JPH07299722A - 光ファイバアレイの端面研磨用補助装置および光ファイバアレイ端面研磨装置 - Google Patents

光ファイバアレイの端面研磨用補助装置および光ファイバアレイ端面研磨装置

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JPH07299722A
JPH07299722A JP6093589A JP9358994A JPH07299722A JP H07299722 A JPH07299722 A JP H07299722A JP 6093589 A JP6093589 A JP 6093589A JP 9358994 A JP9358994 A JP 9358994A JP H07299722 A JPH07299722 A JP H07299722A
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JP
Japan
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optical fiber
fiber array
polishing
face
auxiliary device
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Application number
JP6093589A
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English (en)
Inventor
Masaaki Ando
正顕 安藤
Shiyougo Ikunishi
省吾 生西
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
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  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 光ファイバアレイのセット状態を研磨作業
中、一定に保持し続ける。 【構成】 基板1の中央部に光ファイバアレイを収容す
るための、矩形の貫通穴2を形成し、貫通穴2の隣合う
2面に対して垂直になるようにねじ軸2a,2bを設
け、ねじ軸2a,2bの先端部に、光ファイバアレイに
押圧力を与えるための作用板2c,2dを設け、さら
に、貫通穴2の少なくとも一部を覆う光ファイバアレイ
押圧板の所定位置に、テープ心線を貫通させるための開
口を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光ファイバアレイの端
面研磨用補助装置および光ファイバアレイ端面研磨装置
に関し、さらに詳細にいえば、光通信、光情報処理等の
用途に好適となるように、複数の光ファイバを直線状に
配列して一体化してなる光ファイバアレイの端面を高精
度に研磨するための補助装置および光ファイバアレイ端
面研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数の光ファイバを直線状に
配列して、複数の光学素子と同時に接続可能とするため
に光ファイバアレイを採用することが提案され、実用化
されている。そして、光ファイバアレイを作製するに当
っては、テープ心線の複数本の光ファイバの端部におい
てコア層を外部に露呈させ、外部に露呈させられた複数
本のコア層をガラス等からなる1対のファイバアレイ保
持部材により挟持し、両ファイバアレイ保持部材の間隙
に接着剤等を侵入させて固化させる方法が一般的に採用
されている。そして、以上のようにして作製された光フ
ァイバアレイは、光入出射面における反射等を可能な限
り低減して光結合効率を高めるために、光軸に対して予
め定められた角度となるように端面を高精度に研磨する
ことが必要である。
【0003】このように光ファイバアレイの端面を高精
度に研磨しようとするための装置として、図5に示すよ
うに、基板51の回転中心に関して120°回転対称位
置に光ファイバアレイを収容するための溝52を形成
し、溝52に光ファイバアレイを収容した状態におい
て、溝52の内奥側の内面に光ファイバアレイを圧接す
べく光ファイバアレイに押圧力を付与する押圧力付与機
構53を設けてなる端面研磨用補助装置を採用し、3つ
の光ファイバアレイがセットされた端面研磨用補助装置
を、所定速度で回転する研磨部材の上面に公転および/
