JPH07301304A - トルク伝達装置 - Google Patents
トルク伝達装置Info
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- JPH07301304A JPH07301304A JP7129159A JP12915995A JPH07301304A JP H07301304 A JPH07301304 A JP H07301304A JP 7129159 A JP7129159 A JP 7129159A JP 12915995 A JP12915995 A JP 12915995A JP H07301304 A JPH07301304 A JP H07301304A
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- Japan
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- tooth
- shaft
- hub
- axial
- teeth
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Links
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 9
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D1/00—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
- F16D1/06—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end
- F16D1/08—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key
- F16D1/0852—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with radial clamping between the mating surfaces of the hub and shaft
- F16D1/0858—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with radial clamping between the mating surfaces of the hub and shaft due to the elasticity of the hub (including shrink fits)
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/02—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions
- F16D3/06—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions specially adapted to allow axial displacement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D1/00—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
- F16D1/10—Quick-acting couplings in which the parts are connected by simply bringing them together axially
- F16D2001/103—Quick-acting couplings in which the parts are connected by simply bringing them together axially the torque is transmitted via splined connections
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T403/00—Joints and connections
- Y10T403/70—Interfitted members
- Y10T403/7026—Longitudinally splined or fluted rod
- Y10T403/7035—Specific angle or shape of rib, key, groove, or shoulder
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内歯付きハブとハブ内に差込み可能な外歯付
き軸との間でトルクを伝達するトルク伝達装置を提供す
る。 【構成】 ハブの内歯と、軸の軸歯が、異なる歯面断面
形を備えており、軸歯の歯面がピッチ円直径ＤT 上で内
歯の歯面に当接し、その他では歯面間に周方向でバック
ラッシが存在するものにおいて、軸の軸歯が、軸本体の
方を向いた末端に、軸方向で減少する歯丈ｈZ を備えた
ランアウト領域を有しており、軸歯のランアウト領域
が、その軸方向延長部において、実質的にハブの内歯の
内部にある。
き軸との間でトルクを伝達するトルク伝達装置を提供す
る。 【構成】 ハブの内歯と、軸の軸歯が、異なる歯面断面
形を備えており、軸歯の歯面がピッチ円直径ＤT 上で内
歯の歯面に当接し、その他では歯面間に周方向でバック
ラッシが存在するものにおいて、軸の軸歯が、軸本体の
方を向いた末端に、軸方向で減少する歯丈ｈZ を備えた
ランアウト領域を有しており、軸歯のランアウト領域
が、その軸方向延長部において、実質的にハブの内歯の
内部にある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、内歯付きハブとハブ内
に差込み可能な外歯付き軸との間でトルクを伝達するト
ルク伝達装置であって、ハブの内歯と、軸の軸歯が、異
なる歯面断面形を備えており、軸歯の歯面がピッチ円直
径ＤT 上で内歯の歯面に当接し、その他では歯面間に周
方向でバックラッシが存在するものに関するものであ
る。
に差込み可能な外歯付き軸との間でトルクを伝達するト
ルク伝達装置であって、ハブの内歯と、軸の軸歯が、異
なる歯面断面形を備えており、軸歯の歯面がピッチ円直
径ＤT 上で内歯の歯面に当接し、その他では歯面間に周
方向でバックラッシが存在するものに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】このようなトルク伝達装置を介してトル
クを伝達すると、軸中に捩り応力又は剪断応力が生じ、
該応力は、軸の移行断面において、軸本体側にあるハブ
末端で最大であり、ハブの内部で、軸のその後の軸方向
領域において減少する。従来の設計では、この移行断面
が、歯形の破損又は軸の剪断をもたらすことのある弱化
部となる。
クを伝達すると、軸中に捩り応力又は剪断応力が生じ、
該応力は、軸の移行断面において、軸本体側にあるハブ
末端で最大であり、ハブの内部で、軸のその後の軸方向
領域において減少する。従来の設計では、この移行断面
が、歯形の破損又は軸の剪断をもたらすことのある弱化
部となる。
【０００３】米国特許第 4,115,022号により、ハブと差
込まれた軸との間のトルク伝達装置が公知であり、そこ
では、ハブの内歯と軸の軸歯がそれぞれ直線歯面を備え
て、従って互いに類似した歯形を備えて、構成されてい
る。歯厚が軸方向で変化して、歯の軸方向中央領域に最
大厚を有し、それぞれ軸の遊端で、及び軸本体の移行断
面においてハブ末端で最小となるように、軸歯の歯形は
形成されている。この歯形により、移行断面を超えてハ
ブの内部で軸の捩りが可能となり、軸の向上した均一な
捩り負荷と、歯面の均一な負荷が実現することになる。
これにより、移行断面において歯面が破損し又軸が剪断
される虞は防止される。
込まれた軸との間のトルク伝達装置が公知であり、そこ
では、ハブの内歯と軸の軸歯がそれぞれ直線歯面を備え
て、従って互いに類似した歯形を備えて、構成されてい
る。歯厚が軸方向で変化して、歯の軸方向中央領域に最
大厚を有し、それぞれ軸の遊端で、及び軸本体の移行断
面においてハブ末端で最小となるように、軸歯の歯形は
形成されている。この歯形により、移行断面を超えてハ
ブの内部で軸の捩りが可能となり、軸の向上した均一な
捩り負荷と、歯面の均一な負荷が実現することになる。
これにより、移行断面において歯面が破損し又軸が剪断
される虞は防止される。
【０００４】しかし、軸の軸線に沿って厚さの変化した
このような軸歯形は、支出を要する作業工程で製造され
ねばならない。更に、直線歯面を有する軸歯形は、製造
時に工具と工作物との転動過程から生じる軸歯形より
も、あまり有利には製造することができない。軸歯形の
軸方向長さのうち軸の遊端側にある半分は、この場合、
負荷されないままであり、従って利用されないままであ
る。
このような軸歯形は、支出を要する作業工程で製造され
ねばならない。更に、直線歯面を有する軸歯形は、製造
時に工具と工作物との転動過程から生じる軸歯形より
も、あまり有利には製造することができない。軸歯形の
軸方向長さのうち軸の遊端側にある半分は、この場合、
負荷されないままであり、従って利用されないままであ
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、上記課題を解消することであり、容易に製造するこ
とができ、軸にトルクを調和導入する要請も満たし、歯
の長さができるだけ完全にトルク伝達に利用されるよう
になった歯を備えたトルク伝達装置を提供することであ
る。
は、上記課題を解消することであり、容易に製造するこ
とができ、軸にトルクを調和導入する要請も満たし、歯
の長さができるだけ完全にトルク伝達に利用されるよう
になった歯を備えたトルク伝達装置を提供することであ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、内
歯付きハブ(2) とハブ(2) 内に差込み可能な外歯付き軸
(1) との間でトルクを伝達するトルク伝達装置であっ
て、ハブ(2) の内歯(8)と、軸(1) の軸歯(5) が、異な
る歯面断面形を備えており、軸歯(5) の歯面(7)がピッ
チ円直径ＤT 上で内歯(8) の歯面(10)に当接し、その他
では歯面(7,10)間に周方向でバックラッシが存在するも
のにおいて、軸(1) の軸歯(5) が、軸本体(9) の方を向
いた末端に、軸方向に関連して減少する歯丈ｈZ を備え
たランアウト領域(3) を有しており、軸歯(5) のランア
ウト領域(3) が、その軸方向の伸長部において、実質的
にハブ(2) の内歯(8) の内部にあることを特徴とするト
ルク伝達装置により達成される。
歯付きハブ(2) とハブ(2) 内に差込み可能な外歯付き軸
(1) との間でトルクを伝達するトルク伝達装置であっ
て、ハブ(2) の内歯(8)と、軸(1) の軸歯(5) が、異な
る歯面断面形を備えており、軸歯(5) の歯面(7)がピッ
チ円直径ＤT 上で内歯(8) の歯面(10)に当接し、その他
では歯面(7,10)間に周方向でバックラッシが存在するも
のにおいて、軸(1) の軸歯(5) が、軸本体(9) の方を向
いた末端に、軸方向に関連して減少する歯丈ｈZ を備え
たランアウト領域(3) を有しており、軸歯(5) のランア
ウト領域(3) が、その軸方向の伸長部において、実質的
にハブ(2) の内歯(8) の内部にあることを特徴とするト
ルク伝達装置により達成される。
【０００７】この場合、完全軸歯形の歯丈ｈZKよりも小
さな歯丈を有する領域がランアウト領域と称されてい
る。
さな歯丈を有する領域がランアウト領域と称されてい
る。
【０００８】
【作用】本発明によるトルク伝達装置内でのトルク負荷
は、ピッチ円直径より下の歯面と減少する歯丈との間の
バックラッシの故に、ハブ内部の軸方向領域において、
最大でバックラッシが補償されるまで、軸の回動を引き
起こし、従って軸歯とハブの内歯との間で均一な動力伝
達を引き起こす。
は、ピッチ円直径より下の歯面と減少する歯丈との間の
バックラッシの故に、ハブ内部の軸方向領域において、
最大でバックラッシが補償されるまで、軸の回動を引き
起こし、従って軸歯とハブの内歯との間で均一な動力伝
達を引き起こす。
【０００９】軸とハブとの間の前記トルク伝達装置によ
って、ランアウト領域では、さしあたり円周バックラッ
シを有して対向した歯面領域が、負荷時の軸の捩りの故
に、軸方向で減少する歯丈で互いに当接することにな
る。内歯形と外歯形との均一な当接にとって決定的なの
は、軸方向における歯形ランアウト領域の関数であり、
この関数は、パラメータ −半径方向における歯面間のバックラッシの関数、 −軸断面、 −歯形の負荷 に依存して、算定することができる。
って、ランアウト領域では、さしあたり円周バックラッ
シを有して対向した歯面領域が、負荷時の軸の捩りの故
に、軸方向で減少する歯丈で互いに当接することにな
る。内歯形と外歯形との均一な当接にとって決定的なの
は、軸方向における歯形ランアウト領域の関数であり、
この関数は、パラメータ −半径方向における歯面間のバックラッシの関数、 −軸断面、 −歯形の負荷 に依存して、算定することができる。
【００１０】歯形ランアウト関数を変更することによっ
て、──捩りモーメントの増加に伴って──歯形の当接
