JP2003062411A - フィルタエレメントの浄化方法及び浄化装置 - Google Patents

フィルタエレメントの浄化方法及び浄化装置

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JP2003062411A
JP2003062411A JP2001255933A JP2001255933A JP2003062411A JP 2003062411 A JP2003062411 A JP 2003062411A JP 2001255933 A JP2001255933 A JP 2001255933A JP 2001255933 A JP2001255933 A JP 2001255933A JP 2003062411 A JP2003062411 A JP 2003062411A
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filter
port
compressed air
coolant
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JP2001255933A
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Norihiko Yano
徳彦 弥野
Masayuki Takeda
正幸 竹田
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Osaka Kiko Co Ltd
Original Assignee
Osaka Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタエレメントに付着した不純物を逆流
洗浄により洗浄するろ過装置のフィルタエレメント洗浄
方法において、フィルタエレメントの全面を均一に洗浄
する方法を提供する。 【解決手段】 ベルヌイの定理を利用したバキュームジ
ェネレータに圧縮空気を供給し、圧縮空気と管路等に残
留しているクーラント液との混合流体をフィルタエレメ
ントの内壁に衝突させることによりフィルタエレメント
の外壁に付着している不純物を剥離する。さらに圧縮空
気を供給することによりバキュームジェネレータにより
吸引されたクリーンタンクからの清浄なクーラント液と
圧縮空気との混合流体をフィルタエレメントの内壁に衝
突させ、フィルタエレメント外壁に付着している不純物
を剥離することによりフィルタエレメントを浄化するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械などの加
工に使用されるクーラント液をろ過により再使用可能に
するろ過方法及びろ過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】切削加工用クーラント液などのろ過装置
として、これまでカートリッジ式のフィルタエレメント
を内蔵した装置が多く採用されてきた。この種のろ過装
置のエレメントにはステンレス製織金網、繊維質多孔
材、多孔質セラミックス、多孔質焼結金属、多孔質樹脂
など、さまざまなエレメントが使用されている。クーラ
ント液は、前述のエレメントを有するフィルタでろ過さ
れ、清浄液は再利用される。クーラント液中に存在する
不純物は、継続的なろ過を行う過程でエレメント表面、
内部に堆積し、ろ過流量の低下をきたす。この場合には
多孔質肉厚部材からなるフィルタエレメントは、内部に
蓄積した粒子を容易に洗浄・排出することが困難であり
エレメントは廃棄処分、又はフィルタ本体より抜き出し
た後、高圧洗浄、化学洗浄、超音波洗浄等の処理を経て
再生使用する。
【0003】一方、薄肉、高強度な部材からなるフィル
タエレメントの場合は、エレメントろ過層内に粒子が溜
まる割合は少なく、主としてエレメントの表層に粒子が
捕捉されることが多い。従って、この種のフィルタエレ
メントを使用するフィルタにあっては、フィルタユニッ
トからエレメントを抜き出すことなく定期的にろ過方向
とは逆向きに洗浄エア又は洗浄液を流すことによりいわ
ゆる逆流洗浄を行い、エレメントを再生使用する方法が
