JPH073050Y2 - 留め具 - Google Patents

留め具

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JPH073050Y2
JPH073050Y2 JP1988095723U JP9572388U JPH073050Y2 JP H073050 Y2 JPH073050 Y2 JP H073050Y2 JP 1988095723 U JP1988095723 U JP 1988095723U JP 9572388 U JP9572388 U JP 9572388U JP H073050 Y2 JPH073050 Y2 JP H073050Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は雌具に嵌め入れられた雄具の細径の頚部を雌
具内の操作駒によって係止する留め具の改良に関し、よ
り詳細には雄具の係止と開放とをなす操作駒の押動操作
を雄具の嵌め入れ方向に直交する向きからなすようにし
たプラスチック製の留め具の提供に関する。
[従来技術] 桿状をなす雄具を雌具に挿入して、この雌具内で雄具の
挿入桿部を係止する構造の留め具には種々のものがあ
り、夫々の使用目的に合せた構造の留め具が使用されて
いる。
第16図及び第17図で示される留め具は、袋物類の口留め
具として典型的なものであり、ハンドバッグ等の本体に
取付けるための脚1、1と座2とを有する雄桿3に弾性
変形可能な係合片4を設けた雄具と、この雄具の雄桿3
が挿入される筒5を有し、この筒5をハンドバッグの蓋
等に取付けるための挟持板6、6と、この筒5の上部の
穴から頭部7aを外方に付き出して該筒5内に収められた
押動筒7とを有する雌具とからなっており、雌具の筒5
内に窄められながら挿入された雄桿3の係合片4が該筒
5の開口側の内縁に設けられた係合凸縁5aに係止され
る。この状態では雌具の押動筒7は、その頭部7aが筒5
の上部から外方に突き出され、しかもその筒下縁7bが雄
桿3の係合片4に緩かに接触されている。かゝる雌雄の
留め具が係止されている状態で雄具の押動筒7を雄桿3
に向けて押し下げることによって押動筒7の筒下縁7bが
雄桿3の係合片4を内方に撓み込み、係合片4と前記凸
縁5aとの間の係止が外され、雌雄の留め具が分離され
る。
[考案が解決しようとする課題] かゝる従来の留め具、特にハンドバッグ等の袋物類の口
留め具は、その雄雌の係合状態を解くために押動筒7を
雄具における雄桿3の挿入方向と逆向きに、即ち雄桿3
を押し返えすように操作する必要があった。この結果、
係止されている雌雄の口留め具を解放するためには雌具
の押動筒7を雄具の側に押しつけながら、雌具を雄具と
逆方向に引き離す動作を必要としていた。このことをよ
り良く理解するためには第17図で示される留め具の雄具
がハンドバッグの本体側に取つけられており、雌具がハ
ンドバッグの蓋側に取付けられている状態を想定し、ハ
ンドバッグの蓋を開ける場合、先ず雌具を矢印yの方向
に押し入れるようにして係合片4を凸縁5aから外すと共
に雌具を有するハンドバッグの蓋自体を矢印Yの方向に
引っ張ることによって始めてハンドバッグの蓋の係止が
解かれ、且つ開かれることゝなる。
このような従来の留め具では雌雄の留め具の係止を解く
方向と、雌雄の留め具を引き離して蓋等を開く方法とが
逆向きとなることから取扱い操作が難しく、充分に留め
具の係止が解かれていない状態で蓋等が無理に開かれる
ことがあり、雌雄留め具の係止部分を破損することがあ
った。
又、ハンドバッグの蓋等の面から突き出している筒5の
上部から押動筒7の頭部7aが突き出していることから、
この頭部7aが予期せずに押し込まれる可能性が高く、閉
止されているはずのハンドバッグの蓋等が予期に反して
開き出される不都合があった。
本考案に係る留め具は、かゝる従来留め具における欠点
を解消すべく雌雄をなす留め具相互の係止を解く方向
と、雌雄をなす留め具相互を引き離す方法とが概ね直交
するようになし、留め具の係止状態の解除と、雌雄をな
す留め具の引き離し操作とが容易、円滑になされるよう
