JPH07295943A - プログラム更新方法 - Google Patents

プログラム更新方法

Info

Publication number
JPH07295943A
JPH07295943A JP6090209A JP9020994A JPH07295943A JP H07295943 A JPH07295943 A JP H07295943A JP 6090209 A JP6090209 A JP 6090209A JP 9020994 A JP9020994 A JP 9020994A JP H07295943 A JPH07295943 A JP H07295943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
program
update
slave
updating
slave device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6090209A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Oda
正 小田
Koji Yokoi
孝二 横井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP6090209A priority Critical patent/JPH07295943A/ja
Publication of JPH07295943A publication Critical patent/JPH07295943A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネットワークを介してプログラム更新にかか
る送信時間を短縮してプログラム更新にかかる通信費用
を低減し得るプログラム更新方法を提供する。 【構成】 更新するプログラムをマスター機器より第1
段目のスレーブ機器へ送信し、第1段目のスレーブ機器
はこの更新プログラムを受信してプログラム更新し、プ
ログラム更新処理完了後、第1段目のスレーブ機器より
更新プログラムを第2段目の複数のスレーブ機器へ送信
し、第2段目のスレーブ機器はこの更新プログラムを受
信してプログラム更新し、順次に前段のスレーブ機器に
より次段の複数のスレーブ機器のプログラム更新を行う
ように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子計算機等のネット
ワークに接続されて使用される電気/電子機器のプログ
ラム更新方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体技術の発展にともない、各
種の電気/電子機器においては、その制御部プログラム
によって動作するCPUを用いた形態の機器が主流とな
っている。これらの機器のプログラムを更新する方法と
して従来は、基板上にプログラムが記憶されているRO
M等の半導体部品を交換する方法や、プログラムが記憶
されているフロッピーメディア等の磁気記録媒体を交換
する方法がある。
【0003】しかしながら、ROM等の半導体部品を交
換する方法では、プログラム更新を行おうとしている機
器の一台毎に基板上のソケットから古いROMを抜き取
り、新しいプログラムが格納された新たなROMをソケ
ットに装着しなければならない。従って、電子回路の取
扱い方法を理解している専門の技術者がROMの交換作
業を行う必要があり、プログラム更新作業に多くの人手
を要し、作業効率が悪い。
【0004】また、フロッピーメディアを交換する方法
では、電子回路の専門知識は必要としないが、プログラ
ム更新を行おうとしている機器の一台毎に古いフロッピ
ーメディアを新しいフロッピーメディアと交換しなけれ
ばならず、プログラム更新作業に多くの人手を要し、作
業効率が悪い。
【0005】そこで、これらの問題点を解消するプログ
ラム更新方法が特開平5−20280号公報に提案され
ている。このプログラム更新方法を適用する複合計算機
システムは、図4に示すように、クライアント・サーバ
モデルのシステム形態を有し、サーバ計算機11と複数
のクライアント計算機12、13…によって構成されて
いる。サーバ計算機11及びクライアント計算機12、
13…は、LAN、WAN又は公衆回線網等のネットワ
ーク10を介して結合されている。サーバ計算機11
は、クライアント計算機12、13に対して、例えばフ
ァイルアクセス等のデータ処理サービスを提供してい
る。サーバ計算機11としては、ネットワーク10を介
したデリバリ処理を実行するために、サーバ計算機11
上でプログラムの更新作業、即ちデリバリ作業を管理す
るデリバリ管理部111と、クライアント計算機12、
13の夫々とのデータの送受信を実行制御する通信制御
部112と、磁気ディスクからなるプログラムファイル
113とを備えている。デリバリ管理部111は、プロ
グラムファイル113に格納されたデリバリ対象のプロ
グラムを取り出し、そのプログラムを通信制御部112
に渡すように構成されている。通信制御部112は、プ
ログラムのデリバリを行う場合には、クライアント計算
機12、13に対して通信要求を発行するようになって
いる。
【0006】クライアント計算機12は、サーバ計算機
11に対して、例えばファイルアクセス等の各種のデー
タ処理を依頼するように構成されており、ネットワーク
10を介してデリバリ対象のプログラムを受けとるため
にクライアント計算機12上でプログラムのデリバリ作
業を管理するデリバリ管理部121と、サーバ計算機1
1とのデータの送受信を実行制御する通信制御部122
と、磁気ディスクからなるプログラムファイル123と
を備えている。クライアント計算機12のデリバリ管理
部121は、ネットワーク10を介してサーバ計算機1
1から受けとったプログラムファイルをプログラムファ
イル123に格納するように構成されている。通信制御
部122は、クライアント計算機12の電源が投入され
ている場合には、サーバ計算機11からの要求を常時監
視し、プログラムデリバリに関係する通信要求が発行さ
れるのを待機している。その通信要求が発行されると、
通信制御部122が、サーバ計算機11の通信制御部1
12と共同してサーバ計算機11とクライアント計算機
12間の通信パスを確立し、デリバリ管理部121を起
動するように構成されている。
【0007】クライアント計算機13は、サーバ計算機
11に対して、例えばファイルアクセス等の各種のデー
タ処理を依頼するように構成されており、ネットワーク
10を介してデリバリ対象のプログラムを受けとるため
にクライアント計算機13上でプログラムのデリバリ作
業を管理するデリバリ管理部131と、サーバ計算機1
1とのデータの送受信を実行制御する通信制御部132
と、磁気ディスクからなるプログラムファイル133と
を備えている。クライアント計算機13のデリバリ管理
部131は、ネットワーク10を介してサーバ計算機1
1から受けとったプログラムファイルをプログラムファ
イル133に格納するように構成されている。通信制御
部133は、クライアント計算機13の電源が投入され
ている場合には、サーバ計算機11からの要求を常時監
視し、プログラムデリバリに関係する通信要求が発行さ
れるのを待機している。その通信要求が発行されると、
通信制御部132が、サーバ計算機11の通信制御部1
12と共同してサーバ計算機11とクライアント計算機
13間の通信パスを確立し、デリバリ管理部131を起
動するように構成されている。
【0008】次に、クライアント計算機12、13にお
けるプログラムのデリバリ処理の動作について説明す
る。なお、説明を容易とするために、サーバ計算機11
からクライアント計算機12に対してプログラムのデリ
バリを行う場合について説明する。
【0009】クライアント計算機12にデリバリを行う
場合、サーバ計算機11上では、デリバリ管理部111
が起動される。デリバリ管理部111にて、通信制御部
112を経由してクライアント計算機12上の通信制御
部122に対してデリバリ要求を示す通信要求が発行さ
れる。クライアント計算機12の通信制御部122には
サーバ計算機11からの通信要求がデリバリ要求か否か
チェックする。このチェックは、受けとった通信要求に
含まれる起動プログラム名情報がデリバリ管理プログラ
ムを指定しているか否かによって実行される。デリバリ
要求でなければ、通信制御部122は通常の送受信処理
を行う。
【0010】起動プログラム名情報がデリバリ管理プロ
グラムを指定している場合には、デリバリ管理部121
が起動される。この後、デリバリ処理はデリバリ管理部
121によって実行制御される。サーバ計算機11の通
信制御部112から送られるプログラムファイル113
上のデリバリ対象のプログラムファイルは、クライアン
ト計算機12の通信制御部122を通してデリバリ管理
部121によってプログラムファイル123上にプログ
ラムファイルとして格納される。プログラムファイル1
23へのプログラムファイルの格納がすべて完了する
と、デリバリ完了と判断され、デリバリ管理部121は
デリバリプログラムの終了処理を行う。この後、通信制
御部122は、通常の送受信処理に戻る。
【0011】以上のように、サーバ計算機11からの通
信要求によってサーバ計算機11とクライアント計算機
12、13間の通信パスが確立され、これによってプロ
グラムファイルがサーバ計算機11からクライアント計
算機12、13に転送される。このため、クライアント
計算機12、13が立ち上がっていて通信可能な状態で
あれば、デリバリ対象のプログラムファイルを通信を介
してサーバ計算機11からクライアント計算機12、1
3に自動転送できるようになり、各クライアント計算機
12、13のマシン毎にROMやフロッピーメディアを
交換する手間を省略でき、作業性を向上することができ
る。
【0012】図4の複合計算機システムのプログラム更
新の相互関係は、全体的には、図5のブロック図に示さ
れる。ここに、図5の機器11は、図4のサーバ計算機
11に対応し、機器12、13…は図4のクライアント
計算機12、13…に対応する。サーバ計算機としての
機器11は、クライアント計算機としての機器12〜2
2のそれぞれにデリバリ対象のプログラムファイルを通
信を介して自動送信することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のプログラム更新
方法は、図5に示すように、機器11から他の機器12
〜22へ行われるので、自営のローカルなネットワーク
内での更新プログラムの送信には特別な費用は発生しな
いが、公共のネットワークを介して遠隔地の機器へ更新
プログラムをデータ送信する場合には、送信したデータ
の量や送信距離に応じて費用が増加するという問題点が
ある。一台のマスター機器から全ての機器へ更新プログ
ラムのデータ通信を行う場合は、全ての機器のプログラ
ム更新を完了するまでの多大な時間を要し、費用が増加
するという問題点がある。
【0014】本発明は、上記のような課題を解消するた
めになされたもので、ネットワークを介してプログラム
更新にかかる送信時間を短縮してプログラム更新にかか
る通信費用を低減し得るプログラム更新方法を提供する
ことを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前述の
目的は、更新するプログラムをマスター機器より所定の
スレーブ機器へ送信し、当該スレーブ機器は当該更新プ
ログラムを受信してプログラム更新し、当該スレーブ機
器のプログラム更新処理完了後、当該更新プログラムを
他のスレーブ機器へ送信し、他のスレーブ機器は当該更
新プログラムを受信してプログラム更新を行う請求項1
に記載のプログラム更新方法によって達成される。
【0016】本発明によれば、前述の目的は、更新する
プログラムをマスター機器より第1段目のスレーブ機器
へ送信し、第1段目のスレーブ機器は当該更新プログラ
ムを受信してプログラム更新し、プログラム更新処理完
了後、第1段目のスレーブ機器より更新プログラムを第
2段目の複数のスレーブ機器へ送信し、第2段目のスレ
ーブ機器は当該更新プログラムを受信してプログラム更
新し、順次に前段のスレーブ機器により次段の複数のス
レーブ機器のプログラム更新を行う請求項2に記載のプ
ログラム更新方法によって達成される。
【0017】本発明によれば、前述の目的は、前記マス
ター機器がスレーブ機器へ更新プログラムと共にスレー
ブ機器に更新を委託する機器についての情報を送信する
請求項3に記載のプログラム更新方法によって達成され
る。
【0018】
【作用】請求項1又は2のプログラム更新方法によれ
ば、次段のスレーブ機器は、マスター機器から受信した
プログラム更新を更に次段のスレーブ機器に行い得る。
同様に、順次に前段のスレーブ機器により次段の複数の
スレーブ機器のプログラム更新を行い、これにより、ネ
ットワークを介してプログラム更新にかかる送信時間を
短縮して、プログラム更新にかかる通信費用を低減し得
る。
【0019】請求項3のプログラム更新方法によれば、
マスター機器はスレーブ機器へ更新プログラムと共にス
レーブ機器に更新を委託する機器についての情報を送信
する。これにより、マスター機器からスレーブ機器へ送
信されるデータの中に更新される新しいプログラムの他
に、そのスレーブ機器に更新を委託する機器についての
更新委託情報を含ませることで、マスター機器からのプ
ログラム更新を更新委託情報に含まれた次段のスレーブ
機器に委託し得、次段へのプログラムの更新を整然と行
い得る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の方法の一実施例を図に基づい
て説明する。まず、本発明の基本原理を図1及び図2を
参照しながら説明する。
【0021】図1において、マスター機器11から第1
段目のスレーブ機器12〜14、第1段目のスレーブ機
器12〜14から第2段目のスレーブ機器15〜19、
第2段目のスレーブ機器15〜19から第3段目のスレ
ーブ機器20〜22へ送信する。これらの送信されるデ
ータの中に、更新される新しいプログラムの他に、その
スレーブ機器に更新を委託する機器についての更新委託
情報を含ませることで、マスター機器11に、プログラ
ム更新をスレーブ機器へ委託する機能が付与されてい
る。マスター機器から受信したデータの中の更新委託情
報の有無や内容を判断して自らがマスター機器となり、
他のスレーブ機器のプログラム更新を行う機能がスレー
ブ機器に付与されている。これにより、公共のネットワ
ークを介してプログラム更新にかかる送信時間を短縮し
てプログラム更新にかかる通信費用を低減し得る。な
お、この更新委託情報は、プログラム更新を委託された
スレーブ機器が、次段のスレーブ機器のプログラム更新
をすると共に、次段のスレーブ機器に更に次段のスレー
ブ機器のプログラム更新を受け持たせるように構成され
ている。
【0022】図1に示すプログラム更新の上下関係を記
号式を用いて表わすと、 機器11(機器12(機器15、機器16(機器20、機器21))、 機器13、 機器14(機器17、機器18(機器22)、機器19)) …記 号式1 なる表現ができる。なお、矢印の根元側がプログラム更
新を行うマスター機器、先端側がプログラム更新がなさ
れるスレーブ機器である。
【0023】記号式1は、 A0(A1、A2、…、An) …記号式2 なる基本構造が多重化された記号式であり、この基本構
造でA0がマスター機器、A1〜AnがA0からプログ
ラム更新がなされるスレーブ機器となる。記号式1の機
器14を例にすると、機器14は機器11からプログラ
ム更新がなされるスレーブ機器であると共に、機器1
7、18、19のプログラム更新を行うマスター機器に
なる。
【0024】機器11は、元々 (機器12(機器15、機器16(機器20、機器21))、機器13、 機器14(機器17、機器18(機器22)、機器19)) … 記号式3 なる記号式で表現されるプログラム更新の関係を表した
更新委託情報を持っている。この更新委託情報から機器
11は、機器12、機器13、機器14の三台の機器に
対して直接プログラム更新を行うことが必要であると共
に、機器12、機器14には他の機器のプログラム更新
を委託することが必要であると判断する。そして、機器
12のプログラム更新を行う場合には、記号式3の機器
12の後ろの括弧でくくられた部分である (機器15、機器16(機器20、機器21)) …記号式4 なる更新情報が機器12に送られる。機器12は、機器
11から受けとった記号式4より機器15、16に対し
て直接プログラム更新を行うことが必要であると判断す
る。機器12は、記号式4より機器16に対して更新を
委託する機器があると判断する。なお、機器13には、
記号式3において機器13の後ろの括弧でくくられた部
分が無いので、更新委託すべき機器がなく、更新委託情
報は送られない。従って、機器13は、機器11からプ
ログラム更新されるが、更新委託情報がないため、マス
ター機器として他の機器の更新を行うことはない。
【0025】機器14のプログラム更新を行う場合に
は、同様に、記号式3の機器14の後ろの括弧でくくら
れた部分である (機器17、機器18(機器22)、機器19) …記号式5 なる更新委託情報が機器14へ送られる。
【0026】機器15は、機器12からプログラム更新
されるが、更新委託情報がないため、マスター機器とし
て他の機器の更新を行うことはない。機器16のプログ
ラム更新を行う場合には、 (機器20、機器21) …記号式6 なる一覧表情報が機器16へ送られる。機器16は機器
12から受けとった記号式6より、機器20、21に対
して直接プログラム更新を行うことが必要であると判断
する。機器20、21は、機器16からプログラム更新
されるが、更新委託情報がないため、マスター機器とし
て他の機器の更新を行うことはない。
【0027】機器14は、機器11から受けとった記号
式5より機器17、18、19に対して直接プログラム
更新を行うことが必要であると判断する。機器18のプ
ログラム更新を行う場合には、 (機器22) …記号式7 なる一覧表情報が機器18へ送られる。機器17、19
は、機器14からプログラム更新されるが、更新委託情
報がないため、マスター機器として他の機器の更新を行
うことはない。機器18は、機器14から受けとった記
号式7により機器22に対して直接プログラム更新を行
うことが必要であると判断する。機器18は、記号式7
より機器22に対しては更新を委託する機器がないと判
断する。機器22は、機器18からプログラム更新され
るが、更新委託情報がないため、マスター機器として他
の機器の更新を行うことはない。
【0028】以上のように更新委託情報を受け渡しする
ことで、図1に示す上下関係でのプログラム更新処理が
実現できる。なお、機器の上下関係は、任意に設定で
き、図1と異なった上下関係とすることも可能である。
【0029】次に、プログラム更新の処理の時間的流れ
を図2に基づいて説明する。説明を容易にするため、一
台の機器の更新に要する時間を所定値Tとし、同一の機
器からプログラム更新される複数の機器は、図1の左側
から順番にプログラム更新が行われることとする。最初
の時間間隔0〜1Tにおいて、機器11から機器12へ
更新情報が送られる。次の時間間隔1T〜2Tおいて、
機器11から機器13へ更新情報が送られると共に、機
器12から更に機器15へ更新情報が送られる。時間間
隔2T〜3Tにおいて、機器11から機器14へ更新情
報が送られると共に、機器12から更に機器16へ更新
情報が送られる。時間間隔3T〜4Tにおいて、機器1
6から機器20へ更新情報が送られると共に、機器14
から機器17へ更新情報が送られる。時間間隔4T〜5
Tにおいて、機器16から機器21へ更新情報が送られ
ると共に、機器14から機器18へ更新情報が送られ
る。時間間隔5T〜6Tにおいて、機器14から機器1
9へ更新情報が送られると共に、機器18から機器22
へ更新情報が送られる。全ての機器のプログラム更新に
要する時間を求めると、図5に示した従来例のように、
一台のマスター機器から順番に全てのスレーブ機器の更
新を行うならば 11T …式1 の時間を要するが、本実施例を利用して図1のように上
下関係でプログラム更新が行われると、図2に示すよう
に、同時に複数のプログラム更新処理が行われ、 6T …式2 の時間で更新処理が完了する。
【0030】例えば、機器11が東京のセンターのマス
ター装置であり、機器12、15、16、20、21が
関西地区、機器13が関東地区、機器14、17、1
8、19、22が九州地区にある場合、従来装置では費
用のかかる長距離の通信が多く発生するが、本実施例の
プログラム更新方法によれば、機器12を関西地区の代
表機器とし、機器13を関東地区の代表機器とし、機器
14を九州地区の代表機器とし、それぞれの地区の他の
機器のプログラム更新はその地区の代表機器に委託する
ことで、通信距離が短くなり、長距離の通信回数が少な
くなり、全機器のプログラム更新に要する費用を少なく
することができる。
【0031】以下、本実施例のプログラム更新方法を電
子計算機に実施した場合を図3を用いて説明する。な
お、電子計算機は、スレーブ機器としてプログラム更新
を受ける場合の動作に関係する機能部分と、マスター機
器として他のスレーブ機器のプログラム更新を行う場合
の動作に関係する機能部分を有している。大本のマスタ
ー機器の場合は、図3の一部の機能のみを有している。
なお、本実施例に直接関係しない電子計算機の他の部分
は省略する。
【0032】電子計算機500は、ネットワーク501
を介して他の機器と通信を行う通信管理部502と、機
器全体の制御を行う主制御部503と、機器の初期化作
業を行う初期化作業部504と、機器が行う通常の動作
のためのプログラムを格納する主記憶部505と、この
機器からネットワーク501を通じてプログラム更新さ
れる機器群全体の構成を記録しているシステム構成デー
タ部506とから構成されている。
【0033】次に、電子計算機500がマスター機器
(大本のマスター機器又は前段のスレーブ機器)により
プログラム更新された後に、他の機器のプログラム更新
を行う場合の動作について説明する。
【0034】通信管理部502は、ネットワーク501
を介してマスター機器からプログラム更新に必要な更新
委託情報及び新規プログラムを受信すると、プログラム
更新を開始する指令100を主制御部503へ送る。更
新開始指令100を受けとった主制御部503は、現在
の機器の動作を中断してプログラムの更新を行う初期化
作業部504に初期化指令101を送る。初期化作業部
504は、通信管理部502に新規プログラムの受信指
令102を送る。通信管理部502は、上位のマスター
機器より送られてきたプログラム更新のデータ103を
初期化作業部504に転送する。初期化作業部504
は、データ103中の更新委託情報104を取り出して
システム構成データ部506へ送る。システム構成デー
タ部506は送られてきた更新委託情報を記憶する。初
期化作業部504は、データ103中の新規プログラム
を取り出して主制御部503の制御の下にこの新規プロ
グラム105を主記憶部505へ送り、送られてきた新
規プログラムを古いプログラムと置き換える。
【0035】これらの作業が終了すると、初期化作業部
504から主制御部503へプログラム更新完了報告1
06が送られる。主制御部503は、プログラム更新完
了報告106を受け取った後、システム構成データ部5
06へ更新委託の有無の問い合わせ107を行う。シス
テム構成データ部506は、更新委託の内容または更新
委託されていないことの情報108を主制御部503へ
送る。主制御部503は、更新委託情報104の内容を
解析し、通信管理部502に対して更新指令109を送
る。更新指令109には、更新を行う機器に関する情報
と、送信する新規プログラムに関する情報と、送信する
更新委託情報とが含まれている。通信管理部502は、
更新指令109に従って主記憶部505から新規プログ
ラム110を取り出し、更新委託情報と新規プログラム
からなる送信データを作成し、指定された機器へネット
ワーク501を介して送信する。
【0036】その後、通信管理部502から主制御部5
03へ送信完了通知150が送られる。主制御部503
は、更新委託されている機器が他にある場合は、上述同
様の動作を繰り返す。その後に、主制御部503は、主
記憶部505に格納された新規プログラムを用いた通常
の動作を起動する。
【0037】
【発明の効果】請求項1又は2に記載のプログラム更新
方法によれば、次段のスレーブ機器は、マスター機器か
ら受信したプログラム更新を更に次段のスレーブ機器に
行い得る。同様に、順次に前段のスレーブ機器により次
段の複数のスレーブ機器のプログラム更新を行い、これ
により、ネットワークを介してプログラム更新にかかる
送信時間を短縮して、プログラム更新にかかる通信費用
を低減し得る。
【0038】請求項3に記載のプログラム更新方法によ
れば、マスター機器からスレーブ機器へ送信されるデー
タの中に更新される新しいプログラムの他に、そのスレ
ーブ機器に更新を委託する機器についての更新委託情報
を含ませることで、マスター機器からのプログラム更新
を更新委託情報に含まれた次段のスレーブ機器に委託し
得、次段へのプログラムの更新を整然と行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明に係るプログラム更新方法によってプロ
グラム更新を行う場合の処理の時間的な流れを示す図で
ある。
【図3】本発明を適用する電子計算機の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】従来のプラグ更新方法を適用する複合計算機シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図5】従来のプラグ更新方法による機器のプログラム
更新の相互関係を示すブロック図である。
【符号の説明】
11〜22 機器 500 電子計算機 501 ネットワーク 502 通信管理部 503 主制御部 504 初期化作業部 505 主記憶部 506 システム構成データ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続して動作する機器の
    プログラムを、ネットワークを介して更新するプログラ
    ム更新方法であって、更新するプログラムをマスター機
    器より所定のスレーブ機器へ送信し、当該スレーブ機器
    は当該更新プログラムを受信してプログラム更新し、当
    該スレーブ機器のプログラム更新処理完了後、当該更新
    プログラムを他のスレーブ機器へ送信し、他のスレーブ
    機器は当該更新プログラムを受信してプログラム更新を
    行うプログラム更新方法。
  2. 【請求項2】 ネットワークに接続して動作する機器の
    プログラムを、ネットワークを介して更新するプログラ
    ム更新方法であって、更新するプログラムをマスター機
    器より第1段目のスレーブ機器へ送信し、第1段目のス
    レーブ機器は当該更新プログラムを受信してプログラム
    更新し、プログラム更新処理完了後、第1段目のスレー
    ブ機器より更新プログラムを第2段目の複数のスレーブ
    機器へ送信し、第2段目のスレーブ機器は当該更新プロ
    グラムを受信してプログラム更新し、順次に前段のスレ
    ーブ機器により次段のスレーブ機器のプログラム更新を
    行うプログラム更新方法。
  3. 【請求項3】 前記マスター機器はスレーブ機器へ更新
    プログラムと共にスレーブ機器に更新を委託する機器に
    ついての更新情報を送信する請求項1又は2に記載のプ
    ログラム更新方法。
JP6090209A 1994-04-27 1994-04-27 プログラム更新方法 Pending JPH07295943A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6090209A JPH07295943A (ja) 1994-04-27 1994-04-27 プログラム更新方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6090209A JPH07295943A (ja) 1994-04-27 1994-04-27 プログラム更新方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07295943A true JPH07295943A (ja) 1995-11-10

Family

ID=13992102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6090209A Pending JPH07295943A (ja) 1994-04-27 1994-04-27 プログラム更新方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07295943A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030081949A (ko) * 2002-04-15 2003-10-22 삼성전자주식회사 네트워크 장치의 구동 프로그램 갱신 방법 및 이를수행하는 네트워크 장치들
US7039674B1 (en) * 1999-07-14 2006-05-02 Samsung Electronics Co., Ltd Method of changing program of network node remote from network management system
JP2006119750A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Sharp Corp 動作プログラム更新方法、動作プログラム更新システム及び主装置
US7058088B2 (en) 2001-03-28 2006-06-06 Minolta Co., Ltd. Data communication program product to rewrite simultaneously firmware of plurality of devices connected to network
JP2006195766A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Mitsubishi Electric Corp ファームウェア更新方法およびファームウェア更新システム
US7210029B2 (en) 2003-02-24 2007-04-24 Denso Corporation System and method for transferring rewrite programs to two computers in a processing system
JP2008033445A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Fujitsu Ltd プログラム配布装置およびプログラム配布システム
JP2008305139A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Panasonic Corp システムの整合性を確認する方法および装置
WO2023195460A1 (ja) * 2022-04-04 2023-10-12 株式会社オートネットワーク技術研究所 車載装置、コンピュータプログラム及びプログラム更新方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7039674B1 (en) * 1999-07-14 2006-05-02 Samsung Electronics Co., Ltd Method of changing program of network node remote from network management system
US7058088B2 (en) 2001-03-28 2006-06-06 Minolta Co., Ltd. Data communication program product to rewrite simultaneously firmware of plurality of devices connected to network
KR20030081949A (ko) * 2002-04-15 2003-10-22 삼성전자주식회사 네트워크 장치의 구동 프로그램 갱신 방법 및 이를수행하는 네트워크 장치들
US7210029B2 (en) 2003-02-24 2007-04-24 Denso Corporation System and method for transferring rewrite programs to two computers in a processing system
JP2006119750A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Sharp Corp 動作プログラム更新方法、動作プログラム更新システム及び主装置
JP2006195766A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Mitsubishi Electric Corp ファームウェア更新方法およびファームウェア更新システム
JP4690055B2 (ja) * 2005-01-14 2011-06-01 三菱電機株式会社 ファームウェア更新方法およびファームウェア更新システム
JP2008033445A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Fujitsu Ltd プログラム配布装置およびプログラム配布システム
JP2008305139A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Panasonic Corp システムの整合性を確認する方法および装置
WO2023195460A1 (ja) * 2022-04-04 2023-10-12 株式会社オートネットワーク技術研究所 車載装置、コンピュータプログラム及びプログラム更新方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101411123B (zh) 用于分布式数据处理系统端点上的集中式系统管理的方法、系统和计算机程序
US6587950B1 (en) Cluster power management technique
CN106020854A (zh) 将固件更新应用在具有零停机时间的系统中
CN103530193A (zh) 用于调节应用进程的方法和设备
US20050188126A1 (en) Information processing system and information processing method
JPH07295943A (ja) プログラム更新方法
CN111769981A (zh) 去中心化架构主节点推选方法、数据文件传输方法、系统
US20080178182A1 (en) Work state returning apparatus, work state returning method, and computer product
JPH0520118A (ja) サービスプロセツサ及び統合監視装置の保守システム
CN104901836A (zh) 一种跨区域sdn控制器与转发设备的连接方法和装置
CN102169439A (zh) 数据传输系统
CN113489754A (zh) 一种用于实现海量整机数据跨网迁移的方法及系统
JPS63280369A (ja) オンライン計算機ネットワ−ク装置
JP4070389B2 (ja) 電力系統監視制御装置
JPS63186339A (ja) 遠隔資源保守方式
JP3275013B2 (ja) 自動フアイル最新化方式
JPH10156910A (ja) 生産管理システム
JPH0637864A (ja) リモート端末障害管理システム
CN114048001A (zh) 一种用于不同隔离网络之间转发数据的迁移方法及系统
JPH03113666A (ja) 計算機システムの運転制御方式
JPH0520280A (ja) 複合電子計算機システムのプログラム分配方式
JPH09146861A (ja) 遠隔保守データ配信装置
JP2005284824A (ja) ネットワークシステムの通信方法及びネットワークシステム
CN101668355B (zh) 被管理单元自配置流程控制和管理方法、装置及系统
JP2020184098A (ja) インタフェース装置及びプログラム