JPH07305446A - 外壁パネル - Google Patents
外壁パネルInfo
- Publication number
- JPH07305446A JPH07305446A JP12465594A JP12465594A JPH07305446A JP H07305446 A JPH07305446 A JP H07305446A JP 12465594 A JP12465594 A JP 12465594A JP 12465594 A JP12465594 A JP 12465594A JP H07305446 A JPH07305446 A JP H07305446A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- plate
- wall panel
- vertical
- frames
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来と同じ板厚のパネル枠素材を用いてもパ
ネル枠の組立時、溶接等の熱歪みを防止して精度良く組
立構成できるようになす。 【構成】 互いに対向する竪枠の上下両端面に取付用の
プレート６を固着する。そしてこの竪枠の上下両端面間
に上枠及び下枠を架設して一体とすると共に、この上枠
及び下枠の端部に取付用の孔を穿孔する。
ネル枠の組立時、溶接等の熱歪みを防止して精度良く組
立構成できるようになす。 【構成】 互いに対向する竪枠の上下両端面に取付用の
プレート６を固着する。そしてこの竪枠の上下両端面間
に上枠及び下枠を架設して一体とすると共に、この上枠
及び下枠の端部に取付用の孔を穿孔する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はパネル枠の素材厚を過剰
に厚くすることなく、しかもパネル枠素材に溶接等の熱
歪みを生じることなくして精度良く、かつ安価に組立構
成できるようにした外壁パネルに関するものである。
に厚くすることなく、しかもパネル枠素材に溶接等の熱
歪みを生じることなくして精度良く、かつ安価に組立構
成できるようにした外壁パネルに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の外壁パネルＰは図５、図６に示す
ように構成する大きさにして両側に竪枠１，２を、この
竪枠１，２間の上部側に上枠３を、また下部側に下枠４
を夫々配設し、かつ必要に応じて竪枠１，２間に１また
は２本以上の中間枠５を配設し、この竪枠１と上枠３ま
たは下枠４間の重合部分をスポット溶接して固着し、上
枠３及び下枠４の端部内側に、外壁パネルＰの取付用の
ナットＮを溶着固定している。
ように構成する大きさにして両側に竪枠１，２を、この
竪枠１，２間の上部側に上枠３を、また下部側に下枠４
を夫々配設し、かつ必要に応じて竪枠１，２間に１また
は２本以上の中間枠５を配設し、この竪枠１と上枠３ま
たは下枠４間の重合部分をスポット溶接して固着し、上
枠３及び下枠４の端部内側に、外壁パネルＰの取付用の
ナットＮを溶着固定している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従って上枠３・下枠４
の端部内側に外壁パネル取付用のナットＮを溶着する
際、上枠３・下枠４のナット取付部が溶接時の熱により
歪みが生じ、上枠３・下枠４が図７に示すように湾曲し
て変形が生じる。この熱歪みが生じないようにするには
パネル枠素材を厚くすることも考えられるが、パネル枠
素材を厚くすると必要以上に高価となる欠点がある。
の端部内側に外壁パネル取付用のナットＮを溶着する
際、上枠３・下枠４のナット取付部が溶接時の熱により
歪みが生じ、上枠３・下枠４が図７に示すように湾曲し
て変形が生じる。この熱歪みが生じないようにするには
パネル枠素材を厚くすることも考えられるが、パネル枠
素材を厚くすると必要以上に高価となる欠点がある。
【０００４】本発明は従来と同じ板厚のパネル枠素材を
用いても上枠・下枠に溶接による熱歪みを発生すること
なくして取付用のナットあるいはボルトをプレートを介
して竪枠側に設けることを目的とする。
