JPH07304789A - グリセロ糖脂質化合物の製造法 - Google Patents
グリセロ糖脂質化合物の製造法Info
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- JPH07304789A JPH07304789A JP7054524A JP5452495A JPH07304789A JP H07304789 A JPH07304789 A JP H07304789A JP 7054524 A JP7054524 A JP 7054524A JP 5452495 A JP5452495 A JP 5452495A JP H07304789 A JPH07304789 A JP H07304789A
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Abstract
ら、ホスホリルコリン含有グリセロ糖脂質化合物誘導体
の新規な化合物IIIを経由して、構造式IVで示され
るホスホリルコリン含有グリセロ糖脂質化合物(化合物
IV)を製造する方法、並びに、前記の新規な化合物I
IIに関するものである。 【効果】本発明は、マイコプラズマ・フェルメンタンス
−HTLV−Iに重複感染したヒトヘルパーT細胞の脂
質画分から分離精製によってのみ得られていたホスホリ
ルコリン含有グリセロ糖脂質化合物を化学的に製造する
方法を始めて提供することができるのである。本発明の
化合物IIIは、前述のホスホリルコリン含有グリセロ
糖脂質化合物(化合物IV)を簡単な反応で得ることが
でき、その化合物IVはマイコプラズマ・フェルメンタ
ンス、HTLV−Iの感染についての診断薬又は医薬、
或いは、それらの薬品の中間体として有用な化合物であ
る。
Description
ルメンタンス(Mycoplasma fermentans)−HTLV−I
(Human T-lymphotropic virus type I) に重複感染し
たヒトヘルパーT細胞の脂質画分から見出された新規な
『ホスホリルコリン含有α−グルコース(糖)脂質化合
物』を新たに化学的に合成する方法、並びに、その合成
法における新規な中間体化合物を提供するものである。
の糖脂質糖鎖に大きな変化が生じることが知られてい
た。ヒトレトロウイルスであるHTLV−I、およびH
IV(humanimmunodeficiency virus)はいずれもリン
パ球のなかでもとくにヘルパーT細胞に感染しやすく、
HTLV−Iではこれをモノクローナルに腫瘍化し、H
IVではこれを破壊することにより発症する。
変化があることを見出すことにより病態解明への手掛か
りを得ようという試みられてきたが、前述のヒトレトロ
ウイルス感染によって生じる細胞の糖脂質変化を詳しく
調べているうちに、HTLV−I感染細胞において、中
性スフィンゴ糖脂質が大きく減少し、一方、アルカリ不
安定な糖リン脂質が特徴的にしかも異常に増加している
こと見出された。また、この細胞へは、HIV、HTL
V−Iの病態との関連が注目されているマイクロプラズ
マ・フェルメンタンス(Mycoplasma fermentans)が感染
していることもわかってきた。
感染による発症と密接な関連を有する可能性のある『前
記の増加物質の糖リン脂質』が分離、精製されて構造解
析が試みられた結果、生理活性を有する可能性のある新
規な構造の物質であるホスホリルコリン含有グリセロ糖
脂質化合物が見出され、特願平6−21429号として
特許出願された。
の天然に分離、精製されて構造解析がなされた新規な構
造物質であるホスホリルコリン含有グリセロ糖脂質化合
物を化学的に合成する方法について鋭意研究を行った結
果、この発明の合成法を見出し、発明を完成した。
第1段階において、構造式I
の保護基であり、R1 及びR2 は炭素数6〜26の炭化
水素基である。〕で示される化合物Iとハロゲン化アル
キルホスホリルジハライドとを、塩基の存在下、溶媒中
で反応させて、構造式II
R2 は前述と同様である。〕で示される化合物IIを合
