JPH0770369A - シリカ強化トレッドを有するタイヤ - Google Patents

シリカ強化トレッドを有するタイヤ

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JPH0770369A
JPH0770369A JP6176754A JP17675494A JPH0770369A JP H0770369 A JPH0770369 A JP H0770369A JP 6176754 A JP6176754 A JP 6176754A JP 17675494 A JP17675494 A JP 17675494A JP H0770369 A JPH0770369 A JP H0770369A
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phr
carbon black
rubber
tire
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David John Zanzig
デーヴィッド・ジョン・ザンジグ
Paul Harry Sandstrom
ポール・ハリー・サンドストロム
Michael Julian Crawford
マイケル・ジュリアン・クローフォード
John Joseph Andre Verthe
ジョン・ジョセフ・アンドレ・ヴァーセ
Cheryl Ann Losey
チェリル・アン・ルージー
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Goodyear Tire and Rubber Co
Original Assignee
Goodyear Tire and Rubber Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少なくとも三種にのジエン系ゴムからなるシ
リカで強化されたタイヤトレッドを有する、バランスの
とれたころがり抵抗性、静止摩擦特性および耐磨耗性を
有する空気入りタイヤを提供する。 【構成】 イソプレン/ブタジエン共重合体ゴム、3,
4‐ポリイソプレンゴム、シス1,4‐ポリブタジエン
ゴムおよびシス1,4‐ポリイソプレン天然ゴムから選
ばれた少なくとも三種にのゴム、微粉状シリカまたはシ
リカとカーボンブラックとの混合物、シリカカップラー
を含んでなり、更に常用のゴム硬化用薬剤を配合したゴ
ムコンパウンドを常法で硫黄硬化してタイヤトレッド用
の硬化ゴムを得る。これを用いてバランスのとれたころ
がり抵抗性、静止摩擦特性および耐磨耗性を有する空気
入りタイヤが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はシリカで強化されてい
るゴムトレッドを有するタイヤに関する。一つの態様で
は、このトレッドは一定量のシリカまたはシリカとカー
ボンブラックとの組合せで強化した特定の多成分ゴムブ
レンドを含んでなる。
【0002】
【従来の技術】通常、カーボンブラックで強化されてい
るのが普通である各種ゴムの混合物であるゴムトレッド
を有する空気入りゴムタイヤが製造されている。
【0003】一つの態様では、望まれるタイヤトレッド
の性能、特にころがり抵抗性(rolling res
istance)、静止摩擦特性(traction)
および耐摩耗性を中心とする、バランスのとれたタイヤ
トレッド特性を達成する目的で、複数のゴムの性能を評
価し、選別し、そしてブレンドする。
【0004】タイヤ、特にタイヤトレッドのような用途
を含めてゴムを利用する種々の用途では、かなりの量の
複数の強化用充填材を含有する、硫黄硬化されたゴムが
用いられている。そのような目的には、通常、カーボン
ブラックが用いられ、普通、硫黄硬化ゴムに良好な性質
を与え、または性質を向上させる。この目的に、微粉状
のシリカが用いられることもあり、特に、シリカはカッ
プリング剤と併用した場合、この目的に有用である。ま
