JPH07298211A - 走査方式切換装置 - Google Patents
走査方式切換装置Info
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- JPH07298211A JPH07298211A JP6082065A JP8206594A JPH07298211A JP H07298211 A JPH07298211 A JP H07298211A JP 6082065 A JP6082065 A JP 6082065A JP 8206594 A JP8206594 A JP 8206594A JP H07298211 A JPH07298211 A JP H07298211A
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- Television Systems (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 原映像信号を使用者の選択でインターレース
走査、又はノンインターレース走査のいずれにも切り換
えできるようにする。 【構成】 ディジタル映像信号Doを各色信号ごとに記憶
するＲＡＭ１と、インターレース、又はノンインターレ
ースとを切り換える切換回路３と、同切換回路の選択に
応じ、各フィールドにおけるそれぞれの走査が同じ水平
走査線上を走査するディジタル映像信号となるようにＲ
ＡＭから読み出す制御部４と、ＲＡＭよりの各ディジタ
ル映像信号をそれぞれアナログ信号に変換するＤ／Ａ変
換部２と、切換回路３の選択に基づく所要の同期信号を
発生する同期信号発生部５と、Ｄ／Ａ変換部よりの信号
と、同期信号発生部よりの信号とから各フィールドにお
けるそれぞれの走査が同じ水平走査線上を走査する複合
映像信号、又はインターレース走査に係る復号映像信号
のいずれをも生成するエンコーダ６とで構成する。
走査、又はノンインターレース走査のいずれにも切り換
えできるようにする。 【構成】 ディジタル映像信号Doを各色信号ごとに記憶
するＲＡＭ１と、インターレース、又はノンインターレ
ースとを切り換える切換回路３と、同切換回路の選択に
応じ、各フィールドにおけるそれぞれの走査が同じ水平
走査線上を走査するディジタル映像信号となるようにＲ
ＡＭから読み出す制御部４と、ＲＡＭよりの各ディジタ
ル映像信号をそれぞれアナログ信号に変換するＤ／Ａ変
換部２と、切換回路３の選択に基づく所要の同期信号を
発生する同期信号発生部５と、Ｄ／Ａ変換部よりの信号
と、同期信号発生部よりの信号とから各フィールドにお
けるそれぞれの走査が同じ水平走査線上を走査する複合
映像信号、又はインターレース走査に係る復号映像信号
のいずれをも生成するエンコーダ６とで構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、走査方式切換装置に係
り、より詳細には、インターレース走査に係る原映像信
号を使用者の選択でインターレース走査、又はノンイン
ターレース走査のいずれにも切り換えできるようにした
走査方式切換装置に関する。なお、本発明での「ノンイ
ンターレース」は先のフィールドの走査線と後のフィー
ルドの走査線とが重なるように走査することを意味し、
順次走査を意味する通常用語としてのノンインターレー
スとはその態様が相違する。
り、より詳細には、インターレース走査に係る原映像信
号を使用者の選択でインターレース走査、又はノンイン
ターレース走査のいずれにも切り換えできるようにした
走査方式切換装置に関する。なお、本発明での「ノンイ
ンターレース」は先のフィールドの走査線と後のフィー
ルドの走査線とが重なるように走査することを意味し、
順次走査を意味する通常用語としてのノンインターレー
スとはその態様が相違する。
【０００２】
【従来の技術】従来、映像信号出力としてはインターレ
ース出力、又はノンインターレース（順次走査）出力の
いずれか固定の出力であり、使用者が映出する画像の内
容によってインターレース走査、又はノンインターレー
ス走査の選択は一般にできない。しかし、画像の内容に
よっていずれの走査が適するか異なり、この点から画像
