JPH07299039A - 医用画像処理装置 - Google Patents

医用画像処理装置

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JPH07299039A
JPH07299039A JP7063142A JP6314295A JPH07299039A JP H07299039 A JPH07299039 A JP H07299039A JP 7063142 A JP7063142 A JP 7063142A JP 6314295 A JP6314295 A JP 6314295A JP H07299039 A JPH07299039 A JP H07299039A
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JP
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image
medical
color
display
images
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JP7063142A
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English (en)
Inventor
Kazuo Nunokawa
和夫 布川
Ryoichi Natatsu
亮一 名達
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Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フルカラーディスプレイ方式のカラー電子画像
表示手段を用いても、立体的な医用画像を同時に表示し
て多人数で観察できる医用画像処理装置を提供するこ
と。 【構成】医用画像を電子画像として入力する画像入力部
1と、画像入力部1により入力される医用画像をモニタ
ー画面に表示させるカラー表示装置4と、位置を僅かに
ずらして撮影され且つ前記画像入力手段で入力される第
1,第2医用画像を前記カラー電子画像表示手段の前記
モニター画面に領域を分けて異なる単一色彩で同時表示
させる画像処理プロセッサー2を設けた医用画像処理装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラーマップディス
プレイ方式によるカラー電子画像表示手段を利用して、
眼科画像等の医用画像を立体表示させる医用画像処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、眼底の視神経乳頭部(以下、単
に乳頭部と略称)には視神経が集中していて、この乳頭
部の凹凸状態の立体画像を観察したり、その画像解析を
したりすることは視神経が正常であるか否かの判断に重
要である。
【0003】この様な眼科における乳頭部等の眼科画像
の記録は主に35mmフィルムへ行われていたため、ステ
レオ画像の記録も35mmフィルムへなされていた。
【0004】また、ステレオ画像の記録は、通常、眼底
カメラの光軸を被検眼の光軸に対して左右に僅かにずら
した位置で、この被検眼の眼底を眼底カメラでそれぞれ
35mmフィルムに撮影することにより、行われている。
尚、この画像のステレオ写真の観察はステレオビュアー
にて行われることが多い。
【0005】この様なステレオ画像の観察方法は、簡便
であるが一時に一人しか観察できないため臨床教育上不
便である。このため、従来は、多人数が同時に観察でき
る眼底像の立体観察方法が望まれている。
【0006】この一解決手段として、ステレオ写真の左
右の像を2つのプロジェクターを用い、一方に赤色、他
方に青色のフィルターをかけて赤色像、青色像としてス
クリーン上に重ねて投影して赤−青(緑)メガネを用い
て立体像を観察することなどが行われている。
【0007】この場合には、白黒の画像が対象となる
が、眼科での重要な画像の一つである蛍光眼底造影像は
白黒であることからこの手段が利用されている。
【0008】一方、ステレオ画像の観察方法としては、
従来から一般に、上述したステレオビューアによる覗き
方式やメガネ方式、或はメガネなし方式と大別されるも
のがある。しかも、このメガネ方式には、アナグリフ方
式、濃度差方式、偏光式、時分割方式等がある。
【0009】この場合、観察方法としては、 「 a.覗き方式 ステレオ写真をステレオビュアーデ観察する。
【0010】b.メガネ方式(アナグリフ方式を含む) 2つのプロジェクターを用い、一方に赤色 他方に青色
のフィルターをかけて赤色像、青色像としてスクリーン