とられている。
【0004】フィルタエレメントを逆流洗浄再生使用す
る手段の一つとして、ろ過液を回収した後にフィルタの
内側から外側にエアを吹き付けてフィルタを逆流洗浄す
る方法が提案されている(特開2000−34291
2)。
【0005】エアを用いた逆流洗浄の他の手段として、
小型のフィルタユニットにおいて処理液出口にエア逆圧
を掛け、エアのエネルギによりフィルタ内に残留する処
理液と共にエアを噴出させてフィルタの逆流洗浄を行う
方法がある。この方法では、表層部の付着物は剥離脱落
するが逆流洗浄液の量が少ない為、剥離し難い付着物の
場合はフィルタ表面の一部分からエアが抜ける現象(以
下「ブレイクスルー」という。)を生じ易く、均一な逆
流洗浄効果が得がたい。ブレイクスルーを繰り返し行う
逆流洗浄を続行すると、ブレイクスルー部以外のエレメ
ント表面は徐々に目詰まりが進行し、結果的にはろ過流
量の低下をきたし逆流洗浄周期の短縮やフィルタ寿命低
下に至る。そこで、前記逆流洗浄液の量を増す方法とし
てろ過済み切削液を貯める貯留タンクをろ過タンクの内
層に連通して設け、逆流洗浄時に圧縮空気を貯留タンク
に供給することにより、貯留タンクの切削液をろ過タン
クの内層に圧入させフィルタを洗浄する装置が提案され
ている(特開2000−237929)。
【0006】また、フィルタで再生された再生クーラン
トをマシン側へ圧送する圧送系統を利用して、マシンの
停止中に再生クーラントを前記フィルタに逆方向に通過
させフィルタを洗浄する方法が提案されている(特開2
001−105277)。
【0007】また、原水の圧力によりエゼクタで透過膜
一次側に負圧を発生させ、処理水を透過膜2次側より透
過膜一次側に逆流させ、透過膜一次側に付着した物質を
剥離させる水処理用ろ過装置が提案されている(特開平
6−205948)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】特開2000−342
912に示されるエアによる逆流洗浄方法は、剥離性能
の高いスラッジでは効果が大きいが、液中の不純物が直
接フィルタエレメントに付着する場合には剥離効果は著
しく低下する。又、水抜き工程を含むので逆流洗浄サイ
クルタイムが長くバッチ処理となり、継続的な処理液供
給の為には大きな処理液リザーバタンクの設置又はフィ
ルタの並列設置が必要となる。
【0009】エアを用いた逆流洗浄の他の手段として提
案されている特開2000−237929では、貯留タ
ンクの切削液出口から貯留している切削液を圧縮空気に
より逆流させているが、一般に液体の流れに対して圧縮
空気の流速は遥かに早い為、貯留タンクの切削液が排出
される前に圧縮空気が先行してエレメントに到達し、前
述のブレイクスルー現象を生じる可能性が高い。
【0010】再生クーラントをフィルタに逆方向に通過
させるフィルタを洗浄する方法(特開2001−105
277)では、フィルタを洗浄するためにはマシンを停
止させねばならず、またクーラントを通過させるだけで
の洗浄では衝撃力がなくフィルタ表面の付着物を完全に
剥離させることは困難である。
【0011】透過膜一次側に負圧を発生させ、処理水を
逆流させる方法(特開平6−205948)も、処理水
を逆流させるだけでの洗浄であり、衝撃力がなく透過膜
表面の付着物を完全に剥離させることは困難である。
【0012】逆流洗浄手段としては、処理液を高圧ポン
プで逆流させる方法、旋回手段を設けたエレメントに対
してろ過方向と逆の方向から高圧ノズルによる洗浄方法
もあるが、いずれも大型装置に対して用いられる手段で
あり、洗浄液の最終処理を含め多大な費用と設置スペー
スを必要とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、クーラント液をフィルタエレメントによりろ過する
ろ過方法において、ろ過作用停止中にベルヌイの定理を
利用したバキュームジェネレータに圧縮空気を供給し、
バキュームジェネレータの吐出ポートからの圧縮空気と
管路等に残留しているクーラント液との混合流体を、ク
ーラント液のろ過時とは逆の方向にフィルタ本体のろ過
液出口及び逆洗ミスト入口兼用ポートに流入させ、フィ
