JPH07307582A - 通信機器用筐体 - Google Patents

通信機器用筐体

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JPH07307582A
JPH07307582A JP12306994A JP12306994A JPH07307582A JP H07307582 A JPH07307582 A JP H07307582A JP 12306994 A JP12306994 A JP 12306994A JP 12306994 A JP12306994 A JP 12306994A JP H07307582 A JPH07307582 A JP H07307582A
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rotary shaft
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Yutaka Hasegawa
豊 長谷川
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Aichi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】長期間に渡って屋外などに設置するような場合
でも、通信機器用筐体、とりわけヒンジ部の腐食をでき
るだけ抑制する構造を提供すること。 【構成】ヒンジ部の支持孔の内周囲は、リングブッシュ
の圧入により、蓋を支える回動軸に直接当たることがな
く、すきまがより少なくなって、錆の原因となる水分の
量が抑制される。また、リングブッシュはほとんど固定
されているため、リングブッシュの圧入前に支持孔に塗
布された塗料が剥がれにくく維持される。また、錆びに
くくて強度を有するステンレス鋼等の防錆材料で構成し
たヒンジ部の回動軸の周囲が、筐体材料としてのアルミ
ニウム合金よりもイオン化傾向の少ない材料、例えば銅
合金で構成されるので、アルミニウム合金を腐食するこ
とが抑制される。筐体材料が鋳鉄の場合でも同様であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信装置などで中継に
用いるため、機器類を格納して電柱上や埋設溝などに配
置させる防水の通信機器用筐体の構造に関し、特に、ヒ
ンジ部の回動部分の腐食防止を目的とした構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、高周波伝送機器に用いられている
通信機器用筐体(以下、簡単に筐体と書く)は頑丈かつ
軽量なアルミ合金製で、内部に電子回路ユニット類が格
納されている。この筐体は一部特殊な場合を除き屋外で
使用されることがほとんどで、その他にも、マンホール
の下の埋設溝などに設置されることもあるが、いずれに
せよ防水防錆などの耐環境構造としてあり、また電磁波
漏洩防止のため電磁シールド構造にもなっている。筐体
自体は、主に電柱自体へ固定されたり、電柱間に張った
メッセンジャーワイヤ(以下、架線と記す)に吊り下げ
られる構造としてあり、通信用等のケーブルが筐体の左
右より内部に接続され、筐体の下部からも分岐したケー
ブルが出されたりする。筐体外面は、あらゆる環境に耐
えるよう、塗装などの防錆処置が施され、筐体内部の電
子装置から発生する熱を放熱するため表面に放熱フィン
を設けることもある。
【0003】このような高周波伝送機器等に用いられる
通信機器用筐体は、通常、屋外に長年配置されたままで
あることがほとんどである。しかし定期的な点検などの
保守作業があり、筐体内部を確認できるような構造とし
てある。つまり、筐体の一側面全体を蓋として開閉する
構造としてあり、ボルト締めなどで密閉するようになっ
ている。その際、防水処置や電磁シールドも確実に行わ
なければならず、蓋の密閉も弾力性のある防水パッキン
や電磁シールドパッキンを用いてボルト締めしている。
この蓋の開閉は、主に電柱上等での保守作業となること
から、蓋が落下しないよう工夫がなされ、蓋の支持を固
定ボルトで簡単に実施できるように、図2に示すような
筐体本体の片側に蝶番(ヒンジ)を設け、蓋が開いて筐
