JPH0729571U - 装飾体 - Google Patents

装飾体

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JPH0729571U
JPH0729571U JP6419193U JP6419193U JPH0729571U JP H0729571 U JPH0729571 U JP H0729571U JP 6419193 U JP6419193 U JP 6419193U JP 6419193 U JP6419193 U JP 6419193U JP H0729571 U JPH0729571 U JP H0729571U
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coating film
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coating
decorative body
material powder
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JP6419193U
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康幸 小黒
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マルイ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、視点の移動に伴って濃淡が変化し
て見える地模様の塗装面を具えた、審美性に優れた新規
な装飾体を提供することを目的とする。 【構成】 本考案は、表面側が凸状に盛り上がっている
透光基体の裏面側に塗装被膜が形成されてなる装飾体に
おいて、該塗装被膜は、磁性材料粉の分散混入された塗
料を塗布した後、それが硬化する前に、磁界の作用を受
けて該磁界に対応する模様が現出されたものであって、
該模様を構成する磁性材料粉は該塗装被膜面の中央部で
は不揃いのままであり、その周縁部に行くに従って次第
に垂直方向に揃っていることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の装飾体、特に、透明な合成樹脂で形成された表示体の裏面 に、磁気塗装を施したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
磁性材料の粉末を含有する塗料を用いた塗装模様の形成法は、例えば特開昭6 3ー175650号公報に記載されているように従来から知られている。
【0003】
【考案の解決しようとする課題】
しかしながら、従来の磁性材料粉を用いた塗装模様は、文字、マーク、図柄な どを単にそのまま表現したものに過ぎず、面白味に欠けるという欠点があった。 本考案は、視点の移動に伴って濃淡が変化して見える地模様の塗装面を具えた、 審美性に優れた新規な装飾体を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、表面側が凸状に盛り上がっている透光基体の裏面側に塗装被膜が形 成されてなる装飾体において、該塗装被膜は、磁性材料粉の分散混入された塗料 を塗布した後、それが硬化する前に、磁界の作用を受けて該磁界に対応する模様 が現出されたものであって、該模様を構成する磁性材料粉は該塗装被膜面の中央 部では不揃いのままであり、その周縁部に行くに従って次第に垂直方向に揃って いることを特徴とする。
【0005】
【実施例】
本考案に係る装飾体の実施例の製造過程を模式的に示す図1ないし図5におい て、1はアクリル性の透明な基体で、製品としての表側となるべき面(図におい て下面)は中央部分が小高くなったレンズ状をしており、これに対して裏側とな るべき面(図において上面)は窪んだ標章となるべき部分を除き一様な平面とな っている。該基体の裏側となるべき面には、まず、アルミ蒸着膜2が全面に形成 され、その後で、該標章となるべき窪んだ部分には、エッチングレジスト膜3が 埋め込まれる。更に、該エッチングレジスト膜の形成された部分を除く該アルミ 蒸着膜はエッチング処理により取り除かれて、所望の標章が形成される。次に、 該基体の裏面となるべき面には、磁性材料としてニッケルの粉末を含有する青色 の塗料が常法により全面に塗布される。そして、このようにして塗膜4が形成さ れた該基体は該塗膜の硬化する前に、後述するような磁石によって形成される磁 界の中央に置かれる。なお、該塗膜の上には所望により硬化後に、さらに裏止め 塗装が施される。図6に本実施例に係る基体と磁石との位置関係を示す。この実 施例における磁石は、可撓性を有する永久磁石5を該基体の周りに環状に配置し たもので、該磁石により発生する磁界の作用は、該磁石に近い該塗膜面の周縁部 のニッケル粉末に対しては及ぶものの、該磁界の作用を受けてニッケル粉末が変 位する以前に該塗膜が硬化してしまうため、該磁石から離れた該塗膜面の中央部 のニッケル粉末には、該磁界の作用が実質的に及んでいない。
【0006】
【作用】
このようにして形成された装飾体では、該塗膜面の中央部分ではニッケル粉末 が不揃いに分散されたままの状態で固定され、周縁部に近ずくにしたがって該ニ ッケル粉末は磁界の影響で次第に塗膜面に垂直な方向に起立された状態で固定さ れている。この装飾体を表側の斜め上方から見ると、金属光沢のある標章の背後 に地模様として前記塗装面が見え、該地模様は手前の周縁部が後の周縁部に比べ て濃色であり、該濃色部分はそれから中央部に行くに従い淡色を呈し、該濃色位 置は看者の視点が移ると、それに対応して該周縁部上の手前となる位置に移動す る。
【0007】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されているから、視点の移動に伴って塗膜面の濃淡 位置が移動する審美性に富んだ装飾体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】透明基体の端面図。
【図2】図1の透明基体の上面の全面にアルミ蒸着膜を
施した状態を示す端面図。
【図3】図2の基体の上面に部分的にエッチングレジス
ト膜を形成した状態を示す端面図。
【図4】図3の基体の上面をエッチング処理した状態を
示す端面図。
【図5】図4の基体の上面に磁性材料粉末を含有する塗
料で塗装を施した状態を示す端面図。
【図6】基体と磁石の対応関係を示す断面図。
【符号の説明】
1・・・透明基体 2・・・アルミ蒸着膜 3・・・エッチングレジスト膜 4・・・磁性材料粉が分散された塗膜 5・・・永久磁石

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面側が凸状に盛り上がっている透光基体
    1の裏面側に塗装被膜4が形成されてなる装飾体におい
    て、 該塗装被膜は、磁性材料粉の分散混入された塗料を塗布
    した後、それが硬化する前に、磁界の作用を受けて該磁
    界に対応する模様が現出されたものであって、該模様を
    構成する磁性材料粉は該塗装被膜面の中央部では不揃い
    のままであり、その周縁部に行くに従って次第に垂直方
    向に揃っていることを特徴とする装飾体。
JP1993064191U 1993-11-08 1993-11-08 装飾体 Expired - Lifetime JP2604758Y2 (ja)

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JPH0729571U true JPH0729571U (ja) 1995-06-02
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