイル分を含めな
い)である}、更に、約17部のゴム‐プロセスオイ
ル、可塑剤、樹脂、およびワックスが追加された。
【0048】6)ジアリール‐p‐フェニレンジアミン
およびジヒドロ‐トリメチルキノリン系酸化防止剤 7)PPG IndustriesからHi‐Sil2
10の商品名で入手したシリカ 8)DegussaからX505の商品名で市販されて
いるビス‐3‐(トリエトキシシリルプロピル)テトラ
スルフィド(活性50%)、テトラスルフィドとカーボ
ンブラックN330の50/50混合物であり、活性5
0%と考えられる。
およびジヒドロ‐トリメチルキノリン系酸化防止剤 7)PPG IndustriesからHi‐Sil2
10の商品名で入手したシリカ 8)DegussaからX505の商品名で市販されて
いるビス‐3‐(トリエトキシシリルプロピル)テトラ
スルフィド(活性50%)、テトラスルフィドとカーボ
ンブラックN330の50/50混合物であり、活性5
0%と考えられる。
【0049】表2 ゴム組成物のこれら性質は、試料Xおよび試料Yのトレ
ッドを有するタイヤに期待されるころがり抵抗性と静止
摩擦特性が対照試料である試料Zより優れていることを
示す。また、試料Yはトレッドの摩耗性の向上を予測さ
せる、改善された摩損抵抗性(abrasion)を示
す。
ッドを有するタイヤに期待されるころがり抵抗性と静止
摩擦特性が対照試料である試料Zより優れていることを
示す。また、試料Yはトレッドの摩耗性の向上を予測さ
せる、改善された摩損抵抗性(abrasion)を示
す。
【0050】本発明を例を挙げて説明するために代表的
実施態様と詳細を示したが、当該技術分野の熟練者には
本発明の精神と範囲から離れること無しに様々な変化や
改良がなされ得ることは明らかであろう。
実施態様と詳細を示したが、当該技術分野の熟練者には
本発明の精神と範囲から離れること無しに様々な変化や
改良がなされ得ることは明らかであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デーヴィッド・ジョン・ザンジグ アメリカ合衆国オハイオ州44685,ユニオ ンタウン,アヴァンティ・レーン 3556 (72)発明者 ジョン・ジョセフ・アンドレ・ヴァーセ アメリカ合衆国オハイオ州44240,ケント, シルバー・メドーズ 509 (72)発明者 マイケル・ジュリアン・クローフォード アメリカ合衆国オハイオ州44303,アクロ ン,パリサデス・ドライブ 712
Claims (16)
- 【請求項1】 ゴム100重量部当たり、(A)(1)
約20から45%の、また3,4‐ポリイソプレンゴム
を用いない場合には約35から45%のスチレンを含有
する、乳化重合で製造されたスチレン/ブタジエン共重
合体ゴム約10から約80phr、(2)約−15℃か
ら約−25℃の範囲のTgを有する3,4‐ポリイソプ
レンゴム約0から約30phr、(3)シス1,4‐ポ
リブタジエンゴム約0から約30phrおよび(4)シ
ス1,4‐ポリイソプレン天然ゴム約10から約15p
hrを含んでなる少くとも3種のジエン系エラストマ
ー、(B)粒状シリカ約50から約110phr、
(C)二酸化ケイ素と反応するシラン部位と該エラスト
マーと反応する硫黄部位とを含み、シリカとカップラー
の重量比が約7/1から15/1である少くとも一種の
シリカカップラーおよび(D)カーボンブラックを併用
する場合にはシリカとカーボンブラックの重量比が少く
とも2/1であり、かつ若しカーボンブラックを用いる
ならシリカとカーボンブラックの合計量が約60から1
20phrになるように処方された、約0から約50p
hrのカーボンブラックを含んでなる硫黄硬化トレッド
を有する空気入りゴムタイヤ。 - 【請求項2】 該シリカが、約50から約300の範囲
のBET表面積と約100から400の範囲のDBP吸
着値を有することを特徴とするものである、請求項1に
記載のタイヤ。 - 【請求項3】 シリカとカーボンブラックとの重量比が
少くとも10/1である、請求項1に記載のタイヤ。 - 【請求項4】 該カップラーがビス‐3‐(トリエトキ
シシリルプロピル)テトラスルフィドである、請求項1
に記載のタイヤ。 - 【請求項5】 ゴム100重量部当たり、(A)(1)
約20から45%のスチレンを含有する、乳化重合で製
造されたスチレン/ブタジエン共重合体ゴム約15から
約60phr、(2)約−15℃から−約25℃の範囲
のTgを有する3,4‐ポリイソプレンゴム約10から
30phr、(3)シス1,4‐ポリブタジエンゴム約
10から約30phrおよび(4)シス1,4‐ポリイ
ソプレン天然ゴム約10から約30phrを含んでなる
ジエン系エラストマー、(B)粒状シリカ約60から約
110phr、(C)二酸化ケイ素と反応するシラン部
位と該エラストマーと反応する硫黄部位とを含み、シリ
カとカップラーの重量比が約7/1から約15/1であ
る少くとも一種のシリカカップラーおよび(D)カーボ
ンブラックを併用する場合にはシリカとカーボンブラッ
クの重量比が少なくとも4/1であり、かつ若しカーボ
ンブラックを用いるならシリカとカーボンブラックの合
計量が約70から120phrになるように処方され
た、約0から約50phrのカーボンブラックを含んで
なる硫黄硬化トレッドを有する空気入りゴムタイヤ。 - 【請求項6】 該シリカが約50から約300の範囲の
BET表面積と約100から約400の範囲のDBP吸
着値を有する、請求項5に記載のタイヤ。 - 【請求項7】 該カップラーがビス‐3‐(トリエトキ
シシリルプロピル)テトラスルフィドである、請求項5
に記載のタイヤ。 - 【請求項8】 ゴム100重量部当たり、(A)(1)
約35から45%のスチレンを含有する乳化重合で製造
されたスチレン/ブタジエン共重合体ゴム約40から約
80phr、(2)シス‐1,4‐ポリブタジエンゴム
約10から約30phrおよび(3)シス‐1,4‐ポ
リイソプレン天然ゴム約10から約30phrを含んで
なるジエン系エラストマー、(B)粒状シリカ約60か
ら約85phr、(C)二酸化ケイ素と反応するシラン
部位と該エラストマーと反応する硫黄部位とを含み、シ
リカとカップラーの重量比が約7/1から約15/1で
ある少くとも一種のシリカカップラーおよび(D)カー
ボンブラックを併用する場合にはシリカとカーボンブラ
ックの重量比が少くとも4/1であり、かつ若しカーボ
ンブラックを用いるならシリカとカーボンブラックの合
計量が約70から120phrになるように処方され
た、約0から約50phrのカーボンブラックを含んで
なる硫黄硬化トレッドを有する空気入りゴムタイヤ。 - 【請求項9】 該シリカが、約120から約200の範
囲のBET表面積と、約150から約300の範囲のD
BP吸着値を有することを特徴とするものである、請求
項8に記載のタイヤ。 - 【請求項10】 該カップラーがビス‐3‐(トリエト
キシシリルプロピル)テトラスルフィドである、請求項
8に記載のタイヤ。 - 【請求項11】 ゴム100重量部当たり、(A)
(1)約20から約45%のスチレンを含有する、乳化
重合で製造されたスチレン/ブタジエン共重合体ゴム約
40から約80phr、(2)約−15℃から約−25
℃の範囲のTgを有する3,4‐ポリイソプレンゴム約
10から約30phr、(3)シス1,4‐ポリブタジ
エンゴム約10から約30phrおよび(4)シス1,
4‐ポリイソプレン天然ゴム約10から約15phrを
含んでなる少くとも3種のジエン系エラストマー、
(B)粒状シリカ約50から約110phr、(C)二
酸化ケイ素と反応するシラン部位と該エラストマーと反
応する硫黄部位とを含み、シリカとカップラーとの重量
比が約7/1から15/1である少くとも一種のシリカ
カップラーおよび(D)カーボンブラックを併用する場
合にはシリカとカーボンブラックの重量比が少くとも4
/1であり、かつ若しカーボンブラックを用いるならシ
リカとカーボンブラックとの合計量が約60から120
phrになるように処方された、約0から約50phr
のカーボンブラックを含んでなる硫黄硬化トレッドを有
する空気入りゴムタイヤ。 - 【請求項12】 該シリカが約120から約200の範
囲のBET表面積と約150から約300の範囲のDB
P吸着値を有することを特徴とするものである、請求項
11に記載のタイヤ。 - 【請求項13】 該カップラーがビス‐3‐(トリエト
キシシリルプロピル)テトラスルフィドである、請求項
11に記載のタイヤ。 - 【請求項14】 シリカとカーボンブラックの比が少く
とも10/1である、請求項5に記載のタイヤ。 - 【請求項15】 シリカとカーボンブラックの比が少く
とも10/1である、請求項8に記載のタイヤ。 - 【請求項16】 シリカとカーボンブラックの比が少く
とも10/1である、請求項11に記載のタイヤ。
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