JP4008805B2 - 棺冷却システム - Google Patents

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JP4008805B2 JP2002367276A JP2002367276A JP4008805B2 JP 4008805 B2 JP4008805 B2 JP 4008805B2 JP 2002367276 A JP2002367276 A JP 2002367276A JP 2002367276 A JP2002367276 A JP 2002367276A JP 4008805 B2 JP4008805 B2 JP 4008805B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は棺、棺冷却台装置及び棺冷却システムに関する。
更に詳しくは、棺に冷気を循環させる際の作動音を低減して、静粛な通夜や葬儀の雰囲気を壊さないようにしたものに関する。
【0002】
【従来技術】
従来より、棺に収容した遺体の腐敗防止のため、棺内を冷却機を用いて冷やすことが提案されている。その一例として、棺桶に対し着脱可能な吐出側ホースと吸込側ホースを備えた冷却機を用いたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−94275号公報
【0004】
しかしながら、この棺桶冷却装置では、棺桶にホースを着脱する際の手間が煩雑であり、しかも、接続用のホースが棺桶の外へ露出してしまうため、通夜や葬儀の参列者に違和感を与えるという問題があった。
【0005】
そこで、棺を載置する棺台の中に、接続用の配管である冷風吐出管及び吸気管を収容し、この各配管を棺の底面側から棺内へ接続可能にしたものが提案されている(特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献2】
特開2001−61911号公報
【0007】
特許文献2に記載のものによれば、棺を棺台に載置することにより、棺と冷風装置を簡単に接続することができる。また、配管は棺台の中に隠れるので、参列者に違和感を与えるということもない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載のものは、冷風装置と棺とを空気の流通抵抗が大きい配管で接続しているため、「シュー」あるいは「ゴー」という配管を流れる空気の音や振動音がし、静粛な通夜や葬儀の雰囲気を壊してしまう。
【0009】
また、冷風吐出管及び吸気管は、共に、棺の底面部から棺内に連通しているため、冷風吐出管から送られた冷気の多くは、棺の上の方まで行き渡らないまま、吸気管から棺外へ排出されやすい。よって、棺全体を十分に冷やすことはできず、実用性に乏しかった。
【0010】
また更に、各配管は棺の底面部から棺内に直接的に連通しているため、遺体から出る体液が配管や配管を差し入れる孔部から棺外へ流れ出る恐れもあった。
【0011】
(発明の目的)
そこで本発明の目的は、棺に冷気を循環させる際の作動音を低減して、静粛な通夜や葬儀の雰囲気を壊さないようにすることにある。
本発明の他の目的は、棺と冷却機を簡単に接続することができ、またその接続部を外部から見えないようにすることにある。
本発明の他の目的は、棺の遺体収容部内を十分に冷やすことができるようにすることにある。
本発明の他の目的は、遺体から出る体液が棺外へ流れ出ることを防止することにある。
本発明の他の目的は、棺に遺体を収容しても底が抜けたり、変形するような恐れがないようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために講じた本発明の手段は次のとおりである。
本発明は、
棺冷却台装置(C)と、棺冷却台装置(C)に載置して使用する棺(B)とを備えた棺冷却システムであって、
棺(B)は遺体収容部(10)を備えた棺本体(1)を備えており、該棺本体(1)の底面部(11)には棺冷却台装置(C)から冷気を取り入れる底面側冷気取入口(111)と、棺冷却台装置(C)へエアを排出する底面側エア排出口(112)とが設けてあり、
上記棺本体(1)の内面側のうち、底部側と長手方向の両端側の側部側は、外面部(100a)と距離をおいて設けてある内面仕切部(100b)によって二重構造になっており、該外面部(100a)と内面仕切部(100b)間の空間部によって、上記底面側冷気取入口(111)から取り入れた冷気を遺体収容部(10)へ送る冷気供給経路(3)と、遺体収容部(10)内のエアを上記底面側エア排出口(112)へ排出するエア排出経路(4)が構成され、
