JPH0730235U - 鍔付金具のストック・分離装置 - Google Patents

鍔付金具のストック・分離装置

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JPH0730235U
JPH0730235U JP6677893U JP6677893U JPH0730235U JP H0730235 U JPH0730235 U JP H0730235U JP 6677893 U JP6677893 U JP 6677893U JP 6677893 U JP6677893 U JP 6677893U JP H0730235 U JPH0730235 U JP H0730235U
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一造 大野
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三友工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】鍔付筒形状の金具を段積状態にストックするこ
とによって金具同士が食付き状態となり、最上段から金
具を順次取り出す作業が円滑に行えなくなる問題を解消
する。 【構成】金具10が通過可能な金具通過凹所38とこれ
に続く金具挿入凹所40と、その金具挿入凹所40の縁
部に設けられた分離爪42とを有する爪プレート26を
シリンダ30によってスライド移動させる。その際に分
離爪42を最上段の金具10と次段の金具10の鍔の間
に割って入り込ませ、その分離爪42の楔作用によって
上下の金具10を分離させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は鍔付金具のストック・分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
金具付のゴム製品を成形する場合、例えばこれを射出成形機にて成形する場合 、一般には金具を射出成形機の隣接空間に多数ストックしておき、そのうちから 1回の射出成形に必要な分ずつ金具を射出成形機の金型にセットして射出成形す るといったことが行われる。
【0003】 而して金具の形状が筒形状、例えば円筒形状であって一端に鍔を有している場 合、金具のストック方法としてこれらを保持ロッドに嵌合して段積状態に保持し ておき、最上段の金具を順次取り出していくようにするのが好都合である。
【0004】 しかしながらこの種鍔付筒形状金具は、通常絞り加工にて製造されることが多 く、この場合本体筒部から鍔にかけての部分の内面形状が湾曲形状となり、この ためこれら金具を方向を揃えて段積状態にストックしておくと、隣接する金具の 本体筒部の先端部が上記湾曲形状部に一部嵌入した状態、即ち上下の金具同士が 食付いた状態となってしまう。
【0005】 従って金具をチャックにて最上段から順次取り出して行く際に、これを円滑に 成し得ない問題が生ずる。 このような現象は、本体筒部から鍔にかけての内面形状がテーパ形状となって いる場合にも生じる。
【0006】 この問題を解決するための方法として、金具を積み重ねてストックしておくの ではなく、図6(A)に示しているように多数の金具100を平面上に1つずつ 並べてストックしておく方法、或いは図6(B)に示しているように段積状態に ストックされている金具100を最上段から順次取り出していくためのチャック として、先端に分離爪102を備えたものを用い、これらを開閉動作させて金具 100の取出しを行う方法が考えられる。
【0007】 しかしながら前者の場合、金具のストックのために広いスペースが必要となる 問題があり、また後者の方法の場合、チャックの形態及びチャックによる金具1 00の保持姿勢が限定されてしまい、後工程における作業に支障を来す問題があ る。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の装置はこのような課題を解決するために案出されたものであり、その 要旨は、全体として筒形状を成し、一端側に鍔の設けられた鍔付筒形状の金具を 段積状態にストックし且つ互いに食付いた金具同士を分離する鍔付金具のストッ ク・分離装置であって、(A)複数の上記金具を嵌合させてこれらを段積状態に 且つ方向を揃えた状態で保持する保持ロッドと、(B)スライド移動可能に設け られたプレート状を成す部材であって所定個所に(イ)前記金具を軸心方向に通 過させるに充分な大きさの金具通過凹所と、(ロ)該金具通過凹所に続いて設け られ、該金具の本体筒部を挿入させる金具挿入凹所と、(ハ)該金具挿入凹所の 縁部に設けられた分離爪とを備え、且つ該分離爪が、スライド移動時に上下に隣 接する金具の鍔と鍔との間に入り込む位置に且つそれら鍔に対して互いに引離し 方向の力を加える形態で設けられている爪プレートと、(C)前記金具が前記金 具通過凹所を通過する位置と、前記分離爪が前記鍔と鍔との間に入り込む位置と の間で前記爪プレートをスライド移動させる駆動機構と、(D)前記保持ロッド に嵌合されて段積状態に保持された金具を前記爪プレートの1往復動ごとに上向 きに順送りするリフターとを含んでいることにある。