た、タイヤ用トレッドを含めて各種ゴム製品の強化用充
填材として、シリカとカーボンブラックを併用すること
もある。
【0005】通常の場合、シリカをカップリング剤なし
で用いるなら、ゴムタイヤトレッドの強化用充填材とし
ては、シリカよりカーボンブラックの方が効果的である
ことを認識することは重要である。
【0006】事実、少くともカーボンブラックと較べる
と、カップラーなしで用いるなら、シリカをタイヤトレ
ッドを含む大半の目的に用いられるゴムの強化用充填材
たらしめる、シリカ粒子とゴムエラストマーの間の物理
的および/または化学的結合は存在しないか、少くとも
も不十分である。この欠陥を克服するために種々の処理
および方法が考案されているが、当該技術分野の熟練者
にカップリング剤またはカップリラーとして普通知られ
ている、シリカ表面およびゴムエラストマー分子の両方
と反応する能力のある化合物がよく用いられている。こ
のようなカップリング剤は、例えばシリカ粒子と前混合
されるか、前反応させても良く、またはゴム/シリカ加
工段階または混合段階でゴム混合物に添加してもよい。
カップリング剤とシリカがゴム/シリカ混合段階または
加工段階で別々にゴム混合物に添加される場合には、カ
ップリング剤はその場でシリカと結合すると考えられ
る。
【0007】特に、そのようなカップリング剤は、普
通、シリカ表面と反応する能力のある構成成分または部
位(シラン部分)と、ゴム、特に、炭素−炭素二重結合
または不飽和結合を含む硫黄加硫できるゴムと反応する
能力のある構成成分または部位とを含むシランから成
る。この場合、カップラーはシリカとゴムとの結合橋と
して作用し、シリカのゴム強化性能を高める。
【0008】一つの態様において、カップリング剤のシ
ランは、多分、加水分解によってシリカ表面で結合を生
成し、カップリング剤のゴム反応性の成分はゴム自身と
結合する。通常、カップラーの反応性成分は感温性であ
り、最終のより高温の加硫工程で、即ちゴム/シリカ/
カップラー混合工程に続いて、従ってカップラーのシラ
ングループがシリカと結合した後でゴムと結合する傾向
がある。しかし、カップラーは、典型的には、温度に敏
感であるから、ある程度の化合または結合は初期のゴム
/シリカ/カップラー混合工程で、従って続く硬化工程
に先立つて起きる可能性がある。
【0009】カップラーのゴム反応性グループの成分の
例はメルカプト、アミノ、ビニル、エポキシおよび硫黄
のような群の一つまたはそれ以上であり、望ましくは硫
黄またはメルカプト基、より望ましくは硫黄である。
【0010】非常に多数のカップリング剤、例えばビス
‐(3‐トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィ
ドのようなポリスルフィド成分または構造を含むシラン
カップリング剤がシリカとゴムの結合に用いられること
が教示された(例えば、米国特許第3,873,489
号明細書)。
【0011】シリカ強化タイヤトレッドについては、米
国特許第5,066,721号明細書の表3(欄15)
の中の比較試験例1に、タイヤトレッド用の50部のシ
リカを含む溶液重合で合成したSBRが開示されてい
る。表4(欄17)には、そのタイヤトレッドの製造が
例示されている。米国特許第5,227,425号明細
書には、特定のシリカ特性を有するシリカで強化された
溶液重合で合成したSBRが乳化重合で合成したSBR
より望ましいとして開示されている。米国特許第4,5
19,430号明細書には、溶液重合または乳化重合S
BRを含むシリカ含有量の多いタイヤトレッド、場合に
よってはシリカとカーボンブラックとの混合物を含み、
シリカがそのシリカ/カーボンブラック強化充填材の主
要成分であることが要求されるポリブタジエンゴムおよ
び/またはポリイソプレンゴムを含むタイヤトレッドが
開示されている。
【0012】シリカおよびシリカ強化タイヤトレッドに
関連するその他の米国特許には、米国特許第3,45