体本体の一端にぶら下がるようになっているものがほと
んどである。また蓋の固定ボルトなども、落下の危険が
ないように、筐体本体側のナットをロータリ式にして固
定ボルトを留め、蓋に設けた鍔(つば)を固定ボルトの
首部分で引っ掛けてから固定ボルトを締めつけ、蓋を固
定するようにしている。この筐体に対して、筐体の蓋を
開閉する蝶番は筐体本体の外部に形成される。筐体は、
電柱間に張った架線に吊り下げられることが多いので大
きさに制限があり、また重すぎるものも適切でない。従
って筐体全体はコンパクトに作られていることが必要
で、余分な構造を付加することは好ましくない。
【0004】この筐体は、設置した格納機器類の故障が
生じない限り、蓋を開口することはほとんどない。最近
の電子機器類の信頼性の向上により、点検期間が大幅に
延びて数年に一度という状況もあり得るが、それでもし
かし、定期点検として数年に一回程度の割合で筐体の蓋
を開口することになる。例えば、電柱上の架線に設置し
た場合では、電柱に近いとは言え、架線にぶら下げられ
た状態での点検を実施することになる。一旦設置された
アルミ筐体は、点検までの間、自然の天候の影響を受け
続ける。従って耐候性をもたせるために、通常は防錆塗
料をアルミ筐体全体に施すといった防錆処理を施すこと
が一般に実施されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】防錆処理により、筐体
の通常の表面は錆びることなく、ほぼ耐久性が保たれて
いる。しかしながら、現実には筐体の蓋を回動支持する
ヒンジ部の回動軸の周囲に錆が発生し、蓋を開口する作
業に影響が出ているという問題がある。とりわけこのア
ルミ筐体設置場所が電柱近傍の架線上である場合に、作
業員は高所の作業となることから、蓋を開口するための
回動軸が錆びついていて、なかなか開口することができ
ないことがある。従って、作業効率を悪化させ、作業員
の負担を重くするという問題がある。ヒンジ部は回動さ
せるための回動軸を有し、隙間を有する構造のため、ど
うしても雨水や大気汚染、場合によっては塩水等の影響
を受け、腐食することが避けられないためである。
【0006】従って本発明の目的は、長期間に渡って屋
外などに設置するような場合でも、通信機器用筐体、と
りわけヒンジ部の腐食をできるだけ抑制する構造を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明の構成の特徴は、通信ケーブルと接続された通
信用機器類を密閉格納し配置される通信機器用筐体にお
いて、該通信機器用筐体の密閉蓋を回動支持するヒンジ
部が、防錆材料の回動軸と、該回動軸の周囲に、該ヒン
ジ部の支持孔に圧入されて固定されているリングブッシ
ュとを備え、該リングブッシュが、スリットを有して、
圧入前に前記支持孔の径よりも大きい径であること、か
つ、該リングブッシュ材料の接触電位が該通信機器用筐
体の材質と前記防錆材料との間の値であることを要旨と
する。また関連発明の構成は、前記通信機器用筐体がア
ルミニウム合金製もしくは鋳鉄製であり、前記回動軸が
ステンレス鋼であり、前記リングブッシュの表面が銅合
金系材料、もしくはニッケル合金系材料、もしくはステ
ンレス鋼であることを特徴とする。
【0008】
【作用】ヒンジ部の支持孔の内周囲が、リングブッシュ
の圧入により、蓋を支える回動軸に直接当たることがな
く、すきまがより少なくなって、錆の原因となる水分の
しみ込む量が抑制される。また、リングブッシュはほと
んど固定されて動くことがなく、リングブッシュの圧入
前に支持孔に塗布された防錆塗料が剥がれにくく維持さ
れる。また、錆びにくくて強度を有するステンレス鋼等
の防錆材料で構成した回動軸の周囲が、筐体材料として
のアルミニウム合金や鋳鉄よりも腐食電位差の少ない材
料、例えば銅合金で構成され、直接、回動軸が筐体材料
に触れることがない。従って回動軸は腐食電位差の少な
い材料との間では腐食が抑制され、また筐体材料との間
でも腐食電位差が少なくなるので、腐食が抑制される。
【0009】
【発明の効果】ヒンジ部の支持孔と回動軸とのすきまが
リングブッシュによって充分狭められるため、水分のし
