JPH07306285A - 原子炉の炉心 - Google Patents

原子炉の炉心

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JPH07306285A
JPH07306285A JP6151402A JP15140294A JPH07306285A JP H07306285 A JPH07306285 A JP H07306285A JP 6151402 A JP6151402 A JP 6151402A JP 15140294 A JP15140294 A JP 15140294A JP H07306285 A JPH07306285 A JP H07306285A
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JP
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fuel
core
fuel assembly
supercell
reduced
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JP6151402A
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Sven-Birger Johansson
− ビルゲル ヨハンソン スベン
Lars-Erik Johansson
− エリック ヨハンソン ラルス
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Westinghouse Electric Sweden AB
Original Assignee
ASEA Atom AB
ABB Atom AB
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C3/00Reactor fuel elements and their assemblies; Selection of substances for use as reactor fuel elements
    • G21C3/30Assemblies of a number of fuel elements in the form of a rigid unit
    • G21C3/32Bundles of parallel pin-, rod-, or tube-shaped fuel elements
    • G21C3/326Bundles of parallel pin-, rod-, or tube-shaped fuel elements comprising fuel elements of different composition; comprising, in addition to the fuel elements, other pin-, rod-, or tube-shaped elements, e.g. control rods, grid support rods, fertile rods, poison rods or dummy rods
    • G21C3/328Relative disposition of the elements in the bundle lattice
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C3/00Reactor fuel elements and their assemblies; Selection of substances for use as reactor fuel elements
    • G21C3/30Assemblies of a number of fuel elements in the form of a rigid unit
    • G21C3/32Bundles of parallel pin-, rod-, or tube-shaped fuel elements
    • G21C3/322Means to influence the coolant flow through or around the bundles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
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  • Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 炉心内の水量を増大させることによりコール
ド状態における原子炉の反応度を減少させ、それにより
改良された運転停止の余裕が得られるように構成された
沸騰水型原子炉の炉心を提供する。 【構成】 この原子炉の炉心は燃料チャネル(1)によ
り包囲された複数個の垂直の燃料棒(10)と、おそら
くは、しばしば、水で満たされた垂直のロッドまたはチ
ャネル(32、48、49、50、51)とを有する複
数個の燃料集合体(40)を備えている。燃料集合体
(40)の間には、水間隙(37a、37b)が配置さ
れている。この原子炉の炉心は間隙(37a、37b)
に面する少なくとも一つの削減された外側の隅部(4
1)を有する少なくとも1個の燃料集合体(40)を備
え、そして燃料集合体(40)の燃料棒(10)の数が
削減された隅部(41)の数に少なくとも相当する数だ
け減らされ、それによりスーパーセルの間の減速領域の
横断面積が増大し、炉心内の水量が増大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は沸騰水型原子炉の炉心に
関する。このような原子炉の炉心は実質的に正方形の横
断面の燃料チャネルにより包囲された複数個の垂直の燃
料棒と、おそらくは、しばしば、水が満たされた垂直の
ロッドとを備えている。各々の燃料棒は相互に垂直な2
列に含まれ、各々の燃料棒は核燃料の円筒形のペレット
の積重ね体を含み、この積重ね体はクラッディングチュ