1,458号;同第3,664,403号;同第3,7
68,537号;同第3,873,489号;同第3,
884,285号;同第3,938,574号;同第
4,482,663号;同第4,590,052号;同
第5,089,554号明細書があり、また英国特許第
1,424,503号明細書もある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、イソ
プレン/ブタジエン共重合体ゴム、3,4‐ポリイソプ
レンゴム、シス1,4‐ポリブタジエンゴムおよびシス
1,4‐ポリイソプレン天然ゴムから選ばれた少なくと
も三種にのゴムからなるシリカで強化されたタイヤトレ
ッドを有する、バランスのとれたころがり抵抗性、静止
摩擦特性および耐磨耗性を有する空気入りタイヤを提供
することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ゴム1
00重量部当たり、(A)(1)約15乃至約50ph
r、望ましくは約15乃至約40phrの、約40乃至
約60%のイソプレンを含み、約‐40乃至‐50℃の
Tgを有するイソプレン/ブタジエン共重合体ゴム、
(2)約10乃至約40phr、望ましくは約10乃至
約30phrの約‐15乃至約‐25℃の範囲のTgを
有する3,4‐ポリイソプレン、(3)約10乃至約3
0phr、望ましくは約15乃至約30phrのシス
1,4‐ポリブタジエンゴムおよび(4)約0乃至約3
0phr、望ましくは約10乃至約20phrのシス
1,4‐ポリイソプレン天然ゴムを含んでなる、少くと
も3種のジエン系エラストマー、(B)約50乃至約1
10phr、望ましくは約60乃至約85phrの微粉
状シリカ、(C)二酸化ケイ素と反応するシラン部位と
前記エラストマーと反応する硫黄部位とを含み、シリカ
対カップラーの重量比が約7/1乃至約15/1である
少くとも一種のシリカカップラー、(D)カーボンブラ
ックを併用する場合には、シリカ対カーボンブラックの
重量比が少くとも2/1、望ましくは4/1、そして更
に望ましくは少くとも10/1で、若しカーボンブラッ
クを用いるなら、シリカとカーボンブラックの合計量が
約60乃至約120phr、望ましくは約70乃至約9
0phrになるように処方された約0乃至約50phr
のカーボンブラックを含んでなる、硫黄硬化されたトレ
ッドを有する空気入りタイヤが提供される。
【0015】本発明の一つの態様では、ゴム100重量
部当たり、(A)(1)約15乃至約40phrの、約
40乃至約60%のイソプレンを含み、約‐40乃至約
‐50℃のTgを有するイソプレン/ブタジエン共重合
体ゴム、(2)約10乃至約30phrの、約‐15乃
至約‐25℃の範囲のTgを有する3,4‐ポリイソプ
レンゴム、(3)約15乃至約30phrのシス1,4
‐ポリブタジエンゴムおよび(4)約10乃至約20p
hrのシス1,4‐ポリイソプレン天然ゴムを含んでな
るジエン系エラストマー、(B)約50乃至約85ph
r、望ましくは約60乃至約85phrの微粉状シリ
カ、(C)二酸化ケイ素と反応するシラン部位と前記エ
ラストマーと反応する硫黄部位とを含み、シリカ対カッ
プラーの重量比が約7/1乃至約15/1である少くと
も一種のシリカカップラー、および(D)カーボンブラ
ックを併用する場合には、シリカ対カーボンブラックの
重量比が少くとも2/1、望ましくは4/1で、そして
幾つかの用途では少くとも10/1で、若しカーボンブ
ラックを用いるなら、シリカとカーボンブラックの合計
量が約60乃至約120phr、望ましくは約70乃至
約90phrになるように処方された約0乃至約50p
hrのカーボンブラックを含んでなる、硫黄された硬化
トレッドを有する空気入りタイヤが提供される。
【0016】本発明の一つの態様では、ゴム100重量
部当たり、(A)(1)約40乃至約60phrの、乳
化重合で合成された約40乃至60%のイソプレンを含
