JPH07303275A - 移動通信システム - Google Patents

移動通信システム

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Publication number
JPH07303275A
JPH07303275A JP6094884A JP9488494A JPH07303275A JP H07303275 A JPH07303275 A JP H07303275A JP 6094884 A JP6094884 A JP 6094884A JP 9488494 A JP9488494 A JP 9488494A JP H07303275 A JPH07303275 A JP H07303275A
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JP
Japan
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identification number
zone
station
adjacent
mobile station
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Pending
Application number
JP6094884A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Omi
愼一郎 近江
Hiroyuki Imai
裕之 今井
Takayuki Suematsu
孝之 末松
Kazuhiro Ando
和弘 安道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6094884A priority Critical patent/JPH07303275A/ja
Publication of JPH07303275A publication Critical patent/JPH07303275A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動局および無線制御局にかかる負荷を減少
させるとともに、制御チャネルのトラヒックを減少させ
ることができる移動通信システムを提供することであ
る。 【構成】 各基地局12a1〜12a12,…,12m
1〜12m12は、固有の識別番号A1〜A12,…,
M1〜M12を無線回線状に送信する。各移動局13a
〜13nは、前回受信した識別番号と今回受信した識別
番号とが異なる場合、隣接ゾーン間の移動頻度を表す隣
接強度値を増加させるように学習記憶する。また、各移
動局13a〜13nは、無線制御局11に対して今回受
信した識別番号を登録していないとき、現在位置するゾ
ーンに隣接するゾーンであって、隣接強度値の高い単一
または複数の基地局の識別番号を選択し、選択した単一
または複数の識別番号と、現在位置しているゾーンの基
地局の識別番号とを登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動通信システムに関
し、より特定的には、移動しながら通信可能な移動通信
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車電話システムや携帯電話シ
ステム等のような移動通信システムを組む動きが活発化
している。この移動通信システムでは、無線基地局と自
動車電話機や、携帯電話機等の移動局との間の無線区間
を多元接続し、限られた周波数帯域の複数のチャネルを
複数の移動局で共用できるようにしている。一方、移動
通信の利便性が認識され、移動局の台数が飛躍的に増大
している。そこで、システム全体として移動局の収容台
数を増加させるため、無線基地局がカバーするゾーン
は、大ゾーンから小ゾーンに移行しつつある。
【0003】以下、図面を参照しながら、上記した従来
の移動通信システムの一例について説明する。図11
は、従来の移動通信システムが適用される全体構成を示
すブロック図である。図11において、移動通信システ
ム100と加入電話システム200とは、有線回線30
0を介して相互に通信可能に接続される。移動通信シス
テム100は、無線制御局101と、複数の基地局10
2a1〜102a12,…,102m1〜102m12
(図11において一部のみを図示する)と、複数の移動
局103a〜103nとを備える。
【0004】無線制御局101と各基地局基地局102
a1〜102a12,…,102m1〜102m12と
は、有線回線104a1〜104a12,…,104m
1〜104m12(図11において一部のみを図示す
る)によってそれぞれ接続される。各基地局102a1
〜102a12,…,102m1〜102m12と移動
局103a〜103nとの間の無線区間は、所定の周波
数帯をチャネル分割した複数のチャネルで多元接続され
る。
【0005】各基地局102a1〜102a12,…,
102m1〜102m12は、例えば主要な幹線道路に
沿って数km〜十数km程度ずつ間隔を開けて、相互に
隣接する複数のゾーンの中心にそれぞれ設けられてい
る。各基地局102a1〜102a12,…,102m
1〜102m12は、例えば12づつ集まって1つのブ
ロックを形成するように構成されている。図12は、各
基地局102a1〜102a12,…,102m1〜1