上記内面仕切部(100b)のうち、長手方向の一方の側部側には上記冷気供給経路(3)と通じ遺体収容部(10)内へ冷気を供給する側部側冷気供給口(161)が設けてあり、長手方向の他方の側部側には上記エア排出経路(4)と通じ遺体収容部(10)内のエアを排出する側部側エア排出口(181)が設けてあり、該側部側冷気供給口(161)及び側部側エア排出口(181)は内面仕切部(100b)の上部側に設けてあり、
上記棺冷却台装置(C)は、棺(B)を載せる載置台(5)と、該載置台(5)の内部に収容され棺(B)に冷気を供給する冷却機(6)と、を備えており、
上記載置台(5)のうち、棺(B)を載せる上面部(51)には棺(B)の遺体収容部(10)へ冷気を供給するために上記底面側冷気取入口(111)と合わされるように配置された上面側冷気供給口(511)と、上記遺体収容部(10)から冷気を吸い込むために上記底面側エア排出口(112)と合わされるように配置された上面側エア吸引口(512)が設けられており、
該上面側冷気供給口(511)と上面側エア吸引口(512)は、載置台(5)の内部を仕切り用の載置部(54)で横に仕切ることで構成される通気空間部(8)によって連通し、該通気空間部(8)内には冷却機(6)の蒸発器(61)と送風機(71,72)が設けられており、上面側エア吸引口(512)の下方側に位置する通気空間部(8)のコーナーには、蒸発器(61)内へ円滑にエアが流れるように斜め下方に向けてコーナー部(81)が設けてあり、上面側冷気供給口(511)の下方側に位置する通気空間部(8)のコーナーには、蒸発器(61)から排出された冷気が円滑に上面側冷気供給口(511)に流れるように斜め下方に向けてコーナー部(82)が設けてあり、
上記載置部(54)には通気空間部(8)内の水分を下方へ排出する孔(541)が設けてあり、水分は孔(541)から排出管(542)を通って載置部(54)の下方に設けてある水貯留槽(543)に排出されるようになっており、
冷却機(6)の凝縮器(62)及び圧縮器は、上記通気空間部(8)と仕切られている空間部(80)に収容されており、凝縮器(62)からの熱は、空間部 (80) 側に設けられた開口部 (560) 及び載置台(5)の底部側に設けてある開口部(550)を介して外気へ排出されるようになっている、
棺冷却システムである。
【0020】
(作 用)
本発明に係る棺と棺冷却台装置からなる棺冷却システムは、次のように作用する。
使用にあたっては、棺を棺冷却台装置に載置する。これにより、棺の底面側冷気取入口と底面側エア排出口とが、棺冷却台装置の上面側冷気供給口と上面側エア吸引口に合い、棺と棺冷却台装置の冷却機構は容易に且つ迅速に接続される。棺本体と棺冷却台装置の接続部は、棺と棺冷却台装置の間に隠れて外部に露出しない。
【0021】
棺冷却台装置の内部に収容された冷却機の蒸発器によって冷やされた空気は、上面側冷気供給口から棺の冷気供給経路を通り、側部側冷気供給口から遺体収容部に供給される。そして、遺体を冷やしながら流れたエアは、側面側エア排出口からエア排出経路を通り、棺冷却台装置の上面側エア吸引口から吸引されて再び蒸発器に送られる。以上のようにして、冷気は遺体収容部に流れて循環し、遺体は冷やされる。
【0022】
棺本体と棺冷却台装置間を循環する冷気またはエアは、空気の流通抵抗が大きい配管ではなく、空気の流通抵抗が小さい空間部を流れるので、「シュー」あるいは「ゴー」という配管を流れる空気の音や振動音は発生しにくい。
【0023】
遺体収容部へ冷気を供給する側部側冷気供給口、及び遺体収容部内のエアを排出するエア側部排出口が、内面仕切部の上部側に設けられているものでは、冷気は側部側冷気供給口から流れて一旦底部側に留まらないと、上部側の側面側エア排出口から排出されないようになっている。したがって、冷気供給口とエア排出口が共に棺本体の底部側に設けてある従来のものに比べ、遺体収容部内を十分に冷やすことができる。
【0024】
棺本体の側部側冷気供給口及び側面側エア排出口は、棺本体の底部側ではなく、側部側に設けてあるので、遺体から出る体液が底面側から棺外へ流れ出るような不都合もない。
【0025】
