JPH0729974Y2 - 縫製機におけるファスナー送り出し装置 - Google Patents

縫製機におけるファスナー送り出し装置

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JPH0729974Y2
JPH0729974Y2 JP7502788U JP7502788U JPH0729974Y2 JP H0729974 Y2 JPH0729974 Y2 JP H0729974Y2 JP 7502788 U JP7502788 U JP 7502788U JP 7502788 U JP7502788 U JP 7502788U JP H0729974 Y2 JPH0729974 Y2 JP H0729974Y2
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JP
Japan
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fastener
sewing
sewing machine
feeding
sewn
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JP7502788U
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英夫 麻生
進 阪口
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Takatori Corp
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Takatori Corp
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は縫製機におけるファスナー送り出し装置に係
り、詳しくは縫製開始直後の数針分だけファスナーを縫
製方向に見頃等と同期して送り出すファスナー送り出し
装置に関するものである。
(従来の技術) ファスナーの縫製時には、例えば第4図に示すように、
ファスナー供給部(図示せず)からファスナー10が、テ
ンションガイド21を通してバインダー20の先端部に案内
されて送られている。一方、バインダー20の先端部に
は、大押え(図示せず)により見頃30と玉布40が送られ
ている(第5図参照)。
ここで、玉布40は、第5図に示すように、見頃30上で、
バインダー20によりほぼ逆T字状折り込まれており、そ
の折り込み部両端41が玉布ガイド24により案内されてい
る。また、この折り込み部両端41上に、それぞれファス
ナー10の生地部11がファスナーサポート22により案内さ
れて送られ、また虫部12がファスナーガイド23により案
内されて送られており、ミシンの縫針51によりファスナ
ー10の生地部11が送り込み部両端41を介して見頃30に縫
い付けられる。
この縫製後に見頃30と共にファスナー10を裏返しする
と、ファスナー10の虫部12同士が互いに向かい合い、ス
ライダーにより虫部12同士が互いに噛み合う。
(考案が解決しようとする課題) 上記縫合時において、見頃30と玉布40は大押えにより強
制的に縫製方向に送られるが、ファスナー10には縫製方
向に送る特別な部材がなく、ファスナー10は単にミシン
の縫込みにより縫製方向に送られているに過ぎない。
このため、縫製開始直後の数針分は、見頃30と玉布40の
送り速度にファスナー10がついて行けない事態が生じ
る。すなわち、ファスナー10とガイド21、23、サポート
22等との間の摩擦による抵抗等で縫製直後の数針分はど
うしても円滑に送られず、見頃30、玉虫40に比してファ
スナー10の送りが遅れてしまう。
この結果、見頃30とファスナー10との縫いが一致しなか
ったり、また左右のファスナー10間に縫いずれが生じた
り、全体の縫い寸法が異なったりする等の縫製不良が発
生する問題があった。
本考案の上記従来技術の問題点を解決するもので、その
目的とするところは、見頃とファスナーとの縫いが一致
しなかったり、左右のファスナー間に縫いずれが生じた
りする等の縫製不良を無くすことが出来る縫製機におけ
るファスナー送り出し装置を提供することである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案のファスナー送り出し装
置では、見頃等の被縫製物に縫い付けられるファスナー
を縫製方向に送り出す送り出し部材と、縫製開始時にフ
ァスナーを被縫製物に同期して送り出し、数針分だけフ
ァスナーを被縫製物と同期させて送り出した後に送り出
し動作を解除するように前記送り出し部材を制御する駆
動制御手段とから構成したことを特徴としている。
(作用) 縫製開始時に駆動制御手段により送り出し部材が動作
し、ファスナーとガイド、サポート等との間の摩擦によ
る抵抗等に抗してファスナーを見頃等と同期させて送り
出す。
そして、数針分だけファスナーを送り出した後、すなわ
ちファスナーとガイド、サポート等との間の摩擦による
抵抗等に打ち勝ってファスナーを円滑に送り出せるよう
になったら、送り出し部材をファスナーから離して、送
り出し動作を解除する。
この後は、これまでと同様にミシンの縫込によりファス
ナーを送り出し、見頃等に縫い付ける。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本考案の送り出し装置を装備した縫製機の部分
正面図、第2図は送り出し装置部分の側面図、第3図は
同平面図である。図中第4図及び第5図に示す部分と同
一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
ファスナー10は、巻枠70からテンションガイド21を介し
てバインダー20の先端部に送られる。また、バインダー
20の先端部には大押え(図示せず)により見頃30、玉布
40が送られる(第5図参照)。そして、バインダー20の
先端部でミシン50の縫針51によりファスナー10の生地部
11が折り込み部両端41を介して見頃30に縫い付けられる
(第5図参照)。
このように構成されたミシン50の縫針51側(第1図左
側)には、縫製開始直後の数針分(5〜6針分)だけフ
ァスナー10を見頃30、玉布40に同期して縫製方向(第1
図左方向)に強制的に送り出すためのファスナー送り装
置60が装備されている。
