JPH07297781A - ディジタルコードレス電話装置 - Google Patents

ディジタルコードレス電話装置

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JPH07297781A
JPH07297781A JP6091741A JP9174194A JPH07297781A JP H07297781 A JPH07297781 A JP H07297781A JP 6091741 A JP6091741 A JP 6091741A JP 9174194 A JP9174194 A JP 9174194A JP H07297781 A JPH07297781 A JP H07297781A
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JP
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data
clock
base station
cordless telephone
digital cordless
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JP6091741A
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Mikiko Ise
美紀子 伊勢
Masaki Nishida
正樹 西田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタルコードレス電話装置の主装置もし
くはPBXの交換処理機能を2系統のクロックにより動
作させ、また基地局を介して主装置もしくはPBXに入
力されるデータのみをバッファリングすることにより、
本装置内で発生するデータ損失をできる限り低減する。 【構成】 ディジタルコードレス電話装置に2系統のク
ロック源8a,8bと、該クロック源の選択権を有する
通話路ユニット4を設け、さらには基地局インタフェー
ス6内にエラスティックバッファを配置することによ
り、ディジタル網の接続/未接続,基地局12a,12
bを介したデータと介さないデータとの区別をつけ、本
装置内で発生するデータ損失を最低限に抑えることが可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルコードレス
電話装置に関し、より詳細には、複数の移動局と、該複
数の移動局と無線で接続される基地局と、該複数の基地
局や複数のデータ端末を内線側に収容する主装置もしく
はPBX(Private Branch Exchange:構内交換機)とか
ら構成され、移動局から入力される音声データと、デー
タ端末から入力されるデータの両方を取り扱うことが可
能なディジタルコードレス電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルコードレス電話装置に収容さ
れる複数の基地局と、該複数の基地局と無線で接続され
る移動局との間の無線部分に関しては、RCR(電波シ
ステム開発センタ)の第2世代コードレス電話システム
標準規格案で詳しく規定されており、基地局および移動
局におけるデータ伝送速度精度の絶対精度は±5ppm
(±5×10-6)以下、無線部における周波数安定度の
絶対精度は±3ppm以下と定められている。また、IS
DN(Integrated Services Digital Network:サービ
ス総合ディジタル網)などに代表されるディジタル網と
のインタフェースを有するPBXやボタン電話などは、
システム内で取り扱うデータの損失を最小限に抑えるた
め、ディジタル網に従属同期で動作するように構成され
ているのが一般的である。
【0003】このようなシステムに、ディジタルコード
レス電話装置の基地局および移動局を収容する場合、基
地局と移動局の間の無線部で非常に高い周波数安定度が
要求されるため、これらをディジタル網からタイミング
抽出されるクロックに従属同期させることは不可能であ
る。そこで、ディジタルコードレス電話装置を構成する
場合には、システムのいずれかの部分でディジタル網と
は独立同期で動作するような構成としなければならな
い。
【0004】図8は、互いに独立で動作するパートを内
蔵する装置の構成図である。ディジタルコードレス電話
装置では、お互い独立で動作する(異なるクロックを基
準に動作する)パート間の位相同期をとるためのエラス
ティックバッファを、Aのクロックに同期して動作する
パートAと、Bのクロックに同期して動作するパートB
の間に介在させる必要性がある。
【0005】図9は、従来のディジタルコードレス電話
装置の構成図で、位相同期を確立するためのエラスティ
ックバッファを基地局に設けている。図中、31は回
線、32はクロック源CLK、33は回線インタフェー
ス、34は通話路ユニット、35はデータ端末インタフ
ェース、36は基地局インタフェース、37はディジタ
ルコードレス電話装置、38は内線(データ端末)、3
9a,39bは内線(基地局)、40はデータ端末、4
1a,41bは基地局(バッファ内蔵)、42a,42
bは移動局である。