ーブ内に配置されている。この燃料集合体は各々が4個
からなるグループをなして配置され、いわゆるスーパー
セルを形成している。このスーパーセルの中央部には、
制御棒が配置されている。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】炉心内の
核分裂性物質、特にウラン235の原子が中性子を吸収
し、壊変するときに、平均して、原子量がより低くかつ
より大きい運動のエネルギーを有する2個の核分裂片な
らびに複数個の高いエネルギーを有する中性子が発生す
る。原子炉の炉心内には、十分な数の核燃料集合体が自
立した核分裂反応を可能にするために配置されている。
核分裂生成物の運動のエネルギーは燃料棒から熱として
脱出する。原子炉の炉心は冷却材、例えば、水の中に浸
漬され、水は別の目的に利用される熱を放出する。冷却
材が水の形態であるときに、冷却材は中性子を減速させ
て、核分裂反応の確率を増大させる中性子減速材として
作用する。もしも原子炉を一定の出力レベルで運転する
のであれば、核分裂を発生させる中性子の量を一定に保
たなければならない。これは各々の核分裂反応がプロセ
スが自立して進行するようにその後の核分裂反応を発生
させる一つの中性子ネット(neutron net)
を発生しなければならないことを意味する。これは、通
常、実効増倍率keff が1に等しくなければならないよ
うに表現される。実効増倍率は吸収された中性子(また
はシステム外に漏れる中性子)の数に対する発生した中
性子の数の比を表す。
【0003】原子炉の運転中、核分裂性物質が減損する
が、同時に核分裂生成物自体のうちのある部分が中性子
を吸収する。この事実を考慮すると、原子炉は、通常、
始動時から過剰の核燃料が装填された状態で作動サイク
ルに入り、従って、当初、原子炉の反応度が高過ぎる状
態になる。この理由から、原子炉の運転の間に実効増倍
率keff を正確に1に維持しかつ原子炉の運転を停止す
るときにkeff を1よりも低く維持することができる制
御システムが必要である。この反応度の制御の一つの重
要な部分は、なんら核分裂の発生を伴わないで、中性子
を吸収し、すなわち、捕獲する中性子吸収物質によりな
される。
【0004】中性子吸収物質の少なくともある部分は複
数個の選択的に作用可能な制御棒内に含まれている。制
御棒は原子炉の出力レベルおよび配電の制御ならびに原
子炉の運転停止のために必要な程度炉心の底部から押し
上げられる。制御棒が炉心の中に挿入されるときに、核
分裂のための一つの条件である中性子の吸収がなされ、
従って、反応度が低下する。制御棒による中性子吸収作
用が高いほど、いわゆる制御棒の作用がより良好にな
る。
【0005】燃料棒のうちのある燃料棒は機械的な制御
の必要性を減らすための可燃性の吸収物質を含有するこ
とができる。このような可燃性の吸収体は中性子を吸収
することにより中性子吸収能力がより低い物質に変換さ
れる。よく知られているこのような物質は、通常、酸化
ガドリニウムの形態で得られるガドリニウムである。し
かしながら、構成物質として入手される可燃性の吸収体
は無視できない残留吸収能力を有している。例えば、ガ
ドリニウムを可燃性吸収体として使用するときに、高い
中性子捕獲横断面を有する同位体が比較的に早く消費さ
れるのに対して、その他の同位体の中性子捕獲が持続す
る結果、残留吸収能力が存在する。
【0006】炉心内の出力の発生は必要に応じて迅速に
中断し、すなわち、中性子の供給を中断し、従って、燃
料の核分裂による出力の発生を中断することが可能でな
ければならない。例えば、原子炉容器が開放され、修理
作業または燃料の補給が行われているときに中性子の供
給が突然に開始されて高い出力を発生することが起こら
ないように常に十分な運転停止の余裕(shutdow
n margin)がなければならない。
【0007】運転の許可のための当局による代表的な要
求条件は、もしも制御棒のうちの任意の1本の制御棒が
その外側位置に達するとすれば、運転停止の余裕が少な
くとも0.38%の反応度の減少(keff が0.996
2よりも小さくなるべきである)に相当することであ
る。付加的な安全性を確保するために、これらの値は実
際問題としてしばしば1%および0.99%にそれぞれ
変更される。
【0008】燃料ペレット中にある可燃性の中性子吸収
体、例えば、ガドリニウムを含有させることにより運転
停止の余裕を改良することが知られている。この可燃性
の中性子吸収体はコールド状態およびホット状態の両方
において反応度を減少させる。燃料ペレット中に可燃性
の吸収体を含有させることはコスト高になり、それに加
えて、可燃性の吸収体は完全に燃焼させることができな
い。これはある比率の中性子吸収物質が常に残存し、ホ
ット運転状態における反応度を減少させることを意味
し、これは望ましくない。
【0009】付加的な一つの問題は可燃性の中性子吸収
体、例えば、酸化ガドリニウムが燃料棒の熱伝導性を低
下させることである。酸化ガドリニウムを含有する燃料
棒は、吸収体が局部的な配電に好ましくない影響を及ぼ
すので、かなり低い相対的な出力を発生する。可燃性吸
収体を含む燃料棒の数が多いほど、また可燃性吸収体の
濃度が高いほど、局部的な配電に及ぼす悪影響が増大す
る。
【0010】従って、要約すると、運転の間および運転
停止の間に課せられる要求条件はしばしば逆の方向に作
用して、最適の構成を有する炉心の設計を困難にしてい
る。
【0011】改良された運転停止を目指した既知の構成
のうちのいくつかの構成について以下に説明する。
【0012】米国特許第4,863,680号明細書に
は、燃料集合体内に各々のユニットが少数の燃料棒を含
むいくつかの小さいユニットを配置することにより運転
停止の余裕を増大することができる燃料集合体が開示さ
れている。これらのユニットは相互に特定の隔置された
関係に配置されている。これらの小さいユニットの中央
部には、水ロッドが配置されている。運転停止の余裕は
これらのユニットの間の距離を好適な方法で変更するこ
とにより保証することができる。
【0013】米国特許第4,968,479号明細書に
は、中央部に配置された水ロッドのまわりにいくつかの