このファスナー送り出し装置60は、ファスナー10を縫製
方向(第1図左方向)に引っ張って送り出す送り出し部
材61と、この送り出し部材61を駆動制御する駆動制御手
段66とから構成されている。
前記送り出し部材61は、ミシンアーム52の一側面に固定
された二本のガイド軸61、61に案内されて第1図の左右
方向に移動する摺動体62と、この摺動体62の下端部に固
定されたL字ブラケット63と、このL字ブラケット63の
下端水平部63aに固定した垂直軸63bに案内されて昇降す
る昇降体64と、この昇降体64に固定された一対の送り爪
65、65とから構成されている。ここで、送り爪65はほぼ
L字状に形成され、縫針51側に延びる水平部65aの先端
部650aは更に下方に直角に折曲されている。
また、前記駆動制御手段66は、ミシンアーム52の一側面
に固定されて摺動体62を案内軸61に沿って往復移動させ
るシリンダ67と、L字ブラケット64の下端水平部64aに
固定されて昇降体65を昇降動作させるシリンダ68と、シ
リンダ67、68に装備したコントロール弁67a、68aに電気
信号を送ってエアーポンプ80からシリンダ67、68に供給
される空気量を制御してシリンダ67、68の動作を制御す
るコントローラ69とから構成されている。ここで、コン
トローラ69は、ファスナー10が見頃30、玉布40の送り速
度に合わせて強制的に送り出されるようにシリンダ67、
68を制御する。
次に上記ファスナー送り装置60の動作を説明する。
縫製開始前では、送り爪65、65は後退して上昇位置(第
1図に示す実線位置)にある。そして、バインダー20が
第1図に示す二点鎖線位置から実線位置に下降して縫製
準備が完了すると、コントローラ69により、まずシリン
ダ67のピストンが前進動作し、これにより摺動体62が移
動して、送り爪65が縫針51に接近する方向に動く。
次いで、シリンダ68のピストンが下降動作し、これによ
り昇降体64が移動して、送り爪65が下降し、先端部650a
がファスナー10(生地部11)に引っ掛かる。
縫製が開始されると、コントローラ69によりシリンダ67
のピストンが後退動作し、これにより送り爪65が縫製方
向(第1図左方向)に移動して、ファスナー10を見頃3
0、玉布40の送り速度に同期して送り出す。この送り出
し動作は縫製開始直後の数針分(5〜6針分)に行われ
る。数針分(5〜6針分)送り出し動作を行ったら、シ
リンダ68のピストンが上昇動作して送り爪65を縫製開始
前の位置に戻す。数針分送り出すと、以後ファスナー10
はミシン50の縫込みだけで円滑に送られるようになる。
なお、送り出し動作の時間はコントローラ69のタイマー
等により簡単に設定することが出来る。
このように縫製開始直後の数針分だけファスナー10を強
制的に送り出すと、見頃30とファスナー10との縫いが一
致しなかったり、また左右のファスナー10間に縫いずれ
が生じたり、全体の縫い寸法が異なったりする等の縫製
不良が防止される。
上記実施例のように、一対の送り爪65、65を使用する
と、送り爪65間の間隔を例えば8mm〜26mm程度まで調整
することが可能となり、バインダー20の先端部に送られ
る左右のファスナー10の間隔が変更しても容易に対応す
ることが可能となる。また、ファスナー送り出し装置60
をミシン50の頭部側に装備しているので、大押え側に装
備する場合に比して縫製長さの変更等に容易に対応する
ことが可能となる。
なお、上記実施例では送り出し部材に送り爪65を使用し
た場合を示したが、例えばローラ、ピン等を使用しても
よい。また、送り爪65を動作するのにシリンダ67、68を
使用した場合を示したが、これに限定されない。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の縫製機におけるファスナー
送り出し装置によれば、縫製開始直後の数針分だけファ
スナーを強制的に送り出すことが出来るので、見頃とフ
ァスナーとの縫いが一致しないかったり、左右のファス
ナー間に縫いずれが生じたりする等の縫製不良を無くす
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図は本考案の送り出し装置を装備した縫製機の部分正
面図、第2図は送り出し装置部分の側面図、第3図は同
平面図であり、また第4図は従来の縫製機(ミシン)の
バインダー部分の拡大正面図であり、また第5図はファ
スナーと見頃と玉布との配置関係を示す説明図である。 10……ファスナー、30……被縫製物(見頃) 50……縫製機(ミシン) 60……ファスナー送り出し装置 61……送り出し部材、65……送り爪 66……駆動制御手段、67、68……シリンダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】見頃等の被縫製物に縫い付けられるファス
    ナーを縫製方向に送り出す送り出し部材と、 縫製開始時にファスナーを被縫製物に同期して送り出
    し、数針分だけファスナーを被縫製物と同期させて送り
    出した後に送り出し動作を解除するように前記送り出し
    部材を制御する駆動制御手段とから構成したことを特徴
    とする縫製機におけるファスナー送り出し装置。
JP7502788U 1988-06-06 1988-06-06 縫製機におけるファスナー送り出し装置 Expired - Lifetime JPH0729974Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7502788U JPH0729974Y2 (ja) 1988-06-06 1988-06-06 縫製機におけるファスナー送り出し装置

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JP7502788U JPH0729974Y2 (ja) 1988-06-06 1988-06-06 縫製機におけるファスナー送り出し装置

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Publication Number Publication Date
JPH01178884U JPH01178884U (ja) 1989-12-21
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