または自転可能に支承させてなるものが提案されてい
る。
【0004】この装置を採用すれば、基板に対する光フ
ァイバアレイのセットが正確に達成されていることを条
件として、光ファイバアレイの端面の高精度な研磨を達
成することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の研磨装置を
採用した場合には、光ファイバアレイをセット状態に保
持し続けるための力が押圧力付与機構53により定まる
1軸方向にのみ作用しているとともに、研磨に伴なう外
力が常に光ファイバアレイに作用し続けるのであるか
ら、特に、押圧力付与方向と直交する方向において、光
ファイバアレイを当初のセット状態のままに保持し続け
ることができるという保証がない。そして、光ファイバ
アレイのセット状態が当初のセット状態からずれた場合
には、最終的に得られる端面の光軸に対する角度が、当
初の設定角度から最大で1°近くずれてしまう可能性が
ある。
【0006】また、上述のような光ファイバアレイのセ
ット状態のずれが発生するタイミングは全く未知である
から、セット状態がずれるタイミングによっては、光フ
ァイバアレイの端面が単一平面にならず、複数の平面か
らなる複合面になってしまうという可能性もある。さら
に、3つの光ファイバアレイが基板51の支脚を兼ねる
のであるから、全ての光ファイバアレイを均一に研磨す
ることが困難になり、光ファイバアレイ間で研磨のばら
つきが発生してしまう可能性がある。
【0007】さらにまた、基板51に対する光ファイバ
アレイのセット状態を簡単に視認することが殆ど不可能
である。
【0008】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、研磨中における光ファイバアレイのセッ
ト状態のずれを確実に防止することを第1の目的とし、
全ての光ファイバアレイを均一に研磨することを第2の
目的とし、光ファイバアレイのセット状態を簡単に視認
できるようにすることを第3の目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の光ファイバア
レイの端面研磨用補助装置は、所定サイズの基板の所定
位置に光ファイバアレイを貫通させるための貫通穴が形
成されてあるとともに、貫通穴を貫通した状態で光ファ
イバアレイを3次元的に位置決めする位置決め部材が設
けられてある。
【0010】請求項2の光ファイバアレイの端面研磨用
補助装置は、位置決め部材として、互いに直交する方法
の押圧力を光ファイバアレイに与えるための各軸方向位
置決め部材を有するものを採用し、各軸方向位置決め部
材として、光ファイバアレイに押圧力を与えるためのね
じ機構を有しているとともに、ねじ機構のゆるみを阻止
するためのねじ機構をも有するものを採用している。
【0011】請求項3の光ファイバアレイの端面研磨用
補助装置は、貫通穴が中央部に形成された基板を採用し
ている。請求項4の光ファイバアレイの端面研磨用補助
装置は、基板の端縁寄り所定位置に、光ファイバアレイ
の研磨対象面を研磨部材に安定に接触させるための、ガ
ラス製支脚部材をさらに有するものを採用している。
【0012】請求項5の光ファイバアレイの端面研磨用
補助装置は、基板を支承するための光ファイバアレイセ
ット状態確認用支承部材をさらに有しており、光ファイ
バアレイセット状態確認用支承部材として、光ファイバ
アレイの研磨対象面を接触させるべき位置決め用基準面
を有しているとともに、位置決め用基準面に対する光フ
ァイバアレイの研磨対象面の接触状態を視認するための
切欠部を有しており、さらに、基板と光ファイバアレイ
セット状態確認用支承部材とを仮固定するための仮固定
機構を有するものを採用している。
【0013】請求項6の光ファイバアレイ端面研磨装置
は、請求項1から請求項4の何れかに記載の光ファイバ
アレイの端面研磨用補助装置に光ファイバアレイを位置
決めした状態で、光ファイバアレイの端面研磨用補助装
置を支承し、かつ所定速度で回転される研磨部材をさら
に有している。
【0014】
【作用】請求項1の光ファイバアレイの端面研磨用補助
装置であれば、所定サイズの基板の所定位置に光ファイ
バアレイを貫通させるための貫通穴が形成されてあると
ともに、貫通穴を貫通した状態で光ファイバアレイを3
次元的に位置決めする位置決め部材が設けられてあるの
で、光ファイバアレイを3次元的に位置決めすることが
