JPH07299749A - 研削液の回収循環機構 - Google Patents

研削液の回収循環機構

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JPH07299749A
JPH07299749A JP11961594A JP11961594A JPH07299749A JP H07299749 A JPH07299749 A JP H07299749A JP 11961594 A JP11961594 A JP 11961594A JP 11961594 A JP11961594 A JP 11961594A JP H07299749 A JPH07299749 A JP H07299749A
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JP
Japan
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grinding
grinding fluid
recovery
tank
pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP11961594A
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English (en)
Inventor
Takafumi Nakao
隆文 中尾
Nobuo Suzuki
信男 鈴木
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Hitachi Ltd
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Electronics Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の回収循環機構を改良し、使用済みの研
削液より夾雑物を良好に除去して再使用する、新しい回
収循環機構2を提供する。 【構成】 第1のポンプ12と研削機構14の間に接続さ
れ、研削機構14に供給される研削液に混入している夾雑
物を除去し、開閉可能な密閉ケース21a,21b に収容され
た2個のカートリッジフィルタ21,21 と、これらを交互
に切り換える切り換えバルブ22a,22b 、および、切り換
えられたカートリッジフィルタ21を透過した研削液の流
量を計測する流量センサ23とを設けて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、使用済みの研削液を
回収して再使用する回収循環機構に関する。
【0002】
【従来の技術】精密部品の製作には研削加工があり、研
削加工においては部品に対して研削液を噴射して円滑な
研削がなされている。研削液には各種があり、部品の材
質や加工精度に応じて適切なものが使用されるが、いず
れも無駄がないように、使用済みの研削液は回収循環機
構により回収して再使用される。この回収された研削液
には、研削クズや砥石のカケラまたは微分末などの、大
小のさまざまな夾雑物が混入しているので、これらはフ
ィルタにより濾過して除去されている。
【0003】図2は、従来の回収循環機構の一例を示
す。回収循環機構1は、研削液タンク11と、第1のポン
プ12、ストレーナ13、研削機構14、回収タンク15、第2
のポンプ16、およびフィルタ部17が、図示のように配管
接続され、フィルタ部17の上部にガス排気器18を設けて
構成されている。フィルタ部17のフィルタとしてロール
ペーパー171 が使用され、また回収タンク15には、回転
するドラムが中にあり、遠心力により夾雑物を取り除き
研削液が回収タンクに回収されるセパレータとよばれる
濾過器151 が設けてある。部品の研削加工においては、
研削液タンク内の研削液を第1のポンプ12により吸い上
げ、これに混入している夾雑物をストレーナ13により除
去し、研削機構14に供給して加工中の部品Wに対して噴
射される。使用済みの研削液は、濾過器151 により夾雑
物が除去されて回収タンク15に回収され、これより第2
のポンプ16によりフィルタ部17に供給され、ロールペー
パー171 により夾雑物が除去されて研削液タンク11に循
環する。この場合、フィルタ部17の上面は露出している
ので、濾過中の研削液にはここで発散するものがあり、
発散したミストガスはガス排気器18により集められて外
部に排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の回収循
環機構1においては、夾雑物の除去対策として、ストレ
ーナ13、濾過器151 およびロールペーパー171 の3重の
濾過機構が設けられているが、これらによってもなお、
夾雑物は十分に除去されず、または研削機構14に対して
研削液が円滑に供給されないことがある。その理由とし
ては、ストレーナ13と濾過器151 は、いずれもかなり大
雑把な濾過機能しかなく大きい夾雑物のみを除去するも
ので、特にストレーナ13は目詰りを起こし易く、目詰り
すると研削機構14に対する研削液の供給量が低下する。
一方、ロールペーパー171 は濾過機能はあまり良好でな
く、これを繰り出して新しい面を使用するものとされて
いる。このため、繰り出しはつねに濾過状態を観察して
適時に行うことが必要であるが、このタイミングを誤る
と目詰りが発生し、または夾雑物には透過するものがあ
り、これが研削液タンク11を経由してストレーナ13に入
ると、ストレーナ13は上記のように目詰りする。しかし
なかには、ストレーナ13を透過して研削中の部品に噴射
される夾雑物もあり、これにより部品にはカケ、クラッ
シュあるいはスクラッチなどがしばしば発生し、その品
質がかえって低下しているのが現状である。さらにフィ
ルタ部17においては、ロールペーパー171 が目詰りする
と、研削液が溢れ出て周辺の付帯設備を汚染し、または
故障を惹起するなど、多くの欠点がある。この発明は以
上の欠点を解消するためになされたもので、上記した従
来の回収循環機構を改良し、使用済みの研削液より夾雑
物を除去し、清浄で適量の研削液を部品に対して噴射す
る、新しい回収循環機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成した研削液の回収循環機構であって、前記した従来
の回収循環機構の、第1のポンプと研削機構の間に接続
され、研削機構に供給される研削液に混入している夾雑
物を除去する2個のカートリッジフィルタと、2個のカ
ートリッジフィルタを切り換えて交互に使用する切り換
えバルブ、および、切り換えられたカートリッジフィル
タを透過した研削液の流量を計測する流量センサとを設
けて構成される。上記において、2組の各カートリッジ
フィルタは、開閉可能な密閉ケースに収容される。
【0006】
【作用】上記のカートリッジフィルタは、ミクロンメッ
シュの化学繊維が円筒形に形成され、円筒内に研削液を
注入すると、夾雑物が除去されてその外側に浸出する、
良好な濾過性能を有するもので、この発明においては2
個のカートリッジフィルタを設け、切り換えて交互に使
用するので、従来のロールペーパーのように濾過状態を
つねに観察する必要がなく、夾雑物はつねに良好に除去
される。夾雑物が除去された研削液は、その流量が流量
センサにより計測され、これを監視することによりカー
トリッジフィルタを透過する研削液の量が知られ、必要
によりこれを切り換えて適切な量が研削機構に供給さ
れ、部品に対してつねに清浄な研削液が適量噴射されて
良好な研削作業がなされる。また、各カートリッジフィ
ルタは密閉ケースに収容されているので、研削液のミス
ト発散や溢出が防止され、これによる周辺の付帯設備の
汚染などが回避される。
【0007】
【実施例】図1は、この発明の回収循環機構2の一実施
例における構成図を示す。図1において、回収循環機構
2は、図2で説明した従来の回収循環機構1における、
研削液タンク11と、第1のポンプ12、研削機構14、回収
タンク15、および第2のポンプ16は、そのままとし、第
1のポンプ12と研削機構14の間に、それぞれの密閉ケー
ス21a,21b に収容された2個のカートリッジ21,21 と、
その前後に、2個の切り換えバルブ22a,22b を設け、さ
らに、切り換えバルブ22b の後に流量センサ23を設け
て、それぞれを図示のように配管接続して構成される。
なおこの場合は、ストレーナ13、フィルタ部17、ガス排
気器18は不要とする。
【0008】上記により構成された回収循環機構2にお
ける、研削液の回収循環動作を説明すると、研削液タン
ク11内の研削液は第1のポンプ12により吸い上げられ
て、切り換えバルブ22a により、いずれか一方のカート
リッジフィルタ21に供給されて夾雑物が除去され、切り
換えバルブ22b を経て流量センサ23により流量が計測さ
れ、研削機構14の部品Wに対して、清浄な研削液が噴射
される。ここで、他方のカートリッジフィルタ21は、密
閉ケースより取り出されて新品に交換されて待機する。
上記により使用済みとなった研削液は、回収タンク15に
一旦回収され、第2のポンプ16により研削液タンク11に
循環して再使用される。この場合、ストレーナ13がない
ので、その目詰りによる研削液の供給量が低下する欠点
は、完全に解消される。また、各カートリッジフィルタ
21は密閉ケース21a,21b に収容されているので、ミスト
が発散せず、従ってガス排気器18は不要である。ただ
し、回収タンク15の濾過器151 には目詰り問題がないの
で、これを使用して大雑把な濾過がなされる。
【0009】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明による回
収循環機構においては、ミクロンメッシュの化学繊維に
よる良好な濾過性能を有する2個のカートリッジフィル
タを設け、これらを交互使用することより研削液中の挟
雑物をつねに良好に除去して、部品に対して清浄な研削
液を適量噴射するもので、研削液の適量化と、研削液の
ミスト発散または溢出の防止方法が考慮されており、部
品の良好な研削作業に寄与する効果には大きいものがあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例における回収循環
機構2の構成図である。
【図2】図2は、従来の研削液の回収循環機構1の構成
図である。
【符号の説明】
1…従来の回収循環機構、11…研削液タンク、12…第1
のポンプ、13…ストレーナ、14…研削機構、15…回収タ
ンク、151 …濾過器、16…第2のポンプ、17…フィルタ
部、171 …ロールペーパー、18…ガス排気器 2…この発明の回収循環機構、21…カートリッジフィル
タ、21a,21b …密閉ケース、22a,22b …切り換えバル
ブ、W…研削部品。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】研削液を収容する研削液タンクと、該研削
    液を吸い上げて研削機構に供給する第1のポンプ、該研
    削機構の使用済みの研削液を回収する回収タンク、およ
    び該回収タンクに回収された該研削液を、該研削液タン
    クに送出する第2のポンプとを具備する回収循環機構に
    おいて、前記第1のポンプと研削機構の間に接続され、
    前記研削液に混入している夾雑物を除去する2個のカー
    トリッジフィルタと、該2個のカートリッジフィルタを
    切り換えて交互に使用する切り換えバルブ、および、該
    切り換えられたカートリッジフィルタを透過した研削液
    の流量を計測する流量センサとを設けて構成されたこと
    を特徴とする、研削液の回収循環機構。
  2. 【請求項2】前記2個の各カートリッジフィルタは、開
    閉可能な密閉ケース収容されたことを特徴とする、請求
    項1記載の研削液の回収循環機構。
JP11961594A 1994-05-09 1994-05-09 研削液の回収循環機構 Pending JPH07299749A (ja)

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Cited By (6)

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