JPH07296063A - 生産トレース装置 - Google Patents

生産トレース装置

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JPH07296063A
JPH07296063A JP8291494A JP8291494A JPH07296063A JP H07296063 A JPH07296063 A JP H07296063A JP 8291494 A JP8291494 A JP 8291494A JP 8291494 A JP8291494 A JP 8291494A JP H07296063 A JPH07296063 A JP H07296063A
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products
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JP8291494A
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Mariko Kosuge
真理子 小菅
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NEC Corp
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】最終製品に使用される中間製品および部材の状
況を調査し、生産に及ぼす影響を早急に発見することを
目的とする。 【構成】所要展開部3で最終製品の生産計画とそれらの
構成情報をもとに全ての中間製品および部材の所要計画
を作成し、対象入力部5からトレース対象とする最終製
品を入力し、所要量算出部6でトレース対象の最終製品
に使用される中間製品および部材の所要数と所要時期と
それらの所要時期までの累積所要数とを算出し、引き当
て処理部10でこの累積所要数が対応する中間製品およ
び部材の累積投入計画数と在庫数との和以下になる時期
である調達可能日を算出し、この調達可能日と所要時期
とリードタイムとからトレース情報を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生産トレース装置に関
し、特に最終製品と中間製品および部材との関係が一意
に決められない製品の生産において、指定した最終製品
で使用する中間製品および部材の現在の生産状況より最
終製品の遅れ等を算出し、調整促進を行う機能を有する
生産トレース装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の製品納期等の確認、調整等を行な
う生産トレース装置は、例えば特開平4-57158 号公報に
記載のように、最終製品の在庫と現在仕掛り中の最終製
品の生産状態を考慮して製品納期等の進度管理を行なっ
ている。
【0003】また、種々の最終製品に共通に使用される
中間製品および部材の場合のように、それらの中間製品
および部材と納期確認のために指定された特定の最終製
品との関係が一意に決められないものについては、例え
ば特開平4-364571号公報に記載のように、中間製品およ
び部材の在庫状態での引き当てにより生産のトレースを
行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の生産ト
レース装置は、最終製品と中間製品および部材の関係が
一意に決められていないものに関しては、在庫引き当て
しか行われておらず、中間製品や部材が生産途上の仕掛
り状態や投入計画状態では最終製品の納期等に与える影
響を取得することができず、中間製品や部材の生産、収
集に関して適切な指示を行なうことができないという欠
点があった。
【0005】本発明の目的は、見込みで生産、購入して
いる中間製品および部材の最終製品の生産に及ぼす影響
を早急に知得して、適切な指示を与えその生産、収集を
円滑にできる生産トレース装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明の生産トレー
ス装置は、最終製品の生産に使用される中間製品と部材
とを見込みで生産および購入している生産形態における
生産トレース装置において、前記最終製品の名称と納期
と数量とを格納する生産計画記憶部と、前記生産計画記
憶部で記憶された全ての最終製品のそれぞれについてそ
の単位数量の生産に必要となる中間製品および部材の名
称と必要数量と最終製品,中間製品,および部材の個々
の生産に必要とするリードタイムとを格納する製品構成
情報記憶部と、前記製品構成情報記憶部に格納されてい
る全ての中間製品および部材のそれぞれの現在の在庫数