部分的な長さの燃料棒が配置された燃料集合体が開示さ
れている。この水ロッドは大きい直径を有する上側部分
と、小さい直径を有する下側部分とを有している。この
小さい直径は燃料棒の直径と実質的に合致している。燃
料棒のうちのいくつかの燃料棒は非核分裂性物質の中間
領域を備えている。これらの中間領域は水ロッドの上側
部分のまわりに配置され、それにより実効増倍率keff
をホット状態において効果的に増大させ、かつコールド
状態において効果的に減少させることができ、それによ
り改良された運転停止の余裕が得られる。これは中間領
域における水ロッドのまわりに過剰の水が存在し、それ
により水ロッドまたはこのロッドのまわりの領域がコー
ルド状態において過減速され、従って、中性子増倍率が
減少し、従って、運転停止の余裕が増大する。原子炉の
ホット状態の間、特に水蒸気の気泡が水ロッドの外周に
現れるときに、過剰の水が消滅して、増倍率が回復され
る。
【0014】米国特許第5,128,097号明細書に
は、三角形の格子内に配置された周囲の燃料棒よりも大
きい直径を有する正方形の格子内に配置された中央の燃
料棒を備えた燃料集合体が示されている。この周囲の三
角形の格子パターンは周囲における冷却領域を増大する
ことを可能にし、それにより運転停止の余裕が増大す
る。燃料集合体の中央部における冷却材の量は燃料棒と
対比して大きい直径を有する2本の水ロッドを導入する
ことにより増大せしめられる。
【0015】スウエーデン特許第454、822号明細
書には、削減された隅部が相互に向き合って燃料集合体
内に拡大された中央部を形成した、各々が削減された隅
部を備えた4個のサブアセンブリーを備えた燃料集合体
が開示されている。これらのサブアセンブリーは十字形
の支持装置により分離され、この支持装置の十字形の中
央部は削減された隅部に適応されるときに拡大されてい
る。このチャネル形に形成された支持装置の拡大された
中央部は燃料集合体の中央部内により多量の非沸騰水を
収容可能であることに寄与する。従って、燃料集合体の
中央部内により多量の水を収容することにより、コール
ド状態における原子炉の運転停止の余裕が改良される。
【0016】スウエーデン特許第423,760号明細
書には、削減された隅部を有する別の燃料集合体が開示
されている。この燃料集合体は少なくとも1個のサブア
センブリーが四つの削減された隅部を有する4個のサブ
アセンブリーを備えている。この設計において隅部を削
減する理由は限られたスペース内にさらに1個の燃料棒
を収容する要求のためである。これを達成するために、
燃料棒は正方形のパターンのかわりに部分的に三角形の
パターン内に配置される。その場合には、サブアセンブ
リーの隅部を三角形の棒の形状に適応させることは当然
である。この燃料集合体は運転停止の余裕を改良するこ
とができない。一般の認めるところでは、炉心内により
多量の水が導入されるが、ウランに対する水の比率が変
更されないので、コールド状態における反応度は減少し
ない。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は炉心内の
水の量を増大することによりコールド状態において改良
された運転停止の余裕が得られる原子炉の炉心を提供す
ることにある。コールド状態における付加的に改良され
た運転停止の余裕を得るために、制御棒の作用を改良す
ることができる。このような炉心が得られる燃料集合体
は間隙に面する少なくとも一つの外側の削減された隅部
を備え、少なくとも1個の燃料棒が隅部から除去されて
いる。この削減された隅部(または複数個の削減された
隅部)は原子炉の炉心内のスーパーセルの間の減速領域
の横断面積の増大を必然的に伴う。各々の隅部の削減は
減速領域の増大を必然的に伴う。この減速領域の増大は
燃料棒の少なくとも横断面積に相当している。
【0018】炉心内により多量の水が存在することは、
水の密度が高く、かつ中性子の拡散距離が短いので、コ
ールド状態における反応度が減少することを意味する。
また、このような水は中性子吸収能力を有する。要約す
ると、これにより、コールド状態において、改良された
運転停止の余裕が得られる。
【0019】制御棒の改良された作用は制御棒がより多
量の中性子に到達し、より多量の中性子を吸収すること
が可能であることを意味する。これは制御棒までの核分
裂性物質、すなわち、中性子発生物質の平均距離の減
少、すなわち、それゆえに制御棒までの中性子の距離の
減少により、なし遂げられる。この距離の減少は、ま
た、制御棒の中心部から離れる方向に向けられた燃料集
合体の外側の隅部のうちの1個または数個の隅部におけ
る少なくとも1個の燃料棒を除去することによりなし遂
げられ、従って、残りの核分裂性物質が制御棒により近
く配置される。炉心内へのより多量の水の収容および制
御棒の改良された作用の両方により改良された運転停止
の余裕を得るために、制御棒から最大の距離に配置され
た少なくともその外側の隅部が削減される。
【0020】この隅部の削減により、炉心の中により多
量の非沸騰水を収容することができる。非沸騰水の容積
に対する沸騰水の容積の比率を変更することにより、ホ
ット状態における反応度を増大させ、かつホット状態に
おける反応度の増大に対してコールド状態における反応
度をより大きく減少させることができる。ホット状態に
おける反応度が予定されるので、燃料内の媒質の濃縮含
有量(enrichment content)を減少
させることにより、ホット状態における増大した反応度
を補償することができる。本発明により、隅部の削減に
より、燃料棒の外側に得られる容積も利用可能になるの
で、序文に述べたように、燃料棒を水ロッドと置き換え
る場合よりも多量の非沸騰水に接近することが可能にな
る。本発明にとっては、ホット状態においてかなり改良
された減速を得ると共に、コールド状態においてかなり
減少した反応度を得るために、非沸騰水のためのスペー
スがある一定のサイズを有することが肝要である。
【0021】非対称炉心格子、すなわち、制御棒の間隙
と呼ばれるスーパーセル内の燃料集合体の間の水間隙が
