JPH07306234A - 伝送特性測定用スペクトラムアナライザ・システム、並びにこのシステムに使われるtg発生器及びスペクトラム測定器 - Google Patents

伝送特性測定用スペクトラムアナライザ・システム、並びにこのシステムに使われるtg発生器及びスペクトラム測定器

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JPH07306234A
JPH07306234A JP12069794A JP12069794A JPH07306234A JP H07306234 A JPH07306234 A JP H07306234A JP 12069794 A JP12069794 A JP 12069794A JP 12069794 A JP12069794 A JP 12069794A JP H07306234 A JPH07306234 A JP H07306234A
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sweep
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unit
frequency
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JP12069794A
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Yasushi Miyauchi
康司 宮内
Keigo Kamosaki
恵吾 鴨崎
Eiji Mori
栄二 森
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Advantest Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、スペクトラムアナライザのトラッ
キングジェネレータ部を分離して遠隔地のDUTにTG
信号を供給することで、遠隔地にあるDUTの伝送特性
を容易に測定することを目的とする。 【構成】 トラッキング周波数信号fTGの出力におい
て、DUT測定用の掃引信号の手前の時間に、掃引同期
用信号fCHKを付与して出力する手段とし、TG発生器
200を、TG受信部262とキャリア周波数検出部2
76と解読実行部280とTG供給部220とで構成
し、スペクトラム測定器300を、上記の周波数変換部
310と同期タイミング検出部350と測定実行部37
0とパラメータ送信部360とで構成して、両者の基準
発振源と掃引の同期をを維持して測定する構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、遠隔場所にあるDU
Tの伝送特性を測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の遠隔場所にあるDUTの伝送
特性の測定例としては、図4に示すように、DUTに測
定信号を供給して、このDUTの複数のDUT線路の末
端の出力端子で、伝送特性を測定する場合がある。この
例で従来技術を説明する。測定系の構成は、遠隔位置に
あるDUT600と、複数のDUT線路620と、スペ
クトラムアナライザ500と、トラッキングジェネレー
タの信号をDUTに供給する同軸ケーブル520とで構
成している。DUTは、例えば有線テレビ(CATV)
のように、1カ所の分配地点から各住居に分配する為の
トランク・アンプである。DUT線路620は、トラン
ク・アンプで増幅された信号を各住居の出力端子630
まで布線してCATV信号を供給している同軸ケーブル
である。
【0003】この場合では、スペクトラムアナライザ5
00は、各住居側に置かれ、DUTに印加するトラッキ
ングジェネレータ(TG)の信号出力は、長い同軸ケー
ブル520で、遠くにあるDUTの入力端子迄布線して
供給した後、測定を開始する。この長い同軸ケーブル5
20は、既知の減衰量の所定ケーブルを使用する必要が
ある。この為同軸ケーブル520は、測定校正済みの一
定長のケーブル、例えば50m、100mの長さのケー
ブルを使用する。伝送特性の測定は、この同軸ケーブル
520を、各出力端子630で測定の都度布線移動の作
業する必要があり、この布線作業に時間がかかる。ま
た、場合によっては、同軸ケーブル520の布線が困難
な場所もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記説明のように、D
UTに印加する為に、TGの信号出力を長い同軸ケーブ
ル520で、布線移動する必要があり、場合によっては
ケーブル布線が困難で測定実施が出来ない場合もある。
また、長い同軸ケーブル520は、減衰がある為に、有
限の距離までしか適用できない欠点がある。また、長い
同軸ケーブル520は、DUTに印加する信号レベルが
ケーブルによる減衰で低下してしまい、必要とするレベ
ルをDUTに印加できない場合もある。しかも、この長
い同軸ケーブル520の布線や移動作業には時間がかか
り、実用上の不便でもあった。
【0005】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、トラッキングジェネレータ部分を分離して遠隔地に
設置して直接DUTにTG信号を供給し、かつスペクト
ラムアナライザ本体側とのトラッキングの同期を実現す
る通信手段を設けて、これによりTGケーブルの布線を
不要にして、遠隔地にあるDUTの伝送特性を容易に測
定することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】第1図(a)、(b)は、
本発明による第1の解決手段を示している。上記課題を
解決するために、本発明のTG発生器200側の構成手
段は、スペクトラム測定器300側のパラメータ送信部
360から無線あるいは有線による通信信号を受けて、
復調した制御パラメータを解読実行部280に供給し、
