JPH07298133A - シャッターの制御装置とその制御装置を用いたテレビドアホン - Google Patents

シャッターの制御装置とその制御装置を用いたテレビドアホン

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Publication number
JPH07298133A
JPH07298133A JP6092442A JP9244294A JPH07298133A JP H07298133 A JPH07298133 A JP H07298133A JP 6092442 A JP6092442 A JP 6092442A JP 9244294 A JP9244294 A JP 9244294A JP H07298133 A JPH07298133 A JP H07298133A
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JP
Japan
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exposure
level
signal
camera unit
video camera
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Withdrawn
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JP6092442A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Matsuda
光弘 松田
Akio Yamagishi
彰夫 山岸
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Toshiba Corp
Toshiba Lighting and Technology Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Lighting and Technology Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 逆光の場合に人物が画面の中央に来なくても
適性露出が得られるようにする。 【構成】 水平ライン輝度検出回路30は、複合映像信
号c1の1垂直期間中に所定の輝度レベルより低くなる
期間が所定時間より長くなる水平ラインの本数を検出
し、この検出結果を示すデータ信号g1を露出制御回路
28に供給する。露出制御回路28は、この水平ライン
の検出結果が所定の本数より多くなった場合、露出をア
ンダーに調整し、所定の本数より少なくなった場合、露
出をオーバーに調整する露出制御信号を作成し、この露
出制御信号を所定の周波数で変調し、変調露出制御信号
h1として配線接続端子21に導く。これにより、逆光
の場合に人物が画面の中央に来なくても適性露出が得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラユニット
の電子シャターの露出制御を行うシャッターの制御装置
とその制御装置を用いたテレビドアホンに係り、特に逆
光の場合の露出制御に好適なシャッターの制御装置とそ
の制御装置を用いたテレビドアホンに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、撮像素子の低価格化から、監視ビ
デオカメラと親子式のインターホン装置との機能を合せ
持ったテレビドアホンが一般のユーザーにも普及してき
ている。
【0003】このようなテレビドアホンにおいては、昼
と夜のような高範囲の被写体の輝度変化に対応するため
にビデオカメラユニットに対して自動露出制御を行うよ
うになっている。
【0004】この場合の自動露出制御の第1の方法とし
ては、ビデオカメラユニットからの映像信号の平均輝度
レベルを検出し、この平均輝度レベルが所定の値になる
ように、ビデオカメラユニットの電子シャターの露出時
間を制御することにより、モニタに表示される映像の輝
度レベルを一定に保つものがある。
【0005】このような第1の方法では、昼間のように
人物等の被写体が背景に対して逆光状態となった場合に
は、背景の明るさにより、電子シャターの露出時間が被
写体の適性露出に対して低めに制御されてしまい、被写
体がモニタにより黒く表示されてしまう。