上に重ねて投影して赤−青(緑)メガネを用いて観察。
【0011】c.その他 (偏光すクリーンに左右像を重ねて投影して偏光メガネ
を用いて観察。)」等がある。
【0012】アナグリフ方式は、ステレオ画像の左右の
画像を重ね合わせて表示する際、ステレオ画像の左の画
像を赤で表示し且つステレオ画像の右の画像を青で表示
すると共に、この重ね合わせられたステレオ画像を赤−
青(緑)メガネで観察して、左の画像と右の画像を分離
して立体を実現するものである。尚、この赤−青(緑)
メガネは左眼用が赤で右眼用が青(緑)となっている。
【0013】このアナグリフ方式は、非常に簡単に立体
表示ができる利点があり、印刷物、映画、そしてテレビ
放送にも使用されている。そして、ステレオ画像の左の
赤による画像と右の青による画像を重ね合わせて印刷あ
るいはモニターテレビの画面に出力するようにしてい
る。このアナグリフ方式に用いられるモニターテレビと
してはフルカラーディスプレイ方式がある。尚、このフ
ルカラーディスプレイ方式を用いた表示装置では、カラ
ー画像処理ボードにRGBモニターを接続した構成とし
ている。しかも、このフルカラーディスプレイ方式で
は、1画素当りRGB各8ビット程度のフレームバッフ
ァを用いて、約1,600万色(224)をRGBモニタ
ーに同時に表示できるようにしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、フィ
ルム現像処理の煩わしさの回避、患者へのスピーディな
対処などを実現するため蛍光造影をディジタル画像とし
て取り込み、記録・再生するディジタル画像処理装置が
普及してきている。
【0015】この種の装置においては、高速処理、簡易
なハードウェアでの実現のため、いわゆるカラーマップ
ディスプレイ方式が画像の表示部に利用されることが多
い。これは、カラーマップディスプレイ方式で一度に表
示できる色数が28=256程度に制約されていても、
白黒画像の表示には十分であるためである。
【0016】尚、このカラーマップディスプレイ方式
(またはフレームバッファディスプレイ方式)を用いた
表示装置では、LUT回路(ルックアップテーブル回
路)付の白黒画像処理ボードにRGBモニター或はコン
ピュータ用のモニター(単一色表示用ディスプレイ)を
接続した構成としている。しかも、このカラーマップデ
ィスプレイ方式では、フレームバッファのメモリ容量の
制約(通常1画素当り3から8ビット)から一度に表示
できる色数は8から256色程度に限定されているが、
ルックアップテーブル回路(LUT回路)方式を採用す
ることにより表示に使う色の種類の選択に高い自由度を
与えている。
【0017】このLUT回路方式では、フレームバッフ
ァのメモリ上には各画素値に対応した色番号が記憶され
ており、各色番号がどの表示色に対応しているかはLU
T回路に登録されているRGBの数値によって決定され
る。つまりLUT回路が1つの色番号あたりRGB各8
ビット長を持つ場合、表示できる色の数はフルカラーデ
ィスプレイ方式同様224色となるが、同時に表示できる
色の数はフレームバッファの容量で8から256色程度
に制限される このようなカラーマップディスプレイ方式を用いた医用
画像処理装置においても、フィルムを使用していたとき
と同様にステレオ画像は重要であり、臨床においてはス
テレオ撮影を頻繁に実施している。
【0018】従って、この様な医用画像処理装置におい
てもステレオ画像表示による立体観察ができるのが望ま
しい。この場合、上述したフルカラーディスプレイ方式
に用いているステレオ画像の表示方式を用いることが考
えられる。
【0019】しかしながら、カラーマップディスプレイ
方式では表示方式がフルカラーディスプレイ方式とは異
なるため、フルカラーディスプレイ方式に用いているス
テレオ画像の表示方式をそのままカラーマップディスプ
レイ方式に採用することはできないものであった。
【0020】この結果、従来のカラーマップディスプレ
イ方式を用いた医用画像処理装置では、ステレオ画像を
表示して観察することができないため、その都度ハード
コピー(プリント)を作成してステレオビュアーにて立
体観察をおこなっていた。
【0021】しかし、この場合には、時間的なロス、プ
リント作成の煩わしさがあることと、多人数が同時に観
察できないこともあり、ディジタル画像処理装置におけ
る簡易でかつ実用的な立体表示装置が強く望まれてい
る。
【0022】特に、高解像度画像表示器においてはカラ
ーマップディスプレイ方式が多くの場合用いられている
ためカラーマップディスプレイ方式での簡易でかつ実用
的な立体表示器の実現が強く望まれている。