通信信号のキャリア周波数信号をキャリア周波数検出部
276に供給するTG受信部262を設け、TG受信部
262から復調した制御パラメータを受けて、トラッキ
ング信号fTGの周波数とその出力レベルとTG掃引タイ
ミングを制御する解読実行部280を設け、TG受信部
262からのキャリア周波数信号を受けて、このキャリ
ア周波数とTG発生器200内部の基準発振部222と
の周波数の差を求めて、解読実行部280を経由して基
準発振部222の発振周波数を制御するキャリア周波数
検出部276を設け、解読実行部280の制御信号を受
けて、トラッキング周波数信号fTGをDUTに供給する
TG供給部220を設ける。
【0007】また、スペクトラム測定器300側の構成
手段は、DUTからの信号を受けて、中間周波数に変換
したレベル信号を同期タイミング検出部350に供給す
る周波数変換部310を設け、周波数変換部310から
のレベル信号を受けて、TG発生器200からの掃引同
期用信号fCHKを検出して測定実行部370に掃引開始
信号を供給する同期タイミング検出部350を設け、同
期タイミング検出部350からの掃引開始信号を受け
て、掃引発生部320の掃引開始を制御し、また、パラ
メータ送信部360にTG発生器200側へのTG発生
条件パラメータとトラッキング同期パラメータを供給す
る測定実行部370を設け、測定実行部370の信号を
受けて、掃引開始して周波数変換部310に掃引周波数
信号を供給する掃引発生部320を設け、測定実行部3
70の信号を受けて、TG発生器200側のTG受信部
262に、TG発生条件パラメータとトラッキング同期
パラメータを変調して供給し、基準発振器328からの
信号に同期してキャリア周波数を出力するパラメータ送
信部360を設ける。
【0008】両者のトラッキングをとる手段は、TG発
生器200側が、DUT測定用の掃引周波数信号の手前
の時間に、一定時間の掃引同期用信号fCHKを付与して
トラッキング周波数信号fTGを出力する手段とし、スペ
クトラム測定器300側が、上記トラッキング周波数信
号fTGを受け、掃引タイミングを検出して、スペクトラ
ム測定器300側の掃引を開始することで両者の掃引タ
イミングの同期とる手段とし、スペクトラム測定器30
0の基準発振器に同期したキャリア周波数信号を受け
て、TG発生器200の基準発振器を同期することで、
両者の基準発振器の同期をとる手段としている。
【0009】これにより、DUTに供給するTG発生器
200と、DUTからの信号出力を測定するスペクトラ
ム測定器300とを分離した、リモートトラッキングジ
ェネレータ型のスペクトラムアナライザを実現してい
る。
【0010】第3図(a)、(b)は、本発明による第
2の解決手段を示している。上記課題を解決するため
に、本発明のTG発生器200側の構成手段は、スペク
トラム測定器300側のパラメータ送信部360から通
信信号を受けて、復調した制御パラメータを解読実行部
280に供給するTGインターフェース部263を設
け、TGインターフェース部263から復調した制御パ
ラメータを受けて、トラッキング信号fTG出力の掃引周
波数とその出力レベルとTG掃引タイミングを制御する
解読実行部280を設け、解読実行部280の制御信号
を受けて、トラッキング周波数信号fTGをDUTに供給
するTG供給部220を設け、DUT測定用の掃引信号
の手前の時間に、掃引同期用信号fCHKを付与してトラ
ッキング周波数信号fTGを出力する構成手段としてい
る。
【0011】そして、スペクトラム測定器300側の構
成手段は、DUTからの信号を受けて、中間周波数に変
換したレベル信号を同期タイミング検出部350に供給
する周波数変換部310を設け、周波数変換部310か
らのレベル信号を受けて、TG発生器200からの掃引
同期用信号fCHKを検出して測定実行部370に掃引開
始信号を供給する同期タイミング検出部350を設け、
同期タイミング検出部350からの掃引開始信号を受け
て、掃引発生部320の掃引開始を制御し、また、イン
ターフェース部365にTG発生器200側へのTG発
生条件パラメータとトラッキング同期パラメータを供給
する測定実行部370を設け、測定実行部370の信号
を受けて、掃引開始する掃引発生部320を設け、測定
実行部370の信号を受けて、TG発生器200側のT
Gインターフェース部263に、TG発生条件パラメー
タとトラッキング同期パラメータを供給するインターフ
ェース部365を設ける構成手段としている。
【0012】両者のトラッキングをとる手段は、TG発
生器200側が、DUT測定用の掃引周波数信号の手前
の時間に、一定時間の掃引同期用信号fCHKを付与して
トラッキング周波数信号fTGを出力する手段とし、スペ
クトラム測定器300側が、上記トラッキング周波数信
号fTGを受け、掃引タイミングを検出して、スペクトラ
ム測定器300側の掃引を開始することで両者の掃引タ
イミングの同期とる手段とし、TG発生器200側が、
基準発振器に同期した既知の一定周波数信号fSYNCを出
力し、スペクトラム測定器300側が、この信号の周波
数を測定し、これから得た誤差周波数データをTG発生
器200側に供給し、TG発生器200側の基準発振器
の発振周波数を補正することで、両者の基準発振器の同
期をとる手段としている。
【0013】これにより、DUTに供給するTG発生器
200と、DUTからの信号出力を測定するスペクトラ
ム測定器300とを分離した、リモートトラッキングジ
ェネレータ型のスペクトラムアナライザを実現してい
る。
【0014】
【作用】TG側の信号出力に、一定チェック周波数fCH
KをON時間TONの間出力し、次にOFF時間TOFFの間
出力停止し、その後本来の掃引した掃引周波数fSWPTX
信号を出力することで、スペクトラム測定器300側の
同期タイミング検出部350は、掃引同期タイミングを
検出できる作用がある。予め、図2(c)に示すよう
に、オフセット時間TPEAK値を求め、これをもとに掃引
同期タイミングを補正することにより、より正確な掃引