量を格納する在庫情報記憶部と、前記製品構成情報記憶
部に格納されている全ての中間製品および部材のそれぞ
れの納入計画数量と納入時期とを格納する投入計画記憶
部と、前記生産計画記憶部に格納された最終製品の納期
および数量からその生産に必要となる中間製品および部
材のそれぞれの所要時期と所要数量とを算出する所要展
開部と、全ての最終製品に対応して前記所要展開部で算
出した中間製品および部材のそれぞれの所要時期と所要
数量とを格納する所要計画記憶部と、トレース対象とす
る最終製品を指定する対象入力部と、前記対象入力部で
指定された最終製品に使用する中間製品および部材の所
要時期と所要数量とを前記所要計画記憶部から抽出しさ
らに前記所要計画記憶部に格納された全ての所要計画か
ら前記中間製品および部材のそれぞれの前記所要時期以
前に他の最終製品の生産に必要となる所要数量を含めた
前記所要時期までの総和である累積所要数を算出する所
要量算出部と、前記所要量算出部で算出したそれぞれの
前記累積所要数が対応する中間製品および部材のそれぞ
れの前記投入計画記憶部に格納されている納入計画数量
の累積と前記在庫情報記憶部に格納されている在庫数量
との和以下になる期日である調達可能日をそれぞれ算出
し前記調達可能日と前記所要日と前記リードタイムとの
関係から引き当て結果であるトレース情報を出力する引
き当て処理部とを含んで構成されている。
【0007】第2の発明の生産トレース装置は、第1の
発明において、製品構成情報記憶部に格納されている中
間製品および部材のそれぞれの現在の仕掛り状態と仕掛
り数量とを入力し、これに基ずいて対応する中間製品お
よび部材の在庫情報記憶部に格納されている在庫情報と
投入計画記憶部に格納されている納入計画数量と納入時
期とを更新する仕掛り情報入力部を有して構成されてい
る。
【0008】第3の発明の生産トレース装置は、第1ま
たは第2の発明において、引き当て処理部はトレース情
報として遅れ日数と遅れ数量と前記遅れ数量の内容とを
出力することを特徴としている。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例を示すブロック
図である。
【0011】本実施例の生産トレース装置は、図1に示
すように生産計画記憶部1と、製品構成情報記憶部2
と、所要展開部3と、所要計画記憶部4と、対象入力部
5と、所要量算出部6と、在庫情報記憶部7と、仕掛り
情報入力部8と、投入計画記憶部9と、引き当て処理部
10と、状況判断部11と、結果表示部12とを有して
いる。
【0012】以下の説明においては、3つの最終製品
A,BおよびCを例として取り上げる。また最終製品は
それを構成する中間製品および部材(以下中間製品で説
明する)が揃った時点から生産開始可能となり、生産開
始からリードタイム(以下L/Tと略称する、単位は
日)を経過後完成するものとする。
【0013】次に、図1の各部について説明する。
【0014】生産計画記憶部1は、客先から生産指定の
あった最終製品に関して納期とその数量とを記憶するも
のである。複数の客先から同一製品の注文があり、その
納期が同一でない場合には、複数のデータとして記憶さ
れる。図2には生産計画記憶部1の記憶データの例が示
してある。これによれば、客先から最終製品Aについて
は3月16日を納期として10個注文があったことがわ
かる。生産計画記憶部1は客先からの新たな注文に応じ
てその注文内容を追記および最終製品の納入の都度更新
していくことになる。
【0015】製品構成情報記憶部2は、単位数量の最終
製品を生産する場合必要となる中間製品の必要数量とL
/Tとを記憶するものである。図3には製品構成情報記
憶部2の記憶データの例が示してある。これによれば、
最終製品Aを1個生産するのには、中間製品aを5個、
bを2個およびcを1個必要とし、中間製品a、bおよ
びcの生産に必要な日数、すなわち、L/Tはそれぞれ
8日、7日および6日であり、これらの中間製品が揃っ
てから最終製品Aを完成するのに、5日を必要とするこ
とがわかる。製品構成情報記憶部2は新たに生産対象と
なった最終製品についてその構成情報を追記および製品
構成情報の変更の都度更新していくこととなる。
【0016】所要計画記憶部4は、生産計画記憶部1に
対応してそれに格納されている最終製品を納期通り生産
するに必要な中間製品の数量と納期が最終製品のそれら
と併せて記憶されている。図4にはその記憶内容が最終
製品と対応して示されれいる。ここで、日付は暦日で示
してあり、かつ、土曜および日曜は休日としてある(以
下同じ)。これによれば、図2の生産計画を達成するに
は、中間製品bは、3月9日に20個、3月14日に3
