JPH0729569Y2 - 耐熱電球 - Google Patents

耐熱電球

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JPH0729569Y2
JPH0729569Y2 JP1992067158U JP6715892U JPH0729569Y2 JP H0729569 Y2 JPH0729569 Y2 JP H0729569Y2 JP 1992067158 U JP1992067158 U JP 1992067158U JP 6715892 U JP6715892 U JP 6715892U JP H0729569 Y2 JPH0729569 Y2 JP H0729569Y2
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JP
Japan
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heat
glass
light bulb
adhesive
cushioning material
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992067158U
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English (en)
Other versions
JPH0626149U (ja
Inventor
誠治 川合
進 水越
守 森田
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Metro Denki Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Metro Denki Kogyo Co Ltd
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  • Common Detailed Techniques For Electron Tubes Or Discharge Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オーブンやオーブン機
能を有した電子レンジの高温の雰囲気中で使用する内部
照明用の小型耐熱電球に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の電球では、ガラス球と口金との接
着にはフェノール系の接着剤が用いられているが、その
ような電球を180 °C 以上の雰囲気中で長時間使用した
場合、接着剤が炭化し、接着部が剥離するため、オーブ
ン等の内部照明用として採用できない。一方、耐熱電球
として接着剤を用いず、ガラス球を口金に圧入する方式
やガラス球を口金にねじ込んでその境界に封止部を成型
するメカニカル方式を用いたものがあるが、圧入部、封
止部の成型やその方式に伴う特殊口金の必要性等の理由
によりコスト高となるばかりか、オーブン等の内部照明
用の耐熱電球はガラス球の直径が30mm以下と小型である
ため、電極となる側面と底面に形成された電極との距離
が電気用品取締法上の安全基準で定められた距離以下と
なってしまうので採用できない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで、ガラス球とコ
ネクター式の口金とを、例えば実開昭58−19244
5号公報に記載の如く、セラミック系等の耐熱性接着剤
で接着すれば、180 °C以上の高温雰囲気中での使用も
可能であるが、300 °C 程度の高温雰囲気中で連続使用
すると、冷却過程でガラス球の口金内周面の開口部際と
接する径の太い部分にクラックが発生することがある。
これは、熱膨張した接着剤が使用後に室温に戻った際の
収縮力によってガラス球が圧迫され、発生するものと推
察されている。そして、このようなクラックが発生する
と、電球としての機能が失われてしまう。又、例えば特
開昭63−55847号公報の如く、ガラス球に塗布さ
れた無機接着剤と電球の接着面間に無機接着剤の発泡層
を介在させて熱膨張による応力を吸収することが考えら
れるものの、その発泡層は固形状であるがため、熱膨張
による歪の影響を受けないようにするには、発泡倍率を
極めて高くしなくてはならないので、機械的強度が不足
し、実用に供し得ない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は高温雰囲気中で
の使用に要求される特性を確保すべく開発した耐熱電球
で、その構成は、口金内周面の開口部際とガラス球の外
周面との間に、耐熱伸縮性のシート状緩衝材を介在さ
せ、ガラス球の封止部をコネクター式の口金に嵌め入れ
てセラミック系の接着剤により接合したことにある。
【0005】
【作用】封止端部に近い径の細い部分は接着材により強
固に接合されるが、比較的径の太い部分は耐熱伸縮性シ
ート状緩衝材の介在によってガラスと金属とが直接接触
しないため、膨張差が大きい部分における歪の影響が少
なく、高温時でもクラックの発生が防止できる。又封止
端部に近い部分には耐熱伸縮性シート状緩衝材が介在さ
れていないと共に、ガラス球と口金との間には耐熱伸縮
性シート状緩衝材の外周まで接着材が充填されているの
で、両者は強固に接着されるばかりでなく、耐熱伸縮性
シート状緩衝材の緩衝効果が有効に作用して、高い機械
的強度が確保される。
【0006】
【実施例】図1及び図2は、本考案にかかる耐熱電球の
説明図である。(1) は耐熱伸縮性のシート状緩衝材(以
下単に緩衝材とのみ称する)、(2) はガラス球、(3) は