内面仕切部の底部を支える支持部材が設けてあるものでは、底部全体が二重構造で空洞になっている場合と比べ、底部側の強度が増すので、遺体を収容しても底が抜けたり、変形するような恐れはない。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明を図面に示した実施の形態に基づき更に詳細に説明する。
図1及び図2は本発明に係る棺及び冷却台装置からなる棺冷却システムの一実施の形態を示す。
図1は棺冷却システムの使用方法を示す側面視説明図、
図2は棺冷却台装置に棺を載置した状態で、棺及び棺冷却台装置の一部を断面して内部構造を表した概略説明図である。
【0027】
図3ないし図5は棺の一実施の形態を示す。
図3は蓋体を外した棺本体を断面して内部構造を表した概略説明図、
図4は棺本体の底面視説明図、
図5(a)は図3及び図4のI−I部分に対応する断面を示す概略説明図で、図5(b)は図3及び図4のII−II部分に対応する断面を示す概略説明図である。
【0028】
図6ないし図9は棺冷却台装置の一実施の形態を示す。
図6は棺冷却台装置の一部を断面して内部構造を表した概略説明図、
図7は棺冷却台装置の平面視概略説明図、
図8は格子体及び上蓋を外して、棺冷却台装置の内部構造を表した平面視概略説明図、
図9は棺冷却台装置の背面視説明図である。
【0029】
図1及び図2に示す棺冷却システムSは、遺体Aを収容する木製の棺Bと、棺Bを載置することができ、且つ、棺Bの遺体収容部10内のエアを循環させながら冷やすことができる棺冷却台装置Cから構成されている。
【0030】
この棺冷却システムSによれば、棺Bを棺冷却台装置Cに載置するだけで、棺Bと棺冷却台装置Cの冷却機構と簡単に接続でき、棺Bと冷却機構を接続するため配管は不要である。
【0031】
また図2及び図3に示すように、棺Bの棺本体1は、棺冷却台装置Cから送られる冷気が内部を循環するように、内面側である底部側及び長手方向の両端側の側部側が二重構造になっている。
以下、棺冷却システムSの各構成部材について、順を追って詳しく説明する。
【0032】
まず、図3ないし図5を主に参照して、棺Bについて説明する。
図3に示すように、棺Bは、遺体収容部10を備えた棺本体1と、棺本体1の上部開口部(符号省略)を閉じる蓋体2を備えている。符号21は蓋体2に設けてある覗き窓を開閉する扉を示している。
【0033】
棺本体1の底面部11のうち、長手方向の端部側(図3で左端側)には底面側冷気取入口111が設けてある。この底面側冷気取入口111より、棺冷却台装置Cからの冷気が遺体収容部10へ取り入れられる。
【0034】
同じく、棺本体1の底面部11のうち、長手方向のほぼ中間部分には底面側エア排出口112が設けてある。この底面側エア排出口112から、遺体収容部10内のエアが棺冷却台装置Cへ排出される。
【0035】
図4に示すように、底面側冷気取入口111及び底面側エア排出口112は、長方形または長孔状に形成されている。底面側冷気取入口111及び底面側エア排出口112は、底面部11を構成する板体の所要の位置をそれぞれほぼ全幅にわたり開口することで形成されている。
【0036】
底面側冷気取入口111は、図7で左端に示す棺冷却台装置Cの上面側冷気供給口511に合わさるように配置されている。他方、底面側エア排出口112は、図7でほぼ中央に示す棺冷却台装置Cの上面側エア吸引口512に合わさるように配置されている。
【0037】
上記したように、棺本体1の内面側のうち、底部側と長手方向の両端側の側部側は二重構造になっている。詳しくは、外面部100aと距離をおいて設けてある板状の内面仕切部100bによって二重構造になっており、外面部100aと内面仕切部100b間の空間部によって、上記底面側冷気取入口111から取り入れた冷気を遺体収容部10へ送る冷気供給経路3と、遺体収容部10内のエアを上記底面側エア排出口112へ排出するエア排出経路4が構成されている。なお、エア排出経路4には冷たいエアも流れるため、冷気排出経路と称することもできる。
【0038】
以下、棺本体1の内部構造について詳しく説明する。
図3に示す棺本体1の底部側には、底面部11とやや距離をおいて板状の底部側仕切部12が設けてある。底部側仕切部12は、図4に示す板状で平面視方形状の第一支持部材13と、板状で平面視三角形状の第二支持部材14,14によって底面部11から支持されている。つまり、底面部11と、第一支持部材13、第二支持部材14,14は、協働して底部側仕切部12を支持している。これにより、底部全体が二重構造で空洞になっている場合と比べ、底部側の強度が増すので、遺体Aを収容しても底が抜けたり、変形するような恐れはない。
