JPH07294437A - 検査装置 - Google Patents

検査装置

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JPH07294437A
JPH07294437A JP6084429A JP8442994A JPH07294437A JP H07294437 A JPH07294437 A JP H07294437A JP 6084429 A JP6084429 A JP 6084429A JP 8442994 A JP8442994 A JP 8442994A JP H07294437 A JPH07294437 A JP H07294437A
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JP
Japan
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series data
time
sampling
image
inspection
Prior art date
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Pending
Application number
JP6084429A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Kurosawa
正明 黒沢
Taichi Nishiyama
太一 西山
Shuichiro Uematsu
周一郎 上松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Toshiba Engineering Corp
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
Toshiba Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】検査対象に関する所定の検査事項を自動的に、
しかも正確に判定することを可能とする。 【構成】CCDラインセンサ11は、被検査鋼材2をグ
ラインダ3で摩擦した際に生じる火花4を一次元で繰り
返し撮像し、画像信号を生成、出力する。そしてこのC
CDラインセンサ11が出力信号に対し、特徴値算出部
13が1ライン分毎に所定の特徴値を抽出するととも
に、時系列データ生成部14が各特徴値を時系列に配列
した時系列データを生成する。さらにこの時系列データ
に対して、櫛形サンプリング処理部15が櫛形サンプリ
ングを行い、サンプリングデータを二次元座標上にプロ
ットすることにより、画像信号から抽出された多数の特
徴値に応じた特徴的なグラフパターンを形成し、この特
徴的なグラフパターンに基づき推論機構16が推論処理
により被検査鋼材2の炭素含有量を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、検査対象または検査対
象に関する所定の現象を撮像して得た画像を処理するこ
とによって検査対象の検査を行う検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼材をグラインダなどにより摩擦した際
に生じる火花の状態が鋼材に含まれる炭素の量に応じて
異なることは従来より知られている。そしてこのような
性質を利用し、鋼材をグラインダなどにより摩擦した際
に生じる火花の状態を検査員が目視で認識し、鋼材の炭
素含有量を判断することが従来より行われている。
【0003】ところが以上のような目視による判断で
は、検査員の経験則や感によって鋼材の炭素含有量を判
断することになるため、熟練した検査員を必要とする
上、判断結果が不正確になるおそれがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来は、
鋼材の炭素含有量は、鋼材を摩擦した際に生じる火花の
状態に基づき、経験則や感によって検査員が判断してい
たために、検査員は十分な経験を積む必要があるなど検
査員の負担が大きい上に、必ずしも正確な判断を行うこ
とができるわけではないという不具合があった。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、検査対象に関
する所定の検査事項を自動的に、しかも正確に判定する
ことができる検査装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明は、例えば被検査鋼材などの検査対象または
例えば被検査鋼材を摩擦した際に生じる火花などの検査
対象に関する所定の現象を、スキャンしつつ(火花は移
動するので一定の位置から)一次元で繰り返し撮像し、
画像信号を生成する例えばCCDラインセンサなどの撮
像手段と、この撮像手段により生成された前記画像信号
から、1ライン分毎もしくは複数ライン毎に所定の特徴
量を抽出し、各特徴量を時系列に配列した時系列データ
を生成する、例えば特徴値算出部および時系列データ生
成部からなる時系列データ生成手段と、この時系列デー
タ生成手段により生成された前記時系列データに対して
櫛形サンプリングを行い、サンプリングデータを所定の
座標上にプロットする例えば櫛形サンプリング処理部な
どのサンプリング手段と、このサンプリング手段がサン
プリングデータをプロットすることにより前記座標上に
形成されるグラフパターンに基づいて、例えばファジィ
推論などにより例えば前記被検査鋼材の炭素含有量など
の前記検査対象に関する所定の検査事項を判定する例え
ば推論機構などの判定手段とを備えた。
【0007】
【作用】このような手段を講じたことにより、撮像手段
により検査対象または検査対象に関する所定の現象をス
キャンしつつ一次元で繰り返し撮像されることにより、
検査対象または検査対象に関する所定の現象の様々な部
分に関する画像信号(画像情報)が一次元の状態で多数
得られる。次にこの様にして得られた画像情報から、時
