JPH07300714A - 紐通し装置 - Google Patents

紐通し装置

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Publication number
JPH07300714A
JPH07300714A JP10752994A JP10752994A JPH07300714A JP H07300714 A JPH07300714 A JP H07300714A JP 10752994 A JP10752994 A JP 10752994A JP 10752994 A JP10752994 A JP 10752994A JP H07300714 A JPH07300714 A JP H07300714A
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JP
Japan
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string
work
cord
threading
inserting part
Prior art date
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Pending
Application number
JP10752994A
Other languages
English (en)
Inventor
Eikichi Ataka
英吉 安宅
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DAISAN SHOKAI CO Ltd
DAISAN SHOKAI KK
Original Assignee
DAISAN SHOKAI CO Ltd
DAISAN SHOKAI KK
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Publication date
Application filed by DAISAN SHOKAI CO Ltd, DAISAN SHOKAI KK filed Critical DAISAN SHOKAI CO Ltd
Priority to JP10752994A priority Critical patent/JPH07300714A/ja
Publication of JPH07300714A publication Critical patent/JPH07300714A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スウェットパンツ、短パンツ等の衣類の胴回
りに形成された袋状の紐装入部に結び紐を装入する際、
この結び紐を係止して紐装入部に引き通すための紐通し
具が紐装入部を円滑に通るようにする。 【構成】 衣類の胴回りに形成された袋状の紐装入部4
に衣類の胴回りを締めるための紐体5を挿通する紐通し
装置であって、ワークWである衣類を前記紐装入部4が
適度の緊張度で略円形になるように紐装入部4の近傍を
固定して保持するワーク保持装置10と、弾性を有する
線材21の先端に紐体5の端部を係止することのできる
係止部材22を取り付けてなる紐通し具20と、該紐通
し具の係止部材22が前記ワーク保持装置10に固定さ
れたワークWの紐装入部4に沿って移動するように紐通
し具20を紐装入部4内に出し入れする紐通し具作動装
置30とを備えた構成とし、前記紐通し具20の係止部
材22を、線材21に対し軸心回りに回動可能に取り付
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば腰回りに結び紐
が設けられたスウェットパンツ、短パンツ等の衣類の製
造工程において、袋状の紐装入部に非伸縮性の紐を挿通
するために使用するに適した紐通し装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図8〜図10は上記衣類の1例である短
パンツを表している。この短パンツWは、生地1の胴側
の端部を内側に折り返し、その折返し部1aと生地の本
体部との間に帯状ゴム紐2を介装させ、2本の縫合線
3,3に沿ってこれらを縫合してある。また、折返し部
1aとゴム紐2との間で、かつ2本の縫合線3,3に挟
まれた紐装入部4には、非伸縮性の結び紐5が装入して
ある。この結び紐5は、折返し部1aの縫合が完了後、
折返し部1aの正面側に形成されている出入口1b,1
bから挿入と引き出しを行って紐装入部4に挿通され
る。そして、出入口1b,1bより短パンツWの裏側に
出ている結び紐5の両端部に結び目5a,5aを作り、
結び紐5の端部が紐装入部4内に入り込んでしまわない
ようにする。
【0003】結び紐5を紐装入部4に挿通するのに、ピ
アノ線等の弾性を有する金属線材の先端に、結び紐5の
一端部を着脱自在に係止し得る係止部材を取り付けた紐
通し具が従来より使用されている。その使用方法は、係
止部材をいずれかの出入口1bより紐装入部4に挿入
し、線材を紐装入部4内に送り込むことによって他方の
出入口1bより係止部材を出し、これに結び紐5の端部
を係止する。この状態で、線材を引き戻して係止部材を
出入口1aから引き出し、結び紐5を取り出すのであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、係止部材
によって結び紐を紐装入部4に案内するのであるが、ゴ
ム紐2と結び紐5が装入されるワークの胴部には伸縮性
を持たせるために多数の襞が設けられているため、係止
部材の先端がこの襞に突き当たる度に紐通し具が抵抗や
ねじれ作用を受け、紐通し具が円滑に紐装入部4を通ら
ず、途中で引っ掛かったり、また、結び紐5を引き出す
際には結び紐がねじれて絡まったりすることがあった。
本発明は、上記不具合を解消し、紐通し具が円滑に紐装
