JPH06351062A - ハンドオーバー時の秘話機能継続方式 - Google Patents
ハンドオーバー時の秘話機能継続方式Info
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- JPH06351062A JPH06351062A JP5138077A JP13807793A JPH06351062A JP H06351062 A JPH06351062 A JP H06351062A JP 5138077 A JP5138077 A JP 5138077A JP 13807793 A JP13807793 A JP 13807793A JP H06351062 A JPH06351062 A JP H06351062A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】移動体用電話システムにおける秘話機能に関
し、ハンドオーバー時に秘話機能を継続させることによ
って携帯機の負荷を減少させることを目的とする。 【構成】秘話機能を使用して基地局ＣＳ１と通話中の携
帯機が基地局ＣＳ１のゾーンから他の基地局ＣＳ２のゾ
ーンへ移動する際に、現基地局ＣＳ１が、携帯機からの
通話用チャネル切替え要求に基づいて交換機に対し送出
する通話用チャネル切替え要求中に携帯機との間の秘話
情報を含めて送信するとともに、交換機が、受信した通
話用チャネル切替え要求に基づいて新基地局ＣＳ２に対
して送出する通話用チャネル予約中に携帯機と現基地局
ＣＳ１との間の秘話情報を含めて送信することによっ
て、携帯機と新基地局ＣＳ２とが新通話用チャネルにお
いて現基地局ＣＳ１との間の秘話情報を引き継いで秘話
通信を行うことで構成する。
し、ハンドオーバー時に秘話機能を継続させることによ
って携帯機の負荷を減少させることを目的とする。 【構成】秘話機能を使用して基地局ＣＳ１と通話中の携
帯機が基地局ＣＳ１のゾーンから他の基地局ＣＳ２のゾ
ーンへ移動する際に、現基地局ＣＳ１が、携帯機からの
通話用チャネル切替え要求に基づいて交換機に対し送出
する通話用チャネル切替え要求中に携帯機との間の秘話
情報を含めて送信するとともに、交換機が、受信した通
話用チャネル切替え要求に基づいて新基地局ＣＳ２に対
して送出する通話用チャネル予約中に携帯機と現基地局
ＣＳ１との間の秘話情報を含めて送信することによっ
て、携帯機と新基地局ＣＳ２とが新通話用チャネルにお
いて現基地局ＣＳ１との間の秘話情報を引き継いで秘話
通信を行うことで構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体用電話システム
における秘話機能に関し、特にハンドオーバー時におけ
る携帯機の秘話情報引継ぎの負荷を軽減することができ
る、ハンドオーバー時の秘話機能継続方式に関するもの
である。
における秘話機能に関し、特にハンドオーバー時におけ
る携帯機の秘話情報引継ぎの負荷を軽減することができ
る、ハンドオーバー時の秘話機能継続方式に関するもの
である。
【０００２】マルチゾーン構成の移動体用電話機におい
ては、携帯機（子機）のゾーン間移動時に自動的にチャ
ネル切替えを行って、隣接ゾーンの基地局（親機）に接
続変更する、ハンドオーバー機能を有している。
ては、携帯機（子機）のゾーン間移動時に自動的にチャ
ネル切替えを行って、隣接ゾーンの基地局（親機）に接
続変更する、ハンドオーバー機能を有している。
【０００３】また一般に、移動体用電話機においては、
秘話機能を有し、秘匿鍵等を用いることによって、通話
の秘密性を保持できるようになっている。
秘話機能を有し、秘匿鍵等を用いることによって、通話
の秘密性を保持できるようになっている。
【０００４】移動体用電話システムにおいては、秘話機
能を使用している携帯機が、ゾーン間で移動する場合
の、ゾーン間における秘話情報の引き継ぎが簡単であっ
て、携帯機の負荷を軽減することが可能な、ハンドオー
バー時の秘話機能継続方式が要望されている。
能を使用している携帯機が、ゾーン間で移動する場合
の、ゾーン間における秘話情報の引き継ぎが簡単であっ
て、携帯機の負荷を軽減することが可能な、ハンドオー
バー時の秘話機能継続方式が要望されている。
【０００５】
【従来の技術】従来の移動体用電話機における秘話情報
の引継ぎには、通信チャネルの切替えを終了したのち
に、新しい通話チャネルを使用して秘話情報を引き継ぐ
方式が用いられていた。
の引継ぎには、通信チャネルの切替えを終了したのち
に、新しい通話チャネルを使用して秘話情報を引き継ぐ
方式が用いられていた。
【０００６】図６は、従来の、および本発明が適用され
る移動体用電話システムの構成を示したものである。１
０１は交換機であって、他の交換機１０２，公衆網１０
３と接続されているとともに、電話機１０４，１０５に
も接続されている。ＣＳ１，ＣＳ２は交換機１０１に接
続された移動体用電話システムの基地局（親機）であっ
て、２０１，２０２はそれぞれ基地局ＣＳ１，ＣＳ２の
ゾーンである。
る移動体用電話システムの構成を示したものである。１
０１は交換機であって、他の交換機１０２，公衆網１０
３と接続されているとともに、電話機１０４，１０５に
も接続されている。ＣＳ１，ＣＳ２は交換機１０１に接
続された移動体用電話システムの基地局（親機）であっ
て、２０１，２０２はそれぞれ基地局ＣＳ１，ＣＳ２の
ゾーンである。
【０００７】ＰＳは移動体用電話システムの携帯機（子
機）であって、それぞれゾーン２０１，２０２内におい
て、基地局ＣＳ１，ＣＳ２を介して交換機１０１に接続
されることによって、電話機１０４，１０５、または他
の交換機１０２，公衆網１０３等に接続された他の電話
機、または他の携帯機との間で通話を行うことができる
ようになっている。
機）であって、それぞれゾーン２０１，２０２内におい
て、基地局ＣＳ１，ＣＳ２を介して交換機１０１に接続
されることによって、電話機１０４，１０５、または他
の交換機１０２，公衆網１０３等に接続された他の電話
機、または他の携帯機との間で通話を行うことができる
ようになっている。
【０００８】図７は、従来のハンドオーバー時の動作を
説明するものである。また図８および図９は、従来のハ
ンドオーバー方式のシーケンス（１），（２）を示した
ものである。以下、これら各図に基づいて従来のハンド
オーバー方式を説明する。
説明するものである。また図８および図９は、従来のハ
ンドオーバー方式のシーケンス（１），（２）を示した
ものである。以下、これら各図に基づいて従来のハンド
オーバー方式を説明する。
【０００９】携帯機において、現在通話中の基地局ＣＳ
１を介して交換機との間で通信中に、ゾーン間移動を行
う必要が生じた場合の動作は次の順序で行われる。
１を介して交換機との間で通信中に、ゾーン間移動を行
う必要が生じた場合の動作は次の順序で行われる。
【００１０】携帯機はチャネル切替え先の基地局（Ｃ
Ｓ）を決定する。このとき、携帯機は基地局ＣＳ１と通
話中であり、秘話機能を使用中であるとする。 携帯機は基地局ＣＳ１に対して、通話用チャネル（Ｔ
ＣＨ）切替え要求信号を送る。ＴＣＨ切替え要求信号に
は、切り替えるべき新たな基地局（ＣＳ２）の基地局識
別番号（ＣＳＩＤ），現在使用中のキャリア番号，現在
使用中のスロット番号の情報が含まれている。
Ｓ）を決定する。このとき、携帯機は基地局ＣＳ１と通
話中であり、秘話機能を使用中であるとする。 携帯機は基地局ＣＳ１に対して、通話用チャネル（Ｔ
ＣＨ）切替え要求信号を送る。ＴＣＨ切替え要求信号に
は、切り替えるべき新たな基地局（ＣＳ２）の基地局識
別番号（ＣＳＩＤ），現在使用中のキャリア番号，現在
使用中のスロット番号の情報が含まれている。
【００１１】基地局ＣＳ１は、ＴＣＨ切替え要求信号
を交換機へ送る。この場合のＴＣＨ切替え要求信号に
は、新たな基地局ＣＳ２の基地局識別番号（ＣＳＩ
Ｄ），現在使用中のキャリア番号，現在使用中のスロッ
ト番号および付加的機能の引継ぎ情報が含まれている。
を交換機へ送る。この場合のＴＣＨ切替え要求信号に
は、新たな基地局ＣＳ２の基地局識別番号（ＣＳＩ
Ｄ），現在使用中のキャリア番号，現在使用中のスロッ
ト番号および付加的機能の引継ぎ情報が含まれている。
【００１２】交換機は、切替え先の基地局ＣＳ２との
間で新ＴＣＨの予約を行う。交換機から基地局ＣＳ２に
送られるＴＣＨ予約信号には、基地局ＣＳ２の基地局識
別番号（ＣＳＩＤ），現在使用中のキャリア番号，現在
使用中のスロット番号および付加的機能の引継ぎ情報が
含まれている。
間で新ＴＣＨの予約を行う。交換機から基地局ＣＳ２に
送られるＴＣＨ予約信号には、基地局ＣＳ２の基地局識
別番号（ＣＳＩＤ），現在使用中のキャリア番号，現在
使用中のスロット番号および付加的機能の引継ぎ情報が
含まれている。
【００１３】基地局ＣＳ２は、これに対してＴＣＨ予約
受付け信号を交換機に返送する。ＴＣＨ予約受付け信号
には、新たなキャリア番号，新たなスロット番号および
使用チャネルを示すチャネル識別子の情報が含まれてい
る。
受付け信号を交換機に返送する。ＴＣＨ予約受付け信号
には、新たなキャリア番号，新たなスロット番号および
使用チャネルを示すチャネル識別子の情報が含まれてい
る。
【００１４】基地局ＣＳ１，ＣＳ２は、新ＴＣＨへの
切替え動作を行う。すなわち交換機から基地局ＣＳ１へ
ＴＣＨ切替え指示信号を送り、これによって基地局ＣＳ
１から携帯機に対して、ＴＣＨ切替え指示信号が送出さ
れる。ＴＣＨ切替え指示信号には、基地局ＣＳ２の基地
局識別番号（ＣＳＩＤ），新たなキャリア番号および新
たなスロット番号の情報が含まれる。
切替え動作を行う。すなわち交換機から基地局ＣＳ１へ
ＴＣＨ切替え指示信号を送り、これによって基地局ＣＳ
１から携帯機に対して、ＴＣＨ切替え指示信号が送出さ
れる。ＴＣＨ切替え指示信号には、基地局ＣＳ２の基地
局識別番号（ＣＳＩＤ），新たなキャリア番号および新
たなスロット番号の情報が含まれる。
【００１５】携帯機は、送受信信号の同期をとるための
同期バースト信号を基地局ＣＳ２に対して送出し、基地
局ＣＳ２からこれに同期した同期バースト信号を返送す
る。次に携帯機から相互に非同期で非番号制で信号の送
受を行うための非同期平衡モード設定要求（ＳＡＢＭ）
信号を送出し、これに対して基地局ＣＳ２から非番号制
応答（ＵＡ）信号を返送する。その後基地局ＣＳ２は、
ＴＣＨ切替え確認信号を交換機へ送出する。ＴＣＨ切替
え確認信号には、携帯機（ＰＳ）番号が含まれている。
同期バースト信号を基地局ＣＳ２に対して送出し、基地
局ＣＳ２からこれに同期した同期バースト信号を返送す
る。次に携帯機から相互に非同期で非番号制で信号の送
受を行うための非同期平衡モード設定要求（ＳＡＢＭ）
信号を送出し、これに対して基地局ＣＳ２から非番号制
応答（ＵＡ）信号を返送する。その後基地局ＣＳ２は、
ＴＣＨ切替え確認信号を交換機へ送出する。ＴＣＨ切替
え確認信号には、携帯機（ＰＳ）番号が含まれている。
【００１６】次に交換機は、現在通信中の基地局ＣＳ１
に対してＴＣＨの開放要求信号を発行し、これに対して
基地局ＣＳ１では、ＴＣＨの開放確認信号を返送して、
チャネル切替えを終了する。なお、ＴＣＨ切替え動作の
ために基地局ＣＳ２と通話中は、秘話機能は不使用とす
る。
に対してＴＣＨの開放要求信号を発行し、これに対して
基地局ＣＳ１では、ＴＣＨの開放確認信号を返送して、
チャネル切替えを終了する。なお、ＴＣＨ切替え動作の
ために基地局ＣＳ２と通話中は、秘話機能は不使用とす
る。
【００１７】携帯機と基地局ＣＳ２との間で、秘話機
能の設定を行う。すなわち携帯機から付加的な機能を設
定するための機能要求信号を基地局ＣＳ２へ送出し、こ
れに対して基地局ＣＳ２から機能要求可を示す機能要求
応答信号を返送したとき、携帯機は基地局ＣＳ２に対し
て、秘匿鍵設定を行い、これによって、携帯機は基地局
ＣＳ２を介して秘話状態で通信中となる。
能の設定を行う。すなわち携帯機から付加的な機能を設
定するための機能要求信号を基地局ＣＳ２へ送出し、こ
れに対して基地局ＣＳ２から機能要求可を示す機能要求
応答信号を返送したとき、携帯機は基地局ＣＳ２に対し
て、秘匿鍵設定を行い、これによって、携帯機は基地局
ＣＳ２を介して秘話状態で通信中となる。
【００１８】
【発明が解決しようとする課題】このように、マルチゾ
ーン構成の移動体用電話システムにおける、従来のハン
ドオーバー時の無線区間を使用する秘話情報の引継ぎ
は、携帯機にとって負荷となり、またゾーン間移動の度
に秘話機能が途切れるという問題があった。
ーン構成の移動体用電話システムにおける、従来のハン
ドオーバー時の無線区間を使用する秘話情報の引継ぎ
は、携帯機にとって負荷となり、またゾーン間移動の度
に秘話機能が途切れるという問題があった。
【００１９】本発明は、このような従来技術の課題を解
決しようとするものであって、マルチゾーン構成の移動
体用電話システムにおける、ハンドオーバー時の秘話情
報の引継ぎにおける携帯機の負荷を軽減し、さらに通話
品質の向上を図ることができる、ハンドオーバー時の秘
話機能継続方式を提供することを目的としている。
決しようとするものであって、マルチゾーン構成の移動
体用電話システムにおける、ハンドオーバー時の秘話情
報の引継ぎにおける携帯機の負荷を軽減し、さらに通話
品質の向上を図ることができる、ハンドオーバー時の秘
話機能継続方式を提供することを目的としている。
【００２０】
【課題を解決するための手段】図１は、本発明の原理的
構成を示したものである。 (1) 携帯機が交換機に接続された複数の基地局ＣＳ１，
ＣＳ２との間でそれぞれのゾーン内において通話を行う
マルチゾーン構成の移動体用電話システムにおける、秘
話機能を使用して基地局ＣＳ１と通話中の携帯機が基地
局ＣＳ１のゾーンから他の基地局ＣＳ２のゾーンへ移動
する際に、現基地局ＣＳ１が、携帯機からの通話用チャ
ネル切替え要求に基づいて交換機に対し送出する通話用
チャネル切替え要求中に該携帯機との間の秘話情報を含
めて送信するとともに、交換機が、受信した通話用チャ
ネル切替え要求に基づいて新基地局ＣＳ２に対して送出
する通話用チャネル予約中に携帯機と現基地局ＣＳ１と
の間の秘話情報を含めて送信することによって、携帯機
と新基地局ＣＳ２とが新通話用チャネルにおいて現基地
局ＣＳ１との間の秘話情報を引き継いで秘話通信を行
う。
構成を示したものである。 (1) 携帯機が交換機に接続された複数の基地局ＣＳ１，
ＣＳ２との間でそれぞれのゾーン内において通話を行う
マルチゾーン構成の移動体用電話システムにおける、秘
話機能を使用して基地局ＣＳ１と通話中の携帯機が基地
局ＣＳ１のゾーンから他の基地局ＣＳ２のゾーンへ移動
する際に、現基地局ＣＳ１が、携帯機からの通話用チャ
ネル切替え要求に基づいて交換機に対し送出する通話用
チャネル切替え要求中に該携帯機との間の秘話情報を含
めて送信するとともに、交換機が、受信した通話用チャ
ネル切替え要求に基づいて新基地局ＣＳ２に対して送出
する通話用チャネル予約中に携帯機と現基地局ＣＳ１と
の間の秘話情報を含めて送信することによって、携帯機
と新基地局ＣＳ２とが新通話用チャネルにおいて現基地
局ＣＳ１との間の秘話情報を引き継いで秘話通信を行
う。
【００２１】(2) 携帯機が交換機に接続された複数の基
地局ＣＳ１，ＣＳ２との間でそれぞれのゾーン内におい
て通話を行うマルチゾーン構成の移動体用電話システム
における、秘話機能を使用して基地局ＣＳ１と通話中の
携帯機が基地局ＣＳ１のゾーンから他の基地局ＣＳ２の
ゾーンへ移動する際の通話用チャネル切替えシーケンス
において、携帯機からの現基地局ＣＳ１に対する通話用
チャネル切替え要求に基づいて現基地局ＣＳ１から交換
機に対して送出する通話用チャネル切替え要求中におけ
る付加的機能の引継ぎ情報中に、携帯機と現基地局ＣＳ
１との間における秘話情報を含めて送信する第１の秘話
情報送信手段１と、現基地局ＣＳ１からの通話用チャネ
ル切替え要求に基づいて交換機から新基地局ＣＳ２に対
して送出する通話用チャネル予約中における付加的機能
の引継ぎ情報中に、携帯機と現基地局ＣＳ１との間にお
ける秘話情報を含めて送信する第２の秘話情報送信手段
２とを設け、新基地局ＣＳ２がこの通話用チャネル予約
を受け付けたとき交換機が現基地局ＣＳ１を介して携帯
機に通話用チャネル切替えを指示することによって、携
帯機と新基地局ＣＳ２とが新通話用チャネルにおいて現
基地局ＣＳ１との間の秘話情報を引き継いで秘話通信を
行う。
地局ＣＳ１，ＣＳ２との間でそれぞれのゾーン内におい
て通話を行うマルチゾーン構成の移動体用電話システム
における、秘話機能を使用して基地局ＣＳ１と通話中の
携帯機が基地局ＣＳ１のゾーンから他の基地局ＣＳ２の
ゾーンへ移動する際の通話用チャネル切替えシーケンス
において、携帯機からの現基地局ＣＳ１に対する通話用
チャネル切替え要求に基づいて現基地局ＣＳ１から交換
機に対して送出する通話用チャネル切替え要求中におけ
る付加的機能の引継ぎ情報中に、携帯機と現基地局ＣＳ
１との間における秘話情報を含めて送信する第１の秘話
情報送信手段１と、現基地局ＣＳ１からの通話用チャネ
ル切替え要求に基づいて交換機から新基地局ＣＳ２に対
して送出する通話用チャネル予約中における付加的機能
の引継ぎ情報中に、携帯機と現基地局ＣＳ１との間にお
ける秘話情報を含めて送信する第２の秘話情報送信手段
２とを設け、新基地局ＣＳ２がこの通話用チャネル予約
を受け付けたとき交換機が現基地局ＣＳ１を介して携帯
機に通話用チャネル切替えを指示することによって、携
帯機と新基地局ＣＳ２とが新通話用チャネルにおいて現
基地局ＣＳ１との間の秘話情報を引き継いで秘話通信を
行う。
【００２２】
【作用】図２は、本発明の作用を説明する図であって、
本発明方式におけるハンドオーバー時の動作を示すもの
である。携帯機において、現在通信中の基地局ＣＳ１を
介して交換機との間で通信中に、ゾーン間移動を行う必
要が生じた場合の動作は次の順序で行われる。
本発明方式におけるハンドオーバー時の動作を示すもの
である。携帯機において、現在通信中の基地局ＣＳ１を
介して交換機との間で通信中に、ゾーン間移動を行う必
要が生じた場合の動作は次の順序で行われる。
【００２３】携帯機はチャネル切替え先の基地局（Ｃ
Ｓ）を決定する。このとき、携帯機は基地局ＣＳ１と現
在通話中であり、秘話機能を使用中であるとする。 携帯機は基地局ＣＳ１に対して、通話用チャネル（Ｔ
ＣＨ）切替え要求信号を送る。
Ｓ）を決定する。このとき、携帯機は基地局ＣＳ１と現
在通話中であり、秘話機能を使用中であるとする。 携帯機は基地局ＣＳ１に対して、通話用チャネル（Ｔ
ＣＨ）切替え要求信号を送る。
【００２４】基地局ＣＳ１は、このとき秘話機能を使
用中であれば、引継ぎ情報に秘匿鍵等の秘話情報を加え
て、ＴＣＨ切替え要求信号を交換機へ送る。 交換機は、切替え先の基地局ＣＳ２との間で新ＴＣＨ
の予約を行うが、このとき同時に、秘話情報が交換機か
ら基地局ＣＳ２へ送られる。
用中であれば、引継ぎ情報に秘匿鍵等の秘話情報を加え
て、ＴＣＨ切替え要求信号を交換機へ送る。 交換機は、切替え先の基地局ＣＳ２との間で新ＴＣＨ
の予約を行うが、このとき同時に、秘話情報が交換機か
ら基地局ＣＳ２へ送られる。
【００２５】携帯機と基地局ＣＳ２との間で、新ＴＣ
Ｈに対する切替え動作が行われるが、秘話情報は既に基
地局ＣＳ２へ渡っているので、直ちに秘話機能を再開す
ることができる。
Ｈに対する切替え動作が行われるが、秘話情報は既に基
地局ＣＳ２へ渡っているので、直ちに秘話機能を再開す
ることができる。
【００２６】このように、本発明方式では、ＴＣＨ切替
え要求信号，ＴＣＨ予約信号に秘匿鍵等の秘話に関する
情報を含めて、基地局−交換機間で処理しているので、
無線区間での秘匿鍵設定シーケンスが不要となり、従っ
て、携帯機の負荷を軽減することができるとともに、新
基地局と接続後、直ちに秘話通信を再開することが可能
となる。
え要求信号，ＴＣＨ予約信号に秘匿鍵等の秘話に関する
情報を含めて、基地局−交換機間で処理しているので、
無線区間での秘匿鍵設定シーケンスが不要となり、従っ
て、携帯機の負荷を軽減することができるとともに、新
基地局と接続後、直ちに秘話通信を再開することが可能
となる。
【００２７】
【実施例】図３は、本発明の一実施例における、交換
機，基地局および携帯機の構成を示したものであって、
特に秘話にかかわる部分のみを示したものである。交換
機においては、対基地局通信手段１１を有し、基地局に
おける対交換機通信手段１２との間で、相互に通信を行
うことができる。
機，基地局および携帯機の構成を示したものであって、
特に秘話にかかわる部分のみを示したものである。交換
機においては、対基地局通信手段１１を有し、基地局に
おける対交換機通信手段１２との間で、相互に通信を行
うことができる。
【００２８】基地局は携帯機に対して情報を送出する送
信手段１３と、携帯機からの情報を受信する受信手段１
４とを有し、また携帯機は基地局に対して情報を送出す
る送信手段１５と、基地局からの情報を受信する受信手
段１６とを有して、相互に通信を行うことができる。
信手段１３と、携帯機からの情報を受信する受信手段１
４とを有し、また携帯機は基地局に対して情報を送出す
る送信手段１５と、基地局からの情報を受信する受信手
段１６とを有して、相互に通信を行うことができる。
【００２９】携帯機は通話を行うための通話手段１７を
有し、秘話操作を行う秘匿実行手段１８を介して秘話と
その解除とを行いながら、通話を行う。また基地局にお
ける対交換機通信手段１２も、秘話操作を行う秘匿実行
手段１９を介して、秘話とその解除とを行いながら、交
換機側との通話を行う。
有し、秘話操作を行う秘匿実行手段１８を介して秘話と
その解除とを行いながら、通話を行う。また基地局にお
ける対交換機通信手段１２も、秘話操作を行う秘匿実行
手段１９を介して、秘話とその解除とを行いながら、交
換機側との通話を行う。
【００３０】この際、携帯機では制御情報解析手段２０
において、基地局から送られた制御情報を解析し、制御
部２１は、解析された制御情報に応じて秘匿鍵設定手段
２２を制御して秘匿実行手段１８における秘話操作に必
要な秘匿鍵を設定する。また制御部２１は、送信手段１
５を制御して、基地局への送信を行わせる。
において、基地局から送られた制御情報を解析し、制御
部２１は、解析された制御情報に応じて秘匿鍵設定手段
２２を制御して秘匿実行手段１８における秘話操作に必
要な秘匿鍵を設定する。また制御部２１は、送信手段１
５を制御して、基地局への送信を行わせる。
【００３１】基地局においても同様に、制御情報解析手
段２３において、携帯機から送られた制御情報を解析
し、制御部２４は、解析された制御情報に応じて秘匿鍵
設定手段２５を制御して秘匿実行手段１９における秘話
操作に必要な秘匿鍵を設定する。また制御部２４は、送
信手段１３を制御して、携帯機への送信を行わせる。
段２３において、携帯機から送られた制御情報を解析
し、制御部２４は、解析された制御情報に応じて秘匿鍵
設定手段２５を制御して秘匿実行手段１９における秘話
操作に必要な秘匿鍵を設定する。また制御部２４は、送
信手段１３を制御して、携帯機への送信を行わせる。
【００３２】図４，図５は、本発明の一実施例における
ハンドオーバー方式のシーケンス（１），（２）を示し
たものである。以下、両図に基づいて、本発明のハンド
オーバー方式を詳細に説明する。
ハンドオーバー方式のシーケンス（１），（２）を示し
たものである。以下、両図に基づいて、本発明のハンド
オーバー方式を詳細に説明する。
【００３３】携帯機は現基地局ＣＳ１に対して、ＴＣＨ
切替え要求信号を送る。ＴＣＨ切替え要求信号には、切
り替えるべき新たな基地局（ＣＳ２）の基地局識別番号
（ＣＳＩＤ），現在使用中のキャリア番号，現在使用中
のスロット番号の情報が含まれている。
切替え要求信号を送る。ＴＣＨ切替え要求信号には、切
り替えるべき新たな基地局（ＣＳ２）の基地局識別番号
（ＣＳＩＤ），現在使用中のキャリア番号，現在使用中
のスロット番号の情報が含まれている。
【００３４】基地局ＣＳ１は、ＴＣＨ切替え要求信号を
交換機へ送る。この場合のＴＣＨ切替え要求信号には、
新たな基地局ＣＳ２の基地局識別番号（ＣＳＩＤ），現
在使用中のキャリア番号，現在使用中のスロット番号お
よび各種付加的機能の引継ぎ情報が含まれる。引継ぎ情
報には、秘話情報も含まれている。
交換機へ送る。この場合のＴＣＨ切替え要求信号には、
新たな基地局ＣＳ２の基地局識別番号（ＣＳＩＤ），現
在使用中のキャリア番号，現在使用中のスロット番号お
よび各種付加的機能の引継ぎ情報が含まれる。引継ぎ情
報には、秘話情報も含まれている。
【００３５】交換機は、切替え先の基地局ＣＳ２との間
で新ＴＣＨの予約を行う。交換機から基地局ＣＳ２に送
られるＴＣＨ予約信号には、基地局ＣＳ２の基地局識別
番号（ＣＳＩＤ），現在使用中のキャリア番号，現在使
用中のスロット番号および各種付加的機能の引継ぎ情報
が含まれる。引継ぎ情報には、秘話情報も含まれてい
る。
で新ＴＣＨの予約を行う。交換機から基地局ＣＳ２に送
られるＴＣＨ予約信号には、基地局ＣＳ２の基地局識別
番号（ＣＳＩＤ），現在使用中のキャリア番号，現在使
用中のスロット番号および各種付加的機能の引継ぎ情報
が含まれる。引継ぎ情報には、秘話情報も含まれてい
る。
【００３６】基地局ＣＳ２は、これに対してＴＣＨ予約
受付け信号を交換機に返送する。ＴＣＨ予約受付け信号
には、新たなキャリア番号，新たなスロット番号および
使用チャネルを示すチャネル識別子の情報が含まれてい
る。
受付け信号を交換機に返送する。ＴＣＨ予約受付け信号
には、新たなキャリア番号，新たなスロット番号および
使用チャネルを示すチャネル識別子の情報が含まれてい
る。
【００３７】基地局ＣＳ１，ＣＳ２は、新ＴＣＨへの切
替え動作を行う。すなわち交換機から基地局ＣＳ１へＴ
ＣＨ切替え指示信号を送り、これによって基地局ＣＳ１
から携帯機に対して、ＴＣＨ切替え指示信号が送出され
る。ＴＣＨ切替え指示信号には、基地局ＣＳ２の基地局
識別番号（ＣＳＩＤ），新たなキャリア番号および新た
なスロット番号の情報が含まれている。
替え動作を行う。すなわち交換機から基地局ＣＳ１へＴ
ＣＨ切替え指示信号を送り、これによって基地局ＣＳ１
から携帯機に対して、ＴＣＨ切替え指示信号が送出され
る。ＴＣＨ切替え指示信号には、基地局ＣＳ２の基地局
識別番号（ＣＳＩＤ），新たなキャリア番号および新た
なスロット番号の情報が含まれている。
【００３８】携帯機は、同期バースト信号を基地局ＣＳ
２に対して送出し、基地局ＣＳ２からこれに同期した同
期バースト信号を返送する。次に携帯機から非同期平衡
モード設定要求（ＳＡＢＭ）信号を送出し、これに対し
て基地局ＣＳ２から非番号制応答（ＵＡ）信号を返送す
る。その後基地局ＣＳ２は、ＴＣＨ切替え確認信号を交
換機へ送出する。ＴＣＨ切替え確認信号には、携帯機
（ＰＳ）番号が含まれている。
２に対して送出し、基地局ＣＳ２からこれに同期した同
期バースト信号を返送する。次に携帯機から非同期平衡
モード設定要求（ＳＡＢＭ）信号を送出し、これに対し
て基地局ＣＳ２から非番号制応答（ＵＡ）信号を返送す
る。その後基地局ＣＳ２は、ＴＣＨ切替え確認信号を交
換機へ送出する。ＴＣＨ切替え確認信号には、携帯機
（ＰＳ）番号が含まれている。
【００３９】次に交換機は、現在通信中の基地局ＣＳ１
に対してＴＣＨの開放要求信号を送出し、これに対して
基地局ＣＳ１では、ＴＣＨの開放確認信号を返送して、
チャネル切替えを終了する。その後、携帯機と基地局Ｃ
Ｓ２とは直ちに秘話状態で通信中となる。
に対してＴＣＨの開放要求信号を送出し、これに対して
基地局ＣＳ１では、ＴＣＨの開放確認信号を返送して、
チャネル切替えを終了する。その後、携帯機と基地局Ｃ
Ｓ２とは直ちに秘話状態で通信中となる。
【００４０】このように本発明のハンドオーバー方式で
は、チャネル切替えのシーケンスにおいて、ＴＣＨ切替
え要求信号とＴＣＨ予約信号に秘匿鍵等の秘話情報を含
めて伝送するようにして、無線区間での秘匿鍵設定のシ
ーケンスを不要にしているので、携帯機における秘話情
報引継ぎの負荷を軽減することができるとともに、新基
地局と接続後、直ちに秘話機能を再開することができ
る。
は、チャネル切替えのシーケンスにおいて、ＴＣＨ切替
え要求信号とＴＣＨ予約信号に秘匿鍵等の秘話情報を含
めて伝送するようにして、無線区間での秘匿鍵設定のシ
ーケンスを不要にしているので、携帯機における秘話情
報引継ぎの負荷を軽減することができるとともに、新基
地局と接続後、直ちに秘話機能を再開することができ
る。
【００４１】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、移
動体用電話システムにおける携帯機のハンドオーバー時
に、無線区間の通信および端末の処理を最小限に抑える
ようにしたので、携帯機の負荷を軽減することができる
とともに、新基地局との同期確立後、直ちに秘話機能の
使用が可能となるので、移動体用電話システムにおける
端末の処理能力を向上することが可能となる。
動体用電話システムにおける携帯機のハンドオーバー時
に、無線区間の通信および端末の処理を最小限に抑える
ようにしたので、携帯機の負荷を軽減することができる
とともに、新基地局との同期確立後、直ちに秘話機能の
使用が可能となるので、移動体用電話システムにおける
端末の処理能力を向上することが可能となる。
【図１】本発明の原理的構成を示す図である。
【図２】本発明の作用を説明する図である。
【図３】本発明の一実施例における、交換機，基地局お
よび携帯機の構成を示す図である。
よび携帯機の構成を示す図である。
【図４】本発明の一実施例におけるハンドオーバー方式
のシーケンス（１）を示す図である。
のシーケンス（１）を示す図である。
【図５】本発明の一実施例におけるハンドオーバー方式
のシーケンス（２）を示す図である。
のシーケンス（２）を示す図である。
【図６】従来の、および本発明が適用される移動体用電
話システムの構成を示す図である。
話システムの構成を示す図である。
【図７】従来のハンドオーバー時の動作を説明する図で
ある。
ある。
【図８】従来のハンドオーバー方式のシーケンス（１）
を示す図である。
を示す図である。
【図９】従来のハンドオーバー方式のシーケンス（２）
を示す図である。
を示す図である。
ＣＳ１ 基地局 ＣＳ２ 基地局 １ 秘話情報送信手段 ２ 秘話情報送信手段
Claims (2)
- 【請求項１】 携帯機が交換機に接続された複数の基地
局（ＣＳ１，ＣＳ２）との間でそれぞれのゾーン内にお
いて通話を行うマルチゾーン構成の移動体用電話システ
ムにおける、秘話機能を使用して基地局（ＣＳ１）と通
話中の携帯機が該基地局（ＣＳ１）のゾーンから他の基
地局（ＣＳ２）のゾーンへ移動する際に、 現基地局（ＣＳ１）が、携帯機からの通話用チャネル切
替え要求に基づいて交換機に対し送出する通話用チャネ
ル切替え要求中に該携帯機との間の秘話情報を含めて送
信するとともに、 交換機が、受信した通話用チャネル切替え要求に基づい
て新基地局（ＣＳ２）に対して送出する通話用チャネル
予約中に該携帯機と現基地局（ＣＳ１）との間の秘話情
報を含めて送信することによって、 携帯機と新基地局（ＣＳ２）とが新通話用チャネルにお
いて現基地局（ＣＳ１）との間の秘話情報を引き継いで
秘話通信を行うことを特徴とするハンドオーバー時の秘
話機能継続方式。 - 【請求項２】 携帯機が交換機に接続された複数の基地
局（ＣＳ１，ＣＳ２）との間でそれぞれのゾーン内にお
いて通話を行うマルチゾーン構成の移動体用電話システ
ムにおける、秘話機能を使用して基地局（ＣＳ１）と通
話中の携帯機が該基地局（ＣＳ１）のゾーンから他の基
地局（ＣＳ２）のゾーンへ移動する際の通話用チャネル
切替えシーケンスにおいて、 携帯機からの現基地局（ＣＳ１）に対する通話用チャネ
ル切替え要求に基づいて現基地局（ＣＳ１）から交換機
に対して送出する通話用チャネル切替え要求中における
付加的機能の引継ぎ情報中に、該携帯機と現基地局（Ｃ
Ｓ１）との間における秘話情報を含めて送信する第１の
秘話情報送信手段（１）と、 該現基地局（ＣＳ１）からの通話用チャネル切替え要求
に基づいて交換機から新基地局（ＣＳ２）に対して送出
する通話用チャネル予約中における付加的機能の引継ぎ
情報中に、前記携帯機と現基地局（ＣＳ１）との間にお
ける秘話情報を含めて送信する第２の秘話情報送信手段
（２）とを設け、 新基地局（ＣＳ２）が該通話用チャネル予約を受け付け
たとき交換機が現基地局（ＣＳ１）を介して携帯機に通
話用チャネル切替えを指示することによって、携帯機と
新基地局（ＣＳ２）とが新通話用チャネルにおいて現基
地局（ＣＳ１）との間の秘話情報を引き継いで秘話通信
を行うことを特徴とするハンドオーバー時の秘話機能継
続方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5138077A JPH06351062A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | ハンドオーバー時の秘話機能継続方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5138077A JPH06351062A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | ハンドオーバー時の秘話機能継続方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06351062A true JPH06351062A (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=15213425
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5138077A Withdrawn JPH06351062A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | ハンドオーバー時の秘話機能継続方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06351062A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003516000A (ja) * | 1999-11-23 | 2003-05-07 | ノキア コーポレイション | 移動ターミナルハンドオーバー中のセキュリティ関連性の転送 |
| JP2003534746A (ja) * | 2000-05-23 | 2003-11-18 | ノーテル ネットワークス リミテッド | 無線端末とセルラ無線通信インフラストラクチャの間のチャネルを制御する方法 |
| KR100416232B1 (ko) * | 2001-12-12 | 2004-01-31 | 한국전자통신연구원 | 이중화된 노드들의 씨엠에스 보안 서비스 시스템 및 제공방법 |
| JP2006319971A (ja) * | 1999-01-08 | 2006-11-24 | Telefon Ab L M Ericsson | ハンドオーバーの性能を改良するセキュリティアソシエーションの再利用 |
| JP2009130603A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Sanyo Electric Co Ltd | 通信方法およびそれを利用した基地局装置、端末装置、制御装置 |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP5138077A patent/JPH06351062A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006319971A (ja) * | 1999-01-08 | 2006-11-24 | Telefon Ab L M Ericsson | ハンドオーバーの性能を改良するセキュリティアソシエーションの再利用 |
| JP4515411B2 (ja) * | 1999-01-08 | 2010-07-28 | テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン（パブル） | ハンドオーバーの性能を改良するセキュリティアソシエーションの再利用 |
| JP2003516000A (ja) * | 1999-11-23 | 2003-05-07 | ノキア コーポレイション | 移動ターミナルハンドオーバー中のセキュリティ関連性の転送 |
| JP2003534746A (ja) * | 2000-05-23 | 2003-11-18 | ノーテル ネットワークス リミテッド | 無線端末とセルラ無線通信インフラストラクチャの間のチャネルを制御する方法 |
| KR100416232B1 (ko) * | 2001-12-12 | 2004-01-31 | 한국전자통신연구원 | 이중화된 노드들의 씨엠에스 보안 서비스 시스템 및 제공방법 |
| JP2009130603A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Sanyo Electric Co Ltd | 通信方法およびそれを利用した基地局装置、端末装置、制御装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |