JPH0730680A - Isdn通信装置 - Google Patents

Isdn通信装置

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JPH0730680A
JPH0730680A JP5171413A JP17141393A JPH0730680A JP H0730680 A JPH0730680 A JP H0730680A JP 5171413 A JP5171413 A JP 5171413A JP 17141393 A JP17141393 A JP 17141393A JP H0730680 A JPH0730680 A JP H0730680A
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JP
Japan
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isdn
communication device
call
message
isdn communication
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JP5171413A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kimura
健一 木村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着信時における同一バス上のISDN通信装
置の着信負荷を一様にするとともに、被呼装置が応答し
ない場合、別の装置が代理応答する。 【構成】 ISDN回線インタフェース部10と、キー
入力部11と、表示部12と、通話部13と、呼出音発
生部14と、自通信装置制御部15と、端末数カウンタ
17と、優先度カウンタ18と、他通信装置監視部16
と、タイマー部19とから構成し、前記優先度カウンタ
18の値が零の装置のみが着信時に呼出音を発生し、同
装置が一定時間以内にオフフックを契機とする接続要求
メッセージで応答しない場合は、同一バス上の他の装置
が呼出音を発生し、オフフックにより接続要求メッセー
ジを送出し、代理応答することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一バス上に接続され
た1台以上のISDN通信装置の着信優先度を回転優先
法により決定し、一斉着信時に着信を許可する装置の割
当てを均一にするISDN通信装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】日本電信電話株式会社(NTT)のIS
DN基本速度インタフェース・サービス「INSネット
64」が1988年4月開始以来、音声・データ・画像
をディジタル信号により同一回線で送受信可能な同サー
ビスへの需要が高まってきている。この「INSネット
64」は、64キロビット/秒の情報チャネル(Bc
h)2本と、16キロビット/秒の信号チャネル(Dc
h)1本で構成されている。Bchは音声・データなど
の情報の伝送用、Dchは端末とISDN網との間の回
線設定・解放等の呼制御メッセージを主に伝送するため
にそれぞれ使用される。加入者宅内においては、送信線
対、受信線対を含むバス配線上に最大8台までのISD
N通信装置を接続し、同時に2台までのBch回線交換
サービスを享受できる「ポイント・トゥ・マルチポイン
ト・サービス」が提供されている。以下、図を用いて従
来のISDN通信装置について説明する。
【0003】図6は従来のISDN通信装置の構成を示
すブロック図である。従来の自ISDN通信装置1b
は、ISDN基本インタフェースの送信バス401と受
信バス402にそれぞれ送信線対101と受信線対10
2で接続するISDN回線インタフェース部10と、電
話番号を入力するキー入力部11と、キー入力部11で
投入した電話番号やISDN網5からの発信者番号や料
金通知等の情報を表示する表示部12と、送話器、受話
器、音声符号・復号器、並びにフックスイッチとから成
る通話部13と、自回線宛ての着信を知らせる呼出音発
生部14と、装置全体を制御する自通信装置制御部15