でき、研磨途中において外力が加えられ続けるにも拘ら
ず、光ファイバアレイの当初のセット状態を確実に保持
し続けることができる。
【0015】請求項2の光ファイバアレイの端面研磨用
補助装置であれば、位置決め部材として、互いに直交す
る方法の押圧力を光ファイバアレイに与えるための各軸
方向位置決め部材を有するものを採用し、各軸方向位置
決め部材として、光ファイバアレイに押圧力を与えるた
めのねじ機構を有しているとともに、ねじ機構のゆるみ
を阻止するためのねじ機構をも有するものを採用してい
るので、光ファイバアレイの当初のセット状態を一層確
実に保持し続けることができる。
【0016】請求項3の光ファイバアレイの端面研磨用
補助装置であれば、貫通穴が中央部に形成された基板を
採用しているので、請求項1または請求項2と同様の作
用を達成することができる。請求項4の光ファイバアレ
イの端面研磨用補助装置であれば、基板の端縁寄り所定
位置に、光ファイバアレイの研磨対象面を研磨部材に安
定に接触させるための、ガラス製支脚部材をさらに有す
るものを採用しているので、光ファイバアレイが支脚と
して機能することを防止することができ、ひいては高精
度の端面研磨を達成することができる。
【0017】請求項5の光ファイバアレイの端面研磨用
補助装置であれば、基板を支承するための光ファイバア
レイセット状態確認用支承部材をさらに有しており、光
ファイバアレイセット状態確認用支承部材として、光フ
ァイバアレイの研磨対象面を接触させるべき位置決め用
基準面を有しているとともに、位置決め用基準面に対す
る光ファイバアレイの研磨対象面の接触状態を視認する
ための切欠部を有しており、さらに、基板と光ファイバ
アレイセット状態確認用支承部材とを仮固定するための
仮固定機構を有するものを採用しているので、光ファイ
バアレイセット状態確認用支承部材に基板を支承させた
状態において、光ファイバアレイを位置決め用基準面に
対して正確に位置決めすることができるとともに、位置
決め状態を視認することができ、しかも、位置決め、視
認作業を行なっている間における基板と光ファイバアレ
イセット状態確認用支承部材との相対位置を当初の状態
に保持し続けることができる。
【0018】請求項6の光ファイバアレイ端面研磨装置
であれば、請求項1から請求項4の何れかに記載の光フ
ァイバアレイの端面研磨用補助装置に光ファイバアレイ
を位置決めした状態で、光ファイバアレイの端面研磨用
補助装置を支承し、かつ所定速度で回転される研磨部材
をさらに有しているので、光ファイバアレイを端面研磨
用補助装置に位置決めして研磨部材上に支承させるだけ
で高精度の端面研磨を達成することができる。
【0019】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によってこの発
明を詳細に説明する。図1はこの発明の光ファイバアレ
イ端面研磨用補助装置の一実施例を示す平面図であり、
所定サイズの円板状の基板1の中央部に、複数個の光フ
ァイバアレイを収容するための、ほぼ方形の貫通穴2が
形成されているとともに、貫通穴2を中心として120
°回転対称位置に、ガラス製支脚部材3を収容するため
の貫通穴3aが形成されている。そして、貫通穴2の、
互いに隣合う2つの内面とそれぞれ直交するように2つ
のねじ軸2a,2bが基板1にねじ込まれており、貫通
穴2内に突出する各ねじ軸の端部に、光ファイバアレイ
に押圧力を付与するための作用板2c,2dがそれぞれ
設けられている。尚、2e,2fはねじ軸ねじ込み部の
途中部に設けられたゆるみ止め部材であり、合成樹脂等
からなる平板材の所定位置にねじ軸よりもやや小径のね
じ穴を形成してなる。したがって、ゆるみ止め部材2
e,2fにおいてねじ軸2a,2bがやや小径のねじ穴
と強固に螺合し、外部振動等に起因するねじ軸2a,2
bのゆるみを確実に防止する。
【0020】また、貫通穴3aに対応させて、上記ねじ
軸2a,2b、ゆるみ止め部材2e,2fと同様のねじ
軸3b、ゆるみ止め部材3cが設けられ、ガラス製支脚
部材3を確実に保持する。ゆるみ止め機構としてダブル
ナット機構を採用することも考えられるが、ダブルナッ
ト機構を採用した場合には、ナットを駆動する力が光フ
ァイバアレイに対する押圧力として直接に作用するので
はなく、間接的に押圧力を与えることになる。この結
果、必要以上に大きい押圧力を与えて光ファイバアレイ
を破損してしまう可能性がある。これに対して、上述の
