JPH07295617A - データ演算設定機能を有する数値制御装置 - Google Patents

データ演算設定機能を有する数値制御装置

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JPH07295617A
JPH07295617A JP10898394A JP10898394A JPH07295617A JP H07295617 A JPH07295617 A JP H07295617A JP 10898394 A JP10898394 A JP 10898394A JP 10898394 A JP10898394 A JP 10898394A JP H07295617 A JPH07295617 A JP H07295617A
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JP
Japan
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data
window
key
input
control data
Prior art date
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JP10898394A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Okumura
哲也 奥村
Kenji Ito
健二 伊藤
Hiroshi Oyama
博司 大山
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Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Machinery Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】数値制御装置において、制御データの変更・再
設定の際に、記憶されている既存の制御データを利用で
きるようにすることにより、最小限のキー入力数でデー
タ設定を可能とする。 【構成】制御データ算出部7において、入力制御部2か
らの信号に応じて、データ記憶装置52に記憶されてい
る現在の工具座標値を読みだし、それを項とする演算式
を作成して演算し、演算結果を新たな制御データとして
設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ演算設定機能を
有する数値制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】数値制御装置には工作機械を制御するた
めの制御データが記憶されており、オペレータは加工ロ
ットの変更や、工具の変更等毎に必要な制御データを再
設定する。図7は従来のデータ演算設定機能を有する数
値制御装置の一例を示すブロック図である。以下、図面
を用いて従来のデータ演算設定機能を有する数値制御装
置を説明する。数値制御装置は、各種データ、修正命令
等を入力する入力装置1を有しており、入力装置1に
は、入力装置1からの入力をバス65へ送出する入力制
御部2が接続されている。更に、バス65には、CRT
等の表示装置3に表示させる画像を制御する表示制御部
4、表示装置3に表示させる画面データを作成する画面
データ作成部5、および入力装置1から入力されたデー
タに従い制御データを再演算する制御データ算出部6が
接続されており、かつ各部を制御する中央処理装置5
1、制御データ算出部6が算出した制御データ等を記憶
するデータ記憶装置52、工作機械のX軸を制御するX
軸制御装置61、工作機械のY軸を制御するY軸制御装
置62および工作機械のZ軸を制御するZ軸制御装置6
3、工作機械の主軸を制御する主軸制御装置64が接続
されている。そして、X軸制御装置61には、工作機械
のX軸を駆動するX軸サーボ装置53、およびX軸の位
置を検出するX軸検出器54が接続されており、Y軸制
御装置62には、工作機械のY軸を駆動するY軸サーボ
装置55、およびY軸の位置を検出するY軸検出器56
が接続されており、Z軸制御装置63には、工作機械の
Z軸を駆動するZ軸サーボ装置57、およびZ軸の位置
を検出するZ軸検出器58が接続されており、主軸制御
装置64には、工作機械の主軸を駆動する主軸駆動装置
59、および主軸の回転数を検出する主軸パルスジェネ
レータ60が接続されている。
【0003】次に動作について説明する。主軸制御装置
64は主軸パルスジェネレータ60によって検出された
回転数を基に主軸駆動装置59を制御し、主軸を回転さ
せる。一方、X軸制御装置61はX軸検出器54によっ
て検出された位置情報を基にX軸サーボ装置53を制御
し、Y軸制御装置62はY軸検出器56によって検出さ
れた位置情報を基にY軸サーボ装置55を制御し、か
つ、Z軸制御装置63はZ軸検出器58によって検出さ
れた位置情報を基にZ軸サーボ装置57を制御し、工具
の取付けられた主軸頭、または加工物が取付けられたテ
ーブルを移動させる。その結果、加工物が切削される。
画面データ作成部5は、表示制御部4を介して表示装置
3上に表示させる画面データを作成する。制御データ算
出部6は、入力制御部2を介して入力装置1より入力さ
れたデータに従い制御データを再算出し、データ記憶装
置52に記憶させる。