とから成り、10乃至15の各部はシステムバス103
で相互接続されている。更に、通話部13とISDN回
線インタフェース部10とは信号線131で接続されて
いる。
【0004】一方、自ISDN通信装置1bと同等の他
ISDN通信装置2bは、送信線対201と受信線対2
02とで、それぞれ、送信バス401と受信バス402
にバス接続されている。又、自ISDN通信装置1bと
同等の他ISDN通信装置3bは、送信線対301と受
信線対302とで、それぞれ、送信バス401と受信バ
ス402にバス接続されている。送信バス401と受信
バス402は、回線終端装置4、ISDN回線501を
介してISDN網5に接続されている。
【0005】図7は同ISDN通信装置の着信動作を示
すシーケンス図である。なお、図7において、着信時の
端末終端点識別子(TEI)割等手順、各呼制御メッセ
ージ送受信時のレイヤ2応答(RR)レスポンス送出シ
ーケンスは省略している。ISDN網5からISDN回
線501、回線終端装置4経由で受信バス402に放送
形式で到着した着呼メッセージ(SETUP)を、他I
SDN通信装置3b、他ISDN通信装置2b、およ
び、自ISDN通信装置1bは、それぞれ、受信回線対
302、受信線対202、受信線対102経由で同時に
受信する。
【0006】他ISDN通信装置3bの自通信装置制御
部15は、ISDN回線インタフェース部10、システ
ムバス103経由で着呼メッセージ(SETUP)を受
信後、データリンク設定要求(SABME3)コマンド
を組み立てて、システムバス103、ISDN回線イン
タフェース部10経由でISDN網5に同コマンドを送
信する。次に、他ISDN通信装置3bの自通信装置制
御部15は、ISDN網5からISDN回線インタフェ
ース部10、システムバス103経由で非番号性応答
(UA3)レスポンスを受信し、データリンクを確立す
る。以下、同様にして他ISDN通信装置2bは、着呼
メッセージ(SETUP)の受信後、データリンクを設
定要求(SABME2)コマンド送信、非番号性応答
(UA2)レスポンス受信の一連のシーケンスによりデ
ータリンクを確立する。同様に、ISDN通信装置1b
も、着呼メッセージ(SETUP)の受信後、データリ
ンク設定要求(SABME1)コマンド送信、非番号性
応答(UA1)レスポンス受信、の一連のシーケンスに
よりデータリンクを確立する。
【0007】次に、他ISDN通信装置3b、他ISD
N通信装置2b、並びに、自ISDN通信装置1bは、
ISDN網5に対して、それぞれ、呼出(ALERT
3)メッセージ、呼出(ALERT2)メッセージ、呼
出(ALERT1)メッセージを送信し、それぞれの通
信装置の呼出音発生部14を駆動してベル音を鳴らす。
【0008】本従来例においては、自ISDN通信装置
1bが応答する場合を例にとり以下の説明を続ける。自
ISDN通信装置1bは、オフフックを検知後、接続要
求(CONN1)メッセージを送信し、ISDN網5か
ら接続確認(CONN ACK1)メッセージを受信
し、通話状態となる。通話終了によるオンフックを検知
すると、自ISDN通信装置1bは切断要求(DISC
1)メッセージを送信し、ISDN網5から解放(RE
L1)メッセージを受信後、解放完了(RELCOMP
1)メッセージ送信により、着信呼を解放する。更に、
自ISDN通信装置1bは、データリンク切断要求(D
DISC1)コマンド送信、非番号性応答(UA1)受
信によりデータリンクを解放し、一連の着信シーケンス
を終了する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】同一バス上に接続した
m(2≦m≦8)台の同種のISDN通信装置(例えば
電話機)のうちの一台に選択的に着信する方法として
は、(1)ダイレクト・ダイヤルイン・サービスへの加
入により、電話機毎に異なる電話番号を割り付け、個別
電話番号により着信先を指定する、(2)電話機毎に異
なるサブアドレスを割り付け、代表電話番号+サブアド
レスにより着信先を指定する、の2方法がある。
【0010】(1)の方法は、ISDN網、電話網のい
ずれの網に収容されている加入者からも指定した電話機
に着信可能であるが、代表電話番号以外に追加したダイ