成し、次いで、第2段階において、前述のようにして得
られた化合物IIとトリメチルアミンとを溶媒中で反応
させて、構造式III
びR2 は前述と同様である。〕で示される化合物III
を合成し、最後に、第3段階において、前述のようにし
て得られた化合物IIIを水添触媒の存在下に水素と接
触させて構造式IV
は前述と同様である。〕で示される化合物IVを生成す
ることを特徴とするホスホリルコリン含有グリセロ糖脂
質化合物の製造法に関する。また、第2の発明は、構造
式III
及びR2 は前述と同様である。〕で示されるホスホリル
コリン含有グリセロ糖脂質化合物誘導体に関する。
Iの代表的なものとして、次に示す構造式V(Aがベン
ジル基である)で示される1,2−ジ−O−パルミトイ
ル−3−O−〔2, 3, 4-トリ−O−ベンジル−6−O−
(2−トリメチルアミノエトキシ)−ホスフィナ−ト−
α−D−グルコピラノシル〕−sn−グリセロ−ルを挙
げることができる。
セロ糖脂質化合物誘導体(即ち、構造式IIIで示され
る化合物III)は、水添触媒の存在下で水素と接触さ
せることによって、前述のようにして得られた新規な構
造物質であるホスホリルコリン含有グリセロ糖脂質化合
物〔即ち、前記の構造式IVで示される化合物IVにお
いて、R1 及びR2 が−(CH2)14CH3 である化合物
を例示できる〕などを容易に得ることができる。
OH基を、−OA基の状態で保護することができればど
のよう種類の保護基であってもよく、例えば、そのよう
な保護基としては、ベンジル基、パラメトキシベンジル
基、トリチル基のような置換基を有してもよいアラルキ
ル基が好適である。
の炭化水素基R1 及びR2 は、互いに異なっていても同
じであってもよく、そして直鎖状又は分岐状炭化水素基
のいずれであってもよく、あるいは炭素−炭素不飽和結
合を内部に有している炭化水素であってもよく、例え
ば、−(CH2)13−CH3 、−(CH2)14−CH3 、−
(CH2)15−CH3 などの炭素数10〜20を有する直
鎖状アルキル基であることが好ましく、特に−(CH2)
14−CH3 が最適である。
式1(1)〜(3)によって示すことができる。なお、
反応式1(1)〜(3)における各構造式中のA、R1
及びR2 は、前述に説明したとおりの定義と同じであ
る。
しては、前記の構造式Iで示される化合物Iとハロゲン
化アルキルホスホリルジハライドとを、トリエチルアミ
ン、トリメチルアミン、エチルジイソプロピルアミンの
ようなトリアルキルアミン等の有機塩基と共に、ハロゲ
ン化炭化水素等の有機溶媒中へ添加して、反応溶液を調
製し、その反応溶液を約0〜60℃、特に5〜50℃の
反応温度に維持して、約1〜25時間、特に2〜20時
間攪拌しながら、化合物Iとハロゲン化アルキルホスホ
リルジハライドとを反応させて、前記の構造式IIで示
される化合物IIを合成することが好ましい。
ライドとしては、例えば、2−ブロモエチルホスホリル
ジクロライド、2−イオドエチルホスホリルジクロライ
ド、2−クロロエチルホスホリルジクロライドなどを挙
げることができる。前記の第1段階の反応において有機
溶媒として使用されるハロゲン化炭化水素としては、ト
リクロロエチレン、1,2−ジクロルエタン、ジクロル
メタンなどを挙げることができる。
中の化合物Iの濃度は、約1〜50重量%、特に2〜2
0重量%程度であることが好ましい。また、前記のトリ
アルキルアミンの使用割合は、1モルの化合物Iに対し
て約0.1〜5モル、特に0.2〜2モル程度であるこ
とが好ましい。
了した後に反応液から目的物の化合物IIを回収するた
めには、公知の回収方法を採用することができるが、例
えば、反応が終了した後に、反応液を塩酸等の無機酸で
酸性として、目的物である化合物IIをエチルエーテル
等で抽出して、食塩水等で洗浄した後、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥して、更に、その乾燥された溶液を濃縮し
そして精製することによって化合物II(液状物)を得
ることが好ましい。