【0004】ここで図8は、数値制御装置の操作パネル
の外観図の一例を示している。操作パネル301は、図
7における入力装置1および表示装置3が具備されてい
る。入力装置1はキーボード302と機械操作スイッチ
303より構成され、キーボード302にはアルファベ
ットや記号キー304、テンキーおよびリターンキー3
05、カーソルキー306、ファンクションキー307
およびモード選択キー308が具備されている。また機
械操作スイッチ303にはパルスハンドル、主軸回転方
向変更スイッチ等の機械操作関係のスイッチが具備され
ている。なお、モード選択キーとは現在値を表示する機
能、プログラムを編集する機能、工作機械を制御する各
種制御データを表示、修正する機能等を選択するキーで
ある。
【0005】図9は、加工ロット等の変更に伴い制御デ
ータの1つであるワーク座標系原点オフセット値の再設
定を要する場合の、従来のワーク座標系原点オフセット
値設定画面例およびファンクションキーを示すものであ
る。表示装置3上に表示される画面100には、表示制
御部4を介して、画面データ作成部5で作成された画面
データが表示されている。また、入力装置1にはファン
クションキー101が具備されており、入力装置1は押
下されたファンクションキーに対応してキーコードを送
出する。ファンクションキー101の配置に対応してフ
ァンクションメニュー102が表示されている。さら
に、エリア103からエリア105には、オペレータが
ワーク等を交換した場合でもワーク座標系原点オフセッ
ト値を新たに再設定する必要のないよう3組のワーク座
標系原点オフセット値(X座標・Y座標・Z座標)がそ
れぞれ表示されている。ここで、エリア103の左端に
は”*”マークが表示されており、ワーク座標系番号1
が現在選択されている座標系であることを示している。
さらに、エリア103の原点オフセット値のX座標値が
反転による強調表示されており、原点オフセット値の設
定操作がこの値に対して行なわれることを示している。
また、コンソールフィールド106には、入力された数
値および演算子よりなる演算式が表示される。なお、入
力装置1に具備されているカーソルキーを押下すること
によりデータ設定操作の対象となる値を選択することが
できる。
【0006】ワーク座標系原点オフセット値を再設定す
る場合、カーソルキーによりデータ設定操作の対象とな
る値を選択した後、入力装置1から数値および、必要な
らば演算子を入力することにより制御データ算出部6に
おいて後述の処理により、原点オフセット値が再算出さ
れ、データ記憶装置52に記憶されると共に、表示装置
3上の値も更新される。オペレータは画面上に再表示さ
れた値を見ることにより、原点オフセット値が所望の数
値になったのか否かを確認する。図10は図7における
制御データ算出部6の、既存の制御データを再設定する
際の処理手順を示したフローチャートであり、以降図1
0に基づいて制御データ算出部6の処理手順を詳細に説
明する。入力制御部2を介して制御データ算出部6に入
力装置1の数値または演算子キーが押下されたことを示
す信号が入力されると、制御データ算出部6は、リター
ンキーが押下されるまでの入力キーを記憶し(ステップ
S001、ステップS002)、リターンキーが押下さ
れると、今まで記憶されたキーよりなる演算式を作成し
(ステップS003)、前記演算式の演算結果を新たな
制御データとして設定し(ステップS004)、処理を
終了する。
【0007】以上の処理を実際の画面例およびファンク
ションキーを示す図9、図11を用いて説明する。原点
オフセット値を再設定する場合、図9に示す画面データ
が、表示装置3の画面100に表示制御部4を介して表
示される。ここで、オペレータは現在の工具座標値のX
座標値に”30.000”を加算した値を、新たなワー
ク座標系番号1の原点オフセット値のX座標値としたい
とすると、あらかじめ現在の工具座標のX座標値をオペ
レータ自らが覚えておき、その値”45.323”をコ
ンソールフィールド106にキー入力し、続いて、”+
30”とキー入力する。ここで、図11(a)に示すよ
うにコンソールフィールド106には、”45.323
+30”と表示される。続いてリターンキーを押下する
ことにより、図11(b)のエリア103に示すよう
に、前記計算式の演算結果である”75.323”が新
たに、ワーク座標系番号1の原点オフセット値のX座標
値として設定される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のデータ
演算設定機能を有する数値制御装置では、記憶されてい
る各種制御データを利用することが不可能であり、その
ため、記憶されている制御データと同じ値にしたい場合
や、記憶されている制御データに演算を施したものを新
たな値として設定したい場合など、数値を最初から最後
までキー入力する必要があるという欠点があった。本発
明は上述のような事情からなされたものであり、本発明
の目的は、記憶されている既存の制御データを利用でき
るようにすることにより、最小限のキー入力数でデータ
設定が可能となるデータ演算設定機能を有する数値制御
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、データ演算設
定機能を有する数値制御装置に関するものであり、本発