ヤルイン番号毎に月額の契約料が必要なので、経済的で
はない。(2)の方法は、サブアドレスの付与に関して
は費用は一切発生しないが、電話網に収容されている加
入者からはサブアドレスを付加した電話番号の投入がで
きないので、選択着信は不可能である。
【0011】結局、何ら付加費用を発生することなく、
電話網から同一バス上に接続したm(2≦m≦8)台の
同種のISDN電話機の一台に選択的に着信させる解は
無い。上記従来例で説明したように、代表電話番号での
着信時には全ての電話機のベルがほぼ同時になり、誰宛
ての着信なのか全く区別がつかなくなる。
【0012】従来の方法ではm(2≦m≦8)台の電話
機間での着信優先度がつけられず、一斉着信鳴動時に先
に受話器を取った人が応答し通話するため、早く応答す
る人に通話が集中してしまう問題がある。
【0013】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、同一バス上に接続された一台以上のISDN通信装
置の着信優先度を回転優先法により決定し、一斉着信時
に着信を許可する装置の割当てを均一にすることができ
ることと、代理応答による利便性が向上することと、更
に無料の優先着信機能による経済的効果の向上が期待で
きるISDN通信装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のISDN通信装置は、従来のISDN通信
装置に加えて、同一バス上の他ISDN通信装置の送信
する呼出メッセージとISDN網から他ISDN通信装
置宛ての接続確認メッセージを検知する他装置監視手段
と、同一バス上に接続したISDN通信装置数を計数す
る手段と、前記ISDN通信装置数をモジュロとする着
信優先度計数手段と、ISDN網から他ISDN通信装
置宛ての接続確認メッセージの有無を一定時間監視する
タイマー手段と、タイマー手段が満了した場合に自IS
DN通信装置の呼出メッセージ、接続メッセージの送信
を伴う代理応答手段とを備えた構成により解決できる。
【0015】
【作用】上記本発明の構成によって、自ISDN通信装
置は、その着信優先度計数手段の値が零で着信した場合
に即時にベルを鳴らす。同計数手段の値が零でない場
合、自ISDN通信装置は即時にベルを鳴らさず、着信
優先度の最も高い他ISDN通信装置宛ての接続確認メ
ッセージを一定時間以内に検知しない場合にベルを鳴ら
し、オフフックにより他ISDN通信装置の代わりに通
話可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1乃至図
5を参照しながら具体的に説明する。図1は、本発明の
一実施例に於けるISDN通信装置の構成を示すブロッ
ク図である。図1に於いて、自ISDN通信装置1aは
図6の従来の自ISDN通信装置1bのISDN回線イ
ンタフェース部10と、キー入力部11と、表示部12
と、通話部13と、呼出音発生部14と、装置全体を制
御する自通信装置制御部15とに加えて、他ISDN通
信装置2a又は他ISDN通信装置3aからISDN網
5宛ての呼出メッセージとISDN網5からの接続確認
メッセージを検知する他通信装置監視部16と、同一バ
ス上に接続したISDN通信装置数を計数する端末数カ
ウンタ17と、同一バス上のISDN通信装置数をモジ
ュロとする優先度カウンタ18と、ISDN網5からの
接続確認メッセージの有無を一定時間(Tc1)監視す
るタイマー部19とから構成される。なお、キー入力部
11は代理応答機能の起動・停止設定機能を、自通信装
置制御部15には自ISDN通信装置1a内の他のブロ
ックを制御し代理応答する機能をそれぞれ備えている。
【0017】10乃至19の各部はシステムバス103
で相互接続されている。更に、通話部13とISDN回
線インタフェース部10とは信号線131で接続されて
いる。ISDN回線インタフェース部10と回線終端装
置4とは送信線対101、送信バス401の経路および
受信線対102、受信バス402の経路で接続されてい
る。自ISDN通信装置1aと、自ISDN通信装置1
aと同等の他ISDN通信装置2aとは、送信線対20
1、送信バス401、送信線対101の経路および受信
