JPH0729364U - ニードルバルブ - Google Patents
ニードルバルブInfo
- Publication number
- JPH0729364U JPH0729364U JP6494093U JP6494093U JPH0729364U JP H0729364 U JPH0729364 U JP H0729364U JP 6494093 U JP6494093 U JP 6494093U JP 6494093 U JP6494093 U JP 6494093U JP H0729364 U JPH0729364 U JP H0729364U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conical
- conical head
- valve
- peripheral surface
- outer peripheral
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 円錐頭部22の外周面への接着材の塗布を極
めて容易にして且つ均一に行ない生産性の高い安価なニ
ードルバルブを提供する。 【構成】 円錐頭部22の外周面上に、複数の梨子地状
の凹部1を穿設する。円錐頭部22の凹部1を含む外周
面上に接着材を塗布し、小径部23を含む円錐頭部22
の外周面にゴム材料よりなる円錐形状の円錐弁部25を
焼付接着する。
めて容易にして且つ均一に行ない生産性の高い安価なニ
ードルバルブを提供する。 【構成】 円錐頭部22の外周面上に、複数の梨子地状
の凹部1を穿設する。円錐頭部22の凹部1を含む外周
面上に接着材を塗布し、小径部23を含む円錐頭部22
の外周面にゴム材料よりなる円錐形状の円錐弁部25を
焼付接着する。
Description
【0001】
本考案は内燃機関へ供給する混合気の量及び濃度を調整、制御する気化器に用 いられるニードルバルブに関する。 このニードルバルブは、気化器の浮子室内に開口する燃料通路の端部開口に配置 されたバルブシートを、浮子室内に配置された浮子の移動に応じて開閉し、浮子 室内への燃料の供給、停止を行なうものである。
【0002】
従来のニードルバルブは図2に示される。 20はニードルバルブで以下の構成よりなる。 21はガイド部であって、長手軸心方向X−Xにのび、外周には花形溝部21A が長手軸心方向X−Xに沿って複数穿設される。 22は、円錐形状に形成された円錐頭部であり、円錐頭部22の後端22Aとガ イド部21の先端21Bとは小径部23をもって連結され、この小径部23の外 周に環状溝24が形成される。 そして、小径部23を含む円錐頭部22の外周には、ゴム材料よりなる円錐弁部 25が焼付接着される。 かかるニードルバルブ20は燃料通路の端部に配置されたバルブシートに次のよ うに配置される。 すなわち、ニードルバルブ20のガイド部21は、バルブシートのガイド孔内に 移動自在に案内配置され、円錐弁部25は弁座に対向して配置される。 従って、ニードルバルブ20のガイド部21がガイド孔に案内されて上動して円 錐弁部25が弁座に当接すると、弁座は閉塞され燃料通路からの燃料の供給が停 止され、一方ニードルバルブ20が下動して円錐弁部25が弁座より離反すると 、弁座は開放し、燃料通路からの燃料はガイド孔と花形溝部21Aにて形成され る流路より供給される。燃料通路、バルブシート、ガイド孔、弁座は図示されな い。
【0003】 このように、ニードルバルブ20の先端にゴム材料よりなる円錐弁部25を設 けたことは弁座の閉塞性を向上する為に必要である。
【0004】 かかる従来のニードルバルブ20において円錐弁部25は次の如く形成される 。ニードルバルブ20の少なくとも円錐頭部22の外周面に接着材が塗布され、 かかるニードルバルブ20を成形金型内に挿入し、成形金型と小径部23を含む 円錐頭部22との間に形成される成形空所にゴム材料を注入して成形し、もって 小径部23を含む円錐頭部22の外周にゴム材料よりなる円錐弁部25が焼付接 着される。 次に、成形金型よりニードルバルブを取り出し、円錐弁部25の外周面をガイド 部21と同芯に研削加工される。 このように、円錐弁部25の外周面を加工することは弁座の閉塞性を向上する上 で必要となる。
【0005】
かかる従来のニードルバルブによると、円錐頭部22の外周面と円錐弁部25 とは接着材を介して焼付接着されるものであり、円錐頭部22の外周面には接着 材が充分にして且つ均一に塗布されなければならない。 これは、円錐弁部25の外周面を加工する際、円錐弁部25に対して刃具による 回転力が付与され、この回転力によって円錐弁部25が円錐頭部22に対しヨジ レたりあるいは剥離を生じさせない為に、円錐頭部22と円錐弁部25とを確実 に固定する必要がある。 以上によると、円錐頭部22に対する接着材塗布作業は極めて正確に且つ均一に 行なわれる必要があり、作業工数が増加するとともに生産効率を悪化させるもの でニードルバルブの製造コストを上昇させて好ましいものでない。
【0006】 本考案は前記不具合に鑑み成されたもので、接着材塗布作業を容易として生産 性の秀れた安価なニードルバルブを提供することを目的とする。
【0007】
前記目的は、長手軸心方向にのびるガイド部と、 円錐形状に形成された円錐頭部と、 ガイド部と円錐頭部とを連結するとともにガイド部の先端と円錐頭部の後端との 間に環状溝を形成する小径部と、を備え、 小径部と円錐頭部の外周にゴム材料よりなる円錐弁部を焼付接着したニードルバ ルブにおいて、 円錐頭部の外周面上に、梨子地状の複数の凹部を形成し、 小径部を含む円錐頭部の外周面にゴム材料よりなる円錐形状の円錐弁部を焼付接 着することによって達成される。
