JPH07306984A - データ処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】棚毎の商品の売上情報を得られるデータ処理装
置を提供することを目的としている。 【構成】スキャナで商品のバーコードが読み取られる
と、商品に商品データを示す商品バーコードの他に、棚
コードを示すバーコードが付されているか判断し（ステ
ップＳ１、Ｓ２）、棚コードがあると、ＰＬＵをサーチ
して棚コードアドレスを記憶して、商品バーコードから
通常のＰＬＵ演算を行う（ステップＳ４〜Ｓ６）。次
に、棚コードから当該商品の棚毎の売上個数や売上金額
等のＰＬＵ演算を行い（ステップＳ７、Ｓ８）、棚コー
ドアドレスを消去した後、表示及び印字を行う（ステッ
プＳ９、Ｓ１０）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電子レジスタ（ＥＣ
Ｒ）、ＰＯＳシステム、データターミナル等に用いられ
るデータ処理装置に係り、詳細には、棚毎の商品の売上
データを算出するデータ処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】電子レジスタ（以下、ＥＣＲという）、
あるいはＰＯＳ端末装置は、売上データを累計（登録）
して、その売上データを出力し、登録された売上金額や
売上回数等を点検、精算する装置である。

【０００３】また、百貨店、スーパーマーケット、コン
ビニエンスストアなどの売り場に設置し、商品管理、顧
客管理、売上管理等に利用するデータを即時に収集する
端末装置である。

【０００４】従来のＥＣＲは、商品の名称や単価等を記
憶するＰＬＵメモリを有し、スキャナ等で入力した商品
コードに対応した商品名や価格等の商品情報を得られる
ようになっており、登録処理においては、このＰＬＵメ
モリから得た情報に、入力された売上個数を乗算して、
売上金額を得たり、この得られた売上個数や売上金額を
メモリに登録する。

【０００５】また、ＥＣＲは、このメモリの売上個数や
売上金額を集計して、総売上金額や売上個数を算出す
る。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のＥＣＲ等のデータ処理装置にあっては、ある
商品に対して、商品の名称や単価等をＰＬＵメモリに記
憶し、スキャナ等で入力した商品コードに対応した商品
名や価格等の商品情報を得たり、登録処理で、このＰＬ
Ｕメモリから得た情報に、入力された売上個数を乗算し
て、売上金額を算出・集計して、総売上金額や売上個数
を算出するのみであったため、同じ商品であっても棚を
変更したり、複数の棚に同じ商品を陳列した場合に、棚
毎の売上の多寡を知ることができず、棚割情報から商品
の販売戦略をたてることができないという問題があっ
た。

【０００７】例えば、スーパーマーケットや百貨店等に
おいては、特価販売などで、ワゴンセールを行う場合な
どにおいては、商品をワゴンに載せて販売するととも
に、元の棚にも商品をそのまま陳列することがあるが、
この場合、従来のデータ処理装置では、棚情報を取り扱
っていないため、客が購入した商品がワゴンに陳列され
た商品であるか、元の棚に陳列された商品であるかを知
ることができず、棚毎の商品の売上量の多寡を知ること
ができない。

【０００８】また、店の商品の陳列棚は、どの棚がどの
程度客の目につき、商品の売れ行きに結びつくかは、棚
毎の商品の売上量の情報が必要となるが、従来のデータ
処理装置では、この棚情報が無かったため、適切な棚割
情報を得て、商品の販売戦略をたてることができなかっ
た。

【０００９】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであって、棚毎の商品の売上情報を得られる
ようにして、適切な棚割情報を得て商品の販売戦略を容
易にたてることのできるデータ処理装置を提供すること
を目的としている。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明のデータ処理装置
は、商品データと棚データとを対応づけて入力する入力
手段と、前記入力手段から入力される商品データと棚デ
ータを関連付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に
記憶された商品データと棚データから棚毎の商品データ
を算出する演算手段と、を備えることにより、上記目的
を達成している。