【0023】そこで、この発明は、この要望に沿うもの
で、カラーマップディスプレイ方式のカラー電子画像表
示手段を用いても、立体的な医用画像を同時に表示して
多人数で観察できる医用画像処理装置を提供することを
目的とするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1の発明は、医用画像を電子画像として入力
する画像入力手段と、前記画像入力手段により入力され
る医用画像をモニター画面に表示させるカラー電子画像
表示手段と、位置を僅かにずらして撮影され且つ前記画
像入力手段で入力される第1,第2医用画像を前記カラ
ー電子画像表示手段の前記モニター画面に領域を分けて
異なる単一色彩で同時表示させる演算制御手段を設けた
医用画像処理装置としたことを特徴とする。
【0025】請求項2の発明は、前記演算制御手段は、
前記第1医用画素と第2医用画像を前記カラー電子画像
表示手段に1ドット毎に表示させることにより、前記第
1,第2医用画像を前記カラー電子画像表示手段に領域
を分けて表示させる様にしたことを特徴とするものであ
る。
【0026】請求項3の発明は、前記演算制御手段は、
前記第1医用画素と第2医用画像を前記カラー電子画像
表示手段に1ドット列毎に表示させることにより、前記
第1,第2医用画像を前記カラー電子画像表示手段に領
域を分けて表示させる様にしたことを特徴とするもので
ある。
【0027】請求項4の発明は、前記演算制御手段は、
前記第1医用画素と第2医用画像を前記カラー電子画像
表示手段に1ドット行毎に表示させることにより、前記
第1,第2医用画像を前記カラー電子画像表示手段に領
域を分けて表示させる様にしたことを特徴とするもので
ある。
【0028】請求項5の発明は、前記演算制御手段は、
前記第1医用画素と第2医用画像を前記カラー電子画像
表示手段の左右の部分に分けて表示させることにより、
前記第1,第2医用画像を前記カラー電子画像表示手段
に領域を分けて表示させる様にしたことを特徴とするも
のである。
【0029】請求項6の発明は、前記演算制御手段は、
前記カラー電子画像表示手段に表示される前記第1,第
2医用画像の対応する部分の位置調整手段をを備えるこ
とを特徴とするものである。
【0030】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0031】<全体の概略構成>図1は、この発明に係
る医用画像処理装置を概略的に示した回路図である。こ
の図1において医用画像処理装置は、画像入力手段とし
ての画像入力部1と、演算制御手段である画像処理プロ
セッサー2(画像処理手段)と、画像記憶手段としての
画像メモリ3と、カラー電子画像表示手段としてのカラ
ー表示装置4等を有する。
【0032】この画像入力部1としては、例えば、フロ
ッピー装置,ハードディスク装置,光ディスク装置等の
情報記録・再生装置、或は、眼底カメラ,角膜内皮細胞
撮影装置,スリットランプ等の眼科器械等が用いられ
る。尚、眼底カメラ,角膜内皮細胞撮影装置,スリット
ランプ等の眼科器械等は、電子眼科画像を取り込むため
のカラーテレビカメラを備えている。この眼底カメラで
は、被検眼の光軸の左右に位置を僅かにずらした状態で
被検眼の眼底をそれぞれ撮影することにより、第1,第
2眼底像(第1,第2医用画像)をステレオ電子画像と
して得ることができる。
【0033】画像処理プロセッサー2は、医用画像の情
報記録・再生装置へのセーブ、情報記録・再生装置から
の医用画像のロード、医用画像の表示、医用画像の画像
解析や演算等を行うためのコンピュータを中心として構
成されている。
【0034】しかも、この画像処理プロセッサー2は、
画像入力部1から入力される眼底像や角膜内皮細胞像,
眼底断層像等の眼科画像(医用画像)の画像信号から、
眼底像や角膜内皮細胞像,眼底断層像等の眼科画像(医
用画像)を画像メモリ3に構築して記憶させるようにな
っている。
【0035】また、この画像処理プロセッサー2により
画像メモリ3に構築された医用画像はカラー表示装置4
のモニター画面4a(図3参照)に表示されるようにな
っている。しかも、画像処理プロセッサー2は、眼科器
械によって位置を僅かにずらして撮影された第1,第2
医用画像(ステレオ画像)を画像メモリ3に区別可能に
構築して、この第1,第2医用画像をカラー表示装置4
のモニター画面4aに異なる単一色彩で同時に表示させ
る様になっている。
【0036】<カラー表示装置4>カラー表示装置4す
なわちカラー表示システムには、例えば、図2(a),(b)
に示した様なカラーマップディスプレイ方式の表示シス
