JP3824971B2 - パネルシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、発熱を伴う機器を収納する収納家具及び前記収納家具とともに用いられるパネルシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、いわゆるIT技術の普及により、パーソナルコンピュータ(以下パソコン)を各人の執務スペースごとに1台ないし複数台用いることが多くなってきている。
【0003】
このパソコンの配置の一例として、執務用机の天板下方にパソコン収納用の収納家具を置き、この収納家具の内部にパソコンの本体を収納して天板上のスペースを有効利用する形態が考えられている。
【0004】
一方、パソコン本体には半導体などが高密度に配置されているのでパソコン本体の内部に熱が発生し、特に執務用机の天板下方や収納家具内にパソコンを配置すると天板下方の空間や収納家具内に熱がこもりやすくなるので、効果的に冷却していわゆる熱暴走を防ぐ必要がある。また、常に天板下方の空間に排気すると、人や周囲の気温によっては不快感を感じることがある。そこで、パソコン本体の冷却に用いて暖められた空気をファンを用いて強制的に吸排気することが考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ファンを用いて強制的に吸排気を行うようにすると、ファンを運転するためにエネルギーが必要であり、またファンの故障により熱が収納家具内にこもってパソコンがいわゆる熱暴走を起こしやすくなる可能性がある。
【0006】
ファンを用いずに排気を行い、効果的に冷却のための空気を取り入れることができれば、少ないエネルギーで、かつ安全にパソコン全体を冷却することを図ることができる。
【0007】
以上に述べた問題は、パソコンのみならず、その他の情報機器等、発熱を伴い、いわゆる熱暴走の可能性のある機器を収納する際には一般的に存在し得る。
【0008】
そこで本発明は以上に述べた問題を解決し、少ないエネルギーでかつ効果的にパソコン等発熱を伴う機器を収納する部分に空気を導入して排気する手段を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
すなわち、本発明によるパネルシステムは、内部に情報機器等発熱を伴う機器を収納し、底面に吸気口を開口して設けているとともに、背面の前記吸気口の上方に排気部を設けて排気を行うように構成している収納家具とともに用いられ、枠材と、板面を有し枠材に取り付けられるパネル要素とを具備するパネルを用いて構成し、パネル内又はパネル間に排気通路を確保しているとともに、前記収納家具を前記パネルの前方又は後方に配置し、前記収納家具に設けた前記排気部と接続した排気流通口をパネル要素に設け、さらに前記パネルに上排気部を設けているとともに、前記排気流通口を設けたパネル要素の枠材を挟んで反対側に下排気部を有するパネル要素を設けるとともに、収納家具の排気部から前記下排気部に通気可能に構成し、さらに前記上排気部からの排気量と前記下排気部からの排気量との割合を可変に構成し、1人が使用する幅をパネルの幅寸法の2倍とし、1人分の区画に2つのパネルを設け、一方のパネルが前記排気流通口を設けたパネル要素を有し、他方のパネルが下排気部を開口して設けたパネル要素を有していることを特徴とする。
【0010】
このようなものであれば、収納家具内部からの排気を自然対流の原理を利用して効果的に排気できる。また、前記排気流通口を設けたパネル要素の枠材を挟んで反対側に下排気部を有するパネル要素を設けるとともに、収納家具の排気口から前記下排気部に通気可能に構成しているので、パネルを挟んで収納家具を互い違いに配置することで、パネルを挟んで反対側の収納家具からの排気を取り入れて部分暖房を行うことができ、従ってパソコン等により暖められた空気を部分暖房に再利用できる。そして、前記上排気部からの排気量と前記下排気部とからの排気量との割合を可変に構成しているので、必要に応じて部分暖房を調整できる。
【0011】
前記収納家具の上方に天板を配置可能に構成しているものであれば、情報機器等により熱せられて収納家具から排出された空気が天板下方にこもりにくい構成を実現しつつ執務等を行う天板の下方に情報機器などを収納した収納家具を配置できる。
【0012】