にし、しかも留め具の係止状態が予期せずに解かれる不
都合を未然に防止することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る留め具は前記の目的を達成するものとし
て、雄具、雌具、第1の挟持具及び第2の挟持具をプラ
スチック製のものとし、雄具Aを鍔11と、この鍔11の一
方の側に該鍔11と一体となるように設けた筒部21と、該
鍔11の他方の側に鍔11と一体になるように突設した嵌合
い部12とで構成し、雌具Bを鍔13と、この鍔13の一方の
側に該鍔13と一体になるように設けた筒部14と、該鍔13
の他方の側に該鍔13と一体になるように設けたハウジン
グ部15と、このハウジング部15内に収められる操作駒16
とで構成されている。
そして雄具Aは、その嵌合い部12の先端部寄りに細径の
頚部17を設け、この頚部17から上の先端部を係合頭部18
としている。
又、雌具Bは、筒部14の筒穴14aとハウジング部15の操
作穴15aとが同軸線上に連通されていると共に、このハ
ウジング部15の操作穴15a内に操作駒16が収められてい
る。そして、このハウジング部15の操作穴15a内に収め
られた操作駒16は、ハウジング部15の半径方向に開設さ
れている窓穴19から操作端部16aが突出されるように常
時該窓穴19の方向に向けて弾発付勢された状態で該操作
穴15a内で係止されている。又、この操作駒16には前記
の筒穴14aに連通する係合穴20が設けられていると共に
該操作穴15aの内奥側、即ち、窓穴19と反対の側にある
操作駒16の係合穴20の縁部16bの前記係合穴の中心軸線
方向に向けた厚みが前記雄具Aの細径の頚部17に収まる
寸法とされ、しかも該穴20の直径寸法が前記雄具Aの頭
部18の直径寸法よりも大きくされた構成としてある。
更に第1の挟持具23は、前記雄具Aの筒部21が嵌め込ま
れる孔の孔縁に、前記雄具Aの筒部21の環状突起21aに
係止する環状突縁23aを備え、且つ外周の円周方向に弾
性鍔23cを備えている。
又。第2の挟持具27は、前記雌具Bの筒部14が嵌め込ま
れる孔の孔縁に、前記雌具Bの筒部14の環状突起27aに
係止する環状突縁27aを備え、且つ外周の円周方向に弾
性鍔27cを備えている。
[作用] 本考案に係る留め具は叙上の構成からして、取り付け対
象となる生地Cの厚さに応じて第1の挟持具23及び第2
の挟持具27とを自在に調節して生地Cを夫々雄具Aの鍔
11、雌具Bの鍔13との間に確実に挟持し、雄具Aの嵌合
い部12を雌具Bの筒穴14aの側から挿入して、該嵌合い
部12の頂端にある頭部18を操作駒16の係合孔20の穴縁に
係当させることにより該操作駒16は、その弾発付勢に抗
して操作15aの内方に引き入れらえる。そして、該頭部1
8が操作駒16の係合穴20を抜けた時点で、この頭部18に
よる操作駒16の引き込み動作が解かれ操作駒16はハウジ
ング部15の窓穴19の側に付勢移動される。この結果、雄
具Aの嵌合い部12にある頚部17に操作駒16にある係合穴
20の内奥側の縁部16bが収まり、この縁部16bが雄具Aの
頭部18に係当して雄具Aの抜け出しが防止される。
次いでハウジング部15の窓穴19から外方に突き出してい
る操作駒16の操作端部16aを、その弾発付勢に抗して操
作穴15a内に押し込むことによって前記雄具Aの頭部18
に係当していた操作駒16の縁部16bが該頭部18の下方に
ある頚部17から外れ、この操作駒16の係合穴20の穴内に
頭部18が位置づけられた状態で雄具Aの頭部18が雌具B
から解放可能とされる。
この状態で雌雄の留め具を引き離すことにより留め具相
互の係合が解かれる。
[実施例] 以下、本考案に係る留め具の典型的な一実施例を添付の
第1図〜第13図にもとづいて説明する。
先ず雄具Aは鍔11の略中央部から嵌合い部12を突設して
設け、この嵌合い部12と反対側の鍔11の面に取付け用の
筒部21を一体に突設してある。そして、この筒部21から
前記の嵌合い部12に向けて順次段状に縮径とされた孔22
を設けてプラスチック成形される雄具Aの素材面でのコ
ストの低廉化をはかると共にプラスチック製の雄具Aに