み、約‐40乃至‐50℃のTgを有するイソプレン/
ブタジエン共重合体ゴム、(2)約10乃至約30ph
rの約‐15乃至約‐25℃の範囲のTgを有する3,
4‐ポリイソプレンゴムおよび(3)約10乃至約30
phrのシス1,4‐ポリイソプレン天然ゴムを含んで
なるジエン系エラストマー、(B)約50乃至約85p
hr、望ましくは約60乃至約85phrの微粉状シリ
カ、(C)二酸化ケイ素と反応するシラン部位と前記エ
ラストマーと反応する硫黄部位とを含み、シリカ対カッ
プラーの重量比が約7/1乃至約15/1である少くと
も一種のシリカカップラー、および(D)カーボンブラ
ックを併用する場合には、シリカ対カーボンブラックの
重量比が少くとも2/1、望ましくは4/1で、そして
幾つかの用途では少くとも10/1で、若しカーボンブ
ラックを用いるなら、シリカとカーボンブラックの合計
量が約60乃至約120phr、望ましくは約70乃至
約90phrになるように処方された約0乃至約50p
hrのカーボンブラックを含んでなる、硫黄硬化された
トレッドを有する空気入りタイヤが提供される。
【0017】本明細書で用いられる用語“phr”は通
常の用い方に従って“ゴムの100重量部当たりの個々
の材料の部数”を意味する。
【0018】本発明の重要な特徴は実質量のシリカ強化
材を含有する、タイヤトレッドの性質を向上させるよう
に設計された、少くとも三種のゴムを含有するゴムブレ
ンドにある。
【0019】一つの態様では、このイソプレン/ブタジ
エン共重合体ゴム(IBR)は約40乃至約60%のイ
ソプレンを含み、約‐40乃至約‐50℃の範囲のTg
を有することが要求される。
【0020】3,4‐ポリイソプレンゴム(3,4‐P
I)はタイヤの静止摩擦特性を向上させるのに有益と考
えられる。
【0021】3,4‐PIおよびその利用は本明細書で
引用されている米国特許第5,087,668号明細書
中に更に詳細に記載されている。Tgはガラス転移温度
のことであり、示差走査熱量計により加熱速度10℃/
分でうまく測定することができる。
【0022】シス1,4‐ポリブタジエンゴム(BR)
はタイヤトレッドの摩耗特性またはトレッド摩耗特性を
向上するのに有益と考えられる。
【0023】かかるBRは、例えば1,3‐ブタジエン
の有機溶媒中での溶液重合によって合成される。
【0024】このBRは、通常、例えばシス1,4‐結
合の含有量が少くとも90%であるという特徴を持って
いる。
【0025】シス1,4‐ポリイソプレン天然ゴムはゴ
ムの技術分野の人には良く知られている。
【0026】かくして、本発明の実施においては、少く
とも三種のゴムからの均衡のとれたゴムブレンドが提供
され、これがシリカによる強化に繋がり、このゴム混合
物に対するシリカの強化効果のためのシリカカップラー
に繋がる。
【0027】他の態様では、かかる硫黄硬化ゴムトレッ
ドはカーボンブラックを含有することもあるが、カーボ
ンブラックに対するシリカの重量比は少くとも約2/
1、望ましくは約4/1、さらに、場合によっては、少
くとも10/1である。
【0028】ゴムコンパウンドの調製用に通常使用され
るシリカ系ピグメントが本発明でのシリカとして用いら
れるが、高温処理および沈降性シリカ系ピグメント(シ
リカ)があり、沈降性シリカが望ましい。
【0029】本発明で用いられる望ましいシリカ系ピグ
メントは、例えば可溶性ケイ酸塩、例えばケイ酸ソーダ
の酸処理で得られるような沈降性シリカである。
【0030】シリカ系ピグメント(シリカ)は、例えば
最大粒径50乃至10,000オングストローム、望ま
しくは50乃至400オングストロームであるべきであ
る。窒素ガスを用いて測定したこのピグメントのBET
表面積は約100乃至約250、望ましくは約120乃
至約180m2 /gの範囲にあることが推奨される。こ
の表面積を測定するBET法は、米国化学会誌(Jou
rnal of the American Chem
ical Society)、第60巻、304頁に説