の内容によって走査形式が切り換えできれば常に良好な
状態で映像をみることができて便利である。例えば、一
般の放送映像等については垂直解像度を高くするために
インターレース走査が適するが、コンピュータグラフィ
ックのような色の濃い静止画像をインターレース走査す
るとドットクロール（色副搬送波のドット妨害）が目立
つようになって見苦しい映像となる。従って、このよう
な画像については見掛け上の走査線数を減らした方が画
像全体として見やすくなることが経験的に知られてい
る。
ース出力、又はノンインターレース（順次走査）出力の
いずれか固定の出力であり、使用者が映出する画像の内
容によってインターレース走査、又はノンインターレー
ス走査の選択は一般にできない。しかし、画像の内容に
よっていずれの走査が適するか異なり、この点から画像
の内容によって走査形式が切り換えできれば常に良好な
状態で映像をみることができて便利である。例えば、一
般の放送映像等については垂直解像度を高くするために
インターレース走査が適するが、コンピュータグラフィ
ックのような色の濃い静止画像をインターレース走査す
るとドットクロール（色副搬送波のドット妨害）が目立
つようになって見苦しい映像となる。従って、このよう
な画像については見掛け上の走査線数を減らした方が画
像全体として見やすくなることが経験的に知られてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記観点に
鑑みてなされたものであり、映像の内容により使用者が
走査方式を切り換えできるようにした走査方式切換装置
を提供することを目的とする。
鑑みてなされたものであり、映像の内容により使用者が
走査方式を切り換えできるようにした走査方式切換装置
を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、偶数フィール
ドと奇数フィールドとからなるインターレース走査に係
るＮＴＳＣ方式の映像信号において、前記映像信号を構
成する赤色、緑色、及び青色の各ディジタル映像信号を
各色信号ごとに記憶する記憶手段と、前記記憶手段から
の読み出し制御をなす読み出し制御手段とを備え、各フ
ィールドにおけるそれぞれの走査が同じ水平走査線上を
走査し、且つ１フレームの走査線数が４の整数倍となる
前記各色ごとのディジタル映像信号となるように前記読
み出し制御手段が前記記憶手段から読み出すようにした
走査方式切換装置を提供するものである。また、切換手
段を設け、同切換手段の選択に応じて前記読み出し制御
手段による読み出しが、インターレース走査となるよう
に読み出すようにした走査方式切換装置を提供するもの
である。
ドと奇数フィールドとからなるインターレース走査に係
るＮＴＳＣ方式の映像信号において、前記映像信号を構
成する赤色、緑色、及び青色の各ディジタル映像信号を
各色信号ごとに記憶する記憶手段と、前記記憶手段から
の読み出し制御をなす読み出し制御手段とを備え、各フ
ィールドにおけるそれぞれの走査が同じ水平走査線上を
走査し、且つ１フレームの走査線数が４の整数倍となる
前記各色ごとのディジタル映像信号となるように前記読
み出し制御手段が前記記憶手段から読み出すようにした
走査方式切換装置を提供するものである。また、切換手
段を設け、同切換手段の選択に応じて前記読み出し制御
手段による読み出しが、インターレース走査となるよう
に読み出すようにした走査方式切換装置を提供するもの
である。
【０００５】
【作用】赤色（Ｒ）、緑色（Ｇ）、及び青色（Ｂ）の各
ディジタル映像データを一旦ＲＡＭに記憶する。同記憶
した各データの読み出しにあっては、インターレース走
査する場合には記憶した通りのデータをそのまま読み出
し、ノンインタレース走査する場合には先のフィールド
では最後の水平走査分につき半水平周期分（0.5H）、後
のフィールドでは最初の水平走査分につき半水平周期分
（0.5H）、それぞれ読み出しをしない。インタレース
か、ノンインタレースかは使用者が選択操作する切換回
路の状態に従う。上記読み出したそれぞれのディジタル
映像データをＤ／Ａ変換部でアナログ信号化し、エンコ
ーダで復号映像信号にする。この場合に必要な同期信号
は同期信号発生部が前記切換回路の選択に応じて発生