同期タイミングを得る作用が得られる。
【0015】
【実施例】
(実施例1)本発明の実施例1は、通信手段として無線
通信を用い、TG側の基準発振部の同期手段を、受信電
波あるいは有線のキャリア周波数を利用して同期をとる
場合の例である。これについて、図1(a)、(b)と
図2(a)、(b)、(c)を参照して説明する。
【0016】スペクトラム測定器300の動作を説明す
る。スペクトラム測定器300の構成は、図1(b)に
示すように、周波数変換部310と、検波表示部330
と、掃引発生部320と、基準発振器328と、遠隔制
御部340とで構成している。この掃引発生部320
は、ランプ電圧発生部322と、第1局部発振部324
とで構成している。
【0017】周波数変換部310は、被測定信号finを
受けて、入力減衰器311で所定のレベルに減衰した
後、この信号と掃引発生部320からの掃引周波数fSW
PRXとを受けてミキサ312で混合して中間周波数に変
換し、この信号をBPF314でフィルタした後、検波
表示部330と遠隔制御部340に出力信号314aを
供給している。検波表示部330は、この信号314a
を受けて、検波して標本化してデジタル信号に変換して
演算処理した後、各種表示形態に応じた周波数スペクト
ラムを表示をしている。
【0018】掃引発生部320のランプ電圧発生部32
2は、測定実行部370からの掃引周波数範囲を設定す
る掃引パラメータと、掃引開始を制御する信号を受けて
ランプ電圧を発生して第1局部発振部324に供給す
る。第1局部発振部324は、この掃引周波数のランプ
電圧と、測定実行部370からの中心周波数パラメータ
を受けて、掃引周波数信号fSWPRXを周波数変換部31
0のミキサ312に供給する。基準発振器328は、基
準の周波数を第1局部発振部324と、遠隔制御部34
0のパラメータ送信部360に供給している。
【0019】遠隔制御部340は、同期タイミング検出
部350と、測定実行部370と、パラメータ送信部3
60とで構成している。同期タイミング検出部350
は、周波数変換部310からのレベル信号314aを受
けて、レベル検出器351により信号314aのレベル
が所定レベル以上か以下かを判定した後、時間カウンタ
352に供給している。時間カウンタ352は、この信
号を受けて、後述する条件で時間を計数した後、この結
果信号を測定実行部370に供給している。
【0020】パラメータ送信部360は、測定実行部3
70からの測定条件に応じた各種通信パラメータを受け
て、変調した後電波あるいは有線に乗せてアンテナから
送信出力する。また、本実施例1の場合は、電波あるい
は有線のキャリア周波数そのものを、TG発生器200
側の基準発振部222の同期情報として与える手段とし
ている。この為、パラメータ送信部360は、基準発振
器328の周波数信号を受けて、キャリア周波数の同期
をとって通信信号を出力している。測定実行部370
は、各種測定条件に応じて、内部の各部に各種パラメー
タの設定と動作制御を実行している。また、外部のTG
発生器200への各種通信パラメータをパラメータ送信
部360に供給している。
【0021】次に、TG発生器200の動作を説明す
る。TG発生器200の構成は、図1(a)に示すよう
に、TG供給部220と、TG遠隔制御部260とで構
成している。TG供給部220は、基準発振部222
と、TGランプ電圧発生部226と、TG局部発振部2
32と、TGダウンコンバータ部234と、TG出力部
238とで構成している。TG遠隔制御部260は、T
G受信部262と、キャリア周波数検出部276と、解
読実行部280とで構成している。
【0022】TG発生器200側では、スペクトラム測
定器300側からの電波信号をアンテナで受信してTG
受信部262に供給する。TG受信部262は、この信
号を受けて各種通信パラメータに復調した後、解読実行
部280に供給し、かつ、キャリア周波数検出部276
には電波の周波数信号、即ち、受信するキャリア周波数
そのものを供給する。キャリア周波数検出部276は、
周波数カウンタを有していて、TG受信部262で受信
したキャリア周波数信号そのものを受けて周波数finを
測定する。他方、内部の基準発振部222からの基準周
波数信号fREFTGを受けて自身の周波数fREFTGを測定す
る。そして、この周波数fin、fTG信号の両者の周波数
値の差を計算し、その差が所望の値となるような周波数
補正値ΔfERRを解読実行部280を経由して基準発振
部222に供給する。これにより、周波数の補正が行わ
れて、スペクトラム測定器300側とTG発生器200
側両者の基準発振器の同期は実現される。ここで、基準
発振部222は、シンセサイザであり、デジタルデータ
の設定により任意の周波数に設定できる。この基準発振
部222の出力周波数は、TG発生器200のTG局部
発振部232と、TGダウンコンバータ部234と、キ
ャリア周波数検出部276とに供給することでTG側内
部の周波数の同期を行っている。
【0023】TGランプ電圧発生部226は、解読実行
部280からの掃引周波数範囲を設定する掃引パラメー
タと、掃引開始を制御する信号を受けてランプ電圧を発
生してTG局部発振部232に供給する。TG局部発振
部232は、この掃引周波数のランプ電圧と、TG出力
中心周波数パラメータを受けて、掃引周波数信号fSWPT
XをTGダウンコンバータ部234に供給する。TGダ
ウンコンバータ部234は、この掃引周波数信号fSWPT
Xを受け、解読実行部280からのTG出力周波数fTG
にダウンコンバートするパラメータを受けて、目的とす
るTG出力周波数fTG信号に変換してTG出力部238
に供給する。TG出力部238は、このTG出力周波数
fTG信号と、TG出力レベルパラメータや出力ON/O
FF制御信号を受けて、所定の出力レベルに減衰した
後、TG出力端子から出力する。解読実行部280は、
上記各部の説明のように、TG受信部262からの各種
