JPH073043A - 親水性膜の製造方法 - Google Patents

親水性膜の製造方法

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JPH073043A
JPH073043A JP6049082A JP4908294A JPH073043A JP H073043 A JPH073043 A JP H073043A JP 6049082 A JP6049082 A JP 6049082A JP 4908294 A JP4908294 A JP 4908294A JP H073043 A JPH073043 A JP H073043A
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JP
Japan
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membrane
polyvinylpyrrolidone
peroxodisulfate
polymer
hydrophilic
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Application number
JP6049082A
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English (en)
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Carl-Martin Bell
− マーチン ベル カール
Manfred Pirner
ピルナー マンフレッド
Reinhold Buck
バック ラインホルト
Hermann J Gohl
ヨゼフ ゴール ヘルマン
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Gambro Dialysatoren GmbH and Co KG
Original Assignee
Gambro Dialysatoren GmbH and Co KG
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D67/00Processes specially adapted for manufacturing semi-permeable membranes for separation processes or apparatus
    • B01D67/0081After-treatment of organic or inorganic membranes
    • B01D67/0088Physical treatment with compounds, e.g. swelling, coating or impregnation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2323/00Details relating to membrane preparation
    • B01D2323/08Specific temperatures applied
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2325/00Details relating to properties of membranes
    • B01D2325/36Hydrophilic membranes

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 少なくとも1種の疎水性ポリマーと、親水性
ポリマーとしてのポリビニルピロリドンとを用い、該ポ
リマーを膜に成形し、ポリビニルピロリドンを固定する
ことによる親水性膜の製造方法において、高温条件下で
のペルオキソ二硫酸塩水溶液による処理によって膜上及
び/又は膜中にポリビニルピロリドンを固定することを
特徴とする方法。 【効果】 本願方法による膜は、血液透析、ヘモディア
フィルトレーション又は血液濾過に好適に使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は親水性膜の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば米国特許第3,615,024号
