JPH07306968A - 貨幣処理機に於ける冷却装置 - Google Patents

貨幣処理機に於ける冷却装置

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JPH07306968A
JPH07306968A JP6121847A JP12184794A JPH07306968A JP H07306968 A JPH07306968 A JP H07306968A JP 6121847 A JP6121847 A JP 6121847A JP 12184794 A JP12184794 A JP 12184794A JP H07306968 A JPH07306968 A JP H07306968A
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Yutaka Emori
守 裕 江
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率良く換気処理しうるコンパクトな冷却装
置を備えた貨幣処理機の提供。 【構成】 貨幣処理機における密閉状のキャビネットの
底壁に防塵フィルター付きの吸気口と開放状の排気口を
開設し、キャビネットの補強用の中空状支柱の内の少な
くとも1個の下部を排気口に連通させると共に、その上
部にキャビネット内に連通する通気孔を設け、通気ファ
ンによりキャビネット内の空気が中空状支柱内を経由し
て、排気口からキャビネット外に強制的に排出させうる
ように構成し、又、前記中空状支柱以外の他の補強用の
中空状支柱の下部を吸気口に連通させると共に、この中
空状支柱には、キャビネット内に連通する通気窓を開設
させた構成の冷却装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、貨幣処理手段と通電
制御手段等を内装した貨幣処理機内を強制的に換気し
て、その内部の昇温を防止しうる貨幣処理機に於ける冷
却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、貨幣処理装置は、貨幣を処理
するのはもちろん、その性格上、盗難防止のための金庫
の役割も果たしており、密閉性を重視した構成を成して
いる。
【0003】ところで、当該貨幣処理装置内の貨幣取扱
手段を作動させるための通電制御手段からの放熱によっ
て、装置内部が昇温されるおそれがあった。
【0004】この問題の解決手段として、例えば実開昭
53−65796号公報(公知例)のものが開示されて
おり、その要点は、貨幣処理装置の操作面以外の側面、
あるいは背面に吸気窓を設け、機体底面に機体内の空気
を機体外に排出するファンを設けてなる冷却機構により
機体内部の温度を降下させるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の公知例によって
も機体内を換気してその冷却化を図ることが可能である
が、通常、この種の貨幣処理装置は、銀行等に於ける窓
口カウンターでテラーが使用するデスクの間に設置され
て使用されることが多く、機体の側面、または、背面に
設けられる吸気窓がこれらカウンターやデスク、あるい
は他の貨幣処理機等に塞がれて、機体下部に設けられる
吸気窓から吸気され難くなってしまうおそれがあるばか
りでなく、機体内部の空気の換気の効率が悪くなると、
機体内で温度の上昇した空気が、機体内部上方に自然滞
留によって溜まり、機体下部に設けられたファンでは、
効率良く温度の上昇した空気を機体外に排出することが
できなくなるという危険性があり、この点に関する対策
として、機体内の上部に滞留する温度の上昇している空
気を機体底部から排出するために、ダクト等を用いるこ
とが考えられるが、装置の大型化は避けられず、限定さ
れた狭スペースに設置できなくなるという課題が発生す
ることとなった。
【0006】従って、この種の貨幣処理装置のユーザで
ある金融機関などからは、コンパクトでしかも内部の昇
温が防止できる冷却装置を具備した貨幣処理装置の提供
が切望されるところであった。
【0007】この発明の第1の目的は、貨幣処理機内の
気温の上昇を効果的に防止する冷却装置を提供すること
である。
【0008】この発明の第2の目的は、キャビネットの
側面、または背面に隣接する位置に、カウンターやデス
クあるいは他の貨幣処理機等が設置されても、吸排気口
が塞がれることがなく、効率よく換気をおこなうものを
提供することである。
【0009】この発明の第3の目的は、キャビネットの
補強手段を通気用ダクトとして活用することによって、
貨幣処理機の大型化を回避し、そのコンパクト性を保障
するものを提供することである。
【0010】この発明の第4の目的は、キャビネット内
の放熱領域を重点的に冷却処理しうるものを提供するこ
とである。
【0011】この発明の第5の目的は、吸気口に防塵フ
ィルターを付設し、オペレータの執務室内などにおける
塵埃などがキャビネット内に吸入され、故障の要因とな
るのを安全に防止しうるものを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は、前記
のユーザニーズに適合しうる優れた貨幣処理装置を提供
することであって、その構成上の特徴点は、次のとおり
である。
【0013】(1) 貨幣取扱部、通電制御部などを含んだ