系列データ生成手段により1ライン分毎もしくは複数ラ
イン毎に所定の特徴量が抽出されるとともに、各特徴量
を時系列に配列した時系列データが生成される。そして
サンプリング手段により前記時系列データに対して櫛形
サンプリングを行い、サンプリングデータを所定の座標
上にプロットすることにより、前記多数の画像情報に含
まれている特徴量に応じた特徴的なグラフパターンが形
成される。かくしてこの特徴的なグラフパターンに基づ
き、判定手段によって前記検査対象に関する所定の検査
事項が判定される。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
き説明する。図1は本実施例に係る検査装置の構成を示
す機能ブロック図である。図中、1が検査装置である。
この検査装置1は、被検査鋼材2をグラインダ3で摩擦
した際に生じる火花4の状態を観測して被検査鋼材2の
炭素含有量を判定するものである。
【0009】検査装置1は、CCDラインセンサ11、
画像入力部12、特徴値算出部13、時系列データ生成
部14、櫛形サンプリング処理部15および推論機構1
6を有し、CCDラインセンサ11の出力が画像入力部
12へ、画像入力部12の出力が特徴値算出部13へ、
特徴値算出部13の出力が時系列データ生成部14へ、
時系列データ生成部14の出力が櫛形サンプリング処理
部15へ、そして櫛形サンプリング処理部15の出力が
推論機構16へそれぞれ入力されるように接続されてい
る。
【0010】次に以上のように構成された検査装置1の
動作を説明する。まず、CCDラインセンサ11は、火
花4をその側面から撮像位置Pにおいて一次元で撮像す
るように配置されている。そしてCCDラインセンサ1
1は、所定周期で繰り返し撮像を行い、1回の撮像によ
り例えば図2(a)に示すような1ライン分の画像信号
を生成し、画像入力部12へと順次与える。
【0011】画像入力部12は、CCDラインセンサ1
1から与えられる画像信号(アナログ状態)をディジタ
ル化し、画像データとするとともに、一時的に保持して
おくなどの所定の入力処理を行う。
【0012】さて特徴値算出部13は、画像入力部12
に保持されている画像データから、1ライン毎に1つの
特徴値を算出し、時系列データ生成部14へと与える。
なお特徴値としては、例えば重心や、有効信号部分の幅
(火花4の幅に相当)などが利用できる。
【0013】時系列データ生成部14は、特徴値算出部
13で算出された各ラインの特徴値を時系列に配列し、
時系列データを生成する。この時系列データをアナログ
信号の状態で模式的に示すと、例えば図2(b)に示す
ようなものとなる。すなわち、特徴値算出部13および
時系列データ生成部14により、図2(a)に示す画像
信号を示した画像データが、図2(b)に示す信号を示
した時系列データに変換される。そして時系列データ生
成部14で生成された時系列データは、櫛形サンプリン
グ処理部15に与えられる。
【0014】櫛形サンプリング処理部15は、時系列デ
ータ生成部14から与えられる時系列データに対して櫛
形サンプリングを行い、これにより得られるサンプリン
グデータを二次元あるいは三次元グラフ(本実施例では
二次元グラフ)上にプロットする。これにより、二次元
グラフ上には、例えば図3(b)および図4(b)に示
すようなグラフパターンが形成される。なお、図3
(b)は図3(a)に示す時系列データに関するサンプ
リングデータをプロットした結果、また図4(b)は図
4(a)に示す時系列データに関するサンプリングデー
タをプロットした結果であり、おのおの炭素含有量が異
なる鋼材を被検査鋼材2として処理を行ったものであ
る。この図3(b)および図4(b)から分かるよう
に、二次元グラフ上に形成されるグラフパターンは特徴
的なグラフパターンとなり、しかもそのグラフパターン
は炭素含有量に応じて異なる。
【0015】さて推論機構16には、上述した処理を炭
素含有量が既知である鋼材を被検査鋼材2として行って
得られたグラフパターンを予め学習させておく。そして
実際の被検査鋼材2をセットした状態で上述のようにし
て得られたグラフパターンを推論機構16へと与え、推
論機構16にて例えばファジィ推論などの推論処理を行
い、被検査鋼材2の炭素含有量を判定する。
【0016】かくして本実施例によれば、被検査鋼材2
を摩擦した際に被検査鋼材2から出る火花4の状態に基
づいて、被検査鋼材2の炭素含有量が自動的に判定され
る。従って、検査員の負担が軽減されるとともに、経験
の浅い検査員でも検査を行うことが可能となる。
【0017】また本実施例によれば、火花4の状態を詳
細、かつ正確に把握して被検査鋼材2の炭素含有量の判
定を行うので、被検査鋼材2の炭素含有量を正確に判定
することができる。
【0018】ところで、一般的に火花4は、全体の状態
をある程度の時間に亙って観測しなければ、その特徴を
見出だすことが困難である。従って、被検査鋼材2の炭
素含有量判定のために火花4を撮像するには、二次元で
撮像可能なカメラが必要となる。しかし本実施例では、
一次元のCCDラインセンサ11によって撮像して得ら
れた画像信号に基づいて火花4の特徴を判定でき、被検
査鋼材2の炭素含有量を判定できる。このようにCCD
ラインセンサ11を用いることにより、CCDラインセ
ンサ11は二次元で撮像可能なカメラに比較して安価で
あるので、検査装置を低コストで実現可能となる。
【0019】なお本発明は上記実施例に限定されるもの
ではない。例えば上記実施例では、被検査鋼材2をグラ
インダ3で摩擦した際に生じる火花4の状態に基づいて
被検査鋼材2の炭素含有量を判定する場合を例示してい
る。しかし、例えば検査対象を燃焼させた場合に生じる
炎や煙などのような火花以外の現象を観測対象として検
査対象に関する所定の検査項目を判定するようにしても
良い。また、検査対象を直接観測するようにしてもよ
く、これにより例えば路面や物体の表面の状態(凹凸や
亀裂の有無など)、物体の表面の色ムラなどを判定する