明の上記目的は、工作機械を制御するのに必要な各種制
御データを記憶する記憶手段と、表示装置上に新規に演
算用のウィンドウを表示する表示手段と、前記演算用の
ウィンドウ上に、前記記憶手段に記憶されている複数の
制御データのうち少なくとも現在の工具座標値を読みだ
し、読みだされた現在の工具座標値を項とする演算式を
作成する作成手段と、前記演算式を演算し、演算結果を
新たなデータとして設定するデータ設定手段とを具備す
ることにより達成される。
【0010】
【作用】本発明のデータ演算設定機能を有する数値制御
装置は、データ設定時には演算用のウィンドウを表示す
ると共に、記憶されている各種制御データのうち参考と
なる制御データとして現在の工具座標値を前記演算用の
ウィンドウ上に読みだし、それを項とする演算式を作成
し、演算結果を新たな値として設定できるため、最小限
のキー入力数、かつ、容易な制御データの設定・変更操
作が可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて具体的
に説明する。この実施例では、マルチウィンドウ環境を
利用している。マルチウィンドウ環境とは、画面を矩形
の領域に分割し、その領域の内部に図形や文字を出力す
ることができる環境である。この矩形の領域をウィンド
ウと呼ぶ。マルチウィンドウ環境では、各々のウィンド
ウがあたかも重なっているかのように表示すること、ウ
ィンドウを前面に表示すること、ウィンドウを移動する
こと、ウィンドウを消去すること、ウィンドウの重ね合
わせを変更すること等ができる。図1は本発明のデータ
演算設定機能を有する数値制御装置の一実施例を示すブ
ロック図であり、従来のデータ演算設定機能を有する数
値制御装置の一例を示す図7のブロック図と同一要素に
関しては同一符号を付してその説明を省略する。このブ
ロック図では新たにウィンドウ制御部8と画面管理部9
が追加されている。更に、制御データ算出部7は、従来
のデータ演算設定機能を有する数値制御装置を実現する
制御データ算出部6と同様に、入力された数値に従い制
御データを再算出するものであるが、算出処理が異なる
ため異なる符号を付してある。
【0012】ウィンドウ制御部8は、マルチウィンドウ
環境を実現し、表示制御部4を介して表示装置3への表
示を行ない、入力制御部2を介して入力装置1からの入
力信号を取得している。そして、ウィンドウ制御部8
は、入力制御部2から入力される信号に応じて、少なく
とも以下の信号を出力する。モード選択キーが押下され
たことを示す信号が入力されたときには、押下されたモ
ード選択キーのキーコードより構成されるモード選択キ
ー信号MKEを出力する。ファンクションキーが押下さ
れたことを示す信号が入力されたときには、キー入力ウ
ィンドウ識別子および押下されたキーのキーコードから
構成されるファンクションキー信号FKEを出力する。
なお、ウィンドウ識別子とは、各々のウィンドウを区別
する番号である。キー入力ウィンドウ識別子とは、入力
制御部2から入力される信号を処理するために、ウィン
ドウ制御部8が記憶していて、外部から変更することが
可能なウィンドウ識別子である。
【0013】数値キーまたは演算子キーが押下されたこ
とを示す信号が入力された時にも同様に、キー入力ウィ
ンドウ識別子および押下されたキーのキーコードから構
成される数値・演算子キー信号TKEを出力する。更
に、他のウィンドウによって隠されていた部分が現れる
こと、新しくウィンドウを表示したりすること等が原因
で、ウィンドウの一部が露出して再描画が必要な時に
は、再描画が必要なウィンドウ識別子およびウィンドウ
内での露出範囲から構成される露出信号WEEを出力す
る。また、ウィンドウ制御部8は、画面管理部9からの
入力に応じて、表示装置3に表示されるウィンドウを、
表示制御部4を介して、以下のように操作する。ウィン
ドウ表示要求WSRが入力されると、指定されたウィン
ドウを画面に表示する。ウィンドウ消去要求WERが入
力されると、指定されたウィンドウを画面から消去す
る。ウィンドウ描画要求WDRが入力されると、描画デ
ータに従って指定されたウィンドウ内に描画する。ただ
し、ウィンドウ表示要求WSRは、ウィンドウ識別子お
よび表示位置から構成され、ウィンドウ消去要求WER
は、ウィンドウ識別子から構成され、ウィンドウ描画要
求WDRは、ウィンドウ識別子と描画データから構成さ
れる。
【0014】画面管理部9は、ウィンドウ制御部8から
の入力の種類に応じて以下の動作を行なう。図2は各種
制御データ設定時の画面管理部9を説明するフローチャ
ートの一例を示しており、本図を用いて画面管理部9の
動作を説明する。ただし、要求の出力先はいずれもウィ
ンドウ制御部8である。画面管理部9は、処理が開始さ
れるとまず、現在のモードを判定し(ステップS10
1)、現在データ設定モードでない場合には、モード選
択キー信号MKEが入力されたか(ステップS10
2)、前記モード選択キー信号MKEがデータ設定モー
ドを選択することを示すのかを判定し(ステップS10
3)、そうでないと判定されるとそのまま終了する。モ
ード選択キー信号MKEが入力され、それがデータ設定
モードを選択することを示すのであれば、演算用のウィ
ンドウの表示を要求するウィンドウ表示要求WSRを出
力する(ステップS104)。一方、ステップS101