9個、3月15日に12個を必要とすることがわかる。
これらのデータは生産計画記憶部1に記憶されている最
終製品を納期毎に製品構成情報記憶部2に記憶されてい
る製品構成情報により所要展開部3により展開して作成
されるがこれについては後述する。
【0017】在庫情報記憶部7は、中間製品ごとに現時
点での在庫数量を記憶している。図5に在庫情報記憶部
7の記憶内容が示してある。現時点で中間製品bの在庫
数は10個である。この在庫情報記憶部7は中間製品の
完成納入および最終製品生産のための使用の都度更新さ
れる。
【0018】投入計画記憶部9は、現時点での中間製品
の計画納入数量とその納期とを記憶している。図7には
現時点(3月1日)の投入計画記憶部9の記憶内容が示
されている。中間製品bは3月16日までには150個
納入の予定であり、その内中間製品bのL/Tである7
日以内にある100個は仕掛り中であり、残りの50個
はこれから生産投入予定のものである。また、中間製品
bは3月2日には20個納入の予定であり、これが納入
されれば在庫情報記憶部7の中間製品bの在庫数に加算
される。この投入計画記憶部9は新たな投入および仕掛
り品の進渉状況の推移によりその都度更新される。
【0019】仕掛り情報入力部8は現時点での仕掛り中
の中間製品名とその仕掛り進渉状況データ(例えば生産
完了率を%であらわす)とその状態にある個数とを入力
する。その入力データの例が図6に示してある。これに
よれぱ、中間製品bは、現時点では仕掛り品が100個
あり、その内20個は20%、30個は30%、他の3
0個は50%、残りの20個は90%の生産完了率の状
態にあることがわかる。
【0020】この入力データのうち生産完了率が100
%のものについては、在庫情報記憶部7にその中間製品
名と個数とを送り、対応する中間製品の在庫数に加算し
て更新する。
【0021】生産完了率が100%未満のものについて
は、その生産完了率から完成予定日すなわち納入日を推
定して中間製品名とその納入日と個数のデータとを投入
計画記憶部9に送り、投入計画記憶部9のデータを更新
する。
【0022】納入日推定に際しては、L/Tからその中
間製品の平均生産進渉率を算出し、生産完了率を平均生
産進渉率で除した値(これはこれまでに要した生産日数
に相当する)をL/Tから差し引き、この値(これは今
後生産完了に要する日数に相当する)を現在日に加算し
て納入日を求める。
【0023】生産計画記憶部1、製品構成情報記憶部
2、所要計画記憶部4、在庫情報記憶部7および投入計
画記憶部9の各記憶部へのデータの登録、参照、更新お
よび削除については周知の技術で行なわれるので説明を
省略する。
【0024】対象入力部5は画面を通じ、利用者から情
報を受け取り、受けた情報が既受注のものの場合には、
それを所要量算出部6に送出する。新たな受注のための
問い合せであれば、それを所要量算出部6に送出すると
ともに生産計画記憶部1にも仮登録し、検討後これを削
除する。受け取る情報は最終製品名とその納期であり
(新たな受注のための問い合せのときには数量も)、こ
こで指定した納期に対する最終製品がトレースの対象と
なる。
【0025】所要展開部3は、受注した最終製品を納期
に間にあうように生産するために必要となる中間製品の
所要数とその所要数を必要とする所要日とを算出して所
要計画記憶部4に出力する。
【0026】所要展開部3の動作を示す流れ図が図8に
示してある。先ず生産計画記憶部1から1レコードを読
み出す(ステップ81)。これには受注した最終製品名
とその納期および数量のデータが存在している。次にこ
の最終製品に対応する製品構成情報、すなわち、最終製
品のL/Tと最終製品を1個生産するのに必要な中間製
品とその所要数とL/Tとを製品構成情報記憶部2から
読み出す(ステップ83)。次いで、最終製品の納期か
らそのL/Tを差し引いて各中間製品の所要日を算出す
る(ステップ84)。
【0027】次に、最終製品を構成する中間製品の中の
1つを取り出しその単位最終製品当りの所要数に最終製
品の納入数を乗じてその受注品に対する中間製品の所要
数を算出する(ステップ87)。これを読み出したレコ
ードに対する最終製品を構成する全ての中間製品につい
て算出する(ステップ86)。
【0028】以上は生産計画記憶部1の1つのレコード
に対する処理であるが、全てのレコードに対してこの処
理を行ない(ステップ82)、結果を所要計画記憶部4
に格納する。
【0029】所要量算出部6は、対象入力部5から入力
された納期確認調査対象の最終製品に使用する中間製品
の所要日と所要数と、その中間製品についての所要日ま
での累積所要数とを算出し引き当て処理部10に出力す
る。
【0030】所要量算出部6の動作を示す流れ図が図9