明されている。
【0031】また、このシリカは、標準的には、約20
0乃至400、普通は約220乃至約300の範囲のジ
ブチルフタレート(DBP)吸収値を有する。
【0032】このシリカは電子顕微鏡で測定した平均最
大粒径が、例えば0.01乃至0.05ミクロンの範囲
であることが期待されかも知れない。但し、シリカ粒子
の大きさはそれより小さい場合もある。
【0033】ゴムとの混合の前および後でのシリカの
“投影”(projected)面積が各種シリカの特
性化に適していることがしばしば教示されたが、この方
法による特性化は不十分であり、また試料の調製法を十
分良く選定し、規定しなければ信頼できないと考えられ
る。何故なら、電子顕微鏡によるシリカの投影面積の測
定は試料の調製条件に非常に大きく依存するからであ
る。調製条件には試料容器の大きさや混合のエネルギー
も含まれ、完全に細部まで明かにすることが必要であ
る。
【0034】各種の市販のシリカが本発明で使用するた
めに入手できる。単なる例として、制限を付けずに示す
と、ピー・ピー・ジー・インダストリーズ社(PPG
Industries)からHi‐Silという登録商
標で、210、243などの商品番号で市販されている
シリカ;ローン・プーラン社(Rhone‐Poule
nc)からZ1165MPおよびZ165GRという名
称で市販されているシリカおよびデグッサ・アーゲー社
(Degussa AG)からVN2およびVN3など
の名称で市販されているシリカなどがある。PPGのH
i‐Silが推奨される。
【0035】この技術分野の習熟者には容易に理解され
るように、トレッドゴムのゴム成分はゴム混練技術分野
で一般に知られている方法、例えば各種の硫黄硬化性成
分ゴムを、例えば硫黄、活性化剤、遅延剤および促進剤
のような硬化剤、オイル、粘着樹脂を含めて樹脂類、シ
リカ、および可塑剤のような加工助剤、充填材、顔料、
脂肪酸、酸化亜鉛、ワックス、酸化防止剤とオゾン亀裂
防止剤、素練り促進剤、および、例えばカーボンブラッ
クのような強化材と混合する方法によって混練される。
この技術分野で良く知られているように、硫黄硬化され
得る、および硫黄硬化した材料(ゴム)の利用目的に応
じて、前記の添加物を選び、普通、常用の量使用する。
【0036】本発明では、若し使用するなら、前に説明
したように、通常、カーボンブラックが添加される。粘
着樹脂を使用するなら、その常用量は約0.5乃至約1
0phr、普通約1乃至約5phrの範囲である。加工
助剤の常用量は約1乃至約50phrである。加工助剤
は、例えば芳香族系、ナフテン系および/またはパラフ
ィン系プロセスオイルである。酸化防止剤の常用量は約
1乃至約5phrである。代表的酸化防止剤は、例えば
ジフェニル‐p‐フェニレンジアミン、および、例えば
ヴァンデルビルトのゴムハンドブックVanderb
ilt Rubber Handbook)、第344
−346頁に開示されているような酸化防止剤である。
オゾン亀裂防止剤の常用量は約1乃至約5phrであ
る。ステアリン酸のような脂肪酸を若し使用するなら、
その常用量は約0.5乃至約3phrである。酸化亜鉛
の常用量は約2乃至約5phrである。ワックスの常用
量は約1乃至約5phrである。微結晶性のワックスが
よく用いられる。素練り促進剤の常用量は約0.1乃至
約1phrである。代表的素練り促進剤は、例えばペン
タクロロチオフェノールおよびジベンズアミドジフェニ
ルジスルフィドである。
【0037】硬化は硫黄硬化剤の存在下で行われる。適
した硫黄硬化剤の例は元素硫黄(フリー硫黄)または硫
黄供給硬化剤、例えばアミンジスルフィド、高分子ポリ
スルフィドまたは硫黄−オレフィン付加体である。望ま
しい硫黄硬化剤は元素硫黄である。この技術分野の人々
にはよく知られているように、硫黄硬化剤は約0.5乃
至約4phrの範囲の量、まはた、場合により、約8p
hrまでも用いられることもあるが、望ましくは約1.