において現在データ設定モードであると判定されると、
モード選択キー信号MKEが入力されたか(ステップS
105)、ファンクションキー信号FKEが入力された
か(ステップ106)、数値・演算子キー信号TKEが
入力されたか(ステップS107)、それとも露出信号
WEEが入力されたか(ステップS108)、を判定す
る。
【0015】前記ステップS105において、モード選
択キー信号MKEが入力されたと判定されると、モード
選択キー信号MKEがデータ設定モードを選択すること
を示すのか否かを判定し(ステップS110)、データ
設定モードを選択することを示す場合はそのまま終了す
る。データ設定モード以外を選択することを示すのであ
れば、現在表示されている演算用のウィンドウの消去を
要求するウィンドウ消去要求WERを出力する(ステッ
プS111)。ステップS106において、ファンクシ
ョンキー信号FKEが入力された、ステップS107に
おいて、数値・演算子キー信号TKEが入力された、ス
テップS108において露出信号WEEが入力された、
と判定された場合には、それぞれ、数値・演算子の描画
やファンクションキーに割り当てられた数値の描画、あ
るいはファンクションメニューの描画等を要求するウィ
ンドウ描画要求WDRを出力する(ステップS10
9)。
【0016】図3は、図1における制御データ算出部7
の、既存の制御データを再設定する際の処理手順を示し
たフローチャートであり、以降図3に基づいて制御デー
タ算出部7の処理手順を詳細に説明する。入力制御部2
を介して制御データ算出部7に入力装置1の数値・演算
子キーまたはファンクションキーが押下されたことを示
す信号が入力されると、制御データ算出部7は、リター
ンキーが押下されるまでの間(ステップS201)、ス
テップS202からステップS205の処理を繰り返
す。ステップS202では、データ記憶装置52に記憶
されている制御データを読みだすファンクションキーが
押下されたかを判定し、押下されたのならば、そのファ
ンクションキーに割り当てられているデータをデータ記
憶装置52から読みだして記憶し(ステップS20
3)、ステップS201に戻る。ステップS204で
は、入力装置1の数値・演算子キーが押下されたかを判
定し、押下されたのならば、その数値あるいは演算子を
記憶し(ステップS205)、ステップS201に戻
る。ステップS201において、リターンキーが押下さ
れると、現在までに記憶された数値および演算子により
演算式を作成し(ステップS206)、前記演算式の演
算結果を新たな制御データとして設定し(ステップS2
07)、処理を終了する。
【0017】図4、図5、図6は、加工ロット等の変更
に伴い、制御データの1つであるワーク座標系原点オフ
セット値の再設定を要する場合の、マルチウィンドウ環
境での本発明のワーク座標系原点オフセット値設定画面
例およびファンクションキーを示すものである。データ
設定モードを選択するモード選択キーが入力されると、
図4(a)に示すように演算用のウィンドウ107(以
下、演算ウィンドウ107と称す)が表示される。演算
ウィンドウ107には、演算フィールド108と演算ボ
タン109および、現在値メモリボタン110、原点オ
フセットメモリボタン111、工具オフセットメモリボ
タン112が表示される。演算ボタン109には、数字
および演算子が表示されている。演算フィールド108
は、数値および演算子が描画される領域である。
【0018】また、ファンクションキー101の配置に
対応したファンクションメニュー102は、図1におけ
るデータ記憶装置52に記憶されている制御データのう
ち、読みだす制御データを選択するものであり、以下
(1)〜(3)のように、現在値、原点オフセット値、
工具オフセット値が読みだし可能である。 (1)ファンクションキーF1:「現在値メモリ」 (2)ファンクションキーF2:「原点オフセットメモ
リ」 (3)ファンクションキーF3:「工具オフセットメモ
リ」 図4(a)では、ワーク座標系番号1の原点オフセット
値のX座標値が反転表示されており、データの設定・変
更操作がこの値に対して行なわれることを示している。
なお、カーソルキーにより設定・変更操作の対象となる
データを選択することができる。
【0019】ここで、オペレータがワーク座標系番号1
の原点オフセット値のX座標値を、現在の工具座標値を
利用して再設定したいとすると、ファンクションキーF
1:「現在値メモリ」を押下する。すると、図4(b)
に示すように、現在値メモリボタン110が反転表示さ
れると同時に、以下(1)〜(3)のように、データ記
憶装置52に記憶されている現在の工具座標値のX、
Y、Z座標値を読みだすファンクションメニュー102
が描画される。 (1)ファンクションキーF1:「現在値X」 (2)ファンクションキーF2:「現在値Y」 (3)ファンクションキーF3:「現在値Z」
【0020】ここで、オペレータが、現在の工具座標値
のX座標値に”30.000”を加算した値を、新たな
ワーク座標系番号1の原点オフセット値のX座標値とし
たいとすると、まず始めに、(1)ファンクションキー
F1:「現在値X」を押下する。ここで、データ記憶装
置52に記憶されている現在の工具座標のX座標値が読
みだされ、図5(a)に示すように、演算フィールド1
08には、現在の工具座標のX座標値である、”45.