【0039】
棺本体1の内面側のうち、長手方向の一方の側部側(図3で左端側)には、左側面部15とやや距離をおいて板状の左側面仕切部16が設けてある。図5(a)に示すように、左側面仕切部16の上部側には側部側冷気供給口161が所要数設けてあり、ここから遺体収容部10内に冷気が供給される。
【0040】
側部側冷気供給口161は、長孔状に形成され、左側面仕切部16の幅方向のほぼ中間部分に所要数(本実施の形態では、縦二列で合計六箇所)設けてある。
【0041】
棺本体1の内面側のうち、長手方向の他方の側部側(図3で右端側)には、右側面部17とやや距離をおいて板状の右側面仕切部18が設けてある。図5(b)に示すように、右側面仕切部18の上部側には側面側エア排出口181が所要数設けてあり、ここから遺体収容部10内のエアが排出される。
【0042】
側面側エア排出口181の位置、数、大きさ等は、上記した側部側冷気供給口161と同じであるため、説明は省略する。
【0043】
なお、側部側冷気供給口161及び側面側エア排出口181の位置、数、及び大きさ等は、上記したものに限定されない。ただし、冷気は上から下へ流れるため、開口部はできるだけ上の方が好ましい。
【0044】
図3に示すように、左側面仕切部16は、上部側が左側面部15と連続し、下部側が底部側仕切部12と連続している。この左側面部15、左側面仕切部16、底部側仕切部12及び第一支持部13によって主に仕切られた空間部によって、上記した冷気供給経路3が構成されている。
【0045】
なお、図5(a)に示すように、側面視で冷気供給経路3の面積は、左側面仕切部16の面積よりもやや小さい。これは、棺本体1の左側面仕切部16の強度が低下することを防ぐためである。これについては、図5(b)に示すように、後述する右側面側のエア排出経路4と右側面仕切部18についても同じである。
【0046】
右側面仕切部18は、上部側が右側面部17と連続し、下部側が底部側仕切部12と連続している。この右側面仕切部18、底部側仕切部12、右側面部17、第二支持部14,14によって主に仕切られた空間部によって、上記したエア排出経路4が構成されている。
【0047】
図4に示すように、底面視でエア排出経路4の面積は、平面視三角形状の第二支持部14,14の間で挟まれていることから、底面側エア排出口112へ向かって広くなるように形成されている。これにより、空気抵抗が小さくなり、底面側エア排出口112から円滑にエアが排出される。
【0048】
次に、図6ないし図9を主に参照して、棺冷却台装置Cについて説明する。
棺冷却台装置Cは、平面視長方形状(全体は直方体状)でステンレス製のフレーム部材である載置台5を備えている。載置台5の上面部51の面積は、棺Bの底面部11と同じか大体同じ大きさに設計されている。ただし、遺体によっては棺の大きさが変わるので、上面部51の大きさは特に限定されず、棺Bが上面部51からはみ出しても構わない。
【0049】
載置台5の底部側の四隅にはキャスター52が設けてあり、車輪の固定を解除すれば、棺冷却台装置Cを自由に移動させることができる。
【0050】
載置台5の上面部51の所要の位置には、上記したように、棺Bへ冷気を送る上面側冷気供給口511と、棺B内のエアを吸引する上面側エア吸引口512が設けてある。更に、載置台5の内部には、棺Bから吸引したエアを冷やす冷却機6が備えられている。
【0051】
上面側冷気供給口511は、図7で上面部51の左端側に長方形または長孔状に開口している。他方、上面側エア吸引口512は、図7で棺冷却台装置Cの長手方向のほぼ中央に配置されている。上面側冷気供給口511及び上面側エア吸引口512の開口部分には、通気可能な格子体53が着脱可能に嵌め込んである。この格子体53は、格子状で合成樹脂製のリブ体531を枠部532で囲んだ構造となっている。
【0052】
枠部532は、ゴム(天然ゴム、合成ゴムを問わない)や合成樹脂等の弾性体によって形成され、シール機能及びクッション機能を備えたパッキンとなっている。更に枠部532は、棺冷却台装置Cの上面部51よりもやや上に張り出して設けてある。
【0053】
このような構成により、図2に示すように、棺冷却台装置Cの上に棺Bを載置した際に、棺Bの自重によって弾性を有する枠部532,532が押圧されてやや変形し、棺Bの底面側冷気取入口111と底面側エア排出口112とが、棺冷却台装置Cの上面側冷気供給口511と上面側エア吸引口512に隙間なく密着し、互いに連通するようになる。