テムがある。
【0037】即ち、カラーマップディスプレイ方式(す
なわちフレームバッファディスプレイ方式)を用いた図
2(a)の表示装置4は、フレームバッファ10と,フレ
ームバッファ10に接続されたLUT回路11と,LU
T回路11に接続されたR,G,B用のA/D変換器1
2a,12b12cと、CRT13等から構成されてい
る。尚、LUT回路11は、Red LUT,Gree
n LUT,BlueLUTの回路を有する。
【0038】図2(b)に示したカラーマップディスプレ
イ方式の表示装置4は、図2(a)のカラー表示装置4の
LUT回路11を各カラーR,G,B毎にRed LU
T回路11a,Green LUT回路11b,Blu
e LUT回路11cに明確に分けた例を示したもので
ある。
【0039】この様なカラ表示装置4では、フレームバ
ッファ10のメモリ容量の制約(通常1画素当り3から
8ビット)から一度に表示できる色数は8から256色
程度に限定されているが、ルックアップテーブル(LU
T)方式を採用することにより表示に使う色の種類の選
択に高い自由度を与えている。
【0040】LUT方式では、フレームバッファのメモ
リ上には各画素値に対応した色番号が記憶されており、
各色番号がどの表示色に対応しているかはLUT回路1
1または11a〜11cに登録されているRGBの数値
によって決定される。
【0041】つまりLUT回路11または11a〜11
cが1つの色番号あたりRGB各8ビット長を持つ場
合、表示できる色の数はフルカラーディスプレイ方式同
様224色となるが、同時に表示できる色の数はフレーム
バッファの容量で8から256色程度に制限される。
【0042】これらのカラーマップディスプレイ方式で
は、簡易なハードウェアで高速処理の実現を可能として
いる。しかも、蛍光造影をディジタル画像として取り込
み、記録・再生してカラー表示装置4のCRT13に表
示したり画像解析したりする等のディジタル画像処理が
できるので、フィルム現像処理の煩わしさの回避、患者
へのスピーディな対処などを実現することができる。
【0043】このカラーマップディスプレイ方式では、
一度に表示できる色数が28=256程度に制約されて
いるが、白黒画像の表示には十分であるためである。
【0044】<表示例>カラーマップディスプレイ方式
を用いたときのステレオ画像の取り込みから立体影像の
表示までの作用を以下、順に説明する。
【0045】(a)1ライン(1行すなわち1ドット行)
おきのステレオ画像表示(図3参照) ステレオ画像の撮影は眼科器械により同時立体撮影もし
くは横ずらし撮影などで行う。この眼科器械のカラーテ
レビカメラで撮影された左右の各眼科画像IgL,IgRは、
画像処理プロセッサー2にディジタル画像として取り込
まれた後、画像処理プロセッサー2によりディジタル画
像ファイルとして画像メモリ3上に格納される。
【0046】これら取り込まれ画像メモリ3上に格納さ
れたステレオ画像IgL,IgRを立体影像として表示するた
め、本発明では図3に示した様に、左右の各眼底像ファ
イルEL(IgL),ER(IgR)(眼科画像ファイル)中か
らそれぞれ1ライン(1行)おきの画像情報を取り出
し、その画像情報ビットを操作して、例えば、左画像は
8bi256階調の偶数値のみから構成される128階調
(7bit相当の情報)とし、右画像は逆に8bit階調の奇
数値のみから構成される128階調(7bit相当の情
報)とした上、カラー表示装置4のフレームバッファ1
0上に領域分割してマップする。
【0047】即ち、図3にAで示した様に、フレームバ
ッファ10のメモリ部において、1L,3L,5L……
…mL………511Lのラインには眼底像ファイルEL
(IgL)の1ライン毎の画像情報を順次記録し、2R,
4R,6R………nR………512Rのラインには眼底
像ファイルER(IgR)の1ライン毎の画像情報を順次記
録するようになっている。
【0048】この際、カラー表示装置4のLUT回路1
1のRed LUT回路またはRed LUT回路11
aは偶数値(2R,4R,6R………nR………512
R)のみをパスしその他を零にする様、また、必要に応
じLUT回路11のGreen LUT回路またはGr
een LUT回路11bは奇数値(1L,3L,5L
………mL………511L)のみをパスしその他を零に
する様にセットする。
【0049】このようにフレームバッファへの画像マッ
プとLUT回路11またはLUT回路11a,11bの
操作を行うことによりフレームバッファ10上にマップ
されたステレオ画像対は、LUT回路11または11a
〜11cを介してCRT13上に図3のBの如く1ライ
