JPH07297739A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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JPH07297739A
JPH07297739A JP11222194A JP11222194A JPH07297739A JP H07297739 A JPH07297739 A JP H07297739A JP 11222194 A JP11222194 A JP 11222194A JP 11222194 A JP11222194 A JP 11222194A JP H07297739 A JPH07297739 A JP H07297739A
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antenna
unit
electric field
field strength
expansion
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JP11222194A
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Shinji Tsuchida
真二 土田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信電界強度に応じてアンテナを自動的に伸
縮して、常に最適の受信電界条件での受信が可能な無線
通信装置を提供する。 【構成】 無線受信回路12で受信電界強度レベルが検
出され(ステップS2)、CPU13が、ROM8から
受信電界強度レベルの基準値を読出し(ステップS
3)、検出された受信電界強度レベルを前記基準値と比
較し(ステップS4)、この比較結果により、検出され
た受信電界強度レベルが基準値以下であると、CPU1
3によりスイッチ6がオンされて、アンテナ21のソレ
ノイド7に電流が流されるので、アンテナ21が伸張さ
れ(ステップS5)、一方、検出された受信電界強度レ
ベルが前記基準値以上であると、スイッチ6がオフされ
て、アンテナ21のソレノイドに流れる電流が遮断され
るので、アンテナ21が収縮される(ステップS8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は伸縮自在なアンテナを備
えた無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コードレス電話機などの無線通信
装置では、使用上の邪魔にならないように、アンテナの
大部分をボデイ内に組み込んだタイプのものがある。こ
の種の無線通信装置は、携帯移動して使用することも多
く、受信電波の状態が変化することがある。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】そこで、アンテナ
をボデイ内に組み込んだ無線通信装置において、受信電
界強度が低下して受信信号のノイズが増加し受信が困難
になった場合に、手動操作でアンテナを伸張することに
より、受信感度を向上させる方式のものが提案され使用
されている。
【0004】しかし、この方式では、アンテナを伸張操
作するために、一旦通話を中断する必要があり、また子
機で受信中に離れた場所にある親機のアンテナを伸張し
ようとすると、一旦受信を中止しなくてはならなかっ
た。
【0005】本発明の目的は、受信電界強度に応じてア
ンテナを自動的に伸縮して、常に最適の受信電界条件で
の受信が可能な無線通信装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、伸縮自在なアンテナを備え
た無線通信装置であって、該無線通信装置の受信電界強
度レベルを検出するレベル検出手段と、前記アンテナを
伸縮するアンテナ伸縮手段と、前記レベル検出手段によ
り検出された受信電界強度レベルを基準値と比較し、該
比較結果に応じて前記アンテナ伸縮手段を駆動して前記
アンテナを伸縮する制御手段とを有することを特徴とす
るものである。
【0007】同様に前記目的を達成するために、請求項
2記載の発明は、請求項1記載の無線通信装置におい
て、前記基準値を変更可能な基準値変更手段を有するこ