線対202、受信バス402、受信線対102の経路で
相互接続されている。更に、本発明の一実施例の自IS
DN通信装置1aと、自ISDN通信装置1aと同等の
他ISDN通信装置3aとは、送信線対301、送信バ
ス401、送信線対101の経路及び受信線対302、
受信バス402、受信線対102の経路で相互接続され
ている。
【0018】図2は、本発明の一実施例に於けるISD
N通信装置の着信状態遷移図である。同図中の[]内は
状態の識別番号を示し、矢線横の記述は状態の遷移要因
を、()内は状態遷移時の動作を意味する。以下、図1
を参照しながら図2を説明する。
【0019】自ISDN通信装置1aの自通信装置制御
部15は、初期設定待ち状態[SO]において、電源投
入等の初期設定要因によりシステムバス経由で端末数カ
ウンタ17を数値“1”に、優先度カウンタ18を数値
“0”にそれぞれ初期化し、初回通信待ち状態[S1]
のサブ状態である着信待ち状態[S11]に遷移する。
次にISDN網5からISDN回線501、回線終端装
置4、受信バス402、受信線対102、ISDN回線
インタフェース部10、システムバス103経由で着呼
(SETUP)メッセージを受信すると、自通信装置制
御部15は、呼出(ALERT1)メッセージを組み立
て、システムバス103、ISDN回線インタフェース
部10、送信線対101、送信バス401、回線終端装
置4、ISDN回線501経由でISDN網5に同メッ
セージを送信し、システムバス103経由で呼出音発生
部14を駆動してベルを鳴動する。その後、自通信装置
制御部15は、着信状態[S12]に遷移する。
【0020】初回通信待ち状態[S1]の着信状態[S
12]において、自通信装置制御部15は、他ISDN
通信装置2a又は他ISDN通信装置3aからの呼出メ
ッセージを受信する毎に端末数カウンタ17を1ずつ加
算する。本発明の一実施例では、同一バス上に接続され
た他ISDN通信装置2a、3aの数は2なので、端末
数カウンタ17の値は“3”となる。他ISDN通信装
置2a、他ISDN通信装置3aにおいても、同様にし
て、初回の着信(SETUP)メッセージ受信により、
それぞれの端末数カウンタ17の値は“3”になる。自
通信装置制御部15は、通話部13で検知したオフフッ
クをシステムバス103経由で認識すると、接続要求
(CONN1)メッセージをシステムバス103、IS
DN回線インタフェース部10を介してISDN網5に
同メッセージを送信し、システムバス103経由で呼出
音発生部14のベルを停止する。その後、自通信装置制
御部15は、接続確認待ち状態[S13]に遷移する。
【0021】自通信装置制御部15は、接続確認待ち状
態[S13]においてISDN網5、ISDN回線イン
タフェース部10、システムバス103経由で、接続確
認(CONN ACK1)メッセージを受信すると、通
話部13、信号線131、ISDN回線インタフェース
部10の通話路を形成し、優先度カウンタ18を1だけ
モジュロ加算し、通話状態[S14]に遷移する。ここ
で、モジュロ加算とは、加算結果が端末数カウンタ17
の値(本実施例では“3”)に等しい場合に優先度カウ
ンタ18の内容を“0”にする操作のことを意味する。
なお、上記した着信状態[S12]、又は接続確認待ち
状態[S13]において、ISDN網5から他ISDN
通信装置2a、又は3a宛ての接続確認(CONN A
CK2、又は、CONN ACK3)メッセージを受信
すると、自通信装置制御部15は着信待ち状態[S1
1]に遷移する。
【0022】自通信装置制御部15は、通話終了に伴
い、通話部13、システムバス103経由でオンフック
を確認し、切断要求(DISC1)メッセージをISD
N網5宛てに送信するか、又は、ISDN網5から切断
要求(DISC1)メッセージを受信し解放(REL
1)メッセージを返送するかの手順により、解放待ち状
態[S15]に遷移する。自通信装置制御部15は、解
放待ち状態[S15]において解放完了(REL CO
MP1)メッセージを受信すると、2回以降通信状態
[S2]のサブ状態の着信待ち状態[S21]に遷移す
る。
【0023】自通信装置制御部15は、着信待ち状態
[S21]において、着信(SETUP)メッセージを