02m12にそれぞれ対応するゾーンを示す図である。
図12において、ゾーンA1〜A12,…,M1〜M1
2(一部図示省略)は、各基地局102a1〜102a
12,…,102m1〜102m12が分担して提供す
るサービスエリアをそれぞれ示している。また、図12
の太線は、各基地局基地局102a1〜102a12,
…,102m1〜102m12が属するブロックA〜M
の境界をそれぞれ示している。
【0006】図13は、各基地局102a1〜102a
12,…,102m1〜102m12が送信する識別情
報パケットの構成を示す図である。図13において、識
別情報パケットPのヘッダには、各基地局102a1〜
102a12,…,102m1〜102m12の属する
ブロックを表すブロック番号A〜Mと、各ゾーン固有の
識別番号(便宜上、各ゾーンと同一の番号を付して説明
する)A1〜A12,…,M1〜M12とが記録されて
いる。各基地局102a1〜102a12,…,102
m1〜102m12は、この識別情報パケットPを制御
チャネルを用いてそれぞれ定期的に送信している。
【0007】各移動局103a〜103nは、識別情報
パケットPを定期的に受信し、受信した識別情報パケッ
トPのブロック番号に変化があれば、制御チャネルを用
い、基地局102a1〜102a12,…,102m1
〜102m12を介して、無線制御局101に対して変
化後のブロック番号を直ちにそれぞれ登録をする。無線
制御局101は、このブロック番号の登録に基づいて移
動局103a〜103nの在圏位置を管理している。
【0008】例えば、移動局103a1がブロックA内
のゾーンA1〜A12間を移動している場合には、受信
した識別情報パケットPのブロック番号に変化が生じな
い。この場合には、移動局103a1は、無線制御局1
01に対してブロック番号Aを再登録することはない。
他の移動局103b〜103nにおいても同様である。
【0009】例えば、加入電話システム200の加入電
話機201a〜201kのいずれかから回線網202を
介して移動局103a1の呼出要求があった場合、無線
制御局101は、登録された移動局103a1のブロッ
ク番号例えば「A」をサーチし、ブロックAに属する全
ての基地局102a1〜102a12に対して移動局1
03a1の呼出動作を行うように要求する。各基地局1
02a1〜102a12は、この要求に基づいて、通信
チャネルを使用し、呼出動作を実行する。呼出動作に成
功した基地局例えば102a1は、移動局103a1が
ゾーンA1内に存在している間、この移動局103a1
を管理する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
移動通信システムでは、移動局がブロック間の境界を越
える移動を繰り返した場合、ブロック間移動をするごと
に制御チャネルを用いて移動局から無線制御局に対して
移動後のブロックが頻繁に登録されることになる。例え
ば、移動局103a1がブロックAのゾーンA1を出発
点としてブロックCのゾーンC10、ブロックDのゾー
ンD7を介してブロックAのゾーンA1に戻るような移
動した場合には、移動局103a1が受信した識別情報
パケットPのブロック番号は、「A」から「C」→
「D」→「A」に順次変化する。この場合には、移動局
103a1は、ブロック番号「C」→「D」→「A」を
無線制御局101に対して順次登録する必要がある。一
方、無線制御局101は、移動局103a1からブロッ
ク番号の登録があると、移動局103aのブロック番号
を「A」から「C」→「D」→「A」に順次更新する必
要がある。このため、移動局および無線制御局にかかる
負荷が大きくなるとともに、制御チャネルのトラヒック
が増大するという第1の問題点があった。
【0011】また、従来の移動通信システムでは、移動
局に対する着呼のため、通信チャネルを使用し、登録さ
れたブロックに属する全ての基地局から呼出動作を行う
ようにしていたため、このブロックに属する全てのゾー
ンで通信チャネルが減少してしまうという第2の問題点
があった。
【0012】本発明は、上述の技術的課題を解決し、移
動局および無線制御局にかかる負荷を減少させるととも
に、制御チャネルのトラヒックを減少させることができ
る移動通信システムを提供することを第1の目的とす
る。
【0013】また、通信チャネルの減少を少なくした移
動通信システムを提供することを第2の目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
移動しながら通信可能な移動通信システムであって、そ
れぞれが無線通信可能な固有のゾーンを有する複数の基
地局、現在位置しているゾーンの基地局との間で通信を
行う複数の移動局、および各基地局を統括制御する無線
制御局を備え、各基地局は、固有の識別番号を定期的に
無線回線上に送信する第1の送信手段を含み、各移動局
は、各基地局から受信した識別番号の内、最も強い電界
強度を有する識別番号を検出する検出手段と、検出手段
が前回検出した識別番号と今回検出した識別番号とが異
なる場合、隣接ゾーン間の移動頻度を表す隣接強度値を
増加させるように学習記憶する隣接強度値学習記憶手段
と、検出手段が前回検出した識別番号と今回検出した識
別番号とが異なっており、かつ今回検出した識別番号が
無線制御局に登録されていない場合、隣接強度値学習記