【００１１】この場合、例えば、請求項２に記載するよ
うに、前記商品データは、少なくとも商品名と単価を含
み、前記棚データは、少なくとも棚名称を含むものであ
ってもよい。

【００１２】また、例えば、請求項３に記載するよう
に、前記記憶手段は、少なくとも商品名、単価、売上個
数及び売上金額の各項目データを記憶する商品データ記
憶領域と、少なくとも棚名称、売上個数及び売上金額の
各項目を記憶する棚データ記憶領域と、を有し、前記演
算手段は、少なくとも商品毎に、棚毎の売上個数と売上
金額を算出するものであってもよい。

【００１３】さらに、例えば、請求項４に記載するよう
に、前記入力手段は、商品に付された商品データを表す
商品バーコードと、商品に付された棚データを表す棚バ
ーコードと、を読み取るスキャナであってもよい。

【００１４】

【作用】本発明のデータ処理装置によれば、入力手段に
より、商品データと棚データとを対応づけて入力し、こ
の入力される商品データと棚データを関連付けて記憶手
段に記憶して、この記憶手段に記憶された商品データと
棚データから棚毎の商品データを演算手段により算出す
る。

【００１５】したがって、棚データと商品データを関連
付けて管理することができ、棚毎の売上量等の棚割情報
から商品の販売戦略を容易にたてることができる。

【００１６】この場合、例えば、請求項２に記載するよ
うに、商品データとして、少なくとも商品名と単価を含
み、棚データとして、少なくとも棚名称を含むようにす
ると、棚毎の売上金額を算出することができ、棚毎の売
上管理を容易に行うことができる。

【００１７】また、例えば、請求項３に記載するよう
に、記憶手段に、少なくとも商品名、単価、売上個数及
び売上金額の各項目データを記憶する商品データ記憶領
域と、少なくとも棚名称、売上個数及び売上金額の各項
目を記憶する棚データ記憶領域と、設け、演算手段によ
り、少なくとも商品毎に、棚毎の売上個数と売上金額を
算出するようにすると、必要なときに、棚毎の売上個数
や売上金額を知ることができ、迅速に棚毎の売上管理を
行って、商品の販売戦略を迅速にたてることができる。

【００１８】さらに、例えば、請求項４に記載するよう
に、入力手段として、商品に付された商品データを表す
商品バーコードと、商品に付された棚データを表す棚バ
ーコードと、を読み取るスキャナを採用すると、簡単に
商品データと棚データを入力することができ、容易に棚
毎の売上管理を行うことができる。

【００１９】

【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図を参照して
説明する。

【００２０】図１〜図７は、本発明のデータ処理装置の
一実施例を示す図であり、本実施例は、ＥＣＲに適用し
たものである。

【００２１】まず、本実施例の構成を説明する。

【００２２】図１は、本発明に係るデータ処理装置を適
用したＥＣＲ１のブロック構成図であり、ＥＣＲ１は、
演算部２、メモリ３、キーボード４、スキャナ５、ドロ
ア６、印字部７及び表示部８等を備えている。

【００２３】メモリ３は、ＲＯＭ（Read Only Memory）
やＲＡＭ（Random Access Memory）等で構成され、ＥＣ
Ｒとしてのプログラム、特に、商品データと棚データを
関連付けて商品管理する管理プログラム及びＥＣＲとし
ての処理に必要なシステムデータ、さらに、キーボード
４やスキャナ５から入力された各種データや印字部７に
印字出力する印字データや表示部８に表示出力する表示
データ等を一時格納したり、演算部２の演算処理上の各
種データを記憶する。

【００２４】特に、メモリ３は、ＰＬＵ（Price Look U
p）メモリ領域を有しており、ＰＬＵメモリ領域には、
図２に示すように、商品毎の商品バーコード、単価、商
品名、個数及び金額等の商品データを記憶する商品デー
タ記憶領域と、当該商品毎の棚コード、棚名、個数及び
金額等の棚データを記憶する棚データ記憶領域と、が形
成されている。