て、前述のようにして得られた化合物IIを、トリメチ
ルアミンガスで飽和した有機溶媒に溶解させ、その反応
溶液を、約30〜100℃、特に40〜80℃の反応温
度に加熱し、その温度で約1〜20時間、特に2〜15
時間で化合物IIとトリメチルアミンとを反応させて、
さらに、必要であれば、その反応液を冷却した後、反応
液へ炭酸銀などの銀塩を臭素陰イオン除去のために加え
て、再度、40〜70℃の温度に加熱し、約0.1〜1
0時間、特に0.2〜5時間還流させて、前記の構造式
IIIで示される化合物IIIを合成することが好まし
い。
中の化合物IIの濃度は約1〜50重量%、特に2〜2
0重量%程度であることが好ましい。また、前記のトリ
アルキルアミンの使用割合は、1モルの化合物IIに対
して約1.0〜5.0モル、特に3〜4モル程度である
ことが好ましい。
四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭
化水素溶媒、エタノール、プロパノール、ブタノール等
の低級脂肪族アルコール、ジメチルホルムアミド(DM
F)、ジエチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、
ジエチルアセトアミドなどのアミド系溶媒、あるいは、
それらの混合溶媒(例えば、クロロホルム−2−プロパ
ノール−DMFの混合溶媒、1,2−ジクロロエタン−
2−プロパノール−DMF)が好適である。
了した後に反応液から目的物の化合物IIIを回収する
ためには、公知の回収方法を採用することができるが、
例えば、反応が終了した後に、反応液を室温(約0〜4
0℃)まで冷却し、セライト等のフィルターを通して濾
過し、その濾液を濃縮し、精製して、目的物の化合物I
II(液状物)を得ることが好ましい。
て、前述のようにして得られた化合物IIIを有機溶媒
などの溶媒に溶解した溶液にパラジウム系触媒等の水添
触媒を添加した混合物を、0〜50℃、特に5〜40℃
の温度で、約1〜20時間、特に2〜15時間、水素ガ
スと接触させて水添反応を行わせることによって化合物
IIIの−OA基をすべて−OH基に変換させて、構造
式IVで示される化合物IVを生成させることが好まし
い。
使用できるものであればどのようなものであってもよい
が、特に、水酸化パラジウム〔Pd(OH)2 〕、パラ
ジウムブラック、パラジウムカーボン、酢酸パラジウ
ム、シュウ酸パラジウムなどのパラジウム系触媒を好適
に挙げることができ、さらに、ニッケル系触媒、白金系
触媒も挙げることができる。その水添触媒の使用割合
は、公知の水添反応における使用割合で用いればよい
が、特にパラジウム系触媒の場合には、1モルの化合物
IIIに対して約0.1〜0.5モル、特に0.3〜
0.4モル程度であることが好ましい。
媒としては、メタノール、エタノール、プロパノール、
ケトン、メチルエーテル、酢酸、酢酸メチルエステルな
どの有機溶媒、水、あるいは、それらの有機溶媒と水と
の混合液を挙げることができ、特に、メタノール−水−
酢酸の混合溶媒(例えば、メタノール:水:酢酸が、1
0:1:1である混合溶媒)を好適に挙げることができ
る。前記の第3段階の反応において、反応が終了した後
に反応液から目的物の化合物IVを回収するためには、
公知の回収方法を採用することができるが、例えば反応
液を濾過し、精製した後、濃縮して、目的物である化合
物IV(固体:ワックス状)のを得ることができる。
Vで示される化合物IVとしては、次に示す構造式VI
で示される化合物VI〔1,2−ジ−O−パルミトイル
−3−O−〔6−O−(2−トリメチルアミノエトキ
シ)−ホスフィナ−ト−α−D−グルコピラノシル〕−
sn−グリセロ−ル〕を挙げることができる。
される化合物Iは、反応式2(1)〜(3)、及び、反
応式3(1)〜(3)に従って、製造することができ
る。反応式2及び3の各構造式において、A、R1 及び
R2 は、前述の定義と同様であり、X1 およびX2 は、
−OH基の保護基である。
コース環の2位、3位及び4位の−OH基が保護基A及