とを特徴とするものである。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の無線通信装置において、前記アンテナの伸縮を許容
する伸縮モードと、前記アンテナの伸縮を禁止する固定
モードとを選択的に設定するモード設定手段を有し、該
モード設定手段により前記伸縮モードが設定されたとき
は、前記制御手段は前記検出受信電界強度レベルと前記
基準値との比較結果に応じて前記アンテナを伸縮し、前
記モード設定手段により前記固定モードが選択されたと
きは、前記制御手段は前記検出受信電界強度レベルにか
かわらず前記アンテナの伸縮動作を行なわないことを特
徴とするものである。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれかに記載の無線通信装置において、前記無線通信
装置は親機と子機とからなり、前記レベル検出手段、前
記アンテナ伸縮手段、及び前記制御手段を前記親機と子
機の各々に設けたことを特徴とするものである。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれかに記載の無線通信装置において、前記無線通信
装置は親機と子機とからなり、少なくとも前記レベル検
出手段を前記親機と子機の一方に、少なくとも前記アン
テナ伸縮手段及び前記制御手段を前記親機と子機の他方
にそれぞれ設けるとともに、前記一方の親機または子機
に、前記レベル検出手段からの検出受信電界強度に応じ
て前記他方の親機または子機の制御手段に前記アンテナ
伸縮動作を指令する指令送信手段を設けたことを特徴と
するものである。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項5記載の無
線通信装置において、前記指令送信手段からの指令時
に、該指令と前記他方の親機または子機の制御手段から
の指令とのいずれを優先するかを選択する優先モード選
択手段を有することを特徴とするものである。
【0012】
【作用】上記構成によると、レベル検出手段により受信
電界強度レベルが検出され、制御手段により、検出され
た受信電界強度レベルが基準値と比較され、該比較結果
に応じてアンテナ伸縮手段を駆動してアンテナが伸縮さ
れる。これにより、受信電界強度が受信環境や受信条件
に対応して適正値に自動的に調整され、常に最適な受信
電界条件での受信が可能となる。
【0013】前記基準値は基準値変更手段により変更可
能であり、受信電界強度を受信環境や受信条件に応じて
適正な値に設定することが可能となる。
【0014】また、モード設定手段により、前記アンテ
ナの伸縮を許容する伸縮モードと、前記アンテナの伸縮
を禁止する固定モードとが選択的に設定され、前記伸縮
モードが設定されたときは、前記制御手段は前記検出受
信電界強度レベルと前記基準値との比較結果に応じて前
記アンテナを伸縮し、前記固定モードが選択されたとき
は、前記制御手段は前記検出受信電界強度レベルにかか
わらず前記アンテナの伸縮動作を行なわない。従って、
使用者の聴覚感度等に応じてアンテナの自動伸縮を選択
したりアンテナを固定したりすることができる。
【0015】更に、親機と子機とからなる無線通信装置
においては、前記レベル検出手段、前記アンテナ伸縮手
段、及び前記制御手段を前記親機と子機の各々に設けた
場合、親機と子機の各自でアンテナの自動伸縮制御が実
行可能となる。また、前記親機または子機に指令送信手
段を設けた場合には該指令送信手段により、自己機の前
記レベル検出手段からの検出受信電界強度に応じて相手
側の親機または子機の制御手段に前記アンテナ伸縮動作
が指令され、より能率的な受信電界強度の調整が可能と
なる。
【0016】更にまた、優先モード選択手段を設けた場
合には、該優先モード選択手段により、前記指令送信手
段からの指令時に、該指令と前記他方の親機または子機
の制御手段からの指令とのいずれを優先するかが選択さ
れ、受信環境や受信条件に応じて、装置を効果的に使い
分けることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。以下に説明する実施例は、いずれも本発明を親機
と子機とを備えたコードレス電話機に適用したものであ
る。
【0018】[第1の実施例]先ず、第1の実施例を図
1乃至図4を参照して説明する。