【0006】このことに対応してモニタの画面の中央に
位置する部分の映像信号を測定する第2の方法も開発さ
れているが、この方法では、人物が画面の中央に位置す
れば、背景の明るさに関係なく適性露出が得られるが、
人物が画面の中央に来なければ適性露出が得られず被写
体がモニタにより黒く表示されてしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来のシャタ
ーの制御装置では、人物が画面の中央に位置すれば、背
景の明るさに関係なく適性露出が得られるが、人物が画
面の中央に来なければ適性露出が得られず被写体がモニ
タにより黒く表示されてしまう。
【0008】そこで本発明は前記の問題点を除去し、逆
光の場合に人物が画面の中央に来なくても適性露出が得
られるシャッターの制御装置とその制御装置を用いたテ
レビドアホンの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
るシャッターの制御装置は、ビデオカメラユニットの電
子シャターの露出制御を行うシャッターの制御装置であ
って、前記ビデオカメラユニットからの映像信号の1垂
直期間中に、所定の輝度レベルより低くなる期間が所定
時間より長くなる水平ラインの本数を検出する水平ライ
ン輝度検出回路と、この水平ライン輝度検出回路の検出
結果に対応して前記ビデオカメラユニットの電子シャッ
ターの露出制御を行う露出制御回路とを具備したことを
特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明によるシャッターの制
御装置は、ビデオカメラユニットの電子シャターの露出
制御を行うシャッターの制御装置であって、前記ビデオ
カメラユニットからの映像信号の1垂直期間中に、所定
の輝度レベルより低くなる期間が所定時間より長くなる
水平ラインの本数を検出する水平ライン輝度検出回路
と、この水平ライン輝度検出回路の検出結果が所定の本
数より多くなった場合、前記ビデオカメラユニットの電
子シャッターの露出時間を短くし、該水平ライン輝度検
出回路の検出結果が所定の本数より少なくなった場合、
前記ビデオカメラユニットの電子シャッターの露出時間
を長くする露出制御回路とを具備したことを特徴とす
る。
【0011】請求項3記載の発明によるシャッターの制
御装置は、ビデオカメラユニットの電子シャターの露出
制御を行うシャッターの制御装置であって、前記ビデオ
カメラユニットからの映像信号と所定のレベルの直流電
圧の比較を行い、該ビデオカメラユニットからの映像信
号が所定のレベルの直流電圧より低くなる場合、第1の
レベルの出力を行い、該ビデオカメラユニットからの映
像信号が所定のレベルの直流電圧以上になる場合、第2
のレベルの出力を行うコンパレータと、このコンパレー
タからの出力が第1のレベルに切換わるとともに切換わ
ってからリセットされなかった場合に所定時間第3のレ
ベルの出力を行ってから第4のレベルの出力を行い、前
記コンパレータからの出力が第2のレベルに切換わった
場合にリセットされ第4のレベルの出力を行う第1のワ
ンショット・マルチと、この第1のワンショット・マル
チコンパレータからの出力が第3のレベルに切換わった
場合に所定期間第5のレベルの出力を行ってから第6の
レベルの出力を行い、それ以外の場合第6のレベルの出
力を行う第2のワンショット・マルチと、第1の入力端
子に前記コンパレータの出力が導かれ、第2の入力端子
に前記第2のワンショット・マルチの出力信号が導か
れ、第1の入力端子と第2の入力端子に導かれる信号そ
れぞれ第1及び第5のレベルとなった場合、パルスを出
力するアンド回路と、前記ビデオカメラユニットからの
水平パルスによりリセットされ、前記アンド回路からの
パルスによりセットされて出力端子からパルスの出力を
行うフリップフロップと、前記ビデオカメラユニットか
らの垂直パルスによりリセットされ、前記フリップフロ
ップからのパルスのカウントを行うカウンタと、このカ
ウンタのカウント結果が所定の数より多くなった場合、
前記ビデオカメラユニットの電子シャッターの露出時間
を短くし、該カウンタのカウント結果が所定の数より少
なくなった場合、前記ビデオカメラユニットの電子シャ
ッターの露出時間を長くする露出制御回路とを具備した
ことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1記載の構成によれば、水平ライン輝度