び1位及び6位の−OH基がX1 で保護されているα−
D−グルコピラノース誘導体(構造式VII:化合物V
II)を出発原料として、まず、第1段階(1)で、化
合物VIIとハロゲン化水素とを溶媒中で反応させて化
合物VIIにおけるグルコース環の1位の−OX1 基の
みをBr等のハロゲン原子に変換し構造式VIIIの化
合物VIIIを生成し、次いで、第2段階(2)で、
(S)−グリシドール(グリシド)と有機塩基化合物と
化合物VIIIとを溶媒中で反応させて、化合物VII
Iのグルコース環の1位のハロゲン原子を無水グリセロ
ール基に変換して構造式IXの化合物IXを生成し、最
後に、第3段階(3)で、その化合物IXとアルカリ金
属アルコラートとをアルコール溶媒中で反応させて該化
合物IXのグルコース環の6位の−OX1 基のみを−O
H基に変換して、1,2-アンヒドロ−3-O−〔α−D−グ
ルコピラノシル〕−Sn−グリセロール誘導体(構造式
X:化合物X)を生成することができる。
出発物質である化合物VIIのグルコース環の1位及び
6位に−OX1 基を形成するための水酸基の保護剤とし
ては、p−メトキシベンジルクロライド、p−メトキシ
ベンジルブロマイドなどのベンジルハライド、トリフェ
ニルメチルクロライド、tert−ブチルジメチルシリルク
ロライド、tert−ブチルジフェニルシリルクロライドな
どの『X1 −Hal化合物』を挙げることができる。
で使用するハロゲン化水素としては塩化水素、臭化水
素、ヨウ化水素などを挙げることができるが、特に、臭
化水素が好適である。また、前記の第1段階の反応で使
用する溶媒としては、塩化メチレン、トリクロロメタン
等のハロゲン化炭化水素溶媒、ジエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル等のエーテル系溶媒などを挙げるこ
とができる。
で使用する有機塩基化合物としては、テトラメチル尿
素、テトラエチル尿素などの尿素化合物、塩化テトラメ
チルアンモニウム、臭化テトラメチルアンモニウム、塩
化テトラエチルアンモニウム、臭化テトラエチルアンモ
ニウムなどのハロゲン化テトラアルキルアンモニウムな
どの窒素系化合物を好適に挙げることができ、特にテト
ラメチル尿素等の尿素化合物と臭化テトラメチルアンモ
ニウム等のテトラアルキルアンモニウム化合物を併用す
ることが好適である。又、この第2段階の反応で使用す
る溶媒としては、前述の第1段階の反応で使用する溶媒
と同様の溶媒を使用することができる。
使用するアルカリ金属アルコラートとしては、ナトリウ
ムメチラート、ナトリウムエチラートなどを好適に挙げ
ることができ、又、その第3段階の反応で使用するアル
コール溶媒としては、メチルアルコール、エチルアルコ
ールなどの低級脂肪族アルコール(炭素数1〜5を有す
る)を挙げることができる。
ずれの段階に反応においても反応温度がそれぞれ0〜6
0℃、特に5〜50℃程度、さらに10〜40℃である
ことが好ましく、一方、前記反応式2の反応における反
応時間が、第1段階では1〜60分間、特に5〜50分
間、また、第2段階では1〜60分間、特に2〜30分
間、さらに、第2段階では、1〜50時間、特に2〜4
0時間程度であることが好ましい。
式2(1)〜(3)の反応で得られた『グルコース環の
2位、3位及び4位が保護基Aで保護されている1,2-ア
ンヒドロ−3-O−〔α−D−グルコピラノシル〕−Sn
−グリセロール誘導体(構造式X:化合物X)』を出発
原料として、まず、第1段階(1)で、化合物Xと、高
級カルボン酸金属塩(R1 −COOM)との混合物を溶
媒中で高温で反応反応させ、化合物Xのグリシジル基の
エポキシ環を開環させて、ハーフエステル構造を有する
構造式XIで示される化合物XIを生成さる。
合物XIと、トリアルキルアミン、アルキルアミノピリ
ジン等の有機塩基とを溶解した塩化メチレン等の溶媒の
溶液に、水酸基の保護剤(X2 −Hal)および高級カ
ルボン酸ハライド(R2 −CO−Hal)の塩化メチレ
ン等の溶媒の溶液を添加して、その結果、化合物XIと