ンおきに領域分割して赤−青画像として表示される。
【0050】このCRT13上において赤色の画像(す
なはち本実施例では左画像)は奇数行(1L,3L,5
L………mL………511L)に、青色の画像(すなは
ち本実施例では右画像)は偶数行(2R,4R,6R…
……nR………512R)に出力される。これを赤−青
メガネを介して観察すると立体像が観察できる。
【0051】なお、図には記載していないが、赤色の画
像と青色の画像の一関係を調整する手段やそれぞれの明
るさを調整する手段を備えることによりいっそう効果的
に立体影像を表示、観察できる立体表示器が実現でき
る。
【0052】(b)一列(1ドット列)おきのステレオ画
像表示(図4参照) 図3では1ライン毎に赤と青による画像を表示させるよ
うにした例を示したが、図4に示した様に1列おきに赤
と青による眼底像すなわち眼科画像(医用画像)を表示
させるようにしてもよい。
【0053】即ち、図4にAで示した様に、フレームバ
ッファ10のメモリ部において、1L,3L,5L……
…mL………511Lの行(Colum)には眼底像ファイ
ルEL(IgL)の1行毎(1 Colum 毎)の画像情報を順
次記録し、2R,4R,6R………nR………512R
の行(Colum)には眼底像ファイルER(IgR)の1行毎
(1 Colum 毎)の画像情報を順次記録するようになっ
ている。
【0054】しかも、カラー表示装置4のLUT回路1
1のRed LUT回路またはRed LUT回路11
aは偶数値(2R,4R,6R………nR………512
R)のみをパスしその他を零にする様、また、必要に応
じLUT回路11のGreen LUT回路またはGr
een LUT回路11bは奇数値 (1L,3L,5
L………mL………511L)のみをパスしその他を零
にする様にセットする。
【0055】このようにフレームバッファへの画像マッ
プとLUT回路11またはLUT回路11a,11bの
操作を行うことによりフレームバッファ10上にマップ
されたステレオ画像対は、LUT回路11または11a
〜11cを介してCRT13上に図4のBの如く1行お
きに領域分割して赤−青画像として表示される。
【0056】このCRT13上において赤色の画像(す
なはち本実施例では左画像)は奇数行(1L,3L,5
L………mL………511L)に、青色の画像(すなは
ち本実施例では右画像)は偶数行(2R,4R,6R…
……nR………512R)に出力される。これを赤−青
メガネを介して観察すると立体像が観察できる。
【0057】(c)1ドットおきのステレオ画像表示(図
5参照) 図5は、1ドット即ち1画素おきに領域を分割してステ
レオ画像を表示させるようにした例を示したものであ
る。
【0058】本実施例では、原画像の大きさとフレーム
バッファ10の大きさが同一な例を示しているが、必ず
しもこれに限定されるものではない。
【0059】即ち、テレビカメラのCCDから得られる
1フレーム分の画像信号をディジタル画像データに変換
したときに、この画像データを記憶できるメモリ容量を
原画メモリ容量とした場合において、この原画メモリ容
量の2倍以上のメモリ容量のフレームバッファが使用で
きる場合には、左右画像(例えば、原画像の大きさ512
×512,8bit)の全ての画素を領域分割してフレームバッ
ファ10にマップして実施することにより、原画の解像
度を保ったままステレオ影像の表示が可能となる。な
お、原画像の大きさと同一なフレームバッファ10でも
解像度を保持して実現するには、ズームなどの手段を用
いればよいことは言うまでもない。
【0060】尚、ここで、原画像の大きさとは、カラー
テレビカメラで撮影したときにカラーテレビカメラのC
CDの画素数、即ち、このCCDから得られる1フレー
ム分の画像信号を1フレーム分のディジタル画像データ
に変換したとき、このディジタル画像データを記憶でき
るメモリ容量をいう。
【0061】(1)ビット操作とLUT回路操作の例1 左画像は8bit256階調の偶数値のみから構成される
128階調(7bit相当の情報)とし、右画像は逆に8b
it256階調の奇数値のみから構成される128階調
(7bit相当の情報)としてフレームバッファ上に領域
分割してマップし、LUT回路11のRed LUT回
路またはRED LUT回路11aは偶数値のみをパス
しその他を零にする様、LUT回路11のBlue L
UT回路またはBlue LUT回路11bは奇数値の
みをパスしその他を零にする様(また、必要に応じLU
T回路11のGreen LUT回路またはGreen
LUT回路11bは奇数値のみをパスしその他を零に
