JPH07300576A - 溶剤型接着剤 - Google Patents

溶剤型接着剤

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JPH07300576A
JPH07300576A JP9333994A JP9333994A JPH07300576A JP H07300576 A JPH07300576 A JP H07300576A JP 9333994 A JP9333994 A JP 9333994A JP 9333994 A JP9333994 A JP 9333994A JP H07300576 A JPH07300576 A JP H07300576A
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JP
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solvent
adhesive
synthetic resin
weight
parts
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JP9333994A
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English (en)
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Yasumasa Takao
泰正 高尾
Mayumi Koga
真由美 古賀
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Toli Corp
Original Assignee
Toli Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 低沸点溶剤、合成樹脂バインダーおよび充填
剤に加えて、皮膜形成剤として式:R−X−OH
(I) [式中、RはC6〜C12の置換または非置換のアリール
基、Xは−A1−,−A2−,−COA3−または−OC
OA4−(ただし、A1およびA3は、モノアルキレンオ
キサイド基またはポリアルキレンオキサイド基、A2
よびA4はアルキレン基である)である。]で示される化
合物を添加した溶剤型接着剤。 【効果】 本発明の接着剤は、特に最終接着強度の発現
が早く、初期のタック力に優れ、貼付け可能時間が長
く、施工作業性が良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶剤型接着剤、特に内
装材、例えば床材や巾木の施工に適した溶剤型接着剤に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、酢酸ビニル樹脂系溶剤型接着剤
が、アスベストの存在下で、ポリ酢酸ビニルまたは酢酸
ビニル共重合体をバインダーとし、メタノール等の極性
有機溶剤、その他の補助材料を配合して、用途に応じた
組成の接着剤として使用されている。
【0003】上記溶剤型接着剤には、充填剤としてアス
ベストが、それ自身アルカリ性を有することやチキソト
ロピー性を示すことなどから、多用されてきた。しか
し、その反面、アスベストは労働安全衛生法で有害な鉱
物性粉塵に指定されており、作業環境上問題が生じ、現
在使用されない傾向にある。ところが、充填剤からアス
ベストを除くと、接着剤の塗布後早くからアルコールの
みが蒸発して、短時間で接着剤の表面がバインダーの固
い皮膜で被われることになり、貼付け可能時間が極端に
短くなり、施工上の問題点が多く残る。
【0004】特公昭49−23812号公報には、可使
時間の長い接着剤として、界面活性剤を含む接着剤が開
示されている。界面活性剤を添加すると、塗布した接着
剤の表面に界面活性剤の薄い膜ができ、この膜が有機溶
剤の蒸発を抑えるのに有効であり、上記のようなバイン
ダー皮膜の早期形成は防止できる。しかし、この接着剤
では、いわば接着剤表面または接着剤層表面に石鹸が浮
いているような状態なので、被着体との接着性が低く、
