JP3002315U - 眼鏡テンプルの長さ調節機構 - Google Patents
眼鏡テンプルの長さ調節機構Info
- Publication number
- JP3002315U JP3002315U JP1994002643U JP264394U JP3002315U JP 3002315 U JP3002315 U JP 3002315U JP 1994002643 U JP1994002643 U JP 1994002643U JP 264394 U JP264394 U JP 264394U JP 3002315 U JP3002315 U JP 3002315U
- Authority
- JP
- Japan
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- temple
- fastening
- length
- base
- notches
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 眼鏡テンプルを各人各様の耳掛長さサイズに
合せ簡単かつ確実に調節することができ、しかも構造が
簡素で調節後に長さに狂いが生じない眼鏡テンプルを提
供する。 【構成】 眼鏡テンプルの基端部を切断によって長さサ
イズを調節できるようにすると共に当該テンプル基端部
に止着ノッチを複数設け、このテンプル基端部をテンプ
ルブラケットにヒンジ連結されたテンプル連結体の自由
端面に開口する管状挿入孔に差し込み、何れかの止着ノ
ッチに対し、テンプル連結体の胴周面を通して止着材に
より固定するようにした。
合せ簡単かつ確実に調節することができ、しかも構造が
簡素で調節後に長さに狂いが生じない眼鏡テンプルを提
供する。 【構成】 眼鏡テンプルの基端部を切断によって長さサ
イズを調節できるようにすると共に当該テンプル基端部
に止着ノッチを複数設け、このテンプル基端部をテンプ
ルブラケットにヒンジ連結されたテンプル連結体の自由
端面に開口する管状挿入孔に差し込み、何れかの止着ノ
ッチに対し、テンプル連結体の胴周面を通して止着材に
より固定するようにした。
Description
【0001】
本考案は、眼鏡テンプルの長さ調節機構の改良、更に詳しくは、テンプルに刻 設した止着ノッチによりテンプルの長さを簡単に調節でき、しかも一旦長さを調 節設定したならば使用時に殆ど狂いが生ずることのない眼鏡テンプルの長さ調節 機構に関するものである。
【0002】
周知のとおり、人の顔幅や顔耳間隔は千差万別であるため、眼鏡のフロント枠 の幅やテンプルの長さは各人各様である。よって、各人の顔の形状やサイズに応 じて眼鏡をオーダーメードで作ることが最も望ましい。
【0003】 ところが、実際市場に出回っている眼鏡の大部分は既製品であり、この規格化 された眼鏡のサイズに無理矢理合わせて少々痛くても我慢しながら、この既製品 の安価な眼鏡を掛けているのが実情である。また、眼鏡製造業者は消費者の多様 なニーズに応えるため、より多くの種類のデザインやサイズの眼鏡を製造するよ う絶えず努力を続けているけれども、種類が増加するにつれて研究開発費用や製 造コストも増大し眼鏡製造業者の経済的負担は重くなる一方であった。
【0004】 このような問題を幾分でも軽減しようとの考えから、既製品の眼鏡においてテ ンプルの長さを各個人の顔のサイズに応じて自在に調節できる眼鏡テンプル構造 を備えた眼鏡も提案されるようになった。例えば、実公平2−48817号考案の眼 鏡テンプルの伸縮アジャスト構造のように、テンプルに調整スロットと歯止掛合 部を設けて長さを調節する眼鏡がある。
【0005】 しかしながら、今までに提案された眼鏡は、既製品の眼鏡でテンプルの長さを 自在に調節可能であるという点では確かに優れており有用であるけれども、どう しても調節機構が複雑になる傾向にあり、この複雑な機構を実現するには手間が かかって製造コストが高くなるという欠点があった。
【0006】
本考案は、従来、眼鏡テンプルの長さ調節機構に上記の如き欠点があったこと に鑑みて為されたものであり、極めて単純な機構によりテンプルの長さを調節で き、しかも調節箇所が確実に固定されている眼鏡テンプルの長さ調節機構を提供 することを技術的課題とするものである。
【0007】
本考案者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添附図面を参照 して説明すれば、次のとおりである。