狭い間隙と呼ばれるスーパーセルの間の水間隙よりも広
い炉心格子内の燃料集合体は、通常、不均等の濃縮分布
を有している。これは非対称格子の寸法を決定するとき
にスーパーセルの外側部分におけるより劣る減速状態に
よりひき起こされたより劣る出力がその部分におけるよ
り高い濃縮含有量により補償されることに起因してい
る。本発明による炉心の削減はこの型式の格子に対して
特に有利である。その理由は、沸騰水よりも良好な減速
能力を有する増大した量の非沸騰水のために、削減され
た隅部(または複数の削減された隅部)に最も近く配置
された燃料棒の濃縮含有量を減少させることができるか
らである。非対称炉心格子における濃縮分布の均等化が
得られる媒質の濃縮を維持するために、(削減された隅
部に対して反対側の)燃料集合体の反対側の部分の濃縮
含有量の相応した増大がなされる。
【0022】非対称炉心格子および対称炉心格子の両方
における濃縮分布が変化した結果、核分裂性物質が制御
棒の中心部により近く移動せしめられ、それにより制御
棒の作用を改良することができ、従って、コールド状態
における反応度が減少する。
【0023】本発明の有利な実施例によれば、1個の燃
料棒が除去された、制御棒から最大の距離に配置された
削減された隅部に最も近く配置された燃料棒の濃縮含有
量は次の実験的な関係により決定される。
【数2】B=A・FK (FS (a/b−1)+1) 式中、 B=1個の燃料棒が除去された削減された隅部に近く配
置された燃料棒の濃縮含有量 A=削減された隅部と反対側の燃料集合体の削減されて
いない隅部における対応した燃料棒の濃縮含有量 係数FK は比A/Bが対称の水間隙を有する格子の削減
された隅部により影響をうける態様を示す。係数FS
比A/Bが非対称の水間隙を有する格子における制御棒
の間隙と狭い間隙との比により左右される態様を示す対
称の係数を表す。 a=間隙の幅、制御棒間隙 b=間隙の幅、狭い間隙
【0024】炉心全体が上記の型式の燃料集合体を備え
ている場合には、コールド状態における反応度が複数個
の削減された隅部の協働によりさらに減らされ、それに
よりかなり大きくされた減速領域が得られる。
【0025】本発明は改良された運転停止の余裕に関す
る既知の技術的な解決方法と比較していくつかの利点を
有する。その主な利点はこの解決方法が従来の解決方法
と比較して燃料集合体の形状のかなりの簡素化を伴うと
共に、核分裂性物質の総量の減少が制限され、運転停止
のための安全に対する要求が極めて十分に満たされる。
【0026】さらに、隅部の削減により、より多量の非
沸騰水を炉心の中に導入することができるという一つの
利点が得られる。
【0027】大きくされた減速領域により、大きい干渉
性(coherent)容積が同じ全容積を有するいく
つかのより小さい減速領域よりも多量の中性子を吸収す
るという一つの利点が得られる。これは、水の量が増大
するために、中性子が減速され、そして核分裂性燃料に
達する前に吸収されるので、中性子の拡散距離が短くな
ることに起因している。従って、コールド状態において
は、減速領域はある程度まで中性子を捕獲する作用をす
る。
【0028】さらに、削減された隅部における濃縮含有
量を減少させ、かつ削減された隅部の反対側の隅部にお
ける濃縮含有量を増大させることができる。これによ
り、特に非対称格子においては、この方法により、濃縮
含有量の均等化が得られるので、かなりの利点が得られ
る。
【0029】少なくとも制御棒から最大距離に配置され
た隅部が削減される場合には、その隅部内の可燃性吸収
体、例えば、ガドリニウムの量を減少させることがで
き、それによりこれらの吸収体によるホット状態におけ
る反応度に対する悪影響を低減することができる。これ
は、部分的には、隅部の削減のために、炉心の中により
多量の水が導入されることに起因し、そして部分的に
は、核分裂性物質が制御棒により近く移動せしめられる
ことに起因している。また、可燃性吸収体の必要性の低
下により、コストの節減が得られる。
【0030】制御棒までの核分裂性物質の平均距離を減
らすように燃料棒を除去することにより、制御棒の改良
された作用が得られ、それゆえに、より良好な運転停止
の余裕が得られる。また、削減された隅部と隣接して配
置された燃料棒の濃縮含有量を減少させ、そしてその反
対側の隅部における対応した燃料棒の濃縮含有量を相応
して増大させて、それによりより高い濃縮含有量が制御
棒により近い位置に得られるようにする(すなわち、核
分裂性物質を制御棒により近く配置する)ことは制御棒
の作用を改良することに寄与する。
【0031】さらに一つの利点は本発明による燃料集合
体を既存の原子炉の炉心内に使用することができること
にあり、これは特に価値のあることである。
【0032】
【実施例】本発明を添付図面を参照していくつかの実施
例の説明によりさらに詳細に説明する。図1、図2およ
び図3は実質的に正方形の横断面を有する燃料チャネル
1を示す。燃料チャネル1はそれ以外に円錐形部分2b
と、円筒形部分2cとを備えた底部2の正方形の上側部
分2aを実質的な遊隙を生ずることなく包囲している。
底部2は下方に向いた冷却水のための入口開口部3を有
している。底部2は、燃料チャネル1を支持する以外
に、支持板4を支持している。燃料チャネル1は、その
底部において、点鎖線5で示した複数個の水平ボルトに
より底部2および支持板4に固定された比較的に厚い壁
部を有している。
【0033】図3から、本発明による燃料チャネル1が
削減された隅部41を備えていることが明らかである。
燃料チャネル1は、十字形の横断面を有する中空の支持
部材7により、少なくとも実質的に正方形の横断面を有
する4個の垂直のチャネルが形成された部分6に分割さ
れている。支持部材7は燃料チャネル1の4個の壁部1
a、1b、1cおよび1dに溶接され、かつ4個の中空
のウイング8を有している。支持部材7により形成され
た中央のチャネルは符号32で示してあり、かつ底部に
おいて減速水の入口管9と接続されている。各々の管状
部分6は25個の燃料棒10を含む束25を備えてい
る。燃料棒10は格子状に配置され、格子内の各々の燃