5乃至約2.5phr、時には2乃至2.5phr使用
される。
【0038】促進剤は硬化に必要な時間および/または
温度を調節し、硬化物の性質を向上させるために用いら
れる。遅延剤も硬化速度を調節するために用いられる。
一つの態様では、単一の促進剤系、即ち一次促進剤が用
いられる。通常、推奨される一次促進剤(複数)は総量
で約0.5乃至約4phr、望ましくは約0.8乃至約
1.5phr用いられる。もう一つの態様では、例えば
硬化を活性化し、硬化物の性質を向上させるために一次
促進剤と二次促進剤を組合わせて用いることもあり、二
次促進剤の使用量は約0.05乃至約3phrである。
これらの促進剤の組合わせは最終製品の性質に対し相乗
効果を与えることが期待される。そして、いずれかの促
進剤を単独で用いた場合より幾分良い性質が期待され
る。さらに、標準の加工温度では影響を及ぼさないが、
常用の硬化温度で満足な硬化ができる遅効型促進剤も用
いられる。本発明で使用するのに適したタイプの促進剤
はアミン類、ジスルフィド類、グアニジン類、チオ尿素
類、チアゾール類、チウラム類、スルフェンアミド類、
ジチオカーバメート類およびザンテート類である。推奨
される一次促進剤はスルフェンアミドである。二次促進
剤が用いられる場合には、望ましい二次促進剤はグアニ
ジン、ジチオカーバメートまたはチウラム化合物であ
る。硫黄硬化剤および促進剤(複数)の存在と両者の相
対量は本発明の態様とは考えられず、本発明は、より一
義的には、シリカをカップリング剤と組合わせて強化用
充填材として用いることに向けられている。
【0039】前記の添加剤の存在とそれらの相対量は本
発明の態様とは考えられず、本発明は、より一義的に
は、タイヤトレッドに特定のゴム混合物をシリカおよび
シリカカップラーと組合わせて用いることに向けられて
いる。
【0040】本発明のタイヤはこの技術分野での熟練者
には直ぐ明かになる各種の方法で組立てられ、形を作
り、成形し、硬化される。
【0041】
【実施例】本発明は次の実施例を参照することにより更
によく理解されるであろう。特に断らない限り、部およ
びパーセントは重量で与えられる。
【0042】実施例1 イソプレン/ブタジエン共重合体ゴム(IBR)、3,
4‐ポリイソプレンゴム(3,4‐PI)、シス1,4
‐ポリブタジエンゴム(BR)および、場合によって
は、シス1,4‐ポリイソプレン天然ゴム(NR)の3
種の各種混合物からゴム組成物(混練りゴム)を調製
し、本実施例中で試料Xおよび試料Yと名付けた。
【0043】溶液重合で合成したスチレン/ブタジエン
共重合体ゴム(S‐SBR)およびシス1,4‐ポリブ
タジエンゴムからなる対照ゴム組成物を調製し、この実
施例では試料Zと名付けた。
【0044】このゴム組成物は調合成分を数段階で混合
することにより調製された。即ち、非硬化発現性の二工
程(硬化剤無し)および硬化発現性工程(基本的には、
硬化剤の配合工程)で混合し、次いで得られた組成物を
高温、加圧下で硬化した。
【0045】この非硬化発現性混合工程の第一非硬化発
現工程で、最終の硬化発現性混合工程で混合(添入)さ
れる促進剤(複数)、硫黄硬化剤、酸化亜鉛および酸化
防止剤を除いて、全ての調合成分が混合された。但し、
約20乃至50%の強化充填材(シリカまたはカーボン
ブラック)と(それら強化充填材に)比例する量のカッ
プラーとプロセスオイルは第二非硬化発現性混合工程で
添加された。配合成分は各非硬化発現混合工程でバンバ
リー型(Banbury type)の混合機中で約5
分間、約165℃の温度まで混合された。次いで、得ら
れたゴム組成物(混合物)に残りの配合成分を加え、バ
ンバリー型の混合機中で約2分間、約110℃の温度ま
で混合した。次いで、このゴムを150℃で約18分間
硬化した。
【0046】このゴム組成物は表1に示した配合成分を
含んでいる。表2に硬化ゴム組成物の性質を示した。
【0047】
