JPH0729678Y2 - 電波シ−ルド扉の開閉装置 - Google Patents

電波シ−ルド扉の開閉装置

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JPH0729678Y2
JPH0729678Y2 JP10016686U JP10016686U JPH0729678Y2 JP H0729678 Y2 JPH0729678 Y2 JP H0729678Y2 JP 10016686 U JP10016686 U JP 10016686U JP 10016686 U JP10016686 U JP 10016686U JP H0729678 Y2 JPH0729678 Y2 JP H0729678Y2
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JP
Japan
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door
shield
guide
transmission rod
tip
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JP10016686U
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信幸 小野
昌利 菊池
博 辻谷
正弘 七田
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TDK Corp
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TDK Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電波暗室等で使用され、グレモン機構によ
って開閉が阻止されて固定される電波シールド扉の開閉
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来電波シールド扉のグレモン機構としては、例えば第
9図に示すように円錐台型状に形成した伝達ロッド1の
先端部2を、グレモン受部3の挿通孔3a内に設けられて
いる固定ローラ4で挿通孔3a内に挿通された伝達ロッド
1を枠体5の方向へ移動させ、扉6のシールド凹部6aを
枠体5のシールド凸部5aにシールド部材16を介して密着
させるものが一般に知られている。
〔この考案が解決すべき問題点〕
しかしこの従来のグレモン機構では、扉6を閉じてシー
ルドさせる時にだけ固定ローラ4の作用で加圧される
が、扉6を開ける時は加圧されない。そのためシールド
機構がナイフエッジシールド機構のような場合には、扉
の開閉両方向において相当の力が必要なものとなり、こ
のような構造では扉を開ける時に相当の力が必要で開閉
操作が困難でスムーズに行えない等の問題点があった。
この考案は前述した事情に鑑み創案されたもので、その
目的は確実にシールド効果を高めることができると共
に、扉の開閉操作も容易に行うことができる電波シール
ド扉の開閉装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案によれば扉の上下端から突出し、その先端部が
上下扉枠に係止するグレモン機構の伝達ロッド先端部に
ガイドローラを装着すると共に、伝達ロッドの先端部が
挿入する挿入孔およびガイドローラが嵌入して転動する
ガイド面とから形成されているグレモン受部を上下扉枠
に装着することとする。
そしてグレモン受部のガイド面を、ガイドローラの嵌入
部から扉枠側へ傾斜して形成することにより、伝達ロッ
ドが突出する時には、ガイドローラがガイド面に沿って
扉枠側へ誘導されることで伝達ロッドが扉枠側へ、また
伝達ロッドが没入する時には、ガイドローラがガイド面
に沿って扉枠と反対側へ誘導されることで伝達ロッドが
扉枠と反対側へそれぞれ移動可能に構成したものであ
る。
〔実施例〕
以下この考案を図示する実施例によって説明する。
電波シールド扉7の開閉装置8は、扉7の上下端から突
出し、その先端部が上下扉枠10,11に係止するグレモン
機構12の伝達ロッド9の先端部に装着されているガイド
ローラ13と、伝達ロッドの先端部が挿入する挿入孔14a
およびガイドローラ13が嵌入して転動するガイド面14b
が形成されており、上下扉枠10,11に装着されているグ
レモン受部14とを備えている。(第1図〜第5図参照) ガイドローラ13は、伝達ロッド9を挟んで両側位置に枢
着されている。(第5図参照) グレモン受部14は、断面中央部に挿入孔14aが、またこ
の挿入孔14aの両側にガイド面14b,14bが形成されてい
る。そして挿入孔14aは、ガイドローラ13がガイド面14b
に沿って移動し、伝達ロッド9が扉枠10,11側へ移動す
ることに対処できるように形成され、またガイド面14b
は、ガイドローラ13の嵌入部から扉枠10,11側へ傾斜し
て形成されている。(第4図および第5図参照) なおこの実施例でのシールド部15は、ナイフエッジ状の
突条部15aを、シールド凹部15bに挿入するナイフエッジ
シールド機構である。ここで符号16は、突条部15aの上
下両側面に付勢当面するシールド部材である。しかしこ
の実施例のものに限らず、第6図面に示すようにV字状
のシールド凸部5aおよびシールド凹部6aを有するV型シ
ールド機構のシール部でもよい。
第7図,第8図は、グレモン受部14の別態様である。こ
の場合は、取付部18を有する枠体17とスペーサー14a′
およびガイドプレート14b′とをボルト・ナット22等に
より締合わせ、キーププレート14cにより固定したもの
でガイドプレート14b′を着脱自在としたものである。
このようにすると前述した実施例の一体式のグレモン受
部14に比べて、ガイドプレート14b′を適宜替えること
ができる。そのためシールド部の構造が変化して、シー
ルド部凹凸部の嵌合深さ等が変化しても、相当の傾斜角
を有するガイドプレート14b′を取付けることで対処で
きる。
このような構成からなる開閉装置8による電波シールド
扉7の開閉は、まず扉7を閉じる時に、シールド部15の
突条部15aを扉枠10,11のシールド部材16に当接させる。
次にグレモン機構12のハンドル19を回転させる。この時
に伝達ロッド9が扉7の上下端から突出して、先端部の