【0009】
【作用及び考案の効果】
本考案の装置においては、多数の金具が保持ロッドに嵌合され、段積状態に保 持された状態で爪プレートが駆動機構にてスライド移動させられる。
【0010】 このとき金具の本体筒部が爪プレートにおける金具挿入凹所内に挿入されると ともに、金具挿入凹所の縁部に設けられた分離爪が上下の金具の鍔と鍔との間に 入り込み、それらに引き離し方向の力を作用させる。これにより、上下の金具が 食付いた状態であっても良好に分離される。
【0011】 本考案においては、最上段の金具とその下側の金具とを分離するように装置を セットしておけば、最上段の金具を分離した後所定のチャックにて直ちに取り出 すことができ、その後爪プレートを元の位置に戻した状態でリフターにて段積状 態の金具を1ピッチ分上向きに送り出して再び上記と同様の動作を行わせること で、新たに最上段に位置した金具を次段の金具より分離することができる。
【0012】 このように本考案の装置によれば、次に供給すべき金具を確実に他の金具から 分離しておくことができ、従ってチャックによる金具取出しを円滑に行わしめる ことができる。 しかも多数の金具を段積状態にストックしておくことができるため、ストック のためのスペースが少なくて済む利点を有する。
【0013】
【実施例】
次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図5において、10は本例におけるストック・分離対象としての金具であって 、この例の場合、金具10は円筒形状の本体筒部12とその一端に設けられた鍔 14とから成っている。
【0014】 この金具10は絞り加工によって製造されたもので、図に示しているように本 体筒部12から鍔14にかけての内面の形状が湾曲形状となっている。
【0015】 図2,図3はこの金具10をストックし且つ分離する装置の構成を示したもの で、図中16はリフターである。リフター16は裏面中心部から延び出す中心軸 18にラックが刻設してあり、このラックとこれに噛み合うピニオン及びこれを 回転駆動するモータ等にて昇降運動させられるようになっている。
【0016】 20は位置固定に設けられた保持ロッドであって、この保持ロッド20に対し 多数の金具10が方向を揃えた状態で嵌合され、段積状態に保持(ストック)さ れている。 尚、最下段の金具10はリフター16の上面に載置されており、またリフター 16は保持ロッド20に対して相対移動可能となっている。
【0017】 22は支柱であって、この支柱22は支持部材23に対して取付部材25を介 して起立状態に取り付けられている。 支柱22の上端には水平ガイド機構24が設けてあり、このガイド機構24を 介して爪プレート26が水平方向にスライド移動可能に設けられている。
【0018】 爪プレート26は、図2中右端に下向きのアーム28を備えており、このアー ム28が支柱22に固設されたスライド駆動シリンダ30に連結されている。 爪プレート26は、図1に示しているように第一プレート32と第二プレート 34とがバー36にて互いに連結された形態を成している。
【0019】 この爪プレート26は、金具10を通過させるに充分な大きさの略円形の計4 つの第一凹所(金具通過凹所)38が設けてあり、またそれぞれに連続して(ス ライド方向に連続して)金具10の本体筒部12が挿入可能な第二凹所(金具挿 入凹所)40が設けられている。そしてこれら第二凹所40の縁部に1組ずつの 分離爪42が互いに対向する状態で計4組取り付けられている。 各分離爪42は、図1中上端(図2中右端)が楔状の作用部44(図4参照) とされている。
【0020】 尚、互いに対向する状態で設けられた各組の分離爪42の内端の間隔は、金具 10における本体筒部12の外径よりも広くされている。 また爪プレート26は、分離爪42が最上段の金具10と次段の金具10との 間に丁度位置するようにその高さが定められている。
【0021】 次に本装置の作用を説明する。 本装置においては、当初爪プレート26の第一凹所38が保持ロッド20に対 応する位置に位置させられ(図4(I)参照)、最上段の金具10がその第一凹 所38を通過して僅かにその上側に位置させられている。 尚このとき分離爪42は、金具10から図2,図4中左側(図1中下側)に退 避した位置に位置している。
