JPH09237211A - ファイル版数管理システム - Google Patents

ファイル版数管理システム

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JPH09237211A
JPH09237211A JP8091708A JP9170896A JPH09237211A JP H09237211 A JPH09237211 A JP H09237211A JP 8091708 A JP8091708 A JP 8091708A JP 9170896 A JP9170896 A JP 9170896A JP H09237211 A JPH09237211 A JP H09237211A
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JP8091708A
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Inventor
Kazuo Kumagai
和男 熊谷
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 システムを構成するいずれかのエージェ
ントA1がバージョンアップを行う場合、その版数整合
部6がマネージャ1の版数整合部4に対し最新バージョ
ンとの照合処理を依頼する。マネージャ1の版数整合部
4は、配布ファイル登録部7を参照して版数の照合を行
い、旧版ならばエージェントA1に対し最新バージョン
のファイルを転送する。ここで、マネージャ1は、他の
エージェントについても最新バージョンのファイルが転
送されているかを確認し、一斉に切り換え指示を出す。 【効果】 所定のタイミングで自己のプログラムやデー
タの版数を確認し、最新のファイル転送を受け、切り換
えを行うため、一部のエージェントのファイル版数が旧
いまま切り換えが行われるのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
等を介して相互に接続された情報処理装置間におけるプ
ログラム版数の整合といったソフトウェア管理を行うた
めのファイル版数管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】多種の業務や複雑な業務は情報処理装置
(コンピュータ)を用いて処理する場合に、一般にシス
テムの分散処理化を図るために、従来よく採用されてい
るホストコンピュータを中心とする形態に代わり、クラ
イアント/サーバと呼ばれる形態のシステムが数多く構
築されるようになってきている。ホストコンピュータ中
心のシステムは、高い能力を持ちほとんど全ての業務を
処理する機能を持つ1台のホストコンピュータと、オペ
レータが操作する多数の端末装置により構成される。端
末装置は、一般にキーボードからデータを入力し、ホス
トコンピュータによる演算処理結果を画面に表示し、更
にホストコンピュータとの間の通信を行うための最小限
の機能しか持たない。即ち、業務を実現するためのほと
んどのプログラムはホストコンピュータに搭載されてい
る。
【0003】これに対して、クライアント/サーバシス
テムは、見掛け上、サーバと呼ばれるデータベースアク
セスやトランザクション処理といった業務の中心的な処
理を行う情報処理装置と、クライアントと呼ばれるオペ
レータが操作するための端末装置に分けられる。しかし
ながら、ホストコンピュータを中心とするシステムのと
の大きな違いは、クライアント自体がグラフィカルユー
ザインタフェース(GUI)やデータの加工処理を行う
プログラムを搭載していることである。また、サーバも
1台のみならず機能に応じて複数の装置で構成されるこ
とがある。
【0004】従って、ホストコンピュータを中心とする
システムでは、業務の内容を追加したり改良したりした
場合のプログラムのバージョンアップ作業は、ホストコ
ンピュータに対してのみ行えばよい。ところが、クライ
アント/サーバシステムにおけるプログラムのバージョ
ンアップ作業は、全てのクライアントやサーバ用の端末
装置にローディングしたプログラムのバージョンを整合
する作業を必要とし、システムの規模によっては膨大な
作業時間を必要とする。そこで、例えば、1箇所の情報
処理装置から複数の装置に対しバージョンアップすべき
プログラムを通信回線を介して転送し更新するような処
理も実現されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のシステムには次のような解決すべき課題があっ
た。クライアント/サーバシステムにおけるクライアン
トプログラムとサーバプログラムとは密接に関連してい
ることが多い。従って、クライアントプログラムを入れ
換えた場合に、同時にサーバプログラムも入れ換えなけ
れば正常な処理が行えないといったことも少なくない。
プログラムをバージョンアップする場合には、サーバと
クライアントのプログラムの版数を比較しながら一斉に
その配布と切り換えを行わねばならない。また、もし、
現在使用中のプログラムに何らかの障害が発見されたよ
うな場合に、そのプログラムを修復するためには、一旦
旧いバージョンのプログラムを使用するシステムに切り
換えて、メンテナンスを行う必要も生じる。このような
作業も一斉に間違いなく行わなければならない。さもな
いと、例えば一部のクライアントのプログラムのバージ
ョンが旧いバージョンで、その他のクライアントのプロ
グラムのバージョンが新しいバージョンといった状態も
生じ得るため、システムが誤動作するおそれがあった。
プログラムのみならずデータについてもその内容を順次
新たな内容に更新してバージョンアップしていくことが
ある。このような場合にも同様の問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉通信回線を介して相互に接続された複数のコ
ンピュータが、予め配布されたファイルを利用して所定
の処理を行うシステムにおいて、ファイルを配布するコ
ンピュータをマネージャと呼び、ファイルの配布を受け
るコンピュータをエージェントと呼ぶとき、マネージャ
には、各エージェントに配布されたファイルの種類と版
数を登録する配布ファイル登録部が設けられ、この配布
ファイル登録部には、相互に版数を整合させて利用され
る複数のファイルの組み合せをリストアップしてファイ
ルセットとして登録し、このファイルセットには最新版
と旧版とを区別するための版数が付与され、各エージェ
ントには、任意のタイミングで自己に配布されたファイ
ルの版数をマネージャに通知する版数整合部が設けら
れ、マネージャ側に設けられた版数整合部は、エージェ
ントから通知されたファイルの版数が最新版となってい
ないとき、そのエージェントに最新版の該当するファイ
ルを配布するとともに、ファイルの切り換えを保留さ
せ、他のエージェントに配布されたファイルの版数が全
て最新版となっているかどうかを配布ファイル登録部を
参照して判定し、必要なファイルをエージェントに配布
し、全ての配布ファイルが最新版となったとき、該当す
る全てのエージェントに、ファイルの切り換え指示を出
すことを特徴とするファイル版数管理システム。
【0007】〈説明〉ファイルとは、プログラムやデー
タファイル等の任意の情報をいう。各エージェントに
は、複数のファイルのうち任意のファイルが配布され
る。全てのエージェントがこれらのファイルを利用して
所定の処理を実行するには、配布された全てのファイル
の版数が整合する必要がある。整合するファイル同士を
リストアップしたのがファイルセットである。旧版と
は、最新版以外のファイルセットであり、複数あってよ
い。エージェントは、任意のタイミングで版数確認のた
めにマネージャに自己の版数を通知する。このタイミン
グは、自発的でも、マネージャの要求によってもよい。
【0008】一部に旧版のファイルのみを使用している
エージェントがあれば、その時点では、全エージェント
が旧版のファイルセットにリストアップされたファイル
を利用している。従って、あるエージェントが新たに最
新版のファイルを配布されても、旧版のファイルから最
新版のファイルに切り換えるのは、全てのエージェント
に最新版のファイルが配布された後である。マネージャ
の版数整合部はこの切り換えまでの一連の処理を実行す
る。ファイルの切り換えというのは、配布を受けてメモ
リ等へ保留していたファイルを運用状態に切り換えるこ
とをいう。これらの処理により、自動的に、該当する全
てのエージェントのファイルの版数が整合され、速やか
に最新版のファイルセットを利用した処理を開始するこ
とができる。
【0009】〈構成2〉構成1において、ファイルを配
布するマネージャとそのファイルの配布を受ける複数の
エージェントとをファイルの整合を必要とするグループ
として登録し、各グループに属するマネージャが配布フ
ァイル登録部を備え、マネージャ側の版数整合部は、自
己の属するグループ内の全てのエージェントの配布ファ
イルが最新版となったとき、これらのエージェントに、
ファイルの切り換え指示を出すことを特徴とするファイ
ル版数管理システム。
【0010】〈説明〉ファイル版数の整合は、ファイル
セット中のファイルを利用しているエージェントについ
てのみ行えばよい。例えば、それぞれ別々の業務のため
のファイルセットが複数あって、そのファイルの配布を
受けるエージェント群が別々の場合がある。そんなと
き、マネージャは、該当するエージェント群についての
み版数整合を行う。また、マネージャが複数ある場合も
ある。この場合、各マネージャが管理するエージェント
群についてのみ、版数整合を行う。いずれの場合にも、
ファイルを配布するマネージャとその配布を受けるエー
ジェントとをグループ化して管理すると、そのグループ
内でのみ版数整合を行えばよく管理が容易になる。
【0011】〈構成3〉構成1または2において、マネ
ージャ側の版数整合部は、旧版のファイルセットのうち
のいずれかを改めて最新版として登録し、版数整合を行
うことを特徴とするファイル版数管理システム。
【0012】〈説明〉例えば、全てのエージェントが最
新版のファイルセットで運用を開始した後、そのファイ
ルセットのうちの一部のファイルに障害が発見されるこ
とがある。この場合には、とりあえず、その直前あるい
はそれ以前の旧版のファイルセットに切り換えて運用を
継続したい。そこで、その場合には、いずれかの旧版を
最新版として改めて登録をし、構成1や2に示した通り
の版数整合を行うようにした。新旧のファイルセットを
共に配布ファイル登録部に登録しておくことによりこう
した処理が可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例〉図1は、本発明のシステムの動作シーケンス
チャートである。この図には、本発明のシステムの特徴
的な動作を時間の経過に沿って図示した。なお、この動
作説明の前に、図2、図3及び図4を用いて本発明のシ
ステムの構成を説明する。図2は、本発明のシステムの
概略構成図である。このシステムは、ファイル版数を管
理するマネージャ1と、実際にプログラムやデータ等の
ファイルを利用して各種の処理を実行するエージェント
群2とから構成されている。エージェント群2は、LA
N(ローカルエリアネットワーク)等のネットワーク1
0を介して相互に接続された2台のサーバと6台のター
ミナルにより構成されている。なお、これらはいずれも
各種のプログラムを利用して一定の処理を行う情報処理
装置(コンピュータ)により構成される。従って、ここ
では、これらの装置を全てエージェントと呼び、図に示
すように、各エージェントにA1〜A8までの符号を付
けた。
【0014】ここで、マネージャとエージェントの構成
は、具体的には次のようになっている。図3には、シス
テム各部の具体的な構成図を示す。まず、マネージャ1
にはこの図に示すように、ファイル転送部3、版数整合
部4、配布ファイル登録部7、配布先登録部8及び構成
格納部9が設けられる。また、エージェント群2を構成
する各エージェントには、それぞれファイル転送部5と
版数整合部6とが設けられている。この図では、相互に
情報を交換し合うブロック同士を線で結んで示したが、
実際にはマネージャ1とエージェント群2とは、それぞ
れ図2に示したようなネットワーク10により接続され
ている。
【0015】図のマネージャ1のファイル転送部3は、
エージェント群2に対しバージョンアップ等を行う際に
新たな版数のプログラムやデータを送信する機能を持
つ。エージェント群2の側のファイル転送部5は、ネッ
トワークからプログラムやデータを受信して図示しない
記憶装置等へ格納する処理を行う部分である。マネージ
ャ1の版数整合部4は、エージェント群2の版数整合部
6と通信することによって、各エージェントの使用する
プログラムの版数等を確認し、最新版のファイルを転送
すべきかどうかを判断し処理する部分である。
【0016】配布ファイル登録部7には、各エージェン
トに対し配布すべきファイルの種類と版数とを登録す
る。図4に、この配布ファイル登録部7のデータ説明図
を示す。この図において、登録すべきプログラムの種類
は、prgP1,prgP2,…prgP6というよう
に6種類あるとする。ここで、各プログラムにはその版
数の異なるものが数種類用意されているものとする。こ
のとき、この例では、prgP1の版数が1.0であっ
た場合に、このプログラムと共に使用する他のプログラ
ムの版数が全て1.0でなければシステムが正常に動作
しない。この場合に、この版数まで指定したプログラム
群をファイルセットと呼ぶ。例えば、ファイルセット版
数が1.0の場合、その版数のファイルセットに属する
プログラムは全てバージョンが1.0のprgP1〜P
6となっている。ファイルセットの版数が1.1,2.
0とアップする度に、いずれかのプログラムが版数をア
ップさせる。ファイルセットの版数が1.1の場合に
は、prgP1が版数を1.0から1.1にし、prg
P2も同じく版数を1.0から1.1にする。更に、p
rgP4は版数を1.0から1.4にしている。そし
て、ファイルセットの版数が2.0になった場合も、p
rgP3を除くprgP1〜P6までが、いずれもそれ
ぞれ異なるプログラムの版数に変更されている。即ち、
ファイルセット版数が1.0,1.1,2.0のいずれ
かのファイルセットを使用して処理を行う場合、これに
対応する版数のプログラムが図2に示したようなエージ
ェント群に登録され使用できる状態でなければならな
い。配布ファイル登録部7には、このようなデータが格
納される。
【0017】これにより、これまで例えばファイルセッ
トの版数が1.1のプログラムを全てのエージェントに
配布して処理を行っていたとした場合に、エージェント
の配布プログラムをファイルセット版数が2.0のもの
に切り換えようとした場合に、その他のエージェントの
ファイルもこのファイルセット版数2.0を参照して一
斉に切り換える。これによって、支障なくファイルセッ
ト毎のバージョンアップが可能となる。このようなプロ
グラムの切り換えを円滑に行うために、配布ファイル登
録部7が設けられている。
【0018】次に、図3に示す配布先登録部8の内容を
説明する。図5には、配布先登録部のデータ説明図を示
す。ここには、図4に示した6つのプログラムprgP
1〜P6が、どのエージェントに配布されているかを表
示するデータが格納されている。例えば、エージェント
A1には、prgP1,P2,P6が配布される。ま
た、エージェントA2には、prgP1,P5,P6が
配布される。その他のエージェントA3〜A8には、p
rgP3,P4のみが配布される。こうして、配布先登
録部8にはどのエージェントがどのプログラムを使用し
ているかが明確になるようなデータが格納されている。
【0019】次に、構成格納部9のデータを説明する。
図6には、構成格納部のデータ説明図を示す。構成格納
部には、この図に示すように、各エージェントA1〜A
8に対してプログラムが配布された場合に、それぞれ現
在、これらのプログラムの版数はどうなっているかとい
うデータを格納している。これは、図5に示した配布先
登録部のデータに対し、図4に示した配布ファイル登録
部のデータに示したいずれかの版数を書き込むことによ
って完成する。
【0020】図4〜図6までに示したデータを参照する
ことによって、マネージャ1は現在どのエージェントに
どの版数のプログラムが配布されており、どのファイル
セットで業務が行われているか等を確実に把握すること
ができる。なお、この例では、配布ファイル登録部7
と、配布先登録部8と、構成格納部9によって、それぞ
れファイルセットの版数やプログラムの版数、プログラ
ムの配布先等を表示するデータを分担して格納するよう
にしたが、全て配布ファイル登録部7に格納する構成に
してもよい。
【0021】図7には、本発明のシステムの動作フロー
チャートを示す。システムを構成するエージェントに
は、既に図4〜図6に示したようなプログラムが配布さ
れている。ここで、いずれかのエージェントでファイル
を更新し、新しい版数のプログラムに切り換えたとす
る。この場合には、版数が不一致になるため、誤動作す
るおそれがある。そこで、各エージェントは、例えば一
定の間隔でマネージャに自己の版数が最新のものである
かどうかを問い合わせるようにする。そして、その版数
が最新のものでなければマネージャから最新の版数のプ
ログラムの配布を受け、システム全体を正常に動作させ
る。本発明において、このように各エージェントがマネ
ージャに版数整合のための問合せを行い、あるいはマネ
ージャからエージェントに対し版数整合のための要求を
行うといったきっかけによって、常に全てのエージェン
トが最新版の版数のファイルセットで動作するといった
運用を行うことができるようにしている。
【0022】図7に示すフローチャートはその版数整合
のための処理を示し、図1に示すタイムチャートでシス
テム全体としてどのような状態で版数の切り換えが行わ
れるかを概略説明している。図7のステップS1におい
て、図3に示したようなエージェントの版数整合部6か
ら配布済のプログラム版数をマネージャ1に送信する。
次のステップS2において、マネージャ1の版数整合部
4は、配布ファイル登録部7や配布先登録部8及び構成
格納部9等を参照して、最新のプログラム版数と、エー
ジェントから受信したエージェント内のプログラム版数
とを比較する。そして、ステップS3において、両者が
一致したかどうかを判断する。もし、両者が一致した場
合にはステップS5に飛ぶ。一致しない場合にはステッ
プS4において、最新プログラムをマネージャ1からエ
ージェントに対して転送する。これは、マネージャ1の
ファイル転送部3とエージェントのファイル転送部5と
の間の転送通信処理によって実行される。
【0023】次のステップS5では、そのエージェント
への対象プログラムの配布状態をチェックする。即ち、
そのエージェントが2以上のプログラムを配布されるも
のであって、全てのプログラムが最新のものになってい
るかどうかをチェックする。そして、ステップS6にお
いて、全てのプログラムの版数チェックが終了している
かどうかを判断し、終了していればステップS7に移
り、終了していなければステップS2に戻って別のプロ
グラムの版数チェックと配布処理等を行う。全てのプロ
グラムについて最新版が配布されると、ステップS7に
移り、配布プログラムを使用する状態に動作を切り換え
ることが可能かどうか、エージェントからマネージャ1
に対して問い合わせる。マネージャ1はその問合せを受
けると、後で説明するように、別のエージェントのプロ
グラムが最新版かどうかを配布ファイル登録部7、配布
先登録部8、構成格納部9等を参照して確認する。も
し、全てのエージェントに対し最新版のファイルセット
に含まれるプログラムが既に配布されている場合には、
切り換えが可能と判断する。そして、ステップS8で
は、その切り換え可能かどうかの判断に基づいて、切り
換えが可能であればステップS9に移り、配布プログラ
ムを一斉に運用状態に切り換える。これによって、最終
版のファイルセットでシステムの運用が開始される。即
ち、この直前の状態では、いずれかのエージェントがま
だ最新版のプログラムの配布を受けていないから、旧版
のファイルセットで処理が実施されていた。ここで、最
新版に切り換えることによって最新版の運用が開始され
る。切り換えが不可能な場合にはこの処理を一旦終了
し、残りの別のエージェントに対する同様のプログラム
版数整合処理と配布処理とを実行する。
【0024】図1に戻って、上記のような版数整合処理
を時間の経過に沿って表現すると、この図に示すように
なる。まず、版数の切り換えが可能な処理をこの図の
(a)の側に示し、(b)の側には切り換えができない
場合の処理を示す。図のステップS1では、最初にエー
ジェントA1の版数整合部6がマネージャ1の版数整合
部4に対し版数整合依頼を行う。マネージャ1で配布フ
ァイル登録部7を参照し版数の照合を行うことによっ
て、ファイル転送の必要性を判断するようにしている
(ステップS2)。その後、先に説明した要領で必要な
ファイル転送を行い(ステップS3)、これが終了する
と、エージェントA1の側からマネージャ1に対し切り
換えが可能かどうかの問合せを行う(ステップS4)。
マネージャ1で配布ファイル登録部7を参照した結果、
他のエージェントも含めて新しいファイルセットでの運
用が可能と判断した場合には、ステップS5において、
エージェントA1に対し切り換えが可能な旨回答する。
そして、マネージャ1は、他のエージェントA2〜AN
に対して最新ファイルセットへの切り換えを指示する。
【0025】一方、(b)に示すように、切り換えが可
能かどうかの問合せをステップS7に行い、配布ファイ
ル登録部7の参照結果からまだ他のエージェントのファ
イル版数が最新版になっていないと判断された場合に
は、切り換えが不可能という回答がエージェントA1に
対して行われる(ステップS8)。この場合には、マネ
ージャ1は、その後所定のタイミングで他のエージェン
トA2〜ANに対し版数整合処理を実行する(ステップ
S9)。そして、版数整合処理が終了した段階で、一斉
に新たなファイルセットへの版数切り換えが行われるこ
とになる。この版数整合のタイミングは、マネージャに
よる定期的な問合せでもよいし、エージェントによる定
期的な問合せでもよい。
【0026】例えば、版数整合のための問合せを、図6
に示したエージェントA4から受けたとする。このエー
ジェントA4にはprgP3とP4のみが配布されてい
る。従って、prgP3とP4についてのみファイルセ
ットの最新版を参照し、その版数を比較する。図4に示
したファイルセット版数が2.0のprgP3とP4
は、それぞれその版数が1.0と1.5となっている。
しかしながら、図6に示すように、エージェントA4の
現状の配布prgP3とP4は、それぞれ版数が1.0
と1.4となっている。従って、prgP4は最新版の
ものでない。そこで、このprgP4についてのみ新た
な配布を受けることになる。例えば、この図6に示した
ような状態でプログラムが配布されているとすれば、こ
の他にエージェントA7の配布prgP4の版数を1.
4から1.5に切り換えることによって、ファイルセッ
ト版数が2.0での運用が可能となる。
【0027】このようなプログラムの配布が終了する
と、図6に示す構成格納部のデータが更新される。な
お、この構成格納部のデータは、マネージャ1のみで生
成することはできない。マネージャ1が各エージェント
A1〜A8に問合せを行い、確認をすることによって生
成される。その問合せを比較的短期間に周期的に行うこ
とにより最新のデータを格納し、速やかにファイルセッ
トの最新版への切り換えが可能となる。従って、一部の
エージェントに配布されたプログラムが最新版でない場
合には、切り換えのための条件が整わないことから、プ
ログラム配布後も旧ファイルセットでの運用が行われ
る。このようなどの版数のファイルセットで運用するか
はマネージャから各エージェントに対して指示を出すよ
うにする。
【0028】なお、これまで説明した具体例には、サー
バが2台、クライアントとしてのターミナルが6台ある
システムを紹介した。ところが、例えばサーバであるエ
ージェントA1とクライアントであるエージェントA3
〜A5を第1グループとし、サーバであるエージェント
A2とクライアントであるエージェントA6〜A8を第
2グループとして見た場合に、各グループ間でファイル
セットの整合を行えば、それで済むような運用も可能で
ある。そこで、この場合、グループ毎にファイルセット
を設定し、プログラムの切り換えのタイミングはグルー
プ単位で行うといった制御を行うことが好ましい。
【0029】また、最新版のファイルセットで運用して
いる場合、いずれかのプログラムに障害があるといった
事態も生じる。この場合、一旦最新版のファイルセット
による運用を停止し、旧版のいずれかのファイルセット
に戻して運用することも必要となる。このときは、見掛
け上、ある旧版のファイルセットを最新版というように
再設定し、これに基づいてこれまで説明した通りのファ
イルの整合処理を行えば、自動的に旧版への移行が可能
となる。プログラムのみならず一般のデータファイルに
ついての版数の更新制御も同様の手順で行うことが可能
である。また、上記の配布ファイル登録部のデータやそ
の他のデータは、いずれもマネージャの側から全てのエ
ージェントのプログラム版数や格納プログラムの状態等
を認識し確認することができるため、例えば版数整合処
理の際に、各エージェントにその都度最新版の登録はど
うかということを問い合わせる必要はなく、迅速な対応
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムの動作シーケンスチャートで
ある。
【図2】本発明のシステムの概略構成図である。
【図3】システム各部の具体的な構成図である。
【図4】配布ファイル登録部のデータ説明図である。
【図5】配布先登録部のデータ説明図である。
【図6】構成格納部のデータ説明図である。
【図7】本発明のシステムの動作フローチャートであ
る。
【図8】本発明のシステムの変形例ブロック図である。
【符号の説明】
1 マネージャ 4 マネージャの版数整合部 6 エージェントの版数整合部 7 配布ファイル登録部 A1〜AN エージェント

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して相互に接続された複数
    のコンピュータが、予め配布されたファイルを利用して
    所定の処理を行うシステムにおいて、ファイルを配布す
    るコンピュータをマネージャと呼び、ファイルの配布を
    受けるコンピュータをエージェントと呼ぶとき、 マネージャには、各エージェントに配布されたファイル
    の種類と版数を登録する配布ファイル登録部が設けら
    れ、 この配布ファイル登録部には、相互に版数を整合させて
    利用される複数のファイルの組み合せをリストアップし
    てファイルセットとして登録し、このファイルセットに
    は最新版と旧版とを区別するための版数が付与され、 各エージェントには、任意のタイミングで自己に配布さ
    れたファイルの版数をマネージャに通知する版数整合部
    が設けられ、 マネージャ側に設けられた版数整合部は、 前記エージェントから通知されたファイルの版数が最新
    版となっていないとき、そのエージェントに最新版の該
    当するファイルを配布するとともに、ファイルの切り換
    えを保留させ、 他のエージェントに配布されたファイルの版数が全て最
    新版となっているかどうかを前記配布ファイル登録部を
    参照して判定し、必要なファイルをエージェントに配布
    し、 全ての配布ファイルが最新版となったとき、該当する全
    てのエージェントに、ファイルの切り換え指示を出すこ
    とを特徴とするファイル版数管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 ファイルを配布するマネージャとそのファイルの配布を
    受ける複数のエージェントとをファイルの整合を必要と
    するグループとして登録し、 各グループに属するマネージャが配布ファイル登録部を
    備え、 マネージャ側の版数整合部は、 自己の属するグループ内の全てのエージェントの配布フ
    ァイルが最新版となったとき、これらのエージェント
    に、ファイルの切り換え指示を出すことを特徴とするフ
    ァイル版数管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 マネージャ側の版数整合部は、 旧版のファイルセットのうちのいずれかを改めて最新版
    として登録し、版数整合を行うことを特徴とするファイ
    ル版数管理システム。
JP8091708A 1996-02-28 1996-02-28 ファイル版数管理システム Pending JPH09237211A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8091708A JPH09237211A (ja) 1996-02-28 1996-02-28 ファイル版数管理システム

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