通信パラメータを受けて、通信パラメータ内容に応じ
て、各部に設定するパラメータデータや、制御信号を供
給してTG発生器200全体の動作の制御を行っている
【0024】次に、スペクトラム測定器300とTG発
生器200との通信動作について説明する。スペクトラ
ム測定器300側は、各種通信パラメータを電波あるい
は有線にのせて随時送信し、TG発生器200側がこれ
を受信することによっておこなう。この通信手段によっ
て送る通信パラメータの種類は、大別すると、TG掃引
や出力に関する出力制御情報パラメータと、トラッキン
グの同期をとる為の同期情報パラメータとに分類され
る。出力制御情報パラメータは、本来の測定に使用され
るパラメータであり、掃引周波数の下限と上限設定用
や、出力レベル設定用や、掃引時間の速度設定用等があ
る。同期情報パラメータは、トラッキングジェネレータ
の同期用であり、基準周波数の同期用や、掃引開始時間
の同期用等がある。
【0025】次に、スペクトラム測定器300とTG発
生器200との掃引タイミングを合わせる為のトラッキ
ングジェネレータの同期動作について説明する。正常に
測定するようにする為に、スペクトラム測定器300側
とTG発生器200側の両者間での掃引は、同一タイミ
ングで同期させて掃引開始する必要がある。このトラッ
キングには、第1に同一周波数とする為の基準発振源の
同期と、第2にTG側掃引タイミングとスペクトラム測
定器側掃引タイミングの2つの同期要素がある。
【0026】第1の基準発振器の同期は、前記で説明し
たキャリア周波数自体を利用して両者の基準発振源の同
期を得ている。第2のTG側掃引タイミングとスペクト
ラム測定器側掃引タイミングとの同期は、以下に説明す
る手段により実現している。この掃引タイミングの同期
手段としては、2種類の同期手段の例があり、第1掃引
手段は、TG出力ON/OFF時間を付与した同期手段
であり、第2掃引手段は、掃引開始周波数を一定時間を
付与した同期手段である。
【0027】まず、第1掃引手段について図2(a)を
示して説明をする。TG側の信号出力は、一定チェック
周波数fCHKをON時間TONの間出力し、次にOFF時
間TOFFの間出力停止し、その後本来の掃引した掃引周
波数fSWPTX信号を出力する。ここで、一定チェック周
波数fCHKは、DUTを通過してきた信号がスペクトラ
ムアナライザ側でレベル検出できる周波数を使い、この
周波数は、予め求めておく。スペクトラムアナライザ側
は、この掃引同期タイミング情報を含んだTG出力信号
をもとにして、同期タイミングを自動検出して掃引を開
始する。
【0028】スペクトラムアナライザ側の同期タイミン
グ検出部350は、同期タイミングを自動検出する為
に、周波数変換部310の出力レベル314aを監視し
ていて、TONの一定チェック周波数fCHK信号を検出し
て、後述する初期値によりUPカウントモードで時間カ
ウンタ352をスタートさせる。やがて、一定チェック
周波数fCHK信号が無くなるTOFF状態の検出により、時
間カウンタは、DWNカウントモードに切り替えてダウ
ンカウントする。そして、測定実行部370は、この時
間カウンタ352値が0値になった信号を受けて、ラン
プ電圧発生部322の掃引をスタートさせて周波数掃引
を実行させる。そして掃引の終了後に、時間カウンタ3
52は、初期状態にして次の同期タイミングの待ち状態
になる。ここの説明では、TON=TOFFの時間は、TG
側に設定して出力する。また、時間カウンタ352の初
期値は、0値又は後述するオフセット時間TPEAK値を予
めカウンタにプリセットして使用される。これにより、
掃引同期のタイミングは、TG側の掃引周波数fSWPTX
に同期して受信側を掃引スタートさせることができる。
【0029】ここで、オフセット時間TPEAK値は、掃引
タイミングの時間ずれ要因の補正を与えるものである。
時間カウンタ352から出力される掃引タイミング信号
は、TG出力信号のOFFからON時の立ち上がり時、
及びONからOFF時の立ち下がり時の過渡期の信号に
よって遅れやずれが生じる場合がある。この為、掃引速
度によっては、正しいトラッキングが得られない場合が
ある。この為に、正しい掃引タイミングを得る為には、
遅れやずれ時間であるオフセット時間TPEAK値を求め
て、この値を時間カウンタ352に初期値として与え
る。このオフセット時間TPEAK値を求めるには、図2
(c)に示すように、受信側の掃引開始時間T0の前後
の時間を所定の微少単位時間を変えて複数回測定した
後、測定した全周波数のレベル314aを加算した合計
値Σ(レベル)を求める。そして、求めるオフセット時
間TPEAKは、これら合計値Σのデータの中で最大値を示
すオフセット時間TPEAKの位置として求まる。このオフ
セット時間TPEAKが時間カウンタ352に与える初期値
として求まる。
【0030】このトラッキング微調整の校正機能は、よ
り正確なトラッキング補正を実現できる。この微調整の
実施は、スペクトラムアナライザの操作パネルのキーに
よって人が起動しても良いし、また、測定中に自動的に
間欠実施するようにしても良い。また、オフセット時間
TPEAK値は、カウンタの初期値としてオフセット時間T
PEAK値を予めカウンタにプリセットして使用しても良い
し、逆に、オフセット時間TPEAK値をTG側に供給し
て、出力タイミングのTOFF時間値の設定値に加えて出
力させるようにしても良い。
【0031】次に、第2掃引手段について図2(b)を
示して説明をする。この場合のTG側の信号出力は、掃
引開始周波数fSTARTを一定時間TSYNCの間出力し、そ
の後本来の掃引周波数fSWPTX信号を出力する。この掃
引手段の場合は、掃引開始周波数fSTARTが、受信側で
レベル検出が検出可能な場合に可能な手段である。
【0032】この為に、スペクトラムアナライザ側の同
期タイミング検出部350は、時間カウンタ352の初
期状態をDWNカウンタモードにし、TSYNC時間値を予
めプリセットしておく。そして、周波数変換部310の