する様)セットする。すなわち、 8bit階調の左画像(0,1,2,3,〜254,255) →7bit階調 (0,2,4,6,8,〜252,254)に変換 8bit階調の右画像(0,1,2,3,〜254,255) →7bit階調 (1,3,5,7,9,〜253,255)に変換 LUT回路を RED INPUT {0 1 2 3 4 5 6 7 8・・・・・・253 254 255} OUTPUT{0 0 2 0 4 0 6 0 8・・・・・・ 0 254 0} BLUE INPUT {0 1 2 3 4 5 6 7 8・・・・・・253 254 255} OUTPUT{0 1 0 3 0 5 0 7 0・・・・・・253 0 255} とセットする。
【0062】必要に応じて Green LUT を GREEN INPUT {0 1 2 3 4 5 6 7 8・・・・・・253 254 255} OUTPUT{0 1 0 3 0 5 0 7 0・・・・・・253 0 255} とセットする。
【0063】(2)ビット操作とLUT回路操作の例2 左画像は8bit256階調のうちの奇数値のみからなる
128階調(7bit相当の情報(0〜127))とし、右画
像は逆に8bit256階調の偶数値のみからなる128
階調(7bit相当の(128〜255)情報)としてフレーム
バッファ上に領域分割してマップし、LUT11のRe
d LUT回路またはRed LUT回路11aは(0
〜127)のみをパスしその他を零にする様、LUT回路
11のBlue LUT回路またはBlue LUT回
路11cは(128〜255)のみをパスしその他を零にする
様、(また、必要に応じLUT回路11のGreen
LUT回路またはGreen LUT回路11cは(12
8〜255)をパスしその他を零にする様)にセットする。
すなはち、 8bit階調の左画像(0,1,2,3,4,5,〜252,253,254,255) →7bit階調 (0,0,1,1,2,2,〜126,126,127,127)に変換 8bit階調の右画像(0,1,2,3,4,5,〜252,253,254,255) →7bit階調 (128,128,129,129,130,130,〜254,254,255,255)に変換 LUT回路11または11a,11cを RED INPUT {0 1 2 3 4 5 6・・125 126 127 128 129・・・・253 254 255} OUTPUT{0 2 4 6 8 10 12・・250 252 254 0 0・・・・・0 0 0} BLUE INPUT {0 1 2 3・・・125 126 127 128 129 130 131 132 133・・・254 255} OUTPUT{0 0 0 0・・・ 0 0 0 0 2 4 6 8 10・・・252 254} とセットする。
【0064】必要に応じて LUT回路11のGree
n LUT回路またはGreenLUT回路11bを GREEN INPUT {0 1 2 3・・・125 126 127 128 129 130 131 132 133・・254 255} OUTPUT{0 0 0 0・・・ 0 0 0 0 2 4 6 8 10・・252 254} とセットする。
【0065】これらの例の様にフレームバッファ10へ
の画像マップとLUT回路の操作を行うことによりフレ
ームバッファ10上に領域分割してマップされたステレ
オ画像対は、LUT回路11または11a〜11cを介
してCRT13上に赤−青画像として表示される。
【0066】即ち、上記構成により、図5にAで示した
様に、フレームバッファ10のメモリ部において、
(1,1)L,(1,3)L,(1,5)L……(2,
2)L,(2,4)L………(m,m)L………(51
2,512)Lのドットには眼底像ファイルEL(IgL)
の1ドット毎の画像情報を順次記録し、(1,2)R,
(1,4)R,(1,6)R……(2,1)R,(2,
3)R,(2,5)R………(n,n)R………(51
2,511)Rには眼底像ファイルER(IgR)の1ドッ
ト毎の画像情報を順次記録するようになっている。
【0067】しかも、カラー表示装置4のLUT回路1
1のRed LUT回路またはRed LUT回路11
aは(1,1)L,(1,3)L,(1,5)L……
(2,2)L,(2,4)L………(m,m)L………
(512,512)Lのドット情報をパスしその他を零
にする様、また、必要に応じLUT回路11のGree
n LUT回路またはGreen LUT回路11bは
(1,2)R,(1,4)R,(1,6)R……(2,
1)R,(2,3)R,(2,5)R………(n,n)
R………(512,511)Rのドット情報のみをパス
