JPH0729901B2 - メ−キャップ化粧料除去剤 - Google Patents
メ−キャップ化粧料除去剤Info
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- JPH0729901B2 JPH0729901B2 JP62188405A JP18840587A JPH0729901B2 JP H0729901 B2 JPH0729901 B2 JP H0729901B2 JP 62188405 A JP62188405 A JP 62188405A JP 18840587 A JP18840587 A JP 18840587A JP H0729901 B2 JPH0729901 B2 JP H0729901B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特定の低沸点溶剤を特定量水相中に乳化して
なる、除去効果、使用感触に優れたO/W乳化型のメーキ
ャップ化粧料除去剤に関する。
なる、除去効果、使用感触に優れたO/W乳化型のメーキ
ャップ化粧料除去剤に関する。
近年、メーキャップ化粧料は汗、涙、皮脂等の人体分泌
物や、雨、雪、プールの水、海水等の水分、併用する他
の化粧料中の諸成分などによって、また化粧料の使用部
位における皮膚の動きや手あるいは衣類による摩擦など
によって、化粧くずれしない、いわゆる化粧もちの良い
ものが開発されてきており、この目的のため石油系樹
脂、セルロース系樹脂、シリコーン系樹脂等が配合され
ている。
物や、雨、雪、プールの水、海水等の水分、併用する他
の化粧料中の諸成分などによって、また化粧料の使用部
位における皮膚の動きや手あるいは衣類による摩擦など
によって、化粧くずれしない、いわゆる化粧もちの良い
ものが開発されてきており、この目的のため石油系樹
脂、セルロース系樹脂、シリコーン系樹脂等が配合され
ている。
一方では、当該メーキャップ化粧料を落す除去剤の開発
にも力が注がれており、除去時の摩擦による皮膚や目に
対する刺激性を考慮し、溶解作用の強い活性剤の配合
や、刺激性の低い特定のモノエステル系油分の配合等の
手段が講じられてきた。
にも力が注がれており、除去時の摩擦による皮膚や目に
対する刺激性を考慮し、溶解作用の強い活性剤の配合
や、刺激性の低い特定のモノエステル系油分の配合等の
手段が講じられてきた。
しかしながら、洗浄作用の強い活性剤が直接肌と接触す
るのは安全性の面で好ましくなく、また、油分が多量に
配合されているものは、油膜感、べたつきを感じ、特に
コタクトレンズ使用者にとっては不愉快なものであり、
未だ、安全性、使用感触を十分満足するものは得られて
いない。
るのは安全性の面で好ましくなく、また、油分が多量に
配合されているものは、油膜感、べたつきを感じ、特に
コタクトレンズ使用者にとっては不愉快なものであり、
未だ、安全性、使用感触を十分満足するものは得られて
いない。
本発明者らは、これらの条件をともに満足させるという
困難な課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の
低沸点溶剤を特定量カルボキシビニルポリマーで乳化し
て得られるO/W型乳化組成物が、メーキャップ化粧料の
除去作用に優れ、皮膚や目に刺激を与えず、さっぱりし
た使用感触を有していることを見い出し、この知見にも
とづいて本発明を完成するに至った。
困難な課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の
低沸点溶剤を特定量カルボキシビニルポリマーで乳化し
て得られるO/W型乳化組成物が、メーキャップ化粧料の
除去作用に優れ、皮膚や目に刺激を与えず、さっぱりし
た使用感触を有していることを見い出し、この知見にも
とづいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、低沸点シリコーン油および常温で
液状を呈するフッ化炭化水素類から選ばれた一種又は二
種以上の低沸点溶剤21〜70重量％、カルボキシビニルポ
リマーを含有することを特徴とするO/W乳化型のメーキ
ャップ化粧料除去剤を提供するものである。
液状を呈するフッ化炭化水素類から選ばれた一種又は二
種以上の低沸点溶剤21〜70重量％、カルボキシビニルポ
リマーを含有することを特徴とするO/W乳化型のメーキ
ャップ化粧料除去剤を提供するものである。
本発明で用いる低沸点溶剤は、低沸点シリコーン油、常
温で液状を呈するフッ化炭化水素類から選択される。低
沸点シリコーン油は鎖状、環状のいずれでも良く、沸点
が約250℃以下のものが好ましい。例えば、低重合度鎖
状ジメチルポリシロキサン（商品名 KF−96L−1.5CS
信越化学工業）、オクタメチルシクロテトラシロキサ
ン、デカメチルシクロペンタシロキサン等があげられ
る。また、本発明で用いられるフッ化炭化水素類は常温
（20℃）で液状のものであって、沸点180℃位のものま
で良好に使用し得る。例えば、トリクロルモノフルオル
メタン、1,1,2,2−テトラクロルジフルオルエタン、1,