料棒10は1個の燃料棒10が除去された削減された隅
部41を除いて、相互に垂直な2列に含まれている。
【0034】図1から、各々の束25が底部タイプレー
ト11、頂部タイプレート12および複数個のスペーサ
13を備えていることが明らかである。底部タイプレー
ト11、頂部タイプレート12、スペーサ13および燃
料チャネル部分1を備えた燃料棒の束25がこの出願に
おいてサブバンドルと呼ばれるユニットを構成するのに
対して、4個のこのようなサブアセンブリーを備えたユ
ニットは燃料集合体と呼ばれている。図面において、燃
料集合体は符号40で示し、そして、サブアセンブリー
は40a、40b、40cおよび40dで示してある。
4個の燃料集合体40と、それらの中央部に配置された
制御棒38とを備えたユニットはスーパーセルを構成し
ている。
【0035】4個の底部タイプレート11は支持板4に
より燃料集合体40内に支持され、そして各々の底部タ
イプレート11はそれぞれの正方形の穴14の中に挿入
されている。各々のサブアセンブリー40aないし40
dにおいて、燃料棒10のうちの少なくとも1個の燃料
棒には中実のクラッディング材料の比較的に長いねじを
切った端末プラグ33および34が形成され、下側端末
プラグ33は底部タイプレート11に通され、かつナッ
ト15を備えており、上側端末プラグ34は頂部タイプ
レート12に通され、かつナット16を備えている。図
示した実施例においては、各々のサブアセンブリーの中
央部の棒26がこのように形成されている。この棒26
は、また、スペーサ保持棒の役目をする。底部タイプレ
ート11を通して水を通過させるための穴は符号35で
示してある。
【0036】図1および図2から、燃料チャネル1の上
側端部が共通の中央部から延びる4個の水平アーム1
8、19、20および21を備えた十字形の吊上げ板1
7を包囲している態様が明らかである。各々のアーム1
8、19、20および21は、外側端部において矢じり
状部分22を有している。各々の矢じり状部分22は燃
料チャネル1のそれぞれの隅部において燃料チャネル1
の内壁面と接触している。アーム18ないし21には、
吊上げハンドル23が固定されている。吊上げ板17お
よび吊上げハンドル23は、一緒に、ワンピースにスチ
ールで鋳造された吊上げ部材を構成している。吊上げ板
17は4個の垂直の棒28を支持部材7のそれぞれのウ
イング8の中に挿入し、そして垂直の棒28をウイング
8に溶接することにより支持部材7に固定されている。
各々の棒28は、その頂部において、垂直のボルト状部
分29を有している。各々のボルト状部分29は吊上げ
板17の中央部分の対応した穴の中に遊隙を保って通さ
れ、ナット30を備えている。図から明らかであるよう
に、燃料チャネル1は長手方向に間欠的に配置されたく
ぼみ31を備えている。これらのくぼみ31には、支持
部材7が溶接されている。
【0037】図4は従来技術による非対称の炉心の格子
を示す。この格子は16個の燃料集合体40を備えてい
る。各々のサブアセンブリー40aないし40d内の燃
料棒10の間のスペース内には、燃料集合体40内の十
字形のチャネル32と同様に水が通される。燃料集合体
40の間の間隙内にも水が通されるようになっている。
非対称の炉心格子においては、内部に制御棒38を挿入
することができる制御棒間隙37aは内部に制御棒を挿
入することができない狭い間隙37bよりも広く形成さ
れている。対称の炉心格子においては、制御棒間隙37
aと狭い間隙37bとが同じ幅を有している。制御棒3
8は直線の十字形を形成するブレード38aないし38
dを有している。
【0038】各々の燃料棒10は、図5から明らかであ
るように、クラッディングチューブ42と、該チューブ
の軸線方向に相互に積み重ねられた多数の円筒形のペレ
ット43とを含む。燃料棒10の各々の端部に最も近く
配置されたペレット43はおそらくは天然ウランからな
ることができるのに対して、その他のペレット43は慣
用の態様でウラン235に関して濃縮された二酸化ウラ
ンからなっている。最下端のペレットは燃料棒10の下
端部に溶接された端末プラグ44上に固定されており、
そして最も上側のペレットはチューブ42の上端部に溶
接された端末プラグ46に対して緊張した渦巻ばね45
により下方に押され、それによりヘリウムが満たされた
充気室47が得られる。従って、核燃料物質を含まない
この充気室47は燃料棒10の活性長、すなわち、有効
長(active length)に含まれない。天然
ウランのペレット43は燃料棒10の活性長に属すると
考えれる。
【0039】図6は本発明の特に有利な実施例を示して
いる。図4に示した燃料集合体とは反対に、燃料集合体
40は燃料集合体40(スウエーデン特許454822
号)の内側隅部を削減することにより十字形のチャネル
32を形成することにより拡大された中央部を備え、そ
してさらに各々の燃料集合体40は削減された隅部41
を備えている。この削減された隅部41は制御棒38の
中央部から最大の距離に配置されたスーパーセルのその
隅部41からなっている。隅部41の削減は削減された
隅部41における少なくとも1個の燃料棒10の除去と
組み合わされ、それにより燃料棒が相互に直角な列に配
置された状態で燃料棒の長方形の位置決めを維持するこ
とができる。
【0040】この隅部の削減により、より多量の非沸騰
水を炉心の中に導入することが可能になる。水蒸気と水
との混合物が存在するホット状態においては、これによ
りさらに良好な中性子の減速が得られ、原子炉の反応度
が増大する。コールド状態においては、中性子はかなり
短い拡散距離を有する。これは隅部の削減が中性子の吸
収の増大に寄与して、それによりコールド状態における
反応度が減少して、運転停止の余裕が増大する。
【0041】本発明を適用するときに、燃料棒10の除
去により、スーパーセル内の制御棒38までの核分裂性
物質の平均距離が減少し、それにより制御棒38の中性
子吸収作用が改良され、従って、コールド状態における
運転停止の余裕もまた改良されることにより、付加的に
改良された運転停止の余裕が得られる。運転停止の余裕