ガイドローラ13がグレモン受部14のガイドプレート14
b′の間に嵌入する。
そしてガイドプレート14b′の間に嵌入したガイドロー
ラ13は、嵌入部から扉枠側へ傾斜しているガイドプレー
ト14b′に誘導されて扉枠10,11側へ移動する。即ちガイ
ドローラ13が、ガイド面であるガイドプレート14b′の
傾斜面20に当節して、この傾斜面20に沿って扉枠10,11
側へ移動する。(第4図参照) このことで突条部15aが、両シールド部材16,16を押し拡
げて嵌入し、確実にシールドされて扉7が閉じられる。
次に扉7を開ける時は、ハンドル19を回転させて伝達ロ
ッド9を扉7の上下端より没入させる。この時にガイド
ローラー13が、ガイド面であるガイドプレート14b′の
傾斜面21に当節して、この傾斜面21に沿って扉枠10,11
と反対側へ移動する。(第4図面参照) このことで突条部15aが、両シール部材16,16間から引抜
かれて、扉7を容易に開けることができる。
なおこの考案の開閉装置のガイドローラーおよびグレモ
ン受部は、前述した実施例のものに限らずに、「請求の
範囲」で記載した構成のものならば、どのようなもので
もよく、大型気密扉などにも利用できる。
〔考案の効果〕
グレモン機構の伝達ロッド先端部にガイドローラーを設
けると共に、このガイドローラーの嵌入用であり、上下
扉枠の嵌入部から扉枠側へ傾斜しているガイド面が形成
されているグレモン受部を上下扉枠へ設けたことによ
り、伝達ロッドを扉上下端から突出または没入させるだ
けで扉を上下扉枠への引寄せおよび引離しを行える。
そのため前述した実施例のナイフエッジシールド機構の
ように突条部の上下両面を当接付勢する強固なシールド
部を有すると共に、重量が大きい大型扉でも容易に開閉
させることができる。
またグレモン機構の伝達ロッド先端部にガイドローラー
を設けると共に、ガイドローラーが嵌入するガイド面を
有するグレモン受部を設けるだけなので、優れたシール
ド効果と開閉操作が容易なシールド扉の開閉装置を安価
に提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図のA−A線矢視図面、第2図は第3図の
B部拡大図面、第3図はこの考案の開閉装置を設けた電
波シールド扉を示す正面図、第4図は第1図のC部拡大
断面図、第5図は第4図のD−D線矢視図面、第6図は
シールド部の別態様を示す部分断面図、第7図はグレモ
ン受部の別態様を示す断面図、第8図は第7図のE−E
線矢視図面、第9図は従来の開閉装置のグレモン受部を
示す部分断面図である。 1……伝達ロッド、2……先端部、3……グレモン受
部、3a……挿通孔、4……固定ローラ、5……枠体、5a
……シールド凸部、6……扉、6a……シールド凹部、7
……電波シールド扉、8……開閉装置、9……伝達ロッ
ド、10……上扉枠、11……下扉枠、12……グレモン機
構、13……ガイドローラー、14……グレモン受部、14a
……挿入孔、14a′……スペーサー、14b……ガイド面、
14b′……ガイドプレート、14c……キープレート、15…
…シールド部、15a……突条部、15b……シールド凹部、
16……シールド部材、17……グレモン受部枠体、18……
取付部、19……ハンドル、20,21……傾斜面、22……ボ
ルトナット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 辻谷 博 東京都江東区豊洲3丁目4番5号 株式会 社巴組鐵工所豊洲工場内 (72)考案者 七田 正弘 東京都江東区豊洲3丁目4番5号 株式会 社巴組鐵工所豊洲工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】グレモン機構を備えた電波シールド扉の開
    閉装置であり、 扉の上下端から突出し、その先端部が上下扉枠に係止す
    るグレモン機構の伝達ロッド先端部に装着されているガ
    イドローラと、 前記伝達ロッドの先端部が挿入する挿入孔および前記ガ
    イドローラが嵌入して転動するガイド面が形成され、前
    記上下扉枠に装着されているグレモン受部とを備えてな
    り、 前記グレモン受部のガイド面は、前記ガイドローラの嵌
    入部から前記扉枠側へ傾斜して形成されていることを特
    徴とする電波シールド扉の開閉装置。
JP10016686U 1986-06-30 1986-06-30 電波シ−ルド扉の開閉装置 Expired - Lifetime JPH0729678Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10016686U JPH0729678Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30 電波シ−ルド扉の開閉装置

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JP10016686U JPH0729678Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30 電波シ−ルド扉の開閉装置

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JPS636799U JPS636799U (ja) 1988-01-18
JPH0729678Y2 true JPH0729678Y2 (ja) 1995-07-05

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2524956B2 (ja) * 1993-05-27 1996-08-14 タキゲン製造株式会社 扉用ロックハンドル装置
FI110155B (fi) * 1994-12-27 2002-11-29 Euroshield Oy Magneettisesti suojatun huoneen ovirakenne
JP6908561B2 (ja) * 2018-06-27 2021-07-28 株式会社クボタ コンバイン

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JPS636799U (ja) 1988-01-18

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