保護剤(X2 −Hal)と高級カルボン酸ハライド(R
2 −CO−Hal)とを反応させて、化合物XIのグル
コース環の6位の−OH基を−OX2 基に変換すると共
に該化合物XIのグリセロール構造の2位の−OH基を
エステル結合に変換させて構造式XIIで示される化合
物XIIを生成させる。
記の化合物XIIをトリフルオロ酢酸のアルコール溶液
に添加して、0〜50℃、特に5〜40℃、さらに室温
付近で約1〜20時間、特に2〜15時間、十分に反応
させて、前記の化合物XIIのグルコース環の6位の−
OX2 基を再度−OH基に変換させて、本発明の製造法
に出発物質として使用される『構造式Iで示される化合
物I』を生成させるのである。
れる高級カルボン酸金属塩(R1 −COOM)として
は、ラウリン酸、トリデシル酸、ミスチン酸、ペンタデ
シル酸、パルミチン酸、ヘプタデシル酸、ステアリン酸
等の高級脂肪族カルボン酸と、炭酸セシウム、炭酸ナト
リウム、炭酸マグネシウム、炭酸カリウム等の炭酸金属
塩とから得られた炭素数10〜20を有する高級脂肪族
カルボン酸金属塩(例えば、パルミチン酸セシウム)を
好適に挙げることができる。
は、反応温度が80〜200℃、特に100〜150℃
程度であり、また、反応時間が1〜20時間、特に2〜
15時間程度であることが好ましく、さらに、反応溶媒
として、ジメチルホルムアミド(DMF)、ヘキサメチ
ルホスホニウムアミド、エチレングリコールを挙げるこ
とができる。
る水酸基の保護剤(X2 −Hal)としては、tert−ブ
チルジメチルシリルクロライド、tert−ブチルジフェニ
ルシリルクロライドなどのトリアルキルシリルハライド
が好ましい。また、前記反応式3の第2段階(2)で使
用される高級カルボン酸ハライドとしては、ラウリン酸
クロライド、トリデシル酸クロライド、ミスチン酸クロ
ライド、ペンタデシル酸クロライド、パルミチン酸クロ
ライド、ヘプタデシル酸クロライド、ステアリン酸クロ
ライドなどの炭素数10〜20を有するカルボン酸ハラ
イドを好適に挙げることができる。
応中間体又は目的物である各化合物のグルコース環の2
位、3位及び4位の−OA基は、いずれも−OH基に変
換されることなく各反応が行われることが好ましく、前
記の−OA基が各反応条件に対してかなり安定であるこ
とが好ましい。
び参考例を示す。前記の実施例及び参考例において、得
られた反応生成物の融点は未補正のまま使用し、IRス
ペクトルはJASCO A−202分光計で測定し、 1
H−NMRスペクトルはJEOL GX−400または
270 MHzの分光計を用い、溶媒としてCDCl3
(重水素化クロロホルム)を用い、また内部標準(物
質)としてTMS(テトラメチルシラン)を用いて測定
し、さらに、旋光度は、波長586nmでJASCO
J−20で測定した〔K8sel gel 60 F254 (メルク社
製)をTLC分析に用いた。〕
減圧下に揮発分の蒸発によって行い、濾過はセライトを
通して行った。さらに、実施例及び参考例において、反
応液の後処理は、塩化メチレンで希釈し、水で洗浄し、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮することによって行っ
た。
ベンゾイル−α−D−グルコピラノシルブロミド(化合
物VIII)の合成 2,3,4−トリ−O−ベンジル−1,6−ジ−O−p
−ニトロベンゾイル−D−グルコピラノ−ス(1.45
g、1.94mmol)の臭化水素で飽和した塩化メチ
レン液(15ml)を室温中で、30分間攪拌した。セ
ライトを通して濾過した後、溶液を減圧下濃縮し、塩化
メチレン(5ml)を加えて減圧下濃縮を繰り返して、
得られた化合物VIII1,2)のシロップ状の残渣を、更
なる精製をすることなく次の参考例2の反応〔反応式2
−(2)〕に供した。
m.Soc.,34,563(1969). 2)R.U.Lemieux, K.B.Hendrix, R.V.Stick and k.James,
J.Am.Chem.Soc.,97,4056(1975).