憶手段を参照することにより、現在位置しているゾーン
に隣接するゾーンの基地局であって、隣接強度値の高い
単一または複数の基地局の識別番号を選択する選択手段
と、選択手段により選択された単一または複数の識別番
号と、現在位置しているゾーンの基地局の識別番号とを
基地局に送信する第2の送信手段とを含み、それによっ
て各移動局から送信された複数の識別番号を無線制御局
に登録する。
【0015】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
ものにおいて、隣接強度値学習記憶手段は、隣接するゾ
ーンの一方から他方への移動頻度と他方から一方への移
動頻度とが識別可能な態様で隣接強度値を記憶してお
り、選択手段は、隣接強度値学習記憶手段の隣接強度値
の方向性をも考慮して、隣接強度値の高い単一または複
数の基地局の識別番号を選択するよう構成されている。
【0016】請求項3に係る発明は、請求項1または2
に記載のものにおいて、無線制御局は、各移動局につい
て、当該移動局が登録した複数の識別番号を記憶する識
別番号記憶手段と、各移動局に対する着信呼出が必要な
場合、識別番号記憶された複数の識別番号を有する基地
局に呼出要求を行う呼出要求手段とを含む。
【0017】
【作用】請求項1に係る発明においては、各移動局は、
各基地局から受信した識別番号の内、最も強い電界強度
を有する識別番号を検出し、検出手段が前回検出した識
別番号と今回検出した識別番号とが異なる場合、隣接ゾ
ーン間の移動頻度を表す隣接強度値を増加させるように
学習記憶し、かつ今回検出した識別番号が無線制御局に
登録されていない場合、隣接強度値学習記憶手段を参照
することにより、現在位置しているゾーンに隣接するゾ
ーンの基地局であって、隣接強度値の高い単一または複
数の基地局の識別番号を選択し、選択手段により選択さ
れた単一または複数の識別番号と、現在位置しているゾ
ーンの基地局の識別番号とを基地局に送信する。それに
よって、各移動局から送信された複数の識別番号を無線
制御局に登録するようにしている。この結果、移動局
は、所有者の複数のゾーン間移動の行動範囲を学習する
ことができ、予測される接続の確率の高い基地局の識別
番号を無線制御局に対して予め登録しておくことができ
る。したがって、識別番号の登録回数が減少し、移動局
および無線制御局にかかる負荷が減少するとともに、制
御チャネルのトラヒックが減少する。
【0018】請求項2に係る発明においては、隣接強度
値学習記憶手段が隣接するゾーンの一方から他方への移
動頻度と他方から一方への移動頻度とが識別可能な態様
で隣接強度値を記憶しており、選択手段が隣接強度値学
習記憶手段の隣接強度値の方向性をも考慮して、隣接強
度値の高い単一または複数の基地局の識別番号を選択す
るよう構成されている。したがって、予測される接続の
確率の高い基地局の識別番号をさらに絞り込んで無線制
御局に対して予め登録しておくことができる。
【0019】請求項3に係る発明においては、無線制御
局が、各移動局について、当該移動局が登録した複数の
識別番号を記憶し、各移動局に対する着信呼出が必要な
場合、識別番号記憶された複数の識別番号を有する基地
局に呼出要求を行うようにしている。この結果、移動局
が移動する確率の高いゾーンの基地局だけが通信チャネ
ルを使用した呼出動作を実行する。したがって、通信チ
ャネルの減少を少なくすることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の一実施例の移動通信システムが
適用される全体構成を示すブロック図である。図1にお
いて、移動通信システム1と加入電話システム2とは、
有線回線3を介して相互に通信可能に接続される。移動
通信システム1は、無線制御局11と、複数の基地局1
2a1〜12a12,…,12m1〜12m12(図1
において一部のみを図示する)と、複数の移動局13a
〜13nとを備える。無線制御局11と各基地局12a
1〜12a12,…,12m1〜12m12とは、有線
回線14a1〜14a12,…,14m1〜14m12
(図1において一部のみを図示する)によってそれぞれ
接続される。各基地局12a1〜12a12,…12m
1〜12m12と移動局103a〜103nとの間の無
線区間は、所定の周波数帯をチャネル分割した複数のチ
ャネルで多元接続される。
【0021】加入電話システム2は、複数の加入電話機
21a〜21kと、回線網22とを備える。加入電話機
21a〜21kのいずれかと移動局13a〜13nのい
ずれかとは、回線網22、有線回線3、無線制御局11
および基地局12a1〜12a12,…,12m1〜1
2m12を介して相互に通信することができる。また、
移動局13a〜13nは、基地局12a1〜12a1
2,…,12m1〜12m12および無線制御局11を
介して相互に通信することができる。
【0022】各基地局12a1〜12a12,…,12
m1〜12m12は、例えば主要な幹線道路等に沿って
数百m〜十数km程度ずつ間隔を開けて、相互に隣接す
る複数のゾーンの中心にそれぞれ設けられている。図2
は、各基地局12a1〜12a12,…,12m1〜1
2m12に対応するゾーンを示す図である。図2におい
て、ゾーンA1〜A12,…,M1〜M12(一部図示
省略)は、各基地局12a1〜12a12,…,12m
1〜12m12が分担して提供するサービスエリアをそ