出力レベル314aを監視していて、これを検出した
時、時間カウンタ352を動作開始させる。そして、測
定実行部370は、この時間カウンタ352値が0値に
なった信号を受けて、ランプ電圧発生部322の掃引を
スタートさせて周波数掃引を実行させる。これにより、
TG側の掃引周波数に同期して受信側の掃引をスタート
させることができる。掃引時間の微調整手段は、前記第
1掃引手段の場合と同様にして、最大値を示すオフセッ
ト時間TPEAK値を求め、これをTSYNC時間に加えられて
予め時間カウンタ352にプリセットして使用すること
で補正する。
【0033】(実施例2)本発明の実施例2は、TG側
の基準発振源の同期手段を、スペクトラム測定器300
の周波数測定機能を利用して同期をとる場合である。こ
れについて、図3(a)、(b)を参照して説明する。
スペクトラム測定器300の構成は、図3(b)に示す
ように、周波数変換部310と、検波表示部330と、
掃引発生部320と、基準発振器328と、遠隔制御部
341とで構成している。この掃引発生部320は、ラ
ンプ電圧発生部322と、第1局部発振部324とで構
成している。また遠隔制御部341は、同期タイミング
検出部350と、測定実行部370と、インターフェー
ス部365とで構成している。スペクトラム測定器30
0の動作は、下記説明の構成と動作を除き、上記実施例
1と同様である。即ち、インターフェース部365は、
例えばRS232C等により、TG発生器200側との
通信インターフェースをするものである。このインター
フェース部365は、実施例1同様に、測定実行部37
0からの測定条件に応じた各種通信パラメータを受けて
出力する。
【0034】次に、TG発生器200の動作を説明す
る。TG発生器200の構成は、図3(a)に示すよう
に、TG供給部220と、TG遠隔制御部261とで構
成している。TG供給部220は、実施例1と同様に、
基準発振部222と、TGランプ電圧発生部226と、
TG局部発振部232と、TGダウンコンバータ部23
4と、TG出力部238とで構成している。TG遠隔制
御部261は、TGインターフェース部263と、解読
実行部280とで構成している。
【0035】TGインターフェース部263は、スペク
トラム測定器300側からのインターフェース信号を受
けて解読実行部に供給する。解読実行部280は、TG
インターフェース部263からの各種通信パラメータを
受けて、通信パラメータ内容に応じて、各部に設定パラ
メータデータや、制御信号を供給してTG発生器200
全体の動作の制御を行っている。そして、以後に説明す
る基準周波数の同期手段の制御以外は、実施例1と同様
の動作である。TG供給部220は、実施例1と同様で
ある。また、スペクトラム測定器300とTG発生器2
00との通信動作についても実施例1と同様である。
【0036】次に、スペクトラム測定器300とTG発
生器200との掃引タイミングを合わせる為のトラッキ
ングジェネレータの同期動作について説明する。スペク
トラム測定器300側とTG発生器200側とのトラッ
キングには、2つの同期要素があり、第1に同一周波数
とする為の基準発振源の同期と、第2にTG側掃引タイ
ミングとスペクトラム測定器側掃引タイミングとの同期
である。この中で、第2の同期は、実施例1と同様であ
る。
【0037】第1の同期である同一周波数とする為の、
TG発生器200側の基準発振部222と、スペクトラ
ム測定器300側の基準発振器328との同期手段につ
いて以下に説明する。この同期手段は、基準発振部22
2に同期した既知の周波数fCALをTG側から出力し、
この周波数をスペクトラム測定器300側で測定し、既
知の周波数値fCALとの差が誤差周波数ΔfCALとして求
める。TG発生器200側の基準発振部222は、この
誤差周波数ΔfCALデータを通信によって受けて、周波
数補正する。これにより基準周波数同志の同期を行う。
【0038】この為には、周波数fCHKは、予めスペク
トラム測定器300側で測定可能な既知の一定チェック
周波数fCHKを使用する。ここで周波数fCHKを基準発振
部222と同期した周波数を出力する為に、TG局部発
振部232は、基準発振部222にロックした状態で発
振させる。次に、スペクトラム測定器300側では、こ
の同期した一定チェック周波数fCHKを受けて、周波数
を測定する。この周波数測定の基準クロックは、基準発
振器328に同期したクロックを使用する。これによ
り、測定した周波数fCHKは、基準発振器328との差
が求まる。この誤差周波数ΔfCHKデータを受けて、T
G発生器200側の基準発振部222は周波数の補正を
行う。これにより基準周波数同志の同期が実現される。
【0039】(応用例)上記実施例では、TG出力周波
数fTG=finとした同一周波数を使用する場合を説明し
たが、任意のオフセット周波数fOFTを付加して出力し
ても良い。即ち、TG側のTGダウンコンバータ部23
4のダウンコンバート周波数fDWNに任意のオフセット
周波数fOFTを付加した周波数でダウンコンバートして
TG出力周波数fTGとする。この場合の利用形態は、D
UT内部にUP/DWNコンバータを内蔵しているDU
Tの場合に適用するものであり、上記実施例と同様にし
てトラッキングをとって掃引することができる。
【0040】上記実施例2の説明では、インターフェー
ス部365の手段を、RS232Cで説明していたが、
他にGPIBーI/Fや、LANや、光ケーブルや、無
線あるいは有線電波信号や、電話回線等の通信手段によ
っても、対応するインターフェースを双方に設けること
により同様に実施できる。
【0041】また、TG出力信号fTGをE/O変換して
光信号でDUTに印加し、DUTからの光信号出力端子
を光ファイバケーブルで伝送し、O/E変換器を設けて
電気信号に変換した後、スペクトラム測定器300の被
測定入力finに供給した測定形態でも同様に実施でき
る。
【0042】トラッキングの精度を更に向上したい場合