受信すると、システムバス103経由で優先度カウンタ
18の内容を参照し、優先度カウンタ18の値が“0”
ならば呼出(ALERT1)メッセージをISDN網5
宛てに送信し、呼出音発生部14に対してベル鳴動を指
示し、着信状態[S22]に遷移する。優先度カウンタ
18の値が“0”でないならば、他ALERT待ち状態
[S23]に遷移する。他ALERT待ち状態[S2
3]において、他ISDN通信装置2a、又は3aから
ISDN網5宛ての呼出(ALERT2、又は、ALE
RT3)メッセージを受信すると、自通信装置制御部1
5はシステムバス103経由でタイマー部19に対して
時間Tc1の監視タイマーを始動し、他接続確認待ち状
態[S24]に遷移する。ここで、時間Tclは他IS
DN通信装置2a、又は3aのベル鳴動開始からオフフ
ックによる通話開始までの最大時間であり、ISDN網
5の最大呼出許容時間(180秒)より短い値(一例と
して、10秒)に設定しておく。
【0024】他接続確認待ち状態[S24]において、
タイマー部19の始動後時間Tcl以内にISDN網5
から他ISDN通信装置2a、又は3a宛ての接続確認
(CONN ACK2、又は、CONN ACK3)メ
ッセージを受信した場合、自通信装置制御部15は、タ
イマー部19を停止し、優先度カウンタ18を1だけモ
ジュロ加算し、着信待ち状態[S11]に遷移する。他
接続確認待ち状態[S24]においてタイマー部19が
満了となった場合、自通信装置制御部15はISDN網
5宛てに呼出(ALERT1)メッセージを送信し、呼
出音発生部14に対してベル鳴動を指示し、着信状態
[S22]に遷移する。自通信装置制御部15は、オフ
フックを確認すると、接続要求(CONN1)メッセー
ジをISDN網5に送信し、呼出音発生部14のベルを
停止し、接続確認待ち状態[S25]に遷移する。
【0025】自通信装置制御部15は、接続確認待ち状
態[S25]においてISDN網5から接続確認(CO
NN ACK1)メッセージを受信すると、通話部1
3、信号線131、ISDN回線インタフェース部10
の通話路を形成し、優先度カウンタ18を1だけモジュ
ロ加算し、通話状態[S26]に遷移する。なお、上記
した着信状態[S22]、又は、接続確認待ち状態[S
25]において、ISDN網5から他ISDN通信装置
2a、又は3a宛ての接続確認(CONN ACK2、
又は、CONN ACK3)メッセージを受信すると、
自通信装置制御部15は着信待ち状態[S21]に遷移
する。
【0026】自通信装置制御部15は、通話終了に伴う
オンフックを確認し切断要求(DISC1)メッセージ
をISDN網5宛てに送信するか、又は、ISDN網5
から切断要求(DISC1)メッセージを受信し解放
(REL1)メッセージを返送するかの手順により、解
放待ち状態[S27]に遷移する。その後、自通信装置
制御部15は、解放待ち状態[S27]において解放完
了(REL COMP1)メッセージを受信すると、着
信待ち状態[S21]に遷移する。他ISDN通信装置
2a,3aの着信時の動作も、先に説明した図2の状態
遷移にしたがって状態遷移する。
【0027】図3は本発明の一実施例に於けるISDN
通信装置の優先度カウンタに対する対応を示す図であ
る。図3によると、初期設定後の最初の着信時において
は、全てのISDN通信装置の優先度カウンタ値18は
“0”であるから、全てのISDN通信装置は着信可能
でベルが一斉に鳴る。自ISDN通信装置1aがオフフ
ックにより応答する場合、自ISDN通信装置1aはI
SDN網5からの接続確認(CONN ACK1)メッ
セージを受信すると、自ISDN通信装置1aの優先度
カウンタ18を1だけモジュロ加算する。他ISDN通
信装置2a,3aの優先度カウンタ18は更新しない。
2回目の着信時は他ISDN通信装置2a,3aのみが
着信可能でベルが鳴る。2回目は他ISDN通信装置2
aが応答し通話するので、自ISDN通信装置1aと他
ISDN通信装置2aの優先度カウンタ18が1だけモ
ジュロ加算される。3回目の着信時は他ISDN通信装
置3aのみが着信可能でベルが鳴る。3回目は他ISD
N通信装置3aが応答し通話し、すべての通信装置の優