【0054】
上面側冷気供給口511の下面部には、送風機71が設けてある。格子体53を取り外した状態を示す図8から分かるように、本実施の形態では、送風機71は、プロペラを幅方向に所要数(本実施の形態では三カ所)並設して構成され、エアは下から上に流れる。
【0055】
図6及び図8に示すように、上面側冷気供給口511と上面側エア吸引口512の間の下部側には、棺冷却台装置C内での冷気またはエアが通る通気空間部8が設けてある。通気空間部8は、棺冷却台装置Cの上部側に位置し、側面視凹型の載置部54によって、下部側の中空部55及び図6で右側の空間部80と仕切られている。
なお、載置部54は、ステンレス製の板体の間に断熱材を設けた断熱構造となっている。
【0056】
通気空間部8のほぼ中央には、冷却機6の一部を構成する蒸発器(熱交換器)61が設けてある。図6で蒸発器61の右側面部には、エア取込口(図では隠れて見えず)が設けてある。エア取込口には、棺B内のエアを通気空間部8内に吸引する送風機72が固定して設けてある。この送風機72は上記した送風機71と同じか大体同じ構造であり、エアは図6で右から左へ流れるようになっている。
【0057】
図8に示す符号721,721は、上面側エア吸引口512から吸引されたエアを蒸発器61のケーシング内に漏れなく取り込むための板状の仕切部を示している。図6で蒸発器61の左側面部には、蒸発器61で冷やされた冷気が排出される排出口611が設けてある。
【0058】
以上のような構成により、棺B(図2参照)内のエアは、棺冷却台装置Cの上面側エア吸引口512から吸引され、通気空間部8を通りながら蒸発器61で冷やされ、再び上面側冷気供給口511から棺B内へ送られる。
【0059】
また、上面側エア吸引口512及び上面側冷気供給口511の下部側には、斜め下方に向けてコーナー部81,82が設けてある。これにより、上面側エア吸引口512から吸引されたエアの空気抵抗が小さくなり、円滑に蒸発器61内へ流れる。また、蒸発器61から排出された冷気も、同様に、円滑に上面側冷気供給口511へ流れる。このように、空気抵抗を小さくしてエアまたは冷気の流れを良くすることで、棺冷却台装置Cから音が極力発生しないようにしている。
【0060】
冷却機6を構成する凝縮器及び圧縮器(おおまかな位置を点線と符号62で示す)は、上記した空間部80に収容されている。凝縮器及び圧縮器(符号62)と蒸発器61とは配管(図示省略)で繋がっている。冷却機6の構造は周知の技術であるため、詳しい説明は省略する。
【0061】
載置部54の下部側に設けてある中空部55は、底部側に開口部550を備え、外気と連通している。また、上記した空間部80と中空部55も開口部560によって連通している。このような構造により、凝縮器(符号62)からの熱は中空部55を介して外気へ排出される。
【0062】
なお、図1で符号501は、載置台5に形成された放熱用の孔を示している。この孔501は、図1で載置台5の右側面部にも設けられている。
【0063】
図6及び図7に示すように、載置台5の右側部側のうち、幅方向の両端側は、高さ方向の全部にわたって切欠部57,57がそれぞれ設けてある。各切欠部57の上端側には、平面視でL形状の位置決め部材58,58が長手方向にやや張り出して設けてある。
【0064】
そして、棺Bを棺冷却台装置Cの上面部51に載置する際は、図1に示すように、棺B(図3参照)の右側面部17を位置決め部材58,58に当接させる。これにより、棺Bの底面側冷気取入口111と底面側エア排出口112とが、棺冷却台装置Cの上面側冷気供給口511と上面側エア吸引口512に合う。
なお、位置決め部材58,58は、図7で載置台5の左側部側に設けることもできるし、載置台5の側部側両方に設けることもできる。
【0065】
切欠部57,57の下端側には、載置台5の幅方向に渡って配置された棒状の把手59の両端部がそれぞれ固定されている。この把手59は、図6で載置台5の左側面側の下部側にも、同様に設けてある。そして、棺冷却台装置Cを持ち上げて移動させる場合は、向かい合わせに立った者がこの把手59を掴んで抱えれば良い。
【0066】
更に、図7に示すように、載置台5の上面部51には、着脱可能な第一蓋体513及び第二蓋体514が設けてある。符号515は、第一蓋体513と第二蓋体514を開けたり閉じたりする際に、指を差し入れるための孔部を示している。第一蓋体513を外せば蒸発器61が現れ、第二蓋体514を外せば凝縮器及び圧縮器(符号62)が現れる。このように、各蓋体513,514を外すことで、内部機器類のメンテナンスを容易に行うことができる。
