JPH07303322A - トラフ内ケーブル布設方法 - Google Patents

トラフ内ケーブル布設方法

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Publication number
JPH07303322A
JPH07303322A JP29957691A JP29957691A JPH07303322A JP H07303322 A JPH07303322 A JP H07303322A JP 29957691 A JP29957691 A JP 29957691A JP 29957691 A JP29957691 A JP 29957691A JP H07303322 A JPH07303322 A JP H07303322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
trough
sheet
layer
laid
Prior art date
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Pending
Application number
JP29957691A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Murata
啓二 村田
Saburo Kikuchi
左武郎 菊池
Koji Muraki
浩二 村木
Takashi Mizuniwa
隆 水庭
Kunio Yamamoto
邦雄 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KEIHAN DENKI TETSUDO KK
KEIHAN ELECTRIC RAILWAY
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
KEIHAN DENKI TETSUDO KK
KEIHAN ELECTRIC RAILWAY
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by KEIHAN DENKI TETSUDO KK, KEIHAN ELECTRIC RAILWAY, Hitachi Cable Ltd filed Critical KEIHAN DENKI TETSUDO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラフ内に布設したケーブルに外傷を与えな
いようにする。 【構成】 トラフ底面にゴム層とプラスチック層とを貼
り合せた外傷防止シートをプラスチック面が上になるよ
うに敷いて、この上にケーブルを布設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ケーブルをトラフ内
に収納したケーブル線路のケーブル布設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道線路脇には電力用ケーブルや
通信用ケーブル等がコンクリート製トラフ内に布設され
ている。ところが、線路上を重量のある列車が通る度に
軌道が微小沈下し、この沈下部分が列車の進行方向に移
動するいわゆる波乗現象によりケーブルは振動および移
動して外傷を受けることが生じていた。このため、従来
のケーブルのトラフ内布設においては、トラフの底面に
直接ケーブルを布設するか、また、トラフ内にある程度
の砂を充填した上にケーブルを布設してその上からほぼ
トラフに一杯になるように砂を充填する方法等によりケ
ーブルの布設が行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、砂を充填し
たトラフでは、トラフの継目から砂が漏れ出し、結果と
して砂を充填しないトラフ内にケーブルが布設されたと
同じ状態になる場合が多い。この状態では、ケーブルは
波乗現象によりトラフの底面と擦れ、特にトラフの継目
の段差部では、この擦れによってケーブルに外傷を受け
ることになる。一方、砂が充填されたトラフにおいて
は、ケーブルとトラフ底面間に砂粒が挟まれた状態にな
り、この砂粒が振動や移動によってケーブルの外被にめ
り込んで外傷を与えてしまうことが生じる。
【0004】このようにして生じたケーブルの外傷は、
例えばケーブル内への水の浸入等により、いずれも電気
事故の引き金となってしまう。
【0005】この発明は、このような点に鑑みてなされ
たもので、前述した従来技術の欠点を解消し、トラフ内
に布設されたケーブルにおける外傷を防止する手段を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、ケーブルを
収納するトラフ内の底面にゴム等の摩擦係数を大きくで
きるゴム層とプラスチック層を貼り合せた外傷防止シー
トを、外傷防止シートのプラスチック層面が上側にゴム
層が下側になるようにトラフ内の底面に敷き、この上に
ケーブルを布設することを特徴とするトラフ内ケーブル
布設方法である。
【0007】また、この発明は、外傷防止シートをトラ
フ内の底面だけでなくトラフ内の側面まで覆うように設
けることを特徴とするトラフ内ケーブル布設方法であ
る。
【0008】さらに、この発明は、外傷防止シートがプ
ラスチック層とゴム層から構成され、プラスチック層は
布設されるケーブル外被よりも軟らかい材料で形成した
ことを特徴とする外傷防止シートである。
【0009】
【作用】トラフ内に外傷防止シートを敷くことにより、
ケーブルは外傷を受けることがなくなり、また、外傷防
止シートはゴム層により波乗り現象によっても移動する
ことがない。また、砂を入れる場合においては、砂の流