さらに、情報機器等により熱せられた空気が天板下方にこもらないようにするには、前記背面排気口と前記排気流通口との間に排気漏れ防止部材を介在させればよい。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態について述べる。
【0025】
本実施形態に係る収納家具たるワゴン1は、平面図を図1、正面図を図2にそれぞれ示すように、パネル2を用いて形成したパネルシステムたるローパーティションLPの前方又は後方に配置して使用する。
【0026】
より具体的には、ワゴン1は、正面図を図3、背面図を図4、底面図を図5、横断面図を図6、縦断面図を図7に示すように、その内部に情報機器等を収納するものであり、ワゴン本体11と、ワゴン本体11の内部に取り付けられる棚板12と、ワゴン本体11の前面を形成し、開閉可能に構成している前扉13とを備えている。前扉13を取り除いた状態の正面図を図8に示す。ワゴン本体11はさらに、上面を形成する天板111と、両側面を形成する1対の側板112と、背面を形成する背板113と、底面を形成する底板114と、下端部に取り付けられたキャスタ115とを有する。片側の側板112には、内部に収納する情報機器PC等の電源コードを挿し通す配線挿通口1xを設けている。そして、側板112の内面には前後に対をなして構成される棚板取付スリット12aが上下方向に複数設けてあり、棚板12をこの棚板取付スリット12a及び棚板取付部材121を介して高さ位置を変更可能に取り付けるようにしている。棚板12の幅寸法は棚板取付スリット12a間の寸法に略一致させてあり、奥行き寸法はワゴン本体11よりも小さくしてある。さらに、前扉13は、図示しない蝶番によりワゴン本体11に取り付けられるとともに、その背面の外周部に図示しないパッキンを設けていて、情報機器により熱せられた空気が前扉14とワゴン本体11との間の空間から漏れないように構成している。なお、本実施形態では、前扉13の前面に、開閉の際に把持する把手131と内部を確認するための窓132とを設けてある。前記窓132は、例えばガラス等の透明な材料を用いて構成している。
【0027】
しかして、ワゴン本体11の底板114には、吸気口1aを開口して設けてある。すなわち、このワゴン1の底面には吸気口1aが開口して設けられている。一方、背板113の上部には排気部たるワゴン排気口1bを開口して設けてあり、このワゴン排気口1bの上端は、棚板12の高さ位置の可変領域の上端よりも上方にある。すなわち、情報機器PCにより熱せられた空気が上昇してこのワゴン排気口1bから排出されるとともに、冷却のための新たな空気を前記吸気口1aから取り入れるようにしている。
【0028】
さらに、側板112の奥行き方向略中央部には凹みが設けてあり、棚板取付スリット12aは凹みの外側に設けるようにしている。また、上述したように、棚板12の幅寸法は棚板取付スリット12a間の寸法と略一致させてある。従って、棚板12と側板112との間には隙間12s1がある。また、上述したように棚板12の奥行き寸法はワゴン本体11よりも小さくしてあるので、棚板12と背板113との間にも隙間12s2があり、棚板12と前扉13との間にも隙間12s3がある。これらの隙間12s1、12s2、および12s3により、棚板12の下方の棚下空間と棚板12の上方の棚上空間との間で通気可能にしている。
【0029】
そして本実施形態では、このワゴン1は床に空調吹出口ACを設けた空調システムとともに用いられ、前記吸気口1aを前記空調吹出口ACの上方に配置するとともに、前記吸気口1aの周囲に排気漏れ防止部材たる吸気側パッキン14を設け、この吸気側パッキン14が床面に密着するようにしている。すなわち、前記吸気口1aと前記空調吹出口ACとの間に吸気側パッキン14を介在させていて、空調吹出口ACからの風が漏れなく前記吸気口1aに取り入れられるように構成している。
【0030】
さらに、前記ワゴン排気口1bを周囲には、排気漏れ防止部材たる排気側パッキン15を設けてあり、後述するようにパネル2に密着させるようにしている。
【0031】