れぞれ示している。なお、前述した従来の移動通信シス
テム100と異なり、各基地局12a1〜12a12,
…,12m1〜12m12がブロックを形成するように
構成されていないため、ブロックの境界もない。
【0023】図3は、各基地局12a1〜12a12,
…,12m1〜12m12が送信する識別情報パケット
の構成を示す図である。図3において、識別情報パケッ
トPのヘッダには、各ゾーン固有の識別番号(便宜上、
各ゾーンと同一の番号を付して説明する)A1〜A1
2,…,M1〜M12が記録されている。各基地局12
a1〜12a12,…,12m1〜12m12は、この
識別情報パケットPを制御チャネルを用いてそれぞれ定
期的に送信している。なお、各基地局12a1〜12a
12,…,12m1〜12m12がブロックを形成する
ように構成されていないため、ヘッダにブロック番号を
記録する領域は設けられていない。
【0024】図4は、図1の各移動局13a〜13nの
構成を示すブロック図である。図4において、各移動局
13a〜13nは、それぞれ送受信部131と、テンキ
ー、マイク等により構成された入力部132と、スピー
カ、液晶ディスプレイ等により構成された出力部133
と、CPU134と、ROM135と、RAM136
と、送受信部131、入力部132、出力部133、C
PU134、ROM135、RAM136を相互に接続
するシステムバス137とを備える。
【0025】ROM135には、図5に示すように、各
移動局13a〜13n固有の識別情報IDa(移動局1
3aの場合、他の移動局1b〜1nについてはIDb〜
IDn)と、識別番号管理処理プログラム等が予め記憶
されている。CPU134は、ROM135に記憶され
た識別番号管理処理プログラムにしたがって、基地局1
2a〜12mからの識別情報パケットPの受信、ゾーン
間の移動パターンの登録、隣接強度値の学習記憶、無線
制御局11に対する識別番号の登録等を実行する。
【0026】RAM136には、図6に示すように、今
回受信した識別情報パケットPの識別番号を記憶する今
回識別情報記憶部1361と、前回受信した識別情報パ
ケットPの識別番号を記憶する前回識別番号記憶部13
62と、移動パターン登録辞書Tを記憶する移動パター
ン登録辞書記憶部1363と、無線制御局11に登録す
る識別番号を記憶する登録識別番号記憶部1364とが
設けられている。移動パターン登録辞書Tには、移動元
ゾーンの識別番号を格納する欄と、移動先ゾーンの識別
番号を格納する欄と、移動元ゾーン識別番号から移動先
ゾーン識別番号への方向性を有する隣接ゾーン間の移動
頻度を表す隣接強度値を格納する欄とがそれぞれ設けら
れており、これらの移動元ゾーン識別番号と、移動先ゾ
ーン識別番号と、隣接強度値とをそれぞれ記憶する複数
の記憶領域が設けられている。また、登録識別番号記憶
部1364には、無線制御局11に登録した複数(図示
3つ)の登録識別番号を記憶するための記憶領域が設け
られている。
【0027】図7は、図1の無線制御局11の構成を示
すブロック図である。図7において、無線制御局11
は、加入電話システム2と相互に通信するための入出力
部111と、各基地局基地局12a1〜12a12,
…,12m1〜12m12と相互に通信するための入出
力部112a1〜112a12,…,112m1〜11
2m12(図7において一部のみを図示する)と、CP
U113と、ROM114と、RAM115と、入出力
部111、入出力部112a1〜112a12,…,1
12m1〜112m12、ROM114、RAM115
を相互に接続するシステムバス116とを備える。
【0028】ROM114には、各移動局13a〜13
nの在圏位置を把握するとともに、各移動局13a〜1
3nに対する着信呼出を処理するための移動局管理処理
プログラム等が予め記憶されている。CPU113は、
ROM114に記憶された移動局管理処理プログラムに
したがって、種々の処理を実行する。RAM115に
は、図8に示すように、各移動局13a〜13nの識別
番号IDa〜IDnごとに、各移動局13a〜13nか
ら登録された複数の登録識別番号(図示3つ)を記憶す
る在圏位置記憶部1151が設けられている。無線制御
局11は、在圏位置記憶部1151に登録された登録識
別番号に基づいて各移動局13a〜13nの在圏位置を
管理している。
【0029】次いで、移動局13a〜13nの動作につ
いて説明する。なお、移動局13aも他の移動局13b
〜13nも同じように動作するので、移動局13aの動
作をその代表例として説明する。また、移動局13aが
図2に示すゾーンA1を出発点としてゾーンC10、ゾ
ーンD7を介してゾーンA1に戻るような周回移動動作
を繰り返したものとして説明する。このような移動局1
3aの周回移動動作は、例えば所定のルートに沿って荷
物を配送するような場合に生じる。
【0030】図9は、移動局13aのCPU134が実
行する識別番号管理処理フローを示す図である。移動局
13aのCPU134は、まず、ROM135から識別
番号管理処理プログラムを読み出して、RAM136を
初期化する(ステップS1)。すなわち、今回識別情報
記憶部1361、前回識別番号記憶部1362、移動パ
ターン登録辞書記憶部1363の移動パターン登録辞書
T、登録識別番号記憶部1364の記憶内容をクリアす
る(例えば、「0」)。次いで、CPU134は、送受