【００２５】演算部２は、ＣＰＵ（Central Processing
Unit ）等で構成され、メモリ３内のプログラムに従っ
てＥＣＲ１の各部を制御して、ＥＣＲ１としての処理を
行うとともに、商品の棚毎の売上金額等の棚毎の商品管
理処理を行う。

【００２６】すなわち、演算部２は、メモリ３に格納さ
れている処理プログラムに従ってキーボード４から入力
される操作内容あるいはスキャナ５により読み取られる
バーコードデータによりメモリ３のＰＬＵメモリ領域に
記憶されている商品データ等の精算処理を行いながら各
種動作に必要な数値を演算処理し、この演算処理に基づ
いてＥＣＲ１内の各部に各種制御信号及び各種データを
出力する。

【００２７】また、演算部２は、キーボード４から入力
される操作内容あるいはスキャナ５により読み取られる
バーコードデータにより後述する棚毎の商品の演算処理
を実行し、棚毎の商品の管理処理を行う。

【００２８】キーボード４は、その操作パネル上にファ
ンクションキー、テンキー及びモードスイッチ等が設け
られており、ユーザーのキー操作により入力される各種
操作データやモードデータ等を演算部２に出力する。

【００２９】ドロア６は、現金を収納し、キーボード４
の”現金／預かり金キー”等が操作された際に開放され
る。

【００３０】スキャナ５は、商品に光を照射し、商品に
付加されているバーコードから反射される光により、そ
のバーコードを読み取って、読み取ったバーコードデー
タを演算部２に出力する。

【００３１】印字部７には、レシート用紙やジャーナル
用紙がセットされ、印字部７は、セットされたレシート
用紙やジャーナル用紙を順次紙送りしながら、演算部２
から送られてくる売り上げデータ等の印字データを１ラ
イン毎に印字する。

【００３２】表示部８は、ＣＲＴ（Cathode Ray Tube）
や液晶ディスプレイ等が使用され、演算部２から供給さ
れる表示データ、例えば、演算結果や売上データ等を表
示する。

【００３３】次に、本実施例の動作を説明する。

【００３４】本実施例のＥＣＲ１は、商品に付されたバ
ーコードを読み取って棚毎の商品管理を行えるところに
その特徴がある。

【００３５】例えば、いま、ある商品ａが、店で陳列さ
れるのに、ある特定の棚Ａが設定され、その設定された
特定の棚Ａに陳列されている場合と、当該特定の棚Ａと
は別の棚Ｂに陳列された場合と、さらに別の棚Ｃに陳列
された場合と、の３つの場合を想定したとき、特定の棚
Ａに陳列されている商品ａには、図３（ａ）に示すよう
に、当該商品ａの商品データ（例えば、商品名、単価等
からなるデータ）を表示するソースマーキングコードか
らなるバーコードＢＣ１のみが、また、棚Ｂに陳列され
ている商品ａには、図３（ｂ）に示すように、上記ソー
スマーキングコードからなるバーコードＢＣ１と当該棚
Ｂを示すコードからなるバーコードＢＣ２が、さらに、
棚Ｃに陳列されている商品ａには、図３（ｃ）に示すよ
うに、上記ソースマーキングコードからなるバーコード
ＢＣ１と当該棚Ｃを示すコードからなるバーコードＢＣ
３が、それぞれ付されている。

【００３６】そして、この商品ａが購入されると、ＥＣ
Ｒ１では、購入された商品ａの上記バーコードＢＣ１、
バーコードＢＣ２、あるいはバーコードＢＣ３をスキャ
ナ５でスキャンし、スキャナ５は、このバーコードＢＣ
１、ＢＣ２、ＢＣ３のコードを読み取って、演算部２に
出力する。