323”が描画される。続いて、入力装置1より、”+
30”と入力すると、図5(b)に示すように演算フィ
ールド108には、”45.323+30”と描画され
る。ここで、リターンキーが押下されると、上記演算式
が演算され、ワーク座標系番号1の原点オフセット値の
X座標値が、先の計算式の演算結果である”75.32
3”と新たに設定される(図6)。なお、図4(a)の
状態で、ファンクションキーF2:「原点オフセットメ
モリ」が押下されると、ファンクションメニュー102
上には、図1におけるデータ記憶装置52に記憶されて
いる原点オフセット値がすべて読みだされ、ファンクシ
ョンキーF3:「工具オフセットメモリ」が押下される
と、データ記憶装置52に記憶されている工具オフセッ
ト値がすべて読みだされ、それらのデータを演算式の項
として利用することができる。なお、本実施例では原点
オフセット値設定の場合についてのみ説明したが、他に
も工具オフセット値などすべての制御データの設定・変
更操作に対して、本発明は有効となる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明のデータ演算設定機
能を有する数値制御装置によれば、制御データの変更・
再設定の際に、演算用のウィンドウを表示させると共
に、前記演算用のウィンドウ上に、記憶されている現在
の工具座標値を読みだし、それを項とする演算式を作成
するため、最小限のキー入力数、かつ、容易な制御デー
タの設定・変更操作が可能となり、オペレータの入力工
数を大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ演算設定機能を有する数値制御
装置の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明装置の画面管理部の処理手順を示したフ
ローチャートである。
【図3】本発明装置の制御データ算出部の処理手順を示
したフローチャートである。
【図4】本発明装置の画面表示例を示す第1の図であ
る。
【図5】本発明装置の画面表示例を示す第2の図であ
る。
【図6】本発明装置の画面表示例を示す第3の図であ
る。
【図7】従来のデータ演算設定機能を有する数値制御装
置の一実施例を示すブロック図である。
【図8】従来および本発明装置の外観図の一例を示す図
である。
【図9】従来装置の画面表示例を示す図である。
【図10】従来装置の制御データ算出部の処理手順を示
したフローチャートである。
【図11】従来装置の画面表示例を示す図である。
【符号の説明】
7 制御データ算出部 8 ウィンドウ制御部 9 画面管理部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械を制御するのに必要な各種制御デ
    ータを記憶する記憶手段と、 表示装置上に新規に演算用のウィンドウを表示する表示
    手段と、 前記演算用のウィンドウ上に、前記記憶手段に記憶され
    ている複数の制御データのうち少なくとも現在の工具座
    標値を読みだし、読みだされた現在の工具座標値を項と
    する演算式を作成する作成手段と、 前記演算式を演算し、演算結果を新たなデータとして設
    定するデータ設定手段とを備えたことを特徴とするデー
    タ演算設定機能を有する数値制御装置。
JP10898394A 1994-04-25 1994-04-25 データ演算設定機能を有する数値制御装置 Pending JPH07295617A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013190593A1 (ja) * 2012-06-19 2013-12-27 三菱電機株式会社 数値制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013190593A1 (ja) * 2012-06-19 2013-12-27 三菱電機株式会社 数値制御装置

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