【0006】主装置もしくはPBXと、それに内線端末
として収容されるデータ端末に関しては、全てディジタ
ル網に従属同期するように構成されている。基地局は、
ディジタル網とは独立で動作する。すなわち、基地局は
該基地局が収容される主装置もしくはPBXと非同期で
動作する。このような構成とした場合、基地局,移動局
およびその間の無線部での周波数精度等の規格は満足さ
れるが、システム構成上で複数接続される基地局間での
同期がとれないため、結果として周波数の利用効率が低
下したり、ハンドオーバー機能を利用できないなどの問
題点がある。
【0007】図10は、従来のディジタルコードレス電
話装置の他の構成図で、位相同期を確立するためのエラ
スティックバッファをディジタル網とのインタフェース
である回線インタフェースに設けている。図中、43は
回線インタフェース(バッファ内蔵)、44はクロック
ユニット、45aはディジタル網に同期するクロック源
CLK(周波数精度±m ppm)、45bはクロック源
CLK(周波数精度±n ppm)、46はディジタルコ
ードレス電話装置、47a,47bは基地局で、その
他、図9と同じ作用をする部分は同一の符号を付してあ
る。
【0008】主装置もしくはPBXの内線側に収容され
る内線端末全て、すなわち、データ端末,基地局および
移動局は、主装置もしくはPBXに従属同期となる。こ
のディジタルコードレス電話装置では、主装置もしくは
PBX内にディジタル網とは全く独立したクロック源を
有しており、主装置もしくはPBX内部の全てのハード
ウェアを含めたシステム全体が、この基地局,移動局お
よびその間の無線部における周波数精度の規格を満足す
るような精度のクロックを供給することが可能なクロッ
ク源から得られるクロックに同期して動作する。したが
って、図9に示す従来例の問題点であった基地局間の同
期がとれるため、ディジタルコードレス電話装置特有の
ハンドオーバー機能を容易に実現可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
ディジタルコードレス電話装置においては、ディジタル
網と装置の一部または全てを独立同期で動作するように
構成することにより、基地局,移動局およびその間の無
線部の周波数精度の規格を満足させる。図9に示す従来
例のような構成では、ディジタルコードレス電話装置特
有の機能であるハンドオーバー機能の実現が難しい。こ
の機能を実現するために、図10に示す従来例の構成を
とる装置では、ハンドオーバー機能を比較的容易に実現
することが可能である。しかしながら、図10に示すの
構成によるディジタルコードレス電話装置では、装置全
体がディジタル網と全く独立であるため、ディジタル網
との接続時には回線インタフェースに存在するエラッテ
ィックバッファにおいて「つなぎ合わせ雑音」や「デー
タスリップ」が発生する可能性がある。このデータ損失
は、内線通話時には問題ないが、ディジタル網を介した
通信を行う場合、特にデータ端末によるディジタル網を
使用したデータ通信においては致命的な問題となる。
【0010】本発明は、このように実情に鑑みてなされ
たもので、ディジタル網に接続されるディジタルコード
レス電話装置において、基地局,移動局またその間の無
線部が必要とする周波数精度を確保し、かつ基地局間同
期が容易に行えるような構成で、かつディジタル網を介
した通信時において生じ得るデータ損失を最小限に抑え
るようにしたディジタルコードレス電話装置を提供する
ことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、(1)複数の移動局と、該複数の移動局
と無線で接続される基地局と、該複数の基地局や複数の
データ端末を内線側に収容する主装置もしくは構内交換
機とから構成されるディジタルコードレス電話装置であ
って、該ディジタルコードレス電話装置の主装置もしく
は構内交換機が、ディジタル網に接続される回線インタ
フェースと、基地局に接続される基地局インタフェース
と、データ端末に接続されるデータ端末インタフェース
と、ディジタル網に同期したクロックを供給する第1の
クロック源と、該第1のクロック源よりも周波数精度の
高いクロックを供給する第2のクロック源と、前記第1
のクロック源または前記第2のクロック源に同期して動
作する通話路ユニットとから構成されることにより、該
通話路ユニットが2つのクロック源のうち任意のクロッ
ク源から得られるクロックを基準クロックとして選択す
ること、更には、(2)基地局および移動局と、主装置
もしくは構内交換機が独立同期で動作する場合に、相互
間の位相同期をとるためのエラスティックバッファを基
地局インタフェース内に組み込むことにより、データ端
末の取り扱うデータの損失を軽減させること、更には、
(3)前記(2)において、前記基地局と該基地局を収
容する主装置もしくは構内交換機の間のデータのやりと
りが1通信チャネルあたり32kbit/sであり、かつ主
装置もしくは構内交換機内部の基地局インタフェース内
で32kbit/sデータと64kbit/sデータの変換を行っ
ている場合には、64kbit/sデータをバッファリング
できる位置にエラスティックバッファを介在させること