【００３７】演算部２は、スキャナ５からバーコードの
コードデータが入力されると、図４に示すように、コー
ドデータが２つあるかどうか、すなわち、ソースマーキ
ングコードと棚コードの２つのコードデータがスキャナ
５から入力されたかどうかチェックし（ステップＳ
１）、２つのコードデータが入力されたときには、棚コ
ードがあるかどうかチェックする（ステップＳ２）。

【００３８】すなわち、スキャナ５から演算部２に入力
されるコードデータは、商品ａに図３（ａ）に示したバ
ーコードＢＣ１のみが付されているときには、図５
（ａ）に示すように、ソースマーキングコードのみであ
り、商品ａに図３（ｂ）に示したバーコードＢＣ１とバ
ーコードＢＣ２が付されているときには、図５（ｂ）に
示すように、ソースマーキングコードと棚コードＢであ
る。また、商品ａに図３（ｃ）に示したバーコードＢＣ
１とバーコードＢＣ３が付されているときには、図５
（Ｃ）に示すように、ソースマーキングコードと棚コー
ドＣがスキャナ５から演算部２に入力される。

【００３９】そして、演算部２は、スキャナ５から、ソ
ースマーキングコードのみが入力されたか、あるいはソ
ースマーキングコードとともに、棚コードＢあるいは棚
コードＣのいずれかが入力されたかどうかチェックして
いる。

【００４０】ステップＳ２で、棚コードがないときに
は、スキャナ５による読取上のエラー等のエラーが発生
したと判断して、エラー処理を行って処理を終了する
（ステップＳ３）。

【００４１】ステップＳ２で、棚コードＢまたは棚コー
ドＣがあるときには、まず、棚コードデータにより、メ
モリ３のＰＬＵメモリ領域をサーチして、棚コードアド
レス（図２参照）を取得して、当該アドレスを、演算部
２内のメモリに一時記憶する（ステップＳ４）。すなわ
ち、棚コードが棚Ｂを示す棚コードＢであるか、棚Ｃを
示す棚コードＣであるかを判別し、当該棚コードに対応
したコードアドレスを取得する。

【００４２】次に、ソースマーキングコードによりＰＬ
Ｕメモリ領域をサーチし、当該商品ａの単価及び商品名
を取得し（ステップＳ５）、ＰＬＵ演算を行う、すなわ
ち、商品の単価と個数を乗算して金額を算出し、また、
登録キーが入力されるまでの合計金額を算出する（ステ
ップＳ６）。このとき、当該商品ａの必要な個数と金額
は、メモリ３の商品データ記憶領域に格納する。

【００４３】そして、棚コードアドレスが演算部２の所
定のメモリ領域に記憶されているかどうか、すなわち、
ステップＳ４で取得した棚コードアドレスがあるかどう
かチェックし（ステップＳ７）、棚コードアドレスがあ
るときには、当該棚コードＢまたは棚コードＣについて
の商品ａの売上個数と単価の乗算（ＰＬＵ演算）処理を
行って、個数と演算結果である金額（売上金額）をメモ
リ５の棚データ記憶領域に記憶する（ステップＳ８）。

【００４４】次に、演算部２の上記所定メモリ領域に記
憶していた棚コードアドレスをクリアし（ステップＳ
９）、ステップＳ６で演算したＰＬＵ演算の結果、すな
わち、通常のＰＬＵ演算の演算結果を表示部８に表示
し、また、印字部７によりレシート用紙やジャーナル用
紙に印字出力して、一連の処理を終了する（ステップＳ
１０）。

【００４５】また、上記ステップＳ１で、コードデータ
が２つないときには、ソースマーキングコードのみであ
ると判断して、ステップＳ５に移行し、入力されたソー
スマーキングコードによりメモリ３のＰＬＵメモリ領域
をサーチして、通常のＰＬＵ演算を行う（ステップＳ
５、Ｓ６）。