に示してある。先ず対象入力部5から指定された納期と
その最終製品名とを受け取る(ステップ91)。そし
て、指定された最終製品を構成する各中間製品の所要日
と所要数と、その所要日までの各中間製品の累積所要数
とを所要計画記憶部4に格納してあるデータから算出す
る(ステップ92、93)。例えば、図4の例では、最
終製品Cを構成する中間製品bについていえば、中間製
品bの所要日は3月14日、所要数は39個であり、そ
れまでの累積所要数は59個である。算出された結果は
引き当て処理部10に出力される。
【0031】引き当て処理部10は、所要量算出部6か
ら中間製品の所要日と所要数と所要日までの累積所要数
データとを受け、また、在庫情報記憶部7および投入計
画記憶部9から中間製品の見込み購入、生産の状況デー
タを受けて、指定された最終製品への中間製品の引き合
て処理を行ない、その結果を状況判断部11に出力す
る。
【0032】引き合て処理部10の動作を示す流れ図が
図10と図11とに分けて示してある。図10は在庫数
で所要日が確保できる場合の動作を示す図であり、図1
1は在庫数で所要日が確保できない場合の動作を示す図
である。
【0033】先ず、所要量算出部6から中間製品の所要
日と所要数と所要日までの累積所要数データとを受け
(ステップ101)、中間製品の在庫数Zを在庫情報記
憶部7から読み出し(ステップ102)、在庫数Zと累
積所要数とを比較する(ステップ104)。
【0034】在庫数Zが累積所要数以上のときには(ス
テップ104のY枝)、中間製品の所要数および所要日
は在庫により確保できることになり、それを示すフラグ
1と中間製品名とを出力し(ステップ105)、次の中
間製品についての在庫調査に入る(ステップ102)。
【0035】在庫数Zと累積所要数とを比較し(ステッ
プ104)、在庫数Zが累積所要数より小さいときには
(ステップ104のN枝)、中間製品の所要数は在庫に
より確保できないこととなり図11の流れ図に移る。
【0036】図11では在庫での不足数X(ステップ1
11)を中間製品の生産仕掛り品、さらにはこれから投
入する分で中間製品の所要数を満たすことができるかど
うかを調査している。
【0037】先ず、投入計画記憶部9のデータを参照し
て中間製品の現時点からの累積納入数Nが在庫引き当て
後の不足数X以上になる(ステップ114のY枝)日付
を確定する(ステップ112、113、114および1
15のループ)。その日付を以後調達可能日という。
【0038】次に、調達可能日が所要日以前てあるかど
うかを調べ(ステップ116)、以前のときには(ステ
ップ116のY枝)、生産仕掛り品または生産仕掛り品
とこれから生産開始する投入予定分の中間製品をも充当
することにより所要数を所要日に確保できることとなり
所要日を確保できることを示すフラグ2と中間製品名と
調達可能日とを出力し(ステップ119)、次の中間製
品の在庫調査に入る(ステップ102)。
【0039】ステップ116で調達可能日が所要日より
後のときには(ステップ116のN枝)、所要日を確保
できないことなり、(調達可能日−所要日)に相当する
日数(以後これを遅れ日数という)だけ遅れることとな
る。
【0040】次に、調達可能日が中間製品のL/T以内
にあるかどうかを調べ(ステップ117)、L/T以内
にあるときには(ステップ117のY枝)、仕掛り品の
充当で所要数は調達できるが、所要日を確保することは
できない。この場合遅れは仕掛り品のみである。そこで
そのことを示すフラグ3と、中間製品名と、遅れ日数
と、所要日の次の日から調達可能日までの仕掛り品の納
入累積数αと所要数とのうちいずれか小さい数である遅
れ数量とを出力し(ステップ120)、次の中間製品の
在庫調査に入る(ステップ102)。
【0041】ステップ117で調達可能日がL/T以内
にないときには(ステップ117のN枝)、所要数を充
足するためには未投入の中間製品をも充当しなければな
らない。
【0042】次に、所要日が中間製品のL/T以内にあ
るかどうかを調べ(ステップ118)、L/T以内にあ
るときには(ステップ118のY枝)、仕掛り品と未投
入の中間製品の充当で所要数は調達できるが、所要日を
確保することはできない。この場合遅れは未投入品のほ
かに仕掛り品を含む場合がある。そこで、そのことを示
すフラグ4と、中間製品名と、遅れ日数と、所要日の次
の日からL/Tまでの仕掛り品の納入累積数βとL/T
の次の日から調達可能日までの未投入品の納入累積数γ
との和である(β+γ)と所要数とのうちいずれか小さ
い数である遅れ数量とを出力し(ステップ121)、次
の中間製品の在庫調査に入る(ステップ102)。所要