しその他を零にする様にセットする。
【0068】このようにフレームバッファへの画像マッ
プとLUT回路11またはLUT回路11a,11bの
操作を行うことによりフレームバッファ10上にマップ
されたステレオ画像対は、LUT回路11または11a
〜11cを介してCRT13上に図5のBの如く1ドッ
トおきに領域分割して赤−青画像として表示される。こ
れを赤−青メガネを介して観察すると立体像が観察でき
る。
【0069】基本とする発明は、ステレオ画像の左右像
をそれぞれビットスライスして画像階調を操作し、領域
分割してフレームバッファ10上にマップして、LUT
回路を操作して同バッファ中の左像に相当する部分は赤
色像として、右像に相当する部分は青色像としてそれぞ
れ映像出力させ、立体映像表示を実現する表示装置であ
る。なを、左と右の画像をあるいは、赤と青を逆にして
もよいことは言うまでもない。
【0070】
【効果】以上説明したように、請求項1に記載の発明
は、医用画像を電子画像として入力する画像入力手段
と、前記画像入力手段により入力される医用画像をモニ
ター画面に表示させるカラー電子画像表示手段と、位置
を僅かにずらして撮影され且つ前記画像入力手段で入力
される第1,第2医用画像を前記カラー電子画像表示手
段の前記モニター画面に異なる単一色彩で同時に表示さ
せる演算制御手段を設けた構成としたので、カラーマッ
プディスプレイ方式のカラー電子画像表示手段を用いて
も、立体的な医用画像を同時に表示して多人数で観察で
きる。
【0071】また、請求項2の発明は、前記演算制御手
段は、前記第1医用画素と第2医用画像を前記カラー電
子画像表示手段に1ドット毎に表示させることにより、
前記第1,第2医用画像を前記カラー電子画像表示手段
に領域を分けて表示させる様にした構成としたので、立
体画像を構成する画面サイズを大きく取れる。
【0072】更に、請求項3の発明は、前記演算制御手
段は、前記第1医用画素と第2医用画像を前記カラー電
子画像表示手段に1ドット列毎に表示させることによ
り、前記第1,第2医用画像を前記カラー電子画像表示
手段に領域を分けて表示させる様にした構成としたの
で、立体画像を構成する画面サイズを大きく取れる。
【0073】また、請求項4の発明は、前記演算制御手
段は、前記第1医用画素と第2医用画像を前記カラー電
子画像表示手段に1ドット行毎に表示させることによ
り、前記第1,第2医用画像を前記カラー電子画像表示
手段に領域を分けて表示させる様にした構成としたの
で、立体画像を構成する画面サイズを大きく取れる。
【0074】更に、請求項5の発明は、前記演算制御手
段は、前記第1医用画素と第2医用画像を前記カラー電
子画像表示手段の左右の部分に分けて表示させることに
より、前記第1,第2医用画像を前記カラー電子画像表
示手段に領域を分けて表示させる様に構成したので、立
体画像を容易に得ることができると共に、第1,第2医
用画像を個別に確認できる。
【0075】請求項6の発明は、前記演算制御手段は、
前記カラー電子画像表示手段に表示される前記第1,第
2医用画像の対応する部分の位置調整手段をを備える構
成としたので、第1,第2医用画像の読み込み時の対応
する部分のずれを確実に補正して、正確な立体像を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る医用画像処理装置のブロック回
路図である。
【図2】(a),(b)は図1に示したカラー表示装置の回路
図である。
【図3】図1に示した医用画像処理装置によるステレオ
画像の表示例を示す説明図である。
【図4】図1に示した医用画像処理装置によるステレオ
画像の他の表示例を示す説明図である。
【図5】図1に示した医用画像処理装置によるステレオ
画像の他の表示例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…画像入力部(画像入力手段) 2…画像処理プロセッサー(演算制御手段) 3…画像メモリ 4…カラー表示装置(カラー電子画像表示手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/18 K (72)発明者 名達 亮一 アメリカ合衆国 07652 ニュージャージ ー パラマス ウエストセンチュリー ロ ード 37 トプコン コーポレーション アール アンド デー ユ− エス エイ オフィス内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医用画像を電子画像として入力する画像
    入力手段と、 前記画像入力手段により入力される医用画像をモニター