【0022】 この状態から先ず爪プレート26が図2中右向き(図1中上向き)に一定スト ローク移動させられる。 このとき次段の金具10の本体筒部12が爪プレート26の第一凹所38内に 挿入され、これと同時に第二凹所40の縁部に取り付けられた分離爪42が、図 4(II)に示しているように最上段の金具10の鍔14と次段の金具10の鍔1 4との間に割って入り込み、その際に先端の楔状の作用部44においてこれらに 引き離し方向の力を作用させる。従ってたとえ最上段の金具10と次段の金具1 0とが互いに食付き状態になっていたとしても、これらを良好に上下に分離する ことができる。
【0023】 このようにして分離された最上段の金具10は、所定のチャックにて保持され た上、例えば射出成形機の金型の側に持ち運ばれてそこにセットされる。
【0024】 一方図2中右方向に所定ストロークスライド移動した爪プレート26は、次に 元の位置へと図2中左方向に戻され、再び第一凹所38が段積状態の金具10に 対応した位置に位置させられる。
【0025】 この後リフター16が作動して、段積状態の金具10を1ピッチ分上向きに送 り出す。このとき最上段の金具10は爪プレート26の第一凹所38を通過して その上側に突き出した状態となる。
【0026】 そしてその後爪プレート26が再び図2中右方向にスライド移動させられ、こ れによって新たに最上段に位置した金具10が次段の金具10から分離される。 以下同様の動作が繰返し行われて行く。
【0027】 このように本例の装置によれば、段積状態の金具10がたとえ食付いた状態に あっても、最上段の金具10から順次確実に分離されてゆく。 従ってチャックによる取出しを円滑に行わせることができる。 また本装置によれば、多数の金具10を上下に段積してストックしておくこと ができるため、ストックのための所要スペースも少なくて済む。
【0028】 以上本考案の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本考案は本体 筒部が四角形状,三角形状,その他非円形形状の場合でも適用可能であるし、ま た鍔付金具のストック・分離装置として各種用途に使用することが可能である等 、その主旨を逸脱しない範囲において、種々変更を加えた形態で構成可能である 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である金具のストック・分離
装置の爪プレートの詳細図である。
【図2】そのストック・分離装置の正面図である。
【図3】そのストック・分離装置の側面図である。
【図4】そのストック・分離装置の作用説明図である。
【図5】ストック・分離対象としての金具の一例を示す
図である。
【図6】本考案の背景説明のための説明図である。
【符号の説明】
10 金具 12 本体筒部 14 鍔 16 リフター 20 保持ロッド 26 爪プレート 30 スライド駆動シリンダ 38 第一凹所(金具通過凹所) 40 第二凹所(金具挿入凹所) 42 分離爪 44 作用部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体として筒形状を成し、一端側に鍔の
    設けられた鍔付筒形状の金具を段積状態にストックし且
    つ互いに食付いた金具同士を分離する鍔付金具のストッ
    ク・分離装置であって(A)複数の上記金具を嵌合させ
    てこれらを段積状態に且つ方向を揃えた状態で保持する
    保持ロッドと(B)スライド移動可能に設けられたプレ
    ート状を成す部材であって所定個所に(イ)前記金具を
    軸心方向に通過させるに充分な大きさの金具通過凹所
    と、(ロ)該金具通過凹所に続いて設けられ、該金具の
    本体筒部を挿入させる金具挿入凹所と、(ハ)該金具挿
    入凹所の縁部に設けられた分離爪とを備え、且つ該分離
    爪が、スライド移動時に上下に隣接する金具の鍔と鍔と
    の間に入り込む位置に且つそれら鍔に対して互いに引離
    し方向の力を加える形態で設けられている爪プレートと
    (C)前記金具が前記金具通過凹所を通過する位置と、
    前記分離爪が前記鍔と鍔との間に入り込む位置との間で
    前記爪プレートをスライド移動させる駆動機構と(D)
    前記保持ロッドに嵌合されて段積状態に保持された金具
    を前記爪プレートの1往復動ごとに上向きに順送りする
    リフターとを含んでいることを特徴とする鍔付金具のス
    トック・分離装置。
JP6677893U 1993-11-18 1993-11-18 鍔付金具のストック・分離装置 Expired - Lifetime JPH0747379Y2 (ja)

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JPH0730235U true JPH0730235U (ja) 1995-06-06
JPH0747379Y2 JPH0747379Y2 (ja) 1995-11-01

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