を特徴としたものである。
【0012】
【作用】本発明によるディジタルコードレス電話装置の
主装置もしくはPBXは、(1)ディジタル網との接続
の有無により、通話路ユニットに供給されるクロック
を、クロック源CLKとCLKからのクロックを切
り換えて供給し、通話路ユニットが与えられるクロック
に同期して動作することにより、装置がディジタル網に
接続されていない場合の内線間の通信におけるデータ損
失を回避する。さらには、(2)基地局インタフェース
内にエラスティックバッファを介在させることで、ディ
ジタル網接続時のデータ端末による通信におけるデータ
損失を回避する。
【0013】
【実施例】実施例について、図面を参照して以下に説明
する。図1及び図2は、本発明によるディジタルコード
レス電話装置の一実施例(請求項1)を説明するための
構成図で、図中、1は回線、2はディジタルコードレス
電話装置、3は回線インタフェース、4は通話路ユニッ
ト(SPU)、5はデータ端末インタフェース、6は基
地局インタフェース、7はクロックユニット、8aはデ
ィジタル網に同期するクロック源CLK(周波数精度
±m ppm)、8bはクロック源CLK(周波数精度±
n ppm)、9は内線(データ端末)、10a,10bは
内線(基地局)、11はデータ端末、12a,12bは
基地局、13a,13bは移動局である。
【0014】図1は、ディジタル網に従属同期時を示す
図で、回線インタフェース3,通話路ユニット4,デー
タ端末インタフェース5およびデータ端末11がCLK
(周波数精度±m ppm)に同期して動作し、基地局イ
ンタフェース6および基地局12a,12bがCLK
(周波数精度±n ppm)に同期して動作する。
【0015】図2は、ディジタル網に独立同期時を示す
図で、内線通信のみであるから、通話路ユニット4,基
地局インタフェース6,データ端末インタフェース5,
基地局12a,12bおよびデータ端末11は、全てC
LK(周波数精度±n ppm)に同期して動作する。図
1と図2は、それぞれディジタルコードレス電話装置が
ディジタル網に接続されているときと接続されていない
ときの様子で、点線に囲まれたユニットは同じクロック
に同期していることを表す。
【0016】すなわち、請求項1の実施例において、デ
ィジタルコードレス電話装置の主装置もしくはPBX
を、回線インタフェース3と、通話路ユニット4と、基
地局インタフェース6と、データ端末インタフェース5
と、ディジタル網よりタイミング抽出を行ったクロック
を供給するクロック源CLKと、主装置もしくはPB
Xに収容される複数の基地局間同期をとり、かつ、全て
の基地局12a,12b,移動局13a,13bおよび
その間の無線部で要求される周波数精度を満足するため
の基準クロックを供給するクロック源CLKとから構
成し、装置がディジタル網に接続されている場合には、
通話路ユニット4をCLKより供給されるクロックで
動作させることにより、基地局12a,12bおよび移
動局13a,13bと独立同期とし、また装置がディジ
タル網に未接続の場合には、通話路ユニット4をCLK
より供給されるクロックで動作させることにより、装
置の全てをCLKに従属同期で動作させる。
【0017】図3〜図5は、本発明によるディジタルコ
ードレス電話装置の動作を説明するためのフローチャー
トで、図3及び図4は、外線接続時(従属同期)の外線
および内線通信のデータの流れを示すフローチャートで
あり、図5は、外線未接続時(独立同期)の内線通信デ
ータの流れを示すフローチャートである。以下、各図の
各ステップに従って順に説明する。
【0018】まず、内線側端末(データ端末および移動
局)からディジタル網に送出するデータの流れ(外線通
信)について、図3に基づき以下に説明する。通信の接
続要求があり(step1)、それが外線通信であった場合
(step2)、SPUの基準クロックとしてCLK1が選
択される(step3)。次に、音声かデータか(移動局か
データ端末か)が判定され(step4)、データ通信の場
合には、データ端末→データ端末インタフェース→SP
Uの順にデータが伝送され(step5〜6)、SPUで交換
処理された後(step7)、SPU→回線インタフェース
→ディジタル網の順にデータが伝送される(step11〜1
2)。
【0019】step4において、音声通信の場合は、移動
局→基地局→基地局インタフェース→SPUの順にデー
タが伝送され(step8〜10)、SPUで交換処理された
後(step7)、SPU→回線インタフェース→ディジタ
ル網の順にデータが伝送される(step11〜12)。通信終
了要求があれば(step13)終了する(step14)。step13
において、通信終了要求がなければstep4へ戻る。step
14において、内線通信中であればstep29へ、通信中でな
ければスタートへ戻る(step15)。このとき、step10の
基地局とSPUの間でデータ損失が発生するが、ディジ
タル網を介したデータ端末によるデータ通信においてデ
ータ損失はない。
【0020】次に、ディジタルコードレス電話装置がデ
ィジタル網に従属同期している場合の内線間通信におい
て、移動局aから移動局bへのデータの流れ(内線通