のさらに一層の改良は削減された隅部(または複数個の
削減された隅部)41に最も近く配置された燃料棒10
の濃縮含有量を減少させ、かつ削減された隅部41と反
対側の燃料集合体40の隅部における対応した燃料棒1
0の濃縮含有量を増大させて、それにより制御棒38ま
での核分裂性物の平均距離をさらに減少させることによ
り得られる。
【0042】非対称炉心格子においては、削減された隅
部41における濃縮含有量の減少は、また、燃料集合体
40の濃縮含有量の均等化が得られる点で一つの利点で
ある。
【0043】図7および図8は非対称炉心格子における
各々が本発明により使用するために好適な一つの削減さ
れた隅部41を有するその他の燃料集合体40を例示し
ている。図7による燃料集合体40は内部に配置された
垂直チャネル48を備えている。垂直チャネル48を通
して水が底部から上方に垂直方向に燃料集合体40を通
して導かれる。垂直チャネル48は除去された9個の燃
料棒10に相当する実質的に正方形の横断面を有しかつ
燃料集合体40の中心部に関して偏位せしめられてい
る。図8は2個の中央部に配置された垂直の水ロッド4
9を備えた燃料集合体40を示す。水ロッド49を通し
て水が底部から上方に垂直方向に燃料集合体40を通し
て導かれる。水ロッド49は燃料棒10の直径よりも若
干大きい直径を有しかつ実質的に円形の横断面を有する
ように設計されている。燃料集合体40の中央部におけ
る2個の水ロッド49の配置は7個の燃料棒10を犠牲
にしてなされている。この燃料集合体40は図8にダッ
シュ線で示した部分的な長さの燃料棒10aを含む。
【0044】図9、図10および図11は非対称炉心格
子における三つの削減された隅部41を有する燃料集合
体40を示す。削減された隅部41は制御棒38の中央
部から離れる方向に向くように配置されている。図9に
よる燃料集合体40は図6に示した燃料集合体40と同
じ型式である。図10による燃料集合体40は図4に示
した燃料集合体40と同じ型式である。図6ないし図1
1による実施例は、また、対称炉心格子にも好適であ
り、特に図9ないし図11に示した実施例は対称炉心格
子に好適である。その理由は、四つの隅部のうち三つの
隅部を除去することが対称の濃縮分布を十分に対称に維
持することができる意味するからである。図11による
燃料集合体40は2個の中央部に配置された垂直の水ロ
ッド50を備えている。水ロッド50を通して水が底部
から上方に垂直方向に燃料集合体40を通して導かれ
る。水ロッド50は燃料棒10の直径にほぼ相当する直
径を有しかつ実質的に円形の横断面を有するように設計
されている。燃料集合体40の中央部における2個の水
ロッド50の配置は2個の燃料棒10を犠牲にしてなさ
れている。
【0045】図12、図13および図14は対称炉心格
子における二つの削減された隅部41を有する燃料集合
体40を例示している。削減された隅部41は制御棒3
8から同じ距離に配置された二つの隅部からなってい
る。この対称の隅部の削減(サブアセンブリーに関す
る)は対称炉心格子に特に好適である。運転停止の余裕
はより多量の水を炉心の中に導入することによりかなり
改良される。この実施例の別の一つの利点は制御棒38
の中心部から最大の距離においてスーパーセルの間に配
置された検出器からの信号が隅部の削減による影響をう
けないことである。図12による燃料集合体40は図6
ないし図9に示した燃料集合体40と同じ型式である。
図13による燃料集合体40は内部に配置された垂直の
チャネル51を備えている。垂直のチャネル51を通し
て水が底部から上方に垂直方向に燃料集合体40を通し
て導かれる。チャネル51は4個の除去された燃料棒1
0に相当する実質的に円形の横断面を有し、かつ中央部
に配置されている。図14は図7に示した燃料集合体4
0と同じ型式であるが、水チャネル48が燃料集合体の
中央部に配置された燃料集合体40を示している。
【0046】図15は図4および図10に示した燃料集
合体と同じ型式の燃料集合体40を備えた対称炉心格子
を示す。燃料集合体40の各々は四つの削減された隅部
41を備えている。従って、この実施例は図10に示し
た実施例とは制御棒38から最短の距離に配置された内
側の隅部もまた除去されている点で異なっている。一般
の認めるところでは、制御棒38に面する隅部の削減は
制御棒までの核分裂性物質の平均距離が減少することを
阻止するが、しかし通常この隅部に配置される燃料棒1
0が除去されるという利点が得られる。この燃料棒10
は制御棒の挿入および抜取りと関連して迅速なかなりの
出力の変動をうけ、それにより燃料棒10は出力の観点
から非常に大きい負荷をうける。それゆえに、ある場合
には、この燃料棒10を燃料集合体40から除去するこ
とが有利であるかもしれない。それに加えて、すべての
隅部が削減されたときには、対称の濃縮分布を維持する
ことができるという一つの利点が得られる。
【0047】図16は図6、図9および図12に示した
燃料集合体40と同じ型式の燃料集合体40を備えた非
対称炉心を示す。燃料集合体40は二つの削減された隅
部41、すなわち、制御棒38の中心部から最短距離に
配置された隅部と、該中心部から最長の距離に配置され
た隅部とを備えている。この実施例は図15について述
べた観点と同じ観点、すなわち、制御棒38の中心部に
最も近い感度の高い(sensitive)燃料棒10
が除去されていることから有利である。
【0048】図17は図4、図10および図15に示し
た燃料集合体40と同じ型式の燃料集合体40を備えた
非対称炉心格子を示す。燃料集合体40は三つの削減さ
れた隅部41を備えている。削減された隅部41は制御
棒38の中心部に向かうように配置されている。この実
施例の一つの特定の利点は図12、図13および図14
に示した実施例の場合と同様に、検出器からの信号が本
発明による影響をうけないことである。それに加えて、
この実施例は制御棒38の中心部に最も近い感度の高い
燃料棒10が除去されている点で図15および図16に
示した炉心と同じ利点を有している。
【0049】本発明の特に有利な実施例、すなわち、図