検出回路がビデオカメラユニットからの映像信号の1垂
直期間中に、所定の輝度レベルより低くなる期間が所定
時間より長くなる水平ラインの本数を検出し、露出制御
回路がこの水平ライン輝度検出回路の検出結果に対応し
てビデオカメラユニットの電子シャッターの露出制御を
行うので、逆光の場合に人物が画面の中央に来なくても
適性露出が得られる。
【0013】請求項2記載の構成によれば、水平ライン
輝度検出回路がビデオカメラユニットからの映像信号の
1垂直期間中に、所定の輝度レベルより低くなる期間が
所定時間より長くなる水平ラインの本数を検出し、露出
制御回路がこの水平ライン輝度検出回路の検出結果が所
定の本数より多くなった場合、ビデオカメラユニットの
電子シャッターの露出時間を短くし、該検出結果が所定
の本数より少なくなった場合、ビデオカメラユニットの
電子シャッターの露出時間を長くするので、逆光の場合
に人物が画面の中央に来なくても適性露出が得られる。
【0014】請求項3記載の構成によれば、コンパレー
タと第1のワンショット・マルチと第2のワンショット
・マルチとアンド回路とフリップフロップとカウンタと
がビデオカメラユニットからの映像信号の1垂直期間中
に、所定の輝度レベルより低くなる期間が所定時間より
長くなる水平ラインの本数を検出し、この検出結果を前
記カウンタがカウント結果として出力し、露出制御回路
が、該カウンタのカウント結果が所定の数より多くなっ
た場合、前記ビデオカメラユニットの電子シャッターの
露出時間を短くし、該カウンタのカウント結果が所定の
数より少なくなった場合、前記ビデオカメラユニットの
電子シャッターの露出時間を長くするので、逆光の場合
に人物が画面の中央に来なくても適性露出が得られる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0016】図1は本発明に係るシャッターの制御装置
とその制御装置を用いたテレビドアホンの一実施例を示
すブロック図である。
【0017】図1において、テレビドアホン10は、第
1の機器となる親機20と第2の機器となる子機40の
間を一組の2線式の配線11,12で接続する構造にな
っている。
【0018】まず、親機20について説明する。
【0019】親機20の配線接続端子21,22は、そ
れぞれ配線11,12を介してそれぞれ子機40の配線
接続端子41,42に接続されている。
【0020】親機20の配線接続端子22は、親機20
の基準電位点に接続されている。
【0021】ハンドセット23は、マイクとスピーカが
設けられており、後述の音声回路24からの音声信号a
1をそのスピーカから出力するとともに、マイクで受音
した音声信号b1を音声回路24に導く。
【0022】音声回路24は、ハイブリッドトランスに
より、配線接続端子21に導かれる各種信号から子機4
0側の音声信号a1を分離して増幅してハンドセットに
導くとともに、ハイブリットトランスによりハンドセッ
ト23からの音声信号b1を配線接続端子21に導く。
【0023】信号分離及び復調回路25は、その入力端
子が親機20の配線接続端子21に接続されており、配
線接続端子21に導かれる各種信号から後述の伝送回路
47からの変調された複合映像信号を分離し、復調して
複合映像信号c1として同期信号分離及び映像信号処理
回路26に供給するとともに、水平ライン輝度検出回路
30に供給する。
【0024】同期信号分離及び映像信号処理回路26
は、供給される複合映像信号c1の同期信号分離を行い
水平同期信号d1と垂直同期信号e1をモニタ部27に
導くとともに、複合映像信号c1のブランキング処理等
を行って表示用の映像信号f1を作成してモニタ部27
に導く。モニタ部27は、供給される垂直同期信号d1
と水平同期信号e1に基づいて垂直及び水平走査を行い
映像信号f1を表示手段(例えば液晶パネル)に表示す
る。
【0025】水平ライン輝度検出回路30は、複合映像
信号c1の1垂直期間中に所定の輝度レベルより低くな
る期間が所定時間より長くなる水平ラインの本数を検出
し、この検出結果を示すデータ信号g1を露出制御回路
28に供給する。
【0026】露出制御回路28は、この水平ラインの検
出結果が所定の本数より多くなった場合、露出をアンダ
ーに調整し、所定の本数より少なくなった場合、露出を
オーバーに調整する露出制御信号を作成し、この露出制
