JPH0729521U - プラスチック製眼鏡用パッド固定具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチック製の眼鏡フレームに金属製パッ
ドアームを用いる時、眼鏡の美観を損なわず且つパッド
の修正が簡単にしかも取付けが確実に出来る。 【構成】 フロント２とテンプル３とからなるプラスチ
ック製の眼鏡フレーム１において、フロント２裏面のパ
ッド４取付位置に適深さの盲穴５を、又、盲穴５下方適
間隔に盲状の細穴６をそれぞれ穿設し、螺穴を穿設した
固定金７を盲穴５に固設したフロント２と、Ｓ字などの
任意形状に屈曲したパッドアーム９一端にパッド４を取
付可能とし、長方形等の任意長細形状の取付板１０にパ
ッドアーム９他端を適量突出させて設けた取付体８と、
止ビス１１との組合わせとしたこと。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はプラスチック製の眼鏡用フレームに金属製パッドアームを取付けるプ ラスチック製眼鏡用パッド固定具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

プラスチック製眼鏡用フレームにパッドを取付けるには別体のものを取付けて いた。 その種類としては、パッド取付位置にフロントと同質の材料を盛って調整しな がら接着してパッドとする方法、或は、取付材の両端に金属製のパッドアームを 取付け、フレーム表面側より止ビスでフレームを取付材とによって挾持するよう 固設したもの等がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、前者のフロントと同質の材料を盛る場合には一度終了すると再調整が 面倒であると共に、汗等によって使用中フロントと同質の材料とプラスチックの 接着部が変色したり或は剥離したりすることもある。 又後者の場合には、左右のパッドアームが同一取付材に固定されているため、 一方の調整でも両方がはずれ修正に時間が掛かり且つ修正が面倒であると共に、 フレーム表面に止ビスの頭部がフレームと同色としてあっても美的感覚に欠ける 等、使用上或は調整上非常に不都合を感じていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案はこのような不都合を解消し、美観を保ちながらパッドの修正が簡単に 行え取付も確実に出来るプラスチック製眼鏡用パッド固定具を提供せんとするも のである。 フロントとテンプルとからなるプラスチック製の眼鏡フレームにおいて、フロ ント裏面のパッド取付位置に適深さの盲穴を、又、盲穴の下方適間隔に盲状の細 穴をそれぞれ穿設し、外周長手に沿って任意の凹凸を設け螺穴を穿設した固定金 を盲穴に接着剤等にて埋設したフロントと、弾力性を有するＳ字或はＬ字などの 任意形状に屈曲したパッドアーム一端にパッドを取付可能とし、長方形状の取付 板にパッドアーム他端を適量を突出するよう貫通させ設けたてなる取付体と止ビ スとの組合わせとしたものである。

【０００５】

【作用】

パッドをパッドアーム一端に取付板が上方になるよう取付け、細穴にパッドア ーム他端の突出部を挿入し、取付板を固定金に螺合する止ビスにてフロント裏面 に固定する。 このようにして左右のパッドを取付体を介して左右のフロント裏面の適位置に 固定する。 そして眼鏡の掛け具合を見てパッドアームを片方づつ修正しながら最良の掛け 具合へと調整して行く。

【０００６】

【実施例】

以下本考案の実施例を図面について説明する。 図中１はフロント２とテンプル３とからなるプラスチック製の眼鏡用フレーム であって、フロント２裏面のパッド４取付位置に適深さの盲穴５を、又盲穴５と 適間隔に盲状の細穴６をそれぞれ穿設している。 ７は外周長手に沿って任意の凹凸を設け螺穴を穿設した固定金であって、前記 盲穴５に埋込み接着剤等にて固設している。 ８は金属製のパッドアーム９と取付板１０とからなる取付体全体を示し、パッ ドアーム９はＳ字形等の任意に屈曲させ弾力性を有するよう形成し、一端をパッ ド４に取付可能としている。 １０は長細形の取付板であって、取付けたパッド４の上部方向に取付板１０が 位置するよう一端にパッドアーム９の他端を直交させて突出し固定している。 １１は止ビスであって、固定金７に螺合自在としている。

【０００７】 使用に当たっては、パッドアーム８一端にパッド４を取付板１０がパッド４上 部方向に位置するよう取付け、細穴６にパッドアーム９他端の突出部を挿入し、 固定金７に止ビス１０を螺合して取付板１０をフロント２裏面に固定する。 このようにして左右のフロント２裏面に取付板１０を固定しパッド４を装着す る。 パッド４の取付けが終わると、眼鏡を掛けて見てパッド４の当たり具合を見て パッドアーム９を適当に曲げて掛け具合を左右別に修正しながら合わせて行く。

【０００８】

【考案の効果】

上述の如く本考案は、プラスチック製のフレームにパッドを簡単に、且つ確実 に、しかも左右別々に取付けることが出来ると共に、その取付けがフレーム裏面 のため前面には影響無いため、眼鏡を掛けた時フレーム以外のものは無く美観を 失わずすっきりしている。 又、パッドの当たり具合も左右別々に修正が出来、全体の調整も容易となると 共に、破損による修理や補修の場合も左右別々に行えるため、早くしかも安価に 仕上げることが出来、眼鏡の使用者に経済的に有利である等多くの特長を有し、 実用上非常に優れた考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例の正面図である。

【図２】図１のＡ部拡大図である。

【図３】本実施例主要部の一部を破断した側面図であ
る。

【符号の説明】

１ フレーム ２ フロント ３ テンプル ４ パッド ５ 盲穴 ６ 細穴 ７ 固定金 ８ 取付体 ９ パッドアーム 10 取付板 11 止ビス

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 フロント２とテンプル３とからなるプラ
   スチック製の眼鏡フレーム１において、フロント２裏面
   のパッド４取付位置に適深さの盲穴５を、又、盲穴５下
   方適間隔に盲状の細穴６をそれぞれ穿設し、螺穴を穿設
   した固定金７を盲穴５に固設したフロント２と、Ｓ字な
   どの任意形状に屈曲したパッドアーム９一端にパッド４
   を取付可能とし、長方形等の任意長細形状の取付板１０
   にパッドアーム９他端を適量突出させて設けた取付体８
   と、止ビス１１との組合わせとしたことを特徴とするプ
   ラスチック製眼鏡用パッド固定具。