JP3008126U - 半掛け式モダンを用いたメガネフレーム - Google Patents

半掛け式モダンを用いたメガネフレーム

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JP3008126U
JP3008126U JP1994011394U JP1139494U JP3008126U JP 3008126 U JP3008126 U JP 3008126U JP 1994011394 U JP1994011394 U JP 1994011394U JP 1139494 U JP1139494 U JP 1139494U JP 3008126 U JP3008126 U JP 3008126U
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temple
rear end
modern
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JP1994011394U
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English (en)
Inventor
珪三 長谷川
Original Assignee
株式会社ハセガワ・ビコー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用者の頭部寸法に合致する様、テンプルの
長さを簡単正確に調節でき、装着した際の保持力も強力
な、半掛け式モダンを用いたメガネフレームを提供する
こと。 【構成】 ストレート状をしたテンプル接続部分と、該
テンプル接続部分後端に一体的に接続され、斜め下方に
向って屈曲した耳掛け部とからなる半掛け式モダン全体
を弾性に富む熱可塑性樹脂で形成し、前記耳掛け部をそ
の前端から後端にかけ内側に向ってR=80mm〜15
0mmの曲率で弯曲させ使用者の側頭部方向に付勢する
様にすると共に、テンプル接続部分の前端からその軸芯
にそって長円又は四角形の断面を有する長孔を18mm
〜30mmの奥行きになる様に明け、メガネフレーム本
体のテンプルエンド後端から15mm〜30mmの部分
を前記長孔と同型で若干大きく形成し、テンプルエンド
後端を前記長孔にきつく挿入し、使用者の頭部寸法に合
う様にその進入量を調整することにより、長さ調整を可
能にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はメガネフレーム、詳しくはテンプルの長さを使用者の頭部寸法に合 わせて自由に調整することができる様にしたメガネフレームに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
耳掛け部が使用者の耳の下方にまで回り込まず、耳の後方部分まででとどまっ ている半掛け式モダンは、使用の際の装着/取りはずしが容易なため、広く使用 されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
メガネフレームは個々の使用者の千差万別な頭部寸法にフィットしていなけれ ば、快適な装用が不可能なことは当然であり、フィッティングと称し、使用者の 頭部寸法に合せる調整作業をメガネ小売店で行っているが、耳間距離12の小さ い人の場合には、図1に示す様にモダンの耳掛け部2を手前部分で曲げ、反対に 耳間距離12の大きい人の場合にはモダン耳掛け部2を後方部分で曲げるといっ た程度のことしか実施しておらず、調整としてははなはだしく不完全であり、と てもジャストフィットは望めなかった。従来のメガネフレームの場合、テンプル 全長13はあらかじめ決っており、これを伸縮させることは構造上不可能だった 。
【0004】 又、モダンの耳掛け部2を耳間距離12に合わせるだけの為に、無理に曲げて しまうので、メガネフレーム全体としての造型的なバランスが崩れやすく、これ ら調整を施したメガネフレームは不自然な外形となってしまっていた。
【0005】 更に、従来の半掛け式モダンにおいては、耳掛け部2は使用者の耳の上部及び 後部に上から接するだけであるので、簡単にはずれやすく、つる巻き式モダンに 比して保持力が弱く、運動用などには適しておらず、その用途は限られていた。
【0006】 この考案は、半掛け式モダンを用いたメガネフレームに関する上記問題点を解 決することを目的にするものであり、個々の使用者の頭部寸法に合わせて正確簡 単に調整することができると共に、頭部への保持力も強く、激しい運動でもズリ 落ちや脱落のおそれもない、メガネフレームを提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、ストレート状をしたテンプル接続部分1と、該テンプル接続部分 後端1に一体的に接続され、斜め下方に向って屈曲した耳掛け部2とからなる半 掛け式モダン3全体を弾性に富む熱可塑性樹脂で形成し、前記耳掛け部2をその 前端から後端にかけ内側に向ってR=80mm〜150mmの曲率で弯曲させ、 使用者の側頭部方向に付勢する様にすると共に、テンプル接続部分1の前端から その軸芯にそって長円又は四角形の断面を有する長孔6を18mm〜30mmの 奥行きになる様に明け、メガネフレーム本体のテンプルエンド後端8から15m m〜30mmの部分を前記長孔6と同型で若干大きく形成し、テンプルエンド後 端8を前記長孔6にきつく挿入し、使用者の頭部寸法に合う様にその進入量を調 整することにより、長さ調整を可能にし更に、テンプルエンド後端8から10m m〜15mmの位置まで2〜8ヶ所に等間隔で刻印9を打ち、テンプルエンド挿 入量決定の目やすとすることにより、上記課題を解決せんとするものである。
【0008】
【作用】
半掛け式モダン3のテンプル接続部1には長孔6が明けられており、ここにテ ンプルエンド後端8を挿入してメガネフレーム全体を組立る。この際、長孔6の 内径よりテンプルエンド8の外径は若干大きく形成されており、半掛け式モダン 3全体は熱可塑性樹脂で形成されているので、テンプル接続部1を加熱し、テン プルエンド後端8を長孔6に押し込み、その後冷却すれば長孔6は収縮し、両者 は強固に結合される。
【0009】 又、このテンプルエンド後端8の挿入の際、その挿入量を適宜調整することに より、使用者の頭部寸法にジャストフィットしたテンプルの長さとすることがで きる。なお、テンプルエンド8側面に位置ぎめ用の刻印9が打ってある場合には 、この刻印9を目やすに挿入量を調整することができ、左右のバランスも取りや すく、より正確な長さ調整が可能となる。 又、耳掛け部2は内側つまり使用者の側頭部方向に付勢されているので、耳掛 け部2で使用者の頭部を両側から挾持する様な状態になり、保持力が著しく向上 し、使用中のメガネフレームのズリ落ちや脱落がほぼ完全に阻止される。
【0010】
【実施例】
図3はこの考案に係る半掛け式モダンを用いたメガネフレームの一実施例の一 部を切欠いて描いた側面図、図4はその平面図である。
【0011】 図中、3は半掛け式モダンであり、ストレート状をなしたテンプル接続部分1 と、その後端に一体的に接続された耳掛け部2とからなっており、これら全体は 弾性に富む熱可塑性樹脂たとえばポリエステル、ポリアミドによって形成されて いる。半掛け式モダンとは、つる巻き式モダンに対するものであり、使用者の耳 のトップポイント10から後方斜め下方に向かって屈曲されてはいるが、その後 端は耳の下方にまでは回り込んでいない、屈曲が比較的ゆるやかなタイプのモダ ンをいう。
【0012】 そして、この実施例における耳掛け部2は図4に示す通り、その前端から後端 にかけ、内側即ち使用者の側頭部方向へ向ってR=80mm〜150mmの曲率 で弯曲せしめられ、使用者の側頭部方向へ付勢されている。
【0013】 又、テンプル接続部分の前端からその軸芯にそって長円又は四角形の断面を有 する長孔6が18mm〜30mmの奥行きで明けられている。一方、11はテン プルであり、該テンプル11の後方部分であるテンプルエンド後端8から15m m〜30mmの部分は、前記長孔6と同じ断面形状を有し、それより若干大きく 形成されている。又、このテンプルエンド後端8から10mm〜15mmの位置 までには、その側面に2〜8ヶ所等間隔で刻印が打たれており、テンプルンエン ド挿入量決定の目やすとなっている。
【0014】 この実施例は上述の通りの構成を有するものであり、長孔6へのテンプルエン ド後端8の挿入量を調整することにより、耳掛け部2の位置を使用者それぞれの 耳間距離12に正確に一致させることが可能となる。
【0015】 なお、耳掛け部2は熱可塑性樹脂によって形成されているので、テンプルエン ド後端8の挿入の際は、この耳掛け部2を加熱し、軟らかくなった状態でテンプ ルエンド後端8を所望長さだけ挿入し、その後放置冷却すれば、長孔6は収縮し 、テンプルエンド後端8は強固に固定されることになる。
【0016】 この作業は従来の半掛け式耳掛け部の折り曲げによる長さ調整に比して、はる かに簡単、正確に実施でき、やり直し、再調整ももちろん可能である。 又、テンプル11の側面に打たれた刻印9を目やすとすれば、挿入量の決定が より正確となり、左右のテンプルの長さのバランスもより正確にとることができ る。
【0017】
【考案の効果】
以上述べた如く、この考案に係る半掛け式モダンを用いたメガネフレームは頭 部寸法が千差万別などんな使用者の頭にも正確にフィットさせることができ、そ の調整作業も容易で、特別な熟練を要さずだれでも実施できると共に、耳掛け部 の内側に付勢された弾性により、保持力が極めて強く、激しい運動によってもズ リ落ち、脱落等のおそれもなく、より快適にメガネを装用することができるすぐ れた効果を有するものである。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の半掛け式モダンの調整要領を示した側面
図。
【図2】従来の半掛け式モダンの調整要領を示した側面
図。
【図3】本件考案の一実施例の一部を切欠いて描いた側
面図。
【図4】その平面図。
【符号の説明】
1 テンプル接続部分 2 耳掛け部 3 半掛け式モダン 6 長孔 7 メガネフレーム本体 8 テンプルエンド後端 9 刻印 10 トップポイント 11 テンプル 12 耳間距離 13 テンプルの全長