【表1】
【0048】1)グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバ
ー社(Goodyear Tire & Rubber
Company)から入手した、イソプレン含有量が
約50%で、Tgが約‐45℃のイソプレン/ブタジエ
ン共重合体ゴム 2)グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー社から入手
した、Tgが約‐16℃の3,4‐ポリイソプレンゴム 3)ファイヤーストン・シンセティック・ラバー・アン
ド・ラテックス社(Firestone Synthe
tic Rubber andLatex Compa
ny)から登録商標デュラデン(Duradene)と
して入手した。これはスチレン含有量23.5%、ビニ
ル含有量45%で、Tgが約‐36℃であると記されて
いる。 4)グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー社から入手
した、登録商標ブデン(Budene)1207のシス
‐1,4‐ポリブタジエンゴム 5)天然ゴム(シス‐1,4‐ポリイソプレン) 6)PPGインダストリーズ社からHi‐Sil210
の商品名で入手したシリカ 7)デグッサ社からX50Sの商品名で市販されている
ビス‐3‐(トリエトキシシリルプロピル)テトラスル
フィド(活性50%)、テトラスルフィドとカーボンブ
ラックN330の50/50混合物であり、(活性50
%と考えられる)。 8)ジアリール‐p‐フェニレンジアミンおよびジヒド
ロ‐トリメチルキノリン系酸化防止剤
【0049】
【表2】
【0050】ゴム組成物のこれら性質は素晴らしいバラ
ンスのころがり抵抗性、静止摩擦特性および耐摩耗性を
示す。試料Xは試料Yに比べて60℃でのタンデルタが
僅かに低いが、これはその組成物をタイヤトレッドとし
て用いた時にタイヤのころがり抵抗性が改善されること
を示す。一方試料Yは試料Xに比べて0℃でのタンデル
タが僅かに大きいが、これはその組成物をタイヤトレッ
ドとして用いた時3,4‐ポリイソプレンの寄与により
静止摩擦特性が改善されることを示す。試料XおよびY
は共に優れた耐摩耗性を示し、対照試料Zに比べて60
℃でのタンデルタが低く、これはそのような組成を有す
るタイヤでトレッドの摩耗性がより良好でころがり抵抗
性が小さいことを示す。
【0051】本発明を例を挙げて説明するために代表的
実施態様と細部を示したが、当該技術分野の熟練者に
は、本発明の精神と範囲から離れること無しに様々な変
化や改良がなされ得ることは明らかであろう。
フロントページの続き (72)発明者 ポール・ハリー・サンドストロム アメリカ合衆国オハイオ州44278,トール マッジ,ミルトン・ドライブ 96 (72)発明者 マイケル・ジュリアン・クローフォード アメリカ合衆国オハイオ州44303,アクロ ン,パリサデス・ドライブ 712 (72)発明者 ジョン・ジョセフ・アンドレ・ヴァーセ アメリカ合衆国オハイオ州44240,ケント, シルバー・メドーズ 509 (72)発明者 チェリル・アン・ルージー アメリカ合衆国オハイオ州44278,トール マッジ,ストレッカー・ドライブ 200

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム100重量部当たり、(A)(1)
    約15乃至50phrの、約40乃至約60%のイソプ
    レンを含み、約‐40乃至約‐50℃のTgを有するイ
    ソプレン/ブタジエン共重合体ゴム、(2)約10乃至
    約40phrの、約‐15乃至約‐25℃の範囲のTg
    を有する3,4‐ポリイソプレン、(3)約10乃至約
    30phrのシス1,4‐ポリブタジエンゴムおよび
    (4)約0乃至約30phrのシス1,4‐ポリイソプ