数がγ以下の場合は遅れは未投入品であるが、所要数が
γより多い場合には遅れは未投入品のほかに仕掛り品を
含む。
【0043】ステップ118で所要日がL/T以内にな
いときには(ステップ118のN枝)、未投入の中間製
品の充当で所要数は調達できるが、所要日を確保するこ
とはできない。この場合遅れは未投入品のみとなる。そ
こで、そのことを示すフラグ5と、中間製品名と、遅れ
日数と、所要日の次の日から調達可能日までの未投入品
の納入累積数δと所要数とのうちいずれか小さい数であ
る遅れ数量とを出力し(ステップ122)、次の中間製
品の在庫調査に入る(ステップ102)。
【0044】以上の中間製品に対する引き当て処理をす
べての中間製品について行ない引き当て処理を終了する
(ステップ103のY枝)。
【0045】このようにして、引き当て処理部10は調
査対象最終製品について見込み生産および購入を行なっ
ている各中間製品の引き合て処理を行ないその結果を出
力する。
【0046】状況判断部11は引き当て処理部10の処
理結果の供給を受けて調査対象最終製品の各中間製品を
フラグ種類毎に集計しその引き当て状況をわかりやすい
情報に変換表現する。 (1) フラグ1の中間製品 在庫充当で間に合うので問題はない。 (2) フラグ2の中間製品 仕掛り中のものの充当、さらには投入計画中のものの充
当ができる。所要日までに中間製品は収集される予定で
特に問題はない。 (3) フラグ3の中間製品 生産仕掛り中のものを充当しなければならないが、所要
日までに間に合わない。遅れ日数と遅れ数量とを表示す
る。この場合遅れは仕掛り品のみである。中間製品名は
遅れ日数でソートして大きい順に表示する。 (4) フラグ4の中間製品 生産仕掛り中のものと投入予定のものとを充当しなけれ
ばならないが、所要日までに間に合わない。遅れ日数と
遅れ数量とを表示する。この場合遅れは未投入品の他に
仕掛り品を含む場合がある。中間製品名は遅れ日数でソ
ートして大きい順に表示する。 (5) フラグ5の中間製品 未投入のものを充当しなければならないが、所要日まで
に間に合わない。遅れ日数と遅れ数量とを表示する。こ
の場合遅れは未投入品のみとなる。中間製品名は遅れ日
数でソートして大きい順に表示する。
【0047】結果表示部12は状況判断部11から供給
される引き当て結果情報を表示する。
【0048】次に本実施例の動作について、例示として
3月18日納期の最終製品Cの納期確認問い合わせの場
合の生産トレースについて説明する。
【0049】先ず、対象入力部5から納期データである
3月18日と、製品名であるCとを入力する。
【0050】所要量算出部6はこのデータを受けとり
(ステップ91)、所要計画記憶部4からこの最終製品
Cに対する各中間製品の所要日と所要数と所要日までの
累積所要数とを求める(ステップ92)。すなわち、図
4から各中間製品の所要日は3月14日であり、中間製
品aの所要数は39個で累積所要数は89個、中間製品
bの所要数は39個で累積所要数は59個、中間製品d
の所要数は65個で累積所要数は65個であり、これら
のデータを引き当て処理部10に送出する。
【0051】引き当て処理部10は先ず在庫情報記憶部
7を参照して(図5)中間製品aの在庫数3個を読み出
すが(ステップ102)、これは累積所要数89個より
小であるので、不足数X=89−3=86を超える累積
納入数Nになる調達可能日を投入計画記憶部9のデータ
(図7)から求める(ステップ113、114、11
5)。3月11日でN=87となるので調達可能日は3
月11日となる。この調達可能日は所要日である3月1
4日内であるので(ステップ116のY枝)、フラグ2
が出力される。
【0052】中間製品bについて同様な引き合て処理を
行なう。中間製品bの在庫引き当て後の不足数X=49
であり、これに対応する調達可能日は3月4日である。
これも所要日内にあり(ステップ116のY枝)、フラ
グ2が出力される。
【0053】中間製品dについても同様な引き合て処理
を行なう。中間製品dの在庫引き当て後の不足数X=6
4であり、これに対応する調達可能日は3月11日であ
り、やはり、フラグ2が出力される。
【0054】以上説明したように、本実施例では生産ト
レースに際して共通的に使用される中間製品および部材
等について仕掛り中のもののみならず、これから生産投
入しようとするものをも考慮に入れたトレースを行なう
ことができ、遅延等に対して早めに適切な指示を与えて
中間製品の生産収集を円滑にできるという効果を有す
る。
【0055】
【発明の効果】本発明の生産トレース作成装置は、最終
製品と中間製品および部材との関係が一意に決まらない
製品において、最終製品の解除以前に中間製品および部
材が生産途中または投入前であっても、最終製品の生産
に及ぼす中間製品および部材の遅れによる影響度を容易
に提示し、その結果中間製品や部材に対して適切な指示
ができ中間製品等の生産収集を円滑にできるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】生産計画記憶部1の記憶内容を示す記憶内容図
である。
【図3】製品構成情報記憶部2の記憶内容を示す記憶内
容図である。
【図4】所要計画記憶部4の記憶内容を示す記憶内容図
である。
【図5】在庫情報記憶部7の記憶内容を示す記憶内容図
である。
【図6】仕掛り情報入力部8から入力する仕掛り情報を
示す図である。
【図7】投入計画記憶部9の記憶内容を示す記憶内容図
である。
【図8】所要展開部8の動作を示す流れ図である。
【図9】所要量算出部6の動作を示す流れ図である。
【図10】引き当て処理部10の在庫引き当て動作を示
す流れ図である。
【図11】引き当て処理部10の投入計画の引き当て動
作を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 生産計画記憶部 2 製品構成情報記憶部 3 所要展開部 4 所要計画記憶部 5 対象入力部 6 所要量算出部 7 在庫情報記憶部 8 仕掛り情報入力部 9 投入計画記憶部 10 引き当て処理部 11 状況判断部 12 結果表示部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最終製品の生産に使用される中間製品と
    部材とを見込みで生産および購入している生産形態にお
    ける生産トレース装置において、前記最終製品の名称と
    納期と数量とを格納する生産計画記憶部と、前記生産計
    画記憶部で記憶された全ての最終製品のそれぞれについ
    てその単位数量の生産に必要となる中間製品および部材
    の名称と必要数量と最終製品,中間製品,および部材の
    個々の生産に必要とするリードタイムとを格納する製品
    構成情報記憶部と、前記製品構成情報記憶部に格納され
    ている全ての中間製品および部材のそれぞれの現在の在
    庫数量を格納する在庫情報記憶部と、前記製品構成情報
    記憶部に格納されている全ての中間製品および部材のそ
    れぞれの納入計画数量と納入時期とを格納する投入計画
    記憶部と、前記生産計画記憶部に格納された最終製品の
    納期および数量からその生産に必要となる中間製品およ
    び部材のそれぞれの所要時期と所要数量とを算出する所
    要展開部と、全ての最終製品に対応して前記所要展開部
    で算出した中間製品および部材のそれぞれの所要時期と
    所要数量とを格納する所要計画記憶部と、トレース対象
    とする最終製品を指定する対象入力部と、前記対象入力
    部で指定された最終製品に使用する中間製品および部材
    の所要時期と所要数量とを前記所要計画記憶部から抽出
    しさらに前記所要計画記憶部に格納された全ての所要計
    画から前記中間製品および部材のそれぞれの前記所要時
    期以前に他の最終製品の生産に必要となる所要数量を含
    めた前記所要時期までの総和である累積所要数を算出す
    る所要量算出部と、前記所要量算出部で算出したそれぞ
    れの前記累積所要数が対応する中間製品および部材のそ
    れぞれの前記投入計画記憶部に格納されている納入計画
    数量の累積と前記在庫情報記憶部に格納されている在庫
    数量との和以下になる期日である調達可能日をそれぞれ
    算出し前記調達可能日と前記所要日と前記リードタイム
    との関係から引き当て結果であるトレース情報を出力す
    る引き当て処理部とを含むことを特徴とする生産トレー
    ス装置。
  2. 【請求項2】 製品構成情報記憶部に格納されている中
    間製品および部材のそれぞれの現在の仕掛り状態と仕掛
    り数量とを入力し、これに基ずいて対応する中間製品お
    よび部材の在庫情報記憶部に格納されている在庫情報と
    投入計画記憶部に格納されている納入計画数量と納入時
    期とを更新する仕掛り情報入力部を有することを特徴と
    する請求項1記載の生産トレーズ装置。
  3. 【請求項3】 引き当て処理部はトレース情報として遅
    れ日数と遅れ数量と前記遅れ数量の内容とを出力するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の生産トレース装
    置。
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