JPH07303535A - 昇降収納装置のストッパー - Google Patents

昇降収納装置のストッパー

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JPH07303535A
JPH07303535A JP6099606A JP9960694A JPH07303535A JP H07303535 A JPH07303535 A JP H07303535A JP 6099606 A JP6099606 A JP 6099606A JP 9960694 A JP9960694 A JP 9960694A JP H07303535 A JPH07303535 A JP H07303535A
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stopper
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shock absorber
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Ryohei Murakami
良平 村上
Kazuo Kimura
一夫 木村
Motoharu Murakami
元春 村上
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、操作性及び信頼性に優れた昇降収
納装置のストッパーを提供することを目的とする。 【構成】 収納キャビネット1の両側内面3に取り付け
られた基台4に平行リンク6の回転アーム7bの運動を
停止するストッパー19を設け、このストッパー19は
金属製の曲げ起し片20a、20bと、この曲げ起し片
20a、20bの表面に固着させたゴム状の衝撃吸収体
21a,21bと、さらにこの衝撃吸収体21a、21
bにその上面をほぼ覆う金属製の押圧板22a、22b
を固着させたものからなり、平行リンク6の回転アーム
7bはこの押圧板22a、22bに圧接して停止させる
ことにより、収納ラックの昇降操作において、停止動作
が静かで使い勝手が良く、また昇降機構の耐久性と信頼
性において優れたものとすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厨房等において各種の
物を収納する際に利用する昇降収納機構に関し、詳しく
は昇降収納装置のストッパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の収納装置にあっては、例
えば特開昭60−7808号公報や特開昭61−154
610号公報等があり、収納キャビネットの両側内面に
枢支した両側の平行リンクの自由端部間に収納ラックを
支持し、収納ラックを収納キャビネットへの格納位置と
収納キャビネット前部下方に引き出し下降させた取り出
し位置との間で昇降できるようにしていた。
【0003】また平行リンク機構には収納ラックを引き
上げる方向に働く引張バネを配して収納物品の荷重と吊
り合わせ、収納ラックを下降位置から格納位置へ押し上
げて格納する際の力を軽減させるようになっているもの
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな昇降機能付の収納ラック装置は、収納ラックを下降
させて停止するとき収納荷重の慣性力により、停止機構
部や昇降リンク機構部に大きなショックが加わる。
【0005】収納荷重に対して反力バネを配した吊り合
い機構付の昇降収納装置の場合でも、設定荷重を越えた
荷重がかけられると同様に、慣性力によって急に下降速
度が速まるため、収納ラックの停止時において大きなシ
ョックがかかり、振動による騒音発生や反動による収納
品の落下などの使い勝手面での問題や、衝撃による昇降
機構部や収納ラック部の破損・故障といった耐久性の面
での問題点があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決すべく、静か
な上げ下ろし操作が可能で使い易く、信頼性にも優れた
昇降収納装置のストッパーを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明の昇降収納装置のストッパーは、収納キャビネット
の両側内面に枢支した平行リンクの自由端部間で収納ラ
ックを支持し、この収納ラックを収納キャビネット内の
格納位置とこの格納位置から前方下部へ引き出した位置
との間で昇降できるようにした昇降収納用装置におい
て、収納キャビネットの両側内面に取り付けられた基台
に平行リンクの回転アームの運動を停止するストッパー
が設けられ、かつこのストッパーは金属製の曲げ起し片
と、この曲げ起し片の表面に固着させたゴム状の衝撃吸
収体と、この衝撃吸収体にその上面をほぼ覆う金属製の
押圧板を固着させたものからなるとともに、前記平行リ
ンクの回転アームはこの押圧板に圧接して停止するよう
にしたものである。
【0008】
【作用】上記構成より本発明の昇降収納装置のストッパ
ーは、回転アームがストッパーの衝撃吸収体上面を覆う
押圧板に当接し、この押圧板の広い面で衝撃吸収体を全
面で圧縮し停止するようにしてあるため、衝撃吸収効果
は極めて大きくなる。
【0009】従って、収納ラックの下降停止時の騒音や
ショックを和らげ、使い勝手の向上や昇降機構の破損防
止等に大きく寄与する。
【0010】また回転アームがこの押圧板に接して衝撃
吸収体を圧縮していく時、アームと押圧板には若干の位
置ずれを生じるようになるが、回転アームと押圧板は金
属同士の接触であるため位置ずれに対して滑りやすくま
た、回転アームが直接衝撃吸収体に接することもなく、
一般に磨耗や変形に対して損傷の生じ易い衝撃吸収体を
保護することができ、耐久性に優れたストッパーを構成
することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1〜図
4を参照しながら説明する。
【0012】1は収納キャビネットであり前面に左右に
開閉する扉2と、両側内面3には基台4のピン5a、5
bに枢支した平行リンク6が取り付けられており、両側
面で対向し合う前部回転アーム7aは枢軸8により連結
一体化され同体回転するようになっている。
【0013】平行リンク6は、前後部回転アーム7a、
7bの自由端部間を取付座9により連結されリンク機構
を構成している。
【0014】10は収納ラックであり、両側板11と底
面から背面につながる線材よりなる網かご12と、同じ