信部131で受信した識別情報パケットPの受信電界強
度を測定する(ステップS2)。
【0031】なお、各ゾーンA1の中心においては、隣
接する他のゾーンA3,A6,A11,C10,D4,
D7の基地局からの電波が届かないため、隣接する基地
局から送信された識別情報パケットPを受信することが
できないが、例えばゾーンA1と他のゾーンC10との
境界付近においては、ゾーンC10の基地局からの識別
情報パケットPも受信することができる。このため、C
PU134は、受信した複数の識別情報パケットPのう
ち最も大きな受信電界強度の識別情報パケットPの識別
番号を今回識別情報記憶部1361に格納し、今回識別
情報記憶部1361に前回格納していた識別番号(この
場合、ステップS1において初期化されたため「0」)
を前回識別番号記憶部1362に格納する(ステップS
3)。
【0032】次いで、CPU134は、今回識別情報記
憶部1361に格納した識別番号と、前回識別番号記憶
部1362に格納した識別番号とが一致するか否か判断
する(ステップS4)。なお、ステップS1において、
今回識別情報記憶部1361の記憶内容が初期化されて
いるので、今回識別情報記憶部1361と前回識別番号
記憶部1362との識別番号は、異なる(「A1」≠
「0」)。このように一致しない場合には、CPU13
4は、移動パターン登録辞書Tの移動元ゾーン識別番号
の欄に前回識別番号記憶部1362に格納された識別番
号と一致する識別番号(この場合、「0」)、かつ移動
先ゾーン識別番号の欄に今回識別情報記憶部1361に
格納された識別番号と一致する識別番号(この場合、
「A1」)の行が存在するか否か検索する(ステップS
5)。
【0033】検索の結果、存在しない場合には、初めて
のゾーンに移動したことを意味し、ゾーン間の移動パタ
ーンを登録するため、CPU134は、まず、移動パタ
ーン登録辞書Tに空き領域が存在するか否か判断する
(ステップS6)。空き領域が存在する場合、CPU1
34は、移動パターン登録辞書Tの移動元ゾーン識別番
号の欄に前回識別番号記憶部1362に格納されていた
識別番号(この場合、「0」)を、かつ移動先ゾーン識
別番号の欄に今回識別情報記憶部1361に格納されて
いた識別番号(この場合、「A1」)を記憶し、隣接強
度値を「1」に設定する(ステップS7)。
【0034】次いで、CPU134は、登録識別番号記
憶部1364の複数の識別番号のいずれかと、今回識別
情報記憶部1361に格納した識別番号と一致する登録
識別番号が存在するか否か判断する(ステップS8)。
なお、ステップS1において、登録識別番号記憶部13
64の全ての登録識別番号が初期化されているので、一
致する登録識別番号は、存在しない。このような場合に
は、無線制御局11に識別番号の登録が未だされていな
いため、CPU134は、移動パターン登録辞書Tから
今回識別情報記憶部1361に格納された識別番号(こ
の場合、「A1」)を移動元ゾーン識別番号とする行を
すべてサーチし、一致する行の移動先ゾーン識別番号
と、隣接強度値とを取り出す(ステップS9)。
【0035】次いで、CPU134は、今回識別情報記
憶部1361に格納された識別番号(この場合、「A
1」)と、ステップS9でサーチした移動先ゾーン識別
番号のうち単一または複数の隣接強度値の大きなものと
を登録識別番号記憶部1364に格納し、これらの識別
番号を送受信部131から無線制御局11に位置登録し
(ステップS10)、ステップS2に戻る。なお、この
場合、移動パターン登録辞書Tに移動元ゾーン識別番号
「0」、移動先ゾーン識別番号「A1」だけしか格納さ
れていないので、登録識別番号記憶部1364に識別番
号「A1」だけが記憶され、無線制御局11に識別番号
「A1」だけが位置登録される。
【0036】移動局13aが例えばゾーンA1内にとど
まっているような場合、CPU134Fは、同じ識別番
号を有する識別情報パケットPを繰り返し受信する。こ
の場合には、今回識別情報記憶部1361と前回識別番
号記憶部1362との識別番号が一致する。このように
識別番号が一致する場合には、CPU134は、移動局
13aがゾーン移動をしていないと判断し、ステップS
3からステップS2に戻る。
【0037】移動局13aがゾーンA1からゾーンC1
0、ゾーンD7を介してゾーンA1に戻る最初の周回移
動においては、CPU134は、上述したステップS2
〜ステップS10を順次実行する。この過程において、
CPU134は、移動パターン登録辞書Tに移動元ゾー
ン識別番号を「A1」,「C10」,「D7」、移動先
ゾーン識別番号を「C10」,「D7」,「A1」とす
る移動パターンをそれぞれ登録するとともに、その移動
パターンの隣接強度値をそれぞれ「1」に設定する(ス
テップS7)。また、CPU134は、登録識別番号記
憶部1364に識別番号「C10」,「D7」を順次格
納するとともに、無線制御局11に対して識別番号「C
10」,「D7」を順次登録する(ステップS10)。
【0038】なお、最初の周回移動で移動局13aがゾ
ーンA1に戻った場合、移動パターン登録辞書Tに移動
元ゾーン識別番号を「A1」、移動先識別番号を「C1
0」とする移動パターンが既に登録されている。このた
め、CPU134は、移動局13aがゾーンC10内に
入った時点で、移動パターンの方向性を考慮して識別番
号「C10」を選択し(ステップS8,S9)、登録識