もたらされる成形上の歪の発生を防止するようにしてい
る。
そして雄具Aの嵌合い部12は比較的径の太い拡径部12a
と、これよりも細い細径部12bとの間にテーパ面12cを設
けると共に、この細径部12b上を細径の頚部17とし、こ
の頚部17から上の先端部を偏平笠状の頭部18としてお
り、該頭部18の周側面を先細り状のテーパないしはアー
ル状の面18aとし、細径の頚部17との間に係合顎18bを構
成してある。
又、前記の筒部21には該筒部21を周回する環状突起21a
を多段状に設け、これに取付け用の第1の挟持具23を押
し入れ、この第1の挟持具23を係止させるようにしてあ
る。かゝる意図から環状突起21aを鋸刃状の断面形状と
し、鍔11の側に向けて該環状突起21aの山形が起立する
ようにして、鍔11の側に係合段面が形成されるようにし
てある。又、この環状突起21aに係止される第1の挟持
具23は、短寸の筒状部23bの一方の筒部の筒縁の内側に
向けて環状突縁23aを設け、前記環状突起21aに係止させ
るようになすと共に他方の筒縁に外向きで、しかも前記
の筒縁側に向けて倒笠状をなす弾性鍔23cを設け前記の
鍔11との間でハンドバッグ等の革生地、布生地C等を挟
持できるようにしている。尚、環状突縁23aは、その頂
端から筒状部23bの内方に向けて傾斜する面を設けるこ
とにより前記環状突起21aの山を容易に乗り越え得るよ
うになすと共に弾性鍔23cの側に段部を設けて前記環状
突起21aの係合段面と確実に係止するようにしてある。
次いで雌具Bはプラスチック成形で提供される雌具の本
体部分と操作駒16及び板バネ26とからなっており、鍔13
の一方に筒部14を、他方の側にハウジング部15を一体に
有しており、この筒部14の筒穴14aと、ハウジング部15
の操作穴15aとを漸次筒穴14aの側から操作穴15aの側に
向けて縮径となるテーパ部29と、このテーパ部29と操作
穴15aとを連通させる縮径部28とで同一軸線上に連通さ
せている。
又、ハウジング部15は操作駒16を収納するに適した操作
穴15aを有するものであり、その筒体の半径方向の周側
に操作駒16の操作端部16aの突出する窓穴19が開口され
ていると共に操作穴15aの上面[第1図における上方]
に操作駒16の係止突起16cの入れ込まれる溝24が設けら
れている。又、この溝24を該操作穴15aの穴内に作り出
すために筒部14の筒穴14aから操作穴15aに向けて前記テ
ーパ穴部29及び縮径穴部28部分に型抜き用の溝25、25が
設けられている。
そして筒部14の周側には前記雄具Aにおけると同様の環
状突起14bが多段状に設けられていると共に、この環状
突起14bに止着される第2の挟持具27が前記の第1の挟
持具23と同様の構成で用意されており、筒状部27bの筒
縁の内側に設けた環状突縁27aが前記環状突起14bに止着
され、且つ筒状部27bの他方の筒縁に設けた弾性鍔27cと
鍔13との間で革あるいは布等の生地Cが挟持される構成
となっている。
次いでハウジング部15に装着される操作駒16は、その係
合穴20に中心軸線方向の寸法を第9図で明らかなように
操作端部16aの側を長く、操作穴15aの内奥に位置する側
即ち、窓穴19と反対の側である縁部16bが短かくなるよ
うにされた略筒形状とされ、前記雄具の頭部18の挿入さ
れる係合穴20を形成している。又、操作駒の操作端部16
aの側の上面[第1図の上方]には係止突起16cが設けら
れており、前記ハウジング部15の操作穴15a内に収めら
れた操作駒16の抜け出しを防止するようにしてある。
又、操作駒16の係合穴20の0内奥側即ち、窓穴19と反対
の側である縁部16bが環状の引っかゝり部とされてお
り、この操作駒16の縁部16bが前記雄具Aの細径の頚部1
7内に収まる立上り幅とされている。
このような構成からなる雌具Bのハウジング部15に板ば
ね26を内装し、窓穴19から操作駒16を無理押し状に操作
穴15a内に押し入れることによって操作駒16の係止突起1
6cが溝24に係入されると共に板バネ26によって操作駒16
が常時窓穴19の側に向けて弾発付勢された状態で該操作