【0067】
図9に示すように、載置台5の背面側の所要の位置にも、ヒンジ516,516を軸として上方に開閉する第一扉517及び第二扉518が設けてある。第一扉517及び第二扉518を設けることで、同様に内部機器類のメンテナンス、及び後述する水貯留槽543(図6参照)の出し入れを容易に行うことができる。
【0068】
図9で中央に示す符号9は、棺冷却台装置Cの操作パネルを示している。操作パネル9には、冷却機6及び送風機71の作動スイッチ、通気空間部8内の温度をデジタル表示する表示パネル、その他温度設定部等(共に符号省略)が設けてある。また、通気空間部8の所要の位置には、温度センサ(図示省略)が設けてある。
【0069】
図6で仕切り用の載置部54の左端側(図8で点線で示す)には、通気空間部8内の水分を下方へ排出する孔541が設けてある。水分は、孔541から排出管542を通って下部側に設けてある水貯留槽543に排出される。
【0070】
(作 用)
図面を参照して、棺冷却システムSの作用を説明する。
なお、本実施の形態では、図2で右側に頭部が位置するよう遺体Aを配置しているが、遺体Aの向きは特に限定されない。
【0071】
まず、病院等から遺体Aが納められた棺Bが運ばれるので、図1に示す棺冷却台装置Cは故人の自宅や斎場等の所要の位置に予め配置しておく。
【0072】
そして、自宅や斎場等に運び込まれた棺Bを、棺冷却台装置Cの上に載置する。図1で棺冷却台装置Cの上面右端部には、位置決め部材58,58が設けてあるので、棺Bの右側面部17を位置決め部材58,58に当接させた状態で載置する。
【0073】
このように、本実施の形態に棺冷却システムSによれば、従来と相違して、棺Bを棺冷却台装置Cに載置するだけで、配管を介さずに棺Bと棺冷却台装置Cの間で冷気を循環させる循環経路を構成することができる。
更に、棺Bと冷却機を配管で繋ぐための作業等は全く必要ないので、棺Bと棺冷却台装置Cの冷却機構を容易に且つ迅速に接続することができる。
なお、その接続の解除も、単に棺Bを持ち上げて棺冷却台装置Cから取り外すだけで良い。
【0074】
また、本実施の形態では、棺Bを載置台5の中に冷却機6がコンパクトに収納されている。よって、冷却機6を載置台5とは別に設けた場合と比べ、棺冷却台装置Cの配置と撤去が迅速にできる。
【0075】
棺Bを棺冷却台装置Cに載置したら、操作パネル9(図9参照)で温度等を設定し、冷却機6と送風機71,72を作動させる。
【0076】
図2に示すように、冷却機6の蒸発器61によって冷やされた空気は、上面側冷気供給口511から棺Bの冷気供給経路3を通り、側部側冷気供給口161から遺体収容部10に供給される。そして、遺体Aを冷やしながら流れたエアは、側面側エア排出口181からエア排出経路4を通り、棺冷却台装置Cの上面側エア吸引口512から吸引されて再び蒸発器61に送られる。
以上のようにして、冷気は遺体Aの足元側から頭部側に流れて循環し、遺体Aは冷やされる。
【0077】
ところで、特許文献1及び特許文献2に開示された従来のものは、棺と冷却機を空気の流通抵抗が大きい配管で接続している。したがって、冷却機を作動させている間中、「シュー」あるいは「ゴー」という冷気が配管を流れる音や振動音がし、静粛な通夜や葬儀の雰囲気を壊してしまう。
【0078】
これに対し、本実施の形態に係る棺冷却システムSでは、棺本体1と冷却機6とを空気の流通抵抗が大きい配管で接続せず、空気の流通抵抗が小さい、幅の広い通気空間部8で連通させている。したがって、冷却機6を作動させても、「シュー」あるいは「ゴー」という空気の流れる音や振動音は発生しにくい。よって、葬儀の雰囲気を壊すことなく、静粛に通夜や葬儀を進行させることができる。
【0079】
また従来のものは、棺の底部側から冷気を供給・排出するようにしているため、冷気は上の方まで行き渡らないまま、排出口から直接的に排出され、遺体収容部10全体を十分に冷やすことはできない。
【0080】
しかしながら、本実施の形態では、冷気またはエアを棺本体1の側部上部から遺体収容部10内に供給・排出するようにしている。よって、冷気は側部から流れて遺体収容部10の底部側に一旦留まり、更に比較的温度が高い上層のエアは側面側エア排出口181から逐次排出される。このように、冷気は側部側冷気供給口161から底部側に流れて一旦留まらないと側面側エア排出口181から排出されないようになっているので、遺体収容部10内を十分に冷やすことができる。