【0019】図1は本発明の第1の実施例の親機の構成
を示すブロック図、図2は本実施例の子機の構成を示す
ブロック図、図3はアンテナ部分の構成を示す説明図、
図4は本実施例の基本動作を示すフローチャートであ
る。
【0020】図1に示すように、本実施例の親機には伸
縮自在なアンテナ21が設けてあり、このアンテナ21
には、送信動作を行なう無線送信回路11と、受信動作
を行ない、且つ受信電界強度レベルを検出するレベル検
出手段(図示せず)を備えた無線受信回路12とが接続
されている。無線送信回路11には、音声信号を処理す
る音声処理回路2が接続され、この音声処理回路2に
は、外線からの着信の検出やダイヤル送出などの発信処
理を行なう外線インタフェース回路1、音声を入力する
マイク14、及び復変調動作を行なうモデム4が接続が
接続されている。
【0021】親機には装置全体の動作を制御するCPU
13が設けてあり、このCPU13には、前記無線送信
回路11、前記外線インタフェース回路1、前記モデム
4及び前記前記マイク14が接続されており、さらにC
PU13には、音声の出力を行なうスピーカ15、各種
の入力データの入力を行なうキーボード回路16、各種
のデータを表示する表示器17、制御プログラムや受信
電界強度レベルの基準値等各種のデータを格納するRO
M8、及び各種のデータの書込み及び読出しが行なわれ
るRAM9が接続されている。
【0022】一方、前記無線受信回路12には、音声信
号を処理する音声処理回路3と、CPU13とが接続さ
れ、音声処理回路3には、前記外線インタフェース回路
1、変復調動作を行なうモデム5及び前記スピーカ15
が接続され、モデム5にはCPU13が接続されてい
る。
【0023】また、本実施例の親機では、アンテナ21
に、アンテナの伸縮動作を行なうソレノイド7が設けて
あり、このソレノイド7には、ソレノイド7に流れる電
流をオン・オフするスイッチ6が接続され、スイッチ6
は、CPU13と電源20とに接続されている。
【0024】本実施例の子機は、図2に示すように、図
1に示す親機から、外線インタフェース回路1を取り除
き、親機の上記各構成要素とそれぞれ対応する位置に、
アンテナ31、ソレノイド37、無線送信回路41、無
線受信回路42、スイッチ36、音声処理回路32、3
3、モデム34、35、CPU43、マイク44、スピ
ーカ45、キーボード回路46、表示器47、RAM3
9、ROM38がそれぞれ設けてあり、それぞれ親機の
上記各構成要素と同様の機能を有している。特に、本実
施例の子機では、CPU43に着信時に鳴動するリンガ
43が接続してあり、電源としては、バッテリ50が使
用されている。本実施例の子機のその他の部分の構成
は、すでに図1を参照して説明した親機と同一であり、
その説明は省略する。
【0025】本実施例においては、親機のROM8と子
機のROM38には、親機の受信電界強度レベルと比較
される電界強度の基準値、子機の受信電界強度レベルと
比較される電界強度の基準値が、予めそれぞれ格納され
ている。そして、本実施例のCPU13、43は、それ
ぞれ無線受信回路12、42が検出した受信電界強度レ
ベルが、ROM8、ROM38に格納されているそれぞ
れの基準値より低いとき、アンテナ21、51を伸張す
る指令を出力し、受信電界強度レベルが該基準値より高
いとき、アンテナ21、51を収縮する指令を出力する
機能を備えている。
【0026】本実施例では、親機のアンテナ21と子機
のアンテナ31とは同一構造を有していて、親機のアン
テナについて説明すると、収縮状態では、図3(a)に
示すように、一端に開口部61aが形成された磁性体か
ら成る円筒形のケース61内に、棒状のアンテナ可動部
63が、先端に設けたフランジ部63aによって、開口
部61aの周辺部分に係止された状態で収容されてい
る。このアンテナ可動部63の後端には、アンテナ可動
部63の直径よりも大径のフランジ状の永久磁石64が
固定されている。
【0027】ケース61の内周面に電磁石を形成するソ
レノイド7が配設してあり、その内側には非磁性体から
成るスリーブ66が嵌装されている。このソレノイド7
のコイルの両端が図1の電源20に接続され、スイッチ
6によって、電源20からソレノイド7のコイルに供給
される電流のオン・オフが行なわれるようにされてい
