JP6129389B1 - ろ過装置 - Google Patents

ろ過装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6129389B1
JP6129389B1 JP2016146247A JP2016146247A JP6129389B1 JP 6129389 B1 JP6129389 B1 JP 6129389B1 JP 2016146247 A JP2016146247 A JP 2016146247A JP 2016146247 A JP2016146247 A JP 2016146247A JP 6129389 B1 JP6129389 B1 JP 6129389B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filtration
water
raw water
filter
backwash
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016146247A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018015693A (ja
Inventor
健一 常松
健一 常松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RETERRA CO., LTD.
Original Assignee
RETERRA CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RETERRA CO., LTD. filed Critical RETERRA CO., LTD.
Priority to JP2016146247A priority Critical patent/JP6129389B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6129389B1 publication Critical patent/JP6129389B1/ja
Publication of JP2018015693A publication Critical patent/JP2018015693A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】フィルターに付着するろ滓の量を効果的に抑制して、長期使用可能な膜ろ過モジュールの提供。【解決手段】膜ろ過モジュール10は、軸方向を鉛直方向とする棒状孔からなるろ過室11を備えたケーシング1と、上端が閉じられた筒状をなしろ過室11と軸方向を同じくしてろ過室1の内部に装填されるとともに外周面をろ過面とするろ過フィルター21とを備え、ケーシング1は、上端側にろ過室11の周壁11cとろ過フィルター21の間隙13aに連通する原水流入口10aを有し、下端側に間隙13aに連通し、間隙13cを通過した原水W1からなる循環水W2を排出する循環水排出口10c、及びろ過フィルター21を通過したろ過水W3を排出するろ過水排出口10bを有し、ろ過室の周壁11cに、ろ過面21aを取り囲むようにらせん状の通水路14が設ける。【選択図】図1

Description

この発明は、浄水場等で用いられる膜ろ過装置に関し、特にクロスフロー方式の膜ろ過装置に関する。
近年、浄水場等のろ過装置では、従来方式の緩速ろ過や急速ろ過に代えて、膜ろ過装置の導入が進んでいる。この膜ろ過装置は、セラミック膜、不織布フィルター等を用いて粗ろ過、精密ろ過を行うものであり、精密ろ過膜を使用する場合は従来の方式では十分に除去できなかったクリプトスポリジウムという原虫をほぼ100%除去できるという利点や、浄水場の敷地面積を大幅に節約できるという利点を有している。
ところが、膜ろ過装置用のフィルターは高価である上に、逆洗の頻度が多く、いずれ逆洗によっても除去できない程ろ滓が付着して寿命が尽きるため、頻繁に交換せざるを得ず、ランニングコストが嵩むことが普及の大きな足かせとなっている。
そこで、一般的な中空糸膜によるろ過方法では、少しでもフィルターを長持ちさせるために、原水の全量をフィルターに通過させる全量ろ過方式にかえて、原水を中空糸膜の外面又は内面と平行に流すことで、フィルターの外面又は内面に堆積しようとするろ滓を除去するクロスフロー方式が広く用いられている。
例えば、特許文献1の浄水装置では、浸漬型の膜ろ過装置において、原水を中空糸膜の外面に平行に流し、外面に堆積する微粒子やろ滓を剥離させることによって目詰まりを防止しながら一部をろ過膜の内側に透過させて固液分離を行うよう構成したクロスフロー方式が用いられている。
また、特許文献2では、多孔質セラミックフィルターを用いた加圧方式の膜ろ過装置にクロスフロー方式が用いられている。特許文献2のセラミックフィルターでは、ろ滓の付着料をさらに抑制するために、円筒状のフィルターの中心に設けた円筒状の空間から放射状に隙間を設けてろ過面積を広く取ることが提案されている。