特に垂直面の施工に必要な巾木糊などのように、早くか
らタックの出てきて欲しい用途には不向きである。ま
た、特開平5−105855号公報記載の接着剤では、
可塑剤又は高沸点溶剤を加えて初期のタック力を出し、
貼付可能時間を延ばす方法もあるが、貼付可能時間に限
界がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、充填
剤からアスベストを除去してもオープンタイムが長く、
初期のタック力の優れた施工性のよい溶剤型接着剤を提
供する。
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、低沸点
溶剤、合成樹脂バインダーおよび充填剤に加えて、皮膜
形成剤として式: R−X−OH (I) [式中、RはC6〜C12の置換または非置換のアリール
基、Xは−A1−,−A2−,−COA3−または−OC
OA4−(ただし、A1およびA3は、モノアルキレンオ
キサイド基またはポリアルキレンオキサイド基、A2
よびA4はアルキレン基である)である。]で示される化
合物を添加した溶剤型接着剤に存する。
【0006】本発明の接着剤は、合成樹脂バインダーと
低沸点溶剤とに加え、化合物(I)である被膜形成剤を
含有しているので、接着剤塗布直後は、各成分は混在し
ているが、しばらく時間が経過して接着剤塗布後に相当
程度の低沸点溶剤が蒸発すると、実質的に合成樹脂バイ
ンダーと化合物(I)との混合体が接着剤表面を覆う。
この状態において良好なタック力を保持しながら長い貼
付け可能時間が得られる。上記貼付け可能時間内に床材
または巾木を施工した後は、高タック力により施工時の
状態を維持し、やがて化合物(I)と残りの溶媒が蒸発
して強固な接着力が得られる。
【0007】本発明に使用する合成樹脂バインダーとし
ては、酢酸ビニル系ポリマーが望ましい。酢酸ビニル系
ポリマーの例は、酢酸ビニルホモポリマー、酢酸ビニル
/(メタ)アクリル酸コポリマー(酢酸ビニルと(メ
タ)アクリル酸の好ましいモル比90:10〜60:4
0)、エチレン/酢酸ビニルコポリマー、(エチレンと
酢酸ビニルの好ましいモル比90:10〜60:40)
などである。合成樹脂バインダーの分子量は、通常、
1,000〜1,000,000である。合成樹脂バイン
ダーとしては、酢酸ビニルホモポリマー単体や、酢酸ビ
ニルホモポリマーと酢酸ビニル−アクリル酸コポリマー
との混合物などが好適である。
【0008】本発明に使用する低沸点溶剤は、標準状態
での沸点が100℃以下の有機溶剤である。低沸点溶剤
は合成樹脂バインダーを溶解すれば何でもよい。低沸点
溶剤を例示すれば、アルコール(例えば、メタノール、
エタノール、イソプロパノール等)、ケトン(メチルエ
チルケトン、アセトン等)、エステル(酢酸エチル
等)、芳香族化合物(トルエン等)等である。メタノー
ル,エタノールが特に好ましい。接着剤において、低沸
点溶剤の量は、合成樹脂バインダー100重量部に対し
て、通常50〜300重量部、好ましくは80〜150
重量部である。
【0009】本発明に使用する充填剤は、アスベストを
含まない。充填剤を例示すれば、セピオライト、アタパ
ルジャイト、炭酸カルシウム、タルク、クレー、ケイソ
ウ土、マイカなどのアスベスト以外の労働安全衛生法上
無害な、従来公知の物質が挙げられる。これらの充填剤
は、必要に応じて1種または2種以上使用できる。充填
剤は、例えば合成樹脂バインダー100重量部に対して
通常、5〜400重量部、好ましくは20〜400部、
より好ましくは50〜250部配合される。セピオライ
トまたはアタパルジャイトは、合成樹脂バインダー10
0重量部に対して5〜20重量部配合するのが好まし
い。
【0010】本発明の接着剤は化学式(I)で示される
化合物を含有する。化合物(I)は可塑剤として働く。
化合物(I)を例示すれば、(i)アルキレングリコー
ルモノアリールエーテル類(R−A1−OH)、(ii)
アリールアルコール類(R−A2−OH)、(iii)アリ
ールカルボン酸エステル類(R−CO−A3−OH)、
および(iv)ヒドロキシカルボン酸アリールエステル
(R−OOC−A4−OH)が挙げられる。A1およびA
3は、アルキレン基の炭素数1〜6、好ましくは1〜4
であるモノアルキレンオキサイド基またはポリアルキレ
ンオキサイド基(即ち、−(OCm2m)n−)であること
が好ましい。ポリアルキレンオキサイド基において、ア
ルキレンオキサイド基の数は、通常2〜10、好ましく
は2〜5である。 A2およびA4は、炭素数1〜20、好ましくは炭素数1
〜10のアルキレン基である。
【0011】Rがフェニル基である化合物(I)を例示
すれば、 (i)アルキレングリコールモノフェニルエーテル類
(C65-A1-OH)[例えば、モノエチレングリコー
ルモノフェニルエーテル(C65OCH2CH2OH)、
ポリエチレングリコールモノフェニルエーテル(C65
(OC24)nOH)、プロピレングリコールモノフェニ
ルエーテル(C65OC36OH)、ポリプロピレング
リコールモノフェニルエーテル(C65(OC36)n
H)]; (ii)フェニルアルコール類(C65−A2−OH)
[例えば、フェニルエチルアルコール(C65CH2
2OH)、フェニルプロピルアルコール(C653
6OH)、フェニルブチルアルコール(C6548
H)、フェニルヘキシルアルコール(C65612
H)、フェニルオクチルアルコール(C65816
H)]; (iii)フェニルカルボン酸エステル類(C65CO−
3−OH)[例えば、安息香酸エチレングリコールモ
ノエステル(C65COOCH2CH2OH)、安息香酸
プロピレングリコールモノエステル(C65COOC3
6OH)、安息香酸ヘキシレングリコールモノエステ
ル(C65COOC612OH)、安息香酸ポリエチレ
ングリコールモノエステル(C65CO(OC24)n
H)、安息香酸ポリプロピレングリコールモノエステル
(C65CO(OC36)nOH)]; (iv)ヒドロキシカルボン酸フェニルエステル(C65
OOC−A4−OH)[例えば、オキシ酢酸フェニルエ
ステル(C65OOCCH2OH)、オキシプロピオン
酸フェニルエステル(C65OOCCH2CH2OH)、
乳酸フェニルエステル(C65OOCCH(OH)C
3)]などが挙げられる。上記において、nの数は、
2〜20である。化合物(I)としてはアルキレングリ
コールフェニルエーテルが好ましく、特に、モノエチレ
ングリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリコ
ールモノフェニルエーテルが好ましい。
【0012】化合物(I)におけるRが炭素数6未満の
炭化水素基である場合、例えばジエチレングリコールモ
ノブチルエーテル CH3−(CH2)3−(O−CH2CH2)
2−OH等である場合は、DMP(フタル酸ジメチル)
等の可塑剤を用いた場合と同様に、強度の発現に時間が
かかる。化合物(I)は、合成樹脂バインダー100重
量部に対して1〜25重量部、好ましくは5〜15重量
部添加する。添加量が1重量部未満であると、本発明の
効果が発揮されず、一方25重量部を超すと、バインダ
ーの軟化が大きく接着強度が得られない。
【0013】本発明の接着剤は、界面活性剤を含有して
もよい。界面活性剤によって、貼付可能時間が延長され
る。界面活性剤は、ノニオン性、アニオン性、カチオン
性のいずれであってもよい。界面活性剤としては、
(I)ポリオキシアルキレンアルキルエーテル(例え
ば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル,ポリオキシ
エチレンセチルエーテル,ポリオキシプロピレンセチル
エーテル等);(II)カルボン酸ソルビタンエステル
(例えば、ソルビタンモノラウレート,ソルビタンモノ
パルミテート,ソルビタンモノステアレート等);(II
I)ポリオキシアルキレンカルボン酸エステル(例え
ば、ポリオキシエチレンモノラウレート,ポリオキシエ
チレンモノステアレート,ポリオキシプロピレンモノラ
ウレート等);(IV)ソジウムラウリルサルフェート,
ラウリル硫酸エステルトリエタノールアミン塩,カリウ
ムステアリルサルフェート等;(V)ミリスチルフォス
フェートソジウム塩等が挙げられる。使用する低沸点溶
剤に応じて、効果の高いものを選択すれば良い。界面活
性剤の量は、合成樹脂バインダー100重量部に対し
て、通常5重量部以下、好ましくは0.01〜5重量
部、より好ましくは0.3〜1.5重量部である。
【0014】また上記接着剤を使用目的に合わせて増粘
させるには、アルカリ増粘剤が使用される。中でもカル
ボキシ化樹脂エマルションが好ましく、これを添加した
場合、粘度を自由に調整できるだけでなくテキソトロピ
ー性に優れた接着剤を得ることができる。アルカリ増粘
剤の量は、合成樹脂バインダー100重量部に対して、
通常、5重量部以下、好ましくは0.01〜3重量部、
より好ましくは0.1〜1.5重量部である。
【0015】本発明の接着剤を調製するには、単に各成
分を混合すれば良い。混合は、例えば、アジターなどに
よって行える。本発明の接着剤は、どのような用途にお
いても使用できる。合成樹脂同志の接着、合成樹脂と木
との接着、合成樹脂とコンクリートとの接着、合成樹脂
と金属(例えば鉄)との接着、合成樹脂とスレート板と
の接着などに適している。特に、巾木、タイル等の床材
の接着に好適である。
【0016】
【発明の好ましい態様】以下、実施例および比較例を示
し、本発明を具体的に説明する。実施例1〜3および比較例1〜5 表1に示す成分を混合して、接着剤を調製した。PVC
タイルを2.5cm巾×5cmにカットした後、床面にねか
した。塗布した各接着剤を用いてPVCタイルをスレー
ト板に貼付けた。初期タック力、貼付可能時間、接着強
度、接着強度、環境安全性、塗布作業性およびフイルム
強度を評価した。結果を表1に示す。
【0017】評価は次のようにして行った。初期タック力 オープンタイム1時間で、塗布した各接着剤でPVCタ
イルを貼付け、次に5秒間1Kgの荷重をかけた後、垂
直上方向に持ち上げてはがし、その時の最高強度を測定
し、初期タック力とした。 ◎: 1kg<初期タック力 ○: 0.8kg<初期タック力≦1kg △: 0.6kg<初期タック力≦0.8kg ×: 初期タック力≦0.6kg貼付可能時間 塗布した各接着剤に塩ビタイルを貼付け、1Kgの荷重を
5秒間かけた後、垂直方向に持ち上げてはがした際、タ
イル裏面に接着剤が付着しなくなった時間を貼付可能時
間とする。貼付可能時間の単位は時間である。接着強度 接着を行って2日後に、接着強度を測定した。 ○: 10kg<接着強度 △: 5kg<接着強度≦10kg ×: 接着強度≦5kg
【0018】環境安全性 労働安全衛生法で指定された有害な鉱物性粉塵を使用し
ているか否かで区別する。 ○:有害な鉱物性粉塵を使用していない ×:有害な鉱物性粉塵を使用している塗布作業 性 スレート板上に接着剤をくしケバを用いて塗布し、その
時の塗り易さとくし目の状態を観察する。 ○:塗布性は非常に軽く、くし目が立つ。 △:塗布性はやや軽く、くし目が立つ。 ×:塗布性は重く、くし目が流れる
【0019】
【表1】 実 施 例 比 較 例 1 2 3 1 2 3 4 5 酢ビ系樹脂 100 100 100 100 100 100 100 100 メタノール 120 120 120 120 120 120 120 120 セピオライト 3 3 3 3 3 3 3 マイカ 12 12 12 12 12 12 12 炭カル 60 60 60 60 60 60 60 粗粒充填剤 10 10 10 10 10 10 10 DMP 5 10 化合物(I)− 5 化合物(I)− 5 化合物(I)− 5 ブチルカルビトール 5 界面活性剤 1 1 1 1 1 1 1 1 アルカリ増粘剤 1 1 1 1 1 1 1 1 アスベスト 80 <結果> 初期タック力 ◎ ◎ ◎ × △ ◎ △ △ 貼付可能時間(時間) 240 240 240 150 180 240 240 180 接着強度 2日後 ○ ○ ○ ○ △ × ○ △ 環境安全性 ○ ○ ○ ○ ○ ○ × ○ 塗布作業性 ○ ○ ○ × △ ○ △ ○
【0020】注) 酢ビ系樹脂:酢酸ビニルとエチルアクリレートのモル比