御信号を所定の周波数で変調し、変調露出制御信号h1
として配線接続端子21に導く。
【0027】電源電圧出力回路29は、商用交流電圧か
ら直流の電源電圧Vaを作成して配線接続端子21に導
く。
【0028】水平ライン輝度検出回路30をさらに詳細
に説明する。
【0029】水平ライン輝度検出回路30のコンパレー
タ31は、反転入力端子(−)に信号分離及び復調回路
25からの複合映像信号c1が導かれ、非反転入力端子
(+)に入力端子37からの前記所定の輝度レベルを示
す基準電圧V1が導かれている。
【0030】この場合の基準電圧V1は、人間の皮膚を
モニタ部27に表示する場合に適切な輝度レベルに設定
されている。
【0031】コンパレータ31は、基準電圧V1と複合
映像信号c1の比較を行い、複合映像信号c1が基準電
圧V1よりも低くなった場合にハイレベル(第1のレベ
ル)となり、それ以外の場合にローレベル(第2のレベ
ル)となる比較信号i1をアンド回路32の第1の入力
端子、第1のワンショット・マルチ33の非反転入力端
子及び反転リセット端子に供給する。
【0032】第1のワンショット・マルチ33は、反転
リセット端子に供給される比較信号i1がローレベルの
場合にリセットされ、非反転入力端子に供給される比較
信号i1がハイレベルに切換わった場合に、この切換わ
りから所定時間(この実施例の場合1/6水平期間)ま
でハイレベル(第3のレベル)の出力となり、これ以外
の場合ローレベル(第4のレベル)となる出力信号j1
を第2のワンショット・マルチ34の反転入力端子に供
給する。
【0033】第2のワンショット・マルチ34は、出力
信号j1がハイレベルからローレベルに切換わった場合
に、この切換わりから所定時間(この実施例の場合1/
18水平期間)までハイレベル(第5のレベル)の出力
となり、これ以外の場合ローレベル(第6のレベル)と
なるる出力信号k1をアンド回路32の第2の入力端子
に供給する。
【0034】アンド回路32は、コンパレータ31から
の比較信号i1と第2のワンショット・マルチ34から
の出力信号k1の両方がハイレベルとなった場合にハイ
レベルの出力信号m1をフリップフロップ35のセット
端子Sに供給し、それ以外に場合にローレベルの出力信
号m1を行うフリップフロップのセット端子Sに供給す
る。
【0035】フリップフロップ35のリセット端子には
信号分離及び復調回路25からの水平同期信号d1が導
かれている。これにより、フリップフロップ35の非反
転出力端子からは、所定の輝度レベルより低くなる期間
が所定時間より長くなる水平ラインにおいて一つのパル
スとなるパルス信号n1が出力される。
【0036】カウンタ36は、信号分離及び復調回路2
5からの垂直同期信号e1によりリセットされ、フリッ
プフロップ35からのパルス信号n1のカウウンを行
い、このカウウン結果のデータ信号g1を露出制御回路
28に供給する。
【0037】以下、子機40について説明する。
【0038】配線接続端子42は、各回路の基準電位点
接続端子に接続されている。
【0039】音声回路43は、ハイブリッドトランスに
より、配線接続端子41から導かれる各種信号から親機
20側の音声回路24が出力した音声信号を分離し、増
幅して、音声信号p1としてハンドセット45に供給す
るとともに、ハンドセット45からの後述の音声信号q
1を配線接続端子41に導く。
【0040】ハンドセット45は、マイクとスピーカが
設けられており、音声回路43からの音声信号p1をそ
のスピーカから出力するとともに、そのマイクで受音し
た音声信号q1を音声回路43に導く。
【0041】電源回路44は、その入力端子が子機40
の配線接続端子41に接続されており、配線接続端子4
1に導かれる各種信号から電源電圧Vaを分離し、分離
した電源電圧Vaをスイッチングレギュレータにより所
定の値の電源電圧Vbに変換してビデオカメラユニット
46に導く。
【0042】制御信号復調回路50は、配線接続端子4
1からの変調露出制御信号h1の復調を行い、復調した
露出制御信号から露出アップ信号r1と露出ダウン信号
s1を作成してビデオカメラユニット46に供給するよ
うになっている。
【0043】ビデオカメラユニット46は、電源電圧V
bが供給されることによりオンされ撮像を行い、撮像し
た画面の映像信号t1を伝送回路47に供給するととも
に、制御信号復調回路50からの露出アップ信号r1と
露出ダウン信号s1により露出設定された画面の映像信
号t1を伝送回路47に供給するようになっている。
【0044】伝送回路47は、ビデオカメラユニット4
6からの映像信号t1を所定の周波数で変調し、配線接
続端子41に導く。
【0045】図2は図1のビデオカメラユニット46の
断面図である。
【0046】図2において、ビデオカメラユニット46
は、配線基板91には固体撮像素子(CCD)92が搭
載した構造になっている。また、配線基板91には、C
CD92を制御するための各種回路が実装されている。
【0047】CCD92は、側方突出して放熱フィン9
3が設けられている。鏡筒94は、アルミ合金等の金属
を筒状に形成したものであり、一端側がCCD92の放
熱フィン93にねじ95によりねじ止め固定され、他端
側からレンズ96が挿入されている。鏡筒94の他端側
の内側には、取り付けリング97のねじ山と咬合するね
じ山が形成されており、取り付けリング97を螺入する
ことによりレンズ96が取付け固定されるようになって
いる。
【0048】このようにCCD92に鏡筒94を固定す
ることによりピント合わせの微調整(レンズ94とCC
D92の距離合わせの微調整)が不要となり、従来の鏡
筒を配線基板に直接マウントする場合に比べて製造コス
トの削減が可能で、鏡筒を配線基板にマウントするスペ
ースを削減でき、配線の自由度を向上することもに、配
線基板を小型化することができる。
【0049】尚、図2の場合、鏡筒は、CCDの放熱フ
ィンに取付けたが、CCDの他の外周の部分に取付けて
も良い。
【0050】図3はこのような実施例における被写体が
画面の中央にある場合のビデオカメニユニット46が撮
像した映像の説明図である。
【0051】ビデオカメニユニット46が撮像した画面
の映像101は逆光状態となっており、背景102が明
るく、人物の被写体103は露出がアンダー状態になっ
ている。
【0052】この場合の画面の中央の走査線104の映
像信号の処理について図4を用いて説明する。
【0053】図4は図3の走査線104の映像信号の処
理について説明するタイミングチャートであり、図4
(a)は複合映像信号c1を示し、図4(b)は比較信
号i1を示し、図4(c)は出力信号j1を示し、図4
(d)は出力信号k1を示し、図4(e)は出力信号m
1を示している。
【0054】人物の被写体は露出がアンダー状態になっ
ている場合には、図4(a)に示すように、1水平期間
(1H)における複合映像信号c1は、水平同期信号、
フロントポーチ、バックポーチ相当する期間(水平帰線
消去期間)及び被写体に相当する画面中央の1/3H程
度の期間が基準電圧V1よりも低くなっている。
【0055】これにより、コンパレータ31からの比較
信号i1は、図4(b)に示すように、水平同期信号、
フロントポーチ、バックポーチ及び被写体に相当する画
面中央の1/3H程度の期間がハイレベル(H)とな
り、残りの期間ローレベル(L)となる。これにより、
第1のワンショット・マルチ33からの出力信号j1
は、図4(c)に示すように、水平帰線消去期間に相当
する期間がハイレベル(H)になるとともに、比較信号
i1における被写体に相当する期間のハイレベル(H)
への立ち上がりから1/6H期間ハイレレベルとなり、
それ以外の期間ローレベル(L)となる。第2のワンシ
ョット・マルチ34からの出力信号k1は、図4(d)
に示すように、水平帰線消去期間終了後の1/18H期
間と、被写体の相当する期間の始まりから1/6H期間
後の1/18H期間ハイレレベルとなり、それ以外の場
合ローレベル(L)となる。これによりアンド回路32
の出力信号m1は、図4(e)に示すように、被写体の
相当する期間の始まりから1/6H期間後の1/18H
期間ハイレレベルとなる。アンド回路32の出力信号m
1は、フリップフロップ35に供給される。フリップフ
ロップ35は、水平同期信号d1の水平パルスでリセッ
トされることにより、アンド回路32の出力信号m1が
1水平期間に複数のパルスを有する場合にも、第1の輝
度レベルより低くなる期間が所定時間より長くなる水平
ラインにおいて、1つのパルスをパルス信号n1として
出力する。カウンタ36は、垂直同期信号e1の垂直パ
ルスによりリセットされ、パルス信号n1のパルスをカ
ウントすることにより、所定の輝度レベルより低くなる
期間が所定時間より長くなる水平ラインの本数を検出
し、この検出結果を示すデータ信号g1を露出制御回路
28に供給する。
【0056】図4の状態の場合、露出制御回路28は、
この水平ラインの検出結果が所定の本数より多くなった
ことを示すので、露出をアンダーに調整する露出制御信
号を作成し、この露出制御信号を所定の周波数で変調
し、変調露出制御信号h1として配線11を介して制御
信号復調回路50に導く。制御信号復調回路50は、配
線接続端子41からの変調露出制御信号h1の復調を行
い、露出アップ信号r1と露出ダウン信号s1を作成し
てビデオカメラユニット46に供給するようになってい
る。この場合、被写体は露出アンダー状態となっている
ので露出アップ信号r1が露出アップを示し、露出ダウ
ン信号s1が無信号となる。
【0057】これによりビデオカメラユニット46は、
露出アップを行い電子シャッターの露出時間を長くして
映像信号t1を伝送回路47に供給する。伝送回路47
は、ビデオカメラユニット46からの映像信号t1を所
定の周波数で変調し、配線11を介して信号分離及び復
調回路25に導く。信号分離及び復調回路25は、変調
された複合映像信号を復調して複合映像信号c1として
同期信号分離及び映像信号処理回路26に供給する。
【0058】被写体の映像が露出オーバーの場合には、
露出制御回路28は、データ信号g1の水平ラインの検
出結果が所定の本数より少なくなったことを示すので、
露出をアンダーに調整する露出制御信号を作成し、変調
露出制御信号h1として配線11を介して制御信号復調
回路50に導く。制御信号復調回路50は、被写体は露
出オーバー状態となっているので露出ダウンを示す露出
ダウン信号s1とを作成してビデオカメラユニット46
に供給する。これにより、ビデオカメラユニット46
は、露出ダウンを行い電子シャッターの露出時間を短く
し映像信号t1を伝送回路47に供給する。
【0059】このような動作を繰り返すことにより、被
写体の映像が露出アンダーの場合にはビデオカメラユニ
ット46の電子シャッターの露出時間が長くなりモニタ
部27に表示される映像が明るくなり、被写体の映像が
露出オーバーの場合にはビデオカメラユニット46の電
子シャッターの露出時間が短くなりモニタ部27に表示
される映像が暗くなる。
【0060】図5はこのような実施例において人物の被
写体が中央なくこれに加えてこの被写体の近くに確認す
必要のない細長い被写体がある場合のビデオカメニユニ
ット46が撮像した映像の説明図である。
【0061】ビデオカメニユニット46が撮像した画面
の映像201は逆光状態となっており、背景202が明
るく、画面右寄りの被写体(人間)203の露出および
確認す必要のない細長い被写体(柱)204の露出がア
ンダー状態になっている。
【0062】この場合の画面の中央の走査線205の映
像信号の処理について図6を用いて説明する。
【0063】図6は図5の走査線205の映像信号の処
理について説明するタイミングチャートであり、図6
(a)は複合映像信号c1を示し、図6(b)は比較信
号i1を示し、図6(c)は出力信号j1を示し、図6
(d)は出力信号k1を示し、図6(e)は出力信号m
1を示している。
【0064】被写体203,204の露出がアンダー状
態になっている場合には、図6(a)に示すように、1
水平期間(1H)における複合映像信号c1は、水平同
期信号、フロントポーチ、バックポーチ相当する期間
(水平帰線消去期間)及び被写体204に相当する画面
左より1/27H程度の期間と被写体203に相当する
画面右よりの1/3H程度の期間が基準電圧V1よりも
低くなっている。
【0065】これにより、コンパレータ31からの比較
信号i1は、図6(b)に示すように、水平帰線消去期
間及び被写体204,203に相当する画面左より1/
27H程度の期間と右よりの1/3H程度の期間がハイ
レベル(H)となり、残りの期間ローレベル(L)とな
る。これにより、第1のワンショット・マルチ33から
の出力信号j1は、図6(c)に示すように、水平帰線
消去期間に相当する期間と被写体204に相当する期間
がハイレベル(H)になるとともに、比較信号i1にお
ける被写体203に相当する期間のハイレベル(H)へ
の立ち上がりから1/6H期間ハイレレベルとなり、そ
れ以外の場合ローレベル(L)となる。これにより、第
2のワンショット・マルチ34からの出力信号k1は、
図6(d)に示すように、水平帰線消去期間終了後の1
/18H期間と、被写体204に相当する期間の終了後
の1/18H期間と、被写体203の相当する期間の始
まりから1/6H期間後の1/18H期間ハイレレベル
となり、それ以外の場合ローレベル(L)となる。これ
によりアンド回路32の出力信号m1は、細い被写体2
04の相当する期間の直後はハイレベル(H)とならな
いが、図6(e)に示すように、幅のある被写体203
の相当する期間の始まりから1/6H期間後の1/18
H期間ハイレレベルとなる。このようなアンド回路32
の出力信号m1は、フリップフロップ35に供給され
る。この後、図3と同様の処理を行う。これにより、確
認する必要がある被写体(人物)203が中央ない場合
にも適性露出が得られ、これに加えて確認す必要のない
細長い被写体204により露出の設定に影響を与えるの
を防止できる。
【0066】このような実施例によれば、逆光の場合に
人物が画面の中央に来なくても適性露出が得られるの
で、ユーザーに高い印象を与えることができるととも
に、手動露出調整用の回路やスイッチを削除することが
でき、製造コストの低減に役立つ。
【0067】尚、図1に示した実施例では、水平ライン
輝度検出回路30は、一般的な回路を採用できることか
らコンパレータ31、アンド回路32、第1及び第2の
ワンショット・マルチ33,34、フリップフロップ3
5、カウンタ36を用いて構成したが、水平ライン輝度
検出回路30としては、プログラム的に処理するマイク
ロコンピュータ等、別の回路構成を用いてもよい。ま
た、図1に示した実施例では、水平ライン輝度検出回路
30は、信号分離及び復調回路25からの複合映像信号
c1を検出するように構成したが、複合映像信号c1の
代わりに同期信号分離及び映像信号処理回路26からの
映像信号f1を検出するようにしてもよい。さらに図1
に示した実施例では、水平ライン輝度検出回路30及び
露出制御回路28を親機20に設けたが子機40に設け
てもよい。さらに、図1に示した実施例では、本発明の
シャッターの制御信号装置を背景との輝度差により適切
な露出が困難なテレビドアホンに適用したが、他の機
器、例えば、室内用のテレビインターホン装置に適用し
てもよい。
【0068】
【発明の効果】以上述べた様にこの発明によれば、逆光
の場合に人物が画面の中央に来なくても適性露出が得ら
れるので、ユーザーに高い印象を与えることができると
ともに、手動露出調整用の回路やスイッチを削除するこ
とができ、製造コストの低減に役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシャッターの制御装置とその制御
装置を用いたテレビドアホンの一実施例を示すブロック
図。
【図2】図1のビデオカメラユニットの断面図。
【図3】図1の実施例における被写体が画面の中央にあ
る場合のビデオカメニユニットが撮像した映像の説明
図。
【図4】図3の走査線の映像信号の処理について説明す
るタイミングチャート。
【図5】図1の実施例における被写体が画面の中央にな
い場合のビデオカメニユニットが撮像した映像の説明
図。
【図6】図5の走査線の映像信号の処理について説明す
るタイミングチャート。
【符号の説明】
10 テレビドアホン 11,12 配線 20 親機 28 露出制御回路 30 水平ライン輝度検出回路 40 子機 46 ビデオカメラユニット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山岸 彰夫 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25ー1 東 芝マイクロエレクトロニクス株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオカメラユニットの電子シャターの
    露出制御を行うシャッターの制御装置であって、 前記ビデオカメラユニットからの映像信号の1垂直期間
    中に、所定の輝度レベルより低くなる期間が所定時間よ
    り長くなる水平ラインの本数を検出する水平ライン輝度
    検出回路と、 この水平ライン輝度検出回路の検出結果に対応して前記
    ビデオカメラユニットの電子シャッターの露出制御を行
    う露出制御回路とを具備したことを特徴とするシャッタ
    ーの制御装置。
  2. 【請求項2】 ビデオカメラユニットの電子シャターの
    露出制御を行うシャッターの制御装置であって、 前記ビデオカメラユニットからの映像信号の1垂直期間
    中に、所定の輝度レベルより低くなる期間が所定時間よ
    り長くなる水平ラインの本数を検出する水平ライン輝度
    検出回路と、 この水平ライン輝度検出回路の検出結果が所定の本数よ
    り多くなった場合、前記ビデオカメラユニットの電子シ
    ャッターの露出時間を短くし、該水平ライン輝度検出回
    路の検出結果が所定の本数より少なくなった場合、前記
    ビデオカメラユニットの電子シャッターの露出時間を長
    くする露出制御回路とを具備したことを特徴とするシャ
    ッターの制御装置。
  3. 【請求項3】 ビデオカメラユニットの電子シャターの
    露出制御を行うシャッターの制御装置であって、 前記ビデオカメラユニットからの映像信号と所定のレベ
    ルの直流電圧の比較を行い、該ビデオカメラユニットか
    らの映像信号が所定のレベルの直流電圧より低くなる場
    合、第1のレベルの出力を行い、該ビデオカメラユニッ
    トからの映像信号が所定のレベルの直流電圧以上になる
    場合、第2のレベルの出力を行うコンパレータと、 このコンパレータからの出力が第1のレベルに切換わる
    とともに切換わってからリセットされなかった場合に所
    定時間第3のレベルの出力を行ってから第4のレベルの
    出力を行い、前記コンパレータからの出力が第2のレベ
    ルに切換わった場合にリセットされ第4のレベルの出力
    を行う第1のワンショット・マルチと、 この第1のワンショット・マルチコンパレータからの出
    力が第3のレベルに切換わった場合に所定期間第5のレ
    ベルの出力を行ってから第6のレベルの出力を行い、そ
    れ以外の場合第6のレベルの出力を行う第2のワンショ
    ット・マルチと、 第1の入力端子に前記コンパレータの出力が導かれ、第
    2の入力端子に前記第2のワンショット・マルチの出力
    信号が導かれ、第1の入力端子と第2の入力端子に導か
    れる信号それぞれ第1及び第5のレベルとなった場合、
    パルスを出力するアンド回路と、 前記ビデオカメラユニットからの水平パルスによりリセ
    ットされ、前記アンド回路からのパルスによりセットさ
    れて出力端子からパルスの出力を行うフリップフロップ
    と、 前記ビデオカメラユニットからの垂直パルスによりリセ
    ットされ、前記フリップフロップからのパルスのカウン
    トを行うカウンタと、 このカウンタのカウント結果が所定の数より多くなった
    場合、前記ビデオカメラユニットの電子シャッターの露
    出時間を短くし、該カウンタのカウント結果が所定の数
    より少なくなった場合、前記ビデオカメラユニットの電
    子シャッターの露出時間を長くする露出制御回路とを具
    備したことを特徴とするシャッターの制御装置。
  4. 【請求項4】 互いに配線で接続され第1及び第2の機
    器を具備し、 これら第1及び第2の機器の少なくとも一方に前記水平
    ライン輝度検出回路と露出制御回路とを搭載し、前記ビ
    デオユニットを前記第2の機器に搭載し、前記ビデオユ
    ニットから前記配線を介して供給される映像信号を映像
    表示するモニタを前記第1の機器に設けたことを特徴と
    すると請求項1または2記載のシャッターの制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のシャッターの制御装置
    と、 前記配線を介して前記第1の機器と第2の機器との間で
    音声信号の送受信を行う音声回路とを具備したことを特
    徴とするテレビドアホン。
JP6092442A 1994-04-28 1994-04-28 シャッターの制御装置とその制御装置を用いたテレビドアホン Withdrawn JPH07298133A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007221332A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Konica Minolta Opto Inc 撮像装置及び携帯端末

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