別番号記憶部1364に「A1」と「C10」とを格納
するとともに、無線制御局11に対して識別番号「A
1」と移動先ゾーンと予測される「C10」とを登録す
る(ステップS10)。すなわち、CPU134は、無
線制御局11に対する識別番号の登録の対象から「D
7」を除くようにしている。したがって、移動局13a
の所有者の複数のゾーン間移動の行動範囲を学習するこ
とができ、予測される接続の確率の高い基地局の識別番
号をさらに絞り込んで無線制御局に対して予め登録して
おくことができる。
【0039】移動局13aの2回目の周回移動におい
て、移動局13aがゾーンA1からゾーンC10内に移
動した場合、このゾーンの識別番号が既に登録識別番号
記憶部1364に格納され、無線制御局11に対して既
に登録されている。したがって、CPU134は、ステ
ップS9,S10を実行することなく、ステップS8か
らステップS2に戻る。このため、移動局13aの2回
目の周回移動においては、識別番号の登録回数がゾーン
間の移動回数より減少する。したがって、移動局および
無線制御局にかかる負荷が減少するとともに、制御チャ
ネルのトラヒックが減少する。
【0040】移動局13aがゾーンA1からゾーンC1
0、ゾーンD7を介してゾーンA1に戻る2回目以降の
周回移動においては、CPU134は、上述したステッ
プS2〜ステップS5を実行する。ステップS5におい
て、移動パターン登録辞書Tに移動元ゾーン識別番号を
「A1」,「C10」,「D7」、移動先ゾーン識別番
号を「C10」,「D7」,「A1」とする移動パター
ンが既に登録されているため、ステップS11に進む。
ステップS11においては、ゾーンA1からゾーンC1
0へ、ゾーンC10からゾーンD7へ、ゾーンD7から
ゾーンA1へ移動するごとに、それぞれの移動パターン
の隣接強度値を「1」インクリメントする。これによっ
て、それぞれの移動パターンの隣接強度値が増加し、学
習効果が高められる。ステップS11が終わると、CP
U134は、ステップS8に進む。
【0041】ところで、移動局13aが周回移動から外
れ、例えばゾーンD7からゾーンD4に移動し、ゾーン
D4からゾーンA1に戻る移動パターンが加わるような
場合がある。この場合には、上述した最初の周回移動の
場合と同様に、CPU134は、移動パターン登録辞書
Tに移動元ゾーン識別番号を「D7」,「D4」、移動
先ゾーン識別番号を「D4」,「A1」とする移動パタ
ーンをそれぞれ登録するとともに、その移動パターンの
隣接強度値をそれぞれ「1」に設定する(ステップS
7、図6参照)。
【0042】その後、移動局13aがゾーンC10から
ゾーンD7内に移動した場合において、識別番号「D
7」を登録するとき、CPU134は、隣接強度値の高
い識別番号「A1」と、これより低い隣接強度値の識別
番号「D4」とを選択し(ステップS9)、登録識別番
号記憶部1364に識別番号「D7」,「A1」,「D
4」を格納するとともに(図6参照)、無線制御局11
に対して識別番号「D7」,「A1」,「D4」を登録
する(ステップS10)。これにより、移動局13aの
所有者の複数のゾーン間移動の行動範囲を学習すること
ができ、予測される接続の確率の高い基地局の識別番号
を無線制御局に対して予め登録しておくことができる。
【0043】このように、移動局13aが周回移動や、
周回移動から外れるゾーン間移動を繰り返すごとに、C
PU134は、移動パターンをそれぞれ登録するととも
に、その移動パターンの隣接強度値をそれぞれ「1」に
設定したり、「1」インクリメントしたりする(ステッ
プS7,S11)。しかしながら、移動パターン登録辞
書Tの記憶領域に限りがあるので、新たな移動パターン
を登録できなくなるおそれがある。このため、ステップ
S6において、移動パターン登録辞書Tに空き領域が存
在しない場合、CPU134は、移動パターン登録辞書
Tから隣接強度が最小である行(例えば、図6の1行
目)を選択し、新たな移動パターンの移動元ゾーン識別
番号に前回識別番号記憶部1362の識別番号、移動先
ゾーン識別番号に今回識別情報記憶部1361の識別番
号を上書きし、隣接強度値を「1」に設定し(ステップ
S12)、ステップS8に進む。これにより、メモリの
有効利用を図ることができる。
【0044】次いで、無線制御局11の動作について説
明する。なお、移動局13aに対する動作も、他の移動
局13ba〜13nに対する動作も同じように動作する
ので、移動局13aに対する動作をその代表例として説
明する。図10は、無線制御局11のCPU113が実
行する移動局管理処理フローを示す図である。まず、C
PU113は、ROM114から移動局管理処理プログ
ラムを読み出して、RAM115を初期化する(ステッ
プS21)。すなわち、RAM115の在圏位置記憶部
1151の登録識別番号の内容をクリアする(例えば、
「0」)。次いで、CPU113は、移動局13a(I
Da)から識別番号が登録されたか否か判断し(ステッ
プS22)、登録されるまでこれを繰り返す。登録され
ると、前回登録していた識別番号を破棄し、新たに登録
された単一または複数の識別番号を登録する(ステップ
S23)。
【0045】次いで、CPU113は、移動局13aに
対する呼出要求があるか否か判断する(ステップS2
4)。呼出要求がない場合には、CPU113は、ステ
ップS22に戻る。例えば、加入電話システム2の加入