明細書と第3,691,068号明細書及びドイツ公開
公報第2,917,357号のような刊行物が、疎水性
ポリマーを含む中空繊維及び膜を開示している。血液透
析、ヘモディアフィルトレイション(haemodiafiltratio
n)及び血液濾過への使用に適切であるべき、このような
膜は乾燥状態では水によって濡れることができないの
で、完全に乾燥されてはならないか又は、例えばグリセ
リンのような、親水性流体によって満たされなければな
らない。
【0003】この欠点を解消し、湿潤性(wettabilit
y)、血液相容性及び拡散透過性を改良するために、膜中
で疎水性ポリマーに親水性ポリマーを結合させること
が、例えばヨーロッパ公開公報第0,082,433
号、第0,168,783号及び第0,305,787
号から知られている。これに関して、用いられる疎水性
ポリマーは、例えばポリスルホン、ポリエーテルスルホ
ン、ポリカーボネート、ポリアラミド、ポリアミド、ポ
リ塩化ビニル、改質アクリル酸、ポリエーテル、ポリウ
レタン、ポリアクリロニトリル、ポリプロピレン、ポリ
エーテルイミド及びこれらのコポリマーである。上記特
許明細書によると、用いられる親水性ポリマーはポリビ
ニルピロリドン、ポリエチレングリコール、ポリグリコ
ールモノエステル、ポリエチレングリコールとポリプロ
ピレングリコールとのコポリマー、セルロース誘導体、
ポリソルベート、及びポリエチレンーポリプロピレンオ
キシドコポリマーである。好ましくは、ポリビニルピロ
リドンが親水性ポリマーとして用いられる。
【0004】この種の膜は、疎水性膜と比べて、水溶液
による湿潤性の改良、血液相容性の強化、及び拡散透過
性レベルの増大という利点を有する。しかし、このよう
な膜はその再生及び使用時に親水性ポリマー成分の割合
を徐々に放出して、一方では親水性を低下させ、他方で
はインビボ(in vivo)での医療用途において、患者の組織
内への親水性成分、特にポリビニルピロリドンの蓄積を
生ずる。
【0005】親水性膜の欠点を解消するために、ヨーロ
ッパ公開公報第0,261,734号の方法は、例えば
ポリビニルピロリドンのような、親水性ポリマーを熱処
理による架橋によって固定する。もう一つの公知の方法
は例えばガンマー線の照射による、ゲル形成を伴う、ポ
リビニルピロリドンの架橋である。これに関して、例え
ば“Macromol.Sci.Phys.”,B7
(2),209−224頁[1973]が注目される。
UV照射による架橋(“Poly.Sci.USS
R”,11,1638頁[1968])と化学架橋(T
etrahedron,19,1441−1454頁
[1963])も知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】今回、本発明の基礎を
なす目的は、抽出によってポリビニルピロリドンの最少
量を放出する又はポリビニルピロリドンを全く放出せ
ず、改良された効率を有する、親水性ポリマーとしてポ
リビニルピロリドンを用いる親水性膜の製造方法を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によると、少なく
とも1種の疎水性ポリマーと、親水性ポリマーとしての
ポリビニルピロリドンとを用い、該ポリマーを膜に成形
し、ポリビニルピロリドンを固定することによる親水性
微孔質膜の製造方法は、高温条件下でのペルオキソ二硫
酸塩水溶液による処理によって膜上及び/又は膜中にポ
リビニルピロリドンを固定することを特徴とする。
【0008】本発明による方法は、その本質において、
通常次のように行われる:用いる疎水性ポリマーと親水
性ポリマーとを乾燥させてから、例えばN−メチルピロ
リドンのような適当な溶剤中に溶解する。このポリマー
溶液を濾過して、公知の転相方法を用いて通常のやり方
で紡糸して中空繊維を形成する、又はキャスト(cast)し
てシート状の膜を形成する。この説明において膜に言及
する場合には、この用語は中空繊維膜をも含むものとす
る。
【0009】或いは、膜にポリビニルピロリドンを予め
塗布して、すすぎ洗いする。その後に、本発明による固
定工程に従って、高温状態のペルオキソ二硫酸塩溶液に