入部4を通るようにすることを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成とした。すなわち、本発明
にかかる紐通し装置は、衣類の胴回りに形成された袋状
の紐装入部に衣類の胴回りを締めるための紐体を挿通す
る紐通し装置であって、ワークである衣類を前記紐装入
部が適度の緊張度で略円形になるように紐装入部の近傍
を固定して保持するワーク保持装置と、弾性を有する線
材の先端に紐体の端部を係止することのできる係止部材
を取り付けてなる紐通し具と、該紐通し具の係止部材が
前記ワーク保持装置に固定されたワークの紐装入部に沿
って移動するように紐通し具を紐装入部内に出し入れす
る紐通し具作動装置とを備え、前記紐通し具の係止部材
は、線材に対し軸心回りに回動可能に取り付けられてい
ることを特徴としている。
【0006】
【作用】紐通し具の線材と係止部材とが互いに線材の軸
心回りに回動可能に連結されているので、紐通し具を紐
装入部に送り込む際や結び紐とともに紐装入部から引き
出す際に、係止部材が襞に突き当たっても、係止部材が
線材に対して軸心回りに回動して襞から受ける抵抗やね
じれ作用を逃し、紐通し具が円滑に紐装入部を通る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の1実施例として、前掲図8〜
図10に示す短パンツの紐装入部4に結び紐5を挿通す
るための紐通し装置について説明する。
【0008】この紐通し装置は、結び紐を装入しようと
する短パンツ等のワークWを所定の状態に保持するワー
ク保持装置10を備えている。ワーク保持装置10は、
平面視略円形のワーク保持体11にワークWの胴部を下
側から被せ、該ワークWの胴部を左右一対の押え具1
2,12によって外側からワーク保持体11に押し付け
てワークWを固定するとともに、口出し具13によって
ワークWの胴部前側を前方に押し出すことによって結び
紐の出入口1b,1bを口出しする構成となっている。
【0009】ベースプレート14の下側に取り付けられ
たワーク保持体11は、径が大きい下部11aと、それ
よりも若干径が小さい上部11bとからなり、上端がベ
ースプレート14に接する状態となるようにワークWを
このワーク保持体11に被せた場合、ゴム紐2が装入さ
れているワークWの上縁部分が上部11bの周囲に位置
するようになる。また、左右一対の押え具12,12
は、その先端の押え部12a,12aがワーク保持体1
1の下部11aの高さに設けられており、押え部12
a,12aがワーク保持体11の下部11aに軽く接触
するか、もしくはその寸前まで接近する状態と下部11
aから離れる状態とに固定シリンダ15,15によって
作動させるようになっている。よって、押え具12,1
2をワーク保持体11に接近する方向へ作動させると、
ワーク保持体11に被せられているワークWの上縁部分
よりも下側の部分P,Pがワーク保持体11の下部11
aと押え具12,12の押え部12a,12aによって
軽く挟み込まれ、ワークWが落ちない程度に保持され
る。ワークWの上縁部分は拘束はされないが、ほぼ円形
状に保持される。
【0010】口出し具13は、ワーク保持体11の正面
部の前側近傍に位置しており、口出しシリンダ16によ
って前後に突出および後退させられるようになってい
る。口出し具13を前方に突出させると、ワーク保持体
11に被せられているワークWの上縁部分の結び紐出入
口1b,1bが形成されている部分が前方に押し出さ
れ、それに伴ってゴム紐2が引き伸ばされた状態とな
る。また、口出し具13の前面部には上部を若干後方に
引っ込ませた段部13aが形成されていて、ゴム紐2が
引き伸ばされたワークWの上縁正面部分を出入口1b,
1bが正面を向くように表裏反転させ、その反転させた
上縁正面部分を前記段部13aに引っ掛けて保持させら
れるようになっている。
【0011】これら押え具12,12および口出し具1
3の操作スイッチ18はベースプレート14の上に設け
られており、操作スイッチ18をオンにすると、押え具
12,12、口出し具13の順に適当な時間差をおいて
作動する。
【0012】紐装入部4に結び紐5を通すための紐通し
具20は、ピアノ線等の弾性材料で作られた線材21の
先端に、結び紐4を挿通させて保持する開口部22aを
有する紡錘形の係止部材22を取り付けてなる。線材2
1と係止部材22とは、係止部材22の後端部に形成さ
れた孔22bに、抜止め21aが固着された線材21の
端部が回動自在に挿入されていて、線材21の軸心回り
に係止部材22が自在に回動し得るようになっている。
線材21は軸心と交差する方向への弾性を有するもので
あり、さらに、外力が加わらない状態では、円環状に巻
いた状態になるように湾曲グセが付与されている。
【0013】この紐通し具20を紐装入部4に出し入れ
させる紐通し具作動装置30は、ギヤードモータ31で
駆動される一対のローラ32,33によって線材21を
両側から挟み、ローラ32,33を正逆切替可能に回転
させることにより、線材21を突出および後退させるよ
うに構成されている。紐通し具作動装置30に取り付け
られたグリップ35を握り、適宜親指で突出ボタン36
と後退ボタン37を押して操作する。
【0014】次に、この紐通し装置を用いての結び紐通
し作業について説明する。
【0015】まず、上端がベースプレート14に接する
状態となるようにワークWの胴部をワーク保持体11に
下側から被せ、操作スイッチ18をオンにする。する
と、初めに左右一対の押え具12,12が作動してワー
クWの胴部をワーク保持体11に押し付けてワークWを
保持する。続いて、口出し具13が作動し、保持されて
いるワークWの胴部前側を前方に突き出し、結び紐の出
入口1b,1bを口出しするとともに、ゴム紐2,4を
引き伸ばし、上縁部分の襞を適度の緊張度である程度伸
ばす。次いで、手を使って、ワークWの上縁正面部分を
出入口1b,1bが外面を向くように表裏反転させる。