貨幣処理手段を内装する貨幣処理機における密閉状のキ
ャビネットの底壁に吸気口ならびに排気口を開設し、当
該キャビネットの補強用の中空状支柱の内の少なくとも
1個の下部を前記排気口に連通させると共に、その上部
にはキャビネット内に連通する通気孔を設け、通気ファ
ンによりキャビネット内の空気が前記中空状支柱内を経
由して、前記排気口からキャビネット外に強制的に排出
させうるように構成した貨幣処理機に於ける冷却装置。
【0014】(2) 前記中空状支柱以外の他の補強用の中
空状支柱の下部を前記吸気口に連通させると共に、当該
中空状支柱には、キャビネット内に連通する通気窓を開
設させた構成の前記(1) 記載の貨幣処理機に於ける冷却
装置。
【0015】(3) 前記吸気口に防塵用フィルターを付設
した構成の前記(1) 又は(2) 記載の貨幣処理機に於ける
冷却装置。
【0016】
【作 用】前記したこの発明によれば、貨幣処理機
が作動される際に通電制御部からの放熱によってキャビ
ネット内の気温が昇温されると、上昇気流となってキャ
ビネットの頂部付近に高温空気が移動され、通気ファン
によって強制的に中空状支柱を経由して排気口からキャ
ビネットの底部から外部へ排出され、等量の新鮮な空気
がキャビネットの底部に設けた吸気口から防塵フィルタ
ーによって清浄化されて吸入され、キャビネット内の冷
却処理に寄与しうるものである。
【0017】なお、前記吸気口を中空状支柱に連通さ
せ、当該支柱の通気窓からキャビネット内に空気を吸入
させることによってもキャビネット内の冷却を図りうる
ものである。
【0018】
【実 施 例】次に、この発明の実施例を図面に基づい
て説明するが、各実施例1又は2に共通している構成
は、次の点である。
【0019】(1) 貨幣処理機のキャビネットを補強する
中空支柱を通気ダクトとして利用している点。
【0020】(2) キャビネットの底面から吸排気するよ
うにした点。
【0021】(3) 吸気口には、防塵フィルターが配設さ
れている点。
【0022】(実施例1)図1および図2に示すもので
あって、底壁11aが支脚20によって設置床面(F)
から隔離された状態で担持された貨幣処理機1におい
て、そのキャビネット11の前壁11bには、操作パネ
ル部11cや図示しない貨幣処理口等を設けると共に、
その後壁11d,側壁11eを密閉状として、金融機関
のカウンタやオペレータの事務机などと密接して連設自
在の構成とすると共に、その頂壁11fについても密閉
状となして、事務処理用品もしくは他の貨幣処理機等を
載置するために供しうるようになしたものであり、前記
の底壁11aにおいては、その略中央位置に防塵フィル
ター12を配設した2個の吸気口13,13を設けると
共に、その後壁11dの近傍には、後述する通気ダクト
機能を有する中空支柱に連通する排気口14,14を開
設したものである。
【0023】次に、このキャビネット11の内部につい
てみれば、仮想線で示す貨幣取扱部30ならびに通電制
御部40を内包した点線で示す貨幣処理手段50を内装
しており、当該貨幣処理手段50の重量を担持すること
を支援する第1の中空支柱21を、前記側壁11eに隣
接して竪設すると共に、当該側壁11eと、前記後壁1
1dに隣接して第2の中空支柱22を付設したものであ
る。
【0024】又、前記第2の中空支柱22の頂部近傍に
はキャビネット11内に連通する通気孔23ならびに通
気ファン24を設けると共に、その下部を、前記した底
壁11aの排気口14に連通させたものである。
【0025】前記の構成としたこの実施例1の作用につ
いてみれば、次の通りである。
【0026】即ち、貨幣処理機1を操作パネル部11c
によって操作して始動させると、通電制御部40からの
自然放熱によってキャビネット11内の空気は昇温さ
れ、上昇気流となって矢印(イ)で示すような自然対流
を発生することとなる。
【0027】一方、頂壁11f近傍に配設された通気フ
ァン24により、前記した高温の空気は通気孔23から
第2の中空支柱22内に吸入され、矢印(ロ)で示すよ
うに強制的に下降され、排気口14からキャビネット1
1外に排出され、同時に低温の外部空気が、防塵フィル
ター12によって清浄化された状態で吸気口13からキ
ャビネット11内に前記排気量と略等量宛吸入され、キ
ャビネット11内を冷却するものであり、この状態が継
続されたキャビネット11内の昇温が安全に防止される
ものである。
【0028】以上のとおり、キャビネット11内の換気
冷却は、その底壁11a位置で吸排気するものであるた
め、キャビネットの側面、または背面に隣接する位置
に、カウンターやデスク、あるいは他の貨幣処理機等が
設置されても、効率よく換気をおこなうことができ、し
かも、前記の第2の中空支柱22を通気ダクトとして活
用するものであるため、別途排気ダクトを付設する必要
がなく装置の大型化を回避できるものである。
【0029】なお、この実施例1にあっては、2個の通
気ファン24を併設したが、少なくとも1個通気ファン
24が設けられれば足りるものであり、又、その設置位
置についても、必ずしも通気孔23に隣接することな
く、排気口14の近傍などであっても差し支えないもの
であり、いずれもキャビネット11内からの強制排気に
効果がある位置であればよいことはいうまでもないこと
である。
【0030】更に、その駆動の制御についても、例え