さらに、特許文献3では、フィルターに付着するろ滓の量を抑制するために、膜ろ過装置の上流側にサイクロンを設けて、予め原水中の固形分を除去する方法が提案されている。
特開平7−323295号公報 特許3453518号公報 特開2004−313900号公報
しかし、特許文献2のろ過装置では、単位面積当たりのろ滓の付着料を抑制することはできるもののフィルター全体でのろ滓の付着料には変わりがなく、逆に、長時間連続してのろ過処理可能なことから、1度の逆洗で除去すべきろ滓の量は増加するという問題がある。
また、特許文献3のように膜ろ過装置とは別にサイクロンを設けることは、敷地面積や設備費が増大するという問題がある。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、ろ過膜装置に別途の装置を加えることなく、フィルターに付着するろ滓の量を抑制可能な膜ろ過装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するためになされた発明は、原水を貯留した浸漬槽に浸漬して用いられ、鉛直方向に延びる棒状孔からなるろ過室を備えたケーシングと、上端が閉じられた筒状をなし軸方向を鉛直方向にして前記ろ過室の内部に装填されるとともに外周面をろ過面とする膜ろ過式のろ過フィルターとを備え、前記ケーシングは、上端側に前記ろ過室の周壁と前記ろ過フィルターの間隙に連通する原水流入口を有するとともに、下端側に当該間隙に連通し、当該間隙を通過した原水からなる循環水を排出する循環水排出口、及び前記ろ過フィルターを通過したろ過水を排出するろ過水排出口を有する膜ろ過モジュールであって、前記ろ過室は、前記原水流入口と前記間隙を連通する原水溜まりを有し、前記原水溜まりは、下端部に下方に向けて徐々に縮径するホッパー状部を含み、前記らせん状の通水路は、前記原水溜まりに始端を有することを特徴とする。
本発明の膜ろ過モジュールは、ろ過フィルターの外周面に設けられたろ過面を取り囲むようにして、ろ過室の周壁にらせん状の通水路が設けられているため、ろ過フィルターとろ過室周壁の間隙に流入した原水は、らせん状の通水路に流入して旋回しながら流下する。この原水の旋回による遠心力により、原水中の固形分がろ過面から遠ざかる方へ分離される。加えて、らせん状に旋回する水流と、ろ過フィルターのろ過面に沿って鉛直に流下する水流とが相俟って、ろ過フィルター表面に多様な水流を生ぜしめることができるため、ろ過面に付着したろ滓を効率的に除去することができる。
ここで、らせん状に旋回する原水自体にも遠心力が作用しており、回転の外側へ向かう流れと、その反作用により内側へ向かう流れによりテイラー渦やディーン渦が発生すると推察され、これらの渦が、ろ過フィルターに付着したろ滓の除去に大きな効果をあげていると考えられる。
また、前記ろ過室は、下方に向けて徐々に縮径する円錐形状の原水溜まりを有することで、逆洗を行う際に、原水流入口側へ水を排出しやすい。
また、前記らせん状の通水路が、前記原水溜まりに始端を有することで、原水溜まりの通水路を助走路として原水を回転させることができるため、原水がろ過面に達した際に必要な回転速度を十分に確保することができる。
前記ろ過フィルターは、円筒形のセラミックフィルターからなることが好ましい。筒状のセラミック膜を蓮根状に集積したいわゆるモノリス型セラミックフィルターの場合は、外周面をろ過面とする場合、外周から中央付近の穴まで離れているため、原水がフィルター断面を通過する距離が長く非効率である。これに対し、セラミックフィルターを円筒形とすると、原水がフィルターの断面を通過する距離を短くできるため、ろ過と逆洗を効率的に行うことができ、ひいては、フィルターの寿命を延長することができる。また、ろ過フィルターを円筒形にすることで、製造、及び維持管理が容易なことから、メンテナンスコストや製造コストを抑制できる。
前記らせん状の通水路は、上端側が下端側より幅広に設けられ、前記ろ過水排出口から逆洗用の流体を圧送する逆洗用流体圧送手段を備えていることが好ましい。
ろ過フィルターの上端は袋小路になっていることから、逆洗時に逆流する水流や気流がこの袋小路部で圧が高くなり、ろ過フィルターは上端側ほど逆洗によるろ滓が除去されやすいため、上端側ほどろ滓の許容量が大きい。従って、上端側の通水路を大きくして、ろ過フィルターの上端側での原水の処理量を大きくすることで、効率よくろ過フィルターのろ過面全体を利用することができる。
前記ケーシングは、他端側の面に前記ろ過室の一端側の半分と同形状をなす凹部を複数備えた板状の一端部用ブロックと、一端側の面に前記ろ過室の他端側の半分と同形状をなす凹部を複数備えた板状の他端部用ブロックとを接合して形成されていることが好ましい。あるいは、前記ケーシングは、他端側の面に前記ろ過室の一端側の半分と同形状をなす凹部を複数備えた板状の一端部用ブロックと、一側の面に前記ろ過室の他側の半分と同形状をなす凹部を複数備えるとともに、他側の面に、前記ろ過室の一端側の半分と同形状をなす凹部を複数備えた中間部用ブロックと、他側の面に、前記ろ過室の一端側の半分と同形状をなす凹部を複数備えた他端部用ブロックとを接合して形成されていることが好ましい。