    画面に表示させるカラー電子画像表示手段と、 位置を僅かにずらして撮影され且つ前記画像入力手段で
    入力される第1,第2医用画像を前記カラー電子画像表
    示手段の前記モニター画面に領域を分けて異なる単一色
    彩で同時表示させる演算制御手段を設けたことを特徴と
    する医用画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記演算制御手段は、前記第1医用画素
    と第2医用画像を前記カラー電子画像表示手段に1ドッ
    ト毎に表示させることにより、前記第1,第2医用画像
    を前記カラー電子画像表示手段に領域を分けて表示させ
    る様にしたことを特徴とする請求項1に記載の医用画像
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記演算制御手段は、前記第1医用画素
    と第2医用画像を前記カラー電子画像表示手段に1ドッ
    ト列毎に表示させることにより、前記第1,第2医用画
    像を前記カラー電子画像表示手段に領域を分けて表示さ
    せる様にしたことを特徴とする請求項1に記載の医用画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記演算制御手段は、前記第1医用画素
    と第2医用画像を前記カラー電子画像表示手段に1ドッ
    ト行毎に表示させることにより、前記第1,第2医用画
    像を前記カラー電子画像表示手段に領域を分けて表示さ
    せる様にしたことを特徴とする請求項1に記載の医用画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記演算制御手段は、前記第1医用画素
    と第2医用画像を前記カラー電子画像表示手段の左右の
    部分に分けて表示させることにより、前記第1,第2医
    用画像を前記カラー電子画像表示手段に領域を分けて表
    示させる様にしたことを特徴とする請求項1に記載の医
    用画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記演算制御手段は、前記カラー電子画
    像表示手段に表示される前記第1,第2医用画像の対応
    する部分の位置調整手段をを備える請求項1〜5に記載
    の医用画像処理装置。
JP7063142A 1994-03-23 1995-03-22 医用画像処理装置 Pending JPH07299039A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US21632494A 1994-03-23 1994-03-23
US08/216,324 1994-03-23

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07299039A true JPH07299039A (ja) 1995-11-14

Family

ID=22806610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7063142A Pending JPH07299039A (ja) 1994-03-23 1995-03-22 医用画像処理装置

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JP (1) JPH07299039A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003010129A (ja) * 2001-06-27 2003-01-14 Canon Inc 眼科撮影装置
JP2009101245A (ja) * 2009-02-19 2009-05-14 Canon Inc 眼科撮影装置
JP2017118919A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成方法及びそのプログラム

Cited By (3)

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JP2003010129A (ja) * 2001-06-27 2003-01-14 Canon Inc 眼科撮影装置
JP2009101245A (ja) * 2009-02-19 2009-05-14 Canon Inc 眼科撮影装置
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