ルタ本体に内蔵されたフィルタエレメントの内壁に衝突
させることによりフィルタエレメントの外壁に付着して
いる不純物を剥離する。次に連続して圧縮空気を供給す
ることによりバキュームジェネレータにより吸引管路を
経て吸引されたクリーンタンクからの清浄なクーラント
液と圧縮空気とのミスト状混合流体をフィルタ本体に逆
流させ、フィルタエレメントの内壁に衝突したミスト状
混合流体がフィルタエレメント外壁に付着している不純
物を剥離することによりフィルタエレメントを浄化する
ようにした。
【0014】さらに、前記のフィルタエレメントの浄化
方法において、フィルタ本体の両端にろ過液出口及び逆
洗ミスト入口兼用ポートを設けるとともにバキュームジ
ェネレータ及び清浄クーラント液の吸引管路を2つ設
け、フィルタ本体の両端のポートに前記ミスト状混合流
体を逆流させフィルタエレメントを浄化するようにし
た。
【0015】また、上記課題を解決するため、クーラン
ト液をフィルタエレメントによりろ過するろ過装置にお
いて、加工に供されたクーラント液を回収するダーティ
タンクと、ダーティタンクからフィルタ本体にクーラン
ト液を送り込むポンプと、フィルタエレメントを内蔵し
一次液入口ポート、ろ過液出口及び逆洗ミスト入口兼用
ポート、洗浄液出口ポートとを有するフィルタ本体と、
フィルタエレメントによりろ過されたクーラント液を滞
留させるクリーンタンクと、ろ過されたクーラント液を
クリーンタンクに導く管路と並列に配置された吸引管路
と、当該吸引管路に設けられたベルヌイの定理を利用し
たバキュームジェネレータと、バキュームジェネレータ
のクリーンタンク側ポートに負圧を発生させるためバキ
ュームジェネレータに接続された圧縮空気供給装置及び
フィルタ本体の洗浄液出口ポートに接続されフィルタエ
レメントから剥離された不純物を回収するスラッジ処理
装置とからフィルエレメント浄化装置を構成した。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例を図1、図
2及び図3に基づいて説明する。図1は本発明によるろ
過システムの回路図である。図1において、1は加工に
供されたクーラント液を回収するダーティタンク、2は
ろ過されたクーラント液を滞留させるクリーンタンクで
ある。3はダーティタンク1からクーラント液をフィル
タ本体5の一次液入口5aに送り込むポンプである。4
はポンプ3から吐出されたクーラント液をフィルタ本体
5の一次液入口ポート5aと、ダーティタンク1への帰
還管路6とに分岐切換する3ポート電磁切換弁である。
7は3ポート電磁切換弁4とフィルタ本体5との間の管
路8を流れるクーラント液の圧力を測定する圧力計であ
る。9はフィルタ本体5の洗浄液出口ポート5cからの
不純物を含んだ汚液をスラッジ処理装置10へ導く管路
11に設けられ、管路11を開放又は閉鎖する2ポート
電磁切換弁である。12はろ過液出口及び逆洗ミスト入
口兼用ポート5bから吐出されるろ過されたクーラント
液をクリーンタンク2へ導く管路13に設けられ、管路
13を開放又は閉鎖する2ポート電磁切換弁である。1
4はフィルタ本体5と2ポート電磁切換弁12との間の
管路13を流れるクーラント液の圧力を測定する圧力計
である。
【0017】15は圧縮空気供給装置で、圧縮空気を後
述のバキュームジェネレータ16の圧縮空気供給ポート
16aに供給する。17は圧縮空気の管路18に設けら
れ管路18を開放又は閉鎖する2ポート電磁切換弁であ
る。19は管路18のクーラント液がバキュームジェネ
レータ16を経由して圧縮空気供給装置15へ流入する
のを防止する逆止弁である。以下、圧縮空気供給装置1
5、2ポート電磁切換弁17、逆止弁19及び管路18か
ら構成される回路を圧縮空気供給回路という。
【0018】16はバキュームジェネレータであって、
圧縮空気供給ポート16aと排気ポート16cとの通路
にくびれた部分を設け、当該くびれた部分に吸気ポート
16bを連通させたもので、圧縮空気供給ポート16a
へ供給した圧縮空気が排気ポート16cから高速で排気
するときに、吸気ポート16bに接続された管路20が
ベルヌイの定理により負圧になることを利用した真空圧
を発生させる装置である。管路20に設けられた逆止弁