は、スペクトラム測定器300側のランプ電圧発生部3
22とTG発生器200側のTGランプ電圧発生部22
6の両者が出力するランプ電圧のリニアリティ補正する
手段を設けても良い。この場合は、単位周波数ステップ
毎に、対応したリニアリティ補正メモリを設け、予め上
記実施例2の周波数測定機能手段を利用し、同様にして
周波数誤差を測定し、その誤差の周波数値をリニアリテ
ィ補正メモリに格納しておく。そして、DUT測定時
は、このリニアリティ補正メモリから取り出して、単位
周波数ステップ毎にトラッキング周波数の微調整補正を
連続的に実施していくことにより、一層トラッキングの
精度を向上できる。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、下記に記載されるような効果を奏する。ス
ペクトラム測定器300とTG発生器200とのトラッ
キングの同期手段が実現できたことにより、TG発生器
200を遠隔地に設置して伝送特性を測定できる効果が
得られる。実施例1では、電波あるいは有線のキャリア
周波数そのものを、TG発生器200側への基準発振部
222の同期情報として与えることで基準周波数同志の
同期を実現する効果が得られる。実施例2では、基準発
振部222に同期した既知の周波数fCALをTG側から
出力し、これをスペクトラム測定器300側で測定する
ことで、誤差周波数ΔfCALが求めり、これを、TG発
生器200側の基準発振部222に与えて、周波数補正
する。これにより基準周波数同志の同期を実現する効果
が得られる。
【0044】第1掃引同期手段として、TG側の信号出
力に、一定チェック周波数fCHKをON時間TONの間出
力し、次にOFF時間TOFFの間出力停止し、その後本
来の掃引した掃引周波数fSWPTX信号を出力する出力形
態とすることで、スペクトラム測定器300とTG発生
器200との掃引同期が得られる効果がある。第2掃引
同期手段として、TG側の信号出力に、掃引開始周波数
fSTARTを一定時間TSYNCの間出力し、その後本来の掃
引周波数fSWPTX信号を出力する。その後本来の掃引し
た掃引周波数fSWPTX信号を出力する出力形態とするこ
とで、スペクトラム測定器300とTG発生器200と
の掃引同期が得られる効果がある。また、この掃引同期
手段は、DUTからスペクトラムアナライザ入力端子と
の伝送線路が長い場合でも、この伝送線路による伝播遅
延時間の影響を受けず正常にトラッキングをとることが
出来る。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1のTG発生器200の構成
ブロック図である。 (b)本発明の第1のスペクトラム測定器300の構成
ブロック図である。
【図2】(a)本発明のTG出力ON/OFF時間付与
による掃引タイミングの同期を説明する図である。 (b)本発明の掃引開始周波数を一定時間付与による掃
引タイミングの同期を説明する図である。 (c)本発明の掃引時間の微調整手段を説明する図であ
る。
【図3】(a)本発明の第2のTG発生器200の構成
ブロック図である。 (b)本発明の第2のスペクトラム測定器300の構成
ブロック図である。
【図4】従来のスペクトラムアナライザで、遠隔場所に
あるDUT600に測定信号を供給して、伝送特性を測
定する場合の説明図である。
【符号の説明】
200 TG発生器 220 TG供給部 222 基準発振部 226 TGランプ電圧発生部 232 TG局部発振部 234 TGダウンコンバータ部 238 TG出力部 260、261 TG遠隔制御部 262 TG受信部 263 TGインターフェース部 276 キャリア周波数検出部 280 解読実行部 300 スペクトラム測定器 310 周波数変換部 311 入力減衰器 312 ミキサ 314 BPF 320 掃引発生部 322 ランプ電圧発生部 324 第1局部発振部 328 基準発振器 330 検波表示部 340、341 遠隔制御部 350 同期タイミング検出部 351 レベル検出器 352 時間カウンタ 360 パラメータ送信部 365 インターフェース部 370 測定実行部 390 スペクトラム測定表示部 500 スペクトラムアナライザ 520 同軸ケーブル 600 DUT 620 DUT線路 630 出力端子

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DUTに供給するトラッキングジェネレ
    ータ(TG)発生器(200)は、TG遠隔制御部(2
    60)とTG供給部(220)とを設けて構成し、 DUTからの信号を受けて伝送特性を測定するスペクト
    ラム測定器(300)は、スペクトラム測定表示部(3
    90)と遠隔制御部(340)とを設けて構成し、 当該TG発生器(200)と当該スペクトラム測定器
    (300)両者のトラッキングをとって掃引する手段を
    設け、 以上を具備していることを特徴とした伝送特性測定用ス
    ペクトラムアナライザ・システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のTG発生器(200)に
    設けられたTG遠隔制御部(260)として、 スペクトラム測定器(300)側から通信信号を受け
    て、復調した制御パラメータを解読実行部(280)に
    供給し、通信信号のキャリア周波数信号をキャリア周波
    数検出部(276)に供給するTG受信部(262)を
    設け、 当該TG受信部(262)から復調した制御パラメータ
    を受けて、トラッキング信号(fTG)の周波数とその出
    力レベルとTG掃引タイミングを制御する解読実行部
    (280)を設け、 当該TG受信部(262)からのキャリア周波数信号を
    受けて、このキャリア周波数とTG発生器(200)内
    部の基準発振部(222)との周波数の差を求めて、解
    読実行部(280)を経由して基準発振部(222)の