ゆるみ止め機構は、ねじ軸を駆動する力が光ファイバア
レイに対する押圧力として直接に作用するので、過大な
押圧力に起因する光ファイバアレイの破損を確実に防止
することができる。
【0021】さらに、図2に示すように、貫通穴2の少
なくとも一部を覆うように光ファイバアレイ押圧板2g
が取外し可能に設けられている。この光ファイバアレイ
押圧板2gは、光ファイバアレイのテープ心線に押圧力
を与えることなく、光ファイバアレイ部のみに押圧力を
与えることができるようにするために、所定方向に延び
る開口2hが形成されている。したがって、この開口2
hを通してテープ心線を上方に引き出すことができると
ともに、光ファイバアレイ部の周縁部のみに対して下向
きの押圧力を与えることができる。即ち、研磨作業中に
おける光ファイバアレイ部の上昇を未然に防止すること
ができる。また、貫通穴3aのほぼ全範囲を覆うように
支脚部材押圧板3dが取外し可能に設けられている。し
たがって、ガラス製支脚部材3のほぼ全範囲に対して下
向きの押圧力を与えることができる。
【0022】また、図1中、4は基板1の重量を調整す
るための穴であり、基板1の重量を調整することによ
り、光ファイバアレイの端面の研磨速度を調整すること
ができる。即ち、研磨速度に対応させて適切なサイズの
穴(開口でもよい)4を予め形成しておくことにより、
所期の研磨速度を達成することができる。尚、図1中、
4aは、後述する光ファイバアレイセット状態確認用支
承部材5に対する仮固定を達成するための穴である。ま
た、上記基板1の全外周を包囲するように、リング部材
1aが取外し可能に装着される。
【0023】図3は光ファイバアレイセット状態確認用
支承部材5の構成の一例を示す斜視図であり、上記基板
1よりもやや大径の円板5aの中央部に光ファイバアレ
イ用の位置決め用の基準面5bが形成されてあるととも
に、この基準面5bから放射状に延びる扇状の、支脚部
材用の位置決め用の基準面5cが形成されてある。そし
て、これら基準面5cの外周縁部に、基板1の外周と係
合する支承用の段部5dが形成されてあるとともに、最
も外周部に基板1の外周を包囲する上向きのフランジ5
eが形成されてある。尚、上向きフランジ5eの中央部
には、上記ねじ軸3bの操作を容易にするための切欠部
5fが形成されている。そして、残余の部分は、基準面
5b,5cよりも高さを低くしてあり、上記基板1の穴
4aを貫通したねじ軸(図示せず)の先端部を基準面5
cの所定位置に開口するよう形成されたねじ穴5gにね
じ込んだ状態において、光ファイバアレイ、ガラス製支
脚部材3の基準面5b,5cに対するセット状態を簡単
に視認することができる。図4は図示しない駆動源によ
り回転される研磨部材および基板ガイド部材の構成の一
例を示す平面図であり、基板1よりも十分に大径の、円
板状の研磨部材6の外周縁寄りの上方所定位置および研
磨部材6の中央寄りの上方所定位置に、それぞれ支持部
材6aにより回転自在に支持されたローラ部材6b,6
cが設けられている。
【0024】上記の構成の装置を用いて光ファイバアレ
イの端面の研磨を行なう場合の作用は次のとおりであ
る。先ず、光ファイバアレイ押圧板2g、支脚部材押圧
板3dおよびリング部材1aを基板1から取外してお
き、この状態において基板1を光ファイバアレイセット
状態確認用支承部材5上にセットする。尚、以下の光フ
ァイバアレイセット作業遂行中における基板1の位置ず
れを未然に防止するために、基板1の穴4aと、ねじ穴
5gとを正対させた状態においてねじ軸4bの先端部を
ねじ穴5gにねじ込んで両者を仮固定しておく。
【0025】その後、光ファイバアレイの研磨対象端面
が基準面5bに接触するように所望の数の光ファイバア
レイを貫通穴2に収容し、ねじ軸2a,2bを操作する
ことにより、収容された光ファイバアレイに対して互い
に直交する方向の押圧力を付与して2次元的な位置決め
を達成する。また、ガラス製支脚部材3の下端面が基準
面5cに接触するようにガラス製支脚部材3を貫通穴3
aに収容し、ねじ軸3bを装置することにより位置決め
を達成する。ガラス製支脚部材3の位置決めは、1つの
ねじ軸3bにより達成されているので、1次元的である
ように思われるかもしれないが、貫通穴3aが円形であ
るから、ほぼ2次元的な位置決めを達成することができ
る。尚、以上のように光ファイバアレイの位置決め、ガ
ラス製支脚部材3の位置決めを行なう場合には、光ファ
イバアレイセット状態確認用支承部材5のうち、基準面