ことができる。なおこのような検査項目の検査を行う場
合には、撮像手段および検査対象を相対的に移動させて
スキャンを行う必要がある。また検査項目も、鋼材の炭
素含有量には限らず、任意であってよい。
【0020】また上記実施例では、特徴量を画像情報か
ら1ライン分毎に抽出するものとしているが、複数ライ
ン毎に抽出するようにしても良い。また上記実施例で
は、推論機構16に特徴量を学習させるものとしている
が、予め実験などにより求めた特徴量を示す情報を推論
機構16に登録しておくようにしても良い。
【0021】また上記実施例では、ファジィ推論などの
推論処理により最終的な炭素含有量の判定を行ってい
る、例えば推論処理によらないグラフパターン照合など
の処理によって最終的な炭素含有量の判定を行うように
しても良い。このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変形実施が可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、検査対象または検査対
象に関する所定の現象をスキャンしつつ一次元で繰り返
し撮像することにより、検査対象または検査対象に関す
る所定の現象の様々な部分に関する画像信号(画像情
報)を一次元の状態で多数得、この様にして得られた画
像情報から1ライン分毎もしくは複数ライン毎に所定の
特徴量を抽出して、各特徴量を時系列に配列した時系列
データを生成し、さらにこの時系列データに対して櫛形
サンプリングを行い、サンプリングデータを所定の座標
上にプロットすることにより、前記多数の画像情報に含
まれている特徴量に応じた特徴的なグラフパターンを形
成し、この特徴的なグラフパターンに基づき前記検査対
象に関する所定の検査事項を判定するようにしたので、
検査対象に関する所定の検査事項を自動的に、しかも正
確に判定することができ、さらには安価な一次元撮像タ
イプの撮像手段を用いて低コストで実現可能な検査装置
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る検査装置の構成を示す
機能ブロック図。
【図2】CCDラインセンサ11が出力する画像信号の
一例およびこの画像信号に基づいて時系列データ生成部
14で生成される時系列データに対応する信号の一例を
示す図。
【図3】時系列データ生成部14で生成される時系列デ
ータの一例およびこの時系列データに基づいて櫛形サン
プリング処理部15により形成されるグラフパターンの
一例を示す図。
【図4】時系列データ生成部14で生成される時系列デ
ータの別の例およびこの時系列データに基づいて櫛形サ
ンプリング処理部15により形成されるグラフパターン
の一例を示す図。
【符号の説明】
1…検査装置 2…被検査鋼材 3…グラインダ 4…火花 11…CCDラインセンサ 12…画像入力部 13…特徴値算出部 14…時系列データ生成部 15…櫛形サンプリング処理部 16…推論機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上松 周一郎 愛知県知多郡阿久比町大字福住字高根台21 の11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査鋼材を摩擦した際に生じる火花
    を、一定の位置から一次元で繰り返し撮像し、画像信号
    を生成する撮像手段と、 この撮像手段により生成された前記画像信号から、1ラ
    イン分毎もしくは複数ライン毎に所定の特徴量を抽出
    し、各特徴量を時系列に配列した時系列データを生成す
    る時系列データ生成手段と、 この時系列データ生成手段により生成された前記時系列
    データに対して櫛形サンプリングを行い、サンプリング
    データを所定の座標上にプロットするサンプリング手段
    と、 このサンプリング手段がサンプリングデータをプロット
    することにより前記座標上に形成されるグラフパターン
    に基づいて前記被検査鋼材の種類を判定する判定手段と
    を具備したことを特徴とする検査装置。
  2. 【請求項2】 検査対象または検査対象に関する所定の
    現象を、スキャンしつつ一次元で繰り返し撮像し、画像
    信号を生成する撮像手段と、 この撮像手段により生成された前記画像信号から、1ラ
    イン分毎もしくは複数ライン毎に所定の特徴量を抽出
    し、各特徴量を時系列に配列した時系列データを生成す
    る時系列データ生成手段と、 この時系列データ生成手段により生成された前記時系列
    データに対して櫛形サンプリングを行い、サンプリング
    データを所定の座標上にプロットするサンプリング手段
    と、 このサンプリング手段がサンプリングデータをプロット
    することにより前記座標上に形成されるグラフパターン
    に基づいて前記検査対象に関する所定の検査事項を判定
    する判定手段とを具備したことを特徴とする検査装置。
JP6084429A 1994-04-22 1994-04-22 検査装置 Pending JPH07294437A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110158471A1 (en) * 2008-07-08 2011-06-30 Sumitomo Metal Industries, Ltd. Material determining apparatus for steel product and material determining method for steel product
JP2023502354A (ja) * 2019-11-21 2023-01-24 宝山鋼鉄股▲ふん▼有限公司 火花の識別による熱延巻取サイドガイドの制御方法

Cited By (3)

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