の漸次的増加か、又は、特定の捩りモーメントに達した
ときに一定の歯形長さにわたって均一な付加的当接のい
ずれかを達成することが可能である。均一に負荷される
有効歯長が長くなる。歯の歯長にわたる均一な負荷は、
移行断面において軸本体の方を向いたハブ末端で剪断応
力を減らす。こうして生成されたトルク吸収特性は軸方
向に対するランアウト角度αに依存しており、該角度で
もって歯丈は軸方向で歯先円直径から歯底円直径へと移
行する。
て、──捩りモーメントの増加に伴って──歯形の当接
の漸次的増加か、又は、特定の捩りモーメントに達した
ときに一定の歯形長さにわたって均一な付加的当接のい
ずれかを達成することが可能である。均一に負荷される
有効歯長が長くなる。歯の歯長にわたる均一な負荷は、
移行断面において軸本体の方を向いたハブ末端で剪断応
力を減らす。こうして生成されたトルク吸収特性は軸方
向に対するランアウト角度αに依存しており、該角度で
もって歯丈は軸方向で歯先円直径から歯底円直径へと移
行する。
【００１１】軸歯の歯底円直径ＤFWが、少なくとも、そ
れに続く平滑な軸本体の軸直径ＤWと同じ寸法を有する
ように実施された軸は、ランアウト領域の末端で切欠き
効果が減少することに基づいて、耐荷能力に関して有利
である。歯形ランアウトが軸の歯底円直径に至るまで案
内される事実は、前記利点の他に、歯形が軸に移行する
移行断面の切欠き効果に対して肯定的影響も有してお
り、こうして、この領域において耐荷能力も高める。こ
のことは、特に、引抜き加工歯形に妥当する。そこで
は、一般に歯形ランアウトが軸の材料内で直接成端して
おり、そのことによって切欠き効果が特別大きくなる。
歯形引抜き加工の場合、切欠き効果減少の利点をもたら
すのは、引抜き工具が自由に引き抜かれて、こうして歯
形が全長にわたって同じ横断面を有する事実であり、こ
のことは、全長にわたる歯形の利用を意味する（工具導
入斜面が不要）。
れに続く平滑な軸本体の軸直径ＤWと同じ寸法を有する
ように実施された軸は、ランアウト領域の末端で切欠き
効果が減少することに基づいて、耐荷能力に関して有利
である。歯形ランアウトが軸の歯底円直径に至るまで案
内される事実は、前記利点の他に、歯形が軸に移行する
移行断面の切欠き効果に対して肯定的影響も有してお
り、こうして、この領域において耐荷能力も高める。こ
のことは、特に、引抜き加工歯形に妥当する。そこで
は、一般に歯形ランアウトが軸の材料内で直接成端して
おり、そのことによって切欠き効果が特別大きくなる。
歯形引抜き加工の場合、切欠き効果減少の利点をもたら
すのは、引抜き工具が自由に引き抜かれて、こうして歯
形が全長にわたって同じ横断面を有する事実であり、こ
のことは、全長にわたる歯形の利用を意味する（工具導
入斜面が不要）。
【００１２】歯形ランアウト輪郭の製造は、一方で、歯
形作製後に溝研削によって行うことができる。しかしそ
れは、他方で、歯形作製前に、適宜な予備輪郭を旋削
し、鍛造し又は塑性加工し、引き続き歯形転造加工又は
歯形引抜き加工によって創成することもできる。好まし
い実施態様では、ハブの内歯の歯面形状が平歯、軸の軸
歯の歯面形状がインボリュート歯である。この場合、歯
面の面間に充分に大きなバックラッシが生じ、これによ
り、軸はそれ相応に大きな捩りを吸収することができ
る。それと並んで、歯形のこの組合せは、製造技術上有
利に製造可能である。
形作製後に溝研削によって行うことができる。しかしそ
れは、他方で、歯形作製前に、適宜な予備輪郭を旋削
し、鍛造し又は塑性加工し、引き続き歯形転造加工又は
歯形引抜き加工によって創成することもできる。好まし
い実施態様では、ハブの内歯の歯面形状が平歯、軸の軸
歯の歯面形状がインボリュート歯である。この場合、歯
面の面間に充分に大きなバックラッシが生じ、これによ
り、軸はそれ相応に大きな捩りを吸収することができ
る。それと並んで、歯形のこの組合せは、製造技術上有
利に製造可能である。
【００１３】好ましい実施態様では、軸の軸歯は、その
歯丈が、ランアウト領域において、ピッチ円直径より下
の歯部分の領域で、最大10°のランアウト角度αで、基
礎円直径に又は軸本体に移行している。このことで、移
行領域において最適な力の吸収が保証され、これによ
り、切欠き効果が小さいままとなり、剪断応力のピーク
が防止される。好ましい実施態様では、ランアウト角度
αが、最大３〜４°を超えないように選定される。
歯丈が、ランアウト領域において、ピッチ円直径より下