−ベンジル−6−O−p−ニトロベンゾイル−α−D−
グルコピラノシル〕−sn−グリセロ−ル(化合物I
X)の合成 塩化メチレン中の(S)−グリシド−ル(グリシド)
(720mg,9.7mmol)、テトラメチル尿素
(338mg、2.9mmol)、臭化テトラエチルア
ンモニウム(440mg,3.8mg)および粉状モリ
キュラ−シ−ブ3A(300mg)の混合物の塩化メチ
レン溶液(10ml)を室温で15分間攪拌した。上記
参考例1のようにして合成した1.45gの2,3,4
−トリ−O−ベンジル−1, 6−O−p−ニトロベンゾ
イル−α−D−グルコピラノシルブロマイド(化合物V
II1)の塩化メチレン溶液5mlを室温下5分間で該
混合物の塩化メチレン溶液に添加し、反応混合物を一夜
攪拌した。混合液は通常の後処理を行い、そして得られ
たシロップはシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(溶
媒;トルエン:酢酸エチル=10:1)で精製して、シ
ロップ状の化合物IXを972mg(収率:78%)得
た。1 H−NMR(ppm) :4.96(1H, d, J=3.8Hz, H-1')
、2.60(1H, dd, J=2.8,4.9Hz, H-1a) 、2.79(1H, d
d, J=4.3, 4.9Hz, H-1b)、3.22(1H, m, H-2)、3.8
3(1H, dd, J=3.0, 12.0Hz, H-3a )、3.50(1H, dd,
J=6.3, 12.0Hz,H-3b )
−ベンジル−α−D−グルコピラノシル〕−sn−グリ
セロ−ル(化合物X)の合成 参考例2で得られた化合物IXの粗製シロップ(500
mg)とナトリウムメチラ−ト10mgを含むメタノ−
ル溶液(10ml)との混合物を3時間攪拌し、Amb
erlyst 15(H +型)で中和処理し、そしてシ
ロップ状の化合物Xを384mg(収率:100%)得
た。 〔α〕22 D :+38°(CHCl3 ,c 0.1)、1 H−NMR(ppm) :4.90(1H, d, J=3.6Hz, H-1')
、2.60(1H, dd, J=4.6,4.8Hz, H-1a) 、2.80(1H, d
d, J=4.5, 4.5Hz, H-1b)、3.21(1H, m, H-2)、3.8
3(1H, dd, J=3.1, 11.8Hz, H-3a )、3.50(1H, dd,
J=6.3, 11.8Hz,H-3b )
O−ベンジル−α−D−グルコピラノシル〕−sn−グ
リセロ−ル(化合物XI)の合成 DMF(10ml)中の化合物X(300mg、0.6
1mmol)、パルミチン酸(1g)および炭酸セシウ
ム(650mg)との混合物を、8時間、120〜13
0℃で攪拌した。混合物を濾過しそして通常の後処理を
行い、化合物XIをワックス状の固体として390mg
(収率:85%)得た。 〔α〕22 D :+25°(CHCl3 ,c 0.2)、m
p.:38℃、1H−NMR:4.74(1H, d, J=3.5Hz,
H-1)、3.40(1H, dd, J=7.5, 10.2Hz,H-1a)、3.77(1
H, H-1b)、4.05(1H, m, H-2)、4.14(1H, dd, J=
5.6, 11.7Hz, H-3a )、4.18(1H, dd, J=4.5, 11.7H
z, H-3b )、FB−MS:704(M+1)
−トリ−O−ベンジル−6−O−tert−ブチルジメ
チルシリル−α−D−グルコピラノシル〕−sn−グリ
セロ−ル(化合物XII)の合成 化合物XI(200mg,0.26mmol)、トリエ
チルアミン(0.2ml)及びN,N−ジメチルアミノ
ピリジン(100mg)の塩化メチレン溶液10mlに
攪拌下、tert−ブチルジメチルシリルクロライド
(50mg、0.33mmol)の塩化メチレン溶液
0.5mlを添加した。室温で12時間攪拌後、塩化パ
ルミトイル(150mg,0.55mmol)を添加
し、さらに6時間攪拌した。混合物に水0.2mlを加
え、そして30分間攪拌した。有機層を分離し、通常の
後処理を行った。シリカゲルカラムクロマトグラフィ−
(溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチル=50:1)で精製
して、シロップ状の化合物XIIを252mg(収率:
86%)得た。1 H−NMR(CDCl3 、ppm ):4.75(1H, d, J=
3.6Hz, H-1) 、3.53(1H,dd, J =6.1, 11.2Hz, H-3
a)、3.74(1H, dd, J=5.3, 11.2Hz, H-3b )、5.24
(1H, m, H-2)、4.40(1H, dd, J=3.5, 11.9Hz, H-1
a )、4.20(1H, dd,J=5.8, 11.9Hz, H-1b )、FB−
MS:878(M+1)
−トリ−O−ベンジル−α−D−グルコピラノシル〕−
sn−グリセロ−ル(化合物I) 化合物XII(200mg、0.18mmol)とトリ
フルオロ酢酸(0.1ml)との混合物のメタノ−ル溶
液(0.9ml)を、室温で、12時間攪拌した。そし
て、その後減圧濃縮し、トルエンを加えて減圧下に繰り
返し濃縮した。残渣はシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィ−(溶媒;トルエン:酢酸エチル=5:1)で精製し
て、ワックス状の固体として化合物Iを170mg(収
率:95%)得た。 〔α〕22 D :+23°(c 0.2,CHCl3 )、 1
H−NMR(ppm) :4.71(1H, d, J=3.6Hz, H-1) 、4.