駒16が操作穴15a内に装填される。
尚、雄具Aの頭部18にテーパあるいはアール状のものと
して用意した前記の面18aに対応するものとして操作駒1
6の縁部16bの内側を面取り状とすることによって更に雌
雄留め具の係脱が円滑とされる。
又、叙上の実施例では、係合される雌雄の留め具間にお
ける嵌合い時におけるガタつきを防止し、しかも円滑、
確実な雌雄留め具の係脱をなす意味から第7図及び第8
図でしめされるように雄具Aにおける嵌合い部12の拡径
部12aと、雌具Bにおける筒部14の筒穴14aとが、同様に
テーパ面12cとテーパ穴部29とが、更に細径部12bと縮径
穴部28とが夫々対応する形状とし、しかも雄具の細径部
12bの上面が操作駒16の係合穴20の下面に係当する構成
としている。
この結果、操作駒16の縁部16bの押動される位置が雄具
Aの頭部18と細径部12との間の頚部17の位置に特定され
るとゝなり、雌具Bに挿入係止された雄具Aが確実に雌
具Bと一体状とされ両者間でガタつきを生じたり、抜け
外れたりすることがない。
尚、第10図〜第13図の図示例は叙上の構成からなる雄具
Aと雌具Bとの係止及び解放操作を示すものであり、雌
具Bの筒穴14aから導き入れた雄具Aの嵌合い部12は雌
具Bのテーパ穴部29に導かれて頚部17と頭部18とをハウ
ジング部15の操作穴15a内にある操作駒16の係合穴20に
係入する。この際に頭部18にあるテーパ又はアール状の
面18aが操作駒16を円滑、確実に操作穴15aの内奥側に引
き入れるように作用する。
そして、この面18aが係合穴20を抜け出したときに板バ
ネ26の弾発付勢により操作駒16がハウジング部15の窓穴
19側に押動され、頚部17に操作駒16の縁部16bが係合さ
れ、嵌合い部12が雌具Bに係止される。
かゝる係止状態にある留め具を分離するには雌具Bのハ
ウジング部15の窓穴19から外方に突き出している操作駒
16の操作端部16aを操作穴15a内に押し入れることによっ
て頚部17に嵌まり合って頭部18を係止していた縁16bが
押し戻されて操作駒16の係合穴20内に嵌合い部12の頭部
18が位置づけられることゝなり、嵌合い部12の抜き出し
が可能とされる。
第14図で示される操作駒16′は板バネ26と同様に機能す
るバネ部30を該操作駒16′に一体に形成したものであ
り、部品点数の削減と、組付けコストの低廉化とがなさ
れる。
又、第15図で示される雌具B′に用いられる操作駒16″
は前記実施例における板バネ26又はバネ部30に代るべき
ものとして弾性変形される一対の脚31、31を操作駒16″
の内奥側即ち、窓穴19と反対の側に設けると共に操作穴
15a′を、その内奥側に向けて内窄り状の周壁32をもつ
ものとし、この周壁32で絞り込まれた脚31の弾性的な復
帰力を用いて前記操作駒16″をハウジング部15の窓穴19
の方向に向けて常時弾発付勢するようになすと共に、こ
の脚31の自由端側の外側に設けた爪31aを前記周壁32に
開口した孔33に係止させるようにして該操作駒16″の抜
け出しを防止するようにしてある。
[効果] 本考案に係る留め具は叙上における特長ある構成からし
て雌雄留め具の係止操作が単なる雄具の嵌合いのみで良
く、ハンドバッグの蓋等に用いた場合、単にこの蓋に設
けた雌具の筒穴14aの位置に雄具の嵌合い部12を位置づ
けて該蓋を落し込むことのみによって容易に雌雄留め具
の係止がさなれる。とりわけ、筒穴14aからテーパ部29
を介して操作穴15aを連通させているので雄具の頭部18
を容易に操作穴15aに案内することができる。
又、一旦係止された雌雄の留め具は操作駒がハウジング
部の窓穴側に付勢されて嵌合い部12の頭部18の下方の頸
部17に嵌まり合っているとからハンドバッグの蓋等にい
ずれの側からの力が作用しても嵌合い部12が雌具Bから
抜け出すことがない。
更に、この操作駒の操作端部がハウジング部の側面から
突き出されている構成であることから、この操作駒が予
期に反して押し込まれたりする危険が少なく、ハンドバ
ッグの蓋等が予期せずに開き出されることがない。
特に、本考案に係る留め具では操作駒を操作して雌雄の
係止状態を解放する際に、操作駒の押し込み方向と雌雄
留め具の引き離し方向とが概ね直交する向きとされるこ
とからハンドバッグの蓋等を引き上げながら操作駒を押
し込むことにより容易、円滑に雌雄留め具の解放がなさ
れる特長を有している。
更に又、本考案では、雄具Aの筒部21に環状突起21aを
多段状に設けているので、この筒部に嵌合わされる第1
の挟持具23と雄具Aの鍔11との間隙を挟持が予定される
生地Cの厚幅に自由に対応させることが可能である。こ
のことは雌具Bと第2の挟持具27との関係においても同
様であり、取りつけが予定される生地Cの厚さによる制
約を受けることのない留め具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る第一実施例の留め具の部品の分解
断面図、第2図は一部を組付けた同正面図、第3図は雌
具の同側面図、第4図は雌雄留め具を係止した状態の正
面図、第5図は同側面図、第6図は雌具の上面で切断し
た平断面図、第7図は雌雄留め具を係止した状態の縦断
面図、第8図は側面から視た同縦断面図、第9図は操作
駒の斜視図、第10図〜第13図は雌雄留め具の係止と解放
の状態とを順次示した断面図、第14図は他の実施例で用
いられる操作駒の斜視図、第15図は更に他の実施例の雌
具の平断面図、第16図及び第17図は従来の留め具の断面
図である。 尚、図中11…鍔、12…嵌合い部、13…鍔、14…筒部、15
…ハウジング部、16…操作駒、17…頸部、18…頭部、19
…窓穴、20…係合穴、21…筒部、22…孔、23…第1の挟
持具、24…溝、25…溝、26…板バネ、27…第2の挟持
具、28…縮径部、29…テーパ部、30…バネ部、31…脚、
32…周壁、33…孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鍔と、該鍔の一方の側に一体に備えられ、
    且つ、円周方向に向けた環状突起を外周に多段状に備え
    た筒部と、該鍔の他方の側に一体に備えられ、且つ細径
    の頚部と該頚部上の頭部が周側面を先細り状のテーパ面
    又はアール面とした係合頭部とされている嵌め合い部と
    よりなるプラスチック製の雄具と、 鍔と、該鍔の一方の側に一体に備えられ、且つ、円周方
    向に向けた環状突起を外周に多段状に備えた筒部と、該
    鍔の他方の側に一体に備えられ、且つ前記筒部の筒穴に
    連通する操作穴を有するハウジング部とよりなるプラス
    チック製の雌具と、 前記雄具の筒部が嵌込まれる孔の孔縁に、前記雄具の筒
    部の環状突起に係止する環状突縁を備え、且つ外周の円
    周方向に弾性鍔を備えたプラスチック製の第1の挟持具
    と、 前記雌具の筒部が嵌込まれる孔の孔縁に、前記雌具の筒
    部の環状突起に係止する環状突縁を備え、且つ外周の円
    周方向に弾性鍔を備えたプラスチック製の第2の挟持具
    とよりなり、 前記雌具には、この雌具を構成する筒部の開口側からハ
    ウジング部の側に向けて互に近づく向きに傾斜するテー
    パ部が設けてあり、 前記雌具のハウジング部の操作穴には、操作駒が収めら
    れており、この操作駒が、前記雌具の筒部の筒穴に連通
    する係合穴を有し、且つ前記雌具のハウジング部の半径
    方向に開口されている窓穴から操作端部が突出されるよ
    うに該雌具の窓穴方向に向けて弾発付勢されて係止され
    ており、 該操作駒の係合穴の直径寸法が前記雄具の係合頭部の頭
    部直径寸法より大きく、且つ前記係合穴の穴縁部の少な
    くとも前記窓穴と反対側にある穴縁部の前記係合穴の中
    心軸線方向に向けた厚みが前記雄具の細径の頚部内に収
    まる寸法であることを特徴とする留め具。
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JPH0218910U (ja) 1990-02-08

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