の歯部分の領域で、最大10°のランアウト角度αで、基
礎円直径に又は軸本体に移行している。このことで、移
行領域において最適な力の吸収が保証され、これによ
り、切欠き効果が小さいままとなり、剪断応力のピーク
が防止される。好ましい実施態様では、ランアウト角度
αが、最大３〜４°を超えないように選定される。
【００１４】更に好ましい実施態様では、軸の外歯が、
全ランアウト領域において、完全歯形の歯先円直径に位
置する歯丈から出発して、連続的に変化するランアウト
角度αで、基礎円直径に又は軸本体に移行している。こ
れにより、軸歯のランアウト関数は製造技術上簡単に実
現することができる。
全ランアウト領域において、完全歯形の歯先円直径に位
置する歯丈から出発して、連続的に変化するランアウト
角度αで、基礎円直径に又は軸本体に移行している。こ
れにより、軸歯のランアウト関数は製造技術上簡単に実
現することができる。
【００１５】
【実施例】本発明によるトルク伝達装置の好ましい１実
施態様を図面において説明する。外歯付き軸１とハブ２
との間のトルク伝達装置が図１に示してある。軸歯５
は、軸本体９の方を向いた歯末端にランアウト領域３を
備えており、該領域は、ハブ２の内歯８の内部で歯断面
が一定している場合、軸方向で絶えず減少する歯丈ｈZ
を有する。軸歯５は、軸の軸線Ａを基準に、歯先円直径
ＤKWとピッチ円直径ＤT と歯底円直径ＤFWとを有する。
歯底円直径ＤFWは、この場合、平滑な軸本体９の軸直径
ＤW と同じ大きさである。更に、ハブ２の自由内径ＤKN
が示してある。ｈZKは完全軸歯形の歯丈であり、これは
歯先円直径ＤKWによって決まる。ｈZTは、ピッチ円直径
ＤT によって定義された歯丈、ｈZ はランアウト領域３
の歯丈全般である。
施態様を図面において説明する。外歯付き軸１とハブ２
との間のトルク伝達装置が図１に示してある。軸歯５
は、軸本体９の方を向いた歯末端にランアウト領域３を
備えており、該領域は、ハブ２の内歯８の内部で歯断面
が一定している場合、軸方向で絶えず減少する歯丈ｈZ
を有する。軸歯５は、軸の軸線Ａを基準に、歯先円直径
ＤKWとピッチ円直径ＤT と歯底円直径ＤFWとを有する。
歯底円直径ＤFWは、この場合、平滑な軸本体９の軸直径
ＤW と同じ大きさである。更に、ハブ２の自由内径ＤKN
が示してある。ｈZKは完全軸歯形の歯丈であり、これは
歯先円直径ＤKWによって決まる。ｈZTは、ピッチ円直径
ＤT によって定義された歯丈、ｈZ はランアウト領域３
の歯丈全般である。
【００１６】図２は、軸歯５の１個の歯が内歯８の歯溝
内に嵌め込まれているトルク伝達装置の一部を示す横断
面図である。軸歯５はインボリュート歯、内歯８は平歯
である。ピッチ円直径ＤT 上で歯面の面10、７が接触す
る。両側ではそれぞれ歯面の面10、７間にバックラッシ
Ｓ＝f(r)が生じる。図３には、軸方向で、歯先円直径Ｄ
KWから出発して、ピッチ円直径ＤT を経て基礎円直径Ｄ
FFに至る軸歯の歯丈ｈZ の勾配が示してある。歯先円直
径ＤKWとピッチ円直径ＤT と基礎円直径ＤFFはそれらの
半径で示してある。寸法はmm単位で記入されている。歯
形ランアウト３はその稜が軸方向に対して角度αを成
す。
内に嵌め込まれているトルク伝達装置の一部を示す横断
面図である。軸歯５はインボリュート歯、内歯８は平歯
である。ピッチ円直径ＤT 上で歯面の面10、７が接触す
る。両側ではそれぞれ歯面の面10、７間にバックラッシ
Ｓ＝f(r)が生じる。図３には、軸方向で、歯先円直径Ｄ
KWから出発して、ピッチ円直径ＤT を経て基礎円直径Ｄ
FFに至る軸歯の歯丈ｈZ の勾配が示してある。歯先円直
径ＤKWとピッチ円直径ＤT と基礎円直径ＤFFはそれらの
半径で示してある。寸法はmm単位で記入されている。歯
形ランアウト３はその稜が軸方向に対して角度αを成
す。
【００１７】内穴16.0mmのMB管軸に実施された種類32／
64、歯数34、圧力角45°、インボリュート歯のSAE 歯形
の歯形ランアウト関数が示してあり、内歯形は45°で平
歯が設けられている。明示された関数は、負荷モーメン
ト1000Nm以降に付加的歯形領域が歯に均一に当接して、
付加的にモーメント伝達に関与するように、定義されて
いる。関数が示すように、有利な関数上昇角度は約３°
〜４°で延びている。
64、歯数34、圧力角45°、インボリュート歯のSAE 歯形
の歯形ランアウト関数が示してあり、内歯形は45°で平
歯が設けられている。明示された関数は、負荷モーメン