5b,5cよりも高さを低くしてある部分と基板1との
間隙を通して基準面5b,5cに対する接触状態を簡単
に視認することができるので、正確な位置決めを達成す
ることができる。また、光ファイバアレイの位置決め
と、ガラス製支脚部材3の位置決めとは、何れを先に行
なってもよい。
【0026】以上のようにして光ファイバアレイ、ガラ
ス製支脚部材3の2次元的な位置決めを達成した後は、
光ファイバアレイ押圧板2g、支脚部材押圧板3dを基
板1の該当箇所に装着することにより、光ファイバアレ
イ、ガラス製支脚部材3の3次元的な位置決めを達成す
る。その後は、光ファイバアレイセット状態確認用支承
部材(5)に対する基板1の仮固定を解除し、基板1に
対してリング部材1aを装着し、研磨部材6上に支承さ
せ、図示しない駆動源により研磨部材6を所定速度で回
転させる。この場合に、基板1は研磨部材6の回転に伴
なって公転し、ローラ部材6b,6cに当接する。基板
1がローラ部材6b,6cに当接した後は、研磨部材6
の外周寄り部と中心寄り部との回転速度が互いに異なる
ことに起因して基板1が自転する。即ち、研磨部材6に
対して、相対的に公転しつつ自転することになる。した
がって、光ファイバアレイの研磨対象端面の全範囲を均
一に研磨することができる。
【0027】また、以上の一連の研磨動作を行なってい
る間、全てのねじ軸2a,2b,3bは、ゆるみ止め部
材2e,2f,3cによりゆるめが確実に阻止されてい
るのであるから、光ファイバアレイ、ガラス製支脚部材
3のセット状態がずれることを確実に防止することがで
き、光ファイバアレイの端面を高精度に研磨することが
できる。
【0028】また、以上から明らかなように、貫通穴2
を大きくして同時にセットできる光ファイバアレイの数
を増加させることができるので、大量生産に簡単に対処
することができる。尚、この発明は上記の実施例に限定
されるものではなく、例えば、1対のローラ部材6b,
6cにより基板1を自転させる代わりに、パンタグラフ
機構等により基板1を自転自在に支持させることが可能
であるほか、1対のローラ部材またはパンタグラフ機構
等を用いて基板1を揺動させることが可能であり、その
他、この発明の要旨を変更しない範囲内において種々の
設計変更を施すことが可能である。
【0029】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、光ファ
イバアレイを3次元的に位置決めすることができ、研磨
途中において外力が加えられ続けるにも拘らず、光ファ
イバアレイの当初のセット状態を確実に保持し続けるこ
とができるという特有の効果を奏する。
【0030】請求項2の発明は、光ファイバアレイの当
初のセット状態を一層確実に保持し続けることができる
という特有の効果を奏する。請求項3の発明は、請求項
1または請求項2と動揺の作用を達成することができ
る。請求項4の発明は、光ファイバアレイが支脚として
機能することを防止することができ、ひいては高精度の
端面研磨を達成することができるという特有の効果を奏
する。
【0031】請求項5の発明は、光ファイバアレイセッ
ト状態確認用支承部材に基板を支承させた状態におい
て、光ファイバアレイを位置決め用基準面に対して正確
に位置決めすることができるとともに、位置決め状態を
視認することができ、しかも、位置決め、視認作業を行
なっている間における基板と光ファイバアレイセット状
態確認用支承部材との相対位置を当初の状態に保持し続
けることができるという特有の効果を奏する。
【0032】請求項6の発明は、光ファイバアレイを端
面研磨用補助装置に位置決めして研磨部材上に支承させ
るだけで高精度の端面研磨を達成することができるとい
う特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光ファイバアレイ端面研磨用補助装
置の一実施例の要部を示す平面図である。
【図2】光ファイバアレイ押圧板および支脚部材押圧板
が装着された光ファイバアレイ研磨用補助装置を示す平
面図である。
【図3】光ファイバアレイセット状態確認用支承部材の
構成の一例を示す斜視図である。
【図4】研磨部材および基板ガイド部材の構成の一例を
示す平面図である。
【図5】従来の光ファイバアレイ端面研磨用補助装置を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 基板 2 貫通穴 2a,2b ねじ軸 2c,2d 作用板 2e,2f ゆるみ止め部材 2g 光ファイバアレ