し、エンコーダに送られる。また、上記のディジタル映
像データがＲＧＢ信号（原色信号）でなく、輝度信号
（Ｙ）と、色差信号（Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙ）とからなるデー
タについても同様の作用をなす。
ディジタル映像データを一旦ＲＡＭに記憶する。同記憶
した各データの読み出しにあっては、インターレース走
査する場合には記憶した通りのデータをそのまま読み出
し、ノンインタレース走査する場合には先のフィールド
では最後の水平走査分につき半水平周期分（0.5H）、後
のフィールドでは最初の水平走査分につき半水平周期分
（0.5H）、それぞれ読み出しをしない。インタレース
か、ノンインタレースかは使用者が選択操作する切換回
路の状態に従う。上記読み出したそれぞれのディジタル
映像データをＤ／Ａ変換部でアナログ信号化し、エンコ
ーダで復号映像信号にする。この場合に必要な同期信号
は同期信号発生部が前記切換回路の選択に応じて発生
し、エンコーダに送られる。また、上記のディジタル映
像データがＲＧＢ信号（原色信号）でなく、輝度信号
（Ｙ）と、色差信号（Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙ）とからなるデー
タについても同様の作用をなす。
【０００６】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明による操作方式
切換回路を説明する。図１は本発明による操作方式切換
回路の一実施例を示す要部ブロック図、図２及び図３は
本発明理解のための説明図である。図１において、Doは
Ｒ（赤色）、Ｇ（緑色）及びＢ（青色）からなるディジ
タル映像信号、１はディジタル映像信号Doを記憶するＲ
ＡＭ（記憶部）、２はＲＡＭ１から読み出された各色ご
とのディジタルデータ（D1又はD2）をアナログ信号に変
換するＤ／Ａ変換部、３は使用者が操作する走査方式選
択用の切換回路、４は前記映像信号DoのＲＡＭ１への書
き込み、及び切換回路３の選択に基づき同ＲＡＭ１から
所定の読み出しをなす制御部、５は同切換回路３の選択
に基づき所要の同期信号（S1又はS2）を発生する同期信
号発生部、６はＤ／Ａ変換部２よりの各色ごとのアナロ
グ映像信号と、同期信号発生部５よりの同期信号とから
復号（コンポジット）映像信号（V1又はV2）を生成する
エンコーダ、７は制御部４、同期信号発生部５、及びエ
ンコーダ６相互間の同期をとるためのクロック信号発生
部である。
切換回路を説明する。図１は本発明による操作方式切換
回路の一実施例を示す要部ブロック図、図２及び図３は
本発明理解のための説明図である。図１において、Doは
Ｒ（赤色）、Ｇ（緑色）及びＢ（青色）からなるディジ
タル映像信号、１はディジタル映像信号Doを記憶するＲ
ＡＭ（記憶部）、２はＲＡＭ１から読み出された各色ご
とのディジタルデータ（D1又はD2）をアナログ信号に変
換するＤ／Ａ変換部、３は使用者が操作する走査方式選
択用の切換回路、４は前記映像信号DoのＲＡＭ１への書
き込み、及び切換回路３の選択に基づき同ＲＡＭ１から
所定の読み出しをなす制御部、５は同切換回路３の選択
に基づき所要の同期信号（S1又はS2）を発生する同期信
号発生部、６はＤ／Ａ変換部２よりの各色ごとのアナロ
グ映像信号と、同期信号発生部５よりの同期信号とから
復号（コンポジット）映像信号（V1又はV2）を生成する
エンコーダ、７は制御部４、同期信号発生部５、及びエ
ンコーダ６相互間の同期をとるためのクロック信号発生
部である。
【０００７】最初に、本発明における走査方式について
説明する。図３（Ａ）はインターレース走査、同（Ｂ）
は本発明における他の走査（ノンインターレース）の原
理説明図である。（Ａ）図のインターレース走査は既知
のように、偶数フィールド（実線）と奇数フィールドか
らなり、２フィールドで１フレームとなる。NTSC方式の
信号の場合には図２（Ａ）に示すように、262.5Hの所で
垂直帰線期間となり、画面上部へ戻る。このインターレ
ース走査に対し、本発明が行おうとしている走査方式
は、（Ａ）図の偶数フィールドの最後の半水平走査分イ