【0008】
接着材は梨子地状の複数の凹部内に侵入して塗布されるので、円錐頭部の外周 面上に極めて容易に且つ均一に塗布されるもので、円錐頭部と円錐弁部との接着 を確実に行なうことができる。 又、複数の凹部によって円錐弁部と円錐頭部との接着面積を増加することができ たことによって円錐頭部と円錐弁部との接着力を増加できる。
【0009】
以下、本考案になるニードルバルブの一実施例を図1により説明する。 尚、図1は図2のA部に相当する。 図3に示された従来のニードルバルブと同一構造部分は、同一符号を使用して説 明を省略する。 1は、ニードルバルブ20の円錐頭部22の外周面上に不規則に穿設された複数 の凹部であり、梨子地状に形成される。 この凹部1は研磨材を円錐頭部22の外周面上に向けて吹きつけることによって 形成できる。(例えばブラスト処理等である) そして円錐弁部25を円錐頭部22の外周面上に焼付接着するに際し、円錐頭部 22の外周面上に接着材を塗布するものであるが、円錐頭部22の外周面上に複 数の凹部1が形成されたことによって、接着材は凹部1内に良好に侵入するので 、平滑なる外周面上への塗布に比較して接着材の塗布作業は容易にして且つ均一 に塗布される。
【0010】 従って、円錐頭部22の外周面にゴム材料よりなる円錐弁部25を極めて容易 にして且つ確実に焼付接着できるものである。 又、凹部1を穿設したことは円錐頭部22と円錐弁部25との接着面積を増加で きたもので、これによって円錐頭部22と円錐弁部25との接着力を増加するこ とができる。
【0011】 尚、本ニードルバルブによると、円錐頭部22と円錐弁部25との焼付接着時 において、必ずしも接着材を必要としない。 これは凹部1内に円錐弁部25を形成するゴム材料が侵入して回転方向の外力に 対し回り止めの効果を有するからである。
【0012】
以上の如く、本考案になるニードルバルブによると、円錐頭部の外周面上に複 数の梨子地状の凹部を穿設したので、外周面上への接着材の塗布時において接着 材は凹部内に確実に侵入することから接着材の塗布作業が極めて容易にして且つ 均一に塗布できるものであり、塗布作業の効率化を達成できて生産効率の向上に よる製造コストを低減できたものである。 又、凹部を設けたことは、円錐頭部と円錐弁部との接触面積を増加することがで きたもので、それらの接着力を増強できたものである。 又、上記によれば、凹部の数、深さ等を選択することによって接着材を用いるこ となく、円錐頭部の外周面に直接的に円錐弁部を焼付接着することも可能となっ たものである。
【図1】本考案になるニードルバルブの一実施例を示す
円錐頭部と円錐弁部との要部縦断面図。
円錐頭部と円錐弁部との要部縦断面図。
【図2】従来のニードルバルブを示す要部縦断面図。
1 凹部 20 ニードルバルブ 21 ガイド部 22 円錐頭部 23 小径部 25 円錐弁部
Claims (1)
- 【請求項1】 長手軸心方向にのびるガイド部と、 円錐形状に形成された円錐頭部と、 ガイド部と円錐頭部とを連結するとともにガイド部の先
端と円錐頭部の後端との間に環状溝を形成する小径部
と、を備え、 小径部と円錐頭部の外周にゴム材料よりなる円錐弁部を
焼付接着したニードルバルブにおいて、 円錐頭部22の外周面上に、梨子地状の複数の凹部を形
成し、 小径部23を含む円錐頭部22の外周面にゴム材料より
なる円錐形状の円錐弁部25を焼付接着したことを特徴
とするニードルバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6494093U JPH0729364U (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | ニードルバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6494093U JPH0729364U (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | ニードルバルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0729364U true JPH0729364U (ja) | 1995-06-02 |
Family
ID=13272539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6494093U Pending JPH0729364U (ja) | 1993-11-10 | 1993-11-10 | ニードルバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0729364U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012516416A (ja) * | 2009-02-01 | 2012-07-19 | ブルブルカンパニーリミテッド | トーチ用ガス調節バルブ |
-
1993
- 1993-11-10 JP JP6494093U patent/JPH0729364U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012516416A (ja) * | 2009-02-01 | 2012-07-19 | ブルブルカンパニーリミテッド | トーチ用ガス調節バルブ |
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