よって処理した後に、再びすすぎ洗いを実施する。疎水
性ポリマーとしてポリエーテルスルホン又はポリアラミ
ドを用いる場合には、スチーム滅菌を次に行った後に、
膜を乾燥させ、ケーシング中に設置する用意をする。中
空繊維の場合には、ポリウレタンを用いてケーシング中
に中空繊維をキャストする。
【0010】当該技術分野において公知の量比で、疎水
性ポリマーと親水性ポリマーとを用いることができる。
望ましくは、この方法は疎水性ポリマー(複数の種類の
場合も)80〜99.5重量%と、親水性ポリマー(複
数の種類の場合も)0.5〜20重量%、好ましくは
0.5〜10重量%とを用い、親水性ポリマーの1種は
ポリビニルピロリドンを含む。それ故、本発明による膜
の製造には疎水性ポリマーと親水性ポリマーとを混合物
として用いることができる。この代わりに又はこれに加
えて、疎水性ポリマーの膜又は疎水性ポリマーと親水性
ポリマーとの混合物の膜にポリビニルピロリドンを塗布
することができる。
【0011】本発明によって用いる疎水性ポリマーは当
該技術分野における膜にも用いられる疎水性ポリマーで
あり、例えば、好ましくはポリスルホン、ポリエーテル
スルホン、ポリアラミド、ポリカーボネート、ポリアミ
ド、ポリ塩化ビニル、改質アクリル酸、ポリエーテル、
ポリウレタン、ポリアクリロニトリル、ポリプロピレ
ン、ポリエーテルイミド及びこれらのポリマーの混合ポ
リマーである。好ましい疎水性ポリマーは、ポリスルホ
ン、ポリエーテルスルホン、ポリアラミドおよびポリア
ミドである。本発明によって必然的に用いられる親水性
ポリマーはポリビニルピロリドンである。しかし、この
ポリビニルピロリドンに加えて、例えばポリエチレング
リコール、ポリグリコールモノエステル、ポリエチレン
グリコールとポリプロピレングリコールとのコポリマ
ー、水溶性セルロース誘導体、ポリソルベート、及びポ
リエチレンーポリプロピレンオキシドコポリマーのよう
な、膜の製造用に公知である、他の親水性ポリマーを用
いることもできる。
【0012】本発明によって用いるポリビニルピロリド
ンは好ましくは少なくとも8000ダルトンの分子量
(重量平均)を有し、分子鎖は下記式:
【化1】 [式中、nは120より大きい数である]で示される反
復構造単位を含む。
【0013】膜製造のためのポリマーを、例えばジメチ
ルホルムアミド、N−メチルピロリドン又はジメチルア
セトアミドのような、適当な溶剤中に溶解する。N−メ
チルピロリドンが好ましい。沈殿浴(precipitation bat
h)において純水又は水とN−メチルピロリドンもしくは
ジメチルスルホキシドとの混合物から膜の沈殿が生ず
る。この沈殿浴の温度は好ましくは18〜65℃であ
る。得られる膜は通常45〜50μmの範囲内の厚さで
ある。
【0014】ポリビニルピロリドンの割合がすすぎ洗い
作業中及び次の使用中に抽出されるのを阻止するための
ポリビニルピロリドンの固定は、少なくとも1種のペル
オキソ二硫酸塩の水溶液を用いて加熱によって行われ
る。ペルオキソ二硫酸塩としては、好ましくはK2 2
8 、Na2 2 8 及び/又は(NH4 2 2 8
が用いられる。膜の処理中のペルオキソ二硫酸塩溶液の
温度は好ましくは50〜100℃の範囲内、特に60〜
90℃の範囲内である。処理時間は通常1〜30分間の
範囲内、好ましくは5〜20分間の範囲内であり、特に
10分間の大きさのオーダーである。処理のためには、
好ましくは0.1〜5重量%の濃度、特に1〜3重量%
の濃度を有する、希薄なペルオキソ二硫酸塩溶液を用い
る。この溶液はアルカリ添加によって弱アルカリ性にす
ることができる。好ましくは、このペルオキソ二硫酸塩
溶液を、詳しくは通常100〜300ml/分、特に1
50〜200ml/分の流量で、膜の上に通過させる、
中空繊維の場合には膜に通して通過させる。
【0015】この固定処理後に、膜を好ましくは脱イオ
ン水によってすすぎ洗いしてから、1g/m3 未満の水
分含量の45℃の空気によって、重量が一定になるまで
乾燥させる。抽出されうるポリビニルピロリドン含量の
測定には下記方法を通常用いる:0.5〜20gの乾量
を有する被検査シート膜又は中空繊維を小片に切断し
て、一定量中の60℃の脱イオン水によって16時間処
理する。抽出液中のポリビニルピロリドン濃度をケイ.
