JPH1027092A - ソフトウェアの管理方法 - Google Patents

ソフトウェアの管理方法

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JPH1027092A
JPH1027092A JP18296596A JP18296596A JPH1027092A JP H1027092 A JPH1027092 A JP H1027092A JP 18296596 A JP18296596 A JP 18296596A JP 18296596 A JP18296596 A JP 18296596A JP H1027092 A JPH1027092 A JP H1027092A
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Nana Abe
奈奈 安倍
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウェアのバージョン管理を容易にしか
も確実にした、ソフトウェアの管理方法の提供が望まれ
ている。 【解決手段】 クライアント/サーバ形態のネットワー
クシステムにおいて、クライアント3またはサーバ2で
稼動する各ソウフトウエアを業務別にグループセットと
し、これに、バージョンを付与し、マネージャに登録
し、マネージャ内のバージョン管理ファイルにバージョ
ンの状態を記憶し、グループセット毎にバージョン管理
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーバとクライア
ントとマネージャとを備えたネットワークシステムにお
いて、ソフトウェアのバージョン(版数)管理を容易に
したソフトウェアの管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報処理装置の分散化に伴い、そ
のシステム形態も、ホスト中心のシステム形態からクラ
イアント/サーバのネットワークシステム形態に移行さ
れるようになってきている。クライアント/サーバのネ
ットワークシステムでは、特にシステムが広範囲に及ん
で構築されている場合、ホスト中心のときと異なり、ソ
フトウェアの入れ替え作業にかなりの人手と時間を必要
としている。そこで、1箇所から複数の装置に対してソ
フトウェアを配布できる、ソフトウェア配布システムが
実現されている。
【0003】図5はこのようなソフトウェア配布システ
ムの一例を示す図であり、このシステムは、通信回線等
からなる通信経路1を介してサーバ2とクライアント3
a、3b、3c、3dとが接続され、さらにソフトウェ
アの配布を行うためのマネージャ4が接続されて構築さ
れたものである。このシステムにおいては、バージョン
アップなどのバージョン変更を行う場合、変更後のソフ
トウェアをマネージャ4に登録し、該マネージャ4から
バージョン変更を必要とするサーバやクライアントにソ
フトウェアを配布することにより、バージョン変更を行
うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ソ
フトウェアの配布システムでは、必要に応じてマネージ
ャ4に登録されたソフトウェアを、単にこれを必要とす
るサーバやクライアントに配布することのみを目的とし
ていたため、サーバや各クライアント毎で個別にバージ
ョン変更がなされてしまい、結果として同じソフトウェ
アを使用するファイル間で、ソフトウェアのバージョン
のばらつきが生じてしまうことがある。
【0005】しかして、このように同じソフトウェアを
使用するファイル間でバージョンのばらつきが生じてし
まうと、ソフトウェアのバージョン(版数)の管理に混
乱をきたし、サーバや各クライアントに配布されている
バージョンが分からなくなってしまうことがあり、その
場合に、サーバや各クライアントに同じバージョンのソ
フトウェアを重ねて配布するような無駄な作業を行った
り、間違って古いバージョンのものを配布してしまうと
いった不都合が起きる可能性がある。
【0006】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ソフトウェアのバージョ
ン管理を容易にしかも確実にした、ソフトウェアの管理
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のソフトウェアの
管理方法では、クライアント/サーバ形態のネットワー
クシステムにおいて、クライアントまたはサーバで稼動
する各ソフトウエアを業務別にグループセットとし、こ
れに、バージョンを付与し、マネージャに登録し、前記
マネージャ内のバージョン管理ファイルに前記バージョ
ンの状態を記憶し、前記グループセット毎にバージョン
管理を行うことを前記課題の解決手段とした。
【0008】このソフトウェアの管理方法によれば、バ
ージョン管理ファイルにバージョンの状態を記憶し、グ
ループセット毎にバージョン管理を行うので、該バージ
ョン管理ファイルを開くことによってグループセットの
バージョンの把握が容易になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のソフトウェアの管
理方法をその実施形態例に基づいて詳しく説明する。 (第1実施形態例)まず、本発明の第1実施形態例を説
明する。本発明におけるクライアント/サーバのネット
ワークシステムは、図5に示したものと同様に、通信回
線等からなる通信経路1を介してサーバ2とクライアン
ト3a、3b、3c、3dとが接続され、さらにソフト
ウェアの配布を行うためのマネージャ4が接続されて構
築されたものである。ここで、サーバ2は、データベー
ス等のアクセスを行う情報処理装置であり、クライアン
ト3a、3b、3c、3dは、人が実際に業務上の操作
を行うための端末である。また、マネージャ4は、ソフ
トウェアの配布元となる情報処理装置である。ただし、
本発明においては、バージョン変更を行う場合、マネー
ジャ4に登録した変更後のソフトウェアを、該マネージ
ャ4からバージョン変更を必要とするサーバ2やクライ
アント3a、3b、3c、3dに個別に配布するのでな
く、ソフトウェアを使用するファイル全てについて一括
してバージョン変更を行うようにしている。
【0010】このように同じソフトウェアを使用するフ
ァイル全てについて一括してバージョン変更を行うた
め、本発明では、まずサーバ2やクライアント3a、3
b、3c、3dに配布するソフトウェアを、その業務別
に分類し、分類したそれぞれについてそのソフトウェア
を使用するファイルをグループセット化している。図1
(a)はソフトウェアを分類した状態を示すもので、本
実施形態例では、図1(a)に示すようにソフトウェア
として、業務Aを行うためのソフトウェアと業務Bを行
うためのソフトウェアとの二種類が用意され、これらソ
フトウェアを使用するファイルFA1、FA2、FA
3、FA4およびFB1、FB2、FB3が、サーバ
2、クライアント3a、3b、3c、3dにそれぞれ格
納されている。
【0011】これら各ファイルは、図1(b)に示すよ
うに、同じソフトウェア毎でかつサーバに格納されたも
のとクライアントに格納されたものとでグループ化さ
れ、さらに前述したように業務Aのソフトウェアと業務
Bのソフトウェアとでグループセット化されている。す
なわち、本実施形態例では、例えば業務Aのソフトウェ
アを使用するグループセットの名(グループセット名)
を「業務A」とし、業務Bのソフトウェアを使用するグ
ループセットの名(グループセット名)を「業務B」と
している。そして、これらソフトウェアのそれぞれに、
そのバージョン(版数)を付与するとともに、そのグル
ープセット名とこれに対応するバージョンとをマネージ
ャ4内のバージョン管理ファイル(図示略)に記憶して
おく。
【0012】このようにして種類や用途毎に分類された
ソフトウェアの一つについてそのバージョン変更を行う
場合には、該ソフトウェアを使用するファイルのグルー
プセット全てについて一括してそのバージョン変更を行
うとともに、各バージョンの状態についても前記マネー
ジャ4内のバージョン管理ファイルに記憶しておく。こ
こで、各バージョンの状態とは、各バージョンの処理状
況に応じた状態とされ、具体的には「予約中」、「運用
中」、「切り戻し待機中」、「履歴管理中」、「管理対
象外」の五種類に分けられる。そして、そのうちの「予
約中」、「運用中」、「切り戻し待機中」、「履歴管理
中」のみが前記バージョン管理ファイルに記憶されるよ
うになっている。
【0013】「予約中」とは、将来の変更のためにマネ
ージャ4に登録され保有されている状態を指す。すなわ
ち、本実施形態例では、バージョン変更の際、これに先
立って新しいバージョンのソフトウェアをマネージャ4
に登録し、バージョン変更の予約を行う。「運用中」と
は、マネージャ4に予約登録されたバージョンが、この
ソフトウェアを使用するグループセット内のファイル全
てに配布されたことによってバージョン変更がなされ、
実際に使用されている状態を指す。なお、この運用中の
バージョンそのものは、これを使用するグループセット
内のファイル全てに配布された後も、マネージャ4内に
保有されている。
【0014】「切り戻し待機中」とは、実際に使用され
ていた、すなわち「運用中」にあったバージョンが、バ
ージョンアップがなされたことによって新しく運用中に
なったバージョンに対し一世代前の古いバージョンとな
り、運用されなくなった状態を指す。ただし、本実施形
態例では、運用中のバージョンに対して一世代前のバー
ジョンのみが「切り戻し待機中」となり、このバージョ
ンそのものはマネージャ4に保有されたままとなってい
る。そして、運用中のバージョンに問題が生じた場合、
後述するようにこのバージョンが再度運用に戻されるよ
うになっているのである。
【0015】「履歴管理中」とは、「切り戻し待機中」
の状態からも離れ、すなわちこの例では「運用中」のバ
ージョンに対して二世代前のバージョンとなり、これが
運用に戻されることがほとんどなくなった状態を指す。
したがって、このバージョンについては、特に必要があ
る場合にはマネージャ4内に保有しておいてもよいが、
原則としてマネージャ4から削除される。「管理対象
外」とは、「履歴管理中」の状態からも離れ、すなわち
この例では「運用中」のバージョンに対して三世代以上
前のバージョンとなり、したがって、前記バージョン管
理ファイルの記憶からも削除された状態を指す。
【0016】次に、図2に示すグループセット状態遷移
図に基づき、本実施形態例のソフトウェア管理方法を具
体的に説明する。図2に示したグループセット状態遷移
図は、図1(a)、(b)に示したグループセット「業
務A」の状態遷移を説明するためのものである。図2に
おいて左欄の(1)、(2)…(7)は時間経過に対応
するものであり、これら(1)、(2)…(7)に対応
する各欄には、特にバージョン変更に係わるときの各バ
ージョンの状態が示されている。また、各欄中の四角で
囲んだ1.00、2.00〜5.00はグループセット
「業務A」に使用されるソフトウェアのバージョンを示
している。なお、図2中においては、当然1.00が最
も古いバージョンであり、以下一世代ずつ新しくなって
5.00が最も新しいバージョンであることを示してい
る。
【0017】図2中において(1)では、まだ業務Aの
ソフトウェアが登録されず、したがってこのソフトウェ
アの使用の予定がなく、もちろん登録もなされていない
状態となっている。そして、業務Aのソフトウェアの使
用が予定されると、(2)に示すようにその時点で用い
られるバージョン(したがって、後には最も古いものと
なるバージョン)1.00がマネージャ4に登録され、
このバージョン1.00が「予約中」となる。
【0018】続いて、この「予約中」にあったバージョ
ン1.00が、これを使用するファイル全てに対して適
用されるべくそのグループセットのファイル全てに対応
するように配布され、(3)に示すように運用に供され
て「運用中」となる。その後、新しいバージョン2.0
0ができ、このバージョン2.00へのバージョンアッ
プ(バージョン変更)が予定されると、該バージョン
2.00がマネージャ4に登録され、(3)に示すよう
に「予約中」となる。
【0019】次いで、この「予約中」にあったバージョ
ン2.00が、これを使用するファイル全てに対して適
用されるべくそのグループセットのファイル全てに対応
するように配布され、これが運用に供されてバージョン
アップがなされると、これと同時に、一世代古いバージ
ョンであるバージョン1.00は、(4)に示すように
「切り戻し待機中」となる。ここで、「切り戻し待機
中」となったバージョン1.00は、前述したように削
除されることなく、マネージャ4に保有される。その
後、新しいバージョン3.00ができ、このバージョン
3.00へのバージョンアップ(バージョン変更)が予
定されると、該バージョン3.00がマネージャ4に登
録され、(4)に示すように「予約中」となる。
【0020】次いで、この「予約中」にあったバージョ
ン3.00が、これを使用するファイル全てに対して適
用されるべくそのグループセットのファイル全てに対応
するように配布され、これが運用に供されてバージョン
アップがなされると、これと同時に、一世代古いバージ
ョンであるバージョン2.00は、(5)に示すように
「切り戻し待機中」となり、さらに一世代古いバージョ
ンであるバージョン1.00は、「履歴管理中」となっ
てバージョンそのものがマネージャ4から削除される。
その後、新しいバージョン4.00ができ、このバージ
ョン4.00へのバージョンアップ(バージョン変更)
が予定されると、該バージョン4.00がマネージャ4
に登録され、(5)に示すように「予約中」となる。
【0021】次いで、同様に「予約中」のバージョン
4.00が運用に供されてバージョンアップがなされる
と、(6)に示すようにバージョン3.00は「切り戻
し待機中」に、バージョン2.00は「履歴管理中」
に、バージョン1は「管理対象外」になる。そして、既
にバージョンそのものがマネージャ4から削除されたバ
ージョン1.00は、「管理対象外」となったことによ
り、マネージャ4のバージョン管理ファイルからも削除
される。
【0022】その後、新しいバージョン5.00がで
き、このバージョン5.00へのバージョンアップ(バ
ージョン変更)が予定されると、該バージョン5.00
がマネージャ4に登録され、(6)に示すように「予約
中」となる。このときのバージョン管理ファイルの内容
を図3に示す。図3に示すように、2.00〜5.00
までバージョンと、各バージョンの状態、すなわち
(6)に示した状態とがバージョン管理ファイルに記憶
され、前述したように「管理対象外」となったバージョ
ン1.00はバージョン管理ファイルから削除されてい
る。なお、このようなバージョン管理ファイルに記憶さ
れる各バージョンの状態は、その状態が変わるたびに更
新され、更新された新たな状態が記憶されるようになっ
ている。
【0023】このような状態のもとで、運用中のバージ
ョン4.00にバグの発生など何らかのトラブルが生じ
た場合、トラブルが生じたファイルのみでなく、グルー
プセット全体を一世代前のバージョンに戻すべく、
(7)に示すように「切り戻し待機中」にあったバージ
ョン3.00を再度使用するファイル全てに対応させて
配布し、これを運用に供してその状態を「運用中」に戻
す。同時に、「運用中」にあったバージョン4.00
を、グループセット全体から削除し、これにより該バー
ジョン4.00を「予約中」に戻す。このとき、「管理
対象外」にあるバージョン1.00はもちろん、「履歴
管理中」にあるバージョン2.00についても、そのバ
ージョンそのものがマネージャ4から削除されているた
め、その状態遷移は起こらず、同様に、「予約中」にあ
るバージョン5.00もその状態遷移が起こらない。そ
の後、バージョン4.00のトラブルを解消すべく細部
を改め、例えばバージョン4.10を作成してこれを
「予約中」、「運用中」へと状態遷移させ、あるいは
「予約中」にあるバージョン5.00を「運用中」へと
状態遷移させるといったことにより、グループセットの
バージョンを逐次変更していく。
【0024】このようなソフトウェアの管理方法にあっ
ては、予め特定のソフトウェアを使用するファイル全て
についてこれらをグループセット化し、そのソフトウェ
アのバージョン変更を行う場合にグループセット全てに
ついて一括してそのバージョン変更を行うようにしたの
で、グループセット化した全てのファイルについて常に
そのバージョンを同一に揃えておくことができ、したが
ってファイル間でバージョンが異なってしまうことによ
る不都合を無くして正確で確実なバージョン管理を行う
ことができる。また、各バージョンの状態をマネージャ
4内のバージョン管理ファイルに記憶しておくので、新
しいバージョンができたり運用中のバージョンにバグが
発生したりしてバージョン変更が必要となったとき、該
バージョン管理ファイルを開くことによってソフトウェ
アのバージョン遷移状況を容易に把握することができ、
これにより柔軟なバージョン変更を行うことができる。
【0025】(第2実施形態例)次に、本発明の第2実
施形態例を説明する。この第2実施形態例が先の第1実
施形態例と異なるところは、「切り戻し待機中」の状態
となるバージョンの世代数を予め設定できるようにして
おき、設定した世代数分、切り戻し待機のためそのバー
ジョンをマネージャ4内に保有しておくようにした点で
ある。例えば、「切り戻し待機中」の状態となるバージ
ョンの世代数を2と設定した場合、グループセットの状
態遷移は図4に示すようになる。ここで、「切り戻し待
機中」の状態には優先順位を付けておき、「運用中」の
状態に続いて「切り戻し待機中」に遷移した状態を「第
1切り戻し待機中」とし、この「第1切り戻し待機中」
に続いて再度「切り戻し待機中」に遷移した状態を「第
2切り戻し待機中」とする。なお、図4は先に示した図
2と同様に、図1(a)、(b)に示したグループセッ
ト「業務A」の状態遷移を説明するためのものである。
【0026】図4中において(1)では、バージョン
2.00が「運用中」にあり、したがってこれより一世
代前のバージョン1.00は「第1切り戻し待機中」
に、またバージョン2.00の次のバージョンである
3.00は既に「予約中」になっている。次いで、「予
約中」のバージョン3.00が運用に供されてバージョ
ンアップがなされると、(2)に示すようにバージョン
2.00は「第1切り戻し待機中」に、バージョン1.
00は「第2切り戻し待機中」に遷移する。その後、新
しいバージョン4.00ができ、このバージョン4.0
0へのバージョンアップ(バージョン変更)が予定され
ると、該バージョン4.00がマネージャ4に登録さ
れ、(2)に示すように「予約中」となる。
【0027】次いで、この「予約中」のバージョン4.
00が運用に供されてバージョンアップがなされると、
(3)に示すようにバージョン3.00は「第1切り戻
し待機中」に、バージョン2.00は「第2切り戻し待
機中」に、バージョン1.00は「履歴管理中」に遷移
する。その後、新しいバージョン5.00ができ、この
バージョン5.00へのバージョンアップ(バージョン
変更)が予定されると、該バージョン5.00がマネー
ジャ4に登録され、(3)に示すように「予約中」とな
る。
【0028】このような状態のもとで、運用中のバージ
ョン4.00にバグの発生など何らかのトラブルが生じ
た場合、第1実施形態例と同様にトラブルが生じたファ
イルのみでなく、グループセット全体を一世代前のバー
ジョンに戻すべく、(4)に示すように「第1切り戻し
待機中」にあったバージョン3.00を再度使用するフ
ァイル全てに対応させて配布し、これを運用に供してそ
の状態を「運用中」に戻す。同時に、「第2切り戻し待
機中」にあったバージョン2.00を「第1切り戻し待
機中」に戻し、また「運用中」にあったバージョン4.