く線材よりなる網棚13と、前方下部に取り付けられた
ハンドル14により構成されており、この両側板11が
平行リンク6の取付座9に固定されている。
【0015】ここで、物品は網かご12と網棚13に収
納し、ハンドル14をにぎって収納ラック10の出し入
れ操作を行うものである。
【0016】また基台4の内側には後部回転アーム7b
に連結されて同時回転する回転板15とねじりバネ16
が配置されており、ねじりバネ16の先端は一方を固定
金具17と、他方を回転板に取り付けられた受けピン1
8に当接し、収納ラック10が引き出されて下降してい
くときこのねじりバネを16を巻き上げ、この反力によ
り収納ラック10の出し入れが軽い操作で行えるように
なっている。
【0017】19は基台4の上面に取り付けられたスト
ッパーであり、平行リンク6の後部回転アーム7bが垂
直位置よりやや後方に傾いた位置でこのストッパー19
の一方端に当接して停止し収納ラックは図1の2点鎖線
で示す格納状態となり、次に収納ラック10を引き出し
ていき、後部回転アーム7bがほぼ水平位置になったと
き後部回転アーム7bの先端がストッパー19の他方端
に当接して停止するようになっている。
【0018】図2は収納ラック10を引き出し下降さ
せ、ストッパー19で停止した状態の詳細図であるが、
ストッパー19は金属板に2方の曲げ起し片20a、2
0bを形成し、この上面にブチルゴムなどの衝撃吸収体
21a、21bを接着固定してあり、さらにこの上面に
衝撃吸収体21a、21bをほぼ覆う金属製の押圧板2
2a、22bをインモールド成形などの方法で接着固定
してある。
【0019】また、ストッパー19の衝撃吸収体21a
の形状は、後部回転アーム7bの回転軸心となるピン5
aから遠ざかるにつれ、その厚みを増加させている。
【0020】上記構成において、昇降収納装置のストッ
パー19は、後部回転アーム7bがストッパー19の衝
撃吸収体21a、21bの上面を覆う押圧板22a、2
2bに当接し、この押圧板22a、22bの広い面で衝
撃吸収体21a、21b全面を圧縮し停止するようにし
てあるため、衝撃吸収効果はきわめて大きくなる。
【0021】また後部回転アーム7bがこの押圧板22
a、22bに接して衝撃吸収体21a、21bを圧縮し
ていく時、後部回転アーム7bと押圧板22a、22b
には若干の位置ずれを生じるようになるが、後部回転ア
ーム7bと押圧板22a、22bは金属同士の接触であ
るため、位置ずれに対して滑りやすく、また後部回転ア
ーム7aが直接、衝撃吸収体21a、21bに接するこ
ともないので、一般に磨耗や変形に対して損傷の生じ易
い衝撃吸収体を保護することができ、耐久性に優れたス
トッパー19を構成することができるものである。
【0022】特に、本実施例では図2で示したように、
衝撃吸収体21aの厚みを後部回転アーム7bの軸心に
遠いほど厚くしてあるが、これは衝撃吸収体21aの圧
縮代も軸心に遠いほど大きくなるためであり、こうして
おくと衝撃吸収体21aが圧縮された時の圧縮率は各位
置でほぼ均一となり安定した耐久性が確保できるからで
ある。仮に衝撃吸収体21aを同一厚みとした場合、軸
心に遠い側ほど圧縮率が高くなり、この部分で片側へた
りなどの不具合が生じる場合がある。
【0023】
【発明の効果】以上より明らかなように、本発明によれ
ば、昇降収納装置における収納ラックの昇降操作におい
て、停止動作が静かで使い勝手が良く、また昇降機構の
耐久性と信頼性にも優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の昇降収納装置の収納ラック
の降下状態を示す断面図
【図2】図1の昇降収納装置のストッパー部を示す詳細
【図3】同昇降収納装置の昇降機構を示す斜視図
【図4】同昇降収納装置の外観斜視図
【符号の説明】
1 収納キャビネット 3 両側内面 4 基台 6 平行リンク 7b 回転アーム 10 収納ラック 19 ストッパー 20a、20b 曲げ起し片 21a、21b 衝撃吸収体 22a、22b 押圧板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】収納キャビネットの両側内面に枢支した平
    行リンクの自由端部間で収納ラックを支持し、この収納
    ラックを収納キャビネット内の格納位置とこの格納位置
    から前方下部へ引き出した位置との間で昇降できるよう
    にした昇降収納用装置において、収納キャビネットの両
    側内面に取り付けられた基台に平行リンクの回転アーム
    の運動を停止するストッパーが設けられ、かつこのスト
    ッパーは金属製の曲げ起し片と、この曲げ起し片の表面
    に固着させたゴム状の衝撃吸収体と、この衝撃吸収体に
    この上面をほぼ覆う金属製の押圧板を固着させたものか
    らなるとともに、前記平行リンクの回転アームは前記押
    圧板に圧接して停止することを特徴とする昇降収納装置
    のストッパー。
  2. 【請求項2】ストッパーの金属曲げ起し面に固着させた
    衝撃吸収体の形状は回転アームの軸心から遠ざかるにつ
    れ厚みを増加させてなる、請求項1記載の昇降収納装置
    のストッパー。
  3. 【請求項3】ストッパーは曲げ起し片を2方向形成し収
    納ラックが格納された状態で回転アームにその一方端を
    当接し、前記収納ラックが前方下部に引き出された状態
    において回転アームをその他方端に当接して平行リンク
    を停止するように配置してなる請求項1記載の昇降収納
    装置のストッパー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10111717A (ja) * 1996-10-08 1998-04-28 Nippon Steel Corp 無人運搬車用誘導センサの支持構造
JP2009261838A (ja) * 2008-04-30 2009-11-12 Shinko:Kk 可動棚の昇降装置
CN112890440A (zh) * 2021-03-09 2021-06-04 江西阳光安全设备集团有限公司 一种图书馆高处取书书架

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56101035U (ja) * 1979-12-29 1981-08-08

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