ムラー(K.Muller)が述べている方法(Pharm.Ac
ta.Helv.43,107頁[1968])とジェ
イ.ブレインリッヒ(J.Breinlich)が述べている方法
(Pharm.Ztg.118[12],330頁[1
973])を用いて測定する。ポリビニルピロリドンの
抽出可能な量を乾燥膜20gのポリマーのポリビニルピ
ロリドン総重量に換算する。
【0016】本発明によって製造される膜は、本発明に
よるポリビニルピロリドンの有効な固定の結果として、
膜はその効率を実質的に維持するなみでなく、患者の組
織中にポリビニルピロリドンを全く放出しないので、医
療目的の膜として、特に血液透析、ヘモディアフィルト
レイション及び血液濾過のために特に適する。
【0017】下記実施例において、以下に記載する膜性
質は全て37℃において測定した。Lp1 :純水に対する液圧透過性(hydraulic permeabil
ity)(10-4cm/秒/bar)、“血液透析の評価と
透析膜(Evaluation of Hemodialysis and Dialysis Mem
branes)"、NIH出版(NIH-publication)77−129
4(1977)に記載された測定方法。Lp(Alb) :6%アルブミン溶液に対する液圧透過
性(10-4cm/秒/bar)、“血液透析の評価と透
析膜"、NIH出版77−1294(1977)に記載
された測定方法。Lp2 :Lp−(Alb)測定後の純水に対する液圧透
過性(10-4cm/秒/bar)、“血液透析の評価と
透析膜"、NIH出版77−1294(1977)に記
載された測定方法。P(Cl) :0.9%NaCl溶液に対する拡散透過性
(cm/秒x10-4)、“血液透析の評価と透析膜"、
NIH出版77−1294(1977)に記載された測
定方法。SK(Myo) :15分間後の0.002%ミオグロブ
リン溶液に対するシーブ率(sieve coefficient)
(%)、DIN58,353、パート2C3、1988
による測定方法。SK(Alb) :15分間後の6%アルブミン溶液に対
するシーブ率(sieve coefficient)(%)、DIN5
8,353、パート2C3、1988による測定方法。
【0018】
【実施例】実施例1 N−メチルピロリドン中の14%ポリエーテルスルホン
と4%ポリビニルピロリドン(PVP)とを含む紡糸溶
液からのシート膜、18℃の純水中で沈殿。膜の種類 抽出可能なPVP Lp1 P(Cl) (mg/フィルター) 非処理 320 7 10.9 本発明によって 処理 <2 10 11.3
【0019】実施例2 N−メチルピロリドン中の11%ポリアミドと3%PV
Pとを含む紡糸溶液からのシート膜、18℃の純水中で
沈殿。膜の種類 抽出可能なPVP Lp1 P(Cl) (mg/フィルター) 非処理 104 4 4.2 本発明によって 処理 6 120 4.5
【0020】実施例3 N−メチルピロリドン中の11%ポリアラミド、3%P
VP及び1〜4%CaCl2とを含む紡糸溶液からのシ
ート膜、65℃の70%水と30%N−メチルピロリド
ンとの混合物中で沈殿。膜の種類 抽出されたPVP Lp1 P(Cl) (mg/フィルター) 非処理 35 15 10.3 本発明によって 処理 2 15 13.3
【0021】実施例4 50%水、25%ジメチルスルホキシド及び25%N−
メチルピロリドンを含む、60℃の中央貫流沈殿浴(cen
trally through-flowing precipitation bath)によって
沈殿した、N−メチルピロリドン中の14%ポリエーテ
ルスルホンと13%PVPとを含む紡糸溶液からの10
0繊維を含む中空繊維膜束。膜種類 Lp1 Lp(Alb) Lp2 P(Cl) SK SK 抽出サレタ PVP (H2 O) (10 -4cm/ 秒 (H2 O) (10-4 (Myo)15 (Alb) (mg/ /bar) cm/秒) 分間(%) (%) フィルター ) 非処理 120 4.5 67 13.6 73 2.2 30-50 本発明に よって処理 290 5.4 99 15.1 93 8.2 <1
【0022】実施例5 70%水と30%N−メチルピロリドンとを含む、60
℃の沈殿浴によって沈殿した、N−メチルピロリドン中
の12%ポリエーテルスルホンと6%PVPとを含む紡
糸溶液からの100繊維を含む中空繊維膜束。膜種類 Lp1 Lp(Alb) Lp2 P(Cl) SK SK 抽出サレタPVP (H2 O) (10 -4cm/ 秒 (H2 O) (10-4 (Myo)15 (Alb) (mg/ /bar) cm/秒) 分間(%) (%) フィルター) 非処理 20 4.9 21 16.5 26 0.4 30-50 本発明に よって処理 32 4.3 21 13.5 94 1.3 <1
【0023】実施例6 55%水と45%N−メチルピロリドンとを含む、60
℃の沈殿浴によって沈殿した、N−メチルピロリドン中
の14%ポリエーテルスルホンと5%PVPとを含む紡