こうすることで、内面にらせん状の通水路を有する複雑な形状を備えたモジュール、及びケーシングを容易かつ同時に成形できるので経済的である。
特に、ケーシングに熱可塑性の硬質樹脂を使用することにより、モジュール及びケーシングの摩耗又は滅損は極めて僅少であり、30年以上の使用が可能である。
微粒子などにより通水路の損耗が危惧される場合は、通水路を金属メッキまたは蒸着によって補強することができる。
本発明は、上記いずれかの膜ろ過モジュールと、原水を貯留して前記膜ろ過モジュールを浸漬する浸漬槽と、前記原水流入口から排出された逆洗水を貯留する逆洗水集水槽と、前記循環水排出口から前記浸漬槽へ前記循環水を戻す循環ポンプと、前記ろ過水排出口からろ過水を吸引するろ過水吸引ポンプと、前記逆洗水集水槽から前記逆洗水を吸引する逆洗水吸引ポンプとを備え、前記原水流入口は、前記逆洗水集水槽の内部に連通し、前記逆洗水集水槽は、前記浸漬槽と連通する入水口を有し、前記入水口は、前記逆洗水集水槽の内部が前記浸漬槽より負圧になると前記入水口を開放するとともに、前記逆洗水集水槽の内部が前記浸漬槽より正圧になると前記入水口を閉塞する逆止弁を有し、前記ろ過水排出から逆洗用の流体を圧送する逆洗用流体圧送手段を備える膜ろ過装置を含む。
このように、入水口の逆止弁を、逆洗水集水槽の内部が浸漬槽の内部より正圧になると閉塞するよう設けたので、逆洗により原水流入口から逆洗水集水槽に流入した逆洗水が、浸漬槽へ流出することがないため、浸漬槽の原水が逆洗水により汚染することを防止できる。
また、入水口の逆止弁を、逆洗水集水槽の内部が浸漬槽の内部より負圧になると解放するよう設けたので、逆洗水集水槽に溜まった逆洗水を排出すべく、逆洗水吸引ポンプにより逆洗水(逆洗水)を吸引すると、逆洗水集水槽の内部が負圧になって、浸漬槽から逆洗水集水槽に原水が流入する。こうして、逆洗水は原水と略同等の水質に復帰するため、濁度の高い逆洗水がろ過フィルターへ流送されることを抑制でき、ひいては、ろ過フィルターにろ滓が付着することを抑制できる。
以上説明したように、本発明の膜ろ過モジュール、及び膜ろ過装置によれば、ろ過フィルターにろ滓が付着することを抑制できる。
本発明の第1実施形態に係るモジュールの(a)縦断面図、(b)X部拡大断面図、(c)Y部拡大図である。 図1に示したケーシングの斜視図である。 図1に示したろ過フィルターの斜視図である。 図1に示したフィルターユニットの斜視図である。 図4に示したフィルターユニットの縦断面図である。 図1のろ過モジュールの(a)上端部周辺の斜視図、(b)平面図である。 図1のろ過モジュールを用いた浸漬型のろ過装置を側面視で示した模式図である。 図7のろ過装置の平面図である。 図7の逆洗水集水槽の入水口側側面を内側から見た横断面図である。 図7に示した入水口の(a)正面図、(b)側面図である。 図7の逆洗水集水槽の排出口側側面を内側から見る横断面図である。 本発明の第2実施形態に係る膜ろ過モジュールのケーシングの(a)組立前の様子を示す斜視図、(b)組立後の様子を示す斜視図である。
以下、適宜図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳述する。ただし、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る膜ろ過モジュール10を示している。膜ろ過モジュール10は、図1に示したように、ケーシング1と、フィルターユニット2とを主に備えている。
ケーシング1は、樹脂により、図2に示すように、一対の半割円筒状部材1A、1Bを接合して上下両端が開口した円筒状に形成され、軸方向に貫通する棒状孔からなるろ過室11が設けられている。
ろ過室11は、図1に示すように、上端に、原水溜まり12を備え、原水溜まり12は、上下方向の中間地点から下方に向かうにつれ徐々に周壁が縮径するホッパー状部12aを備えている。ろ過室11は、原水溜まり12の下側に連続して直円柱状のフィルター収容部13を備えている。
ろ過室11の周壁には、ホッパー状部12aの上端を始点14aとするらせん状の通水路14が設けられている。通水路14は、フィルター収容部13における上端側が下端側より幅広に設けられている。
また、ケーシング1の上端縁には、図2に示すように、1対の突辺15,15が設けられている。突辺15,15には、フィルターユニット2を固定するピン3を挿通するためのピン孔15aが設けられている。
フィルターユニット2は、図4に示すように、セラミックフィルター21、上部ソケット22、及び下部ソケット23からなる。セラミックフィルター21は、図3に示すように、両端が開口した円筒状をなし、外周面がろ過面21aを構成する。セラミックフィルター21の材質としては、原水の性質や、ろ過水に求められる水質等に合わせて公知の材料を適宜に用いることがきる。また、セラミックフィルター21に代えて、公知の有機質膜や不織布を用いることができる。
セラミックフィルター21は、円筒形をなすことから、押出しにより容易に製造できるため、製造コストを低減できる。