と奇数フィールドの最初の半水平走査分ロを捨て、先の
フィールドでの走査と後のフィールドでの走査とが重な
るように走査するようにすることである。これを図示す
ると（Ｂ）図のようになり、NTSC方式の信号の場合には
262Hの点で垂直帰線期間になり、先のフィールド走査と
同じ線上に戻る。本発明におけるノンインターレース走
査とは上記の走査方式をいう。従って、図３（Ｂ）の走
査の場合には見掛け上の走査線数は同（Ａ）のインター
レース走査に比し約半分となる。しかし、この走査方式
にすることで後述の効果を奏する。
説明する。図３（Ａ）はインターレース走査、同（Ｂ）
は本発明における他の走査（ノンインターレース）の原
理説明図である。（Ａ）図のインターレース走査は既知
のように、偶数フィールド（実線）と奇数フィールドか
らなり、２フィールドで１フレームとなる。NTSC方式の
信号の場合には図２（Ａ）に示すように、262.5Hの所で
垂直帰線期間となり、画面上部へ戻る。このインターレ
ース走査に対し、本発明が行おうとしている走査方式
は、（Ａ）図の偶数フィールドの最後の半水平走査分イ
と奇数フィールドの最初の半水平走査分ロを捨て、先の
フィールドでの走査と後のフィールドでの走査とが重な
るように走査するようにすることである。これを図示す
ると（Ｂ）図のようになり、NTSC方式の信号の場合には
262Hの点で垂直帰線期間になり、先のフィールド走査と
同じ線上に戻る。本発明におけるノンインターレース走
査とは上記の走査方式をいう。従って、図３（Ｂ）の走
査の場合には見掛け上の走査線数は同（Ａ）のインター
レース走査に比し約半分となる。しかし、この走査方式
にすることで後述の効果を奏する。
【０００８】次に、本発明の動作について説明する。Ｒ
ＧＢのディジタル映像信号Doは制御部４の制御に従いＲ
ＡＭ１に書き込まれる。一方、走査方式を切り換える切
換回路３は、オンとオフとをインターレースとノンイン
ターレースとに割り当てておく。この場合、区別できれ
ばよくどの組み合わせでもよい。いま、切換回路３でイ
ンターレース走査を選択（例えば、オフ）している場
合、制御部４は同切換回路３の状態（前記オフ）からそ
れを検知し、インタレース走査となるようにＲＡＭ１か
ら映像データD1を読み出す。この読み出しは図２（Ａ）
D1のように行い、一般のインターレース信号である。読
み出された映像信号D1はＤ／Ａ変換部２でアナログ信号
に変換し、エンコーダ６へ送る。同エンコーダ６には同
期信号発生部５から所要の同期信号（水平、垂直各同
期、等価パルス等）S1が送られてくる。同期信号発生部
５は前記切換回路３の位置からインターレース走査とな
る構成の同期信号S1を発生する〔図２（Ａ）S1〕。エン
コーダ６はＤ／Ａ変換部２よりのＲＧＢアナログ映像信
号と同期信号S1とから復号同期信号V1を生成する〔図２
（Ａ）V1〕。この復号同期信号V1は一般のインターレー
ス走査の映像信号の形態である。以上がインターレース
走査を選択した場合の映像信号生成である。
ＧＢのディジタル映像信号Doは制御部４の制御に従いＲ
ＡＭ１に書き込まれる。一方、走査方式を切り換える切
換回路３は、オンとオフとをインターレースとノンイン
ターレースとに割り当てておく。この場合、区別できれ
ばよくどの組み合わせでもよい。いま、切換回路３でイ
ンターレース走査を選択（例えば、オフ）している場
合、制御部４は同切換回路３の状態（前記オフ）からそ
れを検知し、インタレース走査となるようにＲＡＭ１か
ら映像データD1を読み出す。この読み出しは図２（Ａ）
D1のように行い、一般のインターレース信号である。読
み出された映像信号D1はＤ／Ａ変換部２でアナログ信号
に変換し、エンコーダ６へ送る。同エンコーダ６には同
期信号発生部５から所要の同期信号（水平、垂直各同
期、等価パルス等）S1が送られてくる。同期信号発生部
５は前記切換回路３の位置からインターレース走査とな
る構成の同期信号S1を発生する〔図２（Ａ）S1〕。エン
コーダ６はＤ／Ａ変換部２よりのＲＧＢアナログ映像信
号と同期信号S1とから復号同期信号V1を生成する〔図２
（Ａ）V1〕。この復号同期信号V1は一般のインターレー
ス走査の映像信号の形態である。以上がインターレース