ば、温度センサを配備し、設定温度以上に昇温した場合
にのみこれを検出し、タイマ手段などを利用して、所定
時間のみ通気ファン24を作動させるようにしてもよい
ものである。
【0031】(実施例2)次に、図3、図4に示す実施
例2について実施例1に共通する部分の説明は省略し
て、その特徴的構成を中心として説明する。
【0032】実施例2の貨幣処理機1’は、1組の第1
の中空支柱21’をも通気ダクトとして利用するもので
あって、底壁11a’に設けた吸気口13’を前記中空
支柱21’に連通させたものであり、当該中空支柱2
1’の中程位置には通気窓21’aを開設したものであ
る。
【0033】従って、この貨幣処理機1’が始動して、
通気ファン24により強制排気されるのに応じて、低温
状の外部空気は防塵フィルター12’を通過して、吸気
口13’から中空支柱21’内に吸入され、更にはその
通気窓21’aからキャビネット11’内に流入される
ものであり、キャビネット11’内は、実施例1と同様
に効果的に低温化処理を図り得るものである。また、熱
を発生する通電制御部40の近傍に位置する中空支柱2
1’の底壁11a’に吸気口13’を設け、前記通気窓
21a’を前記通電制御部40の近傍に設けることによ
って、放熱部の冷却をおこなうことも可能となる。な
お、熱を発生する通電制御部40の近傍の中空支柱2
1’に吸気口13’及び通気窓21a’を設けず、他に
位置する中空支柱21’に設けても効果的にキャビネッ
ト内の低温化処理を図り得るものであり、また、このよ
うな吸気口13’及び通気窓21a’を設けた中空支柱
21’を複数設けても良い。
【0034】
【発明の効果】以上説明したこの発明によってもたらさ
れる特有の効果は、次の通りである。
【0035】(1) キャビネットの底部に吸排気口を設け
ることによって、キャビネットの側面、または背面に隣
接する位置に、カウンターやデスクあるいは他の貨幣処
理機等が設置されても、吸排気口のいずれも塞がれるこ
とがなく、効率よく換気をおこなうことができる。
【0036】(2) キャビネットの補強用の中空支柱を通
気用に利用するものであるから、貨幣処理機の大型化を
回避でき、コンパクトなものを提供しうる。
【0037】(3) キャビネットの中空状支柱を吸気口に
連通させて、外部からの空気をキャビネット内の所望の
位置に吸入させうるものであるから、放熱領域の効果的
に冷却処理しうる。
【0038】(4) 吸気口に防塵フィルターを設けたた
め、貨幣処理機内には清浄化された外部空気のみが吸入
されることとなり、貨幣処理手段が塵埃によって故障さ
れるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の模式状の側面図。
【図2】図1の底面図。
【図3】この発明の実施例2の模式状の側面図。
【図4】図3の底面図。
【符号の説明】
1,1’ 貨幣処理機 11,11’ キャビネット 11a,11a’ 底壁 12,12’ 防塵フィルター 13,13’ 吸気口 14 排気口 21,21’ 第1の中空支柱 21’a 通気窓 22 第2の中空支柱 23 通気孔 24 通気ファン 30 貨幣取扱部 40 通電制御部 50 貨幣処理手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貨幣取扱部、通電制御部などを含んだ貨
    幣処理手段を内装する貨幣処理機における密閉状のキャ
    ビネットの底壁に吸気口ならびに排気口を開設し、当該
    キャビネットの補強用の中空状支柱の内の少なくとも1
    個の下部を前記排気口に連通させると共に、その上部に
    はキャビネット内に連通する通気孔を設け、通気ファン
    によりキャビネット内の空気が前記中空状支柱内を経由
    して、前記排気口からキャビネット外に強制的に排出さ
    せうるように構成した貨幣処理機に於ける冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記中空状支柱以外の他の補強用の中空
    状支柱の下部を前記吸気口に連通させると共に、当該中
    空状支柱には、キャビネット内に連通する通気窓を開設
    させた構成の請求項1記載の貨幣処理機に於ける冷却装
    置。
  3. 【請求項3】 前記吸気口に防塵用フィルターを付設し
    た構成の請求項1又は2記載の貨幣処理機に於ける冷却
    装置。
JP6121847A 1994-05-11 1994-05-11 貨幣処理機に於ける冷却装置 Expired - Lifetime JP2994204B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015184978A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 沖電気工業株式会社 自動取引装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015184978A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 沖電気工業株式会社 自動取引装置

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