42(1H, dd, J=3.7, 12.0Hz, H-1a)、4.19(1H,dd, J
=6.2, 12.0Hz, H-1b)、3.96(1H, t, J=9.2Hz, H-
3')、0.88(6H, t,J=7Hz, CH3)、5.24(1H, m, H-
2)、3.55(1H, dd, J=5.1, 10.8Hz, H-3a)、3.74(1
H, dd, J=6.0, 10.8Hz, H-3b)、FB−MS:100
2(M+1)
−トリ−O−ベンジル−6−O−(2−ブロモエトキ
シ)−フォスフィナ−ト−α−D−グルコピラノシル〕
−sn−グリセロ−ル(化合物II)の合成 トリエチルアミン(0.12ml)と2−ブロモエチル
−ホスホリル−ジクロライド(100mg)とのトリク
ロロエチレン溶液2mlを化合物I(150mg、0.
15mmol)のトリクロルエチレン溶液(3.2m
l)に添加した。そして混合物は室温下で12時間攪拌
した。エチルエ−テル(5ml)とトリエチルアミン
(0.1ml)を添加した後、混合物を2時間還流し
た。冷却後、反応混合物は5%塩酸で酸性とし、エチル
エ−テルで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。溶液を濃縮し、シリカゲルカラム
クロマトグラフィ−(溶媒;クロロホルム:メタノ−ル
=10:1)で精製して、シロップ状の化合物IIを1
41mg(収率:79%)得た。 〔α〕22 D :+11.4°(c 0.35,CHC
l3 )、 1H−NMR(ppm):0.88(6H, t, CH3) 、4.7
2(1H, d, J=3.7Hz, H-1')、4.40(1H, dd, J=3.3,12.
1Hz, H-1a)、4.19(1H, dd, J=6.1, 12.1Hz, H-1b)、
5.23(1H, m, H-2)、3.95(1H, t, J=9.3Hz, H-3')、
4.10(2H, m, -CH2-O-P)、3.42(2H, t,-CH2-Br)、FB
−MS:1188(M+1)
リ−O−ベンジル−6−O−(2−トリメチルアミノエ
トキシ)−ホスフィナ−ト−α−D−グルコピラノシ
ル〕−sn−グリセロ−ル(化合物III)の合成 トリメチルアミン(ガス)で飽和しているクロロホルム
−2−プロパノ−ル−DMF(3:5:5)混合溶液3
mlに化合物II(100mg、0.08mmol)を
溶解した後、70℃で8時間加熱し、その後冷却し、炭
酸銀を加えた。反応混合液は加熱下(70℃)で1時間
還流し、その後室温まで冷却した。そしてセライトを通
して濾過した。濾液を濃縮し、残渣はシリカゲルカラム
クロマトグラフィ−(溶媒;クロロホルム:メタノ−ル
=1:1)で精製して、シロップ状の化合物IIIを6
1mg(収率:62%)得た。 〔α〕22 D :+30.0°(c 0.04,CHC
l3)、 1H−NMR(ppm):0.88(6H, t, CH3) 、3.17
(9H, S, N(CH3)3)、3.92(1H, t, J =9.3Hz, H-3')、4.