【００４６】その後、ステップＳ７で、棚コードアドレ
スがあるかどうかチェックするが、いま、コードデータ
が１つだけであるので、棚コードアドレスは存在せず、
ステップＳ９に移行して、棚コードアドレスの消去処理
を行った後、ＰＬＵ演算の演算結果の表示及び印字処理
を行って、処理を終了する（ステップＳ９、Ｓ１０）。

【００４７】そして、例えば、締め処理をした後、演算
部２に商品ａについて棚毎の売上演算処理を行わせ、印
字部７によりその処理結果を印字させると、図６に示す
ように、商品ａがＰＬＵの「０００１」に格納されてい
るとすると、商品ａの販売個数が、「１２３」個で、売
上合計金額が、￥１２，３４５，６７８円であったこと
を示す印字と、その売上合計金額のうち、棚Ａの売上金
額が、「１２．３４％」であった旨の印字と、棚コード
Ｂの売上個数が、「１」個、その売上金額が、￥１，２
３４円、売上割合が、「０．００％」であった旨の印字
と、さらに、棚コードＣの売上個数が、「１００」個、
その売上金額が、￥１０，０００，０００円、売上割合
が、「８１．００％」であった旨の印字と、が行われ
る。

【００４８】このように、本実施例によれば、メモリ３
のＰＬＵメモリ領域に、商品データを記憶する商品デー
タ記憶領域の他に、棚データを記憶する棚データ記憶領
域を設け、商品ａにソースマーキングコードを示すバー
コードＢＣ１だけでなく、棚コードを示すバーコードＢ
Ｃ２、ＢＣ３を付して、スキャナ５から入力されるコー
ドデータにこの棚コードＢＣ２、ＢＣ３を示すコードデ
ータがあるかないか、また、あるときには、どの棚コー
ドＢＣ２、ＢＣ３であるかにより、当該棚コードＢＣ
２、ＢＣ３に対応するＰＬＵメモリ領域の棚データ記憶
領域に、購入された商品ａの金額や個数等の棚データを
格納する。

【００４９】したがって、このメモリ３のＰＬＵメモリ
領域の商品データ記憶領域と棚データ記憶領域のデータ
により商品ａについてどの棚の商品ａがどれだけ売れた
か等の棚割情報を速やかに算出することができ、商品の
販売戦略を容易にたてることができる。

【００５０】例えば、図７に示すように、上下方向に４
段に分かれ、横方向に複数に分割された棚割が行われて
いた場合、一般に、上から２段目の棚は、ゴールデンゾ
ーンといわれ、客の目に触れやすく、商品の売れ行きの
よい棚とされている。

【００５１】この棚割において、商品ｇは、通常（ノー
マル状態）では、最下段の左端の棚に陳列されていると
き、プロモーションとして、上から２段目の左端から２
つ目の棚にも陳列されたとき、このプロモーション棚の
商品ｇにプロモーション棚を示す棚コードのバーコード
を貼付することにより、上述のように、商品ｇについて
ノーマル棚とプロモーション棚のいずれの商品ａがどの
様な割合で売れたかを容易に知ることができ、棚割情報
から商品の販売戦略を容易にたてることができる。

【００５２】また、上記実施例においては、メモリ３の
ＰＬＵメモリ領域に通常のＰＬＵデータを記憶する商品
データ記憶領域と、棚データを記憶する棚データ記憶領
域と、を設け、必要な棚データを商品データと関連付け
て、別の領域に記憶しているので、通常のＰＬＵ演算処
理を高速に、かつ、簡単に行うことができるとともに、
棚割情報を必要なときに、速やかに取り出して、必要な
処理を施すことができる。

【００５３】さらに、棚データをバーコードで管理し、
スキャナ５でバーコードを読み取ることにより、棚デー
タの入力を行うようにしているので、棚データを簡単
に、かつ、容易に入力することができる。

【００５４】なお、上記実施例においては、商品ａが通
常陳列されている棚Ａについては、棚データを入力しな
いようにしているが、これに限るものではなく、全ての
棚のデータを常に入力するようにしてもよい。