【0008】 即ち、本考案は、テンプルブラケットBにヒンジ連結されている管状部材であ って、その胴周面所要位置には連結孔14を有し、かつ、その自由端面には管状挿 入孔13が開口するテンプル連結体12と、この連結体12の管状挿入孔13に挿入され るべき切断によって長さ調節可能なテンプル基端部11を備えると共に、同基端部 11には複数止着ノッチ15が形成されて止着位置を選択可能なテンプル10と、前記 テンプル連結体12の連結孔14に貫入してテンプル基端部11を何れかの止着ノッチ 15において止着すべき止着材21とを連結してテンプルの長さを調節するという手 段を採用することによって、上記技術的課題を解決したことを骨子とする。
【0009】
以下、本考案を添附図面に示す実施例に基づいて更に詳しく説明する。なお、 図1は本考案を適用して構成した眼鏡テンプルを示す斜視説明図、図2は本考案 の実施例の要部を拡大して示した分解斜視説明図、図3は本考案の別の実施例の 要部を拡大して示した分解斜視説明図である。
【0010】 図1においては、テンプルブラケットBにヒンジ連結されているテンプル連結 体12の自由端面に開口された管状挿入孔13にテンプル10を挿入し、前記テンプル 連結体12の連結孔14に止着材21を貫入して前記テンプル10を止着した眼鏡テンプ ルが示してある。
【0011】 つぎに、図2に示すように、前記テンプル10に刻設した複数の止着ノッチ15は 所定間隔で並んでおり、ペンチやプライヤなどの切断工具で各ノッチ15の間を所 要位置で切断することによりテンプル10の長さを容易に調節できる。この切断さ れたテンプル10の一端のテンプル基端部11を前記テンプル連結体12の管状挿入孔 13に挿入し、止着すべき前記止着ノッチ15が連結孔14の真下にくるよう位置決め しつつ、前記連結孔14に止着材21を貫入して前記テンプル10を止着する。この実 施例では、止着材21としてネジ21aを使用しており、テンプル10に刻設されたネ ジ用止着ノッチ15aとこのネジ21aとが噛み合ってテンプル10が強固に固定され る。また、図3に示す別の実施例では、割溝付ピン21bとピン用ノッチ15bとを 用いて眼鏡テンプルを構成している。このように、所要の長さに切断された前記 テンプル10を挿入し、ネジ21aまたは割溝付ピン21bでテンプル10を止着するだ けで、各人の顔のサイズに応じて調節された眼鏡テンプルを簡単に得ることがで きる。
【0012】 本考案の実施例は概ね上記のとおりであるが、本考案は前述の実施例に限定さ れるものでは決してなく、「実用新案登録請求の範囲」の記載内において種々の 変更が可能であって、例えばテンプルに刻設した止着ノッチは止着材が引っ掛か りさえすれば、V字形、U字形、矩形などの形状に形成することも可能であり、 また、テンプルおよびテンプル連結体の形状を丸棒や角棒などにすることも可能 であり、これら何れの変更態様も本考案の技術的範囲に属することはいうまでも ない。
【0013】
以上実施例を挙げて説明したとおり、本考案によれば、極めて単純な機構によ り眼鏡テンプルの長さを簡単に調節でき、しかも一旦長さを調節設定したならば 使用時に殆ど狂いが生ずることのない眼鏡を得ることができる。さらに、調節機 構が非常に単純であるため、製造コストを低く抑えることが可能となり、著しい 経済効果を奏する。
【0014】
【図1】本考案を適用して構成した眼鏡テンプルを示す
斜視説明図である。
斜視説明図である。
【図2】本考案の実施例の要部を拡大して示した分解斜
視説明図である。
視説明図である。
【図3】本考案の別の実施例の要部を拡大して示した分
解斜視説明図である。
解斜視説明図である。
B テンプルブラケット 10 テンプル 11 テンプル基端部 12 テンプル連結体 13 管状挿入孔 14 連結孔 15 止着ノッチ 15a ネジ用止着ノッチ 15b ピン用止着ノッチ 21 止着材 21a ネジ 21b 割溝付ピン
Claims (4)
- 【請求項1】 テンプルブラケットBにヒンジ連結され
ている管状部材であって、その胴周面所要位置には連結
孔14を有し、かつ、その自由端面には管状挿入孔13が開
口するテンプル連結体12と、この連結体12の管状挿入孔
13に挿入されるべき切断によって長さ調節可能なテンプ
ル基端部11を備えると共に、同基端部11には複数止着ノ
ッチ15が形成されて止着位置を選択可能なテンプル10
と、前記テンプル連結体12の連結孔14に貫入してテンプ
ル基端部11を何れかの止着ノッチ15において止着すべき
止着材21とを包含することを特徴とする眼鏡テンプルの
長さ調節機構。 - 【請求項2】 テンプルブラケットBにヒンジ連結され