用いても上枠・下枠に溶接による熱歪みを発生すること
なくして取付用のナットあるいはボルトをプレートを介
して竪枠側に設けることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、互いに対向する竪枠の上下両
端面に取付用のプレートを固着し、この竪枠の上下両端
面間に上枠及び下枠を架設して一体とすると共に、この
上枠及び下枠の端部に取付用の孔を穿孔したことを要旨
とする。
するためになしたもので、互いに対向する竪枠の上下両
端面に取付用のプレートを固着し、この竪枠の上下両端
面間に上枠及び下枠を架設して一体とすると共に、この
上枠及び下枠の端部に取付用の孔を穿孔したことを要旨
とする。
【０００６】
【作 用】外壁パネルを構成する竪枠の上下両端面にパ
ネル枠の板厚よりも厚いプレートを溶接すると共に、こ
のプレートに直接ねじ孔を穿孔するか、またはボルトあ
るいはナットを溶着する。これによりプレートに厚手の
ものが使用でき上枠・下枠には竪枠側に設けたねじ孔ま
たはボルトあるいはナット位置に、単なる取付用の孔の
みを穿孔するだけであり、さらにパネル枠素材として従
来と同じ板厚のものを用いても上枠・下枠は溶接による
熱歪みが発生することがないので、取付時に外壁パネル
に加わる外力に対しても力がスムーズに流れ、外壁パネ
ルの変形等が防止できるものとなり、また安価に製作で
きるものとなる。
ネル枠の板厚よりも厚いプレートを溶接すると共に、こ
のプレートに直接ねじ孔を穿孔するか、またはボルトあ
るいはナットを溶着する。これによりプレートに厚手の
ものが使用でき上枠・下枠には竪枠側に設けたねじ孔ま
たはボルトあるいはナット位置に、単なる取付用の孔の
みを穿孔するだけであり、さらにパネル枠素材として従
来と同じ板厚のものを用いても上枠・下枠は溶接による
熱歪みが発生することがないので、取付時に外壁パネル
に加わる外力に対しても力がスムーズに流れ、外壁パネ
ルの変形等が防止できるものとなり、また安価に製作で
きるものとなる。
【０００７】
【実施例】以下本発明外壁パネルを図面に示す実施例に
もとづいて説明する。図において１，２は竪枠で、これ
はコ字形断面形状を有する型鋼が一般に採用され、かつ
形成する外壁パネルＰの大きさに合わせてその長さが、
また耐荷重に合わせてその枠素材の板厚が夫々定められ
る。
もとづいて説明する。図において１，２は竪枠で、これ
はコ字形断面形状を有する型鋼が一般に採用され、かつ
形成する外壁パネルＰの大きさに合わせてその長さが、
また耐荷重に合わせてその枠素材の板厚が夫々定められ
る。
【０００８】そしてこの竪枠１，２は同じ形状のため、
一方の竪枠１について説明する。この竪枠１の上端面と
下端面には竪枠１の端面とほぼ同じ大きさをした取付用
のプレート６をあてがうか、もしくは竪枠１の端面内に
嵌合して竪枠１と溶着して一体とする。このプレート６
には板厚の大なるものが採用され図２に示すように取付
用のねじ孔６Ｈを穿孔するか、または図示省略したがプ
レート６には孔を穿孔し、このプレート６の裏側に孔と
ナットねじ孔とを合わせてナットを溶着するか、さらに
は図３に示すようにボルト７を溶着して一体とするもの
である。
一方の竪枠１について説明する。この竪枠１の上端面と
下端面には竪枠１の端面とほぼ同じ大きさをした取付用
のプレート６をあてがうか、もしくは竪枠１の端面内に
嵌合して竪枠１と溶着して一体とする。このプレート６
には板厚の大なるものが採用され図２に示すように取付
用のねじ孔６Ｈを穿孔するか、または図示省略したがプ
レート６には孔を穿孔し、このプレート６の裏側に孔と
ナットねじ孔とを合わせてナットを溶着するか、さらに
は図３に示すようにボルト７を溶着して一体とするもの
である。
【０００９】またこの竪枠１，２の上下両端部に嵌合し
て竪枠１，２間に架設する上枠３及び下枠４には、組立
後竪枠１，２側のプレート６のねじ孔６Ｈまたはナット
あるいはボルト７の位置と合うようにして取付用ボルト
を挿通するためのボルト挿通孔Ｈを夫々穿孔する。
て竪枠１，２間に架設する上枠３及び下枠４には、組立
後竪枠１，２側のプレート６のねじ孔６Ｈまたはナット