先度カウンタ18は1だけモジュロ加算される。以下4
回目は自ISDN通信装置1aのみが着信可能でベルが
鳴り、5回目は他ISDN通信装置2aのみが着信可能
でベルが鳴る。以上の説明の通り、同一バス上の着信の
優先権は通話毎に装置間で移動する。
【0028】図4は、本発明の一実施例に於けるISD
N通信装置の動作を示すシーケンス図であって、他IS
DN通信装置3aが応答、通話する場合の動作を示す。
本シーケンスの開始時には図3の5回目の着信直後のよ
うに、着信優先権は他ISDN通信装置3aにあるもの
とする。なお、本シーケンス図において、着信時の端末
終端点識別子(TE1)割当手順、各呼制御メッセージ
を送受信時のレイヤ2応答(RR)レスポンス送出シー
ケンスは省略している。自ISDN通信装置1a、他I
SDN通信装置2a、および、他ISDN通信装置3a
は、予めそのキー入力部11により、代理応答モードに
設定しているものとする。ISDN網5から放送形式で
着信(SETUP)メッセージを受信し、他ISDN通
信装置3a、他ISDN通信装置2a、および、自IS
DN通信装置1aがそれぞれ、非番号性応答(UA3)
レスポンス、非番号性応答(UA2)レスポンス、非番
号性応答(UA1)レスポンスを受信しデータリンクを
確立するまでの動作は、従来例での説明と同じなので説
明を省略する。
【0029】他ISDN通信装置3aは、その優先度カ
ウンタ18の内容が“0”で着信優先権があるので、デ
ータリンクの確立後、直ちに呼出(ALERT3)メッ
セージをISDN網5に返送する。他ISDN通信装置
2aおよび自ISDN通信装置1aは、この呼出(AL
ERT3)メッセージを受信後、それぞれ、接続確認メ
ッセージ監視タイマーTc2,Tc1を起動する。ここ
で、時間Tc2,Tc1は他ISDN通信装置のベル鳴
動開始から接続確認メッセージ受信による通話開始まで
の最大許容時間であり、ISDN網5の最大呼出許容時
間(180秒)より短い値(一例として、10秒)設定
しておく。
【0030】次に、他ISDN通信装置3aはオフフッ
クにより接続要求(CONN3)メッセージを送信し、
ISDN網5から接続確認(CONN ACK3)メッ
セージを受信し、通話状態となる。一方、他ISDN通
信装置2aおよび自ISDN通信装置1aは、前記接続
確認(CONN ACK3)メッセージを受信し、それ
ぞれ、タイマーTc2,Tc1を停止する。
【0031】他ISDN通信装置3aは通話を終える
と、オンフックを契機に従来例と同様のシーケンスで切
断要求(DISC3)メッセージを送信し、ISDN網
5から解放(REL3)メッセージを受信し、解放完了
(REL COMP3)メッセージを返送し、終話状態
となる。更に、他ISDN通信装置3aは、データリン
ク切断要求(DDISC3)コマンドを送信し、これに
対する非番号性応答(UA3)レスポンスを受信し、デ
ータリンクを解放する。
【0032】以上の動作シーケンスからわかるように、
他ISDN通信装置3aはベル鳴動後Tc2、Tc1の
どちらか短い方の時間内に応答すれば、他ISDN通信
装置2a及び自ISDN通信装置1aのベルを鳴動する
ことなく、あたかも他ISDN通信装置3aに選択的に
着信したかの如く、優先的に着信呼を扱える。
【0033】図5は、本発明の一実施例に於けるISD
N通信装置の動作を示すシーケンス図であって、着信優
先権のある他ISDN通信装置3aが応答せずに自IS
DN通信装置1aが代理応答する場合の動作を示す。自
ISDN通信装置1a、他ISDN通信装置2a、およ
び、他ISDN通信装置3aは、予めそのキー入力部1
1により、代理応答モードに設定しているものとする。
ISDN網5から放送形式で着呼(SETUP)メッセ
ージを受信し、他ISDN通信装置3a、他ISDN通
話装置2a、および、自ISDN通信装置1aがそれぞ
れ、非番号性応答(UA3)レスポンス、非番号性応答
(UA2)レスポンス、非番号性応答(UA1)レスポ
ンスを受信しデータリンクを確立するまでの動作は図4
と同じである。
【0034】他ISDN通信装置3aは、データリンク
を確立後、直ちに呼出(ALERT3)メッセージをI
SDN網5に返送する。他ISDN通信装置2a、自I