    発振周波数を制御するキャリア周波数検出部(276)
    を設け、 以上を具備していることを特徴とした伝送特性測定用ス
    ペクトラムアナライザ・システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のスペクトラム測定器(3
    00)に設けられた遠隔制御部(340)として、 スペクトラム測定表示部(390)からのレベル信号を
    受けて、TG発生器(200)からの掃引同期用信号
    (fCHK)を検出して測定実行部(370)に掃引開始
    信号を供給する同期タイミング検出部(350)を設
    け、 当該同期タイミング検出部(350)からの掃引開始信
    号を受けて、掃引発生部(320)の掃引開始を制御
    し、また、パラメータ送信部(360)にTG発生器
    (200)側へのTG発生条件パラメータとトラッキン
    グ同期パラメータを供給する測定実行部(370)を設
    け、 当該測定実行部(370)の信号を受けて、TG発生器
    (200)側に、TG発生条件パラメータとトラッキン
    グ同期パラメータを変調して供給し、基準発振器(32
    8)からの信号に同期したキャリア周波数を出力するパ
    ラメータ送信部(360)を設け、 以上を具備していることを特徴とした伝送特性測定用ス
    ペクトラムアナライザ・システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のシステムでトラッキング
    をとる手段として、 TG発生器(200)側が、DUT測定用の掃引周波数
    信号の手前の時間に、一定時間の掃引同期用信号(fCH
    K)を付与してトラッキング周波数信号(fTG)を出力
    する手段とし、 スペクトラム測定器(300)側が、上記一定時間の掃
    引同期用信号(fCHK)を受け、掃引タイミングを検出
    し、スペクトラム測定器(300)側の掃引を開始する
    ことで両者の掃引タイミングの同期とる手段とし、 TG発生器(200)側が、スペクトラム測定器(30
    0)の基準発振器に同期したキャリア周波数信号を受け
    て、TG発生器(200)の基準発振器を同期すること
    で、両者の基準発振器の同期をとる手段として、 以上を具備していることを特徴とした伝送特性測定用ス
    ペクトラムアナライザ・システム。
  5. 【請求項5】 上記請求項1のトラッキングをとる手段
    として、 TG発生器(200)側が、DUT測定用の掃引周波数
    信号の手前の時間に、一定時間の掃引同期用信号(fCH
    K)を付与してトラッキング周波数信号(fTG)を出力
    する手段とし、 スペクトラム測定器(300)側が、上記一定時間の掃
    引同期用信号(fCHK)を受け、掃引タイミングを検出
    し、スペクトラム測定器(300)側の掃引を開始する
    ことで両者の掃引タイミングの同期とる手段とし、 TG発生器(200)側が、基準発振器に同期した既知
    の一定周波数信号(fSYNC)を出力し、スペクトラム測
    定器(300)側が、この周波数信号を測定し、これか
    ら得た誤差周波数データをTG発生器(200)側に供
    給し、TG発生器(200)側の基準発振器の発振周波
    数を補正することで、両者の基準発振器の同期をとる手
    段とし、 以上を具備していることを特徴とした伝送特性測定用ス
    ペクトラムアナライザ・システム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のTG発生器(200)に
    設けられたTG遠隔制御部(260)として、 スペクトラム測定器(300)側のパラメータ送信部
    (360)から通信信号を受けて、復調した制御パラメ
    ータを解読実行部(280)に供給するTGインターフ
    ェース部(263)を設け、 当該TGインターフェース部(263)から復調した制
    御パラメータを受けて、トラッキング信号(fTG)出力
    の掃引周波数とその出力レベルとTG掃引タイミングを
    制御する解読実行部(280)を設け、 以上を具備していることを特徴とした伝送特性測定用ス
    ペクトラムアナライザ・システム。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のスペクトラム測定器(3
    00)に設けられた遠隔制御部(340)として、 スペクトラム測定表示部(390)からのレベル信号を
    受けて、TG発生器(200)からの掃引同期用信号
    (fCHK)を検出して測定実行部(370)に掃引開始
    信号を供給する同期タイミング検出部(350)を設
    け、 当該同期タイミング検出部(350)からの掃引開始信
    号を受けて、掃引開始を制御し、また、インターフェー
    ス部(365)へTG発生器(200)側へのTG発生
    条件パラメータとトラッキング同期パラメータを供給す
    る測定実行部(370)を設け、 当該測定実行部(370)の信号を受けて、TG発生器
    (200)側に、TG発生条件パラメータとトラッキン
    グ同期パラメータを供給するインターフェース部(36
    5)を設け、 以上を具備していることを特徴とした伝送特性測定用ス
    ペクトラムアナライザ・システム。
  8. 【請求項8】 トラッキング周波数信号(fTG)をDU
    Tに供給するTG供給部(220)を有するTG発生器
    (200)において、 スペクトラム測定器(300)側から通信信号を受け
    て、復調した制御パラメータを解読実行部(280)に
    供給し、通信信号のキャリア周波数信号をキャリア周波
    数検出部(276)に供給するTG受信部(262)を
    設け、 当該TG受信部(262)から復調した制御パラメータ