あるいはボルト７の位置と合うようにして取付用ボルト
を挿通するためのボルト挿通孔Ｈを夫々穿孔する。
【００１０】従って上述の如く構成した竪枠１，２及び
上枠３、下枠４を用いて外壁パネルＰを組み立てるに
は、まず竪枠１，２の上下端面に夫々ねじ孔６Ｈを刻設
したプレート６，６を溶着しておく。そしてこの竪枠
１，２を外壁パネルＰの大きさに合わせた間隔にて互い
に対向するよう配設し、この竪枠１，２間の上部間には
上枠３を架設する。これは図１で示すように竪枠１，２
の端面部分をコ字形断面を有する上枠３の端部内に嵌合
するようにして、この竪枠１，２と上枠３の重合する側
片１１，３１をスポット溶接等にて固着して一体とす
る。
上枠３、下枠４を用いて外壁パネルＰを組み立てるに
は、まず竪枠１，２の上下端面に夫々ねじ孔６Ｈを刻設
したプレート６，６を溶着しておく。そしてこの竪枠
１，２を外壁パネルＰの大きさに合わせた間隔にて互い
に対向するよう配設し、この竪枠１，２間の上部間には
上枠３を架設する。これは図１で示すように竪枠１，２
の端面部分をコ字形断面を有する上枠３の端部内に嵌合
するようにして、この竪枠１，２と上枠３の重合する側
片１１，３１をスポット溶接等にて固着して一体とす
る。
【００１１】次に下枠４も同様に対向する竪枠１，２間
の下端面間に嵌合架設してスポット溶接等にて固着す
る。この際、外壁パネルＰが大きく、対向する竪枠１，
２だけでは強度が不足する場合、竪枠１，２間に１また
は２本以上の中間枠５，５を所要間隔毎に配設し、上枠
３と下枠４とに溶着してパネル枠を構成する。
の下端面間に嵌合架設してスポット溶接等にて固着す
る。この際、外壁パネルＰが大きく、対向する竪枠１，
２だけでは強度が不足する場合、竪枠１，２間に１また
は２本以上の中間枠５，５を所要間隔毎に配設し、上枠
３と下枠４とに溶着してパネル枠を構成する。
【００１２】このパネル枠の表側と裏側には、図示省略
したが所要の表面材及び内面材を一体に配設して外壁パ
ネルを構成する。
したが所要の表面材及び内面材を一体に配設して外壁パ
ネルを構成する。
【００１３】なお中間枠５として用いるものにも、上下
面端面にプレート６を溶着することもある。そしてこの
外壁パネルＰを直接取付用ボルト７にて土台や梁に取り
付けることもできるが、図に示すように上枠３や下枠４
に取付金物８を添わせ、前記プレート６のねじ孔６Ｈに
取付用のボルト７を螺合して一体とし、この取付金物８
を梁または土台等に取り付けるようになすこともでき
る。
面端面にプレート６を溶着することもある。そしてこの
外壁パネルＰを直接取付用ボルト７にて土台や梁に取り
付けることもできるが、図に示すように上枠３や下枠４
に取付金物８を添わせ、前記プレート６のねじ孔６Ｈに
取付用のボルト７を螺合して一体とし、この取付金物８
を梁または土台等に取り付けるようになすこともでき
る。
【００１４】
【発明の効果】本発明外壁パネルは互いに対向する竪枠
の上下両端面に取付用の板厚の大なるプレートを固着
し、この竪枠の上下両端面間に上枠及び下枠を架設して
一体とすると共に、この上枠及び下枠の端部に取付用の
孔のみを穿孔するだけであるため、上枠・下枠に従来と
同じ板厚のものを用いても熱歪みが生じることがないの
で、外壁パネルに加わる外力も上枠から竪枠・下枠へと
流れ、外壁パネルの変形が未然に防止でき、さらにプレ
ートに板厚の大なるものを用いてもプレートは枠材と比
べ極めて小形のため安価に提供できる利点がある。竪枠
に固着するプレートを板厚の大なるものを用いているの
で、これにねじ孔を直接刻設することができ取付用ボル
トとの螺合が容易に行える。竪枠に固着するプレート下
面にナットを溶着しているので、取付用ボルトとの締結
が確固に行える。竪枠に固着するプレートにボルトを突
設しているので、取付金物側にナットを添わせるのみで
取り付けが簡易に行える。
の上下両端面に取付用の板厚の大なるプレートを固着
し、この竪枠の上下両端面間に上枠及び下枠を架設して
一体とすると共に、この上枠及び下枠の端部に取付用の
孔のみを穿孔するだけであるため、上枠・下枠に従来と
同じ板厚のものを用いても熱歪みが生じることがないの
で、外壁パネルに加わる外力も上枠から竪枠・下枠へと