    レン天然ゴムを含んでなる少くとも3種のジエン系エラ
    ストマー、(B)約50乃至約110phrの微粉状シ
    リカ、(C)二酸化ケイ素と反応するシラン部位と該エ
    ラストマーと反応する硫黄部位とを含み、シリカ対カッ
    プラーの重量比が約7/1乃至約15/1である少くと
    も一種のシリカカップラー、および(D)カーボンブラ
    ックを併用する場合には、シリカ対カーボンブラックの
    重量比が少くとも2/1で、若しカーボンブラックを用
    いるなら、シリカとカーボンブラックの合計量が約60
    乃至約120phrになるように処方された約0から約
    50phrのカーボンブラックを含んでなる、硫黄硬化
    されたトレッドを有する空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 該シリカが約100乃至約250の範囲
    のBET表面積と約200乃至400の範囲のDBP吸
    着値を有する、請求項1に記載のタイヤ。
  3. 【請求項3】 該トレッドがシリカとカーボンブラック
    の両方を含み、そしてシリカ対カーボンブラックの重量
    比が少くとも10/1である、請求項1に記載のタイ
    ヤ。
  4. 【請求項4】 該トレッドがシリカとカーボンブラック
    の両方を含み、そしてシリカ対カーボンブラックの重量
    比が少くとも2/1である、請求項1に記載のタイヤ。
  5. 【請求項5】 該カップラーがビス‐3‐(トリエトキ
    シシリルプロピル)テトラスルフィドである、請求項1
    に記載のタイヤ。
  6. 【請求項6】 ゴム100重量部当たり、(A)(1)
    約15乃至約40phrの、約40乃至約60%のイソ
    プレンを含み、約‐40乃至約‐50℃のTgを有する
    イソプレン/ブタジエン共重合体ゴム、(2)約10乃
    至約30phrの、約‐15乃至約‐25℃の範囲のT
    gを有する3,4‐ポリイソプレンゴム、(3)約15
    乃至約30phrのシス1,4‐ポリブタジエンゴムお
    よび(4)約10乃至約20phrのシス1,4‐ポリ
    イソプレン天然ゴムを含んでなるジエン系エラストマ
    ー、(B)約60乃至約110phrの微粉状シリカ、
    (C)二酸化ケイ素と反応するシラン部位と該エラスト
    マーと反応する硫黄部位とを含み、シリカ対カップラー
    の重量比が約7/1乃至約15/1である少くとも一種
    のシリカカップラー、および(D)カーボンブラックを
    併用する場合には、シリカ対カーボンブラックの重量比
    が少くとも4/1で、若しカーボンブラックを用いるな
    ら、シリカとカーボンブラックの合計量が約70乃至約
    120phrになるように処方された約0乃至約50p
    hrのカーボンブラックを含んでなる、硫黄硬化された
    トレッドを有する空気入りタイヤ。
  7. 【請求項7】 該シリカが約100乃至約250の範囲
    のBET表面積と約200乃至約400の範囲のDBP
    吸着値を有する、請求項6に記載のタイヤ。
  8. 【請求項8】 該カップラーがビス‐3‐(トリエトキ
    シシリルプロピル)テトラスルフィドである、請求項6
    に記載のタイヤ。
  9. 【請求項9】 該トレッドがシリカとカーボンブラック
    の両方を含み、そしてシリカ対カーボンブラックの重量
    比が少くとも4/1である、請求項6に記載のタイヤ。
  10. 【請求項10】 該トレッドがシリカとカーボンブラッ
    クの両方を含み、そしてシリカ対カーボンブラックの重
    量比が少くとも10/1である、請求項6に記載のタイ
    ヤ。
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