ト1000Nm以降に付加的歯形領域が歯に均一に当接して、
付加的にモーメント伝達に関与するように、定義されて
いる。関数が示すように、有利な関数上昇角度は約３°
〜４°で延びている。
【００１８】以下、本発明の好適な実施態様を例示す
る。 １． 内歯付きハブ(2) とハブ(2) 内に差込み可能な外
歯付き軸(1) との間でトルクを伝達するトルク伝達装置
であって、ハブ(2) の内歯(8) と、軸(1) の軸歯(5)
が、異なる歯面断面形を備えており、軸歯(5) の歯面
(7) がピッチ円直径ＤT 上で内歯(8) の歯面(10)に当接
し、その他では歯面(7,10)間に周方向でバックラッシが
存在するものにおいて、軸(1) の軸歯(5) が、軸本体
(9) の方を向いた末端に、軸方向に関連して減少する歯
丈ｈZ を備えたランアウト領域(3) を有しており、軸歯
(5) のランアウト領域(3) が、その軸方向の伸長部にお
いて、実質的にハブ(2) の内歯(8) の内部にあることを
特徴とするトルク伝達装置。
る。 １． 内歯付きハブ(2) とハブ(2) 内に差込み可能な外
歯付き軸(1) との間でトルクを伝達するトルク伝達装置
であって、ハブ(2) の内歯(8) と、軸(1) の軸歯(5)
が、異なる歯面断面形を備えており、軸歯(5) の歯面
(7) がピッチ円直径ＤT 上で内歯(8) の歯面(10)に当接
し、その他では歯面(7,10)間に周方向でバックラッシが
存在するものにおいて、軸(1) の軸歯(5) が、軸本体
(9) の方を向いた末端に、軸方向に関連して減少する歯
丈ｈZ を備えたランアウト領域(3) を有しており、軸歯
(5) のランアウト領域(3) が、その軸方向の伸長部にお
いて、実質的にハブ(2) の内歯(8) の内部にあることを
特徴とするトルク伝達装置。
【００１９】２． ハブ(2) の内歯(8) が平歯として、
軸(1) の外歯(5) がインボリュート歯として構成されて
いることを特徴とする、上記１に記載のトルク伝達装
置。 ３． ランアウト領域(3) が、完全軸歯形のピッチ円直
径ＤT によって範囲が定められた歯丈ｈZTから、軸の軸
線Ａに対して最大10°のランアウト角度αで、最小で基
礎円直径ＤFFに移行していることを特徴とする、上記１
又は２に記載のトルク伝達装置。
軸(1) の外歯(5) がインボリュート歯として構成されて
いることを特徴とする、上記１に記載のトルク伝達装
置。 ３． ランアウト領域(3) が、完全軸歯形のピッチ円直
径ＤT によって範囲が定められた歯丈ｈZTから、軸の軸
線Ａに対して最大10°のランアウト角度αで、最小で基
礎円直径ＤFFに移行していることを特徴とする、上記１
又は２に記載のトルク伝達装置。
【００２０】４． ランアウト領域(3) が、完全軸歯形
の歯先円直径ＤKWによって範囲が定められた歯丈ｈZKか
ら出発して、軸の軸線Ａに対して連続的に変化するラン
アウト角度αで、最小で基礎円直径ＤFFに移行している
ことを特徴とする、上記１〜３のいずれか１に記載のト
ルク伝達装置。 ５． 軸(1) の軸歯(5) が、それに続く平滑な軸本体
(9) の軸直径ＤW に等しいか又はそれより大きい歯底円
直径ＤFWを有することを特徴とする、上記１〜４のいず
れか１に記載のトルク伝達装置。
の歯先円直径ＤKWによって範囲が定められた歯丈ｈZKか
ら出発して、軸の軸線Ａに対して連続的に変化するラン
アウト角度αで、最小で基礎円直径ＤFFに移行している
ことを特徴とする、上記１〜３のいずれか１に記載のト
ルク伝達装置。 ５． 軸(1) の軸歯(5) が、それに続く平滑な軸本体
(9) の軸直径ＤW に等しいか又はそれより大きい歯底円
直径ＤFWを有することを特徴とする、上記１〜４のいず
れか１に記載のトルク伝達装置。
【００２１】
【発明の効果】本発明によるトルク伝達装置内でのトル
ク負荷は、ピッチ円直径より下の歯面と減少する歯丈と
の間のバックラッシの故に、ハブ内部の軸方向領域にお
いて、最大でバックラッシが補償されるまで、軸の回動
を引き起こし、従って軸歯とハブの内歯との間で均一な
動力伝達を引き起こす。
ク負荷は、ピッチ円直径より下の歯面と減少する歯丈と
の間のバックラッシの故に、ハブ内部の軸方向領域にお
いて、最大でバックラッシが補償されるまで、軸の回動
を引き起こし、従って軸歯とハブの内歯との間で均一な
動力伝達を引き起こす。
【図１】本発明によるトルク伝達装置の半分を示す縦断
面図である。
面図である。
【図２】本発明によるトルク伝達装置の１個の歯の一部