【００５５】また、上記実施例においては、棚データを
バーコードで管理しているが、これに限るものではな
く、棚キーを設け、ＰＬＵコードの入力時に棚キーを操
作するようにしてもよい。

【００５６】

【発明の効果】本発明のデータ処理装置によれば、入力
手段により、商品データと棚データとを対応づけて入力
し、この入力される商品データと棚データを関連付けて
記憶手段に記憶して、この記憶手段に記憶された商品デ
ータと棚データから棚毎の商品データを演算手段により
算出する。

【００５７】したがって、棚データと商品データを関連
付けて管理することができ、棚毎の売上量等の棚割情報
から商品の販売戦略を容易にたてることができる。

【００５８】この場合、例えば、請求項２に記載するよ
うに、商品データとして、少なくとも商品名と単価を含
み、棚データとして、少なくとも棚名称を含むようにす
ると、棚毎の売上金額を算出することができ、棚毎の売
上管理を容易に行うことができる。

【００５９】また、例えば、請求項３に記載するよう
に、記憶手段に、少なくとも商品名、単価、売上個数及
び売上金額の各項目データを記憶する商品データ記憶領
域と、少なくとも棚名称、売上個数及び売上金額の各項
目を記憶する棚データ記憶領域と、設け、演算手段によ
り、少なくとも商品毎に、棚毎の売上個数と売上金額を
算出するようにすると、必要なときに、棚毎の売上個数
や売上金額を知ることができ、迅速に棚毎の売上管理を
行って、商品の販売戦略を迅速にたてることができる。

【００６０】さらに、例えば、請求項４に記載するよう
に、入力手段として、商品に付された商品データを表す
商品バーコードと、商品に付された棚データを表す棚バ
ーコードと、を読み取るスキャナを採用すると、簡単に
商品データと棚データを入力することができ、容易に棚
毎の売上管理を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のデータ処理装置の一実施例を適用した
ＥＣＲのブロック構成図。

【図２】図１のメモリ３内のＰＬＵメモリ領域のメモリ
マップを示す図。

【図３】棚毎のバーコード（ａ）（ｂ）（ｃ）の一例を
示す図。

【図４】図１の演算部によるバーコード読取後の処理を
示すプログラム。

【図５】図３に示したバーコードをスキャナで読み取っ
たときのコードデータ（ａ）（ｂ）（ｃ）のマップを示
す図。

【図６】棚毎の売上統計の印字の一例を示す図。

【図７】棚割の一例を示す図。

【符号の説明】

１ ＥＣＲ ２ 演算部 ３ メモリ ４ キーボード ５ スキャナ ６ ドロア ７ 印字部 ８ 表示部

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】商品データと棚データとを対応づけて入力
   する入力手段と、 前記入力手段から入力される商品データと棚データを関
   連付けて記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された商品データと棚データから棚
   毎の商品データを算出する演算手段と、 を備えたことを特徴とするデータ処理装置。
2. 【請求項２】前記商品データは、少なくとも商品名と単
   価を含み、 前記棚データは、少なくとも棚名称を含むことを特徴と
   する請求項１記載のデータ処理装置。
3. 【請求項３】前記記憶手段は、 少なくとも商品名、単価、売上個数及び売上金額の各項
   目データを記憶する商品データ記憶領域と、 少なくとも棚名称、売上個数及び売上金額の各項目を記
   憶する棚データ記憶領域と、 を有し、 前記演算手段は、少なくとも商品毎に、棚毎の売上個数
   と売上金額を算出することを特徴とする請求項２記載の
   データ処理装置。
4. 【請求項４】前記入力手段は、 商品に付された商品データを表す商品バーコードと、商
   品に付された棚データを表す棚バーコードと、を読み取
   るスキャナであることを特徴とする請求項１から請求項
   ３のいずれかに記載のデータ処理装置。