走査を選択した場合の映像信号生成である。
【０００９】次に、切換回路３でノンインターレース走
査を選択（例えば、オン）した場合、制御部４は前記同
様にしてそれを検知する。この場合、制御部４はＲＡＭ
１からの映像データD2の読み出しを図２（Ｂ）に示すよ
うに行う。つまり、インターレース走査時には262.5Hま
でを１フィールドとしたのに対し、ノンインターレース
走査時の読み出しは262Hまでとし、その差0.5Hについて
はデータを読み出さない。そして、この点から垂直帰線
期間が開始する。走査が画面上部に戻った後の次の走査
は263Hの始めから開始する。つまり、262.5Hから263Hま
での0.5H分のデータについては使用しない。このように
読み出した信号は先のフィールド走査と後のフィールド
走査とが図３（Ｂ）で説明したように同一線上となる。
また、計1H分のデータ（0.5H×２回分）は使用しないこ
ととなる。この結果、１フレーム（２フィールド）の全
走査線数はNTSC方式の場合524 本となり、１本減ること
となる。
査を選択（例えば、オン）した場合、制御部４は前記同
様にしてそれを検知する。この場合、制御部４はＲＡＭ
１からの映像データD2の読み出しを図２（Ｂ）に示すよ
うに行う。つまり、インターレース走査時には262.5Hま
でを１フィールドとしたのに対し、ノンインターレース
走査時の読み出しは262Hまでとし、その差0.5Hについて
はデータを読み出さない。そして、この点から垂直帰線
期間が開始する。走査が画面上部に戻った後の次の走査
は263Hの始めから開始する。つまり、262.5Hから263Hま
での0.5H分のデータについては使用しない。このように
読み出した信号は先のフィールド走査と後のフィールド
走査とが図３（Ｂ）で説明したように同一線上となる。
また、計1H分のデータ（0.5H×２回分）は使用しないこ
ととなる。この結果、１フレーム（２フィールド）の全
走査線数はNTSC方式の場合524 本となり、１本減ること
となる。
【００１０】以上のように読み出されたデータ〔図２
（Ｂ）D2〕は前記同様にアナログ信号に変換され（Ｄ／
Ａ変換部２）、エンコーダ６へ送られる。同エンコーダ
６には、同期信号発生部５より、上記走査方式（ノンイ
ンターレース）に対応する同期信号S2が送られてくる。
同期信号発生部５は切換回路３の位置からこの同期信号
S2を発生する。エンコーダ６はこれらアナログ映像信号
と同期信号S2とから復号映像信号V2を生成する。この映
像信号V2は図３（Ｂ）の走査（ノンインターレース）と
なる映像信号である。なお、制御部４によるＲＡＭ１か
らの読み出しと、同期信号発生部５による同期信号の発
生、及びエンコーダ６における復号映像信号の生成との
処理上の相互同期はクロック信号発生部７よりのクロッ
ク信号を基準にしている。以上の説明では、ディジタル
映像信号DoをＲＧＢ信号（原色信号）としたが、同Doが
輝度信号（Ｙ）、及びＲ−Ｙ、Ｂ−Ｙの色差信号からな
る信号であってもよい。この場合、同Doの他、ＲＡＭ１
の出力（D1又はD2）、及びＤ／Ａ変換部２の出力は上記
輝度信号（Ｙ）、及びＲ−Ｙ、Ｂ−Ｙの色差信号とな
る。
（Ｂ）D2〕は前記同様にアナログ信号に変換され（Ｄ／
Ａ変換部２）、エンコーダ６へ送られる。同エンコーダ
６には、同期信号発生部５より、上記走査方式（ノンイ
ンターレース）に対応する同期信号S2が送られてくる。
同期信号発生部５は切換回路３の位置からこの同期信号
S2を発生する。エンコーダ６はこれらアナログ映像信号
と同期信号S2とから復号映像信号V2を生成する。この映
像信号V2は図３（Ｂ）の走査（ノンインターレース）と
なる映像信号である。なお、制御部４によるＲＡＭ１か
らの読み出しと、同期信号発生部５による同期信号の発
生、及びエンコーダ６における復号映像信号の生成との
処理上の相互同期はクロック信号発生部７よりのクロッ
ク信号を基準にしている。以上の説明では、ディジタル
映像信号DoをＲＧＢ信号（原色信号）としたが、同Doが
輝度信号（Ｙ）、及びＲ−Ｙ、Ｂ−Ｙの色差信号からな
る信号であってもよい。この場合、同Doの他、ＲＡＭ１
の出力（D1又はD2）、及びＤ／Ａ変換部２の出力は上記
