JPS619476A - 可使時間延長剤 - Google Patents

可使時間延長剤

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JPS619476A
JPS619476A JP13124984A JP13124984A JPS619476A JP S619476 A JPS619476 A JP S619476A JP 13124984 A JP13124984 A JP 13124984A JP 13124984 A JP13124984 A JP 13124984A JP S619476 A JPS619476 A JP S619476A
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JP
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pot life
polyvinyl acetate
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adhesive
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JP13124984A
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Munenori Togawa
戸川 宗則
Kenji Hojo
北城 健二
Kazuyuki Murakami
村上 一之
Eiichi Tajima
田島 栄一
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Takemoto Oil and Fat Co Ltd
Tajima Oyo Kako KK
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Takemoto Oil and Fat Co Ltd
Tajima Oyo Kako KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は溶剤型ポリ酢酸ビニル系接着剤の可使時間延長
剤に関するものである。更に詳しくは合成樹脂、特にポ
リ塩化ビニル系床材を下地に接着施工する際に用いられ
る溶剤型ポリ酢酸ビニル系接着剤の可使時間を長くシ、
良好な作業性を付与する可使時間延長剤に関するもので
ある。尚、本発明にいう可使時間とは次のようなもので
ある。すなわち耐水ベニヤかまたは石綿板上に接着剤を
J I S  A−5536に規定するクシ目ゴテにて
300g/rrr塗布し、この上にl0X1’Ocmに
切ったJ I S  A−5705に規定するタイルを
置き、タイルの上に200gの分銅を10秒間のせた後
直ちにタイルを剥し、目視判定にて接着剤がタイル裏面
のグルーライン(接着剤のクシ山の部分がタイル裏面と
接触した線状の部分)の面積の50%以上に付着してい
るまでの時間をさす。
合成樹脂、特にポリ塩化ビニルからなる床材をモルタル
などの下地に貼着するのにポリ酢酸ビニル系の接着剤が
使用されている。
この種の接着剤は他のものに比べ比較的安価であること
、床材の素材であるポリ塩化ビニルなどに対し良好な親
和性を有すること、取扱いが容易であること等の種々の
利点を有するものである。そして、この種の接着剤は大
別してエマルジョンと呼ばれる水性タイプと有機溶剤を
媒介とする溶剤タイプの2種に分けられる。前者は環境
上好ましい反面比較的接着強度が弱く耐水性にも劣って
いる。したがって接着強度や耐水性の必要な場所には溶
剤タイプのものが欠かせない存在となっている。
上記溶剤型接着剤はエマルジョン型の接着剤と異なり、
下地に塗布すると溶剤が揮散することにより接着剤自体
が固化するものである。
そして、この溶剤の揮散はかなり速い速度で行われるの
で接着剤を下地に塗布後との上に床材を貼るまでの時間
的余裕(可使時間)が短く、接着のタイミングが遅れる
と床材の剥離、反り、ふくれ等の問題を起し、接着作業
にも種々の制約が伴うなど好ましくなかった。
この可使時間は夏場の高温時において短かくなるが、冬
場の気温が0℃以下になる低温時においても短かくなる
ことが知られている。この冬場の現象についてはいかな
る理由によるものかは判明していないが次のように考え
られている。すなわち低温になると組成物中に混合され
ている種々の添加剤の相溶性が低下し、系のバランスが
くずれ直接溶剤が揮散しやすくなるためと推察されてい
る。
この問題を解決する試みとして、可使時間延長剤を添加
することが、従来から行われている。
そして、可使時間延長剤としては、過去に次のようなも
のが提案されているが、広い温度範囲にわたって要求さ
れる可使時間を与えるものはいまだに見出されていない
(i)アミン類:ステアリルアミン、 ラウリルアミン等 (11)グリセリンエステル類: グリセリンモノステアレート、 グリセリンモノベヘネート、 ジグリセリンモノ(ジ)ステア レート、ポリオキジエチレンジ グリセリンモノステアレー1−等 (iii)プロピレングリコールエステル類:プロピレ
ングリコールモノステ アレート等 (iv)一般的界面活性剤類: ポリオキシアルキレンアルキルエー テル、ソルビタンエステル、アルキ ルサルフェート、アルキルホスフェ ート等 上記のうち、アミン類およびグリセリンエステル類は室
温から夏場の高温域では効果がある。
しかし0℃以下の低温域においては効果がなく可使時間
が短かくなる。したがって寒冷地に適さない。プロピレ
ングリコールエステル類は高温域においてもあまり顕著
な効果は示さない。
界面活性剤類は室温から高温域にかけて効果を示さない
。更にこれらの化合物は接着剤の粘度を低下させ、タッ
ク(粘看性)を低下させる。
一般的にいって、接着剤溶液に透明に溶解するものは効
果がない。また、アルキレンオキサイドを高モル付加し
たものや不飽和基を含有するものも溶解度が高く効果が
少ない。
本発明は前記従来の問題を解決し、夏場から冬場までの
広い温度範囲で、特に低温においても良好な可使時間延
長効果を奏する溶剤型ポリ酢酸ビニル系接着剤用の可使
時間延長剤を提供するものである。
すなわち本発明は。
l)下記一般式([)で示される溶剤型ポリ酢酸ビニル
系接着剤組成物用可使時間延長剤。
および 2) 下記−・般式(1)で示される化合物と平均イ]
加モル数が0.5〜1.5モルであるステアリルアルコ
ールエチレンオキサイド付加物(化合物(n)と略)と
からなり、かつ前者の含有率が50重型箔以上である溶
剤型ポリ酢酸ビニル系接着剤組成物用可使時間延長剤。
CH,OY、      CH,0CORをその要旨と
するものである。
一般式(1)で示される化合物はホウ酸とグリセリンと
脂肪酸(または脂肪酸ハライド)とを常法によりエステ
ル化することから得られる有機ホウ酸エステルであり、
好適な具体例としては、CORにおいてRff1c 、
、のラウリル酸残基、C0Sのミリスチン酸残基、C1
Sのパルミチン酸残基、C17のステアリン酸残基、C
10のヒドロキシステアリン酸残基、C2,のベヘニン
酸残基である化合物があげられる。
更に本発明で使用しうる平均付加モル数が0゜5〜1.
5モルであるステアリルアルコールエチレンオキサイド
付加物(化合物■)とはステアリルアルコール1モルに
エチレンオキサイドが平均で0.5〜1.5モル付加し
た化合物を意味し、未反応ステアリルアルコールやエチ
レンオキサイドの2モル以上付加物等が実質的に含まれ
ていても良い。
ここでいうステアリルアルコールとは、炭素数が18の
ステアリルアルコールを主成分とする固型アルコールの
混合物であり、マツコラ鯨油、牛脂等の動物油、大豆油
等の植物油などの天然油脂を原料とし接触還元あるいは
炭素数18のアルキル基を多量に含む不飽和アルコール
の水素添加により得られる種々の純度のステアリルアル
コールを意味し、該ステアリルアルコールが50重量%
以上含まれる固型アルコールであれば本発明に使用しう
る。
化合物(If)はエチレンオキサイドの平均付加モル数
が2モル以上になると接着剤との相溶性を増し、顕著な
効果を示さなくなる。また平均付加モル数が0.4モル
以下であると未反応の原料ステアリルアルコール分が増
加し可使時間延長効果が少ない。
化合物(n)のアルキル基の炭素数が16以下では接着
剤との相溶性を増し好ましくなく、炭素数が20以上で
は逆に接着剤との相溶性が悪くなるのか大きな結晶が析
出し効果がない。
一般式(1)の化合物は広い温度範囲で可使時間を延長
0することができる。一般式(1)の化合物と化合物(
II)とを併用することにより、より一層の可使時間を
延長することができるとともに良好なタック性も保持で
きる。また一般式(1)の化合物と化合物(II)との
混合物を使用する場合、前者を50重量%以上含有する
ことによりすぐれた可使時間延長効果を与えるとともに
、タック性も良好な接着剤組成物とすることができる。
一般式([)の化合物が50重量%以下の時は。
可使時間延長効果は有するもののタックが不足し作業性
に支障をきたす。
このような化合物は溶剤型ポリ酢酸ビニル系の接着剤に
添加混合される。この溶剤型酢酸ビニル系接着剤はその
配合組成は特に限定されない。この種の接着剤に用いら
れるポリ酢酸ビニル系樹脂としては、酢酸ビニルの単独
重合体のばか酢酸ビニルとエチレン、プロピレン等のオ
レフィン、あるいはアクリル酸、メタアクリル酸、マレ
イン酸等の不飽和酸あるいはそのアルキルエステル塩化
ビニルなどとの共重合体がある。
有機溶剤としては前述のような樹脂を溶解しうるちので
あれば特に限定はない。工業的に安価に入手でき比較的
安全であるアルコール類、特にメタノール、エタノール
が良く用いられる。
そのほかには酢酸エチル、トルエン、アセトンなどが例
示できる。
またこの種の接着剤には通常炭酸カルシウム、タルク、
クレー、アスベストなどのフィラーやロジン、変性ロジ
ン、石油樹脂などの粘着付与剤などのほか、一般に使用
されている添加剤類を使用することもなんらさしつかえ
ない。
本発明の可使時間延長剤は上述のような接着剤のポリ酢
酸ビニル系樹脂に対し0.05〜5重量%を接着剤の製
造時に通常添加する。もちろんこの場合これ、に従来公
知の可使時間延長剤を併用することもなんらさしつかえ
ない。そして本発明の可使時間延長剤は前述のとと<(
1)夏場の高温時に可使時間が延長され良好な作業性を
与えること、(2)0℃以下の低温時においても可使時
間が延長され良好な作業性を与えること、(3)タック
の良好な接着剤組成物を与えること、等の優れた効果を
有するものである。
次に実施例について本発明をより具体的に説明する。
実施例1〜9及び比較例1〜10 まずポリ酢酸ビニルのメタノール溶液(固型分50%)
 LOOgに表−1に示す置換基を変えた式(1)の化
合物5種、及び式(1)と化合物(II)の混合比を変
えた4種の可使時間延長剤をそれぞれ2g、メタノール
20gを加えて混合する。更に炭酸カルシウム50g、
アスベスト50gを加えて攪拌混合して接着剤を得た。
一方。
尚比較のために表−2及び表−3に示す従来の可使時間
延長剤を用いて同様に接着剤10種を得、これを比較例
とした。これらの接着剤について最初に定義した要領で
25℃、0℃、−5℃における可使時間を測定した。そ
の結果をそれぞれの表に併記した。
これらの表から本発明の可使時間延長剤を用いたものは
高温から低温までの広い温度範囲において良好な可使時
間延長効果がみられ、特に式(1)の化合物と化合物(
11)とを併用したものの効果が顕著であることがわか
る。そしてこのものはタック性も良好であった。
タック性;0°Cにおける可使時間測定時に、粘着の強
さを官能して判定し、そ の最良値をもってそれぞれのサン プル間の比較をし、相対的に良好 なものを○、やや劣るものをΔ、 劣るものをXとした。
(以下余白) 表  −2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記一般式( I )で示される溶剤型ポリ酢酸ビニ
    ル系接着剤組成物用可使時間延長剤。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔但し、式中Y_1、Y_2はまたはCORを表わし、
    Rは炭素数11〜21のアルキル基またはヒドロキシア
    ルキル基を表わす。〕 2、下記一般式( I )で示される化合物と平均付加モ
    ル数が0.5〜1.5モルであるステアリルアルコール
    エチレンオキサイド付加物とからなり、かつ前者の含有
    率が50重量%以上である溶剤型ポリ酢酸ビニル系接着
    剤組成物用可使時間延長剤。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔但し、式中Y_1、Y_2はHまたはCORを表わし
    、Rは炭素数11〜21のアルキル基またはヒドロキシ
    アルキル基を表わす。〕
JP13124984A 1984-06-26 1984-06-26 可使時間延長剤 Granted JPS619476A (ja)

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JPH0223586B2 JPH0223586B2 (ja) 1990-05-24

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01500277A (ja) * 1986-07-11 1989-02-02 ボレアリス ホールディング アクティーゼルスカブ 重合体組成物
US4906680A (en) * 1987-04-14 1990-03-06 Bridgestone Corporation Rubber composition and steel cord-rubber composite body
US6337742B2 (en) 1988-04-28 2002-01-08 Pruftechnik Dieter Busch Ag Device for ascertaining the relative position of a reference axis of an object relative to a reference beam, in particular a laser beam
US6356348B1 (en) 1988-04-28 2002-03-12 Prutechnik Dieter Busch Ag Device for ascertaining the relative position of a reference axis of an object relative to a reference beam, in particular a laser beam

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US6356348B1 (en) 1988-04-28 2002-03-12 Prutechnik Dieter Busch Ag Device for ascertaining the relative position of a reference axis of an object relative to a reference beam, in particular a laser beam

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JPH0223586B2 (ja) 1990-05-24

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