み込む量が抑制され、ヒンジ部のアルミニウム合金を腐
食することが抑制される。これは筐体材料が鋳鉄の場合
でも同様である。さらにリングブッシュと回動軸とが、
同じ材料、もしくはアルミニウム合金や鋳鉄よりも腐食
電位差が少ない材料の関係のため、腐食が発生しにく
く、従って蓋の開閉動作に影響せず、作業性を損なわな
い。また、リングブッシュと支持孔の接触部にガルバニ
腐食が発生し、リングブッシュが固着したとしても、回
動軸とリングブッシュとの間は腐食が生じにくいため固
着することはなく、回動軸の回動が保証される。特にリ
ングブッシュと回動軸とが同じ材料で構成される場合
は、ガルバニ腐食が全く生じないので回動軸の回動には
影響を全く与えない。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1は、図2に示すような通信機器用筐体1
(以下、筐体と記す)のヒンジ部10を回動軸であるロ
ータリナット3の軸方向から見た説明図で、図1では筐
体本体は省略してある。図2は、本発明を適用する通信
機器用筐体1であって、CATV用の高周波伝送機器を格納
するトランクアンプケースとして構成された筐体1の模
式図である。この図2では、蓋20を開けた状態を示し
ており、内部の機器類や通信ケーブル類は図示していな
い。この筐体1は電柱上や電柱間の架線にぶら下げられ
る。そのため筐体上面に架線固定用金具22が取りつけ
られている。筐体上面にはそのほか、蓋を固定するため
のボルト7が開口部の縁に設けられ、やはり蝶番(ヒン
ジ)形式でロータリナット3に回転可動に留められてい
る。また、筐体1の側面には通信ケーブルを導入するコ
ネクタ部24があり、場合によっては筐体下面にも取り
つけられる。蓋20と反対側に位置する筐体側面は密閉
形状であり、他の側面と一体形成されている。
【0011】この蓋20は、筐体本体1のヒンジ部10
の軸受け11に、回転可能に遊嵌するロータリナット3
で支えられている。このロータリナット3は、蓋20が
閉められて固定されている時はボルト7でしっかり締め
つけられて固定され、動かない状態にある。蓋20の上
部もボルト7を蓋20のボルト掛け部8に引っ掛けて締
めつけて固定してあり、蓋20の上下でしっかりと密閉
される。なお、ヒンジ部10の位置は、図1に示すよう
な箇所に限らず、例えば上下辺に3か所ずつであっても
構わない。
【0012】図1に明示していないが、ヒンジ部10の
支持孔の内壁6には、筐体表面に施す防錆塗料が塗布さ
れており、そこにスリット2aを有するリングブッシュ
2が圧入されている。このリングブッシュ2は、自然放
置状態では支持孔の直径よりも僅かに大きいように形成
されており、図3に示すように、リングブッシュ端部に
設けられた僅かなテーパ形状2bの存在とスリット2a
の存在により、容易にヒンジ部10の支持孔に圧入さ
れ、支持孔内でリングブッシュ自身の弾性力で固定され
た状態となる。そしてその状態でのリングブッシュ2の
内径が、回動軸となるロータリナット3の外径よりも十
分に大きく、難なくロータリナット3が挿入される。な
お、図1では圧入されたリングブッシュ2と支持孔の内
壁6との間のすきま4が大きくはっきりと示してある
が、これは実際には見た目に密着した状態になってお
り、このすきま4はミクロ的に水分が簡単に入り込む程
度のすきまがあるために明示してあるにすぎない。また
ヒンジ部10は、図4で示すように、ロータリナット3
の軸受け11が二箇所あり、リングブッシュ2は二箇所
とも装着される。
【0013】筐体材料としてアルミニウム合金を使用す
る場合に、ロータリナット3の材質としては通常、ステ
ンレス鋼、具体的にはSUS304などで構成するた
め、この材料どうしが接触していると、一般に知られて
いるように、電界液中における腐食電位差(ここでは簡
単のため腐食電位差と称する)が筐体1とロータリナッ
ト3との間に発生し、長期間の内にこの電位差による電
流が元で、いわゆる電食として知られている異種金属接
触腐食(ガルバニ腐食)現象が発生し、アルミニウム合
金が腐食、即ち錆を発生する。これが従来問題となって
いた原因であり、この現象は自然現象のため、異なる金