輝度信号（Ｙ）、及びＲ−Ｙ、Ｂ−Ｙの色差信号とな
る。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、使
用者の選択によりインターレース走査、又はノンインタ
ーレース走査に切り換えることができる。従って、映像
内容に応じてこの走査方式を変えることで、映像が見や
すいものとなる。特に、本発明をＮＴＳＣ方式の信号に
適用すると、以下のドットクロールと称するドット妨害
を目立たなくする効果がある。NTSC方式の場合、カラー
信号における色副搬送波の周波数が227.5fh （fhは水平
走査周波数）、走査線数が１フレーム（＝２フィール
ド）525 本の為、１フレームでは227.5 ×525 ＝11943
7.5fh、２フレームでは左記の２倍の238875fhとなり、
２フレームで色副搬送波が元と同じ位相となる。この結
果、画面上のカラードットは下から上に流れ、ドットク
ロールと呼ばれる画面を見づらくする現象が現れる。こ
の現象は前述したように、コンピュータグラフィックの
ような色の濃い静止画像で顕著となる。これに対し、走
査線数を前述の動作説明のように、１フレームで１本減
らして524 本にすると、この本数が４の整数倍となる関
係から１フィールドの走査においても227.5 ×（524/
２）＝59605 と整数となり、カラードットは全く流れな
くなり、前記のドットクロール妨害を防止する効果とな
る。以上から本発明は映像装置の機能向上に寄与すると
ころが大きいといえる。
用者の選択によりインターレース走査、又はノンインタ
ーレース走査に切り換えることができる。従って、映像
内容に応じてこの走査方式を変えることで、映像が見や
すいものとなる。特に、本発明をＮＴＳＣ方式の信号に
適用すると、以下のドットクロールと称するドット妨害
を目立たなくする効果がある。NTSC方式の場合、カラー
信号における色副搬送波の周波数が227.5fh （fhは水平
走査周波数）、走査線数が１フレーム（＝２フィール
ド）525 本の為、１フレームでは227.5 ×525 ＝11943
7.5fh、２フレームでは左記の２倍の238875fhとなり、
２フレームで色副搬送波が元と同じ位相となる。この結
果、画面上のカラードットは下から上に流れ、ドットク
ロールと呼ばれる画面を見づらくする現象が現れる。こ
の現象は前述したように、コンピュータグラフィックの
ような色の濃い静止画像で顕著となる。これに対し、走
査線数を前述の動作説明のように、１フレームで１本減
らして524 本にすると、この本数が４の整数倍となる関
係から１フィールドの走査においても227.5 ×（524/
２）＝59605 と整数となり、カラードットは全く流れな
くなり、前記のドットクロール妨害を防止する効果とな
る。以上から本発明は映像装置の機能向上に寄与すると
ころが大きいといえる。
【図１】本発明による走査方式切換装置の一実施例を示
す要部ブロック図である。
す要部ブロック図である。
【図２】本発明の説明図であり、（Ａ）はインターレー
ス走査の場合、（Ｂ）は本発明による走査方式（ノンイ
ンターレース走査）の場合を示したものである。
ス走査の場合、（Ｂ）は本発明による走査方式（ノンイ
ンターレース走査）の場合を示したものである。
【図３】本発明の説明図であり、（Ａ）はインターレー
ス走査を示し、（Ｂ）は本発明による走査方式（ノンイ
ンターレース）を示す。
ス走査を示し、（Ｂ）は本発明による走査方式（ノンイ
ンターレース）を示す。
１ ＲＡＭ（記憶部） ２ Ｄ／Ａ変換部 ３ 切換回路 ４ 制御部 ５ 同期信号発生部 ６ エンコーダ ７ クロック信号発生部 Do 入力映像信号 D1 ディジタル映像信号（インターレース） D2 ディジタル映像信号（ノンインターレース） S1 同期信号（インターレース） S2 同期信号（ノンインターレース） V1 復号映像信号（インターレース） V2 復号映像信号（ノンインターレース）
Claims (6)
- 【請求項１】 偶数フィールドと奇数フィールドとから
なるインターレース走査に係るＮＴＳＣ方式の映像信号
において、前記映像信号を構成する赤色、緑色、及び青
色の各ディジタル映像信号を各色信号ごとに記憶する記