一方、ローパーティションLPは、平面図を図1、正面図を図2、斜視図を図9、縦断端面図を図10にそれぞれ示すように、パネル2を幅方向に複数、本実施形態では6個連結して構成している。このパネル2は、枠材21と、この枠材21の前面又は後面に取り付ける種々のパネル要素22と、枠材の下端に取り付ける幅板23と、枠材の上端に取り付ける笠板24とを具備する。前記枠材21は、支柱211と、支柱間に横架して設けた横梁212とを備えている。前記横梁212の奥行き寸法は、支柱211の奥行き寸法より小さくしてあり、パネル要素22との間に空間を設けている。パネル要素22は、その幅寸法が枠材21と略同一であり、例えば枠材21に設けたフック孔(図示略)を介して取り付けるようにしている。また、本実施形態では上部にガラス窓2xを有するパネル要素22を取り付けるようにしている。なお、本実施形態ではさらに、幅方向に連結したパネル2の両端部にさらにパネル2を2枚ずつ直交して取り付けて、全体として平面視扁平H字状をなすようにしている。そして、一端にさらに机4を、例えば一端縁をパネル2に当て、ブラケット41を介してパネル2に固定する等して取り付けられるようにしている。
【0032】
さらに、このローパーティションLPを構成するパネル2の前方又は後方に前記ワゴン1を配置するようにしている。より具体的には、図1に示すように前記ワゴン1が互い違いになるように配置している。そして、このワゴン1と対向するパネル要素22の、ワゴン排気口1bと対向する位置には排気流通口2aを開口して設けている。また、上述したように前記ワゴン排気口1bの周囲に排気漏れ防止部材たる排気側パッキン15を設け、この排気側パッキン15をワゴン排気口1bと排気流通口2aとの間に介在させることにより、ワゴン1内の情報機器PC等により熱せられた空気が外部に漏れることなくパネル要素22間の空間に排出されるようにしている。そして、正面及び背面のパネル要素22間の空間を排気通路とするとともに、前記笠板24にパンチング孔を設け、上排気部2bを形成している。ここで、前記ワゴン排気口1bの幅寸法は前記排気流通口2aの幅寸法よりも大きくしてある。
【0033】
ここで、本実施形態では、1人が使用する幅を前記パネル2の幅寸法の2倍とし、幅方向に連結したパネル2の前後両面の高さ方向略中央部にそれぞれ天板3をブラケット31を介して取り付けるとともに、この天板3の下方に天板支持脚32を取り付けて支持させている。さらに、この天板3の下方に前記ワゴン1を収納する、すなわちワゴン1の上方に天板3を配置するようにしているとともに、1人分の区画に2つのパネル2を有し、一方のパネル2は排気流通口2aを設けたパネル要素22を有する。そして、他方のパネル2は、下排気部2cを開口して設けたパネル要素22を有し、情報機器PC等により熱せられて前記排気流通口2aから排出された排気をこの下排気部2cから吹き出させることも可能にしている。なお、天板3の上面には、必要に応じて図9の想像線に示す間仕切り33を取り付けることができるようにしている。
【0034】
排気流通口2aからの排気の排出の比率は、図10に示すように、バタフライ弁25により調整可能にしている。このバタフライ弁25付近の拡大図を図11に示す。このバタフライ弁25は、パネル2の内部に取り付けられ、図10及び図11の実線に示す全閉位置と同図の想像線に示す全開位置との間を移動可能に構成している。すなわち、バタフライ弁25が全閉位置にあると、排気流通口2aからの排気は図11の矢印aに示すように、すべて上排気部2bに流れる。一方、バタフライ弁25が全開位置にあると、排気流通口2aからの排気は図11の矢印bに示すように、すべて下排気部2cに流れる。さらに、図示は省略するが、このバタフライ弁25を全閉位置と全開位置との間の位置に設定して排気流通口2aからの排気の一部を上排気部2bに流し、残りを下排気部2cに流すようにすることもできるようにしている。
【0035】
以上のように、ワゴン1の底面に吸気口1aを開口して設けるとともに、背面にワゴン排気口1bを設けて上方から排気を行うように構成しているので、温められた空気が上方から排出されるとともに、冷却のための空気が底面の吸気口1aから取り入れられるので、自然対流の原理を利用して少ないエネルギーで内部の情報機器PC等の全体を効果的に冷却することができる。
【0036】
また、内部を棚構造とし、棚下空間と棚上空間との間で通気可能にしているので、情報機器を安定して置けるとともに、棚下空間から空気を送り込み、効果的に冷却することができる。特に、棚板取り付けフック121をワゴン本体11の側板112から張り出して設け、棚板12と側板112との間に隙間1s1を設けることで、簡単な構成で情報機器PC等を効果的に冷却することができる。