電話機21aから移動局13aに対する呼出要求がある
場合、移動局13a(IDa)の登録されている識別番
号(例えば、「D7」,「A1」,「D4」)をサーチ
し、その識別番号「D7」,「A1」,「D4」の基地
局12d4,12a1,12d4に移動局13aの呼出
要求を行わせ(ステップS25)、ステップS22に戻
る。
【0046】ところで、従来のシステムの無線制御局1
01では、ブロックを登録するようにしていた。すなわ
ち、ブロックの形状が12個のゾーンで固定されてい
た。また、12個のゾーンの基地局に移動局に対する呼
出要求を行わせるようにしていた。一方、本実施例に係
る無線制御局11では、移動局13aからの識別番号の
登録にしたがって、ゾーンの形状が移動しながらアメー
バ状に順次変形することになる。そして、アメーバ状に
変形したゾーンの基地局にだけ移動局に対する呼出要求
を行わせるようにしている。この結果、移動局が移動す
る確率の高いゾーンの基地局だけが通信チャネルを使用
した呼出動作を実行する。したがって、通信チャネルの
減少を少なくすることができる。
【0047】なお、上述の実施例では、隣接するゾーン
の一方から他方への移動頻度と他方から一方への移動頻
度とが識別可能な態様で隣接強度値を記憶するようにし
たが、移動元ゾーンから移動先ゾーンへのゾーン移動
と、この逆方向へのゾーン移動も同じゾーン間移動と取
り扱って隣接強度値をインクリメントするようにしても
よい。この場合には、隣接するゾーンの一方から他方へ
の移動頻度と他方から一方への移動頻度とを同じ移動パ
ターンで取り扱えるため、メモリ領域の有効利用を図る
ことができる。また、移動局が同じルートを逆戻りする
ような場合に特に有効である。
【0048】また、上述の実施例では、登録識別番号記
憶部1364と在圏位置記憶部1151の登録識別番号
の記憶領域を3つとしたが、2つまたは4つ以上の記憶
領域とするようにしてもよい。また、移動局13a〜1
3nと、無線制御局11とをソウトウェアとハードウェ
アとで構成するようにしたが、論理回路等のハードウェ
アだけで構成するようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、各移動局
が、検出手段が前回検出した識別番号と今回検出した識
別番号とが異なる場合、隣接ゾーン間の移動頻度を表す
隣接強度値を増加させるように学習記憶し、かつ今回検
出した識別番号が無線制御局に登録されていない場合、
隣接強度値学習記憶手段を参照することにより、現在位
置しているゾーンに隣接するゾーンの基地局であって、
隣接強度値の高い単一または複数の基地局の識別番号を
選択し、選択手段により選択された単一または複数の識
別番号と、現在位置しているゾーンの基地局の識別番号
とを基地局に送信し、それによって、各移動局から送信
された複数の識別番号を無線制御局に登録するようにし
ているので、移動局は、所有者の複数のゾーン間移動の
行動範囲を学習することができ、予測される接続の確率
の高い基地局の識別番号を無線制御局に対して予め登録
しておくことができ、識別番号の登録回数が減少し、移
動局および無線制御局にかかる負荷を減少させる、制御
チャネルのトラヒックを減少させることができる。
【0050】請求項2に係る発明によれば、隣接強度値
学習記憶手段が隣接するゾーンの一方から他方への移動
頻度と他方から一方への移動頻度とが識別可能な態様で
隣接強度値を記憶しており、選択手段が隣接強度値学習
記憶手段の隣接強度値の方向性をも考慮して、隣接強度
値の高い単一または複数の基地局の識別番号を選択する
よう構成されているので、予測される接続の確率の高い
基地局の識別番号をさらに絞り込んで無線制御局に対し
て予め登録しておくことができる。
【0051】請求項3に係る発明によれば、無線制御局
が、各移動局について、当該移動局が登録した複数の識
別番号を記憶し、各移動局に対する着信呼出が必要な場
合、識別番号記憶された複数の識別番号を有する基地局
に呼出要求を行うようにしているので、移動局が移動す
る確率の高いゾーンの基地局だけが通信チャネルを使用
した呼出動作を実行する。この結果、通信チャネルの減
少を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の移動通信システムが適用さ
れる全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1の各基地局に対応するゾーンを示す図であ
る。
【図3】図1の各基地局が送信する識別情報パケットの
構成を示す図である。
【図4】図1の各移動局13a〜13nの構成を示すブ
ロック図である。
【図5】図4のROM135の内部構成を示す図であ
る。
【図6】図4のRAM136の内部構成を示す図であ
る。
【図7】図1の無線制御局11の構成を示すブロック図
である。
【図8】図7のRAM115の内部構成を示す図であ
る。
【図9】図1の移動局13aのCPU134が実行する
識別番号管理処理フローを示す図である。
【図10】図1の無線制御局11のCPU113が実行
する移動局管理処理フローを示す図である。
【図11】従来の移動通信システムが適用される全体構
成を示すブロック図である。
【図12】図11の各基地局にそれぞれ対応するゾーン
を示す図である。
【図13】図11の各基地局が送信する識別情報パケッ
トの構成を示す図である。
