JPH0729479U - Ac/dc電圧測定回路 - Google Patents
Ac/dc電圧測定回路Info
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- JPH0729479U JPH0729479U JP6304793U JP6304793U JPH0729479U JP H0729479 U JPH0729479 U JP H0729479U JP 6304793 U JP6304793 U JP 6304793U JP 6304793 U JP6304793 U JP 6304793U JP H0729479 U JPH0729479 U JP H0729479U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、交流成分が単一周波数の正弦波の
場合であることに着目して、重複した直流成分と交流成
分の入力電圧31の測定の高速化をする事を目的とす
る。 【構成】 入力電圧41の最大値電圧をホールドする最
大値検出器11を設け、入力電圧41の最小値電圧をホ
ールドする最小値検出器12を設け、当該最大値検出器
11と当該最小値検出器12の出力電圧を切り替えるス
イッチ35を設け、AD変換器36でデジタル信号に変
換する。そして、最大値電圧値(V1)と最小値電圧値
(V2)から演算処理部15で直流成分と交流成分を演
算処理して出力する。つまり、DC成分の電圧は平均値
の値として、(V1+V2)/2の演算処理で求まり、
AC電圧は両ピーク間の2√2の値として、(V1−V
2)/(2√2)の演算処理で求まる。
場合であることに着目して、重複した直流成分と交流成
分の入力電圧31の測定の高速化をする事を目的とす
る。 【構成】 入力電圧41の最大値電圧をホールドする最
大値検出器11を設け、入力電圧41の最小値電圧をホ
ールドする最小値検出器12を設け、当該最大値検出器
11と当該最小値検出器12の出力電圧を切り替えるス
イッチ35を設け、AD変換器36でデジタル信号に変
換する。そして、最大値電圧値(V1)と最小値電圧値
(V2)から演算処理部15で直流成分と交流成分を演
算処理して出力する。つまり、DC成分の電圧は平均値
の値として、(V1+V2)/2の演算処理で求まり、
AC電圧は両ピーク間の2√2の値として、(V1−V
2)/(2√2)の演算処理で求まる。
Description
【0001】
この考案は、重複したAC/DC電圧の測定において、入力電圧の交流成分が 単一周波数の正弦波の場合であることに着目して、短時間で測定を実現する回路 に関する。
【0002】
まず、図4に、従来の重複したAC/DC電圧測定回路を示して説明する。 従来において交流正弦波電圧成分と直流成分を測定する方法は、まず最初に、 スイッチ37(リレーやアナログSW)で測定対象の入力電圧31に切り替えて おく。次に、直流成分の測定は、入力電圧31をLPF32(ローパス・フィル タ)を通過させて、直流成分のみを取り出した後、スイッチ35(リレーやアナ ログSW)を切り替えてAD変換器36に入力してAD変換して測定している。 他方、交流成分の測定は、入力電圧31をHPF33(ハイパス・フィルタ) を通過させて、交流成分のみを取り出し直流検波34した後、スイッチ35を切 り替えてAD変換器36に入力してAD変換して測定している。
【0003】 この方法では、それぞれの成分を測定する為にフィルタを通過させている為に 、フィルタ後の出力電圧32a、34aが安定するまでにかなりの時間が必要で ある。AD変換器に入力するこれら出力電圧信号を安定にしなければ所定の測定 精度が得られないことになってしまう。この為、かなりの安定待ち時間を必要と している。
【0004】 例えば、直流成分測定時は、LPF32の積分時定数出力が安定するまでの時 間待ちが必要であり、また、AC成分測定では、交流の周波数が低くなる程(例 えば20Hz)直流検波34で時間がかかる。 また、LPF32のフィルタでは、積分時定数を大きくして交流成分のリプル を減らそうとすれば、さらに、安定待ち時間が必要となる。また、測定の精度を 向上しようとする程、この安定待ち時間が必要となる欠点がある。
【0005】
上記説明のように、各成分を分離する為のフィルタや交流電圧を直流検波する 為の、安定待ち時間が必要であり、これは、測定精度を向上しようとする程安定 待ち時間が必要となる。この為、短時間で測定が必要とする場合においては、こ れがネックとなって測定時間の短縮化がむづかしい。
【0006】 そこで、本考案が解決しようとする課題は、交流成分が単一周波数の正弦波の 場合であることに着目して、重複している入力電圧31の最大値電圧と最小値電 圧を測定し、このデータをもとに演算処理により、目的の直流成分の電圧と交流 成分の電圧を求める手法をとることで、フィルタ回路自体を不要にして、測定の 高速化をする事を目的とする。
【0007】
上記課題を解決するために、本考案の構成では、入力電圧41の最大値電圧を ホールドする最大値検出器11を設け、入力電圧41の最小値電圧をホールドす る最小値検出器12を設ける。そして、当該最大値検出器11と当該最小値検出 器12の出力電圧を切り替えるスイッチ35を設ける。そして、当該スイッチ3 5の出力電圧をAD変換器36でデジタル信号に変換する。
【0008】 そして、最大値電圧値(V1)と最小値電圧値(V2)のデータから演算処理 部15で直流成分と交流成分を演算して出力する。つまり、DC成分の電圧は平 均値の値として、(V1+V2)/2の演算処理で求まり、AC電圧は両ピーク 間の実効値である2√2の値として、(V1−V2)/(2√2)の演算処理で 求まる。
【0009】
最大値データと最小値データを測定し、これから演算処理により、DC成分の 電圧とAC成分の電圧を計算により得ることができる。すなわち、DC成分の電 圧は平均値の値として、(V1+V2)/2の演算で求まり、AC電圧は両ピー ク間の2√2の値として、(V1−V2)/(2√2)の演算で求まる。
【0010】
本考案の実施例について、図1の本考案のAC/DC電圧測定回路と、図2の 最大値・最小値検出器の詳細回路例と、図3の最大値・最小値検出を説明する図 、を参照して説明する。
【0011】 本実施例の、実施概要を説明する。本実施例は、入力電圧の交流成分が単一周 波数の正弦波であることに着目して、測定の原理そのものを変更している。すな わち、AC/DCが重複した入力電圧の波形そのものの最大値の電圧と最小値の 電圧が求める。このデータから、直流電圧と交流電圧を演算処理により求めるこ とで実現している。これにより、フィルタ回路が不要となり、従来のようなフィ ルタ回路や直流検波回路による安定待ち時間がなくなる為、測定の高速化が容易 に実現できる。