6に示した実施例によれば、1個の燃料棒が除去された
燃料集合体40における削減された隅部41に最も近く
配置された燃料棒10の濃縮含有量Bは次の実験的な関
係により決定される。
【数3】B=A・FK (FS (a/b−1)+1) 式中、 B=1個の燃料棒が除去された削減された隅部41に近
く配置された燃料棒10の濃縮含有量 A=削減された隅部と反対側の燃料集合体40の削減さ
れていない隅部41における対応した燃料棒10の濃縮
含有量 係数FK は比A/Bが対称の水間隙37a、37bを有
する格子の削減された隅部41により影響をうける態様
を示す。係数FS は比A/Bが非対称の水間隙37a、
37bを有する格子における制御棒の間隙37aと狭い
間隙37bとの比により左右される態様を示す対称の係
数を表す。 a=間隙の幅、制御棒の間隙37a b=間隙の幅、狭い間隙37b
【0050】対称炉心格子および非対称炉心格子の両方
において、図6に示した燃料集合体に対するFK は0.
72≦FK ≦0.92およびFS =0.72の範囲内で
好適に選択される。
【0051】図示したすべての燃料集合体40および関
連した実施例において、より多量の非沸騰水を原子炉の
炉心の中に導入することにより改良された運転停止の余
裕が得られるように一つまたはそれ以上の隅部を削減す
ることができる。削減された隅部41における1個また
はそれ以上の燃料棒10が除去され、それにより少なく
とも非対称炉心格子においては、核分裂性物質が制御棒
38に最も近く配置され、それにより制御棒の改良され
た作用により付加的に改良された運転停止の余裕が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による沸騰水型原子炉用の4個のサブア
センブリーから構成された組み立てられた燃料集合体の
実施例を図2のI−I線に沿って裁った垂直断面図。
【図2】図1をII−II線を通る水平面に垂直な平面にお
ける燃料集合体を示した図。
【図3】図1をIII −III 線を通る水平断面を示した
図。
【図4】炉心内に配置された従来技術による燃料集合体
を備えた原子炉の炉心の部分の水平断面図。
【図5】燃料棒の垂直断面図。
【図6】本発明による原子炉の炉心部分の特に有利な実
施例の水平断面図。
【図7】本発明による原子炉の炉心部分の一実施例の水
平断面図。
【図8】本発明による原子炉の炉心部分の別の一実施例
の水平断面図。
【図9】本発明による原子炉の炉心部分のさらに一つの
実施例の水平断面図。
【図10】本発明による原子炉の炉心部分のさらに一つ
の実施例の水平断面図。
【図11】本発明による原子炉の炉心部分のさらに一つ
の実施例の水平断面図。
【図12】本発明による原子炉の炉心部分のさらに一つ
の実施例の水平断面図。
【図13】本発明による原子炉の炉心部分のさらに一つ
の実施例の水平断面図。
【図14】本発明による原子炉の炉心部分のさらに一つ
の実施例の水平断面図。
【図15】本発明による原子炉の炉心部分のさらに一つ
の実施例の水平断面図。
【図16】本発明による原子炉の炉心部分のさらに一つ
の実施例の水平断面図。
【図17】本発明による原子炉の炉心部分のさらに一つ
の実施例の水平断面図。
【符号の説明】
1 燃料チャネル 3 冷却水入口開口部 10 燃料棒 11 底部タイプレート 12 頂部タイプレート 25 燃料棒の束 32 チャネル 37a 制御棒の間隙 37b 狭い間隙 38 制御棒 40 燃料集合体 40a サブアセンブリー 40b サブアセンブリー 40c サブアセンブリー 40d サブアセンブリー 42 クラッディングチューブ 42 ペレット 41 削減された隅部 48 水チャネル 49 水ロッド 50 水ロッド 51 水チャネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G21C 3/62 GDB K 7/113 GDB 9117−2G G21C 7/10 GDB J

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が4個からなるグループをなして配
    置された複数個の垂直の燃料集合体(40)と、中央に
    配置された制御棒(38)とを備えたスーパーセルを構
    成する沸騰水型原子炉の炉心であって、各々の燃料集合
    体(40)は濃縮核燃料物質を含む複数個の垂直の燃料
    棒(10)を含み、前記燃料棒は包囲する垂直の燃料チ
    ャネル(1)内の底部タイプレート(11)と頂部タイ
    プレート(12)との間に配置され、各々の燃料集合体
    には水を底部タイプレート(11)を通し、垂直の燃料
    チャネル(1)内の燃料棒(10)の間のスペースを通
    し、そして頂部タイプレート(12)を通して導くため
    の水流入口(3)が形成され、かつ各々の燃料集合体
    (40)は隣接した燃料集合体(40)に関する中間の
    間隙(37a、37b)と、おそらくは、水を底部から
    上方に炉心を通して垂直方向に導くための内部に配置さ
    れたチャネル(32、48、49、50、51)とを備
    えている原子炉の炉心において、間隙(37a、37
    b)に面した少なくとも一つの外側の削減された隅部
    (41)を有する少なくとも1個の燃料集合体(40)
    を備え、かつ前記燃料集合体(40)内の燃料棒(1
    0)の数が該燃料集合体の削減された隅部(41)の数
    に少なくとも相当する数だけ減らされていることを特徴
    とする原子炉の炉心。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の原子炉の炉心におい
    て、スーパーセル内に前記スーパーセルの制御棒(3
    8)の中心部から最大距離離れて配置された外側の削減
    された隅部(41)を有するように設計された少なくと
    も1個の燃料集合体(40)を備えていることを特徴と
    する原子炉の炉心。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の原子炉の炉心におい