反転させた上縁正面部分は、口出し具13の段部13a
に引っ掛けて保持させる。
【0016】上記の如くワークWをワーク保持装置10
にセットした後、係止部材22の先端を線材21の巻き
方向に対応する側の出入口1bに差し込み、紐通し具作
動装置30の突出ボタン36を押して、紐通し具20を
紐装入部4に送り込む。ワークWの胴部の円周に合わせ
て線材21に湾曲グセが付与されているため、紐通し具
20が無理なく紐装入部4を進むことができる。また、
線材21の軸心回りに係止部材22が回動し得るように
なっているため、係止部材22の先端が襞に当って抵抗
やねじれ作用を受けた場合でも、係止部材22が軸心回
りに自由に回転し、その抵抗やねじれ作用を逃がすこと
ができる。
【0017】係止部材22が反対側の出入口1bが出た
ならば、突出ボタン36から指を離し、紐通し具作動装
置30を停止させる。そして、係止部材22の開口部2
2aに結び紐5の端部を取り付ける。今度は後退ボタン
37を押し、紐通し具20を後退させて紐装入部4から
抜き取り、その係止部材22に係止されている結び紐5
を取り出す。
【0018】然る後、ワークWの裏側に出ている結び紐
5の両端部に結び目5a,5aを作り、結び紐5の端部
が紐装入部4内に入り込んでしまわないようにする。そ
して、操作スイッチ18をオフにして、口出し具13と
押え具12,12を元に戻し、ワークWをワーク保持装
置10から外す。これにて結び紐5の装入作業が完了す
る。
【0019】以上、短パンツの紐装入部に結び紐を挿通
する作業について説明したが、この紐通し装置は、スウ
ェットパンツや他のパンツ類の紐装入部に結び紐を挿通
するのに使用できるのは勿論、パーカー等の上衣類の裾
を締めるための紐をその紐装入部に挿通するのにも使用
することができる。
【0020】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明にかかる紐
通し装置は、紐通し具の紐係止用の係止部材を線材の軸
心回りに回動可能に取り付けた構成とすることにより、
紐通し具を紐装入部に送り込む際、係止部材が受ける抵
抗やねじれ作用を逃し、紐通し具を円滑に紐装入部に通
せるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】紐通し装置の使用状態を示す図である。
【図2】ワーク保持装置の正面図である。
【図3】ワーク保持装置の平面図である。
【図4】ワーク保持装置の側面図である。
【図5】紐通し具の斜視図である。
【図6】紐通し具の要部の断面図である。
【図7】紐通し具作動装置の図である。
【図8】短パンツの正面図である。
【図9】図8におけるA部を裏側から見た図である。
【図10】図8におけるS−S断面図である。
【符号の説明】
W ワーク(短パンツ) 2 ゴム紐 4 紐装入部 5 結び紐 10 ワーク保持装置 20 紐通し具 21 線材 22 係止部材 30 紐通し具作動装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類の胴回りに形成された袋状の紐装入
    部に衣類の胴回りを締めるための紐体を挿通する紐通し
    装置であって、ワークである衣類を前記紐装入部が適度
    の緊張度で略円形になるように紐装入部の近傍を固定し
    て保持するワーク保持装置と、弾性を有する線材の先端
    に紐体の端部を係止することのできる係止部材を取り付
    けてなる紐通し具と、該紐通し具の係止部材が前記ワー
    ク保持装置に固定されたワークの紐装入部に沿って移動
    するように紐通し具を紐装入部内に出し入れする紐通し
    具作動装置とを備え、前記紐通し具の係止部材は、線材
    に対し軸心回りに回動可能に取り付けられていることを
    特徴とする紐通し装置。
JP10752994A 1994-04-22 1994-04-22 紐通し装置 Pending JPH07300714A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10752994A JPH07300714A (ja) 1994-04-22 1994-04-22 紐通し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10752994A JPH07300714A (ja) 1994-04-22 1994-04-22 紐通し装置

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JPH07300714A true JPH07300714A (ja) 1995-11-14

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ID=14461509

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JP10752994A Pending JPH07300714A (ja) 1994-04-22 1994-04-22 紐通し装置

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JP (1) JPH07300714A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103349385A (zh) * 2013-07-10 2013-10-16 健雄职业技术学院 一种多功能穿带器
CN106418856A (zh) * 2016-11-21 2017-02-22 远东服装(苏州)有限公司 一种全自动裤子腰头穿绳机

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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