    を受けて、トラッキング信号(fTG)の周波数とその出
    力レベルとTG掃引タイミングを制御する解読実行部
    (280)を設け、 当該TG受信部(262)からのキャリア周波数信号を
    受けて、このキャリア周波数とTG発生器(200)内
    部の基準発振部(222)との周波数の差を求めて、解
    読実行部(280)を経由して基準発振部(222)の
    発振周波数を制御するキャリア周波数検出部(276)
    を設け、 トラッキングをとる手段として、DUT測定用の掃引周
    波数信号の手前の時間に、一定時間の掃引同期用信号
    (fCHK)を付与してトラッキング周波数信号(fTG)
    を出力し、また、スペクトラム測定器(300)の基準
    発振器に同期したキャリア周波数信号を受けて、TG発
    生器(200)の基準発振器を同期することで、基準発
    振器の同期をとる手段とし、 以上を具備していることを特徴とした伝送特性測定用ス
    ペクトラムアナライザ・システムに使われるTG発生
    器。
  9. 【請求項9】 スペクトラム測定表示部(390)を有
    するスペクトラム測定器(300)において、 スペクトラム測定表示部(390)からのレベル信号を
    受けて、TG発生器(200)からの掃引同期用信号
    (fCHK)を検出して測定実行部(370)に掃引開始
    信号を供給する同期タイミング検出部(350)を設
    け、 当該同期タイミング検出部(350)からの掃引開始信
    号を受けて、掃引発生部(320)の掃引開始を制御
    し、また、パラメータ送信部(360)にTG発生器
    (200)側へのTG発生条件パラメータとトラッキン
    グ同期パラメータを供給する測定実行部(370)を設
    け、 当該測定実行部(370)の信号を受けて、TG発生器
    (200)側に、TG発生条件パラメータとトラッキン
    グ同期パラメータを変調して供給し、基準発振器(32
    8)からの信号に同期したキャリア周波数を出力するパ
    ラメータ送信部(360)を設け、 トラッキングをとる手段として、スペクトラム測定器
    (300)が、一定時間の掃引同期用信号(fCHK)を
    受け、掃引タイミングを検出して、掃引を開始すること
    で掃引タイミングの同期とる手段とし、また、スペクト
    ラム測定器(300)の基準発振器に同期したキャリア
    周波数信号を出力する手段とし、 以上を具備していることを特徴とした伝送特性測定用ス
    ペクトラムアナライザ・システムに使われるスペクトラ
    ム測定器。
  10. 【請求項10】 トラッキング周波数信号(fTG)をD
    UTに供給するTG供給部(220)を有するTG発生
    器(200)において、 スペクトラム測定器(300)側のパラメータ送信部
    (360)から通信信号を受けて、復調した制御パラメ
    ータを解読実行部(280)に供給するTGインターフ
    ェース部(263)を設け、 当該TGインターフェース部(263)から復調した制
    御パラメータを受けて、トラッキング信号(fTG)出力
    の掃引周波数とその出力レベルとTG掃引タイミングを
    制御する解読実行部(280)を設け、 トラッキングをとる手段として、DUT測定用の掃引周
    波数信号の手前の時間に、一定時間の掃引同期用信号
    (fCHK)を付与してトラッキング周波数信号(fTG)
    を出力する手段とし、また、基準発振器に同期した既知
    の一定周波数信号(fSYNC)を出力して、スペクトラム
    測定器(300)側が、この周波数信号を測定し、これ
    から得た誤差周波数データを受けて基準発振器の同期を
    とる手段とし、 以上を具備していることを特徴とした伝送特性測定用ス
    ペクトラムアナライザ・システム使われるTG発生器。
  11. 【請求項11】 スペクトラム測定表示部(390)を
    有するスペクトラム測定器(300)において、 スペクトラム測定表示部(390)からのレベル信号を
    受けて、TG発生器(200)からの掃引同期用信号
    (fCHK)を検出して測定実行部(370)に掃引開始
    信号を供給する同期タイミング検出部(350)を設
    け、 当該同期タイミング検出部(350)からの掃引開始信
    号を受けて、掃引開始を制御し、また、インターフェー
    ス部(365)へTG発生器(200)側へのTG発生
    条件パラメータとトラッキング同期パラメータを供給す
    る測定実行部(370)を設け、 当該測定実行部(370)の信号を受けて、TG発生器
    (200)側に、TG発生条件パラメータとトラッキン
    グ同期パラメータを供給するインターフェース部(36
    5)を設け、 トラッキングをとる手段として、TG発生器(200)
    側からの、一定時間の掃引同期用信号(fCHK)を受け
    て掃引タイミングを検出して掃引タイミングの同期とる
    手段とし、また、TG発生器(200)からの、基準発
    振器に同期した既知の一定周波数信号(fSYNC)を受け
    て、この周波数信号を測定し、これから得た誤差周波数
    データをTG発生器(200)側に供給して基準発振器
    の同期をとる手段とし、 以上を具備していることを特徴とした伝送特性測定用ス
    ペクトラムアナライザ・システムに使われるスペクトラ
    ム測定器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20020095933A (ko) * 2001-06-18 2002-12-28 엘지이노텍 주식회사 스펙트럼 분석기의 데이터 송수신 시스템
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