SDN通信装置1aは、図4と同様の動作でそれぞれ、
Tc2,Tc1(一例として、10秒)を時限とするタ
イマーを起動する。タイマーTc2,Tc1の満了をも
って他ISDN通信装置2a、自ISDN通信装置1a
は、それぞれ、呼出(ALERT2)メッセージ、呼出
(ALERT1)メッセージをISDN網5に返送する
とともに、ベル鳴動する。
【0035】自ISDN通信装置1aが代理応答する場
合、自ISDN通信装置1aはオフフックにより、IS
DN網5に対して接続要求(CONN1)メッセージを
送信し、ISDN網5から接続確認(CONN ACK
1)メッセージを受信後、ISDN網5との間の通話を
可能にする。自ISDN通信装置1aは、オンフックを
検知すると、終話と判断しISDN網5に対して切断要
求(DISC1)メッセージを送信し、ISDN網5か
らの解放(REL1)メッセージを受信後、解放完了
(REL COMP1)メッセージを返送する。その
後、自ISDN通信装置1aは、データリンク切断要求
(DDISC1)コマンドを送信し、これに対する非番
号性応答(UA1)レスポンスをISDN網5より受信
することにより、一連の代理応答シーケンスを終結す
る。
【0036】他ISDN通信装置3a,2a、および、
自ISDN通信装置1aがそれぞれ、代理応答機能停止
モードに設定された場合の着信動作シーケンスは、図7
の従来例のシーケンスと一致する。この場合は、他IS
DN通信装置3a,2a、および、自ISDN通信装置
1a間の着信優先度は無く、3装置(3a,2a,1
a)は同等の関係となる。
【0037】ダイヤルイン番号、又は、サブアドレスに
よる着信の場合は、指定したISDN通信装置のみに着
信し、応答、通信するので、既存の着信は保存される。
なお、上記実施例では監視タイマーTc2,Tc1の時
間は等しいとして説明したが、ベル鳴動の開始次期をず
らすために異なる値を取っても良い。更に、本実施例で
は同一バス上の通信装置数は3台としたが、最大7台ま
で本発明は適用できる。又、上記実施例の自ISDN通
信装置1aはISDN電話機として説明したが、自IS
DN通信装置1aの通話部13を既存のアナログ端末イ
ンタフェースもしくはディジタル端末インタフェースと
置換したISDNターミナル・アダプタに対しても本発
明は有効である。
【0038】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、初期
設定後の最初のグローバル着信時に各ISDN通信装置
が送信した呼出メッセージの数より、同一バス上の装置
数を認識するので、スイッチ等による装置数の手動設定
は不要である。この同一バス上の装置数をモジュロとす
る優先度カウンタ18の値が“0”のISDN通信装置
のみがベルを鳴らし、通信可能である。優先度カウンタ
18値が“0”のISDN通信装置は同一バス上で1台
のみであり、しかも、最後に応答した装置の着信優先度
が最下位になる回転優先制御法を採用している。従っ
て、着信呼を扱うISDN通信装置の割当てが均等にな
る効果があり、特定の扱い者のみに着信が集中すること
は避けられる。
【0039】同一バスの着信優先度の最も高いISDN
通信装置が着信後に一定時間無応答の場合に、本発明に
よるISDN通信装置は、代理応答機能の起動により、
着信優先度の最も高いISDN通信装置宛ての通信を代
行可能である。即ち、優先的にベルが鳴ったISDN通
信装置の扱い者が離席等で不在の場合でも、本発明によ
るISDN通信装置の扱い者が代理応答するので、利便
性が向上する。また、代理応答機能の起動中は同一バス
の優先度の最も高いISDN通信装置のみのベルを鳴ら
すので、有料のダイヤルイン・サービスを契約すること
無く、ISDN網、もしくは、電話網のいずれの加入者
からの着信呼を経済的に優先着信できる効果もある。
【0040】本発明は、ISDN電話機はもとより、既
存端末を収容するISDNターミナル・アダプタに対し
ても同一バス上の通信装置数の認識機能と、回転優先制
御法に基づく着信負荷の分散機能と、代理応答機能によ
る利便性の向上効果と、無料の優先着信機能による経済
的効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に於けるISDN通信装置の