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストレート状をしたテンプル接続部分1
    と、該テンプル接続部分1後端に一体的に接続され、斜
    め下方に向って屈曲した耳掛け部2とからなる半掛け式
    モダン3全体を弾性に富む熱可塑性樹脂で形成し、前記
    耳掛け部2をその前端から後端にかけ内側に向ってR=
    80mm〜150mmの曲率で弯曲させ、使用者の側頭
    部方向に付勢する様にすると共に、テンプル接続部分1
    の前端からその軸芯にそって長円又は四角形の断面を有
    する長孔6を18mm〜30mmの奥行きになる様に明
    け、メガネフレーム本体のテンプルエンド後端8から1
    5mm〜30mmの部分を前記長孔6と同型で若干大き
    く形成し、テンプルエンド後端8を前記長孔6にきつく
    挿入し、使用者の頭部寸法に合う様にその進入量を調整
    することにより、長さ調整を可能にしたことを特徴とす
    る半掛け式モダンを用いたメガネフレーム。
  2. 【請求項2】 テンプルエンド後端8から10mm〜1
    5mmの位置まで2〜8ヶ所に等間隔で刻印9を打ち、
    テンプルエンド挿入量決定の目やすとしたことを特徴と
    する請求項1記載の半掛け式モダンを用いたメガネフレ
    ーム。
JP1994011394U 1994-08-22 1994-08-22 半掛け式モダンを用いたメガネフレーム Expired - Lifetime JP3008126U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0577069U (ja) * 1992-03-30 1993-10-19 日本ザンパック株式会社 組立型緩衝包装材
JP5763856B1 (ja) * 2015-02-02 2015-08-12 英太郎 寺川 モダンパーツの製造方法
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