糸溶液からの100繊維を含む中空繊維膜束。膜種類 Lp1 Lp(Alb) Lp2 P(Cl) SK SK 抽出サレタ PVP (H2 O) (10 -4cm/ 秒 (H2 O) (10-4 (Myo)15 (Alb) (mg/ /bar) cm/秒) 分間(%) (%) フィルター ) 非処理 120 4.5 64 15.1 84 1.3 31 本発明に よって処理 420 5.8 90 13.0 95 6.6 <1
【0024】実施例7 70%水と30%N−メチルピロリドンとを含む65℃
の沈殿浴中で沈殿した、N−メチルピロリドン中の14
%ポリエーテルスルホンと7%PVPとを含む紡糸溶液
からのシート膜。膜種類 抽出されたPVP Lp1 P(Cl) (mg/フィルター) 予備PVP被覆なしの 本発明による固定 <1 110 10.1 5%PVP溶液の予備 被覆した本発明による固定 <1 10 15.3
【0025】実施例8 70%水と30%N−メチルピロリドンとを含む65℃
の沈殿浴中で沈殿した、N−メチルピロリドン中の14
%ポリエーテルスルホンと4%PVPとを含む紡糸溶液
からのシート膜。膜種類 Lp1 P(Cl) 抽出されたPVP (mg/フィルター) 予備PVP被覆なしの 本発明による固定 20 12.0 <1 2%PVP溶液の予備 被覆した後に本発明による固定 11 11.4 5−15 5%PVP溶液の予備 被覆した後に本発明による固定 1 11.3 5−15
フロントページの続き (72)発明者 マンフレッド ピルナー ドイツ連邦共和国ヘキンゲン,グラフ − フリードリッヒ − ベグ 35 (72)発明者 ラインホルト バック ドイツ連邦共和国アレルシャウゼン,キル ヒストラーセ 10 (72)発明者 ヘルマン ヨゼフ ゴール ドイツ連邦共和国ビシンゲン,ガンスヴィ ース 8

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種の疎水性ポリマーと、親
    水性ポリマーとしてのポリビニルピロリドンとを用い、
    該ポリマーを膜に成形し、ポリビニルピロリドンを固定
    することによる親水性膜の製造方法において、高温条件
    下でのペルオキソ二硫酸塩水溶液による処理によって膜
    上及び/又は膜中にポリビニルピロリドンを固定するこ
    とを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 膜製造のために、疎水性ポリマーと親水
    性ポリマーとを相互との混合物として用いることを特徴
    とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 固定操作の前に、膜にポリビニルピロリ
    ドンを塗布することを特徴とする請求項1又は2に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 ポリビニルピロリドンの固定操作を50
    〜100℃の温度、好ましくは60〜75℃の温度にお
    いて実施することを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 膜をペルオキソ二硫酸塩溶液によって1
    〜30分間、好ましくは5〜20分間、特に約10分間
    処理することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 0.1〜5重量%、好ましくは1〜3重
    量%のペルオキソ二硫酸塩濃度を有するペルオキソ二硫
    酸塩溶液を用いることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 ペルオキソ二硫酸塩溶液を膜上に100
    〜300ml/分、好ましくは150〜200ml/分
    の流量で流すことを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 ペルオキソ二硫酸塩がNa2 2 8
    2 2 8 及び/又は(NH4 2 2 8 であるペ
    ルオキソ二硫酸塩溶液を用いることを特徴とする請求項
    1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 弱アルカリ性ペルオキソ二硫酸塩溶液を
    用いることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 ポリビニルピロリドンの固定後に膜を
    脱イオン水によってすすぎ洗いすることを特徴とする請
    求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項に記載
    の方法に従って製造された中空繊維膜又はシート膜の血
    液透析、ヘモディアフィルトレイション又は血液濾過へ
    の使用。
JP6049082A 1993-03-19 1994-03-18 親水性膜の製造方法 Pending JPH073043A (ja)

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