【0081】
更に本実施の形態では、蒸発器61を棺冷却台装置Cの上部側に配置して、通気空間部8の距離、つまり、冷気またはエアが通る経路をできるだけ短くしている。これにより、冷気またはエアの温度上昇を抑えて、冷却機6の負荷を軽減し、冷却機の作動音を低減させている。
【0082】
また更に、棺本体1の内面側は二重構造になっており、側部側冷気供給口161及び側面側エア排出口181は側面上部寄りに設けられている。したがって、従来のものと相違して、遺体から出る体液が底面側から棺外へ流れ出るような恐れもない。
【0083】
なお、図示はしていないが、側部側冷気供給口161及び側面側エア排出口181をスライド式(摺り合わせ式)の閉鎖板等で開閉可能に構成することもできる。
【0084】
また棺Bの材料は、ダイオキシン類等の有害ガスが発生しないものであれば、必ずしも木製材料に限定するものではなく、例えば段ボール等の紙製材料やその他の材料を採用することができる。
【0085】
なお、本明細書で使用している用語と表現はあくまで説明上のものであって、限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。
【0086】
更に、特許請求の範囲には、請求項記載の内容の理解を助けるため、図面において使用した符号を括弧を用いて記載しているが、特許請求の範囲を図面記載のものに限定するものではない。
【0087】
【発明の効果】
本発明は上記構成を備え、次の効果を有する。
(a)本発明によれば、棺を棺冷却台装置に載置し、上面側冷気供給口と底面側冷気取入口及び上面側エア吸引口と底面側エア排出口をそれぞれ合わせることにより、配管を介さずに冷気を循環させる循環経路を形成することができる。したがって、空気の流通抵抗が大きい配管から発せられる作動音(空気の音や振動音等)は発生せず、静粛な通夜や葬儀の雰囲気を壊すようなことはない。
【0088】
(b)本発明によれば、棺を棺冷却台装置に載置し、棺本体の底面側冷気取入口及び底面側エア排出口を、棺冷却台装置の上面側冷気供給口及びエア上面吸引口に合わせるだけで、棺冷却台装置の冷却機と棺とを簡単に接続することができる。
また、棺本体と棺冷却台装置の接続部は、棺と棺冷却台装置の間に隠れて外部に露出しないので、通夜や葬儀の参列者に違和感を与えるということもない。
更に、棺本体と棺冷却台装置間を循環する冷気またはエアは、空気の流通抵抗が大きい配管ではなく、空気の流通抵抗が小さい空間部を流れるので、「シュー」あるいは「ゴー」という配管を流れる空気の音や振動音は発生しにくく、静粛な通夜や葬儀の雰囲気を壊すようなことはない。
【0089】
(c)遺体収容部へ冷気を供給する側部側冷気供給口、及び遺体収容部内のエアを排出するエア側部排出口が、内面仕切部の上部寄りに設けられているものでは、冷気は側部側冷気供給口から底部側に流れて一旦留まらないと側面側エア排出口から排出されないようになっている。したがって、冷気供給口とエア排出口が共に棺本体の底部側に設けてある従来のものに比べ、遺体収容部内を十分に冷やすことができる。
【0090】
(d)側部側冷気供給口及び側面側エア排出口は、棺本体の底部側ではなく、側部側に設けてあるので、遺体から出る体液が底面側から棺外へ流れ出るような不都合もない。
【0091】
(e)内面仕切部の底部を支える支持部材が設けてあるものでは、底部全体が二重構造で空洞になっている場合と比べ、底部側の強度が増すので、遺体を収容しても底が抜けたり、変形するような恐れはない。
【0092】
【図面の簡単な説明】
【図1】 棺冷却システムの使用状態を示す側面視説明図。
【図2】 棺冷却台装置に棺を載置した状態で、棺及び棺冷却台装置の一部を断面して内部構造を表した概略説明図。
【図3】 蓋体を外し、棺本体を断面して内部構造を表した概略説明図。
【図4】 棺本体の底面視説明図。
【図5】 図5(a)は図3及び図4のI−I部分に対応する断面を示す概略説明図で、図5(b)は図3及び図4のII−II部分に対応する断面を示す概略説明図。
【図6】 棺冷却台装置の一部を断面して内部構造を表した概略説明図。
【図7】 棺冷却台装置の平面視概略説明図。
【図8】 格子体及び上蓋を外して、棺冷却台装置の内部構造を表した平面視概略説明図。
【図9】 棺冷却台装置の背面視説明図。
【符号の説明】
S 棺冷却システム
A 遺体
B 棺
C 棺冷却台装置
1 棺本体
2 蓋体
3 冷気供給経路
4 エア排出経路
5 載置台
6 冷却機
8 通気空間部
9 操作パネル
10 遺体収容部
11 底面部
12 底部側仕切部
13 第一支持部材
14 第二支持部材
15 左側面部
16 左側面仕切部
17 右側面部
18 右側面仕切部
21 扉
51 上面部
52 キャスター
53 格子体
54 載置部
55 中空部
57 切欠部
58 位置決め部材
59 把手
61 蒸発器
62 凝縮器及び圧縮器
71 送風機
72 送風機
80 空間部
81,82 コーナー部
100a 外面部
100b 内面仕切部
111 底面側冷気取入口
112 底面側冷気排出口
161 側部側冷気供給口
181 側面側エア排出口
501 孔
511 上面側冷気供給口
512 上面側エア吸引口
513 第一蓋体
514 第二蓋体
515 孔部
516 ヒンジ
517 第一扉
518 第二扉
531 リブ体
532 枠部
541 孔
542 排出管
543 水貯留槽
550 開口部
560 開口部
611 排出口
721 仕切部

Claims (1)

  1. 棺冷却台装置(C)と、棺冷却台装置(C)に載置して使用する棺(B)とを備えた棺冷却システムであって、
    棺(B)は遺体収容部(10)を備えた棺本体(1)を備えており、該棺本体(1)の底面部(11)には棺冷却台装置(C)から冷気を取り入れる底面側冷気取入口(111)と、棺冷却台装置(C)へエアを排出する底面側エア排出口(112)とが設けてあり、
    上記棺本体(1)の内面側のうち、底部側と長手方向の両端側の側部側は、外面部(100a)と距離をおいて設けてある内面仕切部(100b)によって二重構造になっており、該外面部(100a)と内面仕切部(100b)間の空間部によって、上記底面側冷気取入口(111)から取り入れた冷気を遺体収容部(10)へ送る冷気供給経路(3)と、遺体収容部(10)内のエアを上記底面側エア排出口(112)へ排出するエア排出経路(4)が構成され、
    上記内面仕切部(100b)のうち、長手方向の一方の側部側には上記冷気供給経路(3)と通じ遺体収容部(10)内へ冷気を供給する側部側冷気供給口(161)が設けてあり、長手方向の他方の側部側には上記エア排出経路(4)と通じ遺体収容部(10)内のエアを排出する側部側エア排出口(181)が設けてあり、該側部側冷気供給口(161)及び側部側エア排出口(181)は内面仕切部(100b)の上部側に設けてあり、
    上記棺冷却台装置(C)は、棺(B)を載せる載置台(5)と、該載置台(5)の内部に収容され棺(B)に冷気を供給する冷却機(6)と、を備えており、
    上記載置台(5)のうち、棺(B)を載せる上面部(51)には棺(B)の遺体収容部(10)へ冷気を供給するために上記底面側冷気取入口(111)と合わされるように配置された上面側冷気供給口(511)と、上記遺体収容部(10)から冷気を吸い込むために上記底面側エア排出口(112)と合わされるように配置された上面側エア吸引口(512)が設けられており、
    該上面側冷気供給口(511)と上面側エア吸引口(512)は、載置台(5)の内部を仕切り用の載置部(54)で横に仕切ることで構成される通気空間部(8)によって連通し、該通気空間部(8)内には冷却機(6)の蒸発器(61)と送風機(71,72)が設けられており、上面側エア吸引口(512)の下方側に位置する通気空間部(8)のコーナーには、蒸発器(61)内へ円滑にエアが流れるように斜め下方に向けてコーナー部(81)が設けてあり、上面側冷気供給口(511)の下方側に位置する通気空間部(8)のコーナーには、蒸発器(61)から排出された冷気が円滑に上面側冷気供給口(511)に流れるように斜め下方に向けてコーナー部(82)が設けてあり、
    上記載置部(54)には通気空間部(8)内の水分を下方へ排出する孔(541)が設けてあり、水分は孔(541)から排出管(542)を通って載置部(54)の下方に設けてある水貯留槽(543)に排出されるようになっており、
    冷却機(6)の凝縮器(62)及び圧縮器は、上記通気空間部(8)と仕切られている空間部(80)に収容されており、凝縮器(62)からの熱は、空間部 (80) 側に設けられた開口部 (560) 及び載置台(5)の底部側に設けてある開口部(550)を介して外気へ排出されるようになっている、
    棺冷却システム。
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