8:2の共重合体(日本合成化学製) セピオライト: かさ比重0.07g/ml マイカ: 平均粒径3μm 炭カル: 平均粒径8μm 粗粒充填剤: (物質名)重質炭酸カルシウム、平均粒
径70メッシュ DMP:フタル酸ジメチル 化合物(I)−:
【化1】 エチレングリコールモノフェニルエーテル(ダウ・ケミ
カル製) 化合物(I)−:
【化2】 プロピレングリコールモノフェニルエーテル(ダウ・ケ
ミカル製) 化合物(I)−:
【化3】 ジエチレングリコールモノフェニルエーテル(ダウ・ケ
ミカル製) 界面活性剤:ノニオン系(花王製) アルカリ増粘剤 :プライマルASE60(ローム&ハ
ース製)
【0021】上記実施例および比較例の結果 実施例1〜3は2日後の接着強度が使用に耐える充分な
強度であったのに対し、比較例2,3,5では充分な接
着強度は得られなかった。また実施例1〜3は良好な初
期タック力を有しているのに比較例1,2,4,5は不
足している。環境安全性については、もちろん比較例4
はアスベストを添加しているので環境安全性は好ましく
ない。塗布作業性も実施例1〜3はすべて良好であった
のに対し、比較例1,2,4は良くなかった。
【0022】
【発明の効果】本発明においては、化合物(I)を添加
することにより、施工後の接着強度が短期間(1日後)
に出て、施工後短期間でタイルを使用できる。また、施
工後のタイルの寸法安定性の向上も得られる。さらに界
面活性剤を添加することにより、オープンタイムが向上
し、施工性が優れている。界面活性剤を添加してオープ
ンタイム調節できる。上述の通り本発明の接着剤におい
ては、低沸点溶剤および化合物(I)の組合せを活用し
ている。この内、低沸点溶剤は接着剤塗布時の粘度を下
げる機能を果たし、化合物(I)は、接着剤にタック力
を付与する役目を果たすとともに、親水性構造を有する
ので、溶剤が早くぬける(蒸発または下地の方へ逃げ
る)ことにより、接着剤皮膜が早期に硬化し、接着強度
が比較的早い時期に得られる。本発明の接着剤は、特に
最終接着強度の発現が早く、初期のタック力に優れ、貼
付け可能時間が長く、施工作業性が良い。アスベストを
使用しなくても良好な接着効果が得られ、環境安全上好
適である。強い初期タック力が長い時間持続する。更
に、貯蔵安定性も良い。フィルム自身が硬くなるので、
床材の寸法変化を抑えることができる。界面活性剤は従
来の床用接着剤に添加されていた界面活性剤でもよい
が、界面活性剤を添加して適宜施工対象物(タイル・巾
木等)に応じて調節することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低沸点溶剤、合成樹脂バインダーおよび
    充填剤に加えて、皮膜形成剤として式: R−X−OH (I) [式中、RはC6〜C12の置換または非置換のアリール
    基、Xは−A1−,−A2−,−COA3−または−OC
    OA4−(ただし、A1およびA3は、モノアルキレンオ
    キサイド基またはポリアルキレンオキサイド基、A2
    よびA4はアルキレン基である)である。]で示される化
    合物を添加した溶剤型接着剤。
  2. 【請求項2】 RがC6〜C8の置換または非置換のアリ
    ール基である請求項1記載の溶剤型接着剤。
  3. 【請求項3】 A1およびA3は、アルキレン基の炭素数
    が1〜6であるモノアルキレンオキサイド基またはポリ
    アルキレンオキサイド基であり、A2およびA4は、炭素
    数1〜20のアルキレン基である請求項1または2記載
    の溶剤型接着剤。
  4. 【請求項4】 A1およびA3は、モノエチレンオキサイ
    ド基、モノプロピレンオキサイド基またはポリエチレン
    オキサイド基である請求項1〜3のいずれかに記載の溶
    剤型接着剤。
  5. 【請求項5】 化合物(I)の量が合成樹脂バインダー
    100重量部に対して、1〜25重量部である請求項1
    〜4のいずれかに記載の溶剤型接着剤。
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