ている管状部材であって、その胴周面所要位置には連結
孔14を有し、かつ、その自由端面には管状挿入孔13が開
口するテンプル連結体12と、この連結体12の管状挿入孔
13に挿入されるべき切断によって長さ調節可能なテンプ
ル基端部11を備えると共に、同基端部11には複数止着ノ
ッチ15が形成されて止着位置を選択可能なテンプル10
と、前記テンプル連結体12の連結孔14に貫入してテンプ
ル基端部11を何れかの止着ノッチ15において止着すべき
止着材21とを包含する眼鏡テンプルの長さ調節機構にお
いて、前記テンプル10の各止着ノッチ15の間を所要位置
で切断することにより眼鏡テンプルの長さを調節するこ
とを特徴とする眼鏡テンプルの長さ調節機構。 - 【請求項3】 テンプルブラケットBにヒンジ連結され
ている管状部材であって、その胴周面所要位置には連結
孔14を有し、かつ、その自由端面には管状挿入孔13が開
口するテンプル連結体12と、この連結体12の管状挿入孔
13に挿入されるべき切断によって長さ調節可能なテンプ
ル基端部11を備えると共に、同基端部11には複数止着ノ
ッチ15が形成されて止着位置を選択可能なテンプル10
と、前記テンプル連結体12の連結孔14に貫入してテンプ
ル基端部11を何れかの止着ノッチ15において止着すべき
止着材21とを包含する眼鏡テンプルの長さ調節機構にお
いて、前記止着材21がネジ、割溝付ピンなどから成るこ
とを特徴とする眼鏡テンプルの長さ調節機構。 - 【請求項4】 テンプルブラケットBにヒンジ連結され
ている管状部材であって、その胴周面所要位置には連結
孔14を有し、かつ、その自由端面には管状挿入孔13が開
口するテンプル連結体12と、この連結体12の管状挿入孔
13に挿入されるべき切断によって長さ調節可能なテンプ
ル基端部11を備えると共に、同基端部11には複数止着ノ
ッチ15が形成されて止着位置を選択可能なテンプル10
と、前記テンプル連結体12の連結孔14に貫入してテンプ
ル基端部11を何れかの止着ノッチ15において止着すべき
止着材21とを包含する眼鏡テンプルの長さ調節機構にお
いて、丸棒状または角棒状のテンプル10に複数の止着ノ
ッチ15を刻設したことを特徴とする眼鏡テンプルの長さ
調節機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994002643U JP3002315U (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | 眼鏡テンプルの長さ調節機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994002643U JP3002315U (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | 眼鏡テンプルの長さ調節機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3002315U true JP3002315U (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=43138281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994002643U Expired - Lifetime JP3002315U (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | 眼鏡テンプルの長さ調節機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3002315U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009537875A (ja) * | 2006-05-19 | 2009-10-29 | 星 均 李 | 長さの調節可能なテンプルを備えた眼鏡 |
-
1994
- 1994-03-24 JP JP1994002643U patent/JP3002315U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009537875A (ja) * | 2006-05-19 | 2009-10-29 | 星 均 李 | 長さの調節可能なテンプルを備えた眼鏡 |
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