上部ソケット22は、樹脂により、図5に示すように、中実の略円柱状部材に成形され、セラミックフィルター21の上端に嵌着されてセラミックフィルター21の上部開口を塞いでいる。上部ソケット22は、一対の突辺22a,22aに、ケーシング1へ固定するためのピン3を挿通するピン孔22b,22bを備えている。
下部ソケット23は、樹脂製の中空円筒状部材からなり、セラミックフィルター21の下端に嵌着されている。下部ソケット23の貫通孔23aは、セラミックフィルター21の内部に連通しており、貫通孔23aの下端がろ過水排出口10bを構成する。
上部ソケット22、及び下部ソケット23は、溶着、又は接着剤によりセラミックフィルター21に接合されている。下部ソケット23は、図1に示すように、コネクター41により、ろ過水吸引管42に連結される。符号23bは、Oリングである。
膜ろ過モジュール10は、図1に示すように、ケーシング1のろ過室11にフィルターユニット2を装填することにより形成される。フィルターユニット2は、図6に示したように、ホイール状の支持部材7により、上部ソケット22がケーシング1の中心にくるよう支持しながら、ピン3をピン孔15a、22bに差し込んで抜け止め片3aでピン3を固定する。支持部材7の開口部が膜ろ過モジュール10の原水流入口10aを構成する。
フィルターユニット2をケーシング1に収容すると、セラミックフィルター21は、フィルター収容部13に収容され、セラミックフィルター21のろ過面21aは、らせん状の通水路14に囲繞される。本実施形態では、フィルター収容部13の周壁13cとセラミックフィルター21のろ過面21aの間隙13a(図1(b)の寸法a)は、約3mmに形成されている。
次に、膜ろ過モジュール10を用いた膜ろ過装置100について説明する。膜ろ過装置100は、例えば、浄水場において用いられ、河川から取水されて沈砂池や着水井を経て粗く処理された表流水、又は粗く処理された後薬品混和地で凝集剤と混和された水を処理するために用いられる。膜ろ過装置100は、図7、図8に示すように、複数の膜ろ過モジュール10と、浸漬槽20と、逆洗水集水槽30と、ろ過水吸引ポンプ40と、循環ポンプ50と、逆洗水吸引ポンプ60とを主に備えている。
浸漬槽20は、鋼板、又はコンクリートにより直方体に形成され、内部に処理対象となる原水W1が満たされる。浸漬槽20の底面には、複数の膜ろ過モジュール10,10,…が、垂設されている。膜ろ過モジュール10は、浸漬槽20の水深の半分ほどの深さまで原水W1に浸漬されている。
膜ろ過モジュール10,…の上方には、2個の直方体状の逆洗水集水槽30が設けられている。逆洗水集水槽30は、底面31に複数の貫通孔31a,31a,…が設けられており、貫通孔31aに膜ろ過モジュール10の上端部が挿入され、原水流入口10aは、逆洗水集水槽30の内部に連通している。
逆洗水集水槽30は、1つの側壁に矩形の貫通孔32aと、貫通孔32aを塞ぐ矩形の入水板(逆止弁)32bとからなる入水口32を備えており、浸漬槽20から原水W1が流入するよう構成されている。入水板32bは、貫通孔32aよりも一回り大きく、かつ逆洗水集水槽30の内側に設けられており、金輪32cにより貫通孔32aの上縁に回動可能に連結されている。かかる構成により、入水板32bは逆洗水集水槽30の内部が浸漬槽20の内部より負圧になると貫通孔32aを開放し、逆洗水集水槽30の浸漬槽20の内部より正圧になると貫通孔32aを閉塞する。また、逆洗水集水槽30の入水口32と対向する側壁には、逆洗水吸引ポンプ60により逆洗水W4を排出する排出口62が設けられている。
また、図外には、ろ過水排出口10bから逆洗用の空気G1を圧送するコンプレッサー(逆洗用流体圧送手段)が設けられている。逆洗水集水槽30は、図9に示すように、上方の開口部33を塞ぐ蓋34を備え、蓋34には、逆洗時に、原水流入口10aから排出される空気G1を逃がすための空気穴34aが設けられている。
次に、本実施形態に係る膜ろ過装置100の使用方法、及び各構成による作用効果について説明する。
膜ろ過装置100を用いて原水のろ過を行うには、ろ過水吸引ポンプ40を用いて、膜ろ過モジュール10のろ過水排出口10bからろ過水W3を吸引する。これと並行して、膜ろ過モジュール10の循環水排出口10cから循環水W2を吸引する。ここで、膜ろ過モジュール10は、浸漬槽20に貯留された原水W1に深く浸漬されているため、ろ過面21aに水頭圧がかかり、ろ過水吸引ポンプ40の吸引力を抑制できる。本実施形態では、上部ソケットの全長を15cm以上とすることで、ろ過面21aに加わる水圧を最低限確保して、ろ過水吸引ポンプ40の負担を軽減している。
ろ過水排出口10bからろ過水W3を吸引し、循環水排出口10cから循環水W2を吸引すると、逆洗水集水槽30に貯留された原水W1が、原水流入口10aから膜ろ過モジュール10内へ流入する。すると、逆洗水集水槽30の内部は、浸漬槽20の内部に対し負圧になる。入水板32bは、貫通孔32aより一回り大きく、かつ逆洗水集水槽30の内側に設けられているので、浸漬槽20に貯留された原水W1が入水板32bを押し開いて、逆洗水集水槽30内部へ流入する。こうして、浸漬槽20内部の原水が、逆洗水集水槽30を介して膜ろ過モジュール10へ流送される。