属どうしが接触する箇所では必ず発生してしまう。
【0014】このため、この筐体1とロータリナット3
との金属どうしを接触させないようにすることが望まし
いが、長期的な屋外放置のような条件では、塗料を用い
たとしても塗料自体が雨水などの影響で劣化してしま
い、分離の役目を果たさなくなる。そのため本発明で
は、構造的に腐食電位差が発生する部分にリングブッシ
ュ2を用い、リングブッシュの材料として、筐体1とロ
ータリナット3との電位が間の材料を用いて腐食電位差
を少なくした構成とし、さらに望ましくは、目的とする
機能を維持する構成部分である回動軸の材料との間に
は、電位差がより少ない材料を選択しておく。このよう
に構成することで、ヒンジの機能としてのロータリナッ
ト(回動軸)3は長期間の屋外放置でもリングブッシュ
2との間に錆を発生させないので、点検時などで蓋20
を開口する際に、難なく目的を果たすことができる。
【0015】ヒンジ部10の支持孔の内周面6は、筐体
1全体を防錆するための塗料が塗られる際に、同時にこ
の防錆塗料が塗られる。しかし、筐体1にリングブッシ
ュ2を圧入する際にリングブッシュ2によって擦り傷が
生じてリングブッシュ2と筐体1との接触が生じてしま
う。従って防錆塗料は完全に接触を防ぐものではなく、
錆発生を抑制する効果を有するに止まる。しかしリング
ブッシュ2は固定された状態を保ち、蓋20を開口する
際でもリングブッシュ2はほとんど動かず回動軸である
ロータリナット3が動くだけであるため、支持孔内周の
筐体1との間の防錆塗料は剥がれることがない。
【0016】このリングブッシュ2と軸受け11の支持
孔とのすきま4には、屋外設置される場合に特に、雨な
どのために水分がしみ込んだ状態となる。雨水は純粋な
水だけであることはほとんどなく、酸性雨とか、海岸地
方では塩分等を含み、通常は導電性を有する電解質であ
る。そのため、この水分がすきま4にしみ込んだ状態が
長期間続くと、ガルバニ腐食が進み、錆を発生する。ガ
ルバニ腐食が生じるためには金属どうしが電解液を介し
て導通する部分を有した状態が存在することが条件とな
る。ヒンジ部10の支持孔とリングブッシュ2とのすき
ま4は十分薄いと言ってよく、入り込む水分量が多くな
らず、ガルバニ腐食の抑制に寄与する。さらにヒンジ部
10の支持孔の内周6に塗布された塗料のため、接触を
起こす領域は制限され、腐食の進行が抑制される。
【0017】このように、もともと腐食の進行が緩やか
となる構成である上に、たとえ長期間の間にすきま4に
かなり錆が発生してしまったとしても、錆による盛り上
がりによってリングブッシュ2が圧力を受け、そのスリ
ット2aが狭まるようになる。しかしもともとスリット
2aは小さい幅で構成され、支持孔に圧入される際に間
隔が狭くなるため、装着状態ではわずかな間隔しか存在
しない。そのためスリット2aが外周からの錆による圧
力で閉じたあとは、リングブッシュ2はそれ以上閉じる
ことはなく、その内径がそれ以上小さくなることはな
い。従って、回動軸であるロータリナット3の外径は、
このスリット2aが閉じた状態におけるリングブッシュ
2の内径程度以下である必要がある。このようにロータ
リナット3を構成しておくことで、たとえ錆がヒンジ部
10の支持孔のすきま4に発生したとしても、充分回動
させることができ、定期点検などで長期の屋外放置後の
場合でも難なく蓋20を開口させることができる。
【0018】筐体1にアルミニウム合金もしくは鋳鉄を
用いる場合、これらの金属はかなり腐食電位差が卑の金
属であり、ロータリナット3に用いるステンレス鋼は、
アルミニウム合金もしくは鋳鉄に比べ貴なる金属であ
る。そのため、リングブッシュ3の材料としては、これ
らの材料の間の電位を持つ、銅合金系材料(銅、黄銅、
白銅、青銅など)、もしくはニッケル合金系材料、もし
くはロータリナット3と同種の材料であるステンレス鋼
(SUS302、SUS304、またはSUS430な
ど)で構成する。そのようにすると、直接筐体1とロー
タリナット3とが接触する場合よりも筐体1とリングブ
ッシュ2との間の腐食電位差が小さくなって腐食の進行
が緩和され、また、リングブッシュ2とロータリナット