憶手段と、前記記憶手段からの読み出し制御をなす読み
出し制御手段とを備え、各フィールドにおけるそれぞれ
の走査が同じ水平走査線上を走査し、且つ１フレームの
走査線数が４の整数倍の映像信号になるように前記読み
出し制御手段が前記記憶手段より映像信号を読み出すよ
うにしたことを特徴とする走査方式切換装置。 - 【請求項２】 切換手段を設け、同切換手段の選択に応
じて前記読み出し制御手段による読み出しが、インター
レース走査となるように読み出すようにしたことを特徴
とする請求項１記載の走査方式切換装置。 - 【請求項３】 前記記憶手段から読み出した各色ごとの
ディジタル映像信号を基にしてアナログの復号映像信号
を生成する復号映像信号生成手段を設けたことを特徴と
する請求項１記載の走査方式切換装置。 - 【請求項４】 前記映像信号を構成する赤色、緑色、及
び青色の各ディジタル映像信号を各色信号ごとに記憶す
るＲＡＭと、インターレース、又はノンインターレース
とを切り換える切換回路と、同切換回路の選択に応じ、
各フィールドにおけるそれぞれの走査が同じ水平走査線
上を走査し、且つ１フレームの走査線数が４の整数倍の
映像信号になるように前記読み出し制御手段が前記記憶
手段より映像信号を読み出すようにしたことを特徴とす
る走査方式切換装置。 - 【請求項５】 前記ＲＡＭよりの赤色、緑色、及び青色
の各ディジタル映像信号をそれぞれアナログ信号に変換
するＤ／Ａ変換部と、インターレース、又はノンインタ
ーレースとを切り換える切換回路と、同切換回路の選択
に基づく所要の同期信号を発生する同期信号発生部と、
前記Ｄ／Ａ変換部よりの信号と、前記同期信号発生部よ
りの信号とから各フィールドにおけるそれぞれの走査が
同じ水平走査線上を走査し、且つ１フレームの走査線数
が４の整数倍のノンインターレース走査に係る複合映像
信号、又はインターレース走査に係る復号映像信号のい
ずれをも生成するエンコーダとで構成したことを特徴と
する請求項１記載の走査方式切換装置。 - 【請求項６】前記映像信号が輝度信号と、赤色信号と輝
度信号との色差信号と、及び青色信号と輝度信号との色
差信号とからなることを特徴とする請求項１、請求項
２、請求項３、請求項４、または請求項５記載の走査方
式切換装置。
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|---|---|---|---|
| JP08206594A JP3417497B2 (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 走査方式及び走査方式切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP08206594A JP3417497B2 (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 走査方式及び走査方式切換装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
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| JPH07298211A true JPH07298211A (ja) | 1995-11-10 |
| JP3417497B2 JP3417497B2 (ja) | 2003-06-16 |
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Family Applications (1)
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| JP (1) | JP3417497B2 (ja) |
-
1994
- 1994-04-20 JP JP08206594A patent/JP3417497B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP3417497B2 (ja) | 2003-06-16 |
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