信)について、図4に基づき以下に説明する。step1に
おいて、通信の接続要求があり、それが内線通信であり
(step2)、同時にディジタルコードレス電話装置が外
線と接続されている場合(step3)、SPUの基準クロ
ックはCLKである(step17)。内線間通信のデータ
は、移動局a→基地局A→基地局インタフェース→SP
Uの順に伝送され(step18〜20)、SPUで交換処理さ
れた後(step21)、SPU→基地局インタフェース→基
地局B→移動局bの順にデータが伝送される(step22〜
24)。このとき、外線通信が終了していて(step25)、
内線通信の終了要求がなければstep29へ(step26)、前
記step25において、外線通信中で、内線通信の終了要求
がなければstep18に戻る(step27)。step26およびstep
27において、内線通信終了要求があれば、通信を終了し
スタートへ戻る(step28)。このとき、step20とstep22
でデータ損失が発生する。
【0021】次に、外線が接続されいないときの内線間
通信において、移動局aから移動局bへのデータの流れ
(内線通信のみ)について、図5に基づき以下に説明す
る。step1において、接続要求があった通信が内線通信
であり(step2)、また、外線の通信中でなかった(ste
p3)場合、SPUの基準クロックとしてCLKが選択
される(step29)。内線間通信のデータは、移動局a→
基地局A→基地局インタフェース→SPUの順に伝送さ
れ(step30〜32)、SPUで交換処理された後(step3
3)、SPU→基地局インタフェース→基地局B→移動
局bの順にデータが伝送される(step34〜36)。このと
き、外線通信の接続要求があり(step37)、内線通信の
終了要求がなければstep3へ、内線通信の終了要求があ
ればstep17へ戻る(step38)。前記step37において、外
線通信の接続要求がなく、内線通信の終了要求がなけれ
ばstep29に戻る(step39)。内線通信終了要求があれば
通信を終了し、スタートへ戻る(step40)。内線通信の
みの場合、データ損失はない。
【0022】以上、内線側端末(データ端末,移動局)
→ディジタル網方向あるいは移動局a→移動局b方向の
データの流れについて説明したが、ディジタル網(外
線)→内線端末方向(データ端末,移動局)あるいは移
動局b→移動局aへのデータは、それぞれのstepを逆方
向(step12〜5,12〜8,24〜18,36〜30)に流れる。
【0023】図6及び図7は、本発明によるディジタル
コードレス電話装置の他の実施例(請求項2)を説明す
るための構成図で、図6は、ディジタル網に従属同期し
ているディジタルコードレス電話装置の構成図で、図7
は、ディジタル網に独立同期しているディジタルコード
レス電話装置の構成図である。図中、21はディジタル
コードレス電話装置、22は基地局インタフェース(バ
ッファ内蔵)で、その他、図1及び図2と同じ作用をす
る部分は、同一の符号を付してある。なお、点線に囲ま
れたユニットは、同じクロックに同期していることを表
す。
【0024】まず、図6に基づき、ディジタル網に従属
同期時について説明する。回線インタフェース3,通話
路ユニット4,データ端末インタフェース5およびデー
タ端末11はCLK(周波数精度±m ppm)に同期し
て動作し、基地局インタフェース22および基地局12
a,12bはCLK(周波数精度±m ppm)に同期し
て動作する。そのため、データ端末11による通信にお
いては、データ損失は発生しない。この場合、データ損
失は移動局13a,13bまたは基地局12a,12b
から入力されるデータに対する通信において発生する可
能性がある。このデータ損失に関しては、基地局インタ
フェース22内に設けるエラスティックバッファの容量
を増やすことにより、ある程度データ損失の頻度を緩和
することは可能となる。
【0025】次に、図7に基づき、ディジタル網に独立
同期時について説明する。内線通信のみであるから、通
話路ユニット4,基地局インタフェース22,データ端
末インタフェース5,基地局12a,12bおよびデー
タ端末11の全てがCLK(周波数精度±n ppm)に
同期して動作し、この場合データ損失は発生しない。以
上、ディジタルコードレス電話装置の実施例について説
明したが、これはディジタルコードレス電話装置に限ら
ずとも、内線側と外線側で異なる周波数精度が要求され
るようなシステムにおいては、システム内のデータ損失
を最小限に抑えるための有効な手段となり得る。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、以下のような効果がある。 (1)請求項1に対応する効果:本装置がディジタル網
に接続されている場合には、通話路ユニットがディジタ
ル網に従属同期して動作し、ディジタル網に未接続の場
合には、他のクロック源から得られる基準クロックに同
期して装置全体を従属同期させるため、ディジタル網未
接続の場合の内線通信におけるデータ損失を防ぐことが
できる。 (2)請求項2に対応する効果:また、基地局インタフ
ェース内に位相同期をとるためのエラスティックバッフ