3との腐食電位差が小さくなって、特にリングブッシュ
2をステンレス鋼とする場合はロータリナット3と同一
材料なので、腐食電位差は生じない。同一材料とまで行
かなくても、腐食電位差のより小さい材料を選択するこ
とで、回動軸であるロータリナット3との間には腐食の
発生が抑制される。
【0019】なお、上記のリングブッシュ2の材料は、
リングブッシュ2全体がその材料である必要はなく、表
面がその材料であれば充分その目的を達成できるので、
それらの材料をメッキしたリングブッシュ2でも構わな
い。例えば、リングブッシュ2の材質を加工し易い、C
3604BE(JIS規格)という真鍮材料(黄銅、銅
合金)を用い、仕上げメッキをMBNi(ニッケルメッ
キ)という構成としてもよい。
【0020】以上のように、本発明の構成による通信機
器用筐体は、屋外の長期間放置等による腐食発生を抑制
し、筐体の蓋を開口する必要が有る場合に、ヒンジ部の
腐食が抑制されているため、開口する際に、錆によって
蓋が固着しまうようなことがなく、作業性に影響を与え
ない。
【0021】なお、請求項でいう通信とは、必ずしも一
般で言われている通信の範囲に限らず、何らかの信号を
送ることを言い、通信ケーブルも同じ意味で何らかの信
号を伝える導線であることを言う。もちろんアナログ信
号、デジタル信号を問わない。また、通信用機器につい
ても同様である。そしてヒンジ部の支持孔とは、軸受け
11の円筒形の孔のことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるヒンジ部を回動軸の軸
方向から見た説明図。
【図2】通信機器用筐体の模式的外観構成図。
【図3】本発明の実施例におけるリングブッシュの一例
構成図。
【図4】本発明のヒンジ部を回動軸の軸に垂直方向から
見た説明図。
【符号の説明】
10 ヒンジ部 1 通信機器用筐体 2 リングブッシュ 2a スリット 2b テーパ形状 3 ロータリナット(回動軸) 4 支持孔とリングブッシュとのすきま 5 リングブッシュとロータリナットとのすきま 6 支持孔の内周面 7 ボルト 8 ボルト掛け部 11 軸受け 20 蓋 22 架線固定用金具 24 コネクタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信ケーブルと接続された通信用機器類を
    密閉格納し配置される通信機器用筐体において、 該通信機器用筐体の密閉蓋を回動支持するヒンジ部が、
    防錆材料の回動軸と、該回動軸の周囲に、該ヒンジ部の
    支持孔に圧入されて固定されているリングブッシュとを
    備え、 該リングブッシュが、スリットを有して、圧入前に前記
    支持孔の径よりも大きい径であること、かつ、該リング
    ブッシュ材料の接触電位が該通信機器用筐体の材質と前
    記防錆材料との間の値であることを特徴とする通信機器
    用筐体。
  2. 【請求項2】前記通信機器用筐体がアルミニウム合金製
    もしくは鋳鉄製であり、 前記回動軸がステンレス鋼であり、 前記リングブッシュの表面が銅合金系材料、もしくはニ
    ッケル合金系材料、もしくはステンレス鋼であることを
    特徴とする請求項1に記載の通信機器用筐体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6337438B1 (en) 1996-11-08 2002-01-08 Nec Corporation Casing structure of communication equipment
JP2008153287A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Maspro Denkoh Corp 高周波機器収納ケース
CN104100161A (zh) * 2014-06-19 2014-10-15 常州市诺金精密机械有限公司 密封型合页结构
CN104110186A (zh) * 2014-06-19 2014-10-22 常州市诺金精密机械有限公司 耐腐蚀合页

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