21は圧縮空気がクリーンタンクに流入するのを防止す
るために取り付けられている。
【0019】フィルタ本体5の構造を図2に示す。フィ
ルタ本体5はフィルタハウジング22、フィルタエレメ
ント23、ハウジングヘッド24及びハウジングボトム
25から構成されている。ハウジングヘッド24には一
次液入口ポート5aと、ろ過液出口及び逆洗ミスト入口
兼用ポート5bが設けられており、ハウジングボトム2
5には洗浄液出口ポート5cが設けられている。ハウジ
ングヘッド24に設けられたろ過液出口・逆洗ミスト入
口兼用ポート5bはフィルタエレメント23の内壁に通
じている。一次液入口ポート5a及び洗浄液出口ポート
5cは相互に連通するとともにフィルタエレメント23
の外壁に通じている。
【0020】次に本発明によるクーラント液のろ過作用
及び逆流洗浄によるフィルタエレメント23の浄化作用
について説明する。まず、クーラント液のろ過作用につ
いて説明する。クーラント液をろ過するときは、図1に
おいて3ポート電磁切換弁4が励磁されポンプ3から吐
出されたクーラント液をフィルタ本体5の一次液入口ポ
ート5aに導く。洗浄液出口側の2ポート電磁切換弁9
は閉弁し、ろ過液出口側の2ポート電磁切換弁12は開
弁している。圧縮空気供給回路の2ポート電磁切換弁1
7は閉弁し、圧縮空気は管路18には流入しない。
【0021】フィルタ本体5の一次液入口ポート5aに
流入したクーラント液はフィルタエレメント23を通過
した後、ろ過液出口及び逆洗ミスト入口兼用ポート5b
から流出し、管路13を経てクリーンタンク2に貯留さ
れる。クーラント液がフィルタエレメント23を通過す
る際、クーラント液に含まれる不純物がフィルタエレメ
ント23の外壁に付着し、ろ過液出口及び逆洗ミスト入
口兼用ポート5bから清浄なクーラント液が流出する。
【0022】次に逆流洗浄によるフィルタエレメント2
3の浄化作用について説明する。フィルタエレメント2
3を浄化するときは、図1において3ポート電磁切換弁
4は消磁されポートが切り換わり、フィルタ本体5の一
次液入口ポート5aはブロックされ、ポンプ3から吐出
されたクーラント液は管路6を経てダーティタンク1に
戻り、ろ過作用は停止する。洗浄液出口側の2ポート電
磁切換弁9は開弁し、ろ過液出口側の2ポート電磁切換
弁12は閉弁している。
【0023】次に、圧縮空気供給回路にある2ポート電
磁切換弁17を開弁すると、圧縮空気供給装置15から
の圧縮空気がバキュームジェネレータ16を経由してフ
ィルタ本体5のろ過液出口・逆洗ミスト入口兼用ポート
5bにろ過作用時とは逆方向に高速で流入する。フィル
タ本体5のろ過液出口・逆洗ミスト入口兼用ポート5b
に流入した圧縮空気は管路及びフィルタ本体5内に残留
していたクーラント液とともにフィルタエレメント23
の内壁に高速で衝突し、フィルタエレメント23の外壁
に付着している不純物を剥離する。
【0024】さらに、圧縮空気がバキュームジェネレー
タ16に高速で流入し続けるとバキュームジェネレータ
16の真空圧発生作用により管路20が負圧となり、ク
リーンタンク2からろ過されたクーラント液が吸引され
る。吸引された清浄なクーラント液は圧縮空気と混合
し、ミスト状となってフィルタ本体5のろ過液出口・逆
洗ミスト入口兼用ポート5bに高速で流入する。ろ過液
出口・逆洗ミスト入口兼用ポート5bに流入した圧縮空
気と清浄なクーラント液のミスト状の混合流体は高速で
フィルタエレメント23の内壁に衝突しフィルタエレメ
ント23の外壁に付着している不純物を剥離することに
より、フィルタエレメント23の浄化作用を行う。
【0025】フィルタエレメント23の外壁から剥離さ
れた不純物はフィルタ本体5の洗浄液出口ポート5cか
ら2ポート電磁切換弁9、管路11を経てスラッジ処理
装置10へ排出される。
【0026】クーラント液のろ過作用及びフィルタエレ
メント23の浄化作用の動作切換は図3に示すタイムチ
ャートに従って行う。すなわち、起動指令によりポンプ
3が作動し、3ポート電磁切換弁4が励磁され、ろ過動
作が始まる。このとき、2ポート電磁切換弁9は閉弁さ
れ、2ポート電磁切換弁12は開弁され、2ポート電磁