【0012】 これについて、具体的に順次説明する。 まず最初に、スイッチ37で測定対象の、例えば入力電圧31に切り替えてお く。 次に、切り替え後の入力電圧41は、2つのピークホールド回路である最大値 検出器11と最小値検出器12に供給する。ここで、測定開始前にリセット信号 13により、図2のスイッチ42、43を閉じて事前に初期化しておく。つまり 、最大値検出器11側のピークホールド用コンデンサC1には、最小値電圧以下 の電圧(Vmin)に充電しておく。他方、最小値検出器12側のピークホール ド用コンデンサC2には、最大値電圧以上の電圧(Vmax)に充電して初期化 しておく。
【0013】 そして、図3の入力電圧波形の例では、最大値検出器11で最大値電圧53を コンデンサC1により1サイクル時間以内でホールド完了する。同様に、最小値 検出器12で最小値電圧54をコンデンサC2によりホールド完了する。そして 、その後に、スイッチ35を切り替えてピーク電圧45、46をそれぞれAD変 換器36でデジタルデータに変換する。
【0014】 上記測定で得たデータをもとにして、演算処理部15で、DC成分の電圧とA C成分の電圧を計算により得る。つまり、最大値ピーク電圧45=V1とし、最 小値ピーク電圧46=V2としたとき、DC成分の電圧=(V1+V2)/2の 演算で求まる。一方交流電圧の実効値であるAC電圧=(V1−V2)/(2√ 2)の演算で求まる。
【0015】 上記説明では、AC/DC重複した場合について説明したが、AC/DCの一 方のみの入力電圧、すなわち、AC電圧入力のみでも、または、DC電圧入力で も、同様にして測定・演算すれば測定可能であることは、言うまでもない。
【0016】
本考案は、以上説明したように構成されているので、下記に記載されるような 効果を奏する。 最大値、最小値電圧をホールドする迄の時間は、最短時間で半サイクル、最長 時間でも1サイクルの時間で良く、従来手法に比べて圧倒的に大幅に測定時間の 短縮が可能となった。
【0017】 AC/DCが重複した入力電圧の波形そのものの最大値の電圧及び最小値の電 圧を測定することにより、フィルタ回路が不要となり、従来のようなフィルタ回 路や直流検波回路による安定待ち時間がなくなり、測定の高速化が容易に実現で きる。
【0018】 また、従来のように、LPF32のフィルタ回路の交流成分残留により、DC 成分出力電圧32aが、測定誤差発生の要因となっていたが、本考案では、この 誤差要因も、なくなる利点が得られる。
【0019】 また、AC/DCの一方のみの入力電圧、すなわち、AC電圧入力のみでも、 または、DC電圧入力でも、同様にして測定・演算すれば測定できる。このこと は、3つの入力電圧条件(ACのみ、DCのみ、AC/DC重複)にかかわらず 、常に正しく測定できる効果が得られる。
【0020】
【図1】本考案のAC/DC電圧測定回路である。
【図2】本考案の最大値・最小値検出器の詳細回路例で
ある。
ある。
【図3】本考案の最大値・最小値検出を説明する図であ
る。
る。
【図4】従来の重複したAC/DC電圧測定回路例であ
る。
る。
11 最大値検出器 12 最小値検出器 13 リセット信号 31 入力電圧 32 LPF 32a 出力電圧 33 HPF 34 直流検波 34a 出力電圧 35、37 スイッチ 36 AD変換器 41 入力電圧
Claims (1)
- 【請求項1】 正弦波の交流電圧や直流電圧、又はこれ
らの重複した入力電圧を測定する場合において、 入力電圧(41)の最大値電圧をホールドする最大値検
出器(11)と、 入力電圧(41)の最小値電圧をホールドする最小値検
出器(12)と、 当該最大値検出器(11)と当該最小値検出器(12)
の出力電圧を切り替えるスイッチ(35)と、 当該スイッチ(35)の出力電圧をAD変換器(36)
でデジタル信号に変換し、 2つのデジタル信号から演算処理部(15)で直流成分
と交流成分を演算し、 以上を具備していることを特徴としたAC/DC電圧測
定回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6304793U JPH0729479U (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | Ac/dc電圧測定回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6304793U JPH0729479U (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | Ac/dc電圧測定回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0729479U true JPH0729479U (ja) | 1995-06-02 |
Family
ID=13218035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6304793U Withdrawn JPH0729479U (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | Ac/dc電圧測定回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0729479U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017067641A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 株式会社東芝 | インピーダンス測定回路 |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP6304793U patent/JPH0729479U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017067641A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 株式会社東芝 | インピーダンス測定回路 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980305 |