1,2−トリクロルトリフルオルエタン、1,2−ジブロムテ
トラフルオルエタン、2,2−ジクロル−1,1,1−トリフル
オルエタン、1,1−ジクロル−１モノフルオルエタン等
があげられる。
温で液状を呈するフッ化炭化水素類から選択される。低
沸点シリコーン油は鎖状、環状のいずれでも良く、沸点
が約250℃以下のものが好ましい。例えば、低重合度鎖
状ジメチルポリシロキサン（商品名 KF−96L−1.5CS
信越化学工業）、オクタメチルシクロテトラシロキサ
ン、デカメチルシクロペンタシロキサン等があげられ
る。また、本発明で用いられるフッ化炭化水素類は常温
（20℃）で液状のものであって、沸点180℃位のものま
で良好に使用し得る。例えば、トリクロルモノフルオル
メタン、1,1,2,2−テトラクロルジフルオルエタン、1,
1,2−トリクロルトリフルオルエタン、1,2−ジブロムテ
トラフルオルエタン、2,2−ジクロル−1,1,1−トリフル
オルエタン、1,1−ジクロル−１モノフルオルエタン等
があげられる。
これらの低沸点溶剤は皮膚安全性が高くさっぱりした感
触を有し、揮発性であるために後残りがなく、さらに、
十分なメーキャップ化粧料除去効果を備えていることか
らメーキャップ化粧料除去剤としてはまことに適した物
である。
触を有し、揮発性であるために後残りがなく、さらに、
十分なメーキャップ化粧料除去効果を備えていることか
らメーキャップ化粧料除去剤としてはまことに適した物
である。
本発明のメーキャップ化粧料除去剤には、上記低沸点溶
剤の一種または二種以上が適宜使用されるが、これらの
配合量は21〜70重量％、好ましくは22〜60重量％であ
る。21重量％未満ではメーキャップ化粧料の除去効果が
十分でなく、70重量％を越えるとさっぱり感に欠け使用
感触がわるくなる。
剤の一種または二種以上が適宜使用されるが、これらの
配合量は21〜70重量％、好ましくは22〜60重量％であ
る。21重量％未満ではメーキャップ化粧料の除去効果が
十分でなく、70重量％を越えるとさっぱり感に欠け使用
感触がわるくなる。
本発明で用いるカルボキシビニルポリマーは特に限定さ
れるものではなく、上市されているものでは B.F.Goodr
ich Chemical Co社製のカーボポール 940、941、934
や、和光純薬工業製のハイビスワコー 104、105等があ
げられる。配合量は、低沸点溶剤を乳化し得る量の範疇
で、使用感触や目的とする粘度等によって適宜決められ
るが、略0.01〜2.0％である。上記カルボキシビニルポ
リマーを中和し、増粘させるために用いられる塩基性物
質は特に限定されるものではなく、例えば、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等の水酸化物、Ｌ−アルギニ
ン、Ｌ−リジン等の塩基性アミノ酸や、トリエタノール
アミン、２−アミノ−２メチルプロパノール等のアミン
類、アンモニア等があげられる。塩基性物質の配合量は
カルボキシビニルポリマーの種類、配合量、目的とする
粘度によって決定すればよく特に限定されないが、通常
0.02〜2.5重量％程度である。
れるものではなく、上市されているものでは B.F.Goodr
ich Chemical Co社製のカーボポール 940、941、934
や、和光純薬工業製のハイビスワコー 104、105等があ
げられる。配合量は、低沸点溶剤を乳化し得る量の範疇
で、使用感触や目的とする粘度等によって適宜決められ
るが、略0.01〜2.0％である。上記カルボキシビニルポ
リマーを中和し、増粘させるために用いられる塩基性物
質は特に限定されるものではなく、例えば、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等の水酸化物、Ｌ−アルギニ
ン、Ｌ−リジン等の塩基性アミノ酸や、トリエタノール
アミン、２−アミノ−２メチルプロパノール等のアミン
類、アンモニア等があげられる。塩基性物質の配合量は
カルボキシビニルポリマーの種類、配合量、目的とする
粘度によって決定すればよく特に限定されないが、通常
0.02〜2.5重量％程度である。
本発明には、必要に応じ、経時での保存安定性や紫外線
照射を受けた時の安定性を良好に保ち、品質を維持させ
るためにヘキサメタリン酸ソーダ、エデト酸ソーダ、グ
ルコン酸ソーダ等の金属イオン封鎖剤が用いられる。
照射を受けた時の安定性を良好に保ち、品質を維持させ
るためにヘキサメタリン酸ソーダ、エデト酸ソーダ、グ
ルコン酸ソーダ等の金属イオン封鎖剤が用いられる。
本発明のメーキャップ化粧料除去剤には、さらに必要に
応じ、エステル油、炭化水素油等の油分、エタノール、
1.3ブチレングリコールやグリセリン等の水溶性物質、
他の水溶性高分子、界面活性剤、香料、防腐剤、紫外線
吸収剤、酸化防止剤、色素、薬剤等を配合することがで
きる。当然のことながら、これらの成分は本発明の効果
を損なわない質的、量的範囲内でなければならない。
応じ、エステル油、炭化水素油等の油分、エタノール、
1.3ブチレングリコールやグリセリン等の水溶性物質、
他の水溶性高分子、界面活性剤、香料、防腐剤、紫外線