膜ろ過モジュール10内部へ流入した原水W1は、ろ過室11上端の原水溜まり12に流入する。このように、ろ過室11の開口部に原水溜まり12を設けたので、原水W1を続く間隙13aに円滑に流すことができる。また、原水溜まり12の周壁12cには、らせん状の通水路14が設けられているので、原水溜まり12に流入した原水W1は、原水溜まりから旋回運動を開始する。
原水溜まり12は、下方に向けて徐々に縮径するホッパー状部12aを備えており、下方に向けて断面積が狭くなるため、原水W1は下るにつれ流速を増しながら、下方に連続するフィルター収容部13の周壁13cとセラミックフィルター21のろ過面21aの間隙13aに流入する。間隙13aに流入した原水W1は、図1に示すように、らせん状の通水路14に流入して旋回しながら流下し、あるいは、ろ過面21aに沿って流下する。
間隙13a、及び通水路14を流下する原水W1の一部は、流下するうちに徐々にセラミックフィルター21の周壁を通過して、セラミックフィルター21の内部へ侵入してろ過水W3となる。セラミックフィルター21の内部に浸透しなかった原水W1は、循環水W2となって、循環ポンプ50により、浸漬槽20に戻される。
らせん状の通水路14に沿って旋回する原水W1は、図1(b)に示すように、遠心力により内包する固形物P1をろ過面から離間する方向へ分離させる。ろ過面21aに沿って流れる原水W1は、らせん状の通水路14を旋回する原水W1の影響を受けて、図1(c)に示すように、ろ過面21aの周方向に流走し、クロスフローの効果を発揮しながらろ過面21aに付着したろ滓P2を剥離させる。
この場合は、円筒形の表面でクロスフローの効果があることが大きな特徴である。
ここで、発明者は、原水W1の流速等が一定の条件を満たす場合、通水路14と間隙13aからなる空間を流送する原水W1は、水自体が遠心力によって旋回の外側(旋回の中心から遠い側)へ押し出され、また、その反作用により外側から内側へ押し戻されて、図1(b)に矢印で示すように、テイラー渦やディーン渦が発生し、これが、ろ滓が効率よく剥離され一因であると推察している。
分離された固形物P1、及びろ過面から剥離されたろ滓P2は、間隙13aを流下する原水W1に運ばれて循環水W2とともに循環水排出口10cから排出されて浸漬槽20へ戻される。
逆洗を行う場合は、不図示のコンプレッサーを駆動して、ろ過水排出口10bから膜ろ過モジュール10内部へ空気G1を圧送する。膜ろ過モジュール10の内部へ圧送された空気G1は、下部ソケット23の貫通孔23aを通ってセラミックフィルター21の内部へ侵入し、セラミックフィルター21の周壁を通って間隙13aへ噴出する。セラミックフィルター21の内部に貯留されていたろ過水W3も空気G1により圧力を受け、空気G1とともにセラミックフィルター21の周壁を通って逆洗水W4となり、間隙13aへと噴出する。こうして、ろ過面21aに付着したろ滓P2が剥がれて、逆洗水W4、及び空気G1とともに原水流入口10aから逆洗水集水槽30内へ排出される。逆洗水集水槽30へ排出された空気G1は、図11に示すように、空気穴34aから外部へ放出される。
この際、ろ過室11の開口部に原水溜まり12を設けたので、逆洗水W4を排出しやすい。
また、セラミックフィルター21は、上端が閉塞されて袋小路になっていることから、空気G1、及び逆洗水W4の圧力が上部側程高くなりろ過面21aのろ滓P2は上部側程剥がれやすい。そこで、本実施形態では、ろ過面21aを囲繞する通水路14のうち上部側を幅広とし、水量を増やして流速を小さくすることでセラミックフィルター21がろ過する原水W1の量が上側ほど多くなるように構成している。こうすることで、ろ滓P2の除去しにくい下部にろ滓が溜まることを抑制できるため、セラミックフィルター21の寿命を伸長できる。
逆洗水集水槽30へ逆洗水W4が排出されると、逆洗水集水槽30の内部が浸漬槽20の内部よりも正圧になり、逆洗水W4は入水板32bを内側から押圧して入水口32を閉塞するため、浸漬槽20へ流入することがない。
逆洗が終了したら、直ちに逆洗水吸引ポンプ60を駆動して、逆洗水W4により汚れた原水W1を排出口62(図11参照)から排出する。すると、逆洗水集水槽30の内部が浸漬槽20の内部より負圧になるため、浸漬槽20から入水口32を介して、逆洗水集水槽30へ原水W1が流入する。逆洗水吸引ポンプ60を十分な時間駆動することにより、逆洗水集水槽30の原水W1は、浸漬槽20の原水W1に近い清浄度に復帰する。
上述したように、膜ろ過モジュール10は、原水W1中の固形物を遠心力により固形物P1をろ過面21aから遠ざかる方へ分離するため、ろ過面に沿って流れる原水W1を清浄にし、ひいてはろ過面21aに付着するろ滓P2の量を減じることができる。加えて、原水W1が旋回する流れ(遠心力やクロスフロー)や渦によって効果的にろ滓P2を除去するため、セラミックフィルター21の寿命を延長することができる。