00をグループセット全体から削除し、これにより該バ
ージョン4.00を「予約中」に戻す。このとき、「履
歴管理中」にあるバージョン1.00については、その
バージョンそのものがマネージャ4から削除されている
ため、その状態遷移は起こらず、同様に、「予約中」に
あるバージョン5.00もその状態遷移が起こらない。
【0029】さらに、切り戻して再度運用に供したバー
ジョン3.00に、先の場合と同様にトラブルが生じた
場合、再度切り戻しを行い、(5)に示すように「第1
切り戻し待機中」にあったバージョン2.00を再度
「運用中」に戻す。同時に、「運用中」にあったバージ
ョン3.00を、グループセット全体から削除し、これ
により該バージョン3.00を「予約中」に戻す。この
とき、「履歴管理中」にあるバージョン1.00につい
ては、前述したようにその状態遷移は起こらず、同様
に、「予約中」にあるバージョン4.00、バージョン
5.00もその状態遷移が起こらない。
【0030】その後、バージョン3.00、バージョン
4.00のトラブルを解消すべく細部を改め、例えばバ
ージョン3.10やバージョン4.10を作成してこれ
らを順次「予約中」、「運用中」へと状態遷移させ、あ
るいは「予約中」にあるバージョン5.00を「運用
中」へと状態遷移させるといったことにより、グループ
セットのバージョンを逐次変更していく。
【0031】このようなソフトウェアの管理方法にあっ
ては、切り戻し待機を行うためのバージョンの世代数を
予め設定しておき、設定した世代数分のバージョンを、
切り戻し待機のためマネージャ4内に保有しておくよう
にしたので、バージョンにトラブルが発生した場合など
にこれに対処して設定した分だけバージョンの切り戻し
を行うことができ、したがってソフトウェアのバージョ
ン管理をより一層に柔軟に行うことができる。なお、こ
の第2実施形態例においては、「切り戻し待機中」の状
態となるバージョンの世代数を2に設定した場合につい
て説明したが、3以上に設定できるのはもちろんであ
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明のソフトウェ
アの管理方法は、バージョン管理ファイルにバージョン
の状態を記憶し、グループセット毎にバージョン管理を
行うものであるから、該バージョン管理ファイルを開く
ことによってグループセットのバージョンの把握を容易
に行うことができる。したがって、ファイル間でバージ
ョンが異なってしまうことによる不都合、例えばサーバ
や各クライアントに配布されているバージョンが分から
なくなってしまい、サーバや各クライアントに同じバー
ジョンのソフトウェアを重ねて配布するような無駄な作
業を行ったり、間違って古いバージョンのものを配布し
てしまうといった不都合を無くして正確で確実なバージ
ョン管理を行うことができる。
【0033】また、各バージョンの状態をマネージャ内
のバージョン管理ファイルに記憶しておくので、新しい
バージョンができたり運用中のバージョンにバグが発生
したりしてバージョン変更が必要となったとき、該バー
ジョン管理ファイルを開くことによってソフトウェアの
バージョン遷移状況を容易に把握することができ、これ
により柔軟なバージョン変更を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)は本発明の方法を説明するため
の図であり、(a)はソフトウェアを分類した状態を示
す図であり、(b)はファイルをグループセット化した
状態を示す図である。
【図2】グループセットのバージョンの状態遷移を説明
するための図である。
【図3】バージョン管理ファイルの記憶の内容の一例を
示す図である。
【図4】グループセットのバージョンの状態遷移を説明
するための図である。
【図5】本発明に係るネットワークのシステム構成図で
ある。
【符号の説明】
1 通信経路 2 サーバ 3a、3b、3c、3d クライアント 4 マネージャ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライアント/サーバ形態のネットワー
    クシステムにおいて、クライアントまたはサーバで稼動
    する各ソフトウエアを業務別にグループセットとし、こ
    れに、バージョンを付与し、マネージャに登録し、前記
    マネージャ内のバージョン管理ファイルに前記バージョ
    ンの状態を記憶し、前記グループセット毎にバージョン
    管理を行うことを特徴とするソフトウェアの管理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のソフトウェアの管理方法
    において、 各グループセット毎のバージョン管理ファイルに、少な
    くとも、予約中、運用中、切り戻し待機中の状態を設け
    たことを特徴とするソフトウェアの管理方法。
JP18296596A 1996-07-12 1996-07-12 ソフトウェアの管理方法 Pending JPH1027092A (ja)

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JP18296596A JPH1027092A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 ソフトウェアの管理方法

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007058358A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Hitachi Computer Peripherals Co Ltd ソフトウェアのバージョンアップシステム及び同バージョンアップ方法
JP2007286790A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Fujitsu Ltd アプリケーション管理プログラム、アプリケーション管理方法およびアプリケーション管理装置
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