吸収剤、酸化防止剤、色素、薬剤等を配合することがで
きる。当然のことながら、これらの成分は本発明の効果
を損なわない質的、量的範囲内でなければならない。
次に実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明する。本
発明はこれにより限定されるものではない。配合量は重
量％である。
発明はこれにより限定されるものではない。配合量は重
量％である。
（製法） （２）〜（６）を混合、均一に溶解し、之に（１）を添
加しホモミキサーにて均一に乳化してメーキャップ化粧
料除去剤を得た。
加しホモミキサーにて均一に乳化してメーキャップ化粧
料除去剤を得た。
実施例〔１〕、〔２〕を用いて実使用試験を行った結
果、化粧もちの良いメーキャップ化粧料に対する除去効
果に優れ、油膜感やべたつき等のないさっぱりとした使
用感触を有しており、しかも、刺激のないことが確認さ
れた。
果、化粧もちの良いメーキャップ化粧料に対する除去効
果に優れ、油膜感やべたつき等のないさっぱりとした使
用感触を有しており、しかも、刺激のないことが確認さ
れた。
（製法） （５）〜（11）を加熱混合、均一に溶解し、之に（１）
〜（４）を添加しホモミキサーにて均一に乳化しメーキ
ャップ化粧料除去剤を得た。
〜（４）を添加しホモミキサーにて均一に乳化しメーキ
ャップ化粧料除去剤を得た。
実施例〔３〕、〔４〕、〔５〕を用いて実使用試験を行
った結果、化粧もちの良いメーキャップ化粧料に対する
除去効果に優れ、油膜感やべたつき等のないさっぱりと
した使用感触を有しており、しかも、刺激のないことが
確認された。
った結果、化粧もちの良いメーキャップ化粧料に対する
除去効果に優れ、油膜感やべたつき等のないさっぱりと
した使用感触を有しており、しかも、刺激のないことが
確認された。
Claims (1)
- 【請求項１】沸点250℃以下の低沸点シリコーン油およ
び常温で液状を呈する沸点180℃以下のフッ化炭化水素
類から選ばれた一種又は二種以上の低沸点溶剤21〜70重
量％とカルボキシビニルポリマーを含有することを特徴
とするO/W乳化型のメーキャップ化粧料除去剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62188405A JPH0729901B2 (ja) | 1987-07-28 | 1987-07-28 | メ−キャップ化粧料除去剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62188405A JPH0729901B2 (ja) | 1987-07-28 | 1987-07-28 | メ−キャップ化粧料除去剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6431708A JPS6431708A (en) | 1989-02-02 |
| JPH0729901B2 true JPH0729901B2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=16223071
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62188405A Expired - Fee Related JPH0729901B2 (ja) | 1987-07-28 | 1987-07-28 | メ−キャップ化粧料除去剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0729901B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2795633A1 (fr) * | 1999-06-30 | 2001-01-05 | Oreal | Utilisation dans une composition cosmetique demaquillante ou nettoyante d'au moins un compose fluore volatil |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR880005918A (ko) * | 1986-11-10 | 1988-07-21 | 원본미기재 | 안정하며 빨리 분해되는 국소피부조성물 |
-
1987
- 1987-07-28 JP JP62188405A patent/JPH0729901B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6431708A (en) | 1989-02-02 |
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| JPS628404B2 (ja) | ||
| JPH0343242B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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