    て、スーパーセル内に1個またはそれ以上の内部の水チ
    ャネルと、前記スーパーセルの制御棒(38)の中心部
    から最大距離離れて配置された外側の削減された隅部
    (41)とを有するように設計された少なくとも1個の
    燃料集合体(40)を備えていることを特徴とする原子
    炉の炉心。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の原子炉の炉心におい
    て、スーパーセル内に間に十字形の水チャネルが配置さ
    れた4個のサブアセンブリー(40aないし40d)
    と、内側の削減された部分から形成された拡大された中
    心部と、前記スーパーセルの制御棒(38)の中心部か
    ら最大距離離れて配置された外側の削減された隅部(4
    1)とを有するように設計された少なくとも1個の燃料
    集合体(40)を備えていることを特徴とする原子炉の
    炉心。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の原子炉の炉心におい
    て、スーパーセル内に前記スーパーセルの制御棒(3
    8)の中心部から離れる方向に向けられた三つの外側の
    削減された隅部を有するように設計された少なくとも1
    個の燃料集合体(40)を備えていることを特徴とする
    原子炉の炉心。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の原子炉の炉心におい
    て、スーパーセル内に1個またはそれ以上の内部の水チ
    ャネルと、前記スーパーセルの制御棒(38)の中心部
    から離れる方向に向けられた三つの外側の削減された隅
    部とを有するように設計された少なくとも1個の燃料集
    合体(40)を備えていることを特徴とする原子炉の炉
    心。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の原子炉の炉心におい
    て、スーパーセル内に間に十字形の水チャネルが配置さ
    れた4個のサブアセンブリー(40aないし40d)
    と、内側の削減された隅部から形成された拡大された中
    心部と、前記スーパーセルの制御棒(38)の中心部か
    ら離れる方向に向けられた三つの外側の削減された隅部
    (41)とを有するように設計された少なくとも1個の
    燃料集合体(40)を備えていることを特徴とする原子
    炉の炉心。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の原子炉の炉心におい
    て、四つの外側の削減された隅部を有するように設計さ
    れた少なくとも1個の燃料集合体(40)を備えている
    ことを特徴とする原子炉の炉心。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の原子炉の炉心におい
    て、1個またはそれ以上の内部の水チャネルと、四つの
    外側の削減された隅部とを有するように設計された少な
    くとも1個の燃料集合体(40)を備えていることを特
    徴とする原子炉の炉心。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の原子炉の炉心におい
    て、間に十字形の水チャネルが配置された4個のサブア
    センブリー(40aないし40d)と、四つの外側の削
    減された隅部(41)とを有するように設計された少な
    くとも1個の燃料集合体(40)を備えていることを特
    徴とする原子炉の炉心。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の原子炉の炉心におい
    て、スーパーセル内に前記スーパーセルの制御棒(3
    8)の中心部から同じ距離に配置された二つの削減され
    た隅部を有するように設計された少なくとも1個の燃料
    集合体(40)を備えていることを特徴とする原子炉の
    炉心。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の原子炉の炉心におい
    て、スーパーセル内に1個またはそれ以上の内部の水チ
    ャネルと、前記スーパーセルの制御棒(38)の中心部
    から同じ距離に配置された二つの削減された隅部(4
    1)とを有するように設計された少なくとも1個の燃料
    集合体(40)を備えていることを特徴とする原子炉の
    炉心。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載の原子炉の炉心におい
    て、スーパーセル内に間に十字形の水チャネルが配置さ
    れた4個のサブアセンブリー(40aないし40d)
    と、内側の削減された隅部から形成された拡大された中
    心部と、前記スーパーセルの制御棒(38)の中心部か
    ら同じ距離に配置された二つの外側の削減された隅部
    (41)とを有するように設計された少なくとも1個の
    燃料集合体(40)を備えていることを特徴とする原子
    炉の炉心。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載の原子炉の炉心におい
    て、削減された隅部(41)と反対側の削減されていな
    い隅部(41)に配置された燃料棒(10)の濃縮含有
    量Aと削減された隅部(41)に配置された対応した燃
    料棒の濃縮含有量Bとの間に次の関係があることを特徴
    とする原子炉の炉心。 【数1】B=A・FK (FS (a/b−1)+1) 式中、 0.72≦FK ≦0.92 FS =0.72 aは制御棒の間隙(37a)の幅 bは狭い間隙(37b)の幅
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