る。従って、ケース6と永久磁石64とソレノイド7と
で構成されるアンテナ伸縮手段は、ソレノイド7を励磁
することにより、図3(b)に示すように、永久磁石6
4を介してアンテナ可動部63を、開口部61aから突
出する方向に移動させる磁界Hを形成するようにされて
いる。子機のアンテナ31も同一構造を有するので説明
を省略する。
【0028】次に、このような構成の本実施例のアンテ
ナ伸縮動作を、図4のフローチャートを参照して説明す
る。
【0029】本実施例においては、通信動作開始前にお
いてスイッチ6が、電源20とソレノイド7との接続を
断つように、端子t0側に切り換えられている場合を説
明する。
【0030】子機から発信要求が発生し、或いは親機か
ら着信要求が発生すると、親機と子機間で通話チャネル
が形成され、親機と子機間での無線リンクが確立される
(ステップS1)。この無線リンクの確立後、親機のア
ンテナ21が受信電波を受信すると、無線受信回路12
内のレベル検出手段によって、受信電界強度レベルが検
出され(ステップS2)、検出レベル信号が無線受信回
路12からCPU13に入力される。この場合、無線受
信回路12からは、受信電界強度レベルを検出する毎に
検出レベル信号がCPU13に入力されるが、これに代
えて、複数回の検出毎に1回だけ検出レベル信号をCP
U13に入力するようにしてもよい。
【0031】入力される検出レベル信号の値は、CPU
13の指令によってRAM9に格納される。次いでCP
U13によって、ROM8から格納されている受信電界
強度レベルの基準値が読み出され、RAM9から読み出
した検出レベル信号値とこの基準値とが比較される(ス
テップS4)。
【0032】この比較の結果、レベル信号値が、基準値
より小さい場合には、受信電界強度が低下していると判
断し、CPU13からはスイッチオン信号が出力され、
このスイッチオン信号によって、スイッチ6は電源20
をソレノイド7に接続するように、端子t1側に切り換
えられる。このスイッチ6の切換によって、ソレノイド
7のコイルに電流が供給され、ソレノイド7の軸芯位置
には、図3(b)に矢印で示す方向に磁界Hが形成され
る。
【0033】この磁界Hの形成によって、永久磁石64
が固定されたアンテナ可動部63が磁界H方向に上方に
移動するので、永久磁石64のフランジ部が開口部61
aの周辺部に当接した状態でアンテナ可動部63が保持
され、アンテナ21の伸張動作が行なわれる(ステップ
S5)。
【0034】また、前記比較の結果、検出レベル信号値
が、基準値より大きい場合には、受信電界強度が大きい
と判断され、この場合は、現在アンテナ21が伸張状態
にあるか否かの判別が行なわれる(ステップS7)。こ
こでは、アンテナ可動部63は現在収縮状態にあるの
で、CPU13から新しい指令は出力されず、スイッチ
6は端子t0側への切換状態を維持し、電源20のソレ
ノイド7への接続を遮断状態に保持する。
【0035】そして、確立された無線リンクによる通信
が継続されると(ステップS6)、ステップS2〜S5
の動作が繰り返され、ステップS4において、検出レベ
ル信号値と基準値との比較によって、検出レベル信号値
が基準値より大きい場合には、受信電界強度が大きいと
判断される。この場合アンテナ21が伸張状態にあると
判別されると(ステップS7)、ステップCPU13か
らスイッチオフ信号が出力され、このスイッチオフ信号
によって、スイッチ6は電源20をソレノイド7から切
り離すように、端子t0側に切り換えられる。
【0036】このスイッチの切換によって、ソレノイド
7のコイルの電流が遮断され、図3(b)の磁界Hが消
滅するので、アンテナ可動部63は自重で下方に移動
し、図3(a)に示すように、フランジ部63aが開口
部61aの周辺部に係止され、アンテナは収縮状態にな
る(ステップS8)。尚、上記ステップS3では検出レ
ベル信号値と基準値との比較を1回のみ行ったが、複数
回比較を行い、その結果により検出レベル信号値と基準
値との大小関係を判断するようにしてもよい。また、引
き込み動作時にアンテナが重力で移動する構成に代え
て、ソレノイドに流れる電流の方向を切り換えてアンテ
ナを移動させるようにしてもよく、この場合にはアンテ
ナを傾いた状態でも使用可能にすることができる。
【0037】このようなアンテナ21の伸張動作時にお