失を防止できる。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説
明する。第1図は、一実施例を示すトラフ内ケーブル布
設方法を説明するための断面図である。即ち、断面凹字
状のトラフ本体1内の底面には長尺体の外傷防止シート
4が載置される。この外傷防止シート4は、第2図にそ
の断面を示すように、プラスチック層4aと摩擦係数の
大きい材質、例えばゴム層4bを貼り合せて構成される
2層構成の板状体である。上記プラスチック層4aは、
この上に布設されるケーブル3の外被よりも軟かい材質
で構成される。また、ゴム層4bは、機械的な強度が大
きく、トラフ底面との擦れやトラフ継目の段差による削
れによく耐え、外傷防止シート4の破損を防止するよう
に摩耗に対し強い硬いゴムで作る。
【0011】このように構成された外傷防止シート4
は、トラフ本体1内の底面にプラスチック層4aを上
に、ゴム層4bを下になるように敷く。そして、この上
にケーブル3を布設し、トラフ蓋2をして布設が完了す
る。したがってケーブル3の外被が触れる面がプラスチ
ック層4aとなり、ケーブル3の外被の塩化ビニルの可
塑剤がゴム層4bに移行してケーブル3の外被が硬化し
てひび割れを生じるのを防止することができる。そし
て、摩擦抵抗の大きいゴム4bがトラフ底面との相対的
な位置ずれを防止することになる。また、この外傷防止
シート4は単にトラフ本体1内の底面に載置するだけで
良いので工事が簡単に済むことになる。
【0012】上記の例は、トラフ本体内に砂を充填しな
いで直接トラフ底面に外傷防止シートを敷いた上にケー
ブルを布設する場合について説明したが、これは砂を充
填したトラフであってもよいことは勿論である。ケーブ
ルは防傷シート4上に砂をある程度敷いた上に布設する
ことになる。この後さらに砂をケーブル3上に充填して
もよい。
【0013】このとき、プラスチック層4aの硬度がケ
ーブル3の外被よりも軟らかいので、トラフ内に砂を充
填した場合でも砂粒がケーブル3の外被にはまり込ま
ず、プラスチック層4aへめり込むようになり、ケーブ
ルに外傷を加えることがない。
【0014】次に、第3図に基づいてこの発明の第2実
施例を説明する。この例では、トラフ本体1内の底面に
敷く防傷シート4′をトラフ本体1の内面に合せた断面
凹字状に形成したものを敷くことになる。したがって、
この例ではトラフ内に布設されたケーブル3が振動や移
動によりずれた場合、さらによくケーブル3を外傷から
保護することが可能となる。また、砂を充填する場合に
は、トラフの継目等からの砂の流出を防止できる効果も
生じる。
【0015】以上の実施例では、外傷防止シート4,
4′を2層構成のものについて説明したが、これはプラ
スチック層とゴム層を3層以上の多層構成としても勿論
かまわない。また、ゴム層は同様の効果を奏するエンジ
ニアリングプラスチックスに代えることもできる。一
方、プラスチック層の硬度の調整は発泡状として軟かに
してもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明のトラフ
内ケーブル布設方法によれば、トラフ内に布設したケー
ブルに外傷を与えることなくケーブル線路が形成され
る。したがって、鉄道線路脇等の環境状態の悪い場所で
のケーブル線路を長期に亘り安全に確保することが可能
になり、鉄道輸送の安全にも寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のトラフ内ケーブル布設方法が適用さ
れた一実施例を示すトラフの断面図である。
【図2】布設方法に使用される外傷防止シートの断面図
である。
【図3】他の実施例を示すトラフの断面図である。
【符号の説明】
1 トラフ本体 2 蓋 3 ケーブル 4,4′ 外傷防止シート 4a プラスチック層 4b ゴム層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村木 浩二 茨城県日立市日高町5丁目1番1号「日立 電線株式会社日高工場内」 (72)発明者 水庭 隆 茨城県日立市日高町5丁目1番1号「日立 電線株式会社日高工場内」 (72)発明者 山本 邦雄 大阪府枚方市岡東町25番地9号「京阪電気 鉄道株式会社内」

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルを収納するトラフの底面にゴム
    層とプラスチック層とを貼り合せた外傷防止シートを、
    この外傷シートのプラスチック層面が上側にゴム層が下
    側になるようにトラフ内の底面に敷き、この上にケーブ
    ルを布設することを特徴とするトラフ内ケーブル布設方
    法。
  2. 【請求項2】 外傷防止シートはトラフの底面だけでな
    くトラフの側面まで覆うように設けることを特徴とする
    「請求項1」記載のトラフ内ケーブル布設方法。
  3. 【請求項3】 外傷防止シートはプラスチック層とゴム
    層から構成され、プラスチック層は布設されるケーブル
    外被よりも軟らかい材料で形成したことを特徴とする外
    傷防止シート。
JP29957691A 1991-10-21 1991-10-21 トラフ内ケーブル布設方法 Pending JPH07303322A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113964775A (zh) * 2021-09-08 2022-01-21 中国航空国际建设投资有限公司 管线保护组件和管线保护装置

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