流れ、外壁パネルの変形が未然に防止でき、さらにプレ
ートに板厚の大なるものを用いてもプレートは枠材と比
べ極めて小形のため安価に提供できる利点がある。竪枠
に固着するプレートを板厚の大なるものを用いているの
で、これにねじ孔を直接刻設することができ取付用ボル
トとの螺合が容易に行える。竪枠に固着するプレート下
面にナットを溶着しているので、取付用ボルトとの締結
が確固に行える。竪枠に固着するプレートにボルトを突
設しているので、取付金物側にナットを添わせるのみで
取り付けが簡易に行える。
【図１】本発明外壁パネルの一実施例を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図２】竪枠の上端面を示す外観斜視図である。
【図３】同異なる実施例の外観斜視図である。
【図４】中間枠に上枠を介して取付金物を設けた正面図
である。
である。
【図５】パネル枠の全形を示した正面図である。
【図６】公知例と竪枠と上枠との結合説明図である。
【図７】同側面図である。
１，２ 竪枠 ３ 上枠 ４ 下枠 ５ 中間枠 ６ プレート ６Ｈ ねじ孔 ７ ボルト ８ 取付金物 Ｈ ボルト挿通孔
Claims (4)
- 【請求項１】 互いに対向する竪枠の上下両端面に取付
用のプレートを固着し、この竪枠の上下両端面間に上枠
及び下枠を架設して一体とすると共に、この上枠及び下
枠の端部に取付用の孔を穿孔したことを特徴とする外壁
パネル。 - 【請求項２】 竪枠の上下両端面に固着するプレートに
は取付用ボルトを螺合するためのねじ孔を設けた請求項
１記載の外壁パネル。 - 【請求項３】 竪枠の上下両端面に固着するプレートに
は取付用ボルトを螺合するためのナットをプレート下面
に溶着した請求項１記載の外壁パネル。 - 【請求項４】 竪枠の上下両端面に固着するプレートに
は取付用ボルトを突設して成る請求項１記載の外壁パネ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12465594A JPH07305446A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 外壁パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12465594A JPH07305446A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 外壁パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07305446A true JPH07305446A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14890783
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12465594A Pending JPH07305446A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 外壁パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07305446A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05311780A (ja) * | 1992-05-11 | 1993-11-22 | Natl House Ind Co Ltd | 連結ボルト付き壁パネル |
-
1994
- 1994-05-13 JP JP12465594A patent/JPH07305446A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05311780A (ja) * | 1992-05-11 | 1993-11-22 | Natl House Ind Co Ltd | 連結ボルト付き壁パネル |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970422 |