構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施例に於けるISDN通信装置の
着信状態遷移図
【図3】本発明の一実施例に於けるISDN通信装置の
優先度カウンタに対する対応を示す図
【図4】本発明の一実施例に於けるISDN通信装置の
動作を示すシーケンス図
【図5】本発明の一実施例に於けるISDN通信装置の
動作を示すシーケンス図
【図6】従来のISDN通信装置の構成を示すブロック
【図7】同ISDN通信装置の着信動作を示すシーケン
ス図
【符号の説明】
1a 自ISDN通信装置 2a 他ISDN通信装置 3a 他ISDN通信装置 4 回線終端装置 5 ISDN網 10 ISDN回線インタフェース部 11 キー入力部 12 表示部 13 通話部 14 呼出音発生部 15 自通信装置制御部 16 他通信装置監視部 17 端末数カウンタ 18 優先度カウンタ 19 タイマー部 101,301 送信線対 102,202,302 受信線対 103 システムバス 131 信号線 401 送信バス 402 受信バス 501 ISDN回線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ISDN基本速度インタフェースの同一バ
    ス上でn(0≦n≦7)台の他ISDN通信装置群と相
    互接続されている自ISDN通信装置であって、ISD
    N基本速度インタフェース機能を有すISDN回線イン
    タフェース手段と、送話、受話機能及びフックスイッチ
    状態検知機能を有する通話手段と、呼出音発生手段と、
    ISDN通信手段に従い着信呼の制御を実行する自通信
    装置制御手段と、着信時に同一バス上の他ISDN通信
    装置群からの呼出メッセージ、接続要求メッセージ、並
    びに、ISDN網から第k(1≦k≦7)番目の他IS
    DN通信装置宛ての接続確認メッセージを検知する他通
    信装置監視手段と、初期化後の最初の一斉着信時に前記
    n台の他ISDN通信装置群から送出する呼出メッセー
    ジを計数し、同一バス上の全装置数n+1を記憶する端
    末数計手段と、前記全装置数n+1をモジュロとし、自
    ISDN通信装置もしくは第k(1≦k≦7)番目の他
    ISDN通信装置宛ての接続メッセージ受信時に1ずつ
    加算する着信優先度計数手段とを備え、前記優先度計数
    手段の値が零の場合に呼出音を発生し前記ISDN網と
    の接続を可能とすることを特徴とするISDN通信装
    置。
  2. 【請求項2】優先度計数手段の値が零の第k(1≦k≦
    7)番目の他ISDN通信装置からISDN網宛ての第
    一の呼出メッセージで起動し、ISDN網から前記の他
    ISDN通信装置宛ての第1の接続確認メッセージの有
    無を一定時間監視するタイマー手段を設け、第1の接続
    確認メッセージを検出せずに同タイマー手段が満了した
    場合に、自通信装置制御手段がISDN網に第2の呼出
    メッセージを送出後、オフフック状態検知によりISD
    N網へ第2の接続要求メッセージを送出し、第2の接続
    確認メッセージ受信をもって代理応答する機能を備える
    ことを特徴とする請求項1記載のISDN通信装置。
  3. 【請求項3】通話手段が送話器、受話器、音声符号・復
    号器、およびフックスイッチで構成することを特徴とす
    る請求項1記載のISDN通信装置。
  4. 【請求項4】通話手段が非ISDN端末インタフェース
    機能を有することを特徴とする請求項1記載のISDN
    通信装置。
  5. 【請求項5】通話手段が送話器、受話器、音声符号・復
    号器、およびフックスイッチで構成することを特徴とす
    る請求項2記載のISDN通信装置。
  6. 【請求項6】通話手段が非ISDN端末インタフェース
    機能を有することを特徴とする請求項2記載のISDN
    通信装置。
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