イ押圧板 3 ガラス製支脚部材 4a 穴 5 光ファイバアレイセット状態確認用支承部材 5
b 基準面 5g ねじ穴 6 研磨部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定速度で回転される研磨部材(6)に
    対して、光ファイバアレイの研磨対象面を接触させるべ
    く光ファイバアレイを保持するための端面研磨用補助装
    置であって、所定サイズの基板(1)の所定位置に光フ
    ァイバアレイを貫通させるための貫通穴(2)が形成さ
    れてあるとともに、貫通穴(2)を貫通した状態で光フ
    ァイバアレイを3次元的に位置決めする位置決め部材
    (2a)(2b)(2c)(2d)(2e)(2f)
    (2g)が設けられてあることを特徴とする光ファイバ
    アレイの端面研磨用補助装置。
  2. 【請求項2】 位置決め部材(2a)(2b)(2c)
    (2d)(2e)(2f)(2g)が、互いに直交する
    方法の押圧力を光ファイバアレイに与えるための各軸方
    向位置決め部材(2a)(2b)(2c)(2d)(2
    e)(2f)(2g)を有しており、少なくとも一部の
    軸方向位置決め部材(2a)(2b)(2c)(2d)
    (2e)(2f)(2g)が光ファイバアレイに押圧力
    を与えるためのねじ機構(2a)(2b)を有している
    とともに、ねじ機構(2a)(2b)のゆるみを阻止す
    るためのねじ機構(2e)(2f)をも有している請求
    項1に記載の光ファイバアレイの端面研磨用補助装置。
  3. 【請求項3】 貫通穴(2)が基板(1)の中央部に形
    成されてある請求項1または請求項2に記載の光ファイ
    バアレイの端面研磨用補助装置。
  4. 【請求項4】 基板(1)の端縁寄り所定位置に、光フ
    ァイバアレイの研磨対象面を研磨部材(6)に安定に接
    触させるための、ガラス製支脚部材(3)をさらに有し
    ている請求項1から請求項3の何れかに記載の光ファイ
    バアレイの端面研磨用補助装置。
  5. 【請求項5】 基板(1)を支承するための光ファイバ
    アレイセット状態確認用支承部材(5)をさらに有して
    おり、光ファイバアレイセット状態確認用支承部材
    (5)が、光ファイバアレイの研磨対象面を接触させる
    べき位置決め用基準面(5b)を有しているとともに、
    位置決め用基準面(5b)に対する光ファイバアレイの
    研磨対象面の接触状態を視認するための切欠部を有して
    おり、さらに、基板(1)と光ファイバアレイセット状
    態確認用支承部材(5)とを仮固定するための仮固定機
    構(4a)(4b)(5g)を有している請求項1から
    請求項4の何れかに記載の光ファイバアレイの端面研磨
    用補助装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項4の何れかに記載の
    光ファイバアレイの端面研磨用補助装置に光ファイバア
    レイを位置決めした状態で、光ファイバアレイの端面研
    磨用補助装置を支承し、かつ所定速度で回転される研磨
    部材(6)をさらに有していることを特徴とする光ファ
    イバアレイ端面研磨装置。
JP6093589A 1994-05-02 1994-05-02 光ファイバアレイの端面研磨用補助装置および光ファイバアレイ端面研磨装置 Pending JPH07299722A (ja)

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JP6093589A JPH07299722A (ja) 1994-05-02 1994-05-02 光ファイバアレイの端面研磨用補助装置および光ファイバアレイ端面研磨装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015519209A (ja) * 2012-04-27 2015-07-09 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 光ファイバコネクタ研磨装置及び方法

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