【符号の説明】
1…移動通信システム 11…無線制御局 12a1〜12a12,…,12m1〜12m12…基
地局 13a〜13n…移動局 113,134…CPU 114,135…ROM 115,136…RAM 131…送受信部 1151…在圏位置記憶部 1361…今回識別情報記憶部 1362…前回識別番号記憶部 1363…移動パターン登録辞書記憶部 1364…登録識別番号記憶部 T…移動パターン登録辞書 A1〜A12,…,M1〜M12…ゾーン,識別番号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安道 和弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動しながら通信可能な移動通信システ
    ムであって、 それぞれが無線通信可能な固有のゾーンを有する複数の
    基地局、 現在位置しているゾーンの基地局との間で通信を行う複
    数の移動局、および各前記基地局を統括制御する無線制
    御局を備え、 各前記基地局は、 固有の識別番号を定期的に無線回線上に送信する第1の
    送信手段を含み、 各前記移動局は、 各前記基地局から受信した識別番号の内、最も強い電界
    強度を有する識別番号を検出する検出手段と、 前記検出手段が前回検出した識別番号と今回検出した識
    別番号とが異なる場合、隣接ゾーン間の移動頻度を表す
    隣接強度値を増加させるように学習記憶する隣接強度値
    学習記憶手段と、 前記検出手段が前回検出した識別番号と今回検出した識
    別番号とが異なっており、かつ今回検出した識別番号が
    前記無線制御局に登録されていない場合、前記隣接強度
    値学習記憶手段を参照することにより、現在位置してい
    るゾーンに隣接するゾーンの基地局であって、隣接強度
    値の高い単一または複数の基地局の識別番号を選択する
    選択手段と、 前記選択手段により選択された単一または複数の識別番
    号と、現在位置しているゾーンの基地局の識別番号とを
    基地局に送信する第2の送信手段とを含み、それによっ
    て各前記移動局から送信された複数の識別番号を前記無
    線制御局に登録するようにした移動通信システム。
  2. 【請求項2】 前記隣接強度値学習記憶手段は、隣接す
    るゾーンの一方から他方への移動頻度と他方から一方へ
    の移動頻度とが識別可能な態様で前記隣接強度値を記憶
    しており、 前記選択手段は、前記隣接強度値学習記憶手段の隣接強
    度値の方向性をも考慮して、隣接強度値の高い単一また
    は複数の基地局の識別番号を選択するよう構成されてい
    る、請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 【請求項3】 前記無線制御局は、 各前記移動局について、当該移動局が登録した複数の識
    別番号を記憶する識別番号記憶手段と、 各前記移動局に対する着信呼出が必要な場合、前記識別
    番号記憶された複数の識別番号を有する基地局に呼出要
    求を行う呼出要求手段とを含む、請求項1または2に記
    載の移動通信システム。
JP6094884A 1994-05-09 1994-05-09 移動通信システム Pending JPH07303275A (ja)

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JP6094884A JPH07303275A (ja) 1994-05-09 1994-05-09 移動通信システム

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6144858A (en) * 1999-09-13 2000-11-07 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Mobile communication terminal apparatus with reception level measurement control
JP2002535901A (ja) * 1999-01-16 2002-10-22 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 制御チャネルトラフィックを減少するシステム
KR100856228B1 (ko) * 2002-02-20 2008-09-03 삼성전자주식회사 범용 이동 통신 시스템에서의 아이피디엘의 운용 및 중첩방지 방법

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WO2001020936A1 (fr) * 1999-09-13 2001-03-22 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Terminal de communications mobiles
KR100856228B1 (ko) * 2002-02-20 2008-09-03 삼성전자주식회사 범용 이동 통신 시스템에서의 아이피디엘의 운용 및 중첩방지 방법

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