【0037】
さらに、棚板12の高さ位置を変更可能にしているので、内部の構成をさまざまな態様に対応させることができるとともに、ワゴン排気口1bの上端を棚板12の高さ位置の可変領域よりも上方にしているので、情報機器PC等により暖められた空気を確実に排気できる。
【0038】
一方、このように構成したワゴン1を、枠材21の前後両面に種々のパネル要素22を取り付けて構成したパネル2を用いて構成したローパーティションLPの前方又は後方に配置し、ワゴン1と対向するパネル要素22のワゴン排気口1bと対向する位置には排気流通口2aを開口して設けるとともに、正面及び背面のパネル要素22間の空間を排気通路としてパネル2の上部に上排気部2bを設け、前記上排気部2bから排気するようにしているので、ワゴン1からの排気を自然対流の原理を利用して効果的に排気できる。なお、本実施形態では前記ワゴン排気口1bの幅寸法は前記排気流通口2aの幅寸法よりも大きくしてあるので、ワゴン1の幅方向の位置がずれても排気を前記排気流通口2aに流すことができる。
【0039】
特に、ワゴン1のワゴン排気口1bとパネル要素22の排気流通口2aとの中に排気側パッキン15を介在させているので、ワゴン1からの排気が外部に漏れないようにできる。
【0040】
そして、この排気流通口2aを設けたパネル要素22の枠体21を挟んで反対側に、下排気部2cを設けたパネル要素22を設け、前記排気流通口2aからの排気をこの下排気部2cから吹き出させることも可能にしているので、ワゴン1からの排気を足元暖房に再利用できる。
【0041】
加えて、バタフライ弁25を用いて前記上排気部2bと下排気部2cとからの排気量の割合を調整できるので、必要に応じて床下暖房の強度を調整できる。
【0042】
なお、上述した実施形態のように構成すると、パネル2をはさんで反対側に着座した者がワゴン内1の機器を使用していない場合には足元暖房を利用できない。この不具合を解消し、ワゴン1からの排気を足元暖房に確実に再利用するには、ワゴン1を以下に述べる実施態様のように構成してもよい。
【0043】
この実施態様に係るワゴン1は、図12に示すように、上述した実施形態に述べた構成に加えて、側面に第2の排気部たる第2ワゴン排気口1cを設けるとともに、ワゴン排気口1bからの排気量と第2ワゴン排気口1cからの排気量との割合を選択可能に構成した排気口閉塞手段たるシャッタ16を備えている。第2ワゴン排気口を設けた側に着座している場合には、前記シャッタ16を操作することにより、着座者自身が受ける排気の量を簡単に調整できる。但し、このように構成した場合には、足元暖房を利用すると背面のワゴン排気口1bからの排気量が減少し、ワゴン1内部の機器に内蔵された背面に排気するファンの作用を利用しにくくなるので、熱せられた排気が還流してワゴン1内部の機器を冷却する効率が低下しうる。
【0044】
また、図13に示すように、枠材21の片面にのみパネル要素22を取り付けたパネル2を2枚重合させて配置し、パネル2間の空間を排気通路とする構成としてもよい。この場合、パネル2枚分の幅寸法を有する笠板24を用いるものとし、この笠板24には上述した実施形態と同様にパンチング孔を設ける。また、支柱211と奥行き寸法が略同一である横梁213を枠材21に用いてもよい。
【0045】
さらに、棚板12にパンチング孔を設けてもよい。このようにすれば、情報機器PC等を載せ置いた棚板12に設けたパンチング孔を介して情報機器PC等の周辺に空気が導入され、より効果的に情報機器PC等を冷却できる。なお、棚板12にパンチング孔を設けた場合、パンチング孔を介して空気が導入されるので、棚板12の周囲に隙間を設けなくてもよい。
【0046】
これ以外の構成も、さまざまなものが考えられる。例えば、パネルを連結する数は6枚でなくてもよいし、パネルの配置も上述した実施形態以外のものであってもよい。
【0047】
また、パネルを壁面に密着させるとともに、ワゴンからの排気をすべて上方に設けた上排気部から排出する構成も考えられる。
【0048】
さらに、内部に情報機器等の電源たるコンセントを設けてもよい。
【0049】
一方、吸気口を床に設けた空調吹出口の上方に設ける代わりに、吸気口を設けた底板の底面と床面との間に隙間を設けて平らな床面の上に配置し、ワゴンの下方から空気を取り入れるようにする構成も考えられる。
【0050】