18(1H, dd, J=6.0, 12.1Hz, H-1b)、4.39(1H, dd,
J=3.3, 12.1Hz, H-1a)、5.23(1H, m, H-2)、FB−
MS:1175(M+1)
(2−トリメチルアミノエトキシ)−ホスフィナ−ト−
α−D−グルコピラノシル〕−sn−グリセロ−ル(化
合物IV)(GGPL−I)の合成 化合物III(50mg,0.04mmol)および水
酸化パラジウム〔Pd(OH)2 〕(50mg)の混合
物を室温で12時間水素ガスと処理した(メタノール:
水:酢酸=10:1:1である混合溶媒、5ml)。そ
の反応液を濾過し、溶媒を濃縮してワックス状の固体と
して化合物IV(GGPL−I)を35mg(収率:9
1%)得た。 〔α〕22 D :24.9゜(c 0.06,CHCl3 :
MeOH=2:1)、FB−MS 897(M+1)1 H−NMR(DMSO−d6 ): 3.13(9H, S, N(CH
3)3) 、3.53(1H, dd,J =5.4, 11.0Hz, H-3a )、3.68
(1H, dd, J=5.2, 11.0Hz, H-3b )、4.32(1H, dd,
J=3.2, 11.8Hz, H-1a)、4.14(1H, dd, J=6.7, 11.
8Hz, H-1b)、4.65(1H, d, J=3.6Hz, H-1' )
されているグリセロ糖脂質化合物誘導体を出発原料とし
て天然にしか得られなかったホスホリルコリン含有グリ
セロ糖脂質化合物を化学的に製造することができる新規
な製造法を提供するものである。また、本発明は、その
中間体である1,2−ジ−O−パルミトイル−3−O−
〔2, 3, 4-トリ−O−ベンジル−6−O−(2−トリメ
チルアミノエトキシ)−ホスフィナ−ト−α−D−グル
コピラノシル〕−sn−グリセロ−ルを含む新規な化合
物に関する。
Claims (2)
- 【請求項1】第1段階において、構造式I 【化1】 〔但し、構造式Iにおいて、Aは−OH基の保護基であ
り、R1 及びR2 は炭素数6〜26の炭化水素基であ
る。〕で示される化合物Iとハロゲン化アルキルホスホ
リルジクロライドとを、塩基の存在下、溶媒中で反応さ
せて、構造式II 【化2】 〔但し、構造式IIにおけるA、R1 及びR2 は前述と
同様である。〕で示される化合物IIを合成し、次い
で、 第2段階において、前述のようにして得られた化合物I
Iとトリメチルアミンとを溶媒中で反応させて、構造式
III 【化3】 〔但し、構造式IIIにおけるA、R1 及びR2 は前述
と同様である。〕で示される化合物IIIを合成し、最
後に、 第3段階において、前述のようにして得られた化合物I
IIを水添触媒の存在下に水素と接触させて構造式IV 【化4】 〔但し、構造式IVにおけるR1 及びR2 は前述と同様
である。〕で示される化合物IVを生成することを特徴
とするホスホリルコリン含有グリセロ糖脂質化合物の製
造法。 - 【請求項2】構造式III 【化5】 〔但し、構造式IIIにおいて、Aは−OH基の保護基
であり、R1 及びR2 は炭素数6〜26の炭化水素基で
ある。〕で示されるホスホリルコリン含有グリセロ糖脂
質化合物誘導体。
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JP2009007279A (ja) * | 2007-06-27 | 2009-01-15 | M Bio Tech Kk | マイコプラズマニューモニエ特異抗原糖脂質の合成方法 |
WO2010140377A1 (ja) * | 2009-06-04 | 2010-12-09 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | マイコプラズマ感染症用ワクチン |
JP5212973B2 (ja) * | 2005-08-22 | 2013-06-19 | 国立大学法人名古屋大学 | 糖脂質誘導体合成中間体及びその製造方法、並びに糖脂質誘導体及びその製造方法 |
-
1995
- 1995-03-14 JP JP05452495A patent/JP3717962B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN102448488A (zh) * | 2009-06-04 | 2012-05-09 | 独立行政法人产业技术综合研究所 | 支原体感染症用疫苗 |
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JP2016172754A (ja) * | 2009-06-04 | 2016-09-29 | 国立感染症研究所長 | マイコプラズマ感染症用ワクチン |
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