ァを配置することにより、本装置がディジタル網に接続
されている場合においても、データ端末における通信に
よるデータ損失を防ぐことができる。 (3)請求項3に対応する効果:さらには、本装置の基
地局と該基地局を収容する主装置もしくはPBXとの間
の1通信チャネルの容量が32kbit/sである場合に、
基地局インタフェース内に配置するエラスティックバッ
ファでバッファリングするデータを、32kbit/sから
64kbit/sに変換されたデータとすることにより、例
えば、ADPCM(Adaptive Differential Pulse Code
Modulation:適応差分PCM)音声符号化による音声
データを取り扱うような場合において、若干の音質の改
善に寄与することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディジタルコードレス電話装置の
一実施例(従属同期時)を説明するための構成図であ
る。
【図2】本発明によるディジタルコードレス電話装置の
一実施例(独立同期時)を説明するための構成図であ
る。
【図3】本発明における外線接続時(従属同期)の外線
通信のデータのながれを示すフローチャートである。
【図4】本発明における外線接続時(従属同期)の内線
通信のデータのながれを示すフローチャートである。
【図5】本発明における外線未接続時(独立同期)の内
線通信のデータのながれを示すフローチャートである。
【図6】本発明によるディジタルコードレス電話装置の
他の実施例(従属同期時)を説明するための構成図であ
る。
【図7】本発明によるディジタルコードレス電話装置の
他の実施例(独立同期時)を説明するための構成図であ
る。
【図8】従来のディジタルコードレス電話装置における
互いに独立で動作するパートを内蔵する装置の構成図で
ある。
【図9】従来のディジタルコードレス電話装置の構成図
である。
【図10】従来の他のディジタルコードレス電話装置の
構成図である。
【符号の説明】
1…回線、2…ディジタルコードレス電話装置、3…回
線インタフェース、4…通話路ユニット(SPU)、5
…データ端末インタフェース、6…基地局インタフェー
ス、7…クロックユニット、8a…ディジタル網に同期
するクロック源CLK(周波数精度±m ppm)、8b
…クロック源CLK(周波数精度±n ppm)、9…内
線(データ端末)、10a,10b…内線(基地局)、
11…データ端末、12a,12b…基地局、13a,
13b…移動局。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 11/00 302 H04B 7/26 109 N

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動局と、該複数の移動局と無線
    で接続される基地局と、該複数の基地局や複数のデータ
    端末を内線側に収容する主装置もしくは構内交換機とか
    ら構成されるディジタルコードレス電話装置であって、
    該ディジタルコードレス電話装置の主装置もしくは構内
    交換機が、ディジタル網に接続される回線インタフェー
    スと、基地局に接続される基地局インタフェースと、デ
    ータ端末に接続されるデータ端末インタフェースと、デ
    ィジタル網に同期したクロックを供給する第1のクロッ
    ク源と、該第1のクロック源よりも周波数精度の高いク
    ロックを供給する第2のクロック源と、前記第1のクロ
    ック源または前記第2のクロック源に同期して動作する
    通話路ユニットとから構成されることにより、該通話路
    ユニットが2つのクロック源のうち任意のクロック源か
    ら得られるクロックを基準クロックとして選択すること
    を特徴とするディジタルコードレス電話装置。
  2. 【請求項2】 基地局および移動局と、主装置もしくは
    構内交換機が独立同期で動作する場合に、相互間の位相
    同期をとるためのエラスティックバッファを基地局イン
    タフェース内に組み込むことにより、データ端末の取り
    扱うデータの損失を軽減させることを特徴とする請求項
    1記載のディジタルコードレス電話装置。
  3. 【請求項3】 前記基地局と該基地局を収容する主装置
    もしくは構内交換機の間のデータのやりとりが1通信チ
    ャネルあたり32kbit/sであり、かつ主装置もしくは
    構内交換機内部の基地局インタフェース内で32kbit/
    sデータと64kbit/sデータの変換を行っている場合に
    は、64kbit/sデータをバッファリングできる位置に
    エラスティックバッファを介在させることを特徴とする
    請求項2記載のディジタルコードレス電話装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006038592A1 (ja) * 2004-10-01 2006-04-13 Ntt Docomo, Inc. 通信路切り替えシステム及び方法

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