いて、ROM8に格納されている受信電界強度レベルの
基準値が適当でなかったり、使用者の聴覚が敏感または
低下して、アンテナ21の伸張時の受信感度が使用者に
よっては高過ぎたり低過ぎたりすることがある。
【0038】このような場合には、ケース61の周壁に
貫装したストッパ(図示せず)をケース61内部に対し
て出没することによりアンテナ21の収縮や伸張位置を
適宜位置に可変設定しておくことにより、受信感度の調
整をするようにしてもよい。本実施例の子機のアンテナ
伸縮動作は、以上に説明した親機の動作と同一であるの
で、その説明を省略する。
【0039】このように、本実施例によると、受信電界
強度レベルが予めROM8、38に格納される基準値よ
り低下するとアンテナ21,31が伸張され、受信電界
強度レベルが基準値を越えるとアンテナ21,31が収
縮されるので、受信電界強度と、受信者の聴覚、周囲の
騒音などの受信条件とに応じて、受信者に負担のない自
動動作で安定した受信条件が設定され、この受信条件下
で快適に無線通信を行なうことが可能になる。
【0040】[第2の実施例]次に、本発明の第2の実
施例を説明する。
【0041】本実施例は、基本的にはすでに図1及び図
2を参照して説明した第1の実施例と同一の構成を有
し、特に本実施例は、上述した第1の実施例では上記受
信電界強度レベルと比較される基準値として固定値を用
いたのに対し、使用者が親機及び子機のキーボード回路
16、46を介して適当な基準値を入力できるように
し、その入力基準値をRAM9,39に格納し、アンテ
ナ受信感度の調整時に読み出して受信レベル信号と比較
するようにしたものである。
【0042】更に、本実施例では、親機及び子機のキー
ボード回路16、46から表示コマンドを入力すると、
CPU13、43の指令によって、RAM9、39に格
納されている基準値が読み出され、それぞれ表示器1
7、47に表示される。そこで、使用者は表示器17、
47に表示された基準値が、装置の使用場所や使用者の
受信条件から判断して適当であるかどうかを検討し、変
更が必要である場合には、キーボード回路16、46を
操作して、基準値を適当な値に変更する。
【0043】本実施例のその他の部分の構成は、すでに
図1及び図2を参照して説明した第1の実施例と同一で
あるので、その説明を省略する。
【0044】このようにして、本実施例によると、受信
電界強度レベルの基準値を、装置の使用場所の電界強度
条件、使用者の聴覚感度や周囲の騒音などの受信条件に
応じて、随時変更することができるので、常に安定した
受信条件が設定され、この受信条件下で快適に無線通信
を行なうことが可能になる。
【0045】尚、所望の基準値をRAMに格納する代り
に、予め設定した複数の基準値を予めROM8,38に
記憶させておき、これらを表示器17,47に表示させ
て、装置の使用場所の電界強度条件、使用者の聴覚感度
や周囲の騒音などの受信条件に応じて基準値を選択する
ようにしてもよく、上述と同様の効果が得られる。
【0046】[第3の実施例]次に、本発明の第3の実
施例を説明する。
【0047】本実施例は、キーボード16、46を介し
て、アンテナ21の伸縮が可能な伸縮モードと、アンテ
ナ21の位置が固定される固定モードとの何れかを選択
して入力可能にしたものである。
【0048】本実施例のその他の部分の構成は、すでに
説明した第1の実施例と同一であるので、その説明を省
略する。
【0049】本実施例では、キーボード16、46を操
作して伸縮モードを選択すると、すでに第1の実施例で
説明した手順と同様にアンテナ21の自動伸縮動作が行
なわれる。また、キーボード16、46を操作して固定
モードを選択すると、CPU13、43からスイッチ
6、36への指令の出力が遮断され、アンテナ21が伸
張し或いは収縮した状態で、アンテナ21、51を伸張
位置または収縮位置に固定して無線通信を行なうことが
できる。
【0050】この固定モードでの受信は、受信電界強度
の低下が予想される場合、親機ではアンテナ21を伸張
させた状態のままにしておいても、邪魔になることがな
いので選択されることがあり、子機では携帯して使用す
るために、多少受信電界強度が低下しても、アンテナ2
1を収縮した状態のままで使用するように選択されるこ
とがある。
【0051】このように、本実施例によると、キーボー