その他にも、笠板にパンチング孔を設ける代わりに、他の形状の孔ないし開口を設けて上排気部を形成する態様や、上部に位置するパネル要素に切り欠き等の開口部を設けて上排気部を形成する態様も考えられる。
【0051】
そして、ワゴンの背板とパネル要素とを密着可能に構成する等、他の方法で排気が漏れないようにして排気漏れ部材を省略するようにしてもよい。
【0052】
加えて、収納家具として下端部にキャスタを設けて移動可能に構成したワゴンについて以上に述べてきたが、移動可能でない収納家具についても同様に、底面に吸気口を開口して設け、排気部を設けて上方から排気を行うようにすれば、同様の効果が得られる。その他、本発明の趣旨を損ねない範囲でさまざまな変形を行い得る。
【0053】
【発明の効果】
本発明に係るパネルシステムによれば、収納家具内部からの排気を自然対流の原理を利用して効果的に排気できる。また、排気流通口を設けたパネル要素の枠材を挟んで反対側に下排気部を有するパネル要素を設けるとともに、収納家具の排気口から前記下排気部に通気可能に構成しているので、パネルを挟んで収納家具を互い違いに配置することで、パネルを挟んで反対側の収納家具からの排気を取り入れて部分暖房を行うことができ、従ってパソコン等により暖められた空気を部分暖房に再利用できる。そして、上排気部からの排気量と前記下排気部とからの排気量との割合を可変に構成しているので、必要に応じて部分暖房を調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るワゴンとローパーティションとを組み合わせた状態を示す平面図。
【図2】同実施形態に係るワゴンとローパーティションとを組み合わせた状態を示す正面図。
【図3】同実施形態に係るワゴンを示す正面図。
【図4】同実施形態に係るワゴンを示す背面図。
【図5】同実施形態に係るワゴンを示す底面図。
【図6】同実施形態に係るワゴンの横断面図。
【図7】同実施形態に係るワゴンの縦断面図。
【図8】同実施形態に係るワゴンの前扉を取り外した状態を示す正面図。
【図9】同実施形態に係るローパーティションを示す斜視図。
【図10】同実施形態に係るワゴンとローパーティションとを組み合わせた状態を示す縦断端面図。
【図11】図10におけるバタフライバルブ近傍の拡大図。
【図12】本発明の他の実施態様に係るワゴンを示す図。
【図13】本発明の他の実施態様における図10と同じ部位の断端面図。
【符号の説明】
1…ワゴン(収納家具)
1a…吸気口
1b…ワゴン排気口(排気部)
1c…第2ワゴン排気口(排気部)
115…キャスタ
12…棚板
14…吸気側パッキン(排気漏れ防止部材)
15…排気側パッキン(排気漏れ防止部材)
16…シャッタ(排気部閉塞手段)
2…パネル
2a…排気流通口
2b…上排気部
2c…下排気部
21…枠材
22…パネル要素
3…天板
LP…ローパーティション(パネルシステム)
Claims (3)
- 内部に情報機器等発熱を伴う機器を収納し、底面に吸気口を開口して設けているとともに、背面の前記吸気口の上方に排気部を設けて排気を行うように構成している収納家具とともに用いられ、
枠材と、板面を有し枠材に取り付けられるパネル要素とを具備するパネルを用いて構成し、パネル内又はパネル間に排気通路を確保しているとともに、前記収納家具を前記パネルの前方又は後方に配置し、前記収納家具に設けた前記排気部と接続した排気流通口をパネル要素に設け、さらに前記パネルに上排気部を設けているとともに、
前記排気流通口を設けたパネル要素の枠材を挟んで反対側に下排気部を有するパネル要素を設けるとともに、収納家具の排気部から前記下排気部に通気可能に構成し、さらに前記上排気部からの排気量と前記下排気部からの排気量との割合を可変に構成し、
1人が使用する幅をパネルの幅寸法の2倍とし、1人分の区画に2つのパネルを設け、一方のパネルが前記排気流通口を設けたパネル要素を有し、他方のパネルが下排気部を開口して設けたパネル要素を有していることを特徴とするパネルシステム。 - 前記収納家具の上方に天板を配置可能に構成していることを特徴とする請求項1記載のパネルシステム。
- 前記排気部と前記排気流通口との間に排気漏れ防止部材を介在させていることを特徴とする請求項1又は2記載のパネルシステム。
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