を示す横断面図である。
を示す横断面図である。
【図３】本発明による軸歯のランアウト領域を設計する
ための関数例を示す。
ための関数例を示す。
１ 外歯付き軸 ２ ハブ ３ ランアウト領域 ５ 軸歯 ７、１０ 歯面 ８ 内歯 ９ 軸本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター・シュヴェルツラー ドイツ連邦共和国 グラットバッハ、エン ツリンガー・ベルク 43 (72)発明者 フリートヘルム・ヨーン ドイツ連邦共和国 オベーツハオゼン、ハ オゼナー・シュトラーセ ６
Claims (1)
- 【請求項１】 内歯付きハブ(2) とハブ(2) 内に差込み
可能な外歯付き軸(1) との間でトルクを伝達するトルク
伝達装置であって、ハブ(2) の内歯(8) と、軸(1) の軸
歯(5) が、異なる歯面断面形を備えており、軸歯(5) の
歯面(7) がピッチ円直径ＤT 上で内歯(8) の歯面(10)に
当接し、その他では歯面(7,10)間に周方向でバックラッ
シが存在するものにおいて、軸(1) の軸歯(5) が、軸本
体(9)の方を向いた末端に、軸方向に関連して減少する
歯丈ｈZ を備えたランアウト領域(3) を有しており、軸
歯(5) のランアウト領域(3) が、その軸方向の伸長部に
おいて、実質的にハブ(2) の内歯(8) の内部にあること
を特徴とするトルク伝達装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4415033A DE4415033C1 (de) | 1994-04-29 | 1994-04-29 | Verbindung zur harmonischen Übertragung von Drehmoment |
| DE44-15-033-4 | 1994-04-29 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07301304A true JPH07301304A (ja) | 1995-11-14 |
Family
ID=6516797
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7129159A Pending JPH07301304A (ja) | 1994-04-29 | 1995-04-28 | トルク伝達装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5660494A (ja) |
| JP (1) | JPH07301304A (ja) |
| DE (1) | DE4415033C1 (ja) |
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| CN110621899B (zh) * | 2017-04-25 | 2023-03-10 | Gkn 动力传动系统有限公司 | 轴连接件和具有这种轴连接件的驱动轴 |
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| WO2021024953A1 (en) | 2019-08-02 | 2021-02-11 | Enplas Corporation | A gear housing for a planetary gear device that structurally isolates an inner gear |
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1994
- 1994-04-29 DE DE4415033A patent/DE4415033C1/de not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-04-28 JP JP7129159A patent/JPH07301304A/ja active Pending
- 1995-05-01 US US08/431,580 patent/US5660494A/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5660494A (en) | 1997-08-26 |
| DE4415033C1 (de) | 1995-08-10 |
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