ド16、46を操作して、伸縮モード或いは固定モード
を選択することにより、使用場所の電界強度条件、使用
者の聴覚感度や周囲の騒音などの受信条件、及び装置の
使用条件などに対応した適格な使用条件を設定すること
が可能になる。
【0052】[第4の実施例]次に、本発明の第4の実
施例を説明する。
【0053】本実施例は、子機から、親機のアンテナ2
1の伸縮を指示できる構成とし、更に該アンテナの伸縮
動作時に、子機からの伸縮コマンドと親機のCPU13
からのスイッチ6のオン・オフ信号の内容とが相反した
場合に何れを優先するかの優先選択モードを設けたもの
である。
【0054】本実施例のその他の部分の構成は、すでに
説明した第1の実施例と同一であるので、その説明を省
略する。
【0055】本実施例によると、子機のキーボード回路
46から、親機のアンテナ21の伸縮コマンドと、該伸
縮コマンドの優先選択コマンドとを入力すると、CPU
43の指令によって、これらのコマンドがモデム34で
変調され、音声処理回路32によって変調されたコマン
ドが、音声信号と共に無線送信回路41、アンテナ21
を介して親機に送信される。
【0056】親機では無線受信回路11が子機からの信
号を受信し、受信信号は音声処理回路3で音声処理さ
れ、変調されたコマンドがモデム5で復調され、得られ
た親機のアンテナ21の伸縮コマンドと、該伸縮コマン
ドの優先選択コマンドとがCPU13に入力される。そ
こで、CPU13からは、該伸縮コマンドに対応したス
イッチ6のオン・オフ信号が出力され、スイッチ6が駆
動されて、子機からの伸縮コマンドに応じたアンテナ2
1の伸縮動作が行なわれる。即ち、CPU13は、親機
のアンテナ21の伸縮コマンドと、CPU13の指令の
優先選択コマンドとが入力されると、子機の無線受信回
路12が検出する受信電界強度レベルと、ROM8から
読み出した基準値との比較結果データに基づいて、アン
テナ21の伸縮を行なう。従ってこの場合には、子機の
使用者の受信電界強度の判断が、比較結果データに基づ
くCPU13の判定と一致した場合に、アンテナ21の
伸縮が行なわれる。
【0057】このように、第4の実施例によると、子機
側からのコマンドにより、親機のアンテナ21の伸縮制
御が可能なので、能率的に装置を使用することができ
る。
【0058】尚、第4の実施例では、子機から親機のア
ンテナの伸縮制御を行う場合を説明したが、親機から子
機のアンテナの伸縮を制御し、或いは親機及び子機か
ら、それぞれ相手機のアンテナの伸縮制御を行なえるよ
うにすることも可能である。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、受信電界
強度レベルと基準値との比較結果に応じてアンテナが伸
縮されるので、受信電界強度に応じて、アンテナを自動
的に伸縮して、常に最適の受信電界条件での受信が可能
となり、受信者の負担なしに自動的に安定した受信が行
うことが可能になる。
【0060】請求項2記載の発明によると、受信電界強
度レベルと比較される基準値が変更可能であるので、装
置の使用場所の電界強度条件、使用者の聴覚感度や周囲
の騒音などの受信条件に応じて、常に安定した受信条件
が設定され、この受信条件下で快適に無線通信を行うこ
とが可能になる。
【0061】請求項3記載の発明によると、アンテナの
伸縮を許容する伸縮モードと、アンテナの伸縮を禁止す
る固定モードとが選択可能であるので、伸縮モードを選
択して、上述した請求項1及び請求項2記載の発明の効
果が得られると共に、固定モードを選択して使用場所の
電界強度条件、使用者の聴覚感度や周囲の騒音などの受
信条件、及び装置の使用条件などに対応した適確な使用
条件を設定することが可能になる。
【0062】請求項4記載の発明によると、親機と子機
の各々に、レベル検出手段、アンテナ伸縮手段、及び制
御手段が設けられているので、上述した請求項1乃至3
記載の発明の効果が、親機側と子機側とでそれぞれ得ら
れる。
【0063】請求項5記載の発明によると、相手機のア
ンテナの伸縮動作の指令を送信する指令送信手段が、子
機と親機の少なくとも一方に設けられているので、上述
した請求項1乃至3記載の発明の効果に加えて、子機側
或いは親機側から相手機のアンテナの伸縮を制御して、
能率的に装置を使用することが可能になる。