セラミックフィルター21を交換する際には、抜け止め片3aを外してピン3を引抜き、古いフィルターユニット2を引き抜いて、新しいフィルターユニット2を差し込む。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態において、第1実施形態と共通する部材は同一符号を付して説明を省略する。
図12は、本発明の第2実施形態に係る膜ろ過モジュールのケーシング201を示している。ケーシング201は、図12(a)に示した一端部用ブロック201A、中間部用ブロック201B、及び他端部用ブロック201Cを、図12(b)に示すように、適宜に組み合わせて形成する。ブロック201A、201B、201Cは、それぞれ樹脂を射出成型して形成される。
一端部用ブロック201Aは、板状部材の他側(図12(a)の右側)面に、上下方向に延びるかまぼこ状の凹条11Aが複数(一例で10本)列設されている。凹条11Aは、第1実施形態のろ過室11の一側の半分と同形状に設けられている。
中間部用ブロック201Bは、板状部材の一側(図12(a)の左側)面に、第1実施形態のろ過室11の他側の半分と同形状をなす凹条11Bが列設され、他側の面に、凹条11Aが列設されている。他端部用ブロック201Cは、他側の面に、凹条11Bが列設されている。
図12(b)に示すように、一端部用ブロック201Aと、他端部用ブロック201Cを接合すると、ろ過室11を複数列備えたケーシング201が形成される。一端部用ブロック201Aと他端部用ブロック201Cの間に中間部用ブロック201Bを1個、又は複数個挟むことで、ろ過室11を複数列に配したケーシング201を形成できる。ブロック201A,201B,201Cには、互いに接合する際に、位置ずれを防止する嵌合用の凹部と突起(いずれも不図示)が設けられている。
ケーシング201のろ過室11には、第1実施形態のフィルターユニット2を装填して膜ろ過モジュールとすることができ、この膜ろ過モジュールを第1実施形態の膜ろ過モジュール10と入れ替えて膜ろ過装置を形成し、膜ろ過装置100と同様に用いることができる。
第2実施形態に係るケーシング201は、複雑な形状を有するろ過室11を簡易に多数のモジュールを形成することができるため、膜ろ過モジュールの製造コストを大幅に低減できる。
本発明は、上記の実施形態に限られず、例えば、ろ過フィルターは、筒状であれば、セラミックフィルターに限らず、有機質膜、不織布等公知のフィルターを筒状に形成したものを用いることができる。逆洗水吸引ポンプは、バルブの切り替えにより、ろ過水吸引ポンプポンプと兼用してもよい。逆洗用流体圧送手段は、ガスポンベを用いてもよいし、逆洗用の気体として空気ではなく、二酸化炭素等他の気体を用いてもよい。逆洗用流体圧送手段として、液体ポンプを用いて、水等、液体を逆走するようにしてもよい。ろ過モジュールのケーシングは、樹脂に限らず、金属や木材、セラミックスの他、公知の材料を適宜に用いることができ、2つ割でなく、3つ割以上に分割してもよく、分割せずに形成してもよい。また、上記のろ過モジュールは、浸漬方式ではなく、いわゆる加圧式で用いてもよい。
100 膜ろ過装置
10 膜ろ過モジュール
1 ケーシング
1A,1B 半割状部材
11 ろ過室(棒状孔)
11A,11B,11C かまぼこ状の凹部
21 セラミックフィルター(ろ過フィルター)
21a ろ過面
11c ろ過室の周壁
12 原水溜まり
13a 間隙
10a 原水流入口
10b ろ過水排出口
10c循環水排出口
14 通水路
14a 始端
201 ケーシング
201A,201B,201C ブロック(半割状部材)
20 浸漬槽
30 逆洗水集水槽
40 ろ過水吸引ポンプ
50 循環ポンプ
60 逆洗水吸引ポンプ
32 入水口
32b 入水板
W1 原水
W2 循環水
W3 ろ過水
W4 逆洗水

Claims (6)

  1. 原水を貯留した浸漬槽に浸漬して用いられ、
    鉛直方向に延びる棒状孔からなるろ過室を備えたケーシングと、上端が閉じられた筒状をなし軸方向を鉛直方向にして前記ろ過室の内部に装填されるとともに外周面をろ過面とする膜ろ過式のろ過フィルターとを備え、前記ケーシングは、上端側に前記ろ過室の周壁と前記ろ過フィルターの間隙に連通する原水流入口を有するとともに、下端側に当該間隙に連通し、当該間隙を通過した原水からなる循環水を排出する循環水排出口、及び前記ろ過フィルターを通過したろ過水を排出するろ過水排出口を有する膜ろ過モジュールであって、
    前記ろ過室の周壁には、前記ろ過面を取り囲むようにらせん状の通水路が設けられ、
    前記原水流入口は、上方に開口し、
    前記ろ過室は、前記原水流入口と前記間隙を連通する原水溜まりを有し、前記原水溜まりは、下端部に下方に向けて徐々に縮径するホッパー状部を含み、
    前記らせん状の通水路は、前記原水溜まりに始端を有することを特徴とする膜ろ過モジュール。
  2. 前記ろ過フィルターは、円筒形のセラミックフィルターからなる請求項1に記載の膜ろ過モジュール。
  3. 前記らせん状の通水路は、上端側が下端側より幅広に設けられ、
    前記ろ過水排出口から逆洗用の流体を圧送する逆洗用流体圧送手段を備えていることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の膜ろ過モジュール。
  4. 前記ケーシングは、他端側の面に前記ろ過室の一端側の半分と同形状をなす凹部を複数備えた板状の一端部用ブロックと、一端側の面に前記ろ過室の他端側の半分と同形状をなす凹部を複数備えた板状の他端部用ブロックとを接合して形成されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の膜ろ過モジュール。
  5. 前記ケーシングは、他端側の面に前記ろ過室の一端側の半分と同形状をなす凹部を複数備えた板状の一端部用ブロックと、一側の面に前記ろ過室の他側の半分と同形状をなす凹部を複数備えるとともに、他側の面に、前記ろ過室の一端側の半分と同形状をなす凹部を複数備えた中間部用ブロックと、他側の面に、前記ろ過室の一端側の半分と同形状をなす凹部を複数備えた他端部用ブロックとを接合して形成されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の膜ろ過モジュール。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の膜ろ過モジュールと、
    原水を貯留して前記膜ろ過モジュールを浸漬する浸漬槽と、
    前記原水流入口から排出された逆洗水を貯留する逆洗水集水槽と、
    前記循環水排出口から前記浸漬槽へ前記循環水を戻す循環ポンプと、
    前記ろ過水排出口からろ過水を吸引するろ過水吸引ポンプと、
    前記逆洗水集水槽から前記逆洗水を吸引する逆洗水吸引ポンプと
    を備え、
    前記原水流入口は、前記逆洗水集水槽の内部に連通し、
    前記逆洗水集水槽は、前記浸漬槽と連通する入水口を有し、
    前記入水口は、前記逆洗水集水槽の内部が前記浸漬槽より負圧になると前記入水口を開放するとともに、前記逆洗水集水槽の内部が前記浸漬槽より正圧になると前記入水口を閉塞する逆止弁を有し、
    前記ろ過水排出口から逆洗用の流体を圧送する逆洗用流体圧送手段を備える膜ろ過装置。
JP2016146247A 2016-07-26 2016-07-26 ろ過装置 Active JP6129389B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016146247A JP6129389B1 (ja) 2016-07-26 2016-07-26 ろ過装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016146247A JP6129389B1 (ja) 2016-07-26 2016-07-26 ろ過装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6129389B1 true JP6129389B1 (ja) 2017-05-17
JP2018015693A JP2018015693A (ja) 2018-02-01

Family

ID=58714721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016146247A Active JP6129389B1 (ja) 2016-07-26 2016-07-26 ろ過装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6129389B1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018207407A1 (ja) * 2017-05-10 2018-11-15 株式会社リテラ 糸巻フィルター、及びろ過モジュール
WO2018235901A1 (ja) * 2017-06-21 2018-12-27 エム・テクニック株式会社 ろ過膜モジュール及びろ過処理方法
KR200489197Y1 (ko) * 2018-01-19 2019-05-16 대한민국 조수기 반투막 분리공구
CN114275922A (zh) * 2022-01-26 2022-04-05 广东欣美技术股份有限公司 一种旋涡式的净水装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62140609A (ja) * 1985-12-16 1987-06-24 Keinosuke Isono 濾過分離装置
WO2007063998A1 (ja) * 2005-11-29 2007-06-07 Ebara Corporation 中空糸膜モジュール
JP2011224452A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Meidensha Corp 膜ユニット及び膜分離装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62140609A (ja) * 1985-12-16 1987-06-24 Keinosuke Isono 濾過分離装置
WO2007063998A1 (ja) * 2005-11-29 2007-06-07 Ebara Corporation 中空糸膜モジュール
JP2011224452A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Meidensha Corp 膜ユニット及び膜分離装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018207407A1 (ja) * 2017-05-10 2018-11-15 株式会社リテラ 糸巻フィルター、及びろ過モジュール
JP2018187581A (ja) * 2017-05-10 2018-11-29 株式会社リテラ 糸巻フィルター、及びろ過モジュール
WO2018235901A1 (ja) * 2017-06-21 2018-12-27 エム・テクニック株式会社 ろ過膜モジュール及びろ過処理方法
CN110740799A (zh) * 2017-06-21 2020-01-31 M技术株式会社 过滤膜模块及过滤处理方法
JPWO2018235901A1 (ja) * 2017-06-21 2020-04-23 エム・テクニック株式会社 ろ過膜モジュール及びろ過処理方法
US11161079B2 (en) 2017-06-21 2021-11-02 M. Technique Co., Ltd. Filtration membrane module and filtration processing method
JP7150231B2 (ja) 2017-06-21 2022-10-11 エム・テクニック株式会社 ろ過膜モジュール及びろ過処理方法
KR200489197Y1 (ko) * 2018-01-19 2019-05-16 대한민국 조수기 반투막 분리공구
CN114275922A (zh) * 2022-01-26 2022-04-05 广东欣美技术股份有限公司 一种旋涡式的净水装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018015693A (ja) 2018-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6129389B1 (ja) ろ過装置
KR101717307B1 (ko) 여과 장치 및 그 제조 방법
US20070187326A1 (en) Membrane filter cleaning method and installation for implementing same
WO2006080482A1 (ja) 選択透過性膜モジュールの製造方法および選択透過性膜モジュール
JP2000317276A (ja) 濾過装置
KR100932739B1 (ko) 산기배관 일체형 분리막 프레임 구조물 및 흡입배관 일체형 분리막 모듈을 구비하는 분리막 유니트
US5651889A (en) Sludge treatment membrane apparatus
RU2515444C2 (ru) Мембранный модуль, мембранный блок и мембранное разделительное устройство
JP2005246307A (ja) 膜分離活性汚泥処理方法
CN106964256A (zh) 一种可连续运行的帘式膜污水处理系统及方法
JP2017006876A (ja) 濾過装置及び濾過装置のフィルター洗浄方法
KR102368490B1 (ko) 자동 역세식 2단 필터 장치
KR101874407B1 (ko) 정수처리용 멤브레인 모듈 및 이를 이용한 정수처리 장치
KR200381733Y1 (ko) 고도처리장치용 여과기
KR100720598B1 (ko) 고도처리장치용 여과기
US11260324B2 (en) Apparatus for filtering liquids
JP2014018741A (ja) 微細粒子ろ過材を備えた上向きろ過装置
JP2010188250A (ja) 水処理方法
JP3601014B2 (ja) 浸漬型膜濾過設備における原水濃縮方法およびその装置
JP5011419B2 (ja) 高水圧浄水装置
KR102269800B1 (ko) 하폐수 처리용 침지형 분리막 모듈
KR102269801B1 (ko) 하폐수 처리용 침지형 분리막 모듈의 프레임 구조
KR102480165B1 (ko) 침지형 분리막모듈의 오염방지를 위한 프리필터모듈
KR102460009B1 (ko) 정수기의 제거수 배출밸브
JP2003144870A (ja) セラミック膜モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170321

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6129389

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250