コネクター式の口金、(4) はセラミック系の接着剤であ
る。緩衝材(1) はガラス繊維で織られた厚さ0.1 〜0.3m
m 、幅約10mmの布で、図2に示すように伸縮性を有した
シート状に形成され、図1に示すようにその長手方向中
央がガラス球に口金を接着した時の境界に位置し、その
裾部が口金側へ介入されるようにガラス球の周面に貼着
されている。即ち、口金の上縁開口部及びその周囲に塗
布された接着剤とガラス球の接着面間に、緩衝材(1) が
介在するようになっている。ガラス球は、直径約25mmの
ソーダガラス製で、クリプトンを主成分とするガスが封
入されている。(5) はフィラメント、(6) はアンカー、
(7) は導入線、(8) はステム、(9) は電極ピン、(10)は
電極ピンと口金とを絶縁するための絶縁板をそれぞれ示
す。また、図2に示すように硝子管(11)で保護されたリ
ード線(12)を介してコネクター(13)に接続される。そし
て、これらは図3に示すようにオーブン(15)内の上面に
設けられたケース(14)内に収容され、調理品の照明に供
せられる。
【0007】調理を開始し、オーブン内の雰囲気の温度
が300 °C に達すると、各部材は個々膨張を始め、接着
剤はセラミック系であるため、炭化してしまうことはな
い。調理が終了すると、熱膨張した各部材は収縮を始
め、この収縮過程と前記膨張過程では、膨張係数の差に
起因したガラス球と口金相互間の歪により、応力が作用
するが、緩衝材(1) の伸縮性によって吸収され、ガラス
球が圧迫されたり、接着罪の口金付近にクラックが発生
することがない。これは、封止端部に近い径の細い部分
は接着材により強固に接合されるが、比較的径の太い部
分は緩衝材の介在によってガラスと金属とが直接接着し
ていないため、膨張差が大きくても、それにより相互に
加わる応力が緩和されるからであると推定される。又、
ガラス球と口金との間には緩衝材が介在され、ガラス球
と口金とが接着されていないが、封止端部に近い部分で
はガラス球と口金との間に接着剤が充填されているの
で、両者は強固に接着され、高い機械的強度が確保され
る。
【0008】尚、本発明で採用する緩衝材は、ガラス繊
維以外にロックウールも好適に使用され、その緩衝材の
形状、寸法及び貼着位置は、ガラス球や口金の形状、大
きさ等に応じて変更可能である。
【0009】
【考案の効果】本考案にかかる耐熱電球は、口金内周面
の開口部際とガラス球の外周面との間に、耐熱及び伸縮
性を有したシート状の緩衝材を介在させるといった格別
な構成により、高い結合力の確保と、温度膨張による歪
の吸収効果を両立され、高温の雰囲気中で連続使用して
も、ガラス球にクラックが発生したり、ガラス球と口金
との接着部が剥離することもない。従って、オーブン等
の安定した使用を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかる耐熱電球の説明図である。
【図2】 本考案にかかる耐熱電球のガラス球に緩衝材
を貼着するところを示す説明図である。
【図3】 本考案にかかる耐熱電球をオーブン内に取付
けたところを示す説明図である。
【符号の説明】
1・・緩衝材、2・・ガラス球、3・・口金、4・・接
着剤、5・・フィラメント、6・・アンカー、7・・導
入線、8・・ステム、9・・電極ピン、10・・絶縁
板、11・・硝子管、12・・リード線、13・・コネ
クター、14・・ケース、15・・オーブン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス球の封止部をコネクター式の口金
    に嵌め入れてセラミック系の接着剤により接合される耐
    熱電球において、前記口金内周面の開口部際とガラス球
    の外周面との間に、耐熱伸縮性のシート状緩衝材を介在
    させたことを特徴とする耐熱電球。
JP1992067158U 1992-08-31 1992-08-31 耐熱電球 Expired - Lifetime JPH0729569Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992067158U JPH0729569Y2 (ja) 1992-08-31 1992-08-31 耐熱電球

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JP1992067158U JPH0729569Y2 (ja) 1992-08-31 1992-08-31 耐熱電球

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JPH0626149U JPH0626149U (ja) 1994-04-08
JPH0729569Y2 true JPH0729569Y2 (ja) 1995-07-05

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ID=13336814

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9085121B2 (en) 1999-05-13 2015-07-21 3M Innovative Properties Company Adhesive-backed articles
US10723919B2 (en) 2013-06-06 2020-07-28 3M Innovative Properties Company Method for preparing structured adhesive articles

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