切換弁17は閉弁されている。所定のろ過動作時間T1
経過後、3ポート電磁切換弁4が消磁されるとともに、
2ポート電磁切換弁9が開弁され、2ポート電磁切換弁
12が閉弁された後、切換時間T2をおいて2ポート電
磁切換弁17が開弁され、圧縮空気が管路18に流入
し、逆流洗浄によるフィルタエレメント23の浄化動作
が始まる。
【0027】所定の圧縮空気供給時間T3経過後、再び
ろ過動作に切り換わる。このようにろ過動作と逆流洗浄
による浄化動作を繰り返すことにより、フィルタエレメ
ント23の目詰まりのない長期間のろ過作用を得ること
ができる。
【0028】あらかじめ、実験によりフィルタエレメン
ト23の目詰まり状態と図1における管路8及び13に
接続された圧力計7及び14の差圧との関係を求め、逆
流洗浄によるフィルタエレメント23の洗浄が必要にな
る差圧に達すると、ろ過動作から逆流洗浄による浄化動
作に切り換えるようにすることもできる。さらに、圧力
計7及び13の代わりに管路8と管路13との間に接点
付差圧計(図示せず)を接続することにより、差圧が所
定値に達すると信号を発し、自動的にろ過動作から逆流
洗浄による浄化動作に切り換えることもできる。
【0029】次に本発明の第2の実施例について、図4
及び図5に基づいて説明する。図4は第2の実施例にお
けるろ過システムの回路図を示し、図5に第2の実施例
におけるフィルタ本体105の構造を示す。図5に示す
ようにフィルタ本体105の両端にろ過液出口及び逆洗
ミスト入口兼用ポート105b1及び105b2を設け
るとともに、図4のろ過システムの回路図に示すよう
に、それぞれのろ過液出口及び逆洗ミスト入口兼用ポー
ト105b1及び105b2に前記バキュームジェネレ
ータ16を2個接続したものである。クーラント液のろ
過作用及びフィルタエレメント123の逆流洗浄による
浄化作用は第1の実施例と同様である。
【0030】次に本発明の第3の実施例について図6及
び図7に基づいて説明する。図6は第3の実施例による
ろ過システムの回路図である。本実施例は第1の実施例
におけるろ過システム回路図の管路20に小型ポンプ2
6及び3ポート電磁切換弁27を付加したものである。
クーラント液のろ過時は、3ポート電磁切換弁27は消
磁され、小型ポンプ26から吐出されるクーラント液は
管路28を経てクリーンタンク2へ戻る。逆流洗浄によ
るフィルタエレメント23の浄化時は3ポート電磁切換
弁27が励磁され、小型ポンプ26によりバキュームジ
ェネレータ16の吸気ポート16bに清浄なクーラント
液を供給することにより、クリーンタンク2とバキュー
ムジェネレータ16との距離が大きいときでも、安定し
たバキュームジェネレータ16の負圧発生機能による吸
引動作が得られる。なお、小型ポンプ26の吐出能力は
クリーンタンク2からバキュームジェネレータ16へク
ーラント液を供給できる能力があれば十分である。図7
は第3の実施例によるクーラント液のろ過作用及びフィ
ルタエレメント23の浄化作用の動作切換を示すタイム
チャートである。
【0031】図8に簡易の逆流洗浄によるフィルタエレ
メントの浄化装置を示す。図8において、一次液入口2
01aへ流入したクーラント液はフィルタ本体201の
フィルタエレメント202でろ過された後シリンダ20
3を通過して二次液出口201bからクリーンタンク
(図示せず)に貯留される。このとき、洗浄液出口201
cは閉止されている。
【0032】逆流洗浄によるフィルタエレメント202
の浄化時は、一次液入口201a及び二次液出口201
bは共に閉止されて、洗浄液出口201cは開口されて
いる。圧縮空気入口204から供給された圧縮空気によ
りスプリング206に抗してピストン205が押圧さ
れ、シリンダ203内に残存した清浄なクーラント液を
高速で吐出し、フィルタエレメント202の内壁に衝突
し外壁に付着した不純物を剥離することによりフィルタ
エレメント202の浄化作用を行う。
【0033】
【発明の効果】以上、第1の実施例、第2の実施例及び
第3の実施例で説明したように、本発明によればろ過さ
れた清浄なクーラント液と圧縮空気とのミスト状混合流
体をフィルタエレメントに高速で衝突させ洗浄するた
め、フィルタエレメントの交換が不要で、しかもフィル
タエレメントの全面を均一に洗浄することができる。
【0034】さらに、圧縮空気に比較して液滴やミスト
はフィルタエレメントを通過する抵抗が大きく、局部的
なブレイクスルー現象を引き起こす確率は大幅に減少す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例によるろ過システム回路図
【図2】 フィルタ本体5の構造図
【図3】 第1の実施例によるろ過作用及びフィルタエ
レメントの浄化作用を示すタイムチャート
【図4】 第2の実施例によるろ過システムの回路図
【図5】 第2の実施例によるフィルタ本体構造図
【図6】 第3の実施例によるろ過システム回路図
【図7】 第3の実施例によるろ過作用及びフィルタエ
レメントの浄化作用を示すタイムチャート
【図8】 簡易の逆流洗浄によるフィルタエレメントの
浄化装置
【符号の説明】
1 ダーティタンク 2 クリーンタンク 3 ポンプ 5 フィルタ本体 16 バキュームジェネレータ 23 フィルタエレメント
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 29/38 520C 540

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クーラント液をフィルタエレメントによ
    りろ過するろ過方法において、ろ過作用停止中にベルヌ
    イの定理を利用したバキュームジェネレータに圧縮空気
    を供給し、バキュームジェネレータの吐出ポートからの
    圧縮空気と管路等に残留しているクーラント液との混合
    流体を、クーラント液のろ過時とは逆の方向にフィルタ
    本体のろ過液出口及び逆洗ミスト入口兼用ポートに逆流
    させ、フィルタ本体に内蔵されたフィルタエレメントの
    内壁に衝突させることによりフィルタエレメントの外壁
    に付着している不純物を剥離する。次に連続して圧縮空
    気を供給することによりバキュームジェネレータにより
    吸引管路を経て吸引されたクリーンタンクからの清浄な
    クーラント液と圧縮空気とのミスト状混合流体をフィル
    タ本体に逆流させ、フィルタエレメントの内壁に衝突し
    たミスト状混合流体がフィルタエレメント外壁に付着し
    ている不純物を剥離することによりフィルタエレメント
    を浄化するようにしたことを特徴とするフィルタエレメ
    ント浄化方法。
  2. 【請求項2】 フィルタ本体の両端にろ過液出口及び逆
    洗ミスト入口兼用ポートを設けるとともにバキュームジ
    ェネレータ及び清浄クーラント液の吸引管路を2つ設
    け、フィルタ本体の両端のポートに前記ミスト状混合流
    体を逆流させフィルタエレメントを浄化するようにした
    ことを特徴とする請求項第1項記載のフィルタエレメン
    ト浄化方法。
  3. 【請求項3】 クーラント液をフィルタエレメントによ
    りろ過するろ過装置において、加工に供されたクーラン
    ト液を回収するダーティタンクと、ダーティタンクから
    フィルタ本体にクーラント液を送り込むポンプと、フィ
    ルタエレメントを内蔵し、一次液入口ポート、ろ過液出
    口及び逆洗ミスト入口兼用ポート、洗浄液出口ポートと
    を有するフィルタ本体と、フィルタエレメントによりろ
    過されたクーラント液を滞留させるクリーンタンクと、
    ろ過されたクーラント液をクリーンタンクに導く管路と
    並列に配置された吸引管路と、当該吸引管路に設けられ
    ベルヌイの定理を利用したバキュームジェネレータと、
    バキュームジェネレータのクリーンタンク側ポートに負
    圧を発生させるためバキュームジェネレータに接続され
    た圧縮空気供給装置及びフィルタ本体の洗浄液出口ポー
    トに接続されフィルタエレメントから剥離された不純物
    を回収するスラッジ処理装置とから構成したことを特徴
    とするフィルエレメント浄化装置。
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