【0064】請求項6記載の発明によると、指令送信手
段による相手機のアンテナの伸縮制御時に、指令送信手
段からの指令を優先するモードを選択することにより、
上述した請求項5記載の発明の効果が得られると共に、
相手機の制御指令を優先するモードを選択することによ
り、上述した請求項1乃至3記載の発明の効果を得るこ
とができ、受信環境や受信条件に応じて、装置を効果的
に使い分けることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の親機の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】同実施例の子機の構成を示すブロツク図であ
る。
【図3】同実施例のアンテナ部分の構成を示す説明図で
ある。
【図4】同実施例の基本動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
6、36 スイッチ 7、 ソレノイド 11、41 無線送信回路 12、42 無線受信回路 13、43 CPU 16、46 キーボード 17、47 表示器 21、31 アンテナ 61 ケース 63 アンテナ可動部 64 永久磁石

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮自在なアンテナを備えた無線通信装
    置であって、 該無線通信装置の受信電界強度レベルを検出するレベル
    検出手段と、 前記アンテナを伸縮するアンテナ伸縮手段と、 前記レベル検出手段により検出された受信電界強度レベ
    ルを基準値と比較し、該比較結果に応じて前記アンテナ
    伸縮手段を駆動して前記アンテナを伸縮する制御手段と
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 前記基準値を変更可能な基準値変更手段
    を有することを特徴とする請求項1記載の無線通信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記アンテナの伸縮を許容する伸縮モー
    ドと、前記アンテナの伸縮を禁止する固定モードとを選
    択的に設定するモード設定手段を有し、該モード設定手
    段により前記伸縮モードが設定されたときは、前記制御
    手段は前記検出受信電界強度レベルと前記基準値との比
    較結果に応じて前記アンテナを伸縮し、前記モード設定
    手段により前記固定モードが選択されたときは、前記制
    御手段は前記検出受信電界強度レベルにかかわらず前記
    アンテナの伸縮動作を行なわないことを特徴とする請求
    項1又は2記載の無線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記無線通信装置は親機と子機とからな
    り、前記レベル検出手段、前記アンテナ伸縮手段、及び
    前記制御手段を前記親機と子機の各々に設けたことを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の無線通信装
    置。
  5. 【請求項5】 前記無線通信装置は親機と子機とからな
    り、少なくとも前記レベル検出手段を前記親機と子機の
    一方に、少なくとも前記アンテナ伸縮手段及び前記制御
    手段を前記親機と子機の他方にそれぞれ設けるととも
    に、前記一方の親機または子機に、前記レベル検出手段
    からの検出受信電界強度に応じて前記他方の親機または
    子機の制御手段に前記アンテナ伸縮動作を指令する指令
    送信手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれかに記載の無線通信装置。
  6. 【請求項6】 前記指令送信手段からの指令時に、該指
    令と前記他方の親機または子機の制御手段からの指令と
    のいずれを優先するかを選択する優先モード選択手段を
    有することを特徴とする請求項5記載の無線通信装置。
JP11222